JPS6374846A - 紙葉類の搬送方向変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、郵便物等紙葉類の搬送・処理工程中に用い
られている紙葉類の搬送方向変換装置に関する。

（従来の技術） 紙葉類を搬送・処理する装置としては、紙葉類を天吊に
搬送する方式として第４図に示すようなものがある。こ
れは、水平方向に走行するベルト１とベルト１の両サイ
ドに設けられて紙葉類（ここでは郵便物）３を案内する
ガイド板５とから構成されるもので、紙葉類３はガイド
板５に対し略平行に何枚も重なり合った状態で載せられ
てベルト１の走行方向に直線状に搬送される。

このような搬送方式において、紙葉類３を次工程に送る
べく搬送方向を変えるために、従来では第５図に示すよ
うな回転ドラム式のロータリバッファと呼ばれる搬送方
向変換装置が用いられている。回転ドラム７は、回転軸
を鉛直にしてベース９に回転可能に設けられ、その周速
度は前記ベルト１の走行速麿に同期している。回転ドラ
ム７の下端外周には全周にねたり紙葉類３が載せられる
鍔部７ａが形成されている。鍔部７ａの外周側上部には
、鍔部７ａとの間に若干の隙間１１を形成して略半円状
のガイド板１３が取付具１５を介してベース９に固定さ
れている。そして、前記第４図に示した直線状に搬送す
る装置を、回転ドラム７に対し紙葉類の入口側と出口側
とにそれぞれ用いて回転ドラム７に対向させて配置し、
入口側のベルト１７によって搬送されてきた紙葉類は回
転ドラム７上で回転して方向転換し、出口側のベルト１
９上に搬出される。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、このような従来の回転ドラム式の紙葉類の搬
送方向変換装置は、回転ドラム７が半円状のガイド板１
３に対し回転するため、ガイド板１３と回転ドラム７の
鍔部７ａとの間には隙間１１を設ける必要があり、この
ためこの隙間１１に紙葉類が入り込みやすく、それによ
る紙葉類の破損や搬送の停滞が発生しやすかった。

そこで、この発明は上記問題点に着目してなされたもの
で、紙葉類の破損や搬送の停滞の発生を防止した紙葉類
の搬送方向変換装置の提供を目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） この目的を達成するためにこの発明は、回転軸が鉛直方
向に設けられ入口側搬送部から受けた紙葉類を上部に載
せた状態で回転し出口側搬送部に送り出す回転体と、こ
の回転体の外周に接して回転体の回転と共に移動し紙葉
類を案内する無端帯とを有する構成としである。

（作用） このような構成において、入口側搬送部から送られてき
た紙葉類は、回転体上に載せられて方向転換し、出口側
搬送部に送出される。このとき、回転体上の紙葉類を案
内する無端帯は、回転体の外周との間に紙葉類が入り込
むような隙間を形成せずに、回転体の外周に＠着して回
転体の回転と共に移動する。この結果、この搬送方向変
換時での紙葉類の破損や搬送の停滞が防止される。

（実施例） 以下、図面に基づきこの発明の一実茄例を詳細に説明す
る。

回転体としての回転ドラム２１は、従来と同様に下端外
周に鍔部２１ａが形成され、その回転軸を鉛直方向にし
てベース２３に回転可能に設番ノられている。回転ドラ
ム２１の周囲四個所には、ローラ２５が回転ドラム２１
と同様に回転軸を鉛直方向にして回転可能に配設されて
いる。この四つのローラ２５のうちの一つには、図示し
ない駆動源が連結されている。四つのローラ２５と回転
ドラム２１の鍔部２１ａとの間には、第１図中で鍔部２
１ａの略左側半周に圧力下に接触する無端帯としての案
内ベルト２７が移動可能に巻き掛けられている。これに
より、回転ドラム２１は案内ベルト２７の移動につれて
回転することになる。このとき、案内ベルト２７と鍔部
２１ａとは密接しているので、両者の間には紙葉類（こ
こでは郵便物）２９が入り込むような隙間が形成される
ことはない。

第１図中で右側のローラ２５付近には、紙葉類２９を回
転ドラム２１上に搬入する入口側搬送部３１と、回転ド
ラム２１から紙葉類２９の搬出を受ける出口側搬送部３
３とが設置されている。

入口側搬送部３１および出口側搬送部３３は、共に第４
図に示す従来のものと同様に図示しない駆動源により水
平方向に走行する入口側ベルト３５および出口側ベルト
３７と各ベルト３５．３７の両サイドに設けられて紙葉
類２つを案内するガイド板３９．４１とを備えている。

入口側ベルト３５は上面側が回転ドラム２１に向って移
動する一方、出口側ベルト３７は上面側が回転ドラム２
１から遠ざかる方向に移動し、入口側、出口側の各ベル
ト３５．３７共に移動速度は回転ドラム２１の周速度と
同期している。

また、入口側搬送部３１と回転ドラム２１との問および
出口側ｌｌ１２送部３３と回転ドラム２１との間には、
共に略三角形状の案内底板４３および案内底板４５がそ
れぞれ設けられている。案内底板４３は、回転ドラム２
１側が鍔部２１ａ上に、入口側搬送部３１側が入口側ベ
ルト３５より僅かに低い位置にそれぞれ配置され、ベー
ス９に固定されている。一方、案内底板４５は、回転ド
ラム２１側が鍔部２１ａの外周にわたり形成された環状
溝に相対移動可能に挿入され、出口側搬送部３３測が出
口側ベルト３７より僅かに高い位置に配置されて、ベー
ス９に固定されている。

更に、入口側搬送部３１と出口側搬送部３３との間の鍔
部２１ａ上には、ベース９に固定された案内側板４７．
４９がそれぞれ配設されている。

次に、このように構成された装置による紙葉類の搬送動
作を説明する。

入口側搬送部３１により、ガイド板３９に対し略平行な
状態で載せられて送られてきた紙葉類は、回転ドラム２
１の鍔部２１ａ上に送り込まれ、案内ベルト２７の移動
につれて回転する回転ドラム２１と共に回転して方向転
換した後、出口側搬送部３３の出口側ベルト３７上に送
出される。この結果、紙葉類２９の搬送方向は１８０度
変換される。このとき、案内ベルト２７は回転ドラム２
１の鍔部２１ａに対し圧力下に接触しているため、案内
ベルト２７と鍔部２１ａとの間に紙葉類２９が入り込む
ような隙間は発生していない。これにより、紙葉類２９
が従来のように隙間に入り込んで破損したり搬送の停滞
が発生したりすることを防止できる上、回転ドラム２１
上における紙葉類２９の搬送抵抗も従来に比べ極めて少
ないものとなる。

なお、この発明は館述の実施例に限定されるものではな
い。例えば、案内ベルト２７と回転ドラム２１の鍔部２
１ａとの接触部に噛み合いのための歯をそれぞれ設けて
回転ドラム２１をより確実に回転させるようにしてもよ
い。また、回転ドラム２１側に駆動源を設けて回転ドラ
ム２１の回転につれて案内ベルト２７を移動させるよう
にしてもよい。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、紙葉類の案内となる無
端帯を回転体に接触させて回転体と共に回転させるよう
にしたため、回転体と無端帯との間に紙ｉ類が入り込む
ような隙間は発生せず、したがって、紙葉類の方向転換
時での紙葉類の破損や搬送の停滞は防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明の一実施例の紙葉類の搬送
方向変換に係わり、第１図は上面図、第２図は第１図の
■−■断面図、第３図は斜視図、第４図乃至第６図は従
来の技術の説明に用いたもので、第４図は一般的な搬送
装置の斜視図、第５図は搬送方向変換装置の斜視図、第
６図は紙葉類がガイド板と回転ドラムとの間に入り込ん
だ状態を示す説明図である。 ２１・・・回転ドラム（回転体） ２７・・・案内ベルト（無端帯） ２９・・・紙葉類 ３１・・・入口側搬送部 ３３・・・出口側搬送部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転軸が鉛直方向に設けられ入口側搬送部から受けた紙
   葉類を上部に載せた状態で回転し出口側搬送部に送り出
   す回転体と、この回転体の外周に接して回転体の回転と
   共に移動し紙葉類を案内する無端帯とを有することを特
   徴とする紙葉類の搬送方向変換装置。