JPS637210Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS637210Y2 JPS637210Y2 JP1982168694U JP16869482U JPS637210Y2 JP S637210 Y2 JPS637210 Y2 JP S637210Y2 JP 1982168694 U JP1982168694 U JP 1982168694U JP 16869482 U JP16869482 U JP 16869482U JP S637210 Y2 JPS637210 Y2 JP S637210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- forceps
- elastic material
- endoscope
- bodies
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 16
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内視鏡における操作部本体に設けた
鉗子導入路形成用基端部の鉗子導入装置の改良に
関するものである。
鉗子導入路形成用基端部の鉗子導入装置の改良に
関するものである。
従来、内視鏡を通して体腔内に導入した空気、
洗浄水等が鉗子導入路を通つて外部に漏れること
を防止すると共に、体腔内液等の吸引に際して鉗
子導入路を通つて外気が流入することを阻止する
ために、弾性材製閉塞弁等の閉塞部材を装着した
鉗子導入装置としては、略中央部で交叉する切込
み部を設けた各別の弾性蓋等を使用した鉗子導入
装置もあるが、この種の構成では鉗子の出し入れ
に大きな力を要し、しかもこのために弾性蓋の切
込み部が次第に摩耗して閉塞が不完全となり、鉗
子が挿入されていない場合には、体内液等が漏れ
出し、内視鏡における操作部本体を汚すという難
点のみならず、甚しいときは操作者の顔に体内液
等がかかることさえもあり、また体腔内液の吸引
にあたつては、外気が流入し、吸引することがで
きなくなるなどの欠点があつた。
洗浄水等が鉗子導入路を通つて外部に漏れること
を防止すると共に、体腔内液等の吸引に際して鉗
子導入路を通つて外気が流入することを阻止する
ために、弾性材製閉塞弁等の閉塞部材を装着した
鉗子導入装置としては、略中央部で交叉する切込
み部を設けた各別の弾性蓋等を使用した鉗子導入
装置もあるが、この種の構成では鉗子の出し入れ
に大きな力を要し、しかもこのために弾性蓋の切
込み部が次第に摩耗して閉塞が不完全となり、鉗
子が挿入されていない場合には、体内液等が漏れ
出し、内視鏡における操作部本体を汚すという難
点のみならず、甚しいときは操作者の顔に体内液
等がかかることさえもあり、また体腔内液の吸引
にあたつては、外気が流入し、吸引することがで
きなくなるなどの欠点があつた。
本考案は、かかる現状に鑑み、内視鏡の操作部
本体に設けられた鉗子導入路基端部形成用鉗子挿
入口部を閉塞する弾性材製閉塞部材を、円孤状の
切込み部が施された各別の弾性材製板状体をその
切込み部の円孤が逆方向向きとなるように重ね合
わせて形成したことにより、鉗子の挿入、抜き出
しが小さな力ででき、しかも鉗子の抜き出し後に
は、もとの位置に復元して鉗子挿入口部を充分に
閉塞することのできる内視鏡の鉗子導入装置の提
供を可能ならしめるもので、以下本考案を図示の
実施例によつて詳細に説明することとする。
本体に設けられた鉗子導入路基端部形成用鉗子挿
入口部を閉塞する弾性材製閉塞部材を、円孤状の
切込み部が施された各別の弾性材製板状体をその
切込み部の円孤が逆方向向きとなるように重ね合
わせて形成したことにより、鉗子の挿入、抜き出
しが小さな力ででき、しかも鉗子の抜き出し後に
は、もとの位置に復元して鉗子挿入口部を充分に
閉塞することのできる内視鏡の鉗子導入装置の提
供を可能ならしめるもので、以下本考案を図示の
実施例によつて詳細に説明することとする。
図において、１は接眼部２、送気送水用ボタン
３、彎曲部操作用摘子４等を備えてなる内視鏡の
手許操作部本体５に配装した略円筒状の鉗子挿入
用口金であつて、その小径基部外側には手許操作
部本体５への装着用螺子６が形成され、略中央内
壁面には弾性材製閉塞部材である弾性材製板状体
７，８を固定するための段部９が形成され、また
鉗子挿入側の自由端部外側には弾性材製板状体固
定部材１０を螺着するための螺子１１が形成され
ている。
３、彎曲部操作用摘子４等を備えてなる内視鏡の
手許操作部本体５に配装した略円筒状の鉗子挿入
用口金であつて、その小径基部外側には手許操作
部本体５への装着用螺子６が形成され、略中央内
壁面には弾性材製閉塞部材である弾性材製板状体
７，８を固定するための段部９が形成され、また
鉗子挿入側の自由端部外側には弾性材製板状体固
定部材１０を螺着するための螺子１１が形成され
ている。
弾性材製板状固定部材１０は、鉗子挿入用口金
１の大径内壁面に沿つて嵌入せられる円筒状部１
２と鉗子挿入用口金１の自由端部外側面に形成さ
れた螺子１１が螺着せられる螺糸１３が施されて
いる。
１の大径内壁面に沿つて嵌入せられる円筒状部１
２と鉗子挿入用口金１の自由端部外側面に形成さ
れた螺子１１が螺着せられる螺糸１３が施されて
いる。
弾性材製板状体７，８には、第３図、第６図に
示す如くそれぞれ円孤状の切込み部１４，１５が
施されており、該切込み部１４，１５の両円孤は
逆方向に向いている。前記円孤は弾性材製板状体
７，８の中心を通る直線に対して対称、特に線対
称であることが望ましく、この場合には鉗子は容
易に弾性材製板状体７，８の中心に挿通されるこ
ととなる。また、円孤状の切込み部１４，１５は
多少の摩耗が生じても互いに切込み部以外の個所
によつて補完され、鉗子の抜き出し後においては
鉗子挿入口部を充分に閉塞することができる。特
に、円孤状の切込み部１４，１５が互いにいかな
る点においても接触しない場合には、鉗子の抜き
出し後においては鉗子挿入口部を完全に閉塞する
ことができる。なお、第３図における円孤状の切
込み部１４，１５の最接近間隔Ａ−Ｂは、鉗子１
６による摩耗が生じても零にならない程度に小さ
いことが望ましい。また、弾性材製板状体７，８
の重ね合わせは、密着状態でなくて、多少の間隙
があつても良い。
示す如くそれぞれ円孤状の切込み部１４，１５が
施されており、該切込み部１４，１５の両円孤は
逆方向に向いている。前記円孤は弾性材製板状体
７，８の中心を通る直線に対して対称、特に線対
称であることが望ましく、この場合には鉗子は容
易に弾性材製板状体７，８の中心に挿通されるこ
ととなる。また、円孤状の切込み部１４，１５は
多少の摩耗が生じても互いに切込み部以外の個所
によつて補完され、鉗子の抜き出し後においては
鉗子挿入口部を充分に閉塞することができる。特
に、円孤状の切込み部１４，１５が互いにいかな
る点においても接触しない場合には、鉗子の抜き
出し後においては鉗子挿入口部を完全に閉塞する
ことができる。なお、第３図における円孤状の切
込み部１４，１５の最接近間隔Ａ−Ｂは、鉗子１
６による摩耗が生じても零にならない程度に小さ
いことが望ましい。また、弾性材製板状体７，８
の重ね合わせは、密着状態でなくて、多少の間隙
があつても良い。
円孤状の切込み部１４，１５が施された弾性材
製板状態７，８に鉗子１６を挿通した場合、弾性
材製板状体７，８は第４図に示す如く中心部にお
いて左右に押し広げられた如き変形をすると共
に、第５図に示す如く鉗子１６の移動方向にも変
形する。後者の変形のため、略中央部で交叉する
従来の二枚の弾性蓋を使用したさいに比べて鉗子
１６の挿通力が小さくて済み、鉗子挿入操作上の
誤操作を招く懸念もなくなる上、鉗子による摩耗
が少なくなり、長期間の使用に充分耐えられるよ
うになつた。
製板状態７，８に鉗子１６を挿通した場合、弾性
材製板状体７，８は第４図に示す如く中心部にお
いて左右に押し広げられた如き変形をすると共
に、第５図に示す如く鉗子１６の移動方向にも変
形する。後者の変形のため、略中央部で交叉する
従来の二枚の弾性蓋を使用したさいに比べて鉗子
１６の挿通力が小さくて済み、鉗子挿入操作上の
誤操作を招く懸念もなくなる上、鉗子による摩耗
が少なくなり、長期間の使用に充分耐えられるよ
うになつた。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る
内視鏡の鉗子導入装置は、弾性材製閉塞部材を、
円孤状の切込み部が施された各別の弾性材製板状
体をその切込み部の円孤が逆方向向きとなるよう
に重ね合わせて形成したので、鉗子の挿通時にお
ける挿通方向への変形のため、鉗子の挿通が小さ
い力で可能となり、摩耗が減少して長期間の使用
が可能となるのみならず、各別の弾性材製板状体
の切込み部の位置がずれているため、該切込み部
が多少摩耗したとしても鉗子の抜き出し後などに
おいてはもとの位置に復元して鉗子挿入口部を充
分に閉塞することができるなどの実用上における
優れた作用効果を奏し得るものである。
内視鏡の鉗子導入装置は、弾性材製閉塞部材を、
円孤状の切込み部が施された各別の弾性材製板状
体をその切込み部の円孤が逆方向向きとなるよう
に重ね合わせて形成したので、鉗子の挿通時にお
ける挿通方向への変形のため、鉗子の挿通が小さ
い力で可能となり、摩耗が減少して長期間の使用
が可能となるのみならず、各別の弾性材製板状体
の切込み部の位置がずれているため、該切込み部
が多少摩耗したとしても鉗子の抜き出し後などに
おいてはもとの位置に復元して鉗子挿入口部を充
分に閉塞することができるなどの実用上における
優れた作用効果を奏し得るものである。
図面は本考案に係る内視鏡の鉗子導入装置の各
実施例を示すものにして、第１図はこれを備えた
内視鏡の斜視図、第２図は一部を切欠して示した
拡大正面図、第３図は鉗子挿通前の弾性材製板状
体の平面図、第４図は鉗子挿通時の弾性材製板状
体の平面図、第５図はその縦断面図、第６図は弾
性材製板状体の他の実施例の平面図である。 １：鉗子挿入用口金、２：接眼部、３：送気送
水用ボタン、４：彎曲部操作用摘子、５：手許操
作部本体、６，１１：螺子、７，８：弾性材製板
状体、９：段部、１０：弾性材製板状体固定部
材、１２：円筒状部、１３：螺糸、１４，１５：
切込み部、１６：鉗子。
実施例を示すものにして、第１図はこれを備えた
内視鏡の斜視図、第２図は一部を切欠して示した
拡大正面図、第３図は鉗子挿通前の弾性材製板状
体の平面図、第４図は鉗子挿通時の弾性材製板状
体の平面図、第５図はその縦断面図、第６図は弾
性材製板状体の他の実施例の平面図である。 １：鉗子挿入用口金、２：接眼部、３：送気送
水用ボタン、４：彎曲部操作用摘子、５：手許操
作部本体、６，１１：螺子、７，８：弾性材製板
状体、９：段部、１０：弾性材製板状体固定部
材、１２：円筒状部、１３：螺糸、１４，１５：
切込み部、１６：鉗子。
Claims (1)
- 内視鏡の操作部本体に設けられた鉗子導入路基
端部形成用鉗子挿入口部を閉塞する弾性材製閉塞
部材を、円孤状の切込み部が施された各別の弾性
材製板状体をその切込み部の円孤が逆方向向きと
なるように重ね合わせて形成したことを特徴とす
る内視鏡の鉗子導入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16869482U JPS5973902U (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 内視鏡の鉗子導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16869482U JPS5973902U (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 内視鏡の鉗子導入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5973902U JPS5973902U (ja) | 1984-05-19 |
| JPS637210Y2 true JPS637210Y2 (ja) | 1988-03-01 |
Family
ID=30368734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16869482U Granted JPS5973902U (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 内視鏡の鉗子導入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5973902U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5226226U (ja) * | 1975-08-14 | 1977-02-24 | ||
| GB2065479A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-01 | Technological Supply | Devices for introducing a catheter or a probe into a blood vessel |
-
1982
- 1982-11-09 JP JP16869482U patent/JPS5973902U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5226226U (ja) * | 1975-08-14 | 1977-02-24 | ||
| GB2065479A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-01 | Technological Supply | Devices for introducing a catheter or a probe into a blood vessel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5973902U (ja) | 1984-05-19 |
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