JPS6371809A - 光導波路及びその作製方法 - Google Patents

光導波路及びその作製方法

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JPS6371809A
JPS6371809A JP21595786A JP21595786A JPS6371809A JP S6371809 A JPS6371809 A JP S6371809A JP 21595786 A JP21595786 A JP 21595786A JP 21595786 A JP21595786 A JP 21595786A JP S6371809 A JPS6371809 A JP S6371809A
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optical waveguide
substrate
optical
protons
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Mamoru Miyawaki
守 宮脇
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method
    • G02B6/134Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms
    • G02B6/1345Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms using ion exchange
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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    • G02F1/125Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on acousto-optical elements, e.g. using variable diffraction by sound or like mechanical waves in an optical waveguide structure

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光導波路及びその作製方法に関する。
[従来の技術及びその問題点1 従来、薄膜型即ち光導波路を用いた音響光学(AO)素
子及び電気光学(EO)素子等が、光偏向器、光変7A
器、スペクトラムアナライザ、相関器等の構成要素とし
て用いられている。上記光学素子を形成する場合の基板
としては、圧電性、音響光学効果及び電気光学効果に優
れ且つ光伝搬損失の少ないニオブ酸リチウム(LiNb
03)結晶やタンタル酸リチウム(LiTa03)結晶
が広く用いられている。この様な結晶基板を用いてB膜
光導波路を作製する代表的な方法として、チタン(Ti
)を該結晶基板内に高温条件下で熱拡散することにより
該結晶基板の表面に基板の屈折率よりもわずかに大きな
屈折率を有する光導波路層を形成する方法がある。しか
し、この方法により作製された光導波路は光学損傷を受
は易く、非常に小さいパワーの光しか該導波路内に導入
できないという欠点がある。ここで、光学損傷とは「光
導波路内に入力する光の強度を増大していったときに、
該光導波路内を伝搬し外部に取出される光の強度が散乱
によって入力光強度に比例して増大しなくなる現象」を
いう。
この様な光学損傷を改善する光導波路の作製方法として
は、LiNbO3やLiNb03+7)結晶基板を高温
で熱処理し、該結晶基板中から酸化リチウム(LizO
)を外部拡散し、基板の表面近傍に基板よりもわずかに
屈折率の大きなリチウム(Li)空格子層を形成する方
法がある。該Li2O外部拡散法により作製された光導
波路は5Ti内部拡散法により作製された光導波路に比
べて光学損傷のしきい値が高くなることが文献[R,L
、Halman  &  P、J、Cressman、
  IOC,90,28April(1981)]に記
載されている。
ところで、光偏向器、光変m器等を音響光学効果や電気
光学効果を利用して実現しようとする場合、これら各効
果の効率を上げることが素子形成において重要となる。
音響光学効果を利用する代表例としては、光導波路上に
フォトリソグラフィーにより作製したくし型電極間に高
周波電圧を印加し、光導波路上に弾性表面波を励起させ
る方法がある。この場合、光導波路上に励起された弾性
表面波と光導波路中を伝搬する導波光との相互作用は、
導波光のエネルギー分布が表面近傍に閉じ込められるほ
ど増大することが文献[C,S。
Tsai、  IEEE  丁RANSA(:↑l0M
5  ON  [:IRCIJITS  ANDSYS
丁EMS、Vol、CAS−28,12,1979]に
記載されてぃる。
この相互作用を最大限に利用するという観点からすると
、上記Li2O外部拡散法で作製される光導波路(Li
空格子層)は、その屈折率変化が小さいため厚さをio
”looμm程度とかなり厚くする必要があるので、導
波光のエネルギー分布が厚さ方向に広がってしまい好ま
しくない。
従って、上記Li2O外部拡散法で作製した光導波路を
上記光偏向器等に利用する場合、効率の高い装置の実現
が困難であった。
一方、光学損傷の改善された薄膜光導波路の他の作製方
法として、イオン交換法が知られている。この方法は、
硝酸タリウム(TlNO3)。
硝酸#(AgNO:+)、硝酸カリウム(KNO2)等
の溶融塩中または安息香酸(CGHsCOOH)等ノ弱
酸中でLiNbO3やLiTaO3の結晶基板を低温熱
処理することにより、該結晶基板内のリチウムイオンが
溶融塩中または弱酸中のプロトン(水素イオン)等のイ
オン種と交換され、大きな屈折率差(Δn−0,12)
をもつ光導波路が形成されるものである。
上記イオン交換法により作製された薄膜光導波路は、光
学IO傷のしきい値がTi拡散のものより数十倍程度向
上するという良い特性を持つ反面、上記イオン交換処理
によってLiNb0:+やLiTaO3の結晶に固有の
圧電性や電気光学特性が低下し、たとえば光偏向器に用
いる場合に導波光の回折効率が下がるという問題点を有
していた。
以上の様な光導波路における問題点を解決するために、
上記Ti拡散法とプロトン交換法との双方を行ない、こ
れにより光学損傷のしきい値が高められ且つ機能効率が
高められた光導波路を作製するという方法が提案されて
いる〔特開昭60−156015号公報、特開昭80−
243806号公報]。
号公報光導波路を用いたtJ模型光学素子においては、
光導波路にグレーティングを形成または生威し、該グレ
ーティングで導波光を回折させる形y8が多く、この様
な機能を効率良く実現するためには導波光の導波モード
は単一であるのが好ましい。
従来、単一モード導波光を得るためには、光源側から光
導波路への光入射にグレーティングカップラを用いるこ
とが多かった。しかしながら、グレーティングによる光
結合は、良好な結合を得るための光入射の角度選択性が
高く、このため光入射の方向をかなり厳密に設定せねば
ならず、しかも結合効率をそれ心高めることができない
という難点がある。
光の効率的利用の観点からは、端面詰合により先入・射
を行ない且つ該入射導波光が光導波路内を単一モードで
伝搬する様な、単一モード光導波路が望ましい。
上記特開昭80−156015号公報及び特開昭60−
243606号公報に提案されている方法で作製された
光導波路は、従来のTi拡散法とプロトン交換法との双
方を重ねて行なうものであるため、基板との屈折率差が
比較的大きく、このため多モードである。たとえば、基
板表面上にTiを厚さ200人に成膜し、965℃で2
.5時間熱処理を行なってTiを拡散させ2次いで安息
香酸に安息香酸リチウムを1モル%添加した処理液中で
245℃で1時間のイオン交換処理を行ない、350℃
で4時間熱処理を行なって注入プロトンを拡散させるこ
とにより得られた光導波路は3つの導波モードをもつ。
そこで1本発明は、以上の様な従来技術に鑑み、光学損
傷のしきい値が高く、mfJ@効率も高く且つ端面入射
光を高い結合効率で単一モード導波光に結合することの
できる光導波路を提供することを目的とする。
E問題点を解決するための手段] 本発明によれば1以上の如き目的を達成するものとして
、 ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチウム結
晶基板の表面に全屈及びプロトンを拡散してなる光導波
路において、基板との屈折率差Δnと厚さd(μm)と
が 0.7<J’−ττTτn1丁kQd<2.3・−・−
命 (1) 且つ d≦1.5  −−−−−(2) (ここで、)Co!2π/入0であり、λGは真空中で
の使用光波長(μm)であり、nlは基板の屈折率であ
る) を満足する様に設定されていることを特徴とする2光導
波路。
が提供される。
更に1本発明によれば、上記の様な光導波路の作製に好
適な方法として ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチウム結
晶基板の表面に金属を厚さ20〜60人に成膜させる工
程と、該工程に次いで熱処理により上記金属を基板中に
拡散させる工程と、上記基板の表面にイオン交換法によ
りプロトンを注入する工程と、該工程に次いで熱処理に
より上記プロトンを基板中に拡散させる工程とを含むこ
とを特徴とする、光導波路の作製方法。
及び、 二オフ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチウム結
晶基板の表面に金属を成膜させる工程と、該工程に次い
で熱処理により上記金属を基板中に拡散させる工程と、
上記基板の表面に拡散係数Deff (μm2/hr)
が 0.015≦Deff≦0.1 φ−・会−(3) で且つ処理時間t(hr)が 0.3≦  4  eff−L  ≦0.5@  唾 
会 ・ ・  (4) となる様な条件下でイオン交換法によりプロトンを注入
する工程と、該工程に次いで熱処理により上記プロトン
を基板中に拡散させる工程とを含むことを特徴とする。
光導波路の作製方法、が提供される。
尚1本発明において、光導波路の厚さd(pm)とは、
基板との屈折率差が最大値の1 / eに減衰する深さ
をいう。
また1本発明において、光導波路の屈折率とは、当該光
導波路における最大値をいう。
[実施例1 以下1本発明の具体的実施例を説11する。
第1図は本発明による光導波路を有するPi膜型光学素
子の一実施例を示す概略斜視図である0本実施例は光偏
向器に適用されたものである。
第1図において、lはX板またはy板LiNbO3結品
基板であり、2は該基板lの表面にTi及びプロトンを
拡散して屈折率を高めることにより得られた光導波路で
ある。3.4は光導波路2の光学研摩された端面である
。5.6はそれぞれ上記光導波路2に対向して整列して
配こされたシリンドリカルレンズである。また、7は上
記光導波路2の表面上に形成された弾性表面波励起用く
し型電極である。
第1図に示される様に1本実施例においては。
光源側から波長6328人のHe−Neレーザ平行光束
8がシリンドリカルレンズ5の光軸に品行に該シリンド
リカルレンズに入射せしめられる。
そして、該平行光束はシリンドリカルレンズ5を通過す
る際に一方向(光導波路2の膜n方向)にのみ集束せし
められて光導波路端面3がら光導波路2内に入射せしめ
られる。かくして、端面詰合により光導波路2内に入射
せしめられた光は導波光9となって光導波路2内を伝搬
する。
本実施例においては、光導波路2の屈折率と基板lの屈
折率との差Δnは0.009であり、また該光導波路2
の厚さdは1.Oμmであり、更に基板1の屈折率n1
は2.203であり、使用光波長は6328人であるの
で、 Anon了コーkod=1.4 となり、上記式(1)及び式(2)を満足している。
以上の様な本実施例の光導波路においては、導波光9は
基本モードのみの単一モードであり、端面詰合の結合効
率も8096a度の高い効率が可能である。
一方、第1図において、くシ型電極7に高周波電力を印
加することにより弾性表面波1oが生ぜしめられる。?
kk、弾性表面波は上記導波光9に対して回折格子とし
て作用し、ここに該導波光9が到達すると、該導波光は
りi性表面波回折格子により回折せしめられ、回折導波
光は光導波路端面4から出射して一方向(光導波路2の
膜厚方向)に発散しながらシリンドリカルレンズ6に入
射する。
そして、該発散光束はシリンドリカルレンズ6を通過す
る際に上記発散方向に集束せしめられて平行光束とされ
る。
以上の様な本実施例の光学素子では、光を端面入射で光
導波路内へ入射させることにより光の有効利用がはから
れており、更に該光導波路内に入射せしめられ伝搬する
導波光は単一モードであるため弾性表面波により良好な
回折効率にて回折せしめられる。
以上の実施例では  Δn−n1k Od !1.4で
且つd=1.0であるが、上記式(1)及び(2)を満
足することにより同様の効果が得うレル、rJJJチ、
上記式(1) +7)   An * nl )k、d
は光導波路内の屈折率分布を指数関数で近似した時に波
動方程式から導かれるモード成立に関する条件式を示す
ものであり、この式の値が0.7以下では導波モードを
得ることが困難であり、またこの式の値が2.3以上で
は複数の伝搬モードが存在しやすくなる。また、上記式
(2)は弾性表面波との相互作用の効率を十分に高め得
るための条件を示したものであり、dが1.5゜mを越
えると伝搬する光の強度分布が膜厚方向に広がりすぎて
弾性表面波との相互作用を十分に高めることが困難とな
る。
第2図(a)〜(e)は本実施例薄膜型光学素子の作製
方法を説明するための工程図である。
先ず、第2図(a)に示される如<、X板またはy板の
LiNbO3結晶基板lの表面をニュートンリング数本
以内の平面度に研摩した後、アセトン次いで純水による
通常の超音波洗浄を行ない、窒素ガスを吹きつけて乾燥
させた0次に、上記基板1の表面に電子ビーム蒸着によ
り50人の厚さにTt薄膜を蒸着し、酸素雰囲気中96
5℃で2.5時間熱拡散させ、第2図(b)に示される
如<Tiの熱拡散層11を形成した。
次に、安息香酸リチウム1.5モル%含有の安息香酸を
アルミナルツボに入れた。該ルツボ中で第2図(b)の
Ti拡散層11を有するLiNbO3結晶基板を入れ、
これらを熱炉に入れて243℃で0.511S間保持し
てイオン交換処理を行ない、第2図(C)に示される如
く、TL拡散層ll中にプロトンが注入されたプロトン
交換層12を形成した。このイオン交換処理後、エタノ
ールで超音波洗浄を行ない、窒素ガスを吹きつけて基板
を乾燥した。
以上の様なイオン交換処理における処理液中の安息香酸
リチウム濃度(モル%)とプロトン拡散の拡散係数De
ff(鉢m2/hr)との関係は第3図の様になってい
る。このグラフから1本実施例の場合はDeffはOo
lであり、またe f@t は0.45であり、上記式
(3)及び(4)を満足している。
次に、プロトンが注入された基板を熱炉に入れて、加熱
した水を通してm素を流量11/minで流入しながら
、この水蒸気を含んだ湿った酸素雰囲気中で380℃で
3時間アニール処理を行なった。この結果、注入された
プロトンがノフ板中に熱拡散された。
かくして、第2図(d)に示される如く、光導波路2が
形成された。該光導波路2は基板との屈折率差Δnが0
.009であり、厚さdが1.0μmであった。従って
、本実施例により得られた光導波路のr−で五]「77
1丁つ−kG dは1.4であり、上記式(1)の範囲
内である。また、該光導波路2についてCs+イオン源
を用いたSIMS(Secondary  Ion  
M&!l!!5pect rogcopy)により測定
を行なった結果、プロトン分布がTf分布を覆う様にほ
ぼ対応した指数関数的分布でプロトン及びTiが拡散し
ていることが確認された。該光導波路z内を波長632
8人の光を導波させたところ、単一モードであることが
確認された。
光導波路2の入出射端面を研摩した後に、第2図(e)
に示す如く、中心周波fiaoOMHzのくし5電極7
を通常のフォトリソグラフィーの手法を用いて作製した
この様に作製された薄膜型光学素子のくし型1c極7に
周波数400MH2の高周波電力を印加し、波長632
8人の光を導波せしめ、この導波光の回折効率を調べる
と、高周波電力が400mWの時90%であり、良好な
光偏向特性が得られた。
更に、波長6328人のHe−Neレーザを用いて光学
損傷のしきい値測定を行なったところ、出射光のパワー
が1.omW/mmまでは顕著な光学損傷は生じず、光
機能素子として適していることが分った。
本実施例光学素子の作製方法においては基板表面に50
人の厚さにTi薄膜を成膜させているが、本発明におい
ては基板表面にr&膜される金属の厚さは20〜60人
であれば同様の効果を得ることができる。即ち、上記実
施例における電子ビーム蒸着でTi薄膜をそれぞれ10
人、20人、40人、60人、100人とする以外は該
実施例と同様にして光導波路を作製し、6328人のH
e−Neレーザを用いて°測定したところ、Ti11,
14100人の場合にはプロトン注入以前に既に導波モ
ードが存在していてプロトン注入及び該注入プロトンの
拡散の後には多モードとなり、一方Ti膜厚lO人の場
合には導波光の散乱が増加し伝搬ロスが3dB/cmと
なった。プロトン注入時に表面にTi拡散層が存在する
とプロトン拡散速度が抑制されプロトン拡散が均一化さ
れて良好な分布が得られ、この場合には導波光の散乱が
抑制されるが、T[拡散層が薄すざるとこの効果が不十
分となり伝搬ロスが増加する。
従って、本発明においては単一モード且つ伝搬ロスの小
さい光導波路を得るために、基板表面に成膜する金属の
厚さを20〜60人に設定しているのである。
尚、この成膜に使用する金属としてはTiの外にV、N
X 、Au、Ag、Co、Nb、Ge等を用いることも
できる。そして、金属の熱拡散条件は光導波路厚さが1
.5μm以下となる様に適宜設定することができる。
また、本実施例光学素子の作製方法においては安息香酸
リチウム1.5モル%含有の安息香酸を用い且つ243
℃で0.5時間の低温熱処理でプロトン注入を行なって
いるが1本9.IN+においてはプロトン拡散係数De
ffが0.015〜0.1で且つ  4Deff11t
)が0.3〜0.5である条件下でプロトン注入を行な
うことにより同程度のプロトンを注入して同様の効果を
得ることができる。即ち、上記実施例における安息香酸
リチウム含有率を2.0モル%とし処理時間を1時間と
する以外は該実施例と同様にして(この場合Deffは
0.04であり、   4Deff11k)は0.4で
ある)光導波路を作製し、6328人のHe−Neレー
ザを用いて測定したところ、上記実施例とほぼ同一の特
性をもっていた。一方上記実施例における安息香酸リチ
ウム含有率を3゜0モル%とし処理時間を1時間とする
以外は該実施例と同様にして(この場合Deffは0.
01であり、   4Deff・t)は0 、2テある
)光導波路を作製し、同様にして測定したところ導波モ
ードが!!lll測されなかった。また、上記実施例に
おける安息香酸リチウム含有率を1.0モル%とする以
外は該実施例と同様にして(この場合Deffは0.1
7であり、   4Deffat)は0.84である)
光導波路を作製し、同様にして測定したところ3つの導
波モードが存在した。
従って、本発明においては、単一モードの光導波路奄得
るために o、ois≦Deff≦0.1 且つ 0.3  ≦     4Deff−t)  ≦ 0 
、5の条件下でプロトン注入を行なうのである。
更に、プロトン交換処理で1弱酸としてバルミチン酸リ
チウム含有のバルミチン酸やステアリン酸リチウム含有
のステアリン酸等を用いることもできる。
そして、プロトンの熱拡散条件は光導波路厚さが1.5
uLm以下となる様に適宜設定することができる。
第4図は末完rI+1による光導波路をイIする薄膜型
光学素子の実施例を示す概略平面図である6本実施例は
電気光学効果を利用する光偏向器に適用されたものであ
る。第4図において、上記第1図におけると同様の構成
要素には同一の符号が付されている。
第4図において、13は光入射用のグレーティングカッ
プラであり、14は光出射用のグレーティングカップラ
である。また、15は電気光学効果を生ぜしめるための
くし型電極である。該くし型電極は、電極幅及び電極間
の間隔2.2#Lm、交差幅3.8mm、対数350対
である。
尚2本実施例における光導波路2は上記第1図の実施例
のものと同様にして作製された。
本実施例においては、光源からの平行光束8がグレーテ
ィングカップラ13から光導波路2内に導入され、かく
して導入された導波光は、くし型電極15に電圧を印加
することにより形成された位相格子によって回折され、
該回折光はグレーティングカップラ14から外部に塩出
される。くし型電極15に電圧6vを印加したところ、
90%の回折効率が得られ、高回折効率が得られること
が分った。
以上の実施例では、基板としてLLNb03結晶基板が
用いられているが、本発明では、LiTaO3結品基板
を用品基板同様の作製方法で同様な光導波路を作製する
ことができる。また、本発明光導波路を有するFIv型
光学素子は上記実施例に記載の光偏向器に限らず、光変
調器等の種々の光機能装置に利用することができる。
更に、上記実施例は、光導波路が1次元方向にのみ光閉
じ込め作用をもつプレーナ光導波路である場合が示され
ているが、本発明は、光導波路が2次元方向に光閉じ込
め作用をもつチャネル光導波路である場合にも同様に適
用でき、方向性光結合基型の光変調器や光スィッチ等に
応用することができる。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、光学損傷のしきい値が高
く、機能効率も高く且つ端面入射光を高い結合効率で単
一モード導波光に結合することのできる光導波路が提供
される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は本発明による光導波路を有するFM
膜型光学素子を示すJ!E略斜視図である。 第2図(a)〜(e)は本発明による光導波路を有する
薄膜型光学素子の作製方法を説明するための工程図であ
る。 第3図はイオン交換処理における処理液中の安息香酸リ
チウム濃度とプロトン拡散の拡散係数Deffとの関係
を示すグラフである。 1:基板、    2光導波路、 5.6:シリンドリカルレンズ、 7.15:<L型電極、 10:弾性表面波、 13.14ニゲレーテイングカツプラ。 代理人  弁理士  山 下 穣 平 第1図 第2図 (0)口z’

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチ
    ウム結晶基板の表面に金属及びプロトンを拡散してなる
    光導波路において、基板との屈折率差Δnと厚さd(μ
    m)とが 0.7<√(Δn・n_1)k_0d<2.3・・・・
    ・(1) 且つ d≦1.5・・・・・(2) (ここで、k_0=2π/λ_0であり、λ_0は真空
    中での使用光波長(μm)であり、n_1は基板の屈折
    率である) を満足する様に設定されていることを特徴とする、光導
    波路。 (2)金属がチタンである、特許請求の範囲第1項の光
    導波路。 (3)ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチ
    ウム結晶基板の表面に金属及びプロトンを拡散してなり
    、基板との屈折率差Δnと厚さd(μm)とが 0.7<√(Δn・n_1)k_0d<2.3・・・・
    ・(1) 且つ d≦1.5・・・・・(2) (ここで、k_0=2π/λ_0であり、λ_0は真空
    中での使用光波長(μm)であり、n_1は基板の屈折
    率である) を満足する様に設定されている光導波路を作製する方法
    において、ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸
    リチウム結晶基板の表面に金属を厚さ20〜60Åに成
    膜させる工程と、該工程に次いで熱処理により上記金属
    を基板中に拡散させる工程と、上記基板の表面にイオン
    交換法によりプロトンを注入する工程と、該工程に次い
    で熱処理により上記プロトンを基板中に拡散させる工程
    とを含むことを特徴とする、光導波路の作製方法。 (4)金属としてチタンが用いられる、特許請求の範囲
    第3項の光導波路の作製方法。 (5)ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸リチ
    ウム結晶基板の表面に金属及びプロトンを拡散してなり
    、基板との屈折率差Δnと厚さd(μm)とが 0.7<√(Δn・n_1)k_0d<2・3・・・・
    ・(1) 且つ d≦1.5・・・・・(2) (ここで、k_0=2π/λ_0であり、λ_0は真空
    中での使用光波長(μm)であり、n_1は基板の屈折
    率である) を満足する様に設定されている光導波路を作製する方法
    において、ニオブ酸リチウム結晶基板またはタンタル酸
    リチウム結晶基板の表面に金属を成膜させる工程と、該
    工程に次いで熱処理により上記金属を基板中に拡散させ
    る工程と、上記基板の表面に拡散係数Deff(μm^
    2/hr)が0.015≦Deff≦0.1 ・・・・・(3) で且つ処理時間t(hr)が 0.3≦√(4Deff・t)≦0.5 ・・・・・(4) となる様な条件下でイオン交換法によりプロトンを注入
    する工程と、該工程に次いで熱処理により上記プロトン
    を基板中に拡散させる工程とを含むことを特徴とする、
    光導波路の作製方法。 (6)プロトン注入が弱酸中での低温熱処理によりなさ
    れる、特許請求の範囲第5項の光導波路の作製方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03505005A (ja) * 1989-03-27 1991-10-31 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレーション アクティブ集積光学装置および光学集積装置の製作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03505005A (ja) * 1989-03-27 1991-10-31 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレーション アクティブ集積光学装置および光学集積装置の製作方法

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