JPS6371502A - チタン製タ−ビンブレ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蒸気タービンに係り、特に、チタン合金製ブレ
ードのダブテール部の腐食防止に好適なブレードに関す
る。

〔従来の技術〕

蒸気タービンでは、第２図に示すように、タービンブレ
ードはロータ５にブレードのダブテール部４を差し込み
ピン６で固定している。従来、タービン（ダブテール部
を含む）の材質には１２Ｃｒ合金を、ロータ材には３．
５ＮｉＣｒＭｏＶ合金を、そして、ピン材には５ＣｒＭ
ｏＶ合金を用いている。さらに、発電効率を向上するた
め軽くて強いチタン合金製ブレードが注目されている。

チタン合金製ブレードの材質は強度の点でＴｉ−６ＡＱ
−４Ｖが代表的であるが、このようなチタン合金は隙間
腐食を起しやすい欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、ダブテール部の隙間腐食の点について
考慮がされておらず、腐食の問題があった。

本発明の目的は、隙間腐食を防止することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ダブテール部の表面を陽極酸化することに
より達成される。

〔作用〕

チタンを適当な溶液に浸漬し、チタンを陽極として酸化
すると、その表面にチタン酸化物からなる陽極酸化膜が
生成する。この陽極酸化膜は素地のチタンの腐食を防止
する作用があるので、ダブテール部の隙間腐食を防止で
きる。

なお、本発明の方法はチタン合金製ブレードの代表的な
材質であるＴ　ｉ　−６Ａ　Ｑ　−４Ｖのみでなく、チ
タンを主成分とする合金製のブレードに対しては、いず
れにも適用できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１表により説明する。

第１表 試験片面積２ａｌ　　　　　　　　　　（ｍｇ）第１表
はチタン合金製ブレード材として一般に用いられるチタ
ン合金Ｔｉ−６Ａα−４■及びその陽極酸化材について
９０℃純水、２８％Ｎ　ａ、　ＯＨ及び３．５％Ｎ　ａ
　ＣＱ　溶液中に一ヶ月浸漬した時の腐食減量である。

実験に用いた試験片の組合せは、第１図に示すように、
二枚の試験片１，２内の一方はロータ材である３、５Ｃ
ｒＭｏＶ材であり、他方はチタン合金、あるいは、その
陽極酸化材である。二枚の試験片の中間に隙間をつくる
ため厚さ１００１１ｍの樹脂性のバッキング材３をはさ
んである。チタン合金の組成はＡｌ２６．１９％、■３
．９９　％　、　００．０８９３％、残ＧＪ　Ｔ　ｉ　
テある。陽極酸化は２０％ＮａｘＳＯａ溶液中で４０Ｖ
、ｌｈｒ実施したものである。

本実施例によれば、陽極酸化によって隙間腐食を防止す
ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ダブテール部の隙間腐食を防ぐことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の試験片の形状を示す図、第
２図はタービンブレードの形状を示す図である。 １．２・・・試験片、３・・・バッキング、４・・・ダ
ブテール、５・・・ロータ、６・・・ビン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、蒸気タービンのチタン合金製ブレードのダブテール
   部を陽極酸化することを特徴とするチタン製ブレード。