JPS6371168A - 表面への物体装着方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は受容体表面への物体装着方法および装置に関す
るらのであり、例えば、かんでん培地等の表面に抗生物
質パッチ等を装着する方法および装置に関する。

（従来技術） 従来、かんでん培地表面に抗生物質パッチを装着するた
めの種々の装置が知られている。正しい試験結果を得る
ために、この種の装置を介して抗生物質パッチを降下さ
せて、かんでん培地表面に押し付け、該かんてん培地に
密着させるようになっている。公知のこの種の装置は針
を含み、紋針が出発位置から物体を突き通して進み、そ
の後、紋針が物体とともに支持体から受容かんでん培地
表面まで移動し、そのとき付随手段が針の周囲に降下し
かつかんでん培地表面に抗生物質パッチをしっかりと押
し付けるようになっている。この公知の装置は、種々の
工程において幾つかの部分の取り替えが必要であり、複
雑であるという欠点があった。

（発明の構成） 本発明の目的はかんでん培地表面のような受容体表面に
抗生物質パッチの、ような物体を装着するための改良さ
れた方法および改良された装置を提供することである。

本発明の特徴は、支持体の穴を覆って配置されかつ受容
体表面から一定間隔をおいて上方に配置された抗生物質
パッチ等の物体が支持体の穴を介して受容体表面まで降
下する間、負圧によって装着手段に保持されることであ
る。

（実施例） 以下に、本発明を添付図面に示した実施例とともにさら
に詳細に説明する。

第１図はベトリカツブ２内のかんてん培地表面のような
受容体表面ｌを示す。該かんてん培地表面の上方に一定
間隔をおいて、穴４を有する支持体３が配置される。受
容体表面ｌに装着しようとする抗生物質パッチのような
物体５は支持体３の穴４に配置される。装着手段は支持
体３の穴４の上方および物体５の上方に配置される。装
着手段は第１図に示さないスタンドに配置されたピスト
ン６からなり、該ピストンはスタンドから支持体３に向
かって下方に延びている。装着手段はさらにピストン６
と同心状に配置されかつピストン６の内部と密着して実
質的にシーリングを行う管状部材７から成る。この管状
部材７は第１図に示さない駆動手段を介してピストンお
よび管状部材の長手方向に可動である。管状部材７は上
部分７ａおよび下部分７ｂに分割されており、該下部分
７ｂは上部分７ａよりもかなり細い。下部管状部分７ｂ
は支持体３の穴４の直径よりもやや小さい外径を有して
おり、よって、移動時に管状部材は支持体の穴を介して
降下することができ、管状部材７の自由下端部が受容体
表面！まで降下する。

管状部材７が支持体３の穴４の上部に配置された物体５
に向かって降下すると管状部材の下部分が物体５と接触
し、物体５、ピストン６の下端部および管状部材の内壁
間に密閉空間８が形成される。管状部材７をさらに下方
に動かすと、物体５は支持体３の穴４内を押し進み、同
時に密閉空間８の容積が増大する。この空間には空気が
入らないので該空間内の圧力は大気圧よりも低下し、よ
って密閉空間８内に負圧が生じて管状部材の下部７ｂに
物体５を保持する。物体５が支持体３を通過して該支持
体３の下側に現れ、もはや穴４に保持されなくなったと
き、管状部材７がさらに受容体表面ｌに向かって下方に
移動する間、密閉空間内の負圧は物体を充分に保持する
ことができる。物体５が管状部材７を介してかんてん培
地表面ｌに対して押し付けられると、物体５およびかん
てん培地表面１間に該密閉空間８内の負圧に充分に勝っ
た吸着力が生じる。密閉空間８の容積がもはや増大せず
かつ該密閉空間８に空気漏れが生じると、そこの負圧が
減少し、よって管状部材７が物体５を伴わずにかんでん
培地表面から再び出発位置に引き込まれる。

第１図に示すように、さらにボール９が管状部材７の細
部に設けられ、該ボールは、下部７ｂおよび上部７８間
にある程度のシーリング効果を与え、これによってかん
でん培地表面１に物体５を装着した後、例えば第２図お
よび第３図に示すようにばねを介して達成される管状部
材７の戻りが緩和される。

第２図に手動操作される装着装置１０が示される。該装
着装置１０は１３個の装着手段６〜８を配置した支持体
３を備えている。各装着手段のピストン６は装着装置Ｉ
Ｏの上部固定板１１に配置され、可動管状部材７は支持
体３に向かって降下することができる上部可動板１２に
配置され、ばね１３が上部可動板１２および支持体３間
に取り付けられている。さらに、各装着装置の近くに貯
蔵パイプ１４が設けられ、該貯蔵パイプ１４に装着すべ
き抗生物質バッチを収容する。これらの貯蔵パイプは公
知の形状のものであり、本明細書でさらに詳細に説明し
ない。

第３図に示したように、さらに２つの板、すなわち供給
板１５および底板１６が支持体３に設けられる。供給板
１５の機能は貯蔵パイプ１４から抗生物質バッチ５を供
給することであり、該供給板１５によってこれらの抗生
物質パッチ５が支持体３の穴の曲刃で直線状に配置され
るとともにに上記装着手段を介して当該支持体３を通過
して下方に移動可能とされる。第３図から明らかなよう
に、供給板１５は供給台１７ａおよび１７ｂを有し、一
方の供給台は穴の前方で真っすぐな位置に抗生物質パッ
チを供給し、他方の供給台は穴４を介して抗生物質パッ
チの下方への供給が行なわれない場合、確実に貯蔵パイ
プに供給抗生物質バッチの戻しを行うことができる。し
かしながら、図面には明らかではないが、各穴の両側部
で供給板１５と対面する側に案内手段を取り付けた底板
１６が設けられ、各案内手段間に抗生物質パッチが装入
される。各案内手段は抗生物質パッチの供給時に供給台
１７ａ、１７ｂの両側のスロットを介して供給板１５を
案内する。

第２図に示す装着装置において、ハンドルフラップ１８
を押し下げると、まず、供給板１５を介して各貯蔵パイ
プ１４から各穴の真上の位置に抗生物質パッチが供給さ
れ、管状部材７、したがって抗生物質パッチ５が支持体
３の穴４を挿通するように下方に押し下げられ、抗生物
質パッチがかんでん培地表面Ｉに対して押し付けられる
まで該ハンドルフラップ１８が連続して押し下げられ、
そこでハンドルフラップ押し下げが完了する。その後、
当該装置はばね１３を介して初期位置に戻る。

一方、送り戻しは管状部材７内のボール９を介して幾ら
か緩和される。該管状部材７内には、第４図のＤに示す
ように、上部管状部７ａおよびピストン６間の壁に沿っ
て空気がわずかにゆっくりと漏出して逆圧または減圧が
生じる。ハンドルフラップ１８の側面は上部可動板１２
と直接接触し、押し下げ時下方にこの上部可動板１２を
移動させる。

第３図に示すように、上部可動板１２は下方向に突出す
る端部に案内スロットを有し、該スロットは支持体３上
の突出するピンを案内する。また、装着装置ＩＯには図
示しない押し出し手段を設け、第２図の支持体３の下方
に固定された図示しないベトリカツブ内のかんてん培地
表面に抗生物質パッチを完全に装着した後、該ベトリカ
ツブを自動的に押し出すようにしてもよい。この押し出
し手段は、好ましくはベトリカツブと接触させてハンド
ルフラップ１８の押し下げ、したがって当該装着装置全
体の操作を容易化することができる。

図面に直接示さないが、管状部材の下部７ｂは内部断面
が非常に細く下方に延びる自由端部とされ、該自由端部
の壁厚を非常に薄いものにしてもよい。このように、下
部管状部材の下端部は倒置したじょうご状に形成しても
よい。

【図面の簡単な説明】

承１図は本発明の装着装置の略断面図、第２図は本発明
の装着手段を有する装着装置の斜視図、 第３図は倒置した第２図の装着装置の部分分解図、 第４図のＡ−Ｄは本発明の装着手段を介してかんでん培
地表面に物体を装着する際の４工程の略図である。 ■・・・受容体表面（かんでん培地表面）、２・・・ぺ
にリカツブ、３・・・支持体、４・・・穴、５・・・物
体（抗生物質パッチ）、６・・・ピストン、７・・・管
状部材、７ａ・・・管状部材の上部分、７ｂ・・・管状
部材の下部分、８・・・密閉空間、９・・・ボール（シ
ーリング手段）、１０・・・装着装置、ＩＩ・・・上部
固定板、１２・・・上部可動板、１３・・・ばね、１４
・・・貯蔵パイプ、１５・・・供給板、１６・・・底板
、・１７ａおよび１７ｂ・・・供給台、１８・・・ハン
ドルフラップ。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）穴を有する支持体上に物体を配置し、該物体を上
   記穴を介して降下させて受容体表面に装着するにあたり
   、 支持体から受容体表面への物体の移送時、該物体は負圧
   によって装着手段に保持させ、物体の移送時、上記装着
   手段自体に負圧を発生させることを特徴とする装着方法
   。
2. （２）物体が抗生物質パッチまたはそれと同類のもので
   あり、受容体表面が培養体表面またはそれと同類のもの
   である特許請求の範囲第１項に記載の方法。
3. （３）物体が支持体上に存在する時、物体に管状装着手
   段を押し付けて負圧を生起させ、上記管状装着手段の管
   状内壁に密着して配置したピストンを当該管状装着手段
   における物体から遠ざかる方向に移動させる特許請求の
   範囲第１項または第２項に記載の方法。
4. （４）装着すべき物体用支持体を含み、該支持体が一定
   間隔をおいて受容体表面の上方に配置され、該支持体に
   複数の穴を設け、該穴を介して上記物体を降下させて受
   容体表面に装着する装置において、 少なくとも１つの装着手段が支持体から受容体表面への
   移動時負圧によって上記物体を保持しかつ該装着手段が
   移動時に負圧を発生するようにしたことを特徴とする装
   置。
5. （５）物体が抗生物質パッチまたはそれと同類のもので
   あり、受容体表面が培養体表面またはそれと同類のもの
   である特許請求の範囲第４項に記載の装置。
6. （６）装着手段が固定内部ピストンおよび該ピストンの
   長手方向に可動でありかつ該ピストンを包囲する管状部
   材から成り、上記ピストンが管状部材の内部と密着して
   シーリングする特許請求の範囲第４項または第５項に記
   載の装置。
7. （７）管状部材がピストンを包囲する上部分および該上
   部分よりも小さい内径の下部分を有する特許請求の範囲
   第６項に記載の装置。
8. （８）管状部材の上部分および下部分間の遷移部分にシ
   ーリング手段を配置して下部分から上部分への空気流動
   を制限する特許請求の範囲第７項に記載の装置。
9. （９）管状部材の下部分が自由端部で拡大された内径を
   有する特許請求の範囲第７項または第８項に記載の装置
   。
10. （１０）支持体の穴が実質的に物体と同一半径を有する
    特許請求の範囲第４項〜第９項のいずれかに記載の装置
    。
11. （１１）支持体に複数の穴を所定のパターンで配置し、
    該各穴に装着手段を設けた特許請求の範囲第４項〜第１
    ０項のいずれかに記載の装置。
12. （１２）支持体の各穴を介して物体とともに当該装置の
    全ての管状部材を移動させる駆動手段を設けて受容体表
    面に物体を装着するようにした特許請求の範囲第４項〜
    第１１項のいずれかに記載の装置。