JPS6371117A - 刈払機の刈刃ガ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジンなどによって駆動される刈払機に使
用する刈刃のための刈刃ガードに関する。

〈従来の技術〉 一般に刈払機は、作業中に石飛びから作業者を守る石飛
び防止カバーを備えているが、刈刃を立木、岩石、建物
の壁等の障害物から保護するためのガード手段を備えて
いない。このために、刈払い作業中に刈刃と障害物との
接触による衝撃が作業者に直接伝達されて作業性を低下
させたり、刈刃が破損したり、または刈刃やその回転軸
に草が巻き付いてロックしたりする等の不都合があった
。

そこで、例えば実開昭５０−１４８２２８号公報に示さ
れているように、刈刃よりも大きな外径を有し、かつ外
周部をくし形に形成した刈刃ガードを周方向に回動自在
に取付けた刈払機が提案されているが、実用化には至っ
ていない。しかも、この刈刃ガードは刈刃と比較的離隔
して配置されているので、内部に草詰りか生じて刈払機
の作業能力を低下させることが考えられる。また、別の
刈払機（実開昭５１−９７１３１＠公報）の場合には５
、刈刃ガードが刈刃の下側に設けられているために、刈
刃ガードによって草が押し倒されたりして作業の効率が
悪くなる。また、刈刃を被包しかつ刈刃の刃部が上下に
露出する透窓を外周に設けた刈刃ガード（実開昭５１−
２８２５５＠公報）の場合には、刈刃ガードの下側部分
または外周部分によって刈払が阻害されたり、それらに
草や紐が巻き付いたりする欠点がある。更に、内部に進
入した草や紐が刈刃の回転軸に巻き付く虞れもある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上述した従来の刈払機に於ける刈刃ガ
ードの様々な欠点を解消し得る作業性の良い刈刃ガード
を提供することにある。

く問題点を解決するための手段〉 上述の目的は、本発明によれば、刈刃の回転軸を収容す
るハウジングに装着される刈刃ガードであって、前記刈
刃の上方に一定の間隔をもって離隔して前記ハウジング
に固着される保持部材と、前記保持部材の周縁に前記刈
刃と同心状に回動自在に保持され、かつ放射方向に延出
するくし形状の外周部が前記刈刃と平行にかつ近接して
配置されるリング部材とを有し、かつ前記保持部材とリ
ング部材と刈刃とによって一定の空間が郭定されている
ことを特徴とする刈払機の刈刃ガードを提供することに
よって達成される。

く作用〉 本発明によれば、ハウジングに固着される保持部材の周
縁に回動自在に保持されるリング部材の外周部に形成さ
れたくし形状のガード部が刈刃と平行にかつ近接して配
置されることによって、刈取った草の刈刃内部への進入
を阻止すると共に、刈刃、リング部材または回転軸への
草の巻き付きを防止し、かつ刈刃内部に草が進入した場
合にも、保持部材とリング部材と刈刃との間に郭定され
る空間によって草詰りをある程度防止することができる
。

〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。

第１図に示す刈払機はエンジン本体１と、その駆動力を
伝達するシャフト２と、刈払部３とからなる。シャフト
２の刈払部３近傍には石飛び防止カバー２ａが取り付け
られている。第２図及び第３図に示すように、刈刃４は
刈払部３のハウジング５内に軸受６により回転可能に支
持された回転軸７の下端に止め具８．９とボルト１０と
によって取付けられており、エンジン本体１から歯車１
１．１２を介して伝達される駆動力により回転する。

本発明による刈刃ガードは、ハウジング５の下端近傍に
形設さ口たフランジ部１３にねじ１４によって固着され
た保持部ｔ／Ａ１５とリング部材１６とからなる。保持
部材１５は、中央にハウジング５の下端部を嵌合するた
めの貫通孔を有し、かつ刈刃４の上方に離隔して平行に
配置される薄い円板状の上板１７及び下板１８とそれら
の間に挟着される中板１９とを有する。上板１７と下板
１８と中板１９とによって保持部材１５の外周にリング
状の溝が郭定され、この溝内にリング部材１５が回動自
在に保持される。リング部材１６は、第３図に示すよう
に前記溝内に内周部が刈刃４と平行に保持され、刈刃４
の上面直前まで下向きに傾斜し、かつ外周部が刈刃４と
僅少な空隙をもって平行をなすように形成されている。

リング部材１６の外周部には、第２図に示すように一定
間隔をもって放射方向にテーパ状に延出するくし形状の
ガード部２０が形成されており、その各くし形突起間の
溝２１内を刈刃４の刃部２２が通過するようになってい
る。

このようにくし形状のガード部２０が刈刃４の刃部２２
と平行にかつ近接して配置されると共に、保持部材１５
とリング部材１６と刈刃４とによって刈刃内部に一定の
空間２３が郭定されるようになっている。従って刈取ら
れた草片が刈刃内部に進入するのを防止でき、また草片
が刈刃内部に進入した場合にも刈刃内部の空間２２が遊
び場となって草詰りを生じたり、草片が刈刃４の回転軸
７に巻き付いたりすることがない。

〈発明の効果〉 上述したように本発明による刈刃ガードに於ては、ハウ
ジングに固着される保持部材とくし形状のガード部を有
するリング部材とが別個に構成され、かつリング部材が
保持部材の周縁に於て回動自在に保持されることにより
、ガード部を刈刃の刃部に平行にかつ十分に近接させる
ことができるので、刈取った草の進入及び巻付きをか阻
止されて刈払機の作業性が向上する。しかも、この保持
部材はハウジングよりも肉薄に形成されるので、刈払機
の軽石化を図ることができる。またガード部は上下のが
たつきが少なく、かつそのくし形のピッチよりも大きな
障害物は刈刃に当らないので、建物の壁等に沿ってガー
ド部の先端を当接させかつリング部材を回転させながら
刈払機を操作することにより、壁際の草を容易にかつ効
率良く刈り取ることができる。この場合にも壁や立木を
傷付けることがない。更に、刈刃ガードが刈刃より上方
に装着されるので、刈刃の交換が容易にになるなどの利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による刈刃ガードを装着した刈払機の
斜視図である。 第２図は、本発明による刈刃ガードの実施例の上半分を
示す平面図である。 第３図は、第２図の■−■線に於ける断面図である。 １・・・エンジン本体　　２・・・シャフト２ａ・・・
石飛び防止カバー 訃・・刈払部　　　　　４・・・刈刃 ５：・・ハウジング　　　６・・・軸受７・・・回転軸
　　　　　８．９・・・止め具１０・・・ボルト　　　
　１１．１２・・・歯車１３・・・フランジ部　　１４
・・・ねじ１５・・・保持部材　　　１６・・・リング
部材１７・・・上板　　　　　１８・・・下板１９・・
・中板　　　　　２０・・・ガード部２１・・・溝　　
　　　２２・・・刃部２３・・・空間

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 刈刃の回転軸を収容するハウジングに装着される刈刃ガ
   ードであつて、 前記刈刃の上方に一定の間隔をもつて離隔して前記ハウ
   ジングに固着される保持部材と、 前記保持部材の周縁に前記刈刃と同心状に回動自在に保
   持され、かつ放射方向に延出するくし形状の外周部が前
   記刈刃と平行にかつ近接して配置されるリング部材とを
   有し、かつ 前記保持部材とリング部材と刈刃とによって一定の空間
   が郭定されていることを特徴とする刈払機の刈刃ガード
   。