JP3194098U - 携帯草刈機の刈刃用保護部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】草刈作業中に刈刃と共に保護部材が移動しても、保護部材による草木の抵抗が少なく、草刈機をスムースに操作でき作業性が極めて良く、且つ、作業者側への土や草木などの飛散が防止出来ると共に、ナイロン刃の長さを、障害物の種類によって所定の長さに切り分けできる携帯草刈機の刈刃用保護部材を提供する。【解決手段】操作杆2の先端に設けた刈刃3が原動機で回転し草を刈り取る携帯草刈機に装着され、刈刃を保護する保護部材5が、外周リング51と、その上方に配置され取付穴を有する取付盤52と、外周リングと取付盤との間を放射状に連結する複数の連結棒53とから少なくとも構成され、且つ、外周リングの下部に遮蔽板6が取付けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、携帯草刈機の刈刃を保護する携帯草刈機の刈刃用保護部材に関し、特には、草刈作業中に於いて、保護部材による草木等の絡みがなく、草刈機の操作性が極めて良く、且つ、作業者側への土や草木などの飛散が防止出来る携帯草刈機の刈刃用保護部材に関する。
従来、作業者が持って操作する携帯草刈機に於いては、後端に設けたエンジン或いは電動モーターで主杆の内部の回転軸を回転させて、機体軸管の先端に設けた刈刃を回転させながら、草刈機全体を作業者が持って草刈機を左右に振りながら操作して草木を刈っていた。しかしながら、草刈機の刈刃が剥き出しのままであると、草刈りの際に刈刃を左右に振ると、隠れた石や木の切株、杭等の障害物或いは縁石等に刈刃が当たり、刈刃を損傷し、或いは石の飛散で怪我をする等が起こり、これらを防止するための保護カバー等が提案されている。
例えば、特許文献1(特開平7−194225号公報)では、切刃の前方に刈刃が回転自在の間隔を有した場所に突起取り付け板に固着された草を挟持する複数個の突起が設けられてなる回転切刃の損傷を防止した携帯用草刈機が開示されている。
また特許文献2(登録実用新案第3009429号公報)では、刈払機に設けた刈払刃の上面側又は下面側で、周縁に櫛歯をもつ保護体を櫛歯の先端部と刈払刃の刃部の切先とが先端を同じくするか又は櫛歯の先端部が刈払刃の刃部の切先より前方に突出するように保護体の基部を主杆の駆動軸部等に止着し、かつ保護体と刈払刃の間の櫛歯の歯底部の際に仕切体を設けたものが開示されている。
更に特許文献3(実開平6−5411号公報)では、安全カバーは、刈払機本体の先端に形成し、その安全カバーの一端を刈払機本体の先端の軸外管又はギアケースの所定の位置に着脱自在又は固着して形成し、その安全カバーの外周の所定の位置に任意の形状の切り欠き部を形成し、替え刃は、安全カバーの本体と蓋の間の回転自在に形成した安全カバー付刈払機が開示されている。
これらの特許文献1〜3のものでは、それぞれの、突起取り付け板,保護体,安全カバー等が、切刃,刈払刃或いは替え刃等の刃部を草刈作業中の障害物から保護し、且つ、刃部から人体を保護するようにさせている。そして、上記特許文献1のものは、切刃を保護する突起取り付け板に複数の突起が設けられ、また特許文献2では、刈払刃を保護する保護体の周縁に多数の櫛歯を有し、更に特許文献3では、安全カバーの外周の所定の位置に任意の形状の切り欠き部を形成している。
しかしながら、上記特許文献1〜3のものは、上記したように、切刃を保護する保護部材に、複数の突起,多数の櫛歯或いは切り欠き部等(以下総称して櫛歯等という)を形成している。上記特許文献1〜3の切刃等を保護するものでは、草刈作業で携帯草刈機の切刃側を作業者が左右に振りながら刈り取る際に、保護部材に形成した櫛歯等に草木が絡み付いて草刈機の移動を妨げ重くなり、作業者が草刈機をスムースに操作できず、極めて作業性が悪いという問題点を有していた。つまり、従来の前記櫛歯等を有するものは、その先端側がいずれも切刃の回転範囲の外側に位置している。このことにより、草木が櫛歯等に常時入り込んだ状態に於いては、櫛歯等の先端側に入り込んだ草木は直ぐに切刃で刈り取られず、先端側の櫛歯等内には草木が常に入り込んで存在し、これらが携帯草刈機を左右に移動する際の抵抗となり、作業者の負担が増し極めて作業性を悪くしていた。尚、上記のものは、本考案のように作業者側への土や草木などの飛散を防止することは出来ないものであった。
他方、刈刃がナイロン刃の場合、この刃を保護する保護部材の外周がナイロン刃の回転範囲よりも大きいと、ナイロン刃が当接しても支障のない障害物、特には杭,側壁,庭石がある場所の草刈作業に於いては、保護部材が先に障害物に当接するため、障害物の直近を刈り込むことが出来ず、刈り残し部分ができるという問題点を有していた。
更に、回転刃が障害物や人に当たることを防止するものとして、登録実用新案第3113947号公報が提案されている。これは、回転刃の少なくとも前半分をガードするガード部材を、回転刃の外方に設けたものである。しかしながら登録実用新案第3113947号公報に於ける図4に示すように回転刃の全周をガードするガード部材を設けると、草刈作業中に回転刃とガード部材との間に、草木が非常に挟み込まれ易いものとなるため、スムースに草刈作業を行うことが出来なくなる。しかも、上同様に作業者側への土や草木などの飛散を防止することは困難であった。
特開平7−194225号公報 登録実用新案第3009429号公報 実開平6−5411号公報 登録実用新案第3113947号公報
本考案は草刈作業中に刈刃と共に保護部材が移動しても、保護部材による草木の抵抗が少なく、草刈機をスムースに操作でき作業性が極めて良く、且つ、作業者側への土や草木などの飛散が防止出来る携帯草刈機の刈刃用保護部材を提供することを目的とする。
本考案の他の目的は、ナイロン刃の長さを、障害物の種類によって所定の長さに切り分けできる携帯草刈機の刈刃用保護部材を提供するにある。
本考案は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、操作杆の先端に設けた刈刃が原動機で回転し草木を刈り取る携帯用草刈機に装着され、刈刃を保護する保護部材に於いて、保護部材が、外周リングと、該外周リングの上方に配置されると共に取付穴を有する取付盤と、外周リングと取付盤との間を放射状に連結する複数の連結棒と、から少なくとも成され、且つ、外周リングの下部に遮蔽板を取付ける構造とする。また刈刃を金属製で円盤状の刈刃と成し、且つ、保護部材の外周リングを、刈刃の外周よりも大きな外径とすると良い。
又、前記刈刃を線状のナイロン刃と成し、該ナイロン刃を回転させて所定の長さに切るためのカッターナイフを、保護部材の外周リングに設けると共に、カッターナイフの位置を外周リングの内外に移動自在としても良く、保護部材の外周リングが、その一部を切欠いて空間部を形成すると共に該空間部から遮蔽板の中心に向って切欠部を形成させても良い。
請求項1のように保護部材(5)が、その外周リング(51)と、該外周リング(51)の上方に配置されると共に取付穴(52a)を有する取付盤(52)と、外周リング(51)と取付盤(52)との間を放射状に連結する複数の連結棒(53)とから少なくとも成されることにより、保護部材(5)の外周リング(51)が,従来のような櫛歯等もなく滑らかなリング状であるから、草刈作業中に、携帯用草刈機(1)の刈刃(3)側を左右に移動操作しても、草木が保護部材(5)の外周リング(51)に絡まることもなく、抵抗なくスムースに移動操作でき、極めて作業性の良いものとなる。
また保護部材(5)が、取付盤(52)を外周リング(51)の上方に位置させて連結して略椀状の籠形を呈しているため、刈り取る草木類が柔らかいものでは、保護部材(5)を被せた方向で外周リング(51)を刈刃(3)の上方近くに位置させて取付けられるので、保護部材(5)が刈刃(3)に近くなる分、刈刃(3)の保護の役目を成す。更に外周リング(51)の下部に遮蔽板(6)を取付けることにより、外周リング(51)の内側から土や草木などが巻き込まれて飛散され、作業者の作業の邪魔になる従来の如きことがなくなる。
請求項2のように刈刃(3)が円盤状の刈刃であり、且つ、保護部材(5)の外周リング(51)が、刈刃(3)の外周よりも大きな外径とすることにより、刈刃(3)が外周リング(51)の内側になるので、庭木等に外周リング(51)の方が先に当接し、庭木等を保護できるものとなる。
請求項3に示すように刈刃(3)が線状のナイロン刃であり、且つ、ナイロン刃(3)を回転させて所定の長さに切るためのカッターナイフ(7)を、保護部材(5)の外周リング(51)に設けると共に、カッターナイフ(7)の位置を外周リング(51)の内外に移動自在とすることにより、ナイロン刃(3)の長さが、障害物の種類に対応した長さにカットできる。つまり、障害物が庭木等で傷付けられない場合は、ナイロン刃(3)の回転範囲を外周リング(51)の内側になるように、ナイロン刃(3)の長さをカットすれば庭木等に外周リング(51)の方が当接し、庭木等を保護できる。他方、ナイロン刃(3)が直接障害物に当たっても支障がない場合は、ナイロン刃(3)が保護部材(5)の外周リング(51)の外に突出した長さでカットし、それを使用することにより、障害物にナイロン刃(3)が当たり、障害物直近の草木も刈り取られ、障害物があっても草木の刈り残しがなく綺麗に刈り取りできるものとなる。
請求項4に示すように外周リング(51)に空間部(51a)を形成すると共に該空間部(51a)から遮蔽板(6)の中心に向って切欠部(63)を形成させたので、保護部材(5)を刈刃(3)の上方に装着する際に、操作杆(2)が外周リング(51)に当たらずに空間部(51a)及び切欠部(63)を通過できる。又、この空間部(51a)及び切欠部(63)は、草刈りの際に、太い草木に外周リング(51)の一部が当接して切れない場合でも、操作杆(2)の真下に位置する空間部(51a)及び切欠部(63)を利用して、その空間部(51a)から太い草木を外周リング(51)内に入れて、その太い草木を刈刃(3)でピンポイントに切ることができる特有な利点を有するものとなる。
本考案の保護部材を装着した携帯用草刈機示す斜視図である。 本考案の遮蔽板が取付けられた保護部材を示す説明図である。 本考案の遮蔽板を示す斜視図である。 本考案の保護部材にカッターナイフを装着した状態を示す斜視図である。 本考案のカッターナイフの作用を示す説明図である。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。(1)は本考案に係る携帯草刈機であり、操作杆(2)の先端に設けた刈刃(3)が、操作杆(2)の後端に設けた原動機(4)で回転し草木等を刈り取る携帯草刈機である。そして刈刃(3)は、金属製で円盤状のものと、線状のナイロン刃が使用され、これらの刈刃(3)を1台の携帯草刈機(1)に交換して使用する場合と、別々の携帯草刈機(1)に専用として使用する場合がある。
(5)は図2、図4に示すような保護部材であり、該保護部材(5)は、外周リング(51)と、その同芯状に位置し中央に取付穴(52a)を有する取付盤(52)と、外周リング(51)と取付盤(52)との間を放射状に連結する複数の連結棒(53)と、外周リング(51)の内側へ突設させ且つネジ穴を有した複数の突片(54)とから成る。前記外周リング(51)は、細長板,丸棒,パイプ等を円形のリング状に形成したもの、或いは円形リング状の一部を切欠いて図4に示すような空間部(51a)を形成しているもの等がある。又、前記取付盤(52)は、外周リング(51)の同芯状に必ずしも位置させなくても、その上方に位置していれば良い。そして、外周リング(51)の外径は、円盤状の刈刃(3)の外周よりも適宜に大きくさせ、刈刃(3)が線状のナイロン刃では、後述するように、刈る場所に応じて、そのナイロン刃の回転範囲よりも大きい場合と小さい場合とがある。これにより、円盤状の刈刃(3)に於いては、草刈りの際に、障害物に保護部材(5)の外周リング(51)が刈刃(3)よりも先に当接し、障害物に刈刃(3)が直接当らず、刈刃(3)を障害物から保護する役目を成す。また外周リング(51)には、従来の櫛歯等がなく、単なるリングであるから、草刈作業中に刈刃(3)と共に保護部材(5)が移動しても、その外周リング(51)に草木が絡み付くことがない。従って、保護部材(5)による草木の抵抗が極めて少なく、携帯草刈機(1)をスムースに操作でき作業性が極めて良いものとなる。
又、外周リング(51)に空間部(51a)を形成したものは、保護部材(5)を刈刃(3)の上方に同芯状にて装着する際に、刈刃(3)のギヤーボックス(13)から操作杆(2)が斜め上方に伸長しているため、その操作杆(2)が外周リング(51)に当たる場合、例えば保護部材(5)を反転させて装着した時に、操作杆(2)が外周リング(51)の空間部(51a)を通過できるようにしている。従って、空間部(51a)の広さは操作杆(2)が通過できる広さである。更に、この空間部(51a)は、草刈りの際に、太い草木に外周リング(51)の一部が当接して切れない場合でも、操作杆(2)の真下に位置する空間部(51a)を利用して、その空間部(51a)から太い草木を外周リング(51)内に入れて、その太い草木を刈刃(3)でピンポイントに切ることができる特有な利点を有する。尚、前記空間部(51a)は必ずしも形成しなくても良い。
前記取付盤(52)は、角形状や円盤状等のものであり、その中央に取付穴(52a)を穿設している。尚、前記取付穴(52a)は取付盤(52)の中央でなく、周囲に複数穿設されたものとしても良い。前記連結棒(53)は、外周リング(51)と取付盤(52)とを連結するハブの役目を成し、外周リング(51)と取付盤(52)との間を放射状に複数本で連結するものである。しかも、外周リング(51)と取付盤(52)とが同芯状でもって、この取付盤(52)の位置を外周リング(51)よりも上方にずらして連結棒(53)で連結させており、保護部材(5)全体が略椀状の籠形に形成している。尚、上記放射状に連結する場合には、外周リング(51)と取付盤(52)が同芯状に配置される場合と、取付盤(52)が外周リング(51)の中心からずらして配置される場合とがある。前記外周リング(51)と取付盤(52)が同芯状に配置される場合は連結棒(53)の長さが同一であり、中心からずらして配置される場合は連結棒(53)の長さが異なる連結となる。
このように、保護部材(5)が略椀状の籠形に形成したことにより、図2の2点鎖線で示すように、草木類の種類によって保護部材(5)を逆に反転させれば、刈刃(3)と外周リング(51)との上下方向の距離が変化し、それにより、草木類の種類に対応した外周リング(51)の位置で使用することもできるのである。つまり、保護部材(5)の装着に当たり、刈り取る草木類が柔らかいものでは、外周リング(51)が取付盤(52)の下方の状態で保護部材(5)を装着すれば、外周リング(51)が刈刃(3)の上方近くに位置し、保護部材(5)が刈刃(3)に近くなる分、刈刃(3)の保護の役目を成し、他方、刈り取る草木類が腰の強いものでは、保護部材(5)を反転して、外周リング(51)が取付盤(52)の上方の状態で装着すれば、外周リング(51)が刈刃(3)の上方からより離れて位置し、そのため、腰の強い草木類に保護部材(5)が当接しても、立ち上がった草木類の上部を外周リング(51)が押すことになるので、草木類を容易に倒しながら刈り取ることができ、携帯用草刈機(1)の刈り取り操作がより容易となる。
また刈刃(3)と、その上方に位置する外周リング(51)との間の垂直距離は、10mm〜50mmの範囲であり、好ましくは20mm〜30mmである。保護部材(5)の装着は、刈刃(3)の上方に位置するギヤーボックス(13)の上端に取付ネジ(14)で固定される。
(6)は外周リング(51)の下部に着脱可能に取付けた合成樹脂製の遮蔽板であり、該遮蔽板(6)には、中央に穿設されると共にギヤーボックス(13)を挿入するための穴(61)と、外周部に穿設されると共に外周リング(51)の突片(54)に螺合させるための複数の取付穴(62)と、外周リング(51)の空間部(51a)から遮蔽板(6)の中心に向って形成した図中の2点線で示す切欠部(63)とがある(図3参照)。この切欠部(63)は外周から穴(61)に接続するまで形成させても良い。尚、前記切欠部(63)は必ずしも必要ではなく、外周リング(51)に空間部(51a)が形成されたものと合せて形成させておくのが好ましい。又、前記遮蔽板(6)として透明板を使用することにより、草刈作業の状況が上方から確認でき、石や木の切株及び縁石等の存在が予め分かるので、より良い状態で草刈作業が行えるものとなる。
(7)は外周リング(51)に装着した両刃のカッターナイフであり、図4、図5に示すように、ナイロン刃(3)を回転させて所定の長さに切るためのものであり、しかも、カッターナイフ(7)の位置を外周リング(51)の内外に移動自在としている。またカッターナイフ(7)を両刃とするのは、カッターナイフ(7)の位置を外周リング(51)の内外に移動自在に装着する際に、後述するようにカッターナイフ(7)の刃部が反転するためにカットの関係上両刃としている。尚、カッターナイフ(7)の位置を変える手段が、カッターナイフ(7)の刃部を反転させない場合は、片刃でも良い。
又、カッターナイフ(7)の位置を外周リング(51)の内外に移動自在に装着する手段としては、例えば、図5に示すように、外周リング(51)の下部に取付板(8)を固着し、その取付板(8)の下部には、カッターナイフ(7)を一端に設けたナイフ保持板(9)を有し、このナイフ保持板(9)は、その他端側と取付板(8)とを貫通する段付きボルト(10)で回動自在に軸支させている。ナイフ保持板(9)は段付きボルト(10)を中心に回動自在とし、カッターナイフ(7)が外周リング(51)の内外に移動自在となる。つまり、ナイフ保持板(9)の他端が段付きボルト(10)で軸支されて、この段付きボルト(10)を中心にナイフ保持板(9)が自由に回動できるので、ナイフ保持板(9)の先端に設けたカッターナイフ(7)が、外周リング(51)の外側又は内側の位置に変更可能となる。このため、カッターナイフ(7)によって、ナイロン刃(3)のカットする長さを、障害物の種類に応じて外周リング(51)の内側か外側かを選択でき、刈り残しがない所定の長さにカットできる。(11)はナイフ保持板(9)を固定する固定ビスであり、(12)は遮蔽板(6)を固定するワッシャ付きビスである。
次に本考案品の取付方法について説明する。先ず始めに保護部材(5)をギヤーボックス(13)が内部に入れられるように配置すると共に取付盤(52)の取付穴(52a)を介して取付ネジ(14)によって、保護部材(5)はギヤーボックス(13)に取付けられて固定される。次に遮蔽板(6)を保護部材(5)に取付ける。この時、穴(61)にギヤーボックス(13)を挿入し、その後、ワッシャ付きビス(12)を取付穴(62)に挿入すると共に突片(54)のネジ穴と螺合させて締込むことにより、遮蔽板(6)は外周リング(51)と固定される。そして、刈刃(3)をギヤーボックス(13)の端部の刈刃取付部へ装着させれば良い。
このようにして外周リング(51)の下部に遮蔽板(6)を取付けておけば、草刈作業中に刈刃(3)によって、土や草木などが飛散される場合であっても、遮蔽板(6)で作業者側への飛散は防止出来るものとなる。尚、刈刃(3)の交換は必要に応じて、従来方法と同様に行えば良い。
次に本考案のカッターナイフ(7)によって、ナイロン刃(3)を所定の長さにカットする場合について詳細に説明すると、草刈作業中に保護部材(5)が障害物に当接する箇所、特に石や支柱或いは縁石等に、回転するナイロン刃(3)が直接接触しても問題ない箇所では、図5(a)の如く、カッターナイフ(7)を外周リング(51)の外側に位置させて、ナイロン刃(3)を回転させカッターナイフ(7)で先端側をカットすれば、ナイロン刃(3)が保護部材(5)の外周リング(51)の外に突出した長さとなり、ナイロン刃(3)の回転範囲が外周リング(51)の外径よりも大きくなる。これを使用することにより、草刈りの際に、ナイロン刃(3)が障害物に直接接触し、障害物直近の草木の刈り残しがなく、綺麗に刈り取りできるのである。
他方、植木等がある箇所では、植木等にナイロン刃(3)が当たると、植木の肌を損傷する恐れがあるため、ナイロン刃(3)の先端を外周リング(51)の内側に位置する長さのものが使用され、草刈りの際に、先に保護部材(5)を植木等に当接させ植木等にナイロン刃(3)が直接触れなくしている。このような長さにナイロン刃(3)をカットするには、図5(b)のように、段付きボルト(10)を緩めて固定ビス(11)を外し、ナイフ保持板(9)を180度回転させてカッターナイフ(7)を外周リング(51)の内側に位置させ、ナイロン刃(3)を回転させてカッターナイフ(7)でカットすれば、ナイロン刃(3)が保護部材(5)の外周リング(51)の内側に位置する長さとなり、この長さのナイロン刃(3)を使用すれば植木等を損傷することがなく安心して草刈作業ができるのである。
1 携帯草刈機
2 操作杆
3 刈刃
4 原動機
5 保護部材
51 外周リング
51a 空間部
52 取付盤
53 連結棒
6 遮蔽板
63 切欠部
7 カッターナイフ

Claims (4)

  1. 操作杆(2)の先端に設けた刈刃(3)が原動機(4)で回転し草を刈り取る携帯草刈機(1)に装着され、前記刈刃(3)を保護する保護部材(5)に於いて、前記保護部材(5)が、外周リング(51)と、該外周リング(51)の上方に配置されると共に取付穴(52a)を有する取付盤(52)と、前記外周リング(51)と前記取付盤(52)との間を放射状に連結する複数の連結棒(53)とから少なくとも成り、且つ、前記外周リング(51)の下部に遮蔽板(6)を取付けたことを特徴とする携帯草刈機の刈刃用保護部材。
  2. 前記刈刃(3)が円盤状の刈刃であり、且つ、前記保護部材(5)の外周リング(51)が、前記刈刃(3)の外周よりも大きな外径である請求項1記載の携帯草刈機の刈刃用保護部材。
  3. 前記刈刃(3)が線状のナイロン刃であり、且つ、前記ナイロン刃(3)を回転させて所定の長さに切るためのカッターナイフ(7)を、前記保護部材(5)の外周リング(51)に設けると共に、前記カッターナイフ(7)の位置を前記外周リング(51)の内外に移動自在とした請求項1記載の携帯草刈機の刈刃用保護部材。
  4. 前記外周リング(51)の一部を切欠いて空間部(51a)が形成されると共に、該空間部(51a)から前記遮蔽板(6)の中心に向って切欠部(63)が前記遮蔽板(6)に形成された請求項1、2又は3記載の携帯草刈機の刈刃用保護部材。
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TWI619431B (zh) * 2016-08-30 2018-04-01 Li Zeng Zhi Lawn mower weeding knife structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI619431B (zh) * 2016-08-30 2018-04-01 Li Zeng Zhi Lawn mower weeding knife structure

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