JP5830067B2 - 携帯草刈機の刈刃用保護部材 - Google Patents
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Description
しかしながら、草刈機の刈刃が剥き出しのままであると、草刈の際に刈刃を左右に振ると、隠れた石や木の切株、杭等の障害物あるいは縁石等に刈刃が当たり、刈刃を損傷したり又は石の飛散で怪我をする等が起こり、これらを防止するための保護カバー等が提案されている。
このように、上記特許文献1〜3の切刃等を保護するものでは、草刈作業で携帯草刈機の切刃側を作業者が左右に振りながら刈り取る際に、保護部材に形成した櫛歯等に草木が絡み付いて草刈機の移動を妨げ重くなり、作業者が草刈機をスムースに操作できず、極めて作業性が悪いという問題点を有していた。
つまり、従来の前記櫛歯等を有するものは、その先端側がいずれも切刃の回転範囲の外側に位置している。
このことにより、草木が櫛歯等に常時入り込んだ状態に於いては、櫛歯等の先端側に入り込んだ草木は直ぐに切刃で刈り取られず、先端側の櫛歯等内には草木が常に入り込んで存在し、これらが携帯草刈機を左右に移動する際の抵抗となり、作業者の負担が増し極めて作業性を悪くしていた。
前記保護部材(5)が、外周リング(51)と、その同芯状に位置し中央に取付け穴(52a)を有する取付盤(52)と、この外周リング(51)と取付盤(52)と間を放射状に連結する複数の連結棒(53)とから少なくとも成り、且つ、前記連結棒(53)で前記取付盤(52)を前記外周リング(51)の上方に位置させて連結し、しかも、前記刈刃(3)が線状のナイロン刃であり、且つ、前記ナイロン刃(3)を回転させて所定の長さに切るためのカッターナイフ(6)を、前記保護部材(5)の外周リング(51)に設けると共に、前記カッターナイフ(6)の位置を前記外周リング(51)の内外に移動自在としたことを特徴とする。
そのため、腰の強い草木類に保護部材(5)が当接しても、草木類の上部を外周リング(51)が押すことになるので、それらの草木類を容易に押し倒しながら刈り取ることができ、携帯用草刈機(1)の刈り取り操作が容易となる。
要するに、草木の種類に応じて、刈刃(3)に対する外周リング(51)の距離を良好に可変出来る点である。
つまり、障害物が庭木等で傷付けられない場合は、ナイロン刃(3)の回転範囲を外周リング(51)の内側になるように、ナイロン刃(3)の長さをカットすれば庭木等に外周リング(51)の方が当接し、庭木等を保護できる。
他方、ナイロン刃(3)が直接障害物に当たっても支障がない場合は、ナイロン刃(3)が前記保護部材(5)の外周リング(51)の外に突出した長さでカットし、それを使用することにより、障害物にナイロン刃(3)が当たり、障害物直近の草木も刈り取られ、 障害物があっても草木の刈り残しがなく綺麗に刈り取りできる。
また、この空間部(51a)は、草刈の際に、太い草木に外周リング(51)の一部が当接して切れない場合でも、操作杆(2)の真下に位置する空間部(51a)を利用して、その空間部(51a)から太い草木を外周リング(51)内に入れば、その太い草木をピンポイントに切ることができる。
そして、外周リング(51)の外径は、円盤状の刈刃(3)の外周よりも適宜に大きくさせ、刈刃(3)が線状のナイロン刃では、後述するように、刈る場所に応じて、そのナイロン刃の回転範囲よりも大きい場合と小さい場合とがある。
これにより、円盤状の刈刃(3)においては、草刈の際に、障害物に保護部材(5)の外周リング(51)が刈刃(3)よりも先に当接し、障害物に刈刃(3)が直接当らず、刈刃(3)を障害物から保護する役目を成す。
また、外周リング(51)には、従来の櫛歯等がなく、単なるリングであるから、草刈作業中に刈刃(3)と共に保護部材(5)が移動しても、その外周リング(51)に草木が絡み付くことがない。
従って、保護部材(5)による草木の抵抗が極めて少なく、草刈機(1)をスムースに操作でき作業性が極めてよい
更に、この空間部(51a)は、草刈の際に、太い草木に外周リング(51)の一部が当接して切れない場合でも、操作杆(2)の真下に位置する空間部(51a)を利用して、その空間部(51a)から太い草木を外周リング(51)内に入れて、その太い草木を刈刃(3)でピンポイントに切ることができる特有な利点を有する。
しかも、外周リング(51)と取付盤(52)とが同芯状でもって、この取付盤(52)の位置を外周リング(51)よりも上方にずらして連結棒(53)で連結させており、保護部材(5)全体が略椀状の籠形に形成している。
このように、保護部材(5)が略椀状の籠形に形成したことにより、図2の2点鎖線で示すように、草木類の種類によって保護部材(5)を逆に反転させれば、刈刃(3)と外周リング(51)との上下方向の距離が変化し、それにより、草木類の種類に対応した外周リング(51)の位置で使用することもできるのである。
また、カッターナイフ(6)を両刃とするのは、カッターナイフ(6)の位置を前記外周リング(51)の内外に移動自在に装着する際に、後述するようにカッターナイフ(6)の刃部が反転するためにカットの関係上両刃としている。
しかしながら、カッターナイフ(6)の位置を変える手段が、カッターナイフ(6)の刃部を反転させない場合は、片刃でもよい。
これにより、ナイフ保持板(8)は段付きボルト(9)を中心に回動自在とし、前記カッターナイフ(6)が外周リング(51)の内外に移動自在となる。
つまり、ナイフ保持板(8)の他端が段付きボルト(9)で軸支されて、この段付きボルト(9)を中心にナイフ保持板(8)が自由に回動できるので、ナイフ保持板(8)の先端に設けた前記カッターナイフ(6)が、前記外周リング(51)の外側又は内側の位置に変更可能となる。(10)はナイフ保持板(8)を固定する固定ビスである。
これを更に説明すると、草刈作業中に保護部材(5)が障害物に当接する箇所、特に石や支柱あるいは縁石等に回転するナイロン刃(3)が直接接触しても問題ない箇所では、図4(a)の如く、カッターナイフ(6)を外周リング(51)の外側に位置させて、ナイロン刃(3)を回転させカッターナイフ(6)で先端側をカットすれば、ナイロン刃(3)が前記保護部材(5)の外周リング(51)の外に突出した長さとなり、ナイロン刃(3)の回転範囲が外周リング(51)の外径よりも大きくなる。
これを使用することにより、草刈の際に、ナイロン刃(3)が障害物に直接接触し、障害物直近の草木の刈り残しがなく、綺麗に刈り取りできるのである。
このような長さにナイロン刃(3)をカットするには、図4(b)のように、段付きボルト(9)を緩めて固定ビス(10)を外し、ナイフ保持板(8)を180度回転させてカッターナイフ(6)を外周リング(51)の内側に位置させ、ナイロン刃(3)を回転させてカッターナイフ(6)でカットすれば、ナイロン刃(3)が前記保護部材(5)の外周リング(51)の内側に位置する長さとなり、この長さのナイロン刃(3)を使用すれば植木等を損傷することがなく安心して草刈作業ができるのである。
2 操作杆
3 刈刃
4 原動機
5 保護部材
51 外周リング
51a 空間部
52 取付盤
53 連結棒
6 カッターナイフ
Claims (1)
- 操作杆(2)の先端に設けた刈刃(3)が原動機(4)で回転し草を刈り取る携帯草刈機(1)に装着され、前記刈刃(3)を保護する保護部材(5)に於いて、
前記保護部材(5)が、外周リング(51)と、その同芯状に位置し中央に取付け穴(52a)を有する取付盤(52)と、この外周リング(51)と取付盤(52)と間を放射状に連結する複数の連結棒(53)とから少なくとも成り、且つ、前記連結棒(53)で前記取付盤(52)を前記外周リング(51)の上方に位置させて連結し、しかも、前記刈刃(3)が線状のナイロン刃であり、且つ、前記ナイロン刃(3)を回転させて所定の長さに切るためのカッターナイフ(6)を、前記保護部材(5)の外周リング(51)に設けると共に、前記カッターナイフ(6)の位置を前記外周リング(51)の内外に移動自在としたことを特徴とする携帯草刈機の刈刃用保護部材。
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JP2013175318A JP5830067B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 携帯草刈機の刈刃用保護部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013175318A JP5830067B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 携帯草刈機の刈刃用保護部材 |
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JP2013175318A Expired - Fee Related JP5830067B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 携帯草刈機の刈刃用保護部材 |
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