JPS6371034A - 複写機の給紙トレイ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は複写機の給紙トレイ制御装置に関し、特に大量
の転写紙を積載するトレイが上下に平行移動し、常にピ
ックアップローラに適正な給紙圧をかける型式の給紙ト
レイ制御装置の改良に係るものである。

（従来技術） 第１図に本発明の前堤となる給紙トレイの概略図を示す
。この図はトレイを後側から見たものである。第２図は
同、枠組、駆動ｉ構を示す斜視図である。１は転写紙を
載せるトレイテーブルである。第２図ではこれは省略し
である。２は外部からの信号によって両方向に回転する
モータである。

３はウオームギアであり、これと連動して奥側のプーリ
ーが回転する。４はモータ２の出力軸に取り付けられた
ウオームでウオームギア３を駆動する。５はプーリーで
あり、対応個所に適宜設けられている。６はスプリング
である。７はプーリーとウオームギア３の間に掛けられ
たワイアであリ、ウオームギア３の回転力をトレイテー
ブル１に伝えこれを上下動させる。このワイア７はスプ
リング６によって適正なテンションが掛けられている。

８は転写紙である。９はピックアップローラ、１０はフ
ィードローラ、１１はリバースローラである。ピックア
ップローラ９、フィードローラ１０は共にＣＰＵ制御に
よるモータ（図省略）で駆動され、適当なタイミングで
転写紙を送る。

リバースローラ１１はピックアップローラ９、フィード
ローラ１０とは別のモータで駆動され（図省略）、重送
時には逆転して重送紙をトレイ内に戻す機能がある。ま
たピックアップローラ９はフィードローラｌＯの軸を支
点として上下に可動するアーム１２に取りつけられ１、
転写紙の上昇と共にこれが押し上げられ、その結果アー
ム１２の先端の遮蔽板がフォトインタラプタ１３内に入
り、信号が発せられるようになる。１４もフォトインク
ラブタ１３と同様のフォトインタラプタセンサで、トレ
イテーブル１の下降と共にｆｌ蔽仮１５によりトレイテ
ーブル１の下限を検知するようになる。

トレイは基本的に次の様な動作を行うように制御されて
いる。

転写紙が全くない場合、ペーパーエンドセンサ（図省略
）がこれを検知してトレイテーブルｌは下限まで下がっ
た状態になっている０次にトレイを引き出して転写紙を
置いてトレイを再びセットすると、それをセットセンサ
（図省略）が検知して、これによりモータ２がトレイテ
ーブルを上昇させる方向に回転し始める。

転写紙が上昇すると、これがピックアップローラ９を押
し上げることにより、遮蔽板１２がフォトインタラプタ
１３に入り、上限信号が後述するＣＰＵに伝えられる。

この時モータ２は停止し給紙可能な状態になる。

給紙が始まると転写紙が減少するのに合わせてトレイテ
ーブル１を上昇させなければならないので、遮蔽板１２
が常にフォトインタラプタ１３に入っているように、モ
ータ２を、フォトインクラブタ１３が遮蔽板１２を検知
していない時だけ上昇方向に回転させるようにする。

トレイを下降させる時は、下降スイッチ（図省略）を押
すとＣＰＵがこれを検知しモータ２を下降方向に回転さ
せる。そしてフォトインタラプタ１４が４蔽ｖｉ１５を
検知した時に止める。

以上のようにトレイテーブル１の制御はモータ２とフォ
トインタラプタ１３．１４により主に行われている。そ
のためフォトインクラブタ１３゜１４およびその周辺の
故障はトレイの制御に重大なトラブルを引き起こす０例
えばフォトインタラプタ１３がハーネスの断線などで動
作しなくなると、上昇中のトレイは上限に到達してもこ
れが検知されず、必要以上にピックアップローラ９を押
し上げ、最悪の場合これを変形させてしまう恐れがある
。また、給紙中に断線が起こると、ピックアップローラ
９は高い圧力で転写紙８に接触し、そのためピックアッ
プローラ９は回転できず、不送りジャムになる。

（目的） 本発明はこの様な背景に鑑みてなされたものであり、転
写紙を積載したトレイをモータによって上下動すること
で、給紙時の祇高さを維持する型式の給紙トレイにおい
て、上昇時に上限を検知するセンサに関係する所が故障
してトレイが停止しないような現象があった場合、これ
を検知してトレイを下降させ、異常があったことを不揮
発メモリに記憶させ、修理が終わるまでこのトレイを使
用不可にすることで故障の拡大を防ぐことを目的とする
。

（構成） 通常トレイテーブルが一番下の位置から上限位置まで上
昇するには約１３秒程度かかる。つまり、センサ類が正
常な場合モータ２は１３秒以上は回転することはないは
ずである。しかし上限センサ１３の故障などでトレイテ
ーブル上限を検知できない場合は、モータはずっと回ろ
うとすることになる。よって、１３秒以上モータが回っ
ていたらこれを異常とみなし、トレイテーブル１を下限
まで下げるようにし、同時にオペレータにその旨表示す
る。

給紙中はトレイテーブル１が紙の減少分を補うために上
昇するのにかかる時間は、たかだか０．１〜０．３秒程
度である。そこで１秒以上トレイモータが給紙中に回転
したら、これも上記と同様に異常として処理するように
する。

以下に本発明によるトレイの制御を詳しく説明する。

第３図は一実施例に係る制御ブロック図である。

２．１３．１４は第１図で説明済みのモータ、フォトイ
ンクラブタである。フォトインタラプタ１３．１４は回
路構成から、遮蔽板を検知するとＣＰＵ１６に“Ｈｉｇ
ｈ　’信号を伝えるようになっている。１７はＲＯＭで
制御プログラムが入っている。１日はＲＡＭで制御に必
要な一時変数が入る。１９は表示装置でトレイの異常な
どを表示する液晶などの装置である。２０はモータ２を
駆動するためのドライバで、ＣＰＵ１６のＭＵが’Ｈ１
ｇｈ　“になるとモータ２は第１図におけるトレイテー
ブルｌを上昇させる方向に回り、ＭＤが“Ｈｉｇｈ　”
になると、逆に下降させる方向に回る。

２１は不揮発メモリで、内部に電池を内蔵しており、通
常動作中に外部電源を切断されても内部の電源監視回路
がこれを検知し、電源供給を電池に切り替えるのでメモ
リ内容は失われない。２２はスイッチで、押下されると
’Ｈｉｇｈ’の信号をＣＰＵ１６に伝える。

次に第４図にトレイの通常の動作を表すフローチャート
を示す。

第４Ａ図に示す５ＵＢＩはトレイをセットした時にトレ
イテーブルｌを上昇させるサブルーチンで、ペーパーエ
ンドでなく且つトレイ異常を示す’ＦＬＡＧ　　ＭＯＥ
Ｍ’が“１＃でなければ’ＭＵ’に’Ｈｉｇｈ　“を出
力してモータ２を上昇方向に回す、ここで’ＦＬＡＧ　
　ＭＯＥＭ“の値は後述のサブルーチンによってセット
され、不揮発メモリ２１に入っているので、電ａ断後も
その値は消えずに残っている。

第４Ｂ図に示す５ＵＢ２は上昇中、あるいは上限で停止
しているトレイテーブル１を下降させるサブルーチンで
、トレイ下降用のスイッチが押されたことを検知して’
ＭＤ’に’Ｈｉｇｈ　′を出力しモータ２を下降方向に
回す。

第４Ｃ図に示す５ＵＢ３はトレイテーブル１が上限に来
た事を検知してモータ２を停止させるサブルーチンであ
る。

第４Ｄ図に示す５ＵＢ４は逆にトレイテーブル１が下限
に来た事を検知してモータ２を停止させるサブルーチン
である。

第４Ｅ図に示す５ＵＢ５はコピー中の紙の減少分の高さ
を補うサブルーチンで、ペーパーエンドでなく且つ上限
センサ１３が遮蔽板を検知していなければ、モータ２を
上昇方向に回転させる０回転したモータ２は５ＵＢ３に
よって停止させられる。

次にトレイの異常を検知するための方法を第５図のフロ
ーチャートを用いて説明する。５ＵＢ６は制御の必要上
、１ｍ５ｅｃ毎に呼ばれるサブルーチンで、まずモータ
２に上昇方向に回転する信号を出しているかどうか判定
し、出していれば’ＣＯＵＮＴＥＲ−ＭＵ’の値を１増
加し、そうでなければ’Ｃ０ＵＮＴＥＲＭＵ”をｏにす
る。

’Ｃ０ＵＮＴＥＲＭＵ’は上記の操作により、“ＭＵ”
が’Ｈｉｇｈ’である時間を表すことになる０次にコピ
ー中でなければ“ＣＯＵＮＴＥＲ−ＭＵ’が１５０００
（ｍｓｅｃ）つまり１５秒より大きいかどうか判断し、
大きければ異常なのでモータ２を下降させ、’ＦＬＡＧ
　　ＭＵ　　ＥＭ“を１にセットし、表示部にトレイが
異常であることを表示する。コピー中であれば”　ＣＯ
ＵＮＴＥＲＭＵ“は“１０００“と比較し、大きければ
、コピー動作を中止して上記と同じ異常処理を行う。

以上の様な制御を行えば上限センサ１３の故障などでト
レイテーブル１が上昇しすぎても、一定時間後にトレイ
テーブル１は下降し、オペレータにもその旨知らせて、
そのトレイを使用しないようにできるので、故障の程度
を拡大することがない。

また電源をＯＦＦしても、該トレイが異常であるという
情報は失われないので、再度電源をＯＮしてもそのトレ
イは使用できず、故障の拡大を防げる。

このトレイを再び使用できるようにするためには、サー
ビスマンの適切な処置がなければならないが、修理後は
不揮発メモリ２１に入っている’ＦＬＡＧ　　ＭＯＥＭ
“の値をクリアしなければ再度使用可にできない。

この操作を行うのが第６図に示す５ＵＢ７で、サービス
マンがスイッチ２２を押すと＃ＦＬＡＧＭＵ　　ＥＭ’
の値が“φ１にリセットされる。

これで再びこのトレイは使用可となる。

この様にすれば一度故障したトレイはサービスマンの処
置を受けるまで電源の０Ｎ−ＯＦＦにかかわらず、動作
しないようになり故障の拡大を防げる。

（効果） 本発明は以上述べた通りのものであり、本発明に係る給
紙トレイ制御装置によれば、センサの故障によるトレイ
の破損、不送りジャム等を未然に防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の前提となる給紙装置の概略側面図、第
２図は同、外観斜視図、第３図は一実施例に係る制御ブ
ロック図、第４Ａ図、第４Ｂ図。 第４Ｃ図、第４Ｄ図、第４Ｅ図は通常動作のフローチャ
ート、第５図、第６図は異常時および再使用時のフロー
チャートである。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 転写紙を積載するためのトレイテーブルと、回転方向が
   制御できるモータと、前記モータの回転力によつて前記
   トレイテーブルを上下動するための手段と、前記トレイ
   テーブルが上限位置にあることを検知する手段と、前記
   モータがトレイテーブルを上昇させる方向に回転してい
   る時、この回転時間を計る手段と、前記回転時間がある
   決められた時間を超えているかどうかを判断する手段と
   、上記判断手段により、回転時間がある決められた時間
   を超えていると判断された場合、トレイテーブルを下限
   まで下げる手段と、モータの回転時間異常状態を、電源
   を切つてもその内容が失われない不揮発メモリに記憶さ
   せておく手段と、上記不揮発メモリに上記の異常状態が
   記憶されている時、モータの回転を禁止する手段とを有
   することを特徴とする複写機の給紙トレイ制御装置。