JPS637023B2 - - Google Patents

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JPS637023B2
JPS637023B2 JP57130616A JP13061682A JPS637023B2 JP S637023 B2 JPS637023 B2 JP S637023B2 JP 57130616 A JP57130616 A JP 57130616A JP 13061682 A JP13061682 A JP 13061682A JP S637023 B2 JPS637023 B2 JP S637023B2
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JP
Japan
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thin
forming
gold wire
aperture
thin gold
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JP57130616A
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JPS5921020A (ja
Inventor
Fujio Komata
Kiichi Takamoto
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Priority to US06/515,304 priority patent/US4550258A/en
Publication of JPS5921020A publication Critical patent/JPS5921020A/ja
Publication of JPS637023B2 publication Critical patent/JPS637023B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/09Diaphragms; Shields associated with electron or ion-optical arrangements; Compensation of disturbing fields

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、LSI等の微細なパタンを描画する荷
電ビーム露光装置に係わり、特に、高精度な形状
寸法の矩形成形ビームを形成するための成形絞り
に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
周知のように、成形絞りは小さな矩形孔が設け
られた導電性の薄板を荷電ビーム露光装置の電子
光学系の光軸上に挿入し、電子源より放射された
荷電ビームがこの矩形孔を通過するとき荷電ビー
ムの一部をさえぎつて矩形孔形状の光源像を作る
ものである。
第1図、第2図は従来の成形絞りを示すもので
あり、第1図において、1は成形絞り、2は成形
絞りの矩形孔である。また、第2図は矩形孔を有
する成形絞りを2枚重ねた図である。11,12
は成形絞り、21は成形絞り11の短冊形の孔、
22は成形絞り12の短冊形の孔、23はこれら
短冊形の孔21,22によつて形成される矩形
孔、30は複数個の位置決め用フランジである。
第3図a,b,cは上記成形絞りを用いるため
の固定方法を示すものである。50は成形絞り固
定台、51は成形絞り挿入溝、52は位置決め用
円弧溝、60は押えリング、70は締付けねじで
ある。
第4図は成形絞りを用いた露光装置の電子光学
鏡体の一例を示すものである。80は電子銃、8
1はコンデンサレンズ、82,83はビーム成形
用レンズ、84は縮小レンズ、85は対物レン
ズ、86はビームブランカー、87はビーム成形
用偏向器、88はビーム偏向器、89はビーム電
流制限絞り、90は試料面、13は第1成形絞
り、14は第2成形絞り、91は第1成形絞り1
3で形成された成形電子ビームの断面形状、15
は第2成形絞り14の矩形孔、92は第2成形絞
り14上に結像偏向された第1成形絞り13で形
成された成形電子ビーム像、93は試料面上に結
像した成形電子ビームである。
ところで、第3図において成形絞り1の固定方
法は、成形絞り固定台50の成形絞り挿入溝51
内に成形絞り1を入れ、成形絞り1を均等の締付
け力で押えるために押えリング60を介在させて
締付けねじ70をねじ込んで固定している。
第2図の成形絞り11,12は前述した如く成
形絞り11の短冊形孔21と12の短冊形孔22
を相直交するように成形絞り11と12を重ね合
わせて矩形孔23を成形するものである。この成
形絞り11,12の固定方法も、第1図の成形絞
り1の場合と同じ方法である。矩形孔23の形状
精度を保つため、成形絞り11と12の回転や側
辺の位置ずれを防ぐ目的で第3図cに示す如く成
形絞り挿入溝51の外周を4等分する位置に位置
決め用の円弧溝52がある。この円弧溝52に前
記成形絞り11,12の位置決め用フランジ30
を挿入することにより、成形絞り11と12の重
ね合わせの位置決めがなされる。このように、成
形絞り1あるいは成形絞り11,12が固定され
た成形絞り固定台50は第4図に示す電子光学鏡
体の第1成形絞り13、第2成形絞り14の位置
に装着される。電子光学鏡体においては、電子銃
80から発生される電子ビームが形成するクロス
オーバ像、および成形絞り像によつて作られる矩
形の電子ビーム像が所定の状態に結像される。成
形ビームは、第1成形絞り13によつて矩形に形
成された電子ビーム像91が成形レンズ82,8
3によつて第2成形絞り14上に結像されると同
時に、ビーム成形用偏向器87で偏向される。こ
の偏向されたビーム92が第2成形絞り14の矩
形孔15を通過することによつて所定の矩形形状
寸法になるように成形される。このようにして形
成されたビームは縮小レンズ84対物レンズ85
によつて試料面90上に所定の形状、寸法で結像
される。
このような構成のもとで用いられる成形絞り1
あるいは成形絞り11,12において、成形絞り
1の矩形孔、成形絞り11,12の短冊形孔は写
植によるエツチングあるいはエレクトロホーミン
グで加工される。これらの加工において成形絞り
の材質の結晶粒度、圧延方向、および写植加工精
度の限界によつて製作上、第1図、第2図に示す
如く4角のコーナの丸みR、直角度、4辺のエツ
ジの凹凸5等の形状誤差を生じる。このうち、コ
ーナの丸みRは板厚の約1/10の誤差量を生じ、エ
ツジの凹凸8は結晶粒度、圧延方向に大きく依存
する。
第1図、第2図において成形絞りをモリブデン
(Mo)でエツチング加工により作製した場合、
板厚を30μmとすると、コーナの丸み量は約3μ
m、エツジの凹凸は圧延方向と同方向の矩形辺で
2〜4μm、圧延方向と直角方向の矩形辺で3〜
5μmの凹凸量を生じる。直角度は90゜±30′程度の
加工精度で、このとき矩形辺の平行度は一辺
200μmとする約±1.75μmとなる。
また、銅をエレクトロホーミングで加工し、金
メツキ(メツキ厚1〜2μm)を施した成形絞り
では、銅板厚を20μmとすると、コーナの丸み量
は約2μm、エツジの凹凸は約2μm、直角度は90゜
±30′程度である。
ここで、電子光学鏡体に使用している成形絞り
を、第1成形絞りが2□mm、第2成形絞りが200
□μmとし、この電子光学鏡体の縮小レンズ84と
対物レンズ85を合わせた倍率を1/20とする。
今、試料面上に第2成形絞り矩形孔の像がそのま
ま結像したとすると、10μmのビームとなり、モ
リブデン絞りの場合、コーナの丸みは約0.15μm、
エツジの凹凸は約0.25μmの形状誤差となる。ま
た、銅に金メツキを施した絞りの場合、コーナの
丸みは約0.1μm、エツジの凹凸は約0.1μmの形状
誤差となる。また、矩形の辺の平行度は約±
0.18μmとなる。これは、サブミクロン領域のパ
タン描画においては無視することのできないパタ
ン誤差となる。
一方、コーナの丸みと材質の圧延方向による形
状誤差を無くすため第2図に示す如く2枚の成形
絞りの短冊形の孔を組合せて矩形孔を形成した成
形絞り11,12においては、第3図に示す成形
絞り固定台50に装着するとき、重ね合せの位置
決め誤差、および締付けねじ70の回転による位
置ずれによつて角度誤差θ1〜θ4を生じる。さら
に、エツジ凹凸の周期によつて重ね合わせる位置
を選択しなければならない煩雑さがある。
このように従来の成形絞りは、サブミクロンを
対象とする微細パタンの描画において、矩形ビー
ム形状精度、ビームシヨツト間の接続精度の低下
を生じ、パタン品質を悪くする欠点を有してい
た。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの欠点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところはエツジ精度の
良好な細線を直交するように組合わせて成形絞り
を形成することにより、矩形の直角度、平行度お
よびエツヂの凹凸形状誤差に起因する成形ビーム
形状誤差を除去することができ、品質の優れたパ
タンを描画し得る荷電ビーム露光装置用成形絞り
を提供しようとするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第5図a,bにおいて、金細線201,20
2,203,204は円筒形状であり、この表面
は凹凸(あらさ)が0.1μm以下の円滑な面となさ
れている。この表面の凹凸量は縮小倍率1/10〜1/
20の電子光学系において、0.01μm以下となるの
で、パタン形成上問題はない。このため、金細線
に張力を加えて張ることにより直線性の良いエツ
ジを得ることができる。矩形孔200は4本の金
細線201,202,203,204に張力を加
えて井桁形状に組んで形成したものである。矩形
孔200の直角度、すなわち、金細線201,2
02,203,204の相互の直交性、平行性に
ついては、金細線の組立によつて得られる。
金細線の組立は、金細線取付台400の外周部
に形成しようとする矩形の寸法間隔で、直角度、
平行度の位置精度に関して高精度な金細線の組立
用設定位置決め溝401を設けておき、この溝を
ガイドにして、金細線の両端より張力を加えて張
り、4本の金細線の相互位置関係を万能工具顕微
鏡で計測し、所定の直角度、平行度が得られた
ら、金細線の両端を金細線取付台400にスポツ
ト溶接あるいは銀ペーストで固定する。410は
溶接部である。この組立方法において、金細線は
5mmの間隔に対して±5μmの直線性精度で張る
ことができ、このときの直角度は90゜±3.4′であ
る。これより、200□μmの矩形を形成した場合±
0.2μm程度の平行度となり、電子光学系の縮小倍
率を考慮すると問題とならない。このように、コ
ーナの丸みは直線を直交させるため皆無である。
ここで、第5図において100は金細線20
1,202,203,204で形成された矩形孔
200以外を照射するビームを遮断するモリブデ
ン薄板で、矩形200よりもわずかに大きな矩形
孔110を有している。このモリブデン薄板10
0を金細線の組立前にあらかじめ金線取付台40
0に固定しておく。モリブデン薄板100の位置
決めは、金細線取付台400に位置決め用ノツク
ピン420を設け、このノツクピン420とモリ
ブデン薄板100に設けた位置決め用孔102で
行なう。101はモリブデン薄板100と同様の
モリブデン薄板で、金細線取付台400を装着す
る固定台500との間に介在させて金細線の保護
を兼ねている。このモリブデン薄板101の位置
決めはモリブデン薄板100の位置決めと同様に
行なう。このとき、同一のノツクピン420を用
いる。
ところで、本実施例では、モリブデン薄板10
0,101が金細線を上下で挾む構造としたが、
上方、下方のいずれか一方だけでも良い。金細線
取付台400の固定台500への装着は、固定台
500の挿入溝501に金細線取付台400を挿
入し、その後に、押えリング600を挿入する。
最後に締付ねじ700をねじ込んで金細線取付台
400を締付け固定する。電子光学鏡体内へは固
定台500ごと成形絞り位置13,14に装着す
る。金細線202,202,203,204を井
桁状に組立てたときに生ずる線径による矩形エツ
ジの段差については、従来技術の2枚重ねの成形
絞り11,12において、段差が30μm(成形絞
り板厚30μm)でも成形ビームへの影響が無いこ
とより、成形ビームの形成に問題を生じない。
このような構造としたことにより、電子光学鏡
体に装着し、成形ビームを形成しパタン描画を行
なう場合、縮小倍率を1/20とすると、形成された
パターンのエツジの凹凸量は0.01μm以下、コー
ナの丸みは無く、矩形の辺の平行度は±0.02μm
以下となり形状精度の良い成形ビームを形成する
ことができる。
矩形を形成する金細線は強度的に20μm程度が
限度であるが、タングステン、グラスフアイバを
用いれば10数μmの細線で成形絞りを構成するこ
とができる。グラスフアイバの場合は表面を金被
覆して導体とする。
さらに、金細線の組立精度は、金細線に張力を
加えて張り、位置決めする専用治具を作製し、金
細線の固定時に位置ずれを生じないようにするこ
とにより向上させることが可能である。
尚、上記実施例では金細線を井桁状に組んだ場
合を説明したが、第6図に示す如く金属薄板80
0に開けた孔の直交する2辺801,802上に
それぞれ金細線803,804を配置しても良
い。同様に3辺に配置しても良い。また、これら
の金細線の上下に矩形孔を持つ金属板を配置でき
ることは勿論である。
さらに、本発明の他の実施例について説明す
る。
第7図a,bにおいて、301,302は金細
線であり、この金細線301,302は矩形ビー
ム形成時の電子ビーム照射によつてコンタミネー
シヨンを生じたときに、金細線の電子ビーム照射
部を移動させて、新たな金細線で直交部を形成し
得るように巻取器に巻回されている。即ち、金細
線301は一端がボビン303に固定され、他端
がボビン304に固定されており、金細線302
は一端がボビン305に固定され、他端がボビン
306に固定されて、それぞれのボビンに連続し
て巻かれている。
金細線を巻いたボビンは同図bに示す如く成形
絞りを構成する固定台307に配置された回転軸
308にそれぞれ取付けられる。ボビン303を
例にボビンの取付け方法を説明する。即ち、回転
軸308にはボビン303が挿入され、回転軸3
08のキー溝309とボビン303のキー溝31
0を一致した状態で、このキー溝に回転軸308
とボビン303を一体にして、回転軸の回転力を
伝達するキー311が嵌合される。その後にボビ
ン押え座金312を入れ、回転軸ねじ部313に
ボビン締付けナツト314をねじ込み、ボビンを
固定する。回転軸308は金細線を巻き取り、巻
き戻しすることができるように正、逆回転可能と
されている。この回転の軸受部は、固定台307
の軸穴315と回転軸の円筒部316で形成す
る。317,318は回転軸の回転を滑らかにす
る摺動材である。319は締付けねじ320の締
付力を均等に伝達する押えリングであり、締付け
ねじ320は軸受の固定と軸受にスラスト力を与
えるものである。このスラスト力は金細線を張つ
たとき、緩まないように、軸受の制動力として働
く。回転軸は固定台に4個所配置されており、ボ
ビンの取付け方法も全べて同構造となされてい
る。また、回転軸308は回転キー321によつ
て回転される。
一方、金細線301,302の組立て方法は、
まず、固定台307に位置決めピン322〜32
5,326〜329を配置する。金細線はこの位
置決めピンをガイドにして直交するように張るの
で位置決めピン322,326,327,323
は一列に直線性良く配列し、位置決めピン32
4,328,329,325は位置決めピン32
2,326,327,323に直交するように一
列に直線性良く配列する。また、位置決めピン3
22〜325と回転軸308との間に直交に張つ
た金細線に張力を加えることによつて金細線の位
置ずれ防止と金細線の高さ調節をするアイドリン
グ軸330をそれぞれに配置する。このアイドリ
ング軸330は頭部に金細線をガイドする位置決
め溝331がある。このアイドリング軸330は
同図bに示す如く上下方向に動くように、固定台
307の軸穴332に設けられる。即ち、この軸
穴332内のアイドリング軸330下部端面33
3下に緩衝材334を介在させて取付けられてい
る。ここで335は緩衝材調整用締付けねじ33
6の力を均等に伝達する押えリングである。これ
らの位置決めピン、アイドリング軸に対して、金
細線301,302はその直交性、直線性を維持
するため、位置決めピン2本とアイドリング軸に
それぞれ互い違いに張られる。例えば金細線30
1の場合、位置決めピン326,322とアイド
リング軸330に対して、位置決めピン322を
中間にして蛇行するように通す。
さらに、直交して張つた金細線301,302
はそれぞれボビン303と304、ボビン305
と306に巻回されているため、ボビンを取付け
た回転軸308を互いに逆方向に回転させること
により張力を加えることができる。
この金細線の組立てにおいて、金細線は5mmの
間隔に対して±10μmの直線性精度で張ることが
でき、このときの直角度は90゜±6′である。これ
より、勢記第1成形絞り13と第2成形絞り14
で100□μmの矩形を形成した場合、電子光学系の
縮小倍率を1/10〜1/20とすると、試料面上に結像
した矩形ビームは10μm〜5μmで平行度は±0.04μ
m以下の平行度となり、ビーム形状精度への影響
は無い。
また、金細線301,302を直交させたとき
に生ずる線径による段差については、図2におけ
る従来技術の2枚重ねの成形絞り11,12にお
いて、段差が30μmでも成形ビームへの影響が無
いことにより、成形ビームの形成に問題を生じな
い。
尚、340は前記実施例同様に金細線301,
302で形成した直交部分以外を照射する電子ビ
ームを遮断するモリブデン薄板であり、これには
矩形孔341が形成されている。モリブデン薄板
340は、矩形孔341の1つのコーナの直交す
る2辺が金細線で隠れるように位置決めして固定
する。位置決めは、金細線の位置決めガイド用の
位置決めピン322〜325,326〜329を
利用する。このため、モリブデン薄板340には
位置決め穴342〜345,346〜349を設
ける。
第8図は上記構成の成形絞りを用いた矩形ビー
ムの形成方法を示すものであり、第4図に示す電
子光学系の第1、第2成形絞り13,14の位置
上記成形絞りを配置したものである。まず、電子
銃から放射された電子ビーム910を第1成形絞
り13の金細線構成のコーナで電子ビーム断面を
切断して矩形ビームの1部を形成920する。第
1成形絞り13で形成された電子ビーム像920
を成形レンズ82,83と偏向器87で第2成形
絞り14上に結像、偏向させるとき、第2成形絞
り14の金細線構成のコーナに対して第1成形絞
り13の金細線構成のコーナで形成された電子ビ
ーム像920の直角部を対角方向にして、第1成
形絞り13の金細線で成形されていない電子ビー
ム断面側を第2成形絞り14で切断して矩形ビー
ムを作る。
930はこのようにして形成された電子ビーム
像が縮小レンズ84、対物レンズ85によつて試
料面上に結像されたものである。
一方、金細線301,302にコンタミネーシ
ヨンを生じた場合、コンタミネーシヨン部を動か
して新しい金細線で矩形ビーム形成用の直交部を
構成させるには、電子光学系内に装着した固定台
307はそのままの状態で電子光学系鏡体外に取
り出さず、電子光学系鏡体に設けられた固定台3
07の着脱用穴に回転軸308回転用の専用ハン
ドルを通し、専用ハンドルで回転軸を回して金細
線を移動させる。専用ハンドルによる回転軸30
8の回転は専用ハンドルのキー穴を回転軸308
の回転キー321に嵌合して行なう。このときの
操作は、まず、金細線が引き出される側の回転軸
を回わして金細線を緩める。次に、金細線を巻き
取る側の回転軸を回わして、金細線を移動させ
る。金細線の移動後に、金細線に張力を加えるた
め両者を回転させる。
上記実施例によれば、矩形ビームを形成する成
形絞りの2直交辺を直線性の良い金細線で、高精
度に組立てている。したがつて、成形ビームはコ
ーナの丸みが無く、エツジの凹凸量は0.01μm以
下矩形の辺の平行度は±0.04μm以下という形状
精度の良いものが得られ、品質の優れたパタンを
描画できる。また、相直交するように組立てた金
細線を巻き取り、巻き戻しができる構造としたた
め、成形絞りの交換は直交部を形成する金細線の
部位を移動するだけで良く、電子光学系の成形ビ
ーム形成のアライメント条件を変えることなく簡
単に交換ができる。したがつて、鏡体の保守調整
が容易となる利点がある。
また、直交する金細線の下部に電子ビーム電流
の計測用のフアラデイーカツプを配置することに
よつて、金細線に対して直交するようにビームを
偏向走査し、金細線を横切るときの電流値変化を
測定するシヤープエツジ方式の矩形ビーム寸法測
定器に応用することができる。さらに、金細線の
コンタミネーシヨン部位を移動するだけで金細線
の交換操作が可能である。したがつて、測定器を
電子ビーム露光装置外に取り出して金細線を交換
する必要がなく、その場で行なうことができるた
め、金細線交換後の金細線の直交する2軸と電子
ビーム露光装置のレーザ絶対座標軸の軸合わせ、
金細線の直交する2軸とビーム2次元(X、Y方
向)偏向方向との位置合わせ調整等を行なう必要
がなく、保守・調整が容易となる利点がある。
尚、上記実施例では2本の金細線を相直交する
ように組んだ場合を説明したが、モリブデン薄板
の矩形孔に対して、金細線を井桁状に組んで矩形
孔の4辺に配置してもよい。また同様に3辺に配
置しても良い。さらに、本実施例では前記実施例
同様金細線を用いたが、強度的に優れたタングス
テン線を用いてもよい。
また、モリブデン薄板340を金細線の下に設
ける構造としたが、上方だけ、あるいは上下に挾
む構造としてもよい。
その他、本発明の要旨を変えない範囲で種々変
形実施可能なことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、成形絞り
の矩形孔を直線性の良い細線によつて、高精度な
矩形形状に組立てたため、矩形の直角度、平行
度、およびエツジの凹凸の形状誤差に起因する成
形ビーム形状誤差を除去することができ、品質の
勝れたパタンを描画し得る荷電ビーム露光装置用
成形絞りを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ従来の成形絞りを示
す構成、第3図は成形絞りの固定台を示すもので
あり、同図aは平面図、同図bは同図aの−
線に沿う断面図、同図cは挿入溝を拡大して示す
平面図、第4図は成形絞りを用いた露光装置の電
子光学鏡体を示す構成図、第5図は本発明に係わ
る荷電ビーム露光装置用成形絞りの一実施例を示
すもので、同図aは一部切除した平面図、同図b
は同図aの−線に沿う断面図、第6図は本発
明の他の実施例を示す要部構成図、第7図は本発
明の他の実施例を示すもので、同図aは平面図、
同図bは同図aの−線に沿う断面図、第8図
は本発明装置を用いた矩形ビームの形成方法を説
明するために示す図である。 200……矩形孔、201〜204,301,
302……金細線、100,101,340……
モリブデン薄板、110,341……矩形孔、4
00……金細線取付台、500,307……固定
台、501……挿入溝、303〜306……ボビ
ン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 矩形孔を有する成形絞りを備え、この成形絞
    りを通過した荷電ビームを試料面上に結像させて
    パタンを露光する荷電ビーム露光装置において、
    矩形孔を有する導電性の薄板と、この薄板の矩形
    孔の少なくとも隣接する2辺にこの2辺より内側
    に側面を位置して導電性の細線を交差して張設し
    たことを特徴とする荷電ビーム露光装置用成形絞
    り。 2 上記導電性の細線の両端をそれぞれ巻取器に
    取付け、この細線を移動可能な構成としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の荷電ビー
    ム露光装置用成形絞り。
JP13061682A 1982-07-27 1982-07-27 荷電ビ−ム露光装置用成形絞り Granted JPS5921020A (ja)

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JP13061682A JPS5921020A (ja) 1982-07-27 1982-07-27 荷電ビ−ム露光装置用成形絞り
US06/515,304 US4550258A (en) 1982-07-27 1983-07-19 Aperture structure for charged beam exposure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543470Y2 (ja) * 1985-01-25 1993-11-02

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122978A (en) * 1978-03-16 1979-09-22 Jeol Ltd Detecting method and its apparatus for electron ray information in electron ray exposure unit
JPS5556628A (en) * 1978-10-23 1980-04-25 Jeol Ltd Electron beam exposure device

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JPS5556628A (en) * 1978-10-23 1980-04-25 Jeol Ltd Electron beam exposure device

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