JPS63700A - 衝突予防援助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明は船舶の安全航法のために使用して好適な衝突予
防援助装置に関する。

（従来の技術） 一般に、他船あるいは固定障害物との衝突を避けて安全
な航海を行うことは必須の条件であり、このために衝突
予防援助装置が開発されてきている。従来、かかる衝突
予防援助装置は船舶の船橋の適宜な場所に設置され、操
船者がその船橋に設置する衝突予防援助装置のグラフイ
ンクデイスプレィを見ながら他船または固定障害物に衝
突する危険の有無を判断し、その判断結果に基づいて操
船を行うようにしている。従って、ｆｉ突予防援助装置
のグラフィックディスプレイ自体を船橋以外の例えば船
長空等に設置し、グラフィックディスプレイの表示内容
を見たり、あるいは衝突の有無を判断するといった手法
を採ったものはなかった。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、近年、船舶の航行に対しても超自動化および
省人化が進みつつあるが、その−環として例えば航海士
や様関十等の職務上の区分が崩れつつあり、誰でもが平
等に操船に携わるようになってきた。この結果、衝突予
防援助装置の利用方法とかその情報に基づく操船の判断
等について充分な経験を持っていない者が実際に操船に
携わることも考えられ、このため航海における安全上の
不安が残るばかりでなり、衝突の危険時に充分な対応が
とれない問題がある。

本発明は実情に鑑みてなされたもので、充分な経験を持
たない者でも安全、かつ、適切に操船を行い得、超自動
化船および省人化に対処し得る衝突予防援助装置を提供
することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明による衝突予防援助装置は、グラフィックディス
プレイおよび音声信号の入・出力部を有する衝突予防援
助装置本体と、この装置本体の入・出力部に着脱可能に
接続され、音声信号の入・出力を行う装置本体側音声入
出力装置と、前記装置本体のグラフィックディスプレイ
を臨むように設置されたテレビカメラと、このテレビカ
メラと有線または無線にて接続され、前記装置本体とは
別の適宜な場所に設置されたモニタ装置と、このモニタ
装置またはそのモニタ装置の近傍に設置され、前記衝突
予防援助装置本体側入出力装置とで相互に通話を行うモ
ニタ側音声入出力装置とを備えたものである。

（作用） 従って、以上のような手段とすることにより、例えば船
橋の適宜な場所に衝突予防援助装置本体を設置し、かつ
、船長室側にモニタ装置を設置すれば、装置本体側のグ
ラフィックディスプレイに映し出された映像信号をテレ
ビカメラでｆｊ彰して船艮室のモニタ装置に全く同じ映
像信号として映し出すことが可能となり、操船者から５
Ａ置本体側音声入出力装置を使用して船長に相談するこ
とができ、また、船長が自室でモニタ装置を見ながらモ
ニタ側音声入出力装置を使用して操船者側に適切な指示
を与えることができる。

（実施例） 以下、本発明装置の一実施例について第１図および第２
図を参照して説明する。第１図は装置全体の模式的な構
成図、第２図はグラフィックディスプレイとテレビカメ
ラと操船者との関係を示す図である。これらの図におい
て１０は操船を行うに適した場所で操船者の近くである
例えば船橋等の適宜な場所に設置された衝突予防援助装
置本体であって、この装置本体１０には従来周知の如く
衝突危険予防のために種々の計算を行う計算機およびそ
の計算結果のデータを表示するグラフィッ、タデイスプ
レイ１１等が備えられている。従って、このグラフィッ
クディスブレス１１は、レーダビデオのみならず、自船
と他船・固定障害物との相対関係つまり他船等との最接
近距ｆｆ１ｃＰＡ−最接近距離に達するまでの方向ＤＣ
ＰＡ−最接近距離に達するまでの時間ＴＣＰＡ・相対ベ
クトル・自船と他船の真のベクトル、衝突の危険表示等
を表示する機能を持っている。また、前記装置本体１０
の上部側にテレビカメラ用架台１２が取り付けられ、こ
の架台１２には前記グラフィックディスプレイ１１の表
示面と向い合うような状態で高感度テレビカメラ１３が
取り付けられている。このテレビカメラ１３はグラフィ
ックディスプレイ１１に映し出された映像を胤影して電
気的な映像信号に変換した後、信号ライン１４を経由し
てモニタ装置２０へ送り、あるいは無線（図示せず）に
てモニタ装置２０へ送る様になっている。なお、テレビ
カメラ１３の取り付けにあっては、例えばグラフィック
ディスプレイ１１の表示面の中心ライン（イ）より多少
装置本体後部側にずらした状態で、かつ、７１４２図に
示す如く前記表示面と合い反する方向に多少傾斜する様
に設置すれば、操船者１５も同時にグラフィックディス
プレイ１１の表示内容を見ることができる。

さらに、装置本体１０のグラフィックディスプレイ１１
の近傍には音声信号を入・出力するジャックなどの人・
出力部１６が取り付けられ、これに音声入力出力装置と
しての例えばヘッドホーン式インタホーン１７のプラグ
１７ａ７′ｆｉｌ脱自在に挿入される。このヘッドホー
ン式インターホーン１７は、操船者において頭部に装着
して使用され、マイクロホーン１７ｂより必要な音声信
号が入力でき、かつ、イヤホーン１７Ｃから音声信号が
出力されるもので、これらの音声信号は信号ライン（図
示せず〉を使用してモニタ装置２０と相互に通話の授受
を行える構成となっている。

前記モニタ装置２０は例えば船長室等に設置して前記テ
レビカメラ１３からの映像信号を映し出すものである。

従って、このモニタ装置２０にはグラフィックディスプ
レイ１１と同一の映像が表示される。このモニタ装＠２
０の側部には音声入出力Ｈｆｌとしてのインターホーン
２１が取り付けられ、前記船橋側の操船者の所持するヘ
ッドホーン式インターホーン１７とは１対１の直通専用
ラインにて接続されている。

従って、以上のように実施例の＃ｌ成によれば、グラフ
ィックディスプレイ１１の表示内容をテレビカメラ１３
で撮影して映像信号として例えば船長室のモニタ装置２
０に映し出すようにしたので、操船者が操船の判断に迷
う時等に操船者が所持するヘッドホーン式インターホー
ン１７から必要な相談内容を音声信号として入力すれば
、船長苗で船長がその相談内容をインターホーン２１で
聞くことができ、この時、船長はモニタ装置２０を見な
がら適切なアドバイスを与えることができる。

ま／Ｃ−１船長は船長室に常設されるモニタ装置２０を
見ながら必要に応じてインターホーン２１を用いて音声
信号を入力すれば、船橋の操船者がその内容を問いて遺
切な操船を行うことができる。

なお、上記実施例ではインターホーン１７゜２１を用い
たが、他の音声入出力装置であってもよい。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施で
きる。

（発明の効果） 詳記したように本発明によれば、例えば船長室において
船橋に設置されるグラフィックディスブレスの表示をそ
のままモニタ装置で見ることができるので、次のような
種々の効果を有する。

■、最近始まった船舶上制度のように、従来航海士でな
い乗組員でも船長の判断を仰ぎながら船橋の勤務を行う
ことができる。

■、船長は自室でグラフィックディスプレイと同じ映像
を見ることができるために、自室において操船の判断・
指示をすることが可能となり、激務から解放される。

■、また、未熟練者でも短期間の訓練を受ければ、実船
で船長の指示の下で操船を行うことができる。

■、さらに、船橋の無人化についても一歩可能性が近づ
きつつある。

■、モニタテレビ２０の装備場所が多く設ければ、船長
の行動の自由を増加させることができる。

■、この装置はコストが極めて低いために、省人化投資
が進め易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わ・る衝突予防援助装置の一実施例
を示す構成図、第２図はグラフィックディスプレイとテ
レビカメラと操船者との位置関係を示す図である。 １０・・・衝突予防援助装置本体、１１・・・グラフィ
ックディスプレイ、１３・・・テレビカメラ、１６・・
・入出力部、１′７・・・装置本体側音声入出力装置、
２０・・・モニタ装置（モニタテレビ）、２１・・・モ
ニタ側音声入出力装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. グラフィックディスプレイおよび音声信号の入・出力部
   を有する衝突予防援助装置本体と、この装置本体の前記
   入・出力部に着脱可能に接続され、音声信号の入・出力
   を行う装置本体側音声入出力装置と、前記装置本体のグ
   ラフィックディスプレイを臨むように設置されたテレビ
   カメラと、このテレビカメラと有線または無線にて接続
   され、前記装置本体とは別の適宜な場所に設置されたモ
   ニタ装置と、このモニタ装置またはそのモニタ装置の近
   傍に設置され、前記衝突予防援助装置本体側音声入出力
   装置とで相互に通話を行うモニタ側入出力装置とを備え
   たことを特徴とする衝突予防援助装置。