JPS6369681A - リボン送りガイドロ−ラ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、リボンの走行状態を安定させることができ
るリボン送りガイドローラ機構に関する。

［従来の技術］ 通常、熱転写式のプリンタに用いられるインクリボンは
、インクがかすれるのを防ぐため、印刷時においては常
に一方のボビンから送り出され、印刷部を走行して他方
のボビンに巻き取られるようになっている。

このインクリボンの走行方向を変向するものとしてガイ
ドローラが用いられる。すなわち、インクリボンはガイ
ドローラに巻き掛けられてその走行方向を変える。この
場合、ガイドローラはインクリボンの走行に伴なって回
転する。

［解決すべき問題点］ ところでガイドローラは、インクリボンのリボン面に対
して高い精度で平行に位置している必要がある。ガイド
ローラの回転面がインクリボンのリボン面に対して傾い
ていると、いわゆるベルト車の中高の原理により、リボ
ンが軸方向に偏って走行し、ガイドローラから脱落して
しまうことがあるからである。

しかしながら、このガイドローラの調整には熟練を要し
、又ｆ間がかかるという間居があった。

［問題点の解決手段］ この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、インクリ
ボンが巻き掛けられ、同インクリボンの移送に伴なって
回転して移送方向を変向するリボン送りガイドローラ機
構において、前記インクリボンが軸方向に偏った場合に
、偏った側の回転半径を小さくするように傾くことを特
徴とする。

［実施例］ 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。

第１図は、この発明の第１実施例によるリボン送りガイ
ドローラ機構を示す断面図である。この図において２は
ガイドローラである。このガイドローラ２はバイブ状を
なし、その内壁の軸方向中央部には環状の壁部４が形成
されている。この場合、壁部４の頂部４ａは所定の曲率
で丸く形成されている。

このようなガイドローラ２がガイドローラ軸３に回動自
在に嵌装されている。この場合、ガイドローラ２は壁部
４の頂部４ａにおいて、ガイドローラ軸３と接し、円錐
形の範囲内で傾倒可能になっている。そして、このガイ
ドローラ２にインクリボン１が巻き掛けられ、熱転写ヘ
ッド１４を通過している。

以上の構成において、インクリボン１の幅方向中央部が
壁部４の頂部４ａと一致している場合は、ガイドローラ
２は、その軸心をガイドローラ軸３の軸心と一致させて
回転する。一方、インクリボン１の幅方向中央部が上記
頂部４ａよりも上に偏った場合には第１図に示すように
ガイドローラ２が傾斜する。これによって、ガイドロー
ラ２の回転半径は下方に向って大きくなる。この結果、
中高の原理によりインクリボン１は下降し、この下降は
、インクリボン１の幅方向中央部が頂部４ａと一致した
所で停止する。又、インクリボン１の幅方向中央部が頂
部４ａよりも下に偏った場合も同様の原理によりインク
リボン１の幅方向中央部が頂部４ａと一致するまで上昇
する。

このように面倒な調整をすることなく、インクリボン１
を安定して走行させることができる。

次に第２図はこの発明の第２実施例によるリボン送りガ
イドローラ機構を示す斜視図である。この図において、
ガイドローラ５はガイドローラ軸６に回動自在かつ軸方
向移動不能に嵌装されており、さらにこのガイドローラ
軸６の上端６ａ及び下ｉ６ｂが各々一対のワイヤースプ
リング７によフて支持されている。

このワイヤースプリング７は壁部に固定された第１の腕
部７ａとガイドローラ軸６を支持する第２の腕部７ｂと
を有しており、これら第１の腕部７ａと第２の腕部７ｂ
とは互いに直交する位置関係となっている。この結果、
ガイドローラ軸６は、水平面内において３６０°の方向
のいずれの方向に変位しても、元の位置に戻るように付
勢される。

このようなガイドローラ５にインクリボンが巻き掛けら
れる。

以上の構成において、インクリボンの幅方向中央部がガ
イドローラ軸６の長さ方向中央部と一致している場合に
はガイドローラ軸６の上端６ａ及び下端６ｂは、同一の
力によって付勢され、ガイドローラ軸６が直立してイン
クリボンの変動はない。一方インクリボンが上方あるい
は下方に偏った場合にはガイドローラ５が傾斜して、偏
った側の回転半径が小さくなり、インクリボンが上昇又
は下降してインクリボンの幅方向中央部がガイドローラ
軸６の長さ方向の中央部に一致する位置に復帰する。

このように面倒な調整をすることなくインクリボンの走
行を安定させることができる。

次に第３図は、この発明の第３実施例によるリボン送り
ガイドローラ機構を示す縦断面図である。この図におい
て８は環状のガイドローラであり、ガイドローラ軸９に
嵌装されている。このガイドローラ軸９には、環状の突
起１０が形成され、この突起１０の先端１０ａは所定の
曲率で丸く形成されている。この先＠１０ａがガイドロ
ーラ８の内周面に接しており、この結果ガイドローラ８
は円錐形の範囲内で傾倒可能となっている。

以上の構成において、ガイドローラ８にインクリボンが
巻き掛けられた場合、インクリボンの幅方向中央部がガ
イドローラ軸９の突起１０と一致しているときは、ガイ
ドローラ８が直立しインクリボンが上下することはない
。一方、インクリボンが上方あるいは下方に偏った場合
は、ガイドローラ８が傾斜して偏った側の回転半径が小
さくなり、インクリボンが上昇又は下降してインクリボ
ンの幅方向中央部がガイドローラ軸９の突起１０と一致
する位置に復帰する。このように面倒な調整をすること
なくインクリボンの走行を安定させることができる。

次に、第４図はこの発明の第４実施例によるリボン送り
ガイドローラ機構を示す縦断面図である。この図におい
て１１は環状のガイドローラであり、その内周面には環
状の丸溝１１ａが形成されている。又１２はガイドロー
ラ軸であり、上記丸溝１１ａと同様な丸溝１２ａが形成
されている。このガイドローラ軸１２に上記ガイドロー
ラ１１が緩挿され、さらに両丸溝ｉ１ａ、ｌＺａ間にベ
アリング１３，１３．、、が嵌め込まれている。この結
果、ガイドローラ１１は、ガイドローラ軸１２に回動可
能かつ抜出不能かつ円錐形の範囲内で傾倒可能に支持さ
れている。

以上の構成において、ガイドローラ１１にインクリボン
が巻き掛けられた場合、インクリボンの幅方向中央部が
ベアリング１３と一致しているときはガイドローラ１１
が直立しインクリボンが上下することはない。一方、イ
ンクリボンが上方あるいは下方に偏った場合はガイドロ
ーラ１１が傾斜して偏った側の回転半径が小さくなり、
インクリボンが上昇又は下降してインクリボンの幅方向
中央部がベアリング１３と一致する位置に復帰する。

このように面倒な調整をすることなく、インクリボンの
走行を安定させることができる。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、インクリボンが
巻き掛けられ、同インクリボンの移送に伴なって回転し
て移送方向を変向するリボン送りガイドローラ機構にお
いて、前記インクリボンが軸方向に偏った場合に、偏っ
た側の回転半径を小さくするように傾くようにしたので
、面倒な調整を必要とせずにインクリボンの走行を安定
させることができる。又、ガイドローラの組立ても容易
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例を示す断面図、第２図
は、この発明の第２実施例を示す斜視図、第３図は、こ
の発明の第３実施例を示す縦断面図、第４図は、この発
明の第４実施例を示す縦断面図である。 １：リボン ２．５，８，１１ニガイドローラ ３．６，９．１２ニガイドローラ軸 ４：壁部 ４ａ：頂部 ７：ワイヤースプリング ７ａ：第１の腕部 ７ｂ：第２の腕部 １０：突起 １０ａ：先端

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクリボンが巻き掛けられ、同インクリボンの移送に
   伴なって回転して移送方向を変向するリボン送りガイド
   ローラ機構において、前記インクリボンが軸方向に偏っ
   た場合に、偏った側の回転半径を小さくするように傾く
   ことを特徴とするリボン送りガイドローラ機構。