JPH068355A - 段ボール製造機におけるシートラインの調整方法及びシートガイド装置 - Google Patents

段ボール製造機におけるシートラインの調整方法及びシートガイド装置

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JPH068355A
JPH068355A JP5078699A JP7869993A JPH068355A JP H068355 A JPH068355 A JP H068355A JP 5078699 A JP5078699 A JP 5078699A JP 7869993 A JP7869993 A JP 7869993A JP H068355 A JPH068355 A JP H068355A
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sheet
sheet guide
guide
corrugated cardboard
corrugated board
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールシートの肉厚に適した段ボールシー
トの受け入れ角を設定して段ボールシートの搬送を安定
させる。 【構成】 シートガイド1の排出側の前部を段ボールシ
ートの肉厚に応じて昇降する下ロールの周面と接触させ
ると共に、シートガイド1を支点軸に上下揺動自在に装
着することによって、シートガイド1が支点軸を支点と
して上下に揺動することにより、段ボールシートの肉厚
に適した段ボールシートとシートガイド1の給紙側にて
成す受け入れ角を設定して段ボールシートを支持案内す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートライン上を搬送
される段ボールシートを案内支持する段ボール製造機に
おけるシートガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール製造機のトッププリント
においては、図4に示す様に上下一対のロールa、a'、
b、b'にて搬送される段ボールシートSの肉厚に対応
し、上ロールa、a'を基準として、下ロールb、b'を昇
降させ、かかる下ロールb、b'の昇降に応じて、ロール
a、a'、b、b'間に介在したシートガイドcを昇降させ
て段ボールシートSを案内支持させている。
【0003】かかるシートガイドcは一般に段ボール製
造機の両側のフレームにシートガイドcの両端をボルト
d、d'により段ボールシートSの肉厚に対応する位置に
固定しており、かかる固定手段では、段ボールシートS
の肉厚が変わる毎に段ボール製造機を一旦停止してシー
トガイドcの高さ調節をしなければならず、固定作業に
手間、時間を要していた。
【0004】又、シートガイドcは給紙側Iを下方傾斜
して斜面部eを形成し、該斜面部eにてロールa、bよ
り搬送されてくる段ボールシートSの排出側Oの先端f
を受承し、段ボールシートSの搬送を安定させている
も、シートガイドcの斜面部eの傾斜角は一定のため、
特に肉薄な段ボールシートSの様に反りが比較的大きい
場合には、段ボールシートSがシートガイドcの斜面部
eに鋭角的に衝突し、段ボールシートSと斜面部eによ
り形成される段ボールシートSの受け入れ角Aが大きく
とれないので、下ロールbへの巻き込み等のトラブルを
生じて作業能率を低下させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、下ロールの
昇降に応じてシートガイドを追動させると共に、段ボー
ルシートの肉厚に適した段ボールシートの受け入れ角を
設定して段ボールシートの搬送を安定させる様にした段
ボール製造機におけるシートガイド装置を提供せんとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる点に鑑
み、搬送方向の排出側及び給紙側に配設されるロール間
に配置されるシートガイドにおいて、該シートガイドの
排出側の前部を段ボールシートの肉厚に応じて昇降する
下ロールの周面と接触させると共に、シートガイドを支
点軸に上下揺動自在に装着した段ボール製造機における
シートガイド装置を提供して上記課題を解決せんとした
ものである。
【0007】
【作用】本発明はシートガイドの排出側の前部が下ロー
ルの周面に接触しているため、下ロールの昇降に応じて
シートガイドが支点軸を支点として上下に揺動すること
により、段ボールシートの肉厚に適した段ボールシート
とシートガイドの給紙側にて成す受け入れ角を設定して
段ボールシートを支持案内するのである。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はロール2、3間に位置したシートガイドで
あり、該シートガイド1は耐摩耗製の材質にして全体を
逆台状に形成し、ロール2側の斜面部を前部4とし、該
前部4をロール2の周面に接触させると共に、ロール3
側の上端部を緩やかな弓状に形成して挿入部5とし、該
挿入部5はロール3間と若干の間隙を設けている。
【0009】又、シートガイド1の中間部に軸孔6を幅
方向に貫設して支点軸7を軸着し、該支点軸7の両端下
部を支持杆8を介してブラケット9に固設している。
【0010】ロール2は段ボールシートSが挿進するだ
けの間隔を有した上下ロール2a、2bより成り、シートラ
インLの排出側Oに位置し、上ロール2aは下ロール2bの
上部に軸着すると共に、下ロール2bは適宜偏心部材によ
り段ボールシートSの肉厚に応じて上下昇降自在に成し
ている。
【0011】ロール3は段ボールシートSが挿進するだ
けの間隔を有した上下ロール3a、3bよりなり、シートラ
インLの給紙側Iに位置し、上下ロール3a、3bは上記上
下ロール2a、2bと同機構にて構成されている。
【0012】10はプリンタースロッター等の段ボール製
造機であり、該段ボール製造機10はシートラインLの搬
送方向に給紙ユニット11、印刷ユニット12、12a 、クリ
ーザースロッターユニット13を連繋して縦貫配設してい
る。
【0013】尚、本実施例におけるロール2、3とし
て、印刷ユニット12、12a にあっては印刷機能を有する
もの、又クリーザースロッターユニット13にあっては罫
線及びスロッタ切り込みを形成するもの、更には各ユニ
ット12、12a 、13間に配設される送りロールにあっては
ロール2、3にて段ボールシートSを搬送する機能を有
するものであれば、かかる方式に限定されない。
【0014】尚、本実施例においてはシートガイド1の
自重にてシートガイド1の前部4を下ロール2bに接触し
たものを示したが、かかる方式に限定されることなくシ
ートガイド1の排出側Oをスプリング等の適宜手段によ
り下方に付勢し、前部4を下ロール2bの周面に接触させ
ることも可能である。
【0015】又、シートガイド1は段ボール製造機10の
幅方向に渉って長く形成したものに限らず、図3に示す
様に、シートガイド1を所定幅を有する単体として形成
し、該シートガイド1を段ボール製造機10の幅方向に適
宜間隔を設けた段ボールシートSを案内支持し得る必要
箇所に配設してもよい。
【0016】次に本発明に係る段ボール製造機における
シートガイド装置の作用について説明すると、段ボール
製造機10内のシートラインL上を搬送される段ボールシ
ートSの肉厚に対応して下ロール2b、3bを上下に昇降さ
せることにより、シートガイド1の前部4はシートガイ
ド1の自重にて下ロール2bの周面に接触しているため、
下ロール2bの上下の昇降に応じ、シートガイド1は支点
軸7を支点として揺動するのである。
【0017】よって、シートガイド1の傾斜角度は、ロ
ール2bの上昇に応じたシートガイド1の揺動により変化
するため、段ボールシートSとシートガイド1の挿入部
5とによって設定される受け入れ角Aを上下ロール3a、
3bから搬送されてくる段ボールシートSの肉厚に適した
ものと成すと共に、シートガイド1の挿入部5とロール
上下ロール3bとの間隙を狭小と成し、シートガイド1は
段ボールシートSを支持案内するのである。
【0018】
【発明の効果】要するに本発明は、搬送方向の排出側O
及び給紙側Iに配設されるロール2、3間に配設される
シートガイド1において、該シートガイド1の排出側O
の前部4を段ボールシートSの肉厚に応じて昇降する下
ロール2bの周面と接触させると共に、シートガイド1を
支点軸7に上下揺動自在に装着したので、シートガイド
1の排出側Oの前部4が下ロール2bの周面に接触してい
るため、下ロール2bの昇降に応じてシートガイド1が支
点軸7を支点として上下に揺動することにより、段ボー
ルシートSの肉厚に適した段ボールシートSとシートガ
イド1とにて成す受け入れ角Aを設定することが出来、
即ち特に肉薄な段ボールシートSの様に反りが比較的大
きい場合であっても、下ロール2bの昇降に応じてシート
ガイド1の傾斜角度を大きく変化させることにより、段
ボールシートSとシートガイド1の給紙側Iとによって
設定される受け入れ角Aを大きく成すことが出来、段ボ
ールシートSがシートガイド1に対して鋭角的に衝突す
ることはなく、段ボールシートSをスムーズに排出側O
へ支持案内して段ボールシートSの搬送を安定させるこ
とが出来るため、搬送中の下ロール2bへの巻き込み等の
トラブルがなくなり、段ボール製造機10を停止させるこ
となく、あらゆる厚みの段ボールシートSの連続生産を
可能として生産性を向上することが出来る。
【0019】又、段ボールシートSの肉厚に応じた下ロ
ール2bの昇降により、シートガイド1が自動的に段ボー
ルシートSを支持案内することが出来るため、従来の様
に作業者によるシートガイド1の固定作業を不要とする
ため、かかる作業による手間、時間等の煩わしさを解消
出来るのである。
【0020】又、シートガイド1は何らの駆動機を使用
せずに下ロール2bの昇降に応じた追動により安定したシ
ートラインLを保持出来るシンプルな構造であるため、
製作費、設備費等を安価にすることが出来ると共に、既
存の段ボール製造機10にも容易に設置出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る段ボール製造機におけるシートガ
イド装置の側面図である。
【図2】段ボール製造機の概略図である。
【図3】他の実施例を示す平面図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 シートガイド 2 ロール 2b 下ロール 3 ロール 4 前部 7 支点軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 段ボール製造機におけるシートライン
の調整方法及びシートガイド装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートライン上のロー
ル間を搬送される段ボールシートを安定的に案内支持す
様にした段ボール製造機におけるシートラインの調整
方法及びシートガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール製造機のトッププリント
においては、図4に示す様に上下一対のロールa、
a’、b、b’搬送される段ボールシートSの肉厚に
対応し、夫々の上ロールa、a’を基準として下ロール
b、b’を昇降させ、かかる下ロールb、b’の昇降に
応じて、ロールa、a’、b、b’間に介在させたシー
トガイドc昇降させて段ボールシートSを案内支持
ている。
【0003】かかるシートガイドcは、一般に段ボール
製造機の両側のフレームにシートガイドcの両端をボル
トd、d’により段ボールシートSの肉厚に対応する位
置に固定しており、かかる固定手段では、段ボールシー
トSの肉厚が変わる毎に段ボール製造機を一旦停止して
シートガイドcの高さ調節を行わねばならず、設定、
定作業に手間、時間を要していた。
【0004】又、シートガイドcの高さ調節は単純な上
下移動で対応しているので、シートガイドcの先端と排
出側Oの下ロールb’との関係において、両者間の上下
方向に垂直間隙が存在し、且つ搬送方向においても水平
間隙が存在し、シートラインLに空白部が存在し、特に
肉薄な段ボールシートSの様に反りが比較的大きい場合
には、段ボールシートSの先端fがシートガイドcと下
ロールb’間の水平間隙から、下ロールb’における所
定位置より下方位置の上部周面に鋭角的に衝突し、下ロ
ールb’への段ボールシートSの巻き込み等のトラブル
を生じて作業能率を低下させていた。
【0005】又、シートガイドc給紙側I下方傾斜
させて斜面部eを形成し、該斜面部eにて給紙側Iのロ
ールa、bより搬送されてくる段ボールシートSの先端
fを受承して段ボールシートSの搬送を安定させている
が、シートガイドcの斜面部e傾斜角度は一定のため、
シートガイドcの高さ調節により、肉厚の段ボールシ
トSに比して、肉薄で反りが比較的大きい段ボールシー
トSの先端fは、シートガイドcの斜面部eの下方部に
接触し、段ボールシートSと斜面部eにより形成される
段ボールシートSの受け入れ角Aを大きく確保出来ない
ので、斜面部eを滑落して下ロールbへの段ボールシー
トSの巻き込み等のトラブルを生じて作業能率を低下さ
せていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、段ボールシ
ートの肉厚変化に適応すべく行うシートガイドの調整を
容易化すると共に、シートガイドから排出側の下ロール
への搬送に際して衝突状態及び巻き込みを防止し、更に
シートガイドへの段ボールシートの受け入れをスムーズ
して段ボールシートの搬送を安定させる様にした段ボ
ール製造機におけるシートラインの調整方法及びシート
ガイド装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、シートガイドの調整、固定作業能率が悪い課
題、下ロールへ段ボールシートが衝突して巻き込む課
題、及びシートガイドへの受け入れ時に安定性が欠如す
る課題に鑑み、搬送方向の排出側及び給紙側に配設され
ロール間に配置されるシートガイドにおいて、シート
ガイドの接触部を段ボールシートの肉厚に応じて昇降す
る下ロールに接触させると共に、シートガイドを支点軸
に上下揺動自在に装着することによって、下ロールとシ
ートガイドの連動でシートガイドの傾斜角度を調整し、
シートガイドに対する段ボールシートの受け入れ角を調
整すると共に、シートガイドから下ロールに対する段ボ
ールシートの進入角を調整する様にして上記課題を解決
せんとしたものである。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はロール2、3間に配置したシートガイドで
あり、該シートガイド1の上面部4を耐摩粍製材質の滑
走面5と成すと共に、シートガイド1の下流部である排
出側Oに接触部6、及びシートガイド1の下方部に支持
部7を夫々有している。
【0009】上記ロール2は段ボールシートSが挿進
来る間隔を有した上下ロール2a、2bより成り、シー
トラインLの排出側Oに位置し、上ロール2aは下ロー
ル2bの上部に軸着すると共に、下ロール2bは適宜偏
心部材により段ボールシートSの肉厚に応じて上下昇降
自在成している。
【0010】上記ロール3は段ボールシートSが挿進
来る間隔を有した上下ロール3a、3bより成り、シー
トラインLの給紙側Iに位置し、上下ロール3a、3b
は上記上下ロール2a、2bと同機構にて構成されてい
る。
【0011】又、シートガイド1の接触部6は排出側O
の下ロール2bの上方周面に接触させると共に、シート
ガイド1の先端部8は下ロール2bの頂端9と略同一高
さと成すと共に、滑走面5の先端部8と頂端9は平面視
で重合する近接状態と成し、又シートガイド1の基端部
10における滑走面5は緩やかな弓状に形成して挿入部
11と成すと共に、該挿入部11の基端12と給紙側I
の下ロール3b間に若干の間隙を設けて近接状態と成し
ている。
【0012】13はシートガイド1の支持部7における
幅方向に貫設した軸孔であり、該軸孔13に軸着した支
点軸14の両端下部を支持杆15を介して図示しないフ
レームのブラケット16に固設している。
【0013】17はプリンタースロッター等の段ボール
製造機であり、該段ボール製造機17はシートラインL
の搬送方向に給紙ユニット18、印刷ユニット19、1
9a、クリーザースロッターユニット20を連繋して縦
貫配設している。
【0014】尚、本実施例におけるロール2、3とし
て、印刷ユニット19、19aにあっては印刷機能を有
するもの、又クリーザースロッターユニット20にあっ
ては罫線及びスロッタ切り込みを形成するもの、更には
各ユニット19、19a、20間に配設される送りロー
ルにあってはロール2、3にて段ボールシートSを搬送
する機能を有するものであれば、かかる方式に限定され
ない。
【0015】尚、本実施例においてはシートガイド1の
自重にてシートガイド1の接触部6を下ロール2bに接
触したものを示したが、かかる方式に限定されることな
くシートガイド1の排出側Oをスプリング等の適宜手段
により下方に付勢し、接触部6を下ロール2bの上方
面に接触させることも可能である。
【0016】又、シートガイド1は段ボール製造機17
の幅方向に渉って長く形成したものに限らず、図3に示
す様に、シートガイド1を所定幅を有する単体として形
成し、該シートガイド1を段ボール製造機17の幅方向
に適宜間隔を設けた段ボールシートSを案内支持し得る
必要箇所に配設しても良く、これらの場合において段ボ
ールシートSの種類は肉厚に関係するものばかりでな
く、段ボールシートSが幅狭な場合には、シートガイド
1の一部は段ボールシートSの外側に位置する場合も勿
論ある。
【0017】次に本発明に係る段ボール製造機における
シートラインの調整方法及びシートガイド装置の作用に
ついて説明すると、段ボール製造機17内のシートライ
ンL上を搬送される段ボールシートSの肉厚に対応して
排出側O及び給紙側Iの下ロール2b、3bを上下昇降
させることにより、シートガイド1は支点軸14を境界
として排出側Oを給紙側Iより重く、その自重にてシー
トガイド1の接触部6は排出側Oの下ロール2bの上部
周面に常時接触しているため、下ロール2bの上下昇降
に応じ、シートガイド1は支点軸14を支点として揺動
し、シートガイド1の傾斜角度は変動設定される。
【0018】上記したシートガイド1の傾斜により、シ
ートガイド1の滑走面5の先端部8も上下変動し、滑走
面5の先端部8は排出側Oの下ロール2bの略頂端9方
向に指向すると共に、滑走面5の先端部8と頂端9は略
同一高さとなり、シートガイド1からシートラインLは
下ロール2bに対して非対向、非衝突となる進入角と成
し、又給紙側Iから搬送された段ボールシートSがシー
トガイド1の挿入部11に接触する受け入れ角Aも変動
すると共に、シートガイド1の挿入部11の基端12と
給紙側Iの下ロール3bとの間隙を狭小と成し、シート
ガイド1は段ボールシートSの肉厚に応じたシートライ
ンLを設定する。
【0019】尚、上記受け入れ角Aは滑走面5の挿入部
11における段ボールシートS先端部の接触点におい
て、挿入部11の接線により規定される法線との角度を
称し、シートガイド1が水平状態の時と傾斜状態の時と
では、接触点、接線、法線が相違し、傾斜状態時におけ
る接触点は水平側の排出側O方向に移動して受け入れ角
Aは大きくなる。
【0020】
【発明の効果】要するに本発明は、搬送方向の排出側O
及び給紙側Iに配設されロール2、3間にシートガイ
ド1を揺動自在に支持し、段ボールシートSの肉厚変動
によって排出側Oの下ロール2bを上下動させることに
より、下ロール2bとシートガイド1前方部の連動でシ
ートガイド1の傾斜角度を調整する様にしたので、段ボ
ール製造機17で製造される段ボールシートSの肉厚種
類が変わった時に、シートガイド1は排出側Oの下ロー
ル2bの上下動に連動しているため、下ロール2bの昇
降操作だけで段ボールシートSの肉厚に適したシートガ
イド1の傾斜角度を自動的に設定することが出来、又段
ボールシートSの肉厚に応じた下ロール2bの昇降でシ
ートガイド1を自動的に調整出来るため、従来の様に作
業者によるシートガイド1の設定、固定作業を不要に出
来、かかる作業による手間、時間等の煩わしさを解消す
ることが出来る。
【0021】又、シートガイド1に対する段ボールシー
トSの受け入れ角Aを調整する様にしたので、下ロール
2bの昇降に応じてシートガイド1が揺動してシートガ
イド1の滑走面5が傾斜して受け入れ角Aを大きくなる
方向に調整することにより、段ボールシートSの肉厚に
適した段ボールシートSとシートガイド1による受け入
れ角Aを設定することが出来、即ち特に肉薄な段ボール
シートSの様に反りが比較的大きい場合であっても、下
ロール2bの昇降に応じてシートガイド1の傾斜角度を
大きく変化させることにより、段ボールシートSとシー
トガイド1の給紙側Iとによって設定される受け入れ角
Aを大きく成すことが出来、搬送方向の慣性力を有する
段ボールシートSの先端はシートガイド1に対して相当
な入射角度を有し、段ボールシートSの先端が圧潰する
ことなく、接触抵抗を減少させて段ボールシートSを挿
入部11から先端部8方向、排出側O方向へスムーズに
支持案内して段ボールシートSの搬送を安定させること
が出来る。
【0022】又、シートガイド1から下ロール2bに対
する段ボールシートSの進入角を調整する様にしたの
で、段ボールシートSの搬送方向である下ロール2bに
おける非対向位置の上方部に進入角を調整することによ
り、下ロール2bに対して段ボールシートSが直接衝突
することを防止出来ると共に、シートガイド1と下ロー
ル2bの連動と相俟って、下ロール2bと滑走面5の先
端部8間に間隙を設けない進入角、シートラインLの設
定が出来、下ロール2bに段ボールシートSが鋭角的に
衝突せず、搬送中における下ロール2bへの巻き込み等
のトラブルがなくなり、段ボール製造機17を停止させ
ることなく、あらゆる厚みの段ボールシートSの連続生
産を可能として生産性を向上することが出来る。
【0023】又、滑走面5の先端部8を下ロール2bの
略頂端9方向に指向する如く進入角を調整するか、或い
は頂端9と略同一高さの如く調整する様にしたので、下
ロール2bへの段ボールシートSの搬送に際して、段ボ
ールシートSの先端が下ロール2bへ衝突することを確
実に防止出来ると共に、段ボールシートSはシートガイ
ド1の滑走面5又は下ロール2bの上方部周面に常時接
触し、搬送状態の安定化を図ることが出来る。
【0024】又、搬送方向の排出側O及び給紙側Iに配
設されたロール2、3間に配置されるシートガイド1に
おいて、シートガイド1を支点軸14に上下揺動自在に
装着すると共に、シートガイド1の排出側Oに設けた接
触部6を段ボールシート1の肉厚に応じて昇降する排出
側Oの下ロール2bに接触させたので、シートガイド1
の揺動に何らの駆動装置を使用せずに下ロール2bの昇
降に応じた追動により安定したシートラインLを保持出
来るシンプルな構造と成すことが出来、製作費、設備費
等を安価にすることが出来ると共に、既存の段ボール製
造機17にもシートガイド1を容易に設置することが出
る。
【0025】又、シートガイド1の上面部4に滑走面5
を設けると共に、シートガイド1の下部に接触部6を一
体形成し、該接触部6は滑走面5の先端部8より後退傾
斜させたので、シートガイド1自体の製作に関して滑走
面5と接触部6を一体化出来てシートガイド1のコンパ
クト化を図ることが出来、又滑走面5と接触部6は上下
方向に位置すると共に、接触部6と下ロール2bは前後
方向に位置するために、滑走面5の先端部8の位置設定
及び先端部8と下ロール2bの近接関係を容易に設定す
ることが出来る。
【0026】又、支点軸14を境界としてシートガイド
1における排出側Oを給紙側Iより重くしたので、シー
トガイド1の接触部6が下ロール2bに常時接触するた
めに、シートガイド1の自重で行うことが出来、別体と
しての接触保持装置を必要とせずシンプルな構造と成す
ことが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る段ボール製造機におけるシートガ
イド装置の側面図である。
【図2】段ボール製造機の概略図である。
【図3】他の実施例を示す平面図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】 1 シートガイド 2 ロール 2b 下ロール 3 ロール5 滑走面 6 接触部 8 先端部 9 頂端 14 支点軸 A 受け入れ角 I 給紙側 L シートライン O 排出側 S 段ボールシート
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向の排出側及び給紙側に配設され
    るロール間に配置されるシートガイドにおいて、該シー
    トガイドの排出側の前部を段ボールシートの肉厚に応じ
    て昇降する下ロールの周面と接触させると共に、シート
    ガイドを支点軸に上下揺動自在に装着したことを特徴と
    する段ボール製造機におけるシートガイド装置。
JP5078699A 1993-03-12 1993-03-12 段ボール製造機におけるシートラインの調整方法及びシートガイド装置 Expired - Lifetime JPH0790612B2 (ja)

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