JPS6368615A - 親水性架橋重合体粒子の製造法 - Google Patents

親水性架橋重合体粒子の製造法

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JPS6368615A
JPS6368615A JP61211853A JP21185386A JPS6368615A JP S6368615 A JPS6368615 A JP S6368615A JP 61211853 A JP61211853 A JP 61211853A JP 21185386 A JP21185386 A JP 21185386A JP S6368615 A JPS6368615 A JP S6368615A
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JP
Japan
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water
crosslinked polymer
polymer particles
general formula
pullulan
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Pending
Application number
JP61211853A
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English (en)
Inventor
Toshiya Kurimoto
栗本 俊哉
Tetsuya Aoyama
哲也 青山
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、親水性架橋重合体粒子の製造法、特に液体ク
ロマトグラフィー用充填剤等として有用な親水性架橋重
合体粒子の製造法に関する。
(従来の技術) 従来、液体クロマトグラフィー用充填剤としては、■ス
チレンと架橋性単量体ジビニルベンゼンの共重合体ゲル
、■アクリル酸エステル系単量体と架橋性単量体ポリア
ルキレングリコールのポリアクリル酸エステルの共重合
体ゲル(特開昭55−99068号公1) 、■ポリビ
ニルアルコールをエピクロルヒドリンで架橋したゲル(
特開昭52−138077号公報)、■酢酸ビニルとト
リアリルイソシアヌレートの共重合体ゲルを加水分解し
たポリビニルアルコールゲル(特開昭57−30945
号公報)、■アクリル酸エステル系単量体又はアクリル
アミドと架橋性単量体メチレンビスアクリルアミドの共
重合体ゲル、■デキストランをエピクロルヒドリンで架
橋したゲル(特公昭47−21405号公報)、■シリ
カゲルやガラス等の無機系ゲルを化学修飾したもの等が
知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記■のゲルは、有機溶媒を溶出液とする液体クロマト
グラフィーでは優れた充填剤となり得るが、水とのなじ
みが良くないため、水を溶出液とする場合には使用でき
ない、上記した■、■及び■のゲルは、若干疎水性が残
っているため、被分離物質に疎水性があると、疎水性吸
着を起こし、分子ふるい分離を行う場合には都合が悪い
。上記した■及び■のゲルは、疎水性ではないが、機械
的強度に乏しく、高圧がかかる高速液体クロマトグラフ
ィー用充填剤として用いることはできない。
上記した■のゲルは疎水性でなく、機械的強度もあるが
、アルカリに弱く、耐久性に劣るという欠点があった。
本発明者らは、このような従来技術の問題点を解決する
ため鋭意研究を行い、親水性で、高速液体クロマトグラ
フィーに適用でき、耐久性が良く、しかも排除限界分子
量(MLt−)を蛋白質や水溶性高分子の分離に有効な
範囲に任意に調整でき、充填カラムにした際の較正曲線
が直線に近く、かつ適当な勾配を持つ液体クロマトグラ
フィー用充填剤として適用可能な親水性架橋重合体粒子
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、一般式(I): 〔式中、R1はH又はCHsを表し、nは2〜4の整数
を表し、mは0、l又は2を表し、m+nは4である〕
で示される化合物及び一般式(■):〔式中、R2及び
R3は、それぞれ独立してH又はCH,を表し、lは1
〜30の整数を表す〕で示される化合物を水と混和しな
い非反応性有機溶媒の存在下に水性懸濁重合させること
により親水性架橋重合体粒子を製造する方法において、
水と混和しない非反応性有機溶媒が脂肪酸エステルと脂
肪族炭化水素の組み合わせであることを特徴とする親水
性架橋重合体粒子の製造法に関する。
本発明に用いられる一般式(I)の化合物としては、ペ
ンタエリドリフトジアクリレート、ペンタエリドリフト
トリアクリレート、ペンタエリドリフトテトラアクリレ
ート、ペンタエリドリフトジメタクリレート、ペンタエ
リドリフトトリメタクリレート、ペンタエリドリフトテ
トラメタクリレートが挙げられ、これらの一種又は二種
以上を使用できる。これらの化合物は、平均した場合に
、前記一般式(I)中のnが2.5以上になるように二
種以上併用して使用するのが機械的強度を向上させる上
で好ましい。
本発明における一般式(■)の化合物としては、エチレ
ングリコール又はポリエチレングリコールのモノアクリ
レート又はモノメタクリレート及びこれらのメチルエー
テルがある。一般式(n)において、lが大きすぎると
、水と混和しない非反応性有機溶媒との相溶性が低下す
るため、得られる親水性架橋重合体粒子を液体クロマト
グラフィー用充填剤に適用する際の細孔の調整が困難に
なる。一般式(n)において、lは1〜30の整数、好
ましくは5〜工5の整数である。これらも一種又は二種
以上使用することができる。
一般式(I)で示される化合物と一般式(n)で示され
る化合物は、前者が多すぎると架橋度が増加し、機械的
強度は上がるが、疎水性になる傾向があり、後者が多す
ぎると、親水性は同上するが、架橋度が減少し、機械的
強度が低下する傾向があるため、重量比で前者/後者が
4/1〜3/7の範囲になるように、好ましくは2/1
〜2/3の範囲になるように使用される。
また、目的に応じて他のビニル系単量体を全ビニル系単
量体に対して10重量%以下で使用することができる。
他のビニル系単量体が多すぎると、親水性架橋重合体粒
子の親水性が阻害されやすくなる。
他のビニル系単量体としては、アクリル酸系単量体及び
その他のビニル系単量体を使用することができる。
アクリル酸系単量体としては、アクリル酸、メタクリル
酸及びこれらの誘導体がある。、誘導体としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル等のアクリ
ル酸アルキルエステル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸アルキル
エステル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリ
ル酸ヒドロキシブチル等のアクリル酸ヒドロキシアルキ
ルエステル、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン等の多価アルコールのアクリル酸モノエステル、
ジエステル又はトリエステル、ポリプロピレングリコー
ルモノアクリレート等のポリアルキレングリコールのア
クリル酸モノエステル又はジエステル、メタクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシブチル
等のメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン等の多価アル
コールのメタクリル酸モノエステル、ジエステル又はト
リエステル、ポリエチレングリコールモノアクリレート
、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート等のポ
リアルキレングリコールのメタクリル酸モノエステル又
はジエステル、ジエチルアミノエチルアクリレート等の
ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート等のジアルキルアミノアルキル
メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等
、更に上記のアクリル酸ヒドロキシアルキル、上記のメ
タクリル酸ヒドロキシアルキル、上記の多価アルコール
のアクリル酸モノエステル、上記の多価アルコールのメ
タクリル酸モノエステル、上記のポリアルキレングリコ
ールのアクリル酸モノエステル及び上記のポリアルキレ
ングリコールのメタクリル酸モノエステルのメチルエー
テル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエー
テル、ペンチルエーテル等のアルキルエーテル等がある
。トリス(β−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートの
アクリル酸モノエステル、ジエステル又はトリエステル
、同様のメタクリル酸のモノエステル、ジエステル又は
トリエステルも使用できる。
アクリル酸系単量体以外の一般式(I)又は(ff)で
表されるビニル系単量体と共重合させ得る他のビニル系
単量体としては、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
及びこれらのアクリル酸又はメタクリル酸誘導体と同様
の誘導体、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、スチレン又はクロロスチレン
、クロロメチルスチレン、ビニルトルエン、エチルビニ
□ルヘンゼン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン
等のスチレン誘導体等がある。
一般式(I)及び(n)で表されるビニル系単量体以外
のビニル系単量体を用いる場合、使用する単量体の種類
及び使用量は、親水性架橋重合体粒子の用途等を考慮し
て適宜法めればよい。
やや疎水性の粒子を得るためには、スチレン、ジビニル
ベンゼン、メタクリル酸ラウリル等の疎水性の単量体を
使用するのが好ましい。
陰イオン交換樹脂として応用できる粒子を得るためには
、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸
、イタコン酸等のカルボキシル基を有するビニル系単量
体を必須成分として使用するのが好ましい、陽イオン交
換樹脂として適用できる粒子を得るためには、ジアミノ
アルキルアクリレート、ジアミノアルキルメタクリレー
ト、ビニルピリジン等の三級アミノ基を有するビニル単
量体を必須成分として使用するのが好ましい、また、ク
ロロメチルスチレン、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、多価アルコールのモノアクリレー
ト及びモノメタクリレートを用いて重合体を合成し、そ
の後、塩素、グリシジル基、水酸基を変性し、第四級ア
ンモニウム基、スルホン酸基等の種々の官能基や蛋白質
等を導入し、アフィニティクロマトグラフィー等、種々
の分離方式を導入することも可能である。
本発明において、水と混和しない非反応性有機溶媒の組
み合わせに用いられる脂肪酸エステルとしては、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ヘキシル等の酢
酸エステルの他、ギ酸エステル、プロピオン酸エステル
等があり、こレラノ一種又は二種以上が用いられる。経
済性や沸点等を考慮すると、酢酸n−ブチルが好ましい
また、脂肪族炭化水素としては、ヘプタン、オクタン、
ノナン、デカン、ドデカン等があり、これらの一種又は
二種以上を使用することができる。
経済性や沸点等を考慮すると、n−オクタンが好ましい
本明細書において、「水と混和しない」とは、室温で水
に対する溶解度が10g/100g水以下であることを
意味する。
親水性架橋重合体粒子を液体クロマトグラフィー用充填
剤として応用する際には、M58.を2×105〜10
7の範囲で任意に調整し、較正曲線を適当な勾配を持つ
直線にするためには、充填剤の細孔(ボア)を制御する
必要があり、そのためには脂肪酸エステル(A)と脂肪
族炭化水素(B)の使用量比を重量比でA/Bが10/
1〜50/1になるようにするのが特に好ましい。
更に、これらの使用量は、単量体の総量(C)に対する
非反応性有機溶媒の使用量t (D)の比がD/Cで1
/2〜3/1の範囲になるように使用するのが好ましい
。充填剤の空隙率と耐圧性を考慮すると、D/Cで41
5〜3/2の割合とするのが更に好ましい。非反応性有
機溶媒が少なすぎると、得られる充填剤を多孔性にし難
くなり、分離能が不足し、多すぎると、得られる粒子の
空隙率が大きくなり、耐圧性に乏しくなる。
ここで、M L f mとは、充填剤のボア内に入れな
い分子の下限の分子量を示し、この分子量に相当する大
きさ以上のボアは充填剤に存在せず、この値以上の分子
量を持つ成分は、実質的に同じ溶出容量を持つので、分
離できない。そのため、分子ふるい分離による分析は、
M L i M以下の成分について行われる。蛋白質や
水溶性高分子は分子量105以上の物質が多く、そのよ
うな物質の分析に用いる充填剤はM L i @が2X
10’〜107であるのが良い。
分子ふるい分離だけでなく、イオン交換や分配、吸着、
アフィニティクロマトグラフィー等の他のメカニズムに
よる分離でも、大きなボアを多く存在させることは、分
析される物質の接することができる表面積が大きくなる
ことにつながり、これらを目的とした充填剤の分離能を
向上させることになる。
M L i Illを求める方法に制限はない。例えば
、縦軸に分子量既知の水溶性高分子の分子量の対数を、
横軸に溶出容量を目盛ったグラフにプロットして得られ
る較正曲線の縦軸に平行な線をそれに続く負の勾配を持
った直線の交点から求める。
本発明においては、一般式(I)で表される化合物及び
一般式(II)で表される化合物を、非反応性有機溶媒
の存在下に水性媒体中で懸濁重合させる。
このとき、非反応性有機溶媒の添加時期は、反応前にす
べて添加するか又は重合率が20%に達するまでに添加
するのが好ましい。添加方法としては、分割して行って
もよい。
本発明方法において使用するための好適な重合開始剤と
しては、過酸化ベンゾイル、過酸化ジクロロベンゾイル
、ジクミルペルオキシド、ジー第3−ブチルペルオキシ
ド、2.5−ジ(ペルオキシベンゾエート)ヘキシン−
3,1,3−ビス(第3−ブチルペルオキシイソプロビ
ル)ベンゼン、過酸化ラウロイル、第3−ブチルペルア
セテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3−ブチ
ルペルオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,
5−ジ(第3−ブチルペルオキシ)ヘキサン及び第3−
ブチルペルベンゾエート、メチルエチルケトンペルオキ
シド、メチルシクロヘキサノンペルオキシド等の有機過
酸化物、アゾビス−イソブチロニトリル及びジメチルア
ゾジイソブチレート等のアゾ系化合物があり、これらの
一種又は二種以上を使用できる。この使用量はビニル系
単量体の種類及び得られる重合体の目的とする分子量に
より決められるものであるが、好ましくはビニル系単量
体に対して0.1〜4.0重量%使用される。
また、本発明において、分散剤として難溶性燐酸塩、水
溶性高分子保護コロイド等を重合系に添加することがで
きる。
難溶性燐酸塩としては、燐酸三カルシウム、燐酸マグネ
シウム等がある。高分子保護コロイドとしては、ポリビ
ニルアルコール、アルキルセルロース、ヒドロキシアル
キルセルロース、カルボキシアルキルセルロース等の水
溶性セルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム等が
ある。難溶性燐酸塩は、重合系に存在する物質全量に対
して0.01を量%以上、水溶性高分子保護コロイドは
1〜0.001重量%の範囲で使用されるのが好ましい
その他、陰イオン系界面活性剤、硫酸ナトリウム、塩化
ナトリウム等の水溶性無機塩等の助剤を使用することが
できる。
ビニル系単量体、非反応性有機溶媒、分散剤、重合開始
剤及び必要に応じて助剤は、これらを予め混合して又は
各々別々に水性媒体に添加して分散させる。この場合、
よく分散させるために、ホモミキサー等により高速攪拌
するのが好ましく、この高速攪拌は、重合初期まで行う
ことができる。
これ以後の重合は、プロペラ攪拌機等を用いる普通の攪
拌下に行われる。
なお、水性媒体は、前記単量体及び前記非反応性有機溶
媒の総量に対して1〜50重量倍使用するのが好ましい
。この場合、水性媒体としては、水が使用されるが、懸
濁系の安定性を阻害しない範囲で水溶性有機溶媒を溶解
して含む水を使用してもよい。
本発明により得られる親水性架橋重合体粒子は液体クロ
マトグラフィー用充填剤、特に、ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー用又は分配吸着型クロマトグラフィ
ー用充填剤として使用できる。更に、グリシジル基、水
酸基、アミノ基、第四級アンモニウム基、カルボキシル
基、スルホン酸基、酵素等の蛋白質等を導入して、粒子
の性質を変えたり、アフィニティクロマトグラフィーや
イオンクロマトグラフィー用担体としても使用可能であ
る。
(実施例) 次に、実施例に基づいて本発明を詳述するが、本発明は
これに限定されるものではない。
実施例1 (I)親水性架橋重合体粒子の合成 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(ポリ
エチレングリコールの平均重合度9:商品名NK−エス
テルM−9G、新中村化学工業■製)48g、ペンタエ
リドリフトジアクリレート3重量%、ペンタエリドリフ
トトリアクリレート55重量%及びペンタエリドリフト
テトラアクリレート42重量%から成る混合物〔一般式
(I)中のnは、平均3.39である〕72g、酢酸ブ
チル100g5n−オクタン7g、水1450mg、1
0!if%燐酸三カルシウム水懸濁液5501R1゜メ
チルセルロース1.5g並びにアゾビスイソブチロニト
リル0.6gを混合し、ホモミキサーを使用して高速攪
拌下(6000〜8000r、p、m、)に70℃で反
応を進めた。その後、プロペラ攪拌機を備えた容器に移
して80〜90℃で6時間、攬拌速度300 r、p、
ra、で反応させ、有機溶媒及び水に不溶な親水性架橋
重合体粒子を得た。粒度は、1〜30μmであった。
(2)液体クロマトグラフィーへの応用例(I)で得ら
れた粒子をふるい分けして8〜12μmの粒度とし、こ
れを水に分散させてスラリー状としてから直径10.7
 fl、高さ300nのステンレスカラムに充填した。
このカラムを用いて多*iのプルラン、エチレングリコ
ール及びポリエチレングリコールの測定を行った。測定
条件としては、移動相(溶出液)に水を使用し、流量を
1.0m/分及び温度を25℃とし、検出器には示差屈
折計を使用した。プルランとエチレングリコール及びポ
リエチレングリコールの分子量と溶出容量の関係を示し
た較正曲線を第1図に示す。
第1図中、プロット1〜7は、順次、プルランP800
 (分子量7.58X10’)、プルランP400 (
分子量3.38xlO’)、プルランP2O0(分子!
1.94 X 10’)、プルランP100(分子量9
.54X10’)、プルランP50(分子量4.67X
10’)、プルランP20(分子量2.08xlO’)
及びプルランP10(分子量1.2X10’)(これら
はいずれも昭和電工側製品の商品名〕のプロットであり
、符号8〜13は、順次、ポリエチレングリコール60
00 (分子量6000)、ポリエチレングリコール4
000(分子14000)、ポリエチレングリコール2
000 (分子112000)、ポリエチレングリコー
ル600(分子量600)、ポリエチレングリコール2
00(分子!200)及びエチレングリコールのプロッ
トを示す。
第1図で得られた較正曲線はMti、 2 X 10 
”で、適度な傾きと直線性ある較正曲線であった。
また、市販の標準蛋白質(チログロブリン、牛血清アル
ブミン、チトクロームC)及びクレアチニンの混合物の
分離分析を行った。測定条件としては、移動相(溶出液
)にpH7の1/15M燐酸緩衝液を使用し、流量を1
.0+d/分及び温度を25℃とし、検出器はUV検出
器(250nm)を使用した。得られたクロマトグラム
を第2図に示す。
第2図中、ピーク14〜17は、順次、チログロブリン
、牛血清アルブミン、チトクロームC及びクレアチニン
のピークを示す。
更に、塩酸及び水酸化ナトリウムを使用してpHを調整
した溶出液を用いてカラムの性能に及ぼす影響を調べた
が、pH2〜10の範囲で測定時の圧力や理論段数等の
カラム性能に大きな差はなかった。
実施例2 (I)親水性架橋重合体粒子の合成 NK−エステルM−9G48g、ペンタエリドリフトジ
アクリレート3重量%、ペンタエリドリフトトリアクリ
レート51重量%及びペンタエリドリフトテトラアクリ
レート46重量%から成る混合物〔一般式(I)中のn
は、平均して3.43である〕72g、酢酸n−ブチル
100g及びn−オクタン4gを使用した以外は、実施
例1、(I)と同様にして反応させ、有機溶媒及び水に
不溶な親水性架橋重合体粒子を得た。粒度は1〜30μ
mであった。
(2)液体クロマトグラフィーへの応用例(I)で得ら
れた粒子を、実施例1、(2)と同様にふるい分は後、
カラムに充填し、プルランとエチレングリコール及びポ
リエチレングリコールの分子量と溶出容量の関係を示し
た較正曲線を第3図に示す。第3図中、プロット18〜
27は、順次、プルランP800、プルランP400、
プルランP2O0、プルランP50、プルランP10、
ポリエチレングリコール6000、ポリエチレングリコ
ール2000、ポリエチレングリコール600、ポリエ
チレングリコール200.エチレングリコールのプロッ
トである。
第3図で得られた較正曲線はM11M5 X 105で
、適度な傾きと直線性のある較正曲線であった。
実施例3 (I)親水性架橋重合体粒子の合成 NK−エステルM−9G48g、ペンタエリドリフトジ
アクリレート10重量%、ペンタエリドリフトトリアク
リレート55重量%及びペンタエリドリフトテトラアク
リレート35重量%から成る混合物〔一般式(I)中の
nは、平均して3.25である)72g、酢酸n−ブチ
ノlzllog及びn−オクタン8.25 gを使用し
た以外は、実施例1、(I)と同様にして反応させ、有
機溶媒及び水に不溶な親水性架橋重合体粒子を得た0粒
度は1〜30μmであった。
(2)液体クロマトグラフィーへの応用例(I)で得ら
れた粒子を実施例1、(2)と同様にふるい分は後、カ
ラムに充填し、プルランとエチレングリコール及びポリ
エチレングリコールを用い、較正曲線を求めたところ、
M L i sは4X106で、適度な傾きと直線性の
ある較正曲線であった。
比較例1 (I)親水性架橋重合体粒子の合成 NKイーステルM−9G60g、ペンタエリトリットジ
アクリレート3重量%、ペンタエリドリフトトリアクリ
レート51重量%及びペンタエリドリフトテトラアクリ
レート46重量%から成る混合物〔一般式(I)中のn
は、平均して3.43である〕60g及び酢酸n−ブチ
ル120gを使用した以外は、実施例1、(I)と同様
に反応させて、有機溶媒及び水に不溶な親水性架橋重合
体粒子を得た。粒度は1〜30μmであった。
(2)液体クロマトグラフィーへの応用例(I)で得ら
れた粒子を実施例1、(2)と同様にふるい分けした後
、カラムに充填し、プルラン、エチレングリコール及び
ポリエチレングリコールの分子量と溶出容量の関係を示
した較正曲線を第4図に示す。第4図中、プロット28
〜42は、順次、プルランP800、プルランP400
、プルランP2O0、プルランP100.プルランP5
0、プルランP20、プルランPLO、ポリエチレング
リコール6000.ポリエチレングリコール4000.
ポリエチレングリコール2000、ポリエチレングリコ
ール1000 (分子量1000)、ポリエチレングリ
コール600、ポリエチレングリコール400(分子量
400)、ポリエチレングリコール200及びエチレン
グリコールのプロットを示す。
第4図で求められた較正曲線は、MLi。2×105で
あったが、較正曲線の傾き及び直線性は不適当であった
比較例2 (I)親水性架橋重合体粒子の合成 NKイーステルM−9G48g、ペンタエリドリフトジ
アクリレート3重量%、ペンタエリドリフトトリアクリ
レート51重量%及びペンタエリドリフトテトラアクリ
レート46重量%から成る混合物〔一般式(I)中のn
は、平均して3.43である〕72g及びn−オクタン
120gを使用した以外は、実施例1、(I)と同様に
反応させて、有機溶媒及び水に不溶な親水性架橋重合体
粒子を得た。粒度は1〜30μmであった。
(2)液体クロマトグラフィーへの応用例(I)で得ら
れた粒子を実施例1、(2)と同様にふるい分けした後
、カラムに充填を試みたが、圧力が高くなり、充填カラ
ムは得られなかった。
(発明の効果) 本発明による親水性架橋重合体粒子は、液体クロマトグ
ラフィー用充填剤として水系高速液体クロマトグラフィ
ーに適用でき、耐久性が良く、しかも排除限界分子! 
(Mt=s )を蛋白質や水溶性高分子の分離に有効な
範囲に任意に調節でき、充填カラムにした際の較正曲線
が直線に近く、かつ適当な勾配を有する優れた液体クロ
マトグラフィイー分析による較正曲線、第2図は実施例
1における液体クロマトグラフィー分析によるクロマト
グラム、第3図は実施例2における液体クロマトグラフ
ィー分析による較正曲線、第4図は比較例1における液
体クロマトグラフィー分析による較正曲線を示す。
符号の説明 1−・−プルランP800 (分子量?、58X10’
)2−プルランP400 (分子量3.38X10’)
3−・−プルランP2O0(分子量1.94X10’)
4−プルランP100 (分子量9.54X10’)5
−プルランP50 (分子量4.67X10’)6・−
・プルランP20(分子量2.08X10’)7−・−
・プルランP10(分子量1.2X10’)8−ポリエ
チレングリコール6000 9−ポリエチレングリコール4000 10・−ポリエチレングリコール200011−ポリエ
チレングリコール600 12・・−ポリエチレングリコール20013・−エチ
レングリコール 14−チログロブリンのピーク 15−・牛血清アルブミンのピーク 16−・チトクロームCのピーク 17−タレアチニンのピーク 18−・−プルランP800 19−プルランP400 20、−一一一プルランP2O0 21−プルランP50 22−・−プルランPIO 23−ポリエチレングリコール600024・−・ポリ
エチレングリコール200025−  ポリエチレング
リコール60026−・−・・ポリエチレングリコール
20027−・エチレングリコール 28・−プルランP800 29・・−・プルランP400 30− プルランP2O0 31−・プルランP100 32−・プルランP50 33− ・プルランP2O 34−・プルランP10 35・−ポリエチレングリコール600036−ポリエ
チレングリコール400037−ポリエチレングリコー
ル200038−・ポリエチレングリコール10003
9・−ポリエチレングリコール60040−ポリエチレ
ングリコール400 41−ポリエチレングリコール200 42−・エチレングリコール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1はH又はCH_3を表し、nは2〜4の
    整数を表し、mは0、1又は2を表し、m+nは4であ
    る〕で示される化合物及び一般式(II):▲数式、化学
    式、表等があります▼(II) 〔式中、R^2及びR^3は、それぞれ独立してH又は
    CH_3を表し、lは1〜30の整数を表す〕で示され
    る化合物を水と混和しない非反応性有機溶媒の存在下に
    水性懸濁重合させることにより親水性架橋重合体粒子を
    製造する方法において、水と混和しない非反応性有機溶
    媒が脂肪酸エステルと脂肪族炭化水素の組み合わせであ
    ることを特徴とする親水性架橋重合体粒子の製造法。 2、脂肪酸エステルが酢酸n−ブチルであり、脂肪族炭
    化水素がn−オクタンである組み合わせを水と混和しな
    い非反応性有機溶媒として使用する特許請求の範囲第1
    項記載の親水性架橋重合体粒子の製造法。 3、脂肪酸エステル(A)と脂肪族炭化水素(B)の混
    合比が重量比(A/B)で10/1〜50/1である特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の親水性架橋重合体
    粒子の製造法。 4、一般式( I )で示される化合物及び一般式(II)
    で示される化合物を重量比で前者/後者が4/1〜3/
    7の範囲になるように使用する特許請求の範囲第1項、
    第2項又は第3項記載の親水性架橋重合体粒子の製造法
    。 5、一般式( I )で示される化合物と一般式(II)で
    示される化合物の使用重量の和(C)及び水と混和しな
    い非反応性有機溶媒の使用重量(D)の比が、D/Cで
    0.5/1〜3/1の範囲である特許請求の範囲第1項
    〜第4項のいずれか1項に記載の親水性架橋重合体粒子
    の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275705A (ja) * 1990-03-26 1991-12-06 Kuraray Co Ltd 組成物
EP1411068A1 (en) * 2002-10-16 2004-04-21 Shinwa Chemical Industries, Ltd. Copolymer, and adsorbent or concentrating medium and needle for solid phase microextraction prepared using the copolymer
JP2007114068A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Sekisui Chem Co Ltd 液体クロマトグラフィー用充填剤及びヘモグロビン類の測定方法

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