JPS6368599A - ペプチド化合物 - Google Patents

ペプチド化合物

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Publication number
JPS6368599A
JPS6368599A JP61210720A JP21072086A JPS6368599A JP S6368599 A JPS6368599 A JP S6368599A JP 61210720 A JP61210720 A JP 61210720A JP 21072086 A JP21072086 A JP 21072086A JP S6368599 A JPS6368599 A JP S6368599A
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JP
Japan
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compound
formula
gly
acid
boc
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Application number
JP61210720A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yagi
國夫 八木
Yasuyuki Shimohigashi
康幸 下東
Michinori Waki
道典 脇
Tetsuo Kato
哲夫 加藤
Nobuo Izumiya
泉屋 信夫
Tomio Ogasawara
富夫 小笠原
Takuya Koshizaka
卓也 越坂
Masatsune Kurono
昌庸 黒野
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BITAMIN KENKYUSHO KK
Original Assignee
BITAMIN KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なペプチド化合物、その塩及びその水和物
に係る。本発明による化合物はオピオイド活性を有して
おり、従って医薬、殊に鎮痛剤としての利用が期待され
る。
(従来の技術) モルヒネ等の外因性オピエートは強力な鎮痛作用を有し
ているが習慣性、耽溺性等の副作用を伴う点に問題があ
る。
一方、1970年代初頭に、オピエートレセプターが哺
乳動物の脳内に存在することが立証されたことを契機と
して、習慣性や耽溺性を伴わない内因性のモルヒネ様物
質の検索が数多くの研究グループにより試みられてきた
。その成果の一つが1975年にHughes等により
、内因性モルヒネ様のオピオイドペプチドとして発見さ
れたエンケファリン(Enkephalin)である 
[Hughes et al、。
”Nature” 258.577 (+975)l。
しかしながら、エンケファリンは静脈内投与において鎮
痛作用を示さない点に問題を有していた。このために、
エンケファリン類縁体の探索並びに構造と活性との相関
解明に関する研究が盛んに行われ、その結果β−エンド
ルフィンが提案された。このβ−エンドルフィンは静脈
内投与によっても鎮痛(Y用を発現することが判明した
が、31個のアミノ酸から構成されるポリペプチドであ
る°ために製造が極めて困難であり、従って医薬として
供するための大量生産に難点を有している。
合成エンケファリンの研究状況については、本願の発明
者である下東等の総説し下東康幸、脇道典、泉屋信夫°
゛蛋白質核酸酵素” 28.1321(1983)]に
詳述されているが、その開発はa)製造が容易な低分子
であること、b)レセプター親和性の高いこと、C)ア
ミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼ等の加水分
解酵素に対する抵抗性の高いこと、d〉吸収、拡散が容
易なこと、e)血液脳関門の通過が可能なこと、f)経
口投与が可能であること、g)副作用の少ないこと等を
目標に進められてきており、主としてMet−エンケフ
ァリン及びLeu−エンケファリンを母体としてアミノ
酸の置換、アミノ酸残基の修飾、短鎖化、環1ヒ等につ
いて検討を加えるものであった。
しかしながら、満足し得るに足る化合物は未だに見出さ
れるに至っていないのが実情である。
一方、1980年には、新しいタイプの合成エンケファ
リンとして、下記のようなエンゲファリンフラグメント
の対称形2量体に関する技術が報告された(米国特許第
4468383号)。
cl−C22のアルキレン又は直接の結合、R: H−
Tyr−D−Ala−Gly−Phe−Leu、H−T
yr−D−Ala −Gly −Phe、tl−Tyr
−D−^1a−Gly又はH−Phe−Leu 上記の式にて示される化合物の内でRがH−Tyr −
D−Ala −Glyを意味し且っXがCta以下のポ
リメチレンを意味する化合物は、レセプター結合試験に
おいて、主に鎮痛作用を発現するμmレセプターに対し
て、より選択的であり、殊にXがC2のアルキレンを意
味する化合物<DTRE2)はμmレセプターに対する
選択性が高く、δ−レセプターと比較して約400倍以
上であることが報告されている [Lutz et a
t、、 ’Eur。
J、 Pharmacol、” II土、 257 (
1985)l。本発明者等も上記のDTRE2について
検討した処、この化合物は末梢組織標本を用いた実験系
でモルヒネ様生物活性を示し、その活性はμmレセプタ
ーに対して選択性か高いことを見出して、その旨を報告
した[Shinohigashi et al、、 ”
Peptide Chemistry1985°’ P
、51 (1986)]。
(発明が解決しようとする問題点乃至発明の目的) 本発明の主たる目的は製造が比較的容易であり、オピオ
イド活性を有しており、従って鎮痛剤の有効成分として
使用可能な新規ペプチド化合物を提供することにある。
本発明の付随的目的は鎮痛作用の発現が剤型に左右され
ることのない新規ペプチド化合物を提供することにある
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明によれ
ば、上記の目的は、式 %式% にて示されるペプチド化合物、その塩及びその水和物に
より達成される。
本発明によるペプチド化合物は後述の製造例に記載の方
法に従って製造することができ、又汎用のペプチド合成
法、例えば本願の発明者である泉屋等著「ペプチド合成
の基礎と実験」 (株式会社丸善発行、昭和60年)に
記載の方法に従って製造することができる9本発明によ
る化合物の塩とは、その用途との関係上、薬理学的に許
容され得る塩であり、塩形成用の酸としては例えば塩酸
、F酸、スルホン酸、切酸等の無機酸やクエン酸、安息
香酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、マレイン酸、コハク
酸、酒石酸等の有機酸を挙げることができる。
本発明による化合物、塩又は水和物の少なくとも一種を
有効成分として製剤化する場合に剤型的制限はない。経
口投与型の場合には錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、
懸濁液剤又は溶液剤として処方することができ、非経口
投与型の場合には無菌溶液剤又は懸濁液剤として処方す
ることができる。尚、当然のことながら、製剤化に際し
て賦形剤、滑沢剤、防腐剤、安定剤等を用いることがで
きる。
本発明による化合物の投与量は疾病の種類及び程度、患
者の年齢及び体重並びに他の種々の因子を考慮に入れて
決定される。
(実施例等) 次に、製造例、薬効薬理試験例、処方例に関連して本発
明を更に詳細に説明する。
本項における記載を含め、本明細書で用いられている略
号は当該分野で慣用されている略記法に則ったものであ
り、各略号とその意味との関係は次の通りであり、アミ
ノ酸はL一体であり、特にD一体について言及する場合
には 「DJを付記した。
Tyr :    チロシン ^1a:    アラニン Gly:    グリシン M e t :    メチオニン Ser:    セリン Thr:    スレオニン Phe:    フェニルアラニン Pro:     プロリン Leu:    ロイシン NMePhe:   N−メチルフェニルアラニンGl
y−of:   グリシツール BoC:    t−プチルオキシ力ルボニlしBzl
 :    ベンジル Tos:    p−トルエンスルホニルEDC−HC
I: C211,−N=C=N−(CH2)3−N(C
)13)2・HCI[l−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド・塩酸 塩] HOBt:    1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
+1+11F:     ジメチルホルムアミドZ: 
   カルボベンゾキシ TEAニトリフルオロ酢酸 +1 P P :     P−ヒドロキシフェニルプ
ロパノイル Me:     メチル 尚、薄層クロマトグラフィー(TLC)用の担体として
はシリカゲルが用いられ、溶媒系は次の通りであって、
各溶媒系でのRf値が各々Rf、、Rf2及びRf3で
示されている。
胚ユニ クロロホルム:メタノール= 5 : 1 (V/V)
(ユニ クロロホルム:メタノール:酢酸 = 50 : 10 : 2 (V/V)No、 3 n−ブタノール:酢酸・ピリジン:水 = 4 : I : l : 2 (V/V)製造例 a)Boc−D−^Ia −Gly −0−Bzlの製
造H−Gly−0−Bzl −Tos−OH20,24
gをジクロルメタンI 20 m iに溶解させ、水冷
下にトリエチルアミン8.4011、[1oc−D−人
1a−OH11,35g 分添加し、更にEDC−HC
l 12.65g及び1I011t11.03gを添加
して 16時間反応させた。溶媒を留去させ、残渣を酢
酸エチルに溶解させ、4%炭酸水素ナトリウム、5%硫
酸水素カリウム、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥させた。
溶媒を留去させた後にジエチルエーテル、石油エーテル
を添加して粉末化させ、酢酸エチル/ジエチルエーテル
/石油エーテルから再沈殿させて所望物質17.45g
を得た。
融点: 85−86℃ 旋光度: (ct’+:  十N、0°(c、1.01
: DMF)Rh ” 0.81. Rf2 =0.8
1元素分析’ C17H240うN2として計算 C,
60,7[1; H,?、19; N、 L33実測 
C,60,54: H,7,21; N、 8.24b
)Boc−D−人1a−Gly−OHの製造Boc−D
−^1a−Gly−0−Bzl 2j6gをM e O
Illomlに溶解させ、2M−NaOH7,5mlを
添加して4時間反応させた。MeO)lを留去させ、酢
酸エチルで洗浄し、水冷下に硫酸水素カリウムで酸性に
なした。遊離の油状物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶
媒を留去させた後にジエチルエーテル、石油エーテルを
添加して粉末化させ、酢酸エチル/ジエチルエーテル/
石油エーテルから再沈殿させて所望物質1.59gを得
た。
旋光度: [α]” +10.5°(c、!、02; 
DMF)Rf、=  0.07.Rf2 =  0.6
2元素分析: Cl0H1805N2として計算 C,
48,77: 11.7.37; N、 !1.38実
測 C,4g、81: H,7,26,N、 11.2
0c)Boc−D−Ala −Gly −NH−CH2
−CH2−NH−2の製造 MH2CH2C82MHz−1!cl 0.92gをジ
クロルメタン10m1とDMF 5ml との混液に溶
解させ、水冷下にトリエチルアミン0.56m1及びB
oc−D−Ala−Gly−Of(0,96gを添加し
、更にEDC−HCI 0.84g及びHOBt O,
74gを添加して19時間反応させた。溶媒を留去させ
、残渣を酢酸エチルに溶解させ、4%炭酸水素ナトリウ
ム、5%硫酸水素カリウム、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去させた後にジエチ
ルエーテル、石油エーテルを添加して粉末化させ、酢酸
エチル/ジエチルエーテル7石泊エーテルから再沈殿さ
せて所望物質1.42gを得た。
融点: 90− g2°C 旋光度:i αJ”−I)  + O−95°(c、1
.0;口MF)Rf+  ”  0.57.Rh  ”
  0.64元素分析: C20H3006N4として
計算 C,56,85; H,7,16; N、 13
.26実測 C,56,56: H,7,21; N、
 13.03(d)  I(pp−D−人la   G
ly   NHCH2CH2−Ni1−Zの製造 Boc −D−Ala −Gly −NH−CH2−C
H2−NH−Z422+BをTFA 2mlに溶解させ
、水冷下で30分間反応させた。溶媒を留去させ、油状
残渣をKOHと P2O5上で乾燥させた。残渣をD 
M F 5 m lに溶解させ、水冷下にトリエチルア
ミン0.14m!、P−ヒドロキシフェニルプロパン酸
166mgを添加し、更にEDC−)1cI 211m
g及びHOBt 184mgを添加して18時間反応さ
せた。溶媒を留去させ、残渣を酢酸エチルに溶解させ、
4%炭酸水素ナトリウム、5%硫酸水素カリウム、飽和
食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を
留去させた後に、少量のCI(C137%1leOH(
9/l)に溶解させ、シリカゲルカラム<2.2 x 
68cm)に7))け、上記の溶媒で溶出させた。溶出
液を各2mlに分画し、チューブ番号92−108の両
分を合わせて濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、
硫酸上トリウムで乾燥させた。溶媒を留去させた後にジ
エチルエーテル、石油エーテルを添加して粉末化させ、
酢酸エチル/ジエチルエーテル/石油ニーチルから再沈
殿させて所望物質238mgを得た。
融点: 169−171℃ 旋光度:[α]”−14,4°(c、0.50; DM
F)Rf+ ” 0.5g、 Rf2:0.57元素分
析: C24H3006N4として計算 C,61,2
6,H,6,43,N、 11.91実測 C,61,
28; )l、 6.4g、 N、 11.74(e)
       Hpp−D−人1a   Gly   
Nil   CH2Boc −Tyr −D−Ala 
−Gly −NH−CH2の製造 Hpp−D−Ala −Gly −NH−C)12− 
CH2−N’A −1141mgを&1eOH12m1
に溶解させ、Pd−黒の存在下に1時間接触還元を行わ
せた。触媒を濾去し、濾液を濃縮させ、乾燥させて得た
油状残渣をDMF 5mlに溶解させ、氷冷下にBoc
−Tyr−D−Ala−Gly−OH123mg、 E
DC・llCl 63mg及びHOB755mgを添加
して24時間反応させた。溶媒を留去させ、残渣を酢酸
エチルに溶解させ、4%炭酸水素ナトリウム、5%硫酸
水素カリウム、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥させた。溶媒を留去させた後にジエチルエーテルを
添加して粉末化させ、A!5O)1/ジエチルエーテル
がら再沈殿させて所望物質158mgを得た。
融点+ 127−129℃ 旋光度=[α]” −9,0°(c、0.50HDMP
)Rf、 = 0.49. Rf2= 0.48元素分
析: C,、H490,、N、 ・C)130H−11
20として計算 C,55,5g、 H,?、13. 
N、轡2,61実i1!I  C,55,76: H,
6,90,N、 12.64(f)   Hpp −D
−Ala −Gly −Ntl −CH2H−Tyr−
D−Ala−Gly−Ntl−CH2の製造 上記の(e)項に記載の方法により得た保護ペプチド1
23mgをTFA 2mlに溶解させ、水冷下に30分
間反応させた。溶媒を留去させ、残渣を少量の30%酢
酸に溶解させ、セファデックスG−15カラム(2,O
x 140cm>にがけ、30%酢酸で溶出させた。溶
出液を各2mlに分画し、チューブ番号7g −90の
両分を合併して凍結乾燥させた。得られた粉末を水に溶
解させ、再度凍結乾燥させて所望物質102mgを得た
融点:157℃(分解) 旋光度:[α]′:+28.8°(c、0.26; 9
5% 酢酸)Rf3= 0.42 アミノ酸組成 (6N−)ICI、110”C124時
間加水分解) Ala (2) 2.00. Gly (2) 2.0
8. Tyr (1) 0.98籠効1】し111 (1)試料 a)検体試料: 上記の製造例で得られた本発明物質を使用b)対照試料 下記の4種類の物質を使用 1) 0人GO。
H−Tyr−D−Ala−Gly−NMePbe−Gl
y−of 2)モルフイセブチン<Morpbiceptin) 
;H−Tyr−Pro−Phe−Pro−NH23) 
ロ^DLE; H−Tyr−D−^1a−Gly−Phe−D−Leu
−O)I 4) Leu−エンケファリン H−Tyr−−Gly −Gly −Phe −Leu
0H (2)試験の種類及び方法 下記の3種類の試験が実施された。
A)モルモット摘出回腸収縮抑制試験 Kosterlitz等の方法[Kosterlitz
 etat、、 ”Dr、 J、 Pharmacol
、” 39.398 (1970)]に準じて行われた
。即ち、300−4508のHartley系雄性モル
モットの1静脈を切断して放血死させ、開腹し、直ちに
回腸を回盲部から約IQcm離れた場所より約40cm
の部分を摘出した。摘出された回腸を直ちに栄養液であ
る low Mg”modified Krebs−b
icarbonate fi@液(II8mMNaCI
、 4.75mM KCI、 2.54mM CaCl
2.1.19mMKH2PO4,0,12mM MgS
O4,25mM NaHCO3,l1mλ慴グルコース
、70HMへキサメトニウムプロミド。
0、125HMメピラミンマレアートを含有)中に投入
し、内容物を充分に洗浄した後に、約2−3cmの長さ
となるように切断した。
33°Cに保たれ且つ95% 02と 5% CO2ト
f)混合ガスを通気した上記の栄養液20+nl中に上
記の腸切片を懸垂させ、矩形波の電気刺激(70V。
0、If(z、 0.5m5)を経壁的に且っcoax
ialに与え、この電気刺激によって生じる収縮をトラ
ンスデユーサを通じて記録した。この収縮を50%抑制
するのに必要とする各試料の濃度(ICso)を求めて
該試料が有するモルヒネ様活性の力価とした。
B)マウス輸精管収縮抑制試験 11Hghes等の方法(I(ughes et at
、、 ”Br。
J、 Pbarmacol、” 53.371 (19
75)]に進じて行った。即ち、30−40gのddy
系マウスを回頭して放血死させ、直ちに開腹し輸精管を
摘出した。
摘出した輸精管を直ちに栄養液であるmodified
Krebs−bicarbonale p街液(118
mM NaC1,4,75mMKCl、 2.54mM
 CaCIz、 1.19mM KH2PO4,25m
MNaHCO3,l 1mMグルコース、 0.1mM
アスコルビン酸、 0.027mM EDTAを含有)
中に投入して付着している脂肪組織及び血管をできる限
り除去し且つ上記の栄養液で内容物を充分に洗浄して標
本となした。
35℃に保たれ且つ95%0□と 5%CO□との混合
ガスを通気した上記の栄養i 7ml中に上記の標本を
8垂させ、矩形波の電気刺激(70V。
0.1)1z、 1m5)を経壁的に与え、この電気刺
激によって生じる収縮をトランスデユーサを通じて記録
した。この収縮を51抑制するのに必要とする各試料の
濃度(IC5o)を求めて該試料が有するモルヒネ様活
性を評価した。          。
C〉モルヒネに対する選択的拮抗剤であるナロキソンに
よる拮抗作用 本発明物質のモルヒネ様生物活性が、モルヒネに対する
選択的拮抗剤であるナロキソンによって拮抗的に変化す
るか否かについて検討した。
モルヒネ様生物活性の測定は試験人及びBによるものを
利用し、ナロキソンの拮抗作用を、Hughes等の方
法[11Bhes et al、、 ”Br、 J。
Pharmacol、” 53.371 (1975)
)に従い次式に基き算出された平衡解離定数(Ke、 
nM)で表わした。
Ke = a / (OR−1> DR: N2/ N。
a :添加したナロキソンの濃度(n M )N、、 
N2: 同一の活性を示す、ナロキソンの 存在しない場合と存在する場合の アゴニストの濃度 (3)結果及び考察 試験人及びBによる試験結果を下記の 表1に、又試験Cによる検討結果を下記の表2に示す。
宍−土 零)Shimohigashi  et  al、、”
I’eptide  Chemistry1985″’
  51.(1986) 宍二主 表1に示される結果から、本発明物質は電気的刺激に対
するモルモット回腸およびマウス輸精管の収縮を抑制し
、その強さはモルフイセブチンとほぼ同等であることが
判る。一方、表2に示される結果から、本発明物質のモ
ルヒネ様生物活性がモルヒネ選択的拮抗剤であるナロキ
ソンで拮抗的に抑制されることが判り、又Ke値から、
主にモルヒネと同一のオピエートレセプターに対して親
和性を有するペプチド群に本発明物■は分類されるべき
ものであることが判る。
処功コ殊」2(注射剤) 下記の諸成分を無菌的にバイアルに分注し凍結乾燥させ
た後に密封封緘する。用時には無菌蒸留水2mlを添加
して溶解させる。この注射剤の浸透圧は生理食塩水とほ
ぼ同じである。
本発明物質       10 (mg)D−マンニト
ール     4O NaC14 4L匠ユ(カプセル剤) ゼラチン1.0kgと、精製水1.5kgと、単シロッ
プ0.l5kgと、アラビアガム漿0.20kgとから
製造された硬カプセルNO12に下記の諸成分からなる
混合物を充填してカプセル剤を得た。
本発明物質       50 (mg)コムギデンプ
ン    150 (発明の効果) 本発明によるペプチド化合物はオピオイド活性を有して
おり、従ってモルヒネ様の鎮痛作用を示す0本発明の化
合物における鎮痛作用は比較的強力であり、その作用効
果が剤型に依存せず、しかも本発明の化合物は汎用のペ
プチド合成法に従って比較的容易に製造することができ
るので、大量生産も可能である。
従って、本発明は医薬である鎮痛剤の有効成分として用
いるのに極めて好適な化合物を提供するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて示されるペプチド化合物、その塩及びその水和物。
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