JPS636825A - 高圧コンデンサ取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフライバックトランスなどに利用される高圧コ
ンデンサ取付装置に関するものである。

従来の技術 最近のフライバックトランスは第６図に示すようにトラ
ンス１の出力側に整流ダイオード２と高圧コンデンサ３
を接続するものが主流をなし、画面の負荷変動による画
像歪を軽減している。すなわち、高圧コンデンサ３に高
電圧を蓄え、整流効果を高めリップル電圧を少なくする
ことにより画像歪を無くそうとするものである。

このようなフライバックトランスの具体的構成は第７図
、第８図に示すようになっており、低圧コイル４を巻回
した低圧ボビン已に、高圧コイル６を巻回した高圧ポビ
ン７を組合せこれに磁心を組込んでトランス１とし、こ
のトランス１の一側面に絶縁板８を取付け、この絶縁板
８の外側面にフィルムコンデンサからなる高圧コンデン
サ３を取付け、この高圧コンデンサ３のリード線９゜１
０をトランス１の高圧リード１１に接続するとともに低
圧ボビン５の端子１２に接続していた。

このリード９，１ｏは絶縁板８の上端および下端に設け
た突起１３に引掛けて高圧リード１１．端子１２に接続
されていた。

発明が解決しようとする問題点 上記構成では、高圧コンデンサ３の取付位置がずれたシ
しやすく、フィルムコンデンサからなる高圧コンデンサ
３は中心部が高圧で外周部がアース側となるため、高圧
側のリード線９の引まわしは外周のアース側との間で十
分な沿面距離ａを保たないと沿面リークを発生し、アー
ス側のリード線１０も中心部へ引まわすと沿面リークが
発生しやすく、品質面で著しく不安定になるといった問
題があった。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するものであり
、高圧コンデンサの保持を確実にし、しかもリード線の
引まわしにおいても沿面リークの発生しない高圧コンデ
ンサの取付装置を提供することを目的とするものである
。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、高圧コンデンサ
の外周面を弾力的に保持する数個の保持片と、底面にリ
ード線を引掛ける突起を設けた底板をもったホルダーの
上部に、このホルダーで保持する高圧コンデンサの上端
面より上方に突出しその上端面にリード線を引掛ける突
起または切欠きを設けたリード線引掛板を設けた構成と
したものである。

作用 上記構成とすることにより、高圧コンデンサの保持が確
実で、リード線の引まわしも確実に行えて絶縁性も確保
でき、信頼性に富んだものとすることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付の図面を用いて説明する
。

第１図〜第４図において、１４は合成樹脂よりなるホル
ダーで、このホルダー１４はフィルムコンデンサからな
る高圧コンデンサ１５の外周面を保持する複数個の保持
片１６２Ｌ〜１６ｆをもち、下端に底板１７をもった構
成となり、この高板１７の下面には高圧コンデンサ１６
の下端面から引出されるアース側のリード線１８を引掛
ける突起１９．２０が設けられている。

また、ホルダー１４の一側の上端には、ホルダー１４に
取付けた高圧コンデンサ１５の上面より上方に突出する
高圧側のリード線２１を引掛けるリード線引掛板２２が
一体に設けられ、このリード線引掛板２２の上端にはリ
ード線２１を引掛ける突起２３が設けられている。

しかも、このリード線引掛板２２の高圧コンデンサ１６
の取付面と逆の面には断面り字状のリード線ガイド片２
４が外方に突出するように設けられており、このリード
線ガイド片２４にもリード線２１を引掛けるリード線引
掛用突部２６が設けられるとともに脱落防止用のガイド
突条２６が設けられている。

なお、リード線引掛板２２には第４図ａ、ｂに示すよう
にリード線２１を引掛ける突起２３を設けたり切欠き２
３１Ｌを設けたりしてもよい。

このような構成で、両端にリード線１８．２１を有する
高圧コンデンサ１６をホルダー１４の保持片１６２Ｌ〜
１６ｆ間に保持片１６２Ｌ〜１６ｆの弾性により保持さ
せる。このとき、高圧コンデンサ１６の下端は底板１７
より少し浮き上がった状態で保持させ、高圧コンデンサ
１６の下端面から引出されたアース側のリード線１８は
底板１７の側面から突起１９に引掛け、底板１γの底面
の中央の突起２ｏに巻付けて引出し、高圧コンデンサ１
５の上端面から引出される高圧側のリード線Ｚはリード
線引掛板２２の突起２３に引掛けられて高圧コンデンサ
１５の周縁部とは十分な距離を保つように固定され、リ
ード線ガイド片２４に沿って外部に引出されて構成され
る。

このような高圧コンデンサ取付装置をフライバックトラ
ンスに利用した場合を第５図を用いて説明する。

低圧コイル２７を巻回した低圧ボビン２８に、高圧コイ
ル２９を巻回した高圧ボビン３０を組合せ、これに磁心
を組込んでトランス３１を構成し、上記高圧ボビン３０
の外周に複数個の整流ダイオード３２を取付けるととも
に高圧コイル２９の高圧側接続される整流ダイオード３
２に高圧リード３３を接続し、この高圧リード３３の引
出側にリード線ガイド片２４の先端を結合し、高圧コン
デンサ１６のリード線２１の先端を高圧リード３３と接
続される整流ダイオード３２に接続し、高圧コンデンサ
１６のアース側のリード線１８を低圧ポビン２８に設け
た端子３４に接続して利用される。

この構成により、高圧コンデンサ１６のリード線１８．
２１の高圧側またはアース側との沿面距離が十分保てる
ことになり、信頼性の点で著しく優れたものとすること
ができる。

なお、上記実施例においては、その用途としてフライバ
ックトランスについて述べたが、高圧コンデンサを使用
する電子機器、たとえば複写機用電源、プロジェクタ−
用電源などにも同様に利用することができる。

発明の効果 以上のように本発明の高圧コンデンサ取付装置は、高圧
コンデンサを数個の保持片で弾力的に偉持するため、取
付位置が安定し、しかもそのリード線はリード線引掛板
や底板の突起に引掛けて電位差の大きい部分との間に十
分な絶縁距離を正確に保つことができ、清面リークの発
生といったことを阻止でき、信頼性の大幅な向上と、組
立てＣ作業性も向上し生産性を高めることができるなど
、　　の利点をもち、工業的価値の犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高圧コンデンサ取付装置の一実施例を
示す斜視図、第２図は同上面図、第３図は同下面図、第
４図ｚ、ｂは同取付装置のリード線引掛板部の例を示す
側面図、第６図は同高圧コンデンサ取付装置をフライバ
ックトランスに応用した状態の正面図、第６図は一般的
なフライバックトランスの電気的回路図、第７図は同フ
ライバ１　　ツクトランスの正面図、第８図は同フライ
バックトランスの高圧コンデンサ取付部の側面図である
。 １４・・・・・・ホルダー、１５・・・・・・高圧コン
デンサ、１８１〜１６ｆ・・・・・・保持片、１７・・
・・・・底板、１８、　　　・・・・・・リード線、１
９．２０・・・・・・突起、２１・・・・・・リード線
、２２・・・・・・リード線引掛板、２３・・・・・・
突起、１　　２４・・・・・・リード線ガイド片、２５
・・・・・・リード線引掛用突部、２６・・・・・・ガ
イド突条。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 麿 第３図 第４図 第５図 ２了

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高圧コンデンサの外周面を弾力的に保持する数個の保持
   片と、底面に高圧コンデンサの底面から引出したリード
   線を引掛ける突起を設けた底板をもったホルダーの上部
   に、このホルダーで保持する高圧コンデンサの上端面よ
   り上方に突出し、その上端面に高圧コンデンサの上面か
   ら引出したリード線を引掛ける突起または切欠きを設け
   たリード線引掛板を設けてなる高圧コンデンサ取付装置
   。