JPS6367724A - 半導体化炭素薄膜の製造方法 - Google Patents

半導体化炭素薄膜の製造方法

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JPS6367724A
JPS6367724A JP21185786A JP21185786A JPS6367724A JP S6367724 A JPS6367724 A JP S6367724A JP 21185786 A JP21185786 A JP 21185786A JP 21185786 A JP21185786 A JP 21185786A JP S6367724 A JPS6367724 A JP S6367724A
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JP
Japan
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gas
thin film
carbon thin
boron
target
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Pending
Application number
JP21185786A
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English (en)
Inventor
Misuzu Watanabe
渡辺 三鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、半導体化炭素薄膜の製造方法に関する。
B1発明の概要 本発明は、基板上に半導体化炭素薄膜を形成するにおい
て、 半導体化不純物としてのホウ素を含む窒化ホウ素(BN
)をターゲットとして用い、炭化水素ガスと水素ガスと
の混合ガスをスパッタ用ガスとして用いて反応性スパッ
タ法を行なうことにより、毒性の高いガスを使用するこ
となくしかも濃度コントロールを効率良く製膜できるよ
うにしたしのである。
C0従来の技術 近年、プラズマCVD法や反応性スパッタ法によりダン
グリングボンド数が少なく抵抗も高い炭素薄膜が製造さ
れるようになってきている。これに伴い、一般の半導体
と同様に、炭素薄膜を真性イントリンシック膜としてそ
れに適当な不純物をドーピングすることで、ワイドギャ
ップ(Eg=1 、8eV以上)の半導体化炭素薄膜を
得ることが考えられる。
D1発明が解決しようとする問題点 プラズマCVD法でアモルファスシリコンを製造する場
合、ジボラン(B、H,)やホスフィン(P Hs )
が用いられるが、主原料となるシラン(3iH−)も含
めて各々が毒性の高いガスになる一方、炭素薄膜を製造
するには水素ガスやメタンガス、エタンガス系が多く用
いられる。従って、半導体化炭素薄膜を得るにはこれら
ガスに加えてシボ・ランやホスフィンを用いてドーピン
グすることになり、毒性の高いガスを新たに導入するこ
ととなってその管理、製造装置を難しくする。
また、ガスでドーパントを導入するため、ガス中のドー
パントの割合と形成されたドーパントの割合とは一般に
同じにならないもので、ドーパントの濃度コントロール
を悪くするし、ドーピング効率を悪くする。
本発明の目的は、毒性の高いガスを用いることなく、ま
た膜中ドーパント濃度コントロールを確実にしかも効率
良くした半導体化炭素薄膜を形成できる製造方法を提供
するにある。
E0問題点を解決するための手段と作用本発明は、上記
問題点に鑑みてなされたもので、半導体化不純物として
のホウ素を含む窒化ホウ素(BN)をターゲットとして
反応性スパッタ法で炭素薄膜を形成する製造方法であっ
て、スパッタ用ガスとして炭化水素ガスと水素ガスとの
混合ガスを用いて、スパッタ用ガスに毒性を有するジボ
ラン(B、H8)を用いないようにし、膜中ドーパント
の濃度コントロールを容易とする。
F、実施例 第1図は本発明方法に使用するスパッタリング装置の要
部断面図である。真空容器lはフランジ付金属袈円筒2
とこの両端部が0リング3等をシール手段として金属製
の上! 4と下蓋5で気密封止されて構成される。この
真空容器lには円筒2の上側部に雰囲気ガス導入管6が
設けられ、また下蓋5の中央部に真空ポンプに直結され
る排気管7が設けられる。上蓋4には真空容器1内で接
地電位の電子引抜き対向電極8が設けられ、これに対向
してターゲット電極9が設けられる。
ターゲット電極9の背面には電極箱lO内てマグネトロ
ン11が設けられ、外部から高周波電流がマグネトロン
11に供給されることで該ターゲット電極9が加熱され
る。マグネトロン11には供給側金属製冷却水管12と
排水側金属製冷却水管13によって冷却水人口14から
冷却水出口15まて冷却水が通されて冷却される。これ
ら水管12.13はソールド16で覆われて円筒2の側
部から気密ンールドで真空容器I外に引出される。
こうしたスパッタリング装置において、本発明方法では
みV膜が形成される堆積堰板17. i8は、上蓋4の
内面及び円筒2の内周面に夫々絶縁支持された基板ホル
ダー19.20上に取付けられるか、また、堆積基板2
1として対向電極8に取付けられる。
22は基板支え部材である。また、熱電対23は堆積基
板17の温度を測定できるよう上M4から気密シールド
で引出される。
なお、堆積基板17.18はプラズマによる励起ソース
のスパッタ粒子がトランスポートする領域の外側にされ
る。ずなわち、真空容器l内で破線で示すA部が電極8
,9間及びその周辺に発生しているプラズマ状態の領域
で、B部がプラズマ領域Aに存在するスパッタ粒子がト
ランスポートする領域とすると、領域Bの外側になる領
域Cに堆積基板17.18が取付けられる。この領域C
では領域Aからトランスポートされたスパッタ粒子が堆
積基[17,18上にソフトにデポジツションする。な
お、この領域Cに堆積基板17.18を配置するにおい
て、領域Cにはトランスポートされた粒子中の大部分か
らなる荷電粒子が電界等の影響を受は易いため、実施に
あたっては均一な電位1例えば接地電位近傍とするなど
の配慮がなされる。
ここで、ターゲット電極9には半導体化不純物としての
ホウ素を含むBNを用い、雰囲気ガス導入管6からはス
パッタガスとして水素H,と炭化水素ガスの混合ガスを
導入し、真空容器内圧力を調整し、反応性スパッタ法に
より基板17.18あるいは21上に半導体化炭素薄膜
を形成する。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図中、ターゲット電極9として窒化ホウ素(BN)
の化合物ターゲットをセットし、堆積基板17゜18、
 21を夫々セットした後、真空容器l内を1.33x
 1O−5Pa(to−’Torr)まで減圧し、導入
管6から、水素ガス(Ht)90vo1.%とメタン(
CH4)ガス10voi、%の混合ガスを67Pa(0
,5Torr)となるまで導入する。
次に、真空容器1内の圧力が安定した後、マグネトロン
11には高周波(13,56Mtlz)’i力を6.8
W/cm”に設定し、5時間のスパッタリングを行なっ
た。
この結果、基板17.18及び21上に形成された炭素
薄膜の特性を下記表に示す。
なお、表中、右屈に示す乙のは、ホウ素(B)をドーピ
ングしない場合の電気抵抗率と光学バンドギャップを示
し、ホウ素(B)をドーピングしたものとの比較からバ
ンドギャップを殆んど変えることなく抵抗率が下ってい
る結果からも、ホウ素(B)かアクセプタとして炭素薄
膜中に取込まれたと考えられ、この膜は、P型半導体化
炭素薄膜になっている。
第2図は、基板(Si)上に形成した薄膜の二次イオン
質量分析法(Secondary  Ion  Mas
sSpectroscopy)の結果を示し、この結果
からも本実施例による製膜中にホウ素(B)が取込まれ
ていることが確認された。
第3図は、水素ガス(112)に添加するメタン(CL
)ガスの濃度を変えた場合の電気抵抗率ρと光学バンド
ギャップEgoの結果を示している。
この結果から、水素ガス(I2)に添加するメタンガス
(C11,)の濃度は、0.1vo1.%〜50VQ1
.%が望ましく、メタンガスが0.1vo1.%以下で
はターゲットのBHに近い薄膜ができ、また、50vo
1.%を越えると、Egoが1 、8eV以下と小さく
なりすぎて、ワイドギャップ半導体とは成り得ず思わし
くない。
さらに、第4図は、混合ガス(10vo1.%CH4+
90vo1.%H,)を1.3Paから267Paまで
変えた時の電気抵抗率ρと光学バンドギャップEgoの
変化を示すグラフであって、混合ガスの圧力は1.3P
aから665Paが望ましく、1.3Pa未満では光学
バンドギャップEgoが小さくてワイドギャップ半導体
にならず、665Paより高いとドーピング効果が現わ
れない。
なお、第2図〜第4図の試料は第1図の基板17に相当
する。
以上、実施例について説明しrこが、この他に各種の設
計変更が可能であり、例えば、上記実施例にあってば、
炭化水素ガスとしてメタンガス(C)I4)を用いたが
、他の炭化水素ガスを用いてもよく、また、水素ガスに
ヘリウム(He) 、アルゴン(Ar)などの不活性ガ
スを混合しても全く同様の効果が得られる。
また、上記実施例に用いたスパッタリング装置もこれに
限るものではなく、特にスパッタ条件についても変更が
可能である。
G0発明の効果 以上の説明から明らかなように、この発明に係る半導体
化炭素薄膜の製造方法にあっては、半導体化不純物とし
てのホウ素(B)を含む炭化ホウ素(B、C)をターゲ
ットとして用いたことにより、ジボランなどの毒性の高
いガスを用いることなくホウ素(B)がドーピングされ
た半導体化炭素薄膜を得ることが出来ろ効果がある。
また、膜中のドーパントとしてのホウ素CB)の濃度コ
ントロールが容易となる効果がある。
さらに、本発明によれば、ターゲット中にホウ素(B)
が含まれているため、ガス、昆合法に比して、ホウ素(
B)が微量でドーピング効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に用いられたスパッタリング
装置の要部溝成図、第2図は、基板上に形成された薄膜
の二次イオン質量分析法による濃度プロファイルを示す
グラフ、第3図は、メタンガス(CI4)濃度による電
気抵抗率ρの変化を示すグラフ、第4図は、電気抵抗率
ρと光学バンドギャップEgoのガス圧依存性を示すグ
ラフである。 l・・・真空容器、9・・・ターゲットM極、17.1
8゜21・・・堆積基板。 第1図 スIぐフタリング裟!の要t5購匠口 真空ポンプ 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体化不純物としてのホウ素を含む窒化ホウ素
    (BN)をターゲットとして用いると共に、炭化水素ガ
    スと水素ガスとの混合ガスをスパッタ用ガスとして用い
    て、反応性スパッタ法で炭素薄膜を形成することを特徴
    とする半導体化炭素薄膜の製造方法。
  2. (2)前記反応性スパッタ法は、1.33Pa〜665
    Paの圧力下で行なう特許請求の範囲第1項記載の半導
    体化炭素薄膜の製造方法。
  3. (3)前記混合ガス中の炭化水素ガスの割合を0.1〜
    50vol.%とする特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の半導体化炭素薄膜の製造方法。
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