JPS636736Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS636736Y2 JPS636736Y2 JP1976151504U JP15150476U JPS636736Y2 JP S636736 Y2 JPS636736 Y2 JP S636736Y2 JP 1976151504 U JP1976151504 U JP 1976151504U JP 15150476 U JP15150476 U JP 15150476U JP S636736 Y2 JPS636736 Y2 JP S636736Y2
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- Japan
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- reflecting mirror
- mirror
- light
- reflected
- reflecting
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- Expired
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000011514 reflex Effects 0.000 claims description 11
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 3
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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- Viewfinders (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は一眼レフレツクスカメラのフアイン
ダー光学系に関する。
ダー光学系に関する。
従来一眼レフレツクスカメラのフアインダー光
学系には、焦点板に形成された被写体の像を左右
逆転させて正常に観察できるようにするための手
段としてペンタプリズムを用いたものが多いが、
ペンタプリズムの材質としては一般にガラスが使
われるため、これを用いるフアインダー光学系を
備えたカメラは重量が重くなる欠点がある。特
に、いわゆる6×6版のフイルムを用いる大型一
眼レフレツクスカメラでは、画面サイズに合わせ
てフアインダー視野を大きくとるために、大型の
ペンタプリズムが必要で、それだけ上記の欠点が
顕著に現われることになる。
学系には、焦点板に形成された被写体の像を左右
逆転させて正常に観察できるようにするための手
段としてペンタプリズムを用いたものが多いが、
ペンタプリズムの材質としては一般にガラスが使
われるため、これを用いるフアインダー光学系を
備えたカメラは重量が重くなる欠点がある。特
に、いわゆる6×6版のフイルムを用いる大型一
眼レフレツクスカメラでは、画面サイズに合わせ
てフアインダー視野を大きくとるために、大型の
ペンタプリズムが必要で、それだけ上記の欠点が
顕著に現われることになる。
第1図はこうした欠点を解消した従来の一眼レ
フレツクスカメラ用フアインダー光学系の一例を
示す。このフアインダー光学系は、第1反射鏡を
構成する一枚の平面鏡1と第2、第3反射鏡を構
成する一対の凹面鏡2,3を備え、焦点板4から
の光は、最初に平面鏡1で反射された後、凹面鏡
2,3で順次一回ずつ反射され、接眼レンズ5を
通して観察者の眼6に入射する。ここで、凹面鏡
2は、平面鏡1で反射された光を集光し、凹面鏡
3の直前に焦点板1の実像を形成する結像用凹面
鏡であり、凹面鏡3はその焦点板の実像からの光
を集光する集光凹面鏡である。したがつて、図示
しない撮影レンズ及び可動反射鏡によつて、焦点
板4上に左右逆転して形成されている被写体の像
は、平面鏡1での反射によつて上下左右とも逆転
するが、凹面鏡2,3での反射によつて上下左右
とも正立する結果、接眼レンズ5を通して正常な
姿勢の像を見ることができる。
フレツクスカメラ用フアインダー光学系の一例を
示す。このフアインダー光学系は、第1反射鏡を
構成する一枚の平面鏡1と第2、第3反射鏡を構
成する一対の凹面鏡2,3を備え、焦点板4から
の光は、最初に平面鏡1で反射された後、凹面鏡
2,3で順次一回ずつ反射され、接眼レンズ5を
通して観察者の眼6に入射する。ここで、凹面鏡
2は、平面鏡1で反射された光を集光し、凹面鏡
3の直前に焦点板1の実像を形成する結像用凹面
鏡であり、凹面鏡3はその焦点板の実像からの光
を集光する集光凹面鏡である。したがつて、図示
しない撮影レンズ及び可動反射鏡によつて、焦点
板4上に左右逆転して形成されている被写体の像
は、平面鏡1での反射によつて上下左右とも逆転
するが、凹面鏡2,3での反射によつて上下左右
とも正立する結果、接眼レンズ5を通して正常な
姿勢の像を見ることができる。
ところで、第1図に示したこの従来のフアイン
ダー光学系の場合、フアインダー光学系全体の配
置に要する空間をできるだけ小さくしようとする
と、結像用凹面鏡2と集光用凹面鏡3との距離も
短くなるので、それに合わせて結像用凹面鏡2の
パワーを大きくしなければならない。しかし、凹
面鏡2のパワーを大きくすると、それだけ歪曲収
差・球面収差・色収差等の収差量が増加し、フア
インダー像が見づらくなる欠点が生じる。そのた
め、この従来のフアインダー光学系では、各要素
の配置のために十分に大きな空間が必要であり、
カメラの小型化を実現することができなかつた。
ダー光学系の場合、フアインダー光学系全体の配
置に要する空間をできるだけ小さくしようとする
と、結像用凹面鏡2と集光用凹面鏡3との距離も
短くなるので、それに合わせて結像用凹面鏡2の
パワーを大きくしなければならない。しかし、凹
面鏡2のパワーを大きくすると、それだけ歪曲収
差・球面収差・色収差等の収差量が増加し、フア
インダー像が見づらくなる欠点が生じる。そのた
め、この従来のフアインダー光学系では、各要素
の配置のために十分に大きな空間が必要であり、
カメラの小型化を実現することができなかつた。
この考案は、第1図に示した従来のフアインダ
ー光学系のもつ欠点を解消し、収差量を小さく抑
えたままカメラの小型化を実現可能になす一眼レ
フレツクスカメラのフアインダー光学系を提供す
ることを目的としてなされたもので、結像用第2
反射鏡で反射された光を途中焦点板からの光を反
射する第1反射鏡に入射させて、その第1反射鏡
で反射させた後に集光用第3反射鏡に向けるよう
になし、結像用第2反射鏡と集光用第3反射鏡と
の幾何学的な距離を縮小しても、両者間の光学的
な距離を大きくとることができるようにしたこと
を特徴としている。
ー光学系のもつ欠点を解消し、収差量を小さく抑
えたままカメラの小型化を実現可能になす一眼レ
フレツクスカメラのフアインダー光学系を提供す
ることを目的としてなされたもので、結像用第2
反射鏡で反射された光を途中焦点板からの光を反
射する第1反射鏡に入射させて、その第1反射鏡
で反射させた後に集光用第3反射鏡に向けるよう
になし、結像用第2反射鏡と集光用第3反射鏡と
の幾何学的な距離を縮小しても、両者間の光学的
な距離を大きくとることができるようにしたこと
を特徴としている。
以下図示した実施例にもとずいてこの考案を説
明する。
明する。
第2図はこの考案の一実施例を示す。この実施
例では、上記第1図の従来例と同様、一枚の平面
鏡1、一枚の結像用凹面鏡2及び一枚の集光用凹
面鏡3が用いられているが、凹面鏡2は、平面鏡
3で反射された光をもう一度平面鏡1に向けて反
射するように配置されており、又、凹面鏡3は、
凹面鏡2で反射された後平面鏡1で反射された光
をもう一度平面鏡1に向けて反射し、その光を接
眼レンズ5に向けるように配置されている。そし
て、凹面鏡2のパワーは、そこで反射され、次い
て平面鏡1で反射された光が凹面鏡3の直前に集
光し、そこに焦点板4の実像が形成されるように
定めてある。すなわち、この実施例と第1図の従
来例との違いは、凹面鏡2のパワー及び凹面鏡
2,3の配置の違いにある。
例では、上記第1図の従来例と同様、一枚の平面
鏡1、一枚の結像用凹面鏡2及び一枚の集光用凹
面鏡3が用いられているが、凹面鏡2は、平面鏡
3で反射された光をもう一度平面鏡1に向けて反
射するように配置されており、又、凹面鏡3は、
凹面鏡2で反射された後平面鏡1で反射された光
をもう一度平面鏡1に向けて反射し、その光を接
眼レンズ5に向けるように配置されている。そし
て、凹面鏡2のパワーは、そこで反射され、次い
て平面鏡1で反射された光が凹面鏡3の直前に集
光し、そこに焦点板4の実像が形成されるように
定めてある。すなわち、この実施例と第1図の従
来例との違いは、凹面鏡2のパワー及び凹面鏡
2,3の配置の違いにある。
この実施例における光路についてみると、焦点
板4からの光は、第2図に一点鎖線と矢符で示し
たごとく、平面鏡1、凹面鏡2、平面鏡1、凹面
鏡3、平面鏡1の順に合計5回反射されて、接眼
レンズ5を通り観察者の眼6に入射する。これを
像の姿勢の観点からみると、図示しない撮影レン
ズ及び可動反射鏡によつて焦点板4上に形成され
ている左右逆転した被写体の像は、平面鏡1での
反射によりさらに上下にも逆転するが、凹面鏡2
及び平面鏡1での反射によつて凹面鏡3の直前に
上下左右とも正立した実像として形成される。そ
して、この実像は凹面鏡3での反射によつて上下
逆転するが、その後平面鏡1での反射によつて上
下正立する。したがつて、観察者には、上下左右
とも正立した正常な姿勢の像が接眼レンズ5で拡
大されて見えることになる。
板4からの光は、第2図に一点鎖線と矢符で示し
たごとく、平面鏡1、凹面鏡2、平面鏡1、凹面
鏡3、平面鏡1の順に合計5回反射されて、接眼
レンズ5を通り観察者の眼6に入射する。これを
像の姿勢の観点からみると、図示しない撮影レン
ズ及び可動反射鏡によつて焦点板4上に形成され
ている左右逆転した被写体の像は、平面鏡1での
反射によりさらに上下にも逆転するが、凹面鏡2
及び平面鏡1での反射によつて凹面鏡3の直前に
上下左右とも正立した実像として形成される。そ
して、この実像は凹面鏡3での反射によつて上下
逆転するが、その後平面鏡1での反射によつて上
下正立する。したがつて、観察者には、上下左右
とも正立した正常な姿勢の像が接眼レンズ5で拡
大されて見えることになる。
上述のごとくこの実施例では、凹面鏡2で反射
された光を直接凹面鏡3に入射させるのではな
く、平面鏡1を介して凹面鏡3に入射させるか
ら、凹面鏡2,3の間の幾何学的な距離が短くて
も、両者間の光学的距離については十分大きく設
定できる。そのため、凹面鏡2のパワーを小さく
とどめることができ、歪曲収差・球面収差・色収
差等の収差量の増加を抑えることができることに
なり、収差量を小さく抑えたままで各要素の配置
のための空間を狭めることができる。
された光を直接凹面鏡3に入射させるのではな
く、平面鏡1を介して凹面鏡3に入射させるか
ら、凹面鏡2,3の間の幾何学的な距離が短くて
も、両者間の光学的距離については十分大きく設
定できる。そのため、凹面鏡2のパワーを小さく
とどめることができ、歪曲収差・球面収差・色収
差等の収差量の増加を抑えることができることに
なり、収差量を小さく抑えたままで各要素の配置
のための空間を狭めることができる。
なお、第2図の実施例の光学系は第3図に示す
ごとく折りたたむこともでき、この場合、凹面鏡
2,3を倒した後、平面鏡1を倒し、最後に接眼
レンズ5を倒す。
ごとく折りたたむこともでき、この場合、凹面鏡
2,3を倒した後、平面鏡1を倒し、最後に接眼
レンズ5を倒す。
以上のようにこの考案の一眼レフレツクスカメ
ラ用フアインダー光学系は、結像用の第2反射鏡
で反射された光を途中焦点板からの光をその結像
用の第2反射鏡に向けて反射するための第1反射
鏡に入射させ、その第1反射鏡で反射させた後集
光用第3反射鏡に向けるように構成したから、結
像用第2反射鏡と集光用第3反射鏡との幾何学的
な距離を短くしても両者間の光学的な距離は十分
に長く保つことができる。したがつて、結像用第
2反射鏡のパワーを小さく保ち、諸収差の量を小
さく抑えたままで各要素の配置のための空間を狭
くすることが可能で、一眼レフレツクスカメラの
小型化の実現に大きく寄与するものである。
ラ用フアインダー光学系は、結像用の第2反射鏡
で反射された光を途中焦点板からの光をその結像
用の第2反射鏡に向けて反射するための第1反射
鏡に入射させ、その第1反射鏡で反射させた後集
光用第3反射鏡に向けるように構成したから、結
像用第2反射鏡と集光用第3反射鏡との幾何学的
な距離を短くしても両者間の光学的な距離は十分
に長く保つことができる。したがつて、結像用第
2反射鏡のパワーを小さく保ち、諸収差の量を小
さく抑えたままで各要素の配置のための空間を狭
くすることが可能で、一眼レフレツクスカメラの
小型化の実現に大きく寄与するものである。
加えて、集光用第3反射鏡に向つた光をさらに
この集光用第3反射鏡で反射させた後もう一度第
1反射鏡で反射させて接眼レンズを通過させるよ
うにし、垂直面内での反射回数を合計5回とした
ことにより、正常な姿勢の像を観察可能にするこ
とができる。
この集光用第3反射鏡で反射させた後もう一度第
1反射鏡で反射させて接眼レンズを通過させるよ
うにし、垂直面内での反射回数を合計5回とした
ことにより、正常な姿勢の像を観察可能にするこ
とができる。
第1図は従来の一眼レフレツクスカメラ用フア
インダー光学系の一例を示す断面図、第2図はこ
の考案の一実施例の断面図、第3図は第2図の実
施例の光学系を折りたたんだ状態を示す断面図で
ある。 1……第1反射鏡、2,3……第2、第3反射
鏡、4……焦点板、5……接眼レンズ、6……観
察者の眼。
インダー光学系の一例を示す断面図、第2図はこ
の考案の一実施例の断面図、第3図は第2図の実
施例の光学系を折りたたんだ状態を示す断面図で
ある。 1……第1反射鏡、2,3……第2、第3反射
鏡、4……焦点板、5……接眼レンズ、6……観
察者の眼。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 焦点板からの光を反射する第1反射鏡と、こ
の反射鏡で反射された光を集光し、焦点板の実
像を形成する一枚の結像用第2反射鏡と、上記
焦点板の実像からの光を集光する一枚の集光用
第3反射鏡とを備え、上記各反射鏡での反射に
より、焦点板上の左右逆転した被写体の像を接
眼レンズを介して正常に観察可能になす一眼レ
フレツクスカメラのフアインダー光学系におい
て、上記結像用第2反射鏡で反射された光を途
中上記第1反射鏡で再度反射させて、上記集光
用第3反射鏡に向け、さらにこの集光用第3反
射鏡で反射させた後上記第1反射鏡で反射させ
て、接眼レンズに入射させるように、各反射鏡
の配置を定めたことを特徴とする一眼レフレツ
クスカメラのフアインダー光学系。 2 上記第1反射鏡として平面鏡を用い、上記第
2、第3反射鏡としてそれぞれ凹面鏡を用いた
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の一眼レフレツクスカメラのフアインダ
ー光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976151504U JPS636736Y2 (ja) | 1976-11-10 | 1976-11-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976151504U JPS636736Y2 (ja) | 1976-11-10 | 1976-11-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5367430U JPS5367430U (ja) | 1978-06-06 |
JPS636736Y2 true JPS636736Y2 (ja) | 1988-02-26 |
Family
ID=28759752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976151504U Expired JPS636736Y2 (ja) | 1976-11-10 | 1976-11-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS636736Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3464338A (en) * | 1966-12-27 | 1969-09-02 | Pentacon Dresden Veb | Reflex viewfinder |
-
1976
- 1976-11-10 JP JP1976151504U patent/JPS636736Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3464338A (en) * | 1966-12-27 | 1969-09-02 | Pentacon Dresden Veb | Reflex viewfinder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5367430U (ja) | 1978-06-06 |
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