JPS636686B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS636686B2
JPS636686B2 JP15419180A JP15419180A JPS636686B2 JP S636686 B2 JPS636686 B2 JP S636686B2 JP 15419180 A JP15419180 A JP 15419180A JP 15419180 A JP15419180 A JP 15419180A JP S636686 B2 JPS636686 B2 JP S636686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
sand
wall
marine platform
ballast chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15419180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5777708A (en
Inventor
Kenro Tomonaga
Haruo Yamamoto
Takashi Aida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP15419180A priority Critical patent/JPS5777708A/ja
Publication of JPS5777708A publication Critical patent/JPS5777708A/ja
Publication of JPS636686B2 publication Critical patent/JPS636686B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は海底に支持される構造の海洋プラツト
ホームに関し、とくに海底から原油を採取すると
共にその原油を貯蔵することができる海洋プラツ
トホームに関する。
海底油田から採取した原油を一時貯蔵するた
め、採油やぐら用のプラツトホームと一体に貯槽
を設けたものが使われている。従来のこの種プラ
ツトホームにおいては、貯槽から原油を取り出す
ときにプラツトホームに対する浮力増大による不
安定化を防止するため、原油を取り出した貯槽に
海水を送入する油水置換が不可欠であつた。他
方、海底から採油したときの油温は海水温度より
高い場合があり、そのときは油種によりプラツト
ホームにおける原油処理のため粘性などの点から
この油温を保持することが望ましい。油井によつ
ては、原油温度を保持するため加熱する場合もあ
る。ところが、貯槽から原油をとり出すたびに油
水置換をするのでは、原油の温度維持操作が複
雑・高価になる欠点が生ずる。
また、従来の海洋プラツトホームの海中部分の
構造は、水平断面が円形又は方形であつた。水平
断面円形のものは、船舶の接舷が困難である欠点
を有し、断面方形のものは船の接舷には便利であ
るがその中に方形断面の貯槽を形成するときに温
度変化に耐える構造とするためにコスト高となる
欠点が生じた。
従つて、本発明の目的は従来技術の上記欠点を
解決するにある。この目的を達成するため、本発
明による海洋プラツトホームにおいては、海中に
没する部分の外周壁を方形とし、その方形壁の内
側に断面円形の貯槽を設け、貯槽の外周と方形壁
との間に砂バラスト室を形成する。本発明による
プラツトホームを曳船などにより所望位置へ運ん
だ後、ガツト船などにより砂バラスト室へ砂を入
れれば、プラツトホームを所望位置に据付けるこ
とができ、たとえ貯槽に原油が入つていない場合
にも砂バラストの重量によりプラツトホームは所
望位置で安定している。また、本発明のプラツト
ホームにおいては、海中部分の外周壁の外周が方
形であるから、船の接舷が容易である。
以下、添付図を参照して本発明の実施例を説明
する。第1図及び第2図は、本発明の一実施例の
立面図及び平面図であり、第3図は第2図の線
−における縦断面図、第4図は第3図の線−
における横断面図である。この実施例の海洋プ
ラツトホーム10は、外周壁11aが方形である
海中構造部分11、その海中構造部分11の頂部
から海上へ延在する柱12、及びその柱12の上
端に固着されたデツキ13を備えてなる。図中
LWLは海面、Eは海底を示す。
デツキ13は、各種のさく井及び採油装置(図
示せず)又は制御室・居住室(図示せず)などを
載置するスペースを提供し、さらに必要に応じ
油・ガス分離などの処理装置(図示せず)をも載
置するので、デツキ13は特定の据付位置におけ
る諸要求をみたす面積及び強度を有する。
柱12は、上記デツキ13を支持するに充分な
強度、並びに波力及び必要に応じ流氷の衝突衝撃
に耐える強度を有する。波力等に耐える柱の構造
自体は公知であり、公知の柱構造を本発明のプラ
ツトホームに使用することができる。
海中構造部分11の底面の主要部は二重殻底部
14によつて構成される。二重殻底部14は、例
えばドライドツク(図示せず)等における現場打
ちベースコンクリート層14a、そのベースコン
クリート層へ相互に間隔をおいて固着された複数
のプレキヤスト部材14b、及びそのプレキヤス
ト部材と一体に現場打ちされた内壁14cからな
る。この二重殻底部14は、外水圧に耐える構造
となつている。
第2図及び第4図から明らかな様に、この実施
例は4つの貯槽15を有し、これらの貯槽15の
側壁16は、第3図に示される様に二重殻底部1
4から上方に延在する。図示実施例では、これら
の貯槽15は、方形外周壁11aの中心Oに関し
対称に配置される。この対称配置は、プラツトホ
ームを曳航する時のバランスを得るために望まし
い。ただし、本発明は貯槽の対称配置に限定され
るものではない。各貯槽15の頂部を、たとえば
プレキヤスト・シエル構造のコンクリート蓋17
で覆う。
方形外周壁11aとこれらの貯槽15との間に
は、構造壁18を外周壁11aの各辺と平行に形
成し、海中構造部分11を補強する。本発明にお
いては、貯槽15と構造壁18との間を熱的に遮
断することもできるので、構造壁18が貯槽15
における原油出入に伴う温度変化に直接に曝され
ないですむことも出来る。図示実施例において
は、貯槽15相互間の空間にも構造壁18を設け
る。
方形外周壁11aの上端と前記コンクリート蓋
17との間の開放部分を砂バラスト室蓋19で覆
う。また、方形外周壁11aの下端と前記二重殻
底部14の周囲との間に砂バラスト室底壁20を
形成し、砂バラスト室21を画成する。砂バラス
ト室蓋19に適当な開閉自在部分(図示せず)を
設ける。プラツトホーム10をたとえば曳船(図
示せず)などにより曳航輸送するときは、砂バラ
スト室21内を空の状態にしておく。プラツトホ
ーム据付地点へ到達したときに海水の注水を行い
海底Eに座着させ、さらに前記開閉自在部分を介
して砂バラスト室21内へ砂をつめる。
以上説明した本発明の海洋プラツトホーム構造
によれば、砂バラスト室21の容積及びその中に
詰める砂の量を適当にすることにより、たとえ貯
槽15がすべて空になつてもプラツトホーム10
を確実に海底に座着させておくことができる。従
つて、貯槽15から原油を取り出す際に従来技術
では必要とされた油水置換を省略することができ
る。さきに指摘したように、油水置換をしないの
で、原油温度の維持が容易になる。さらに、外周
を方形とし船の接舷を容易にしている。
第5図は、本発明の他の実施例の縦断面図を示
し、第6図は第5図の線−における横断面図
である。この実施例は、外周方形の下方部分と外
周円形の上方部分とを有し、円形上方部分を海面
上に配置する場合には、デツキをこの円形上方部
分頂面に直接に固着し、第1図の柱12を省略す
ることができる。
第5図の実施例における方形の外周壁11a内
に形成される貯槽は、外周壁11aの中心Oと同
心の円筒壁16a及び16bにより画成され、従
つてそれらの貯槽は前記中心Oと同心の円筒貯槽
15a及び断面環状の貯槽である。この実施例で
は放射状壁16cにより、環状断面の貯槽が4つ
の扇状断面貯槽15bに分割されているが、独立
貯槽の数が1つで足りる場合には、円筒壁16
a、放射状壁16cによる分割の必要はない。第
5図及び第6図において、11bは上方部分の円
筒形外壁、11cは方形下方部分と接する円筒形
上方部分下端の境界線をなす円周、11dはその
境界円周11cから円筒形外壁11bへの傾斜面
である。第5図及び第6図におけるその他の記号
は、第1図ないし第4図の対応するものと同様で
あるから、その説明は省略する。
本発明によつて得られる効果を列挙すれば次の
通りである。
(1) 海洋プラツトホームと一体に形成される油槽
において、貯槽から原油を取り出す際に油水置
換の必要性を取除くことができ、従つて、貯槽
内原油温度調整を簡単化することができる。
(2) 貯槽の底壁を二重殻構造としてあるから、貯
槽の保温効果を良好にすることができる。
(3) 貯槽を内蔵しながら船の接舷が容易な方形の
海中部分構造をとることができる。
(4) 海洋プラツトホームに複数個の保温良好な貯
槽を一体に形成し、採油と平行して効率よく原
油の処理・積出しを遂行することができる。
(5) 砂バラスト室から砂を取出すことにより、海
洋プラツトホームの設置位置を容易に移動する
ことができる。
(6) 移動時に砂バラスト室を空とすることにより
プラツトホームを浮上させ、しかも吃水を浅く
し水に対する抵抗を小さくし、曳航移動を容易
にすることができる。
(7) 図示実施例構造の場合、貯槽を二重の砂層で
囲むので、漏油をより良く防止できる。
(8) 独立の円筒形貯槽を使うので、保温の要求が
強い場合には、鋼製タンク及び断熱材を取り付
け易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の立面図、第2図は
その平面図、第3図は第2図の線−における
縦断面図、第4図は第3図の線−における横
断面図、第5図は本発明の他の実施例の縦断面
図、第6図は第5図の線−における横断面図
である。 10……海洋プラツトホーム、11……海中構
造部分、11a……外周壁、12……柱、13…
…デツキ、14……二重殻底部、15……貯槽、
16……貯槽側壁、17……コンクリート蓋、1
8……構造壁、19……砂バラスト室蓋、20…
…砂バラスト室底壁、21……砂バラスト室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 海底に支持される二重殻底部、その二重殻底
    部から垂直に上方へ延在する円筒形コンクリート
    壁及びコンクリート蓋により画成される貯槽、そ
    の貯槽を囲む外周方形の垂直周囲壁、貯槽外周と
    前記方形周囲壁との間に延在する構造壁、前記貯
    槽の外周に前記構造壁で区分された複数の砂バラ
    スト室を形成する如く前記二重殻底部と同一平面
    上に延在する底壁及び前記コンクリート蓋と実質
    上同一平面上に延在する砂バラスト室蓋、その砂
    バラスト室蓋から海面上まで延在する柱、並びに
    その柱の上端に固定されたデツキを備えてなる海
    洋プラツトホーム。 2 特許請求の範囲第1項記載の海洋プラツトホ
    ームにおいて、前記円筒形貯槽が、前記方形周囲
    壁の中心に関して対称に配置された複数個の貯槽
    である海洋プラツトホーム。 3 特許請求の範囲第1項記載の海洋プラツトホ
    ームにおいて、前記円筒形貯槽が、前記方形周囲
    壁の中心と同心の円筒形及び環状貯槽である海洋
    プラツトホーム。 4 特許請求の範囲第1項記載の海洋プラツトホ
    ームにおいて、前記砂バラスト室に砂を詰め、前
    記海洋プラツトホームの全重量をその海洋プラツ
    トホームに作用する浮力より大とし地震に対し安
    定としてなる海洋プラツトホーム。 5 特許請求の範囲第4項記載の海洋プラツトホ
    ームにおいて、前記砂バラスト室蓋に砂を投入及
    び排出するための開口を設けてなる海洋プラツト
    ホーム。
JP15419180A 1980-11-02 1980-11-02 Off-shore platform Granted JPS5777708A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15419180A JPS5777708A (en) 1980-11-02 1980-11-02 Off-shore platform

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15419180A JPS5777708A (en) 1980-11-02 1980-11-02 Off-shore platform

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5777708A JPS5777708A (en) 1982-05-15
JPS636686B2 true JPS636686B2 (ja) 1988-02-10

Family

ID=15578818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15419180A Granted JPS5777708A (en) 1980-11-02 1980-11-02 Off-shore platform

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5777708A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899492B1 (en) * 2003-05-05 2005-05-31 Nagan Srinivasan Jacket frame floating structures with buoyancy capsules

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5777708A (en) 1982-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3738113A (en) Offshore oil storage structure with submergence shell
US8025463B2 (en) Offshore foundation system with integral elements for preloading and extracting
US3981154A (en) System for recovering petroleum fluids from underwater fissures
US4766836A (en) Modular system for the offshore production, storage and loading of hydrocarbons
US3824942A (en) Offshore underwater storage tank
US4170266A (en) Apparatus and method for offshore drilling at great depths
KR860007432A (ko) 재킷타워 구조물 및 그의 설치방법
JPS636686B2 (ja)
US10442507B2 (en) Buoyant offshore structure
CA1093324A (en) Multi-purpose marine structure
US3224402A (en) Stabilized floating drilling platform
EP2903916B1 (en) Tank
NO162032B (no) Fremgangsmaate ved fundamentering og stabilisering av en fralandskonstruksjon.
SU882421A3 (ru) Способ установки морской стационарной платформы на дно мор
JPS5817844B2 (ja) オキアイノカイテイユサイシユヨウプラツトホ−ム
US3946568A (en) Offshore oil production platform
JPS5944448B2 (ja) 作業用プラットフォ−ム支持用重量構造物及びその設置方法
JPS58101914A (ja) 貯油タンク付プラツトフオ−ム
JPS6226371B2 (ja)
JPS6124589Y2 (ja)
JPS61193981A (ja) 海洋構造物の傾斜試験方法
JPS60208512A (ja) 塔状海洋構造物の据付方法
RU2274581C2 (ru) Док для захоронения затонувших объектов и способ его использования
AU2013101613A4 (en) Tank
JPS6035486B2 (ja) 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム