JPS6035486B2 - 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム - Google Patents
浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ムInfo
- Publication number
- JPS6035486B2 JPS6035486B2 JP56198349A JP19834981A JPS6035486B2 JP S6035486 B2 JPS6035486 B2 JP S6035486B2 JP 56198349 A JP56198349 A JP 56198349A JP 19834981 A JP19834981 A JP 19834981A JP S6035486 B2 JPS6035486 B2 JP S6035486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- platform
- oil storage
- storage tank
- seawater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B17/00—Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオーム、特
に海上での石油採掘に用いる浮遊式タンクを内蔵するプ
ラットフオームに関するものである。
に海上での石油採掘に用いる浮遊式タンクを内蔵するプ
ラットフオームに関するものである。
従来貯油タンク付重力式プラットフオームとしては種々
のものがあるが、その何れもその貯油タンクが油水置換
型のものである。
のものがあるが、その何れもその貯油タンクが油水置換
型のものである。
油水置換型とは、貯油タンク内の油面の高さを常に一定
に保つ為に、貯油タンク下部に海水を入れておきタンク
内の油量が増えれば油の下の海水を排出し逆に油量が減
れば水量を増やす型の事である。
に保つ為に、貯油タンク下部に海水を入れておきタンク
内の油量が増えれば油の下の海水を排出し逆に油量が減
れば水量を増やす型の事である。
このような油水置換型ではタンタ内から排出される海水
は通常油分を含んでいる。
は通常油分を含んでいる。
日本ではこの排水の油分濃度は１倣ｐｍ以下に規制され
ている。この様な油分濃度で排出するにはプラツトフオ
ームに膨大なオイルセパレーターを設備する必要があり
、不経済となる。又日本近海、中国沿岸の油はワックス
分を多く含んでいるので、油水置換型では油と水の境界
面に固化現象が発生する。
ている。この様な油分濃度で排出するにはプラツトフオ
ームに膨大なオイルセパレーターを設備する必要があり
、不経済となる。又日本近海、中国沿岸の油はワックス
分を多く含んでいるので、油水置換型では油と水の境界
面に固化現象が発生する。
この固化現象を解決する唯一の方法は、油を６０ｑｏ〜
７０℃に加温する事であるが、これには膨大な装置を必
要とし経済的ではない。さらに、油水境界面付近に、互
の混合によるェマルジョンが発生し、又、油水境界面上
にはスラツジが堆積する。
７０℃に加温する事であるが、これには膨大な装置を必
要とし経済的ではない。さらに、油水境界面付近に、互
の混合によるェマルジョンが発生し、又、油水境界面上
にはスラツジが堆積する。
これらは、タンクの運転に支障をきたす。以上の理由に
より、油水置換型が許されない場合には油のみを入れる
貯油タンクを用い、従って油を払い出した時、貯油タン
クが空になる状態を考えてプラットフオームを設計しな
ければならない。
より、油水置換型が許されない場合には油のみを入れる
貯油タンクを用い、従って油を払い出した時、貯油タン
クが空になる状態を考えてプラットフオームを設計しな
ければならない。
ここで問題になるのは、建設基地で建造されたプラット
フオームはなるべく４・さな吃水の浮体として現場へ曳
航、設置できるのが好ましく、据付′け完了後は、たと
え貯油タンク内が空になっても浮んではこないという二
律背反の現実である。
フオームはなるべく４・さな吃水の浮体として現場へ曳
航、設置できるのが好ましく、据付′け完了後は、たと
え貯油タンク内が空になっても浮んではこないという二
律背反の現実である。
これを解決する為に、従来のプラットフオームでは、設
置に伴ってカウンターウェイトとして余分のバラストを
現場打コンクリートによりあるいは石材または鉱石等を
充填することによって形成していた。この場合貯油タン
クが空になっても地震力に対する必要な水平抵抗力を有
するようにする必要があった。又日本近海の設置場所は
概ね軟弱地盤であり、かつ吃水に制限がある場合が多い
。
置に伴ってカウンターウェイトとして余分のバラストを
現場打コンクリートによりあるいは石材または鉱石等を
充填することによって形成していた。この場合貯油タン
クが空になっても地震力に対する必要な水平抵抗力を有
するようにする必要があった。又日本近海の設置場所は
概ね軟弱地盤であり、かつ吃水に制限がある場合が多い
。
即ち建造場所が日本の場合、吃水はドッグ、港、航路の
水深から−１０肌乃至−１５のに限定され、曳航途中の
水深、据付場所の水深も−３０のに限定されてしまう。
この吃水制限に対処する為には、プラットフオームの浮
力を増す必要があるが、軟弱地盤対策としてプラツトフ
オームの下にスカートを設けた場合、従来型のプラット
フオームでは本体形状に大きな制約を受ける欠点がある
。従ってこのような場合、従来においてはドック内でプ
ラットフオームの本体コンクリートの一部分のみを構築
し、浮上に曳き出し、水深の充分にある洋上に繋留して
残りの本体を構築するという様な方法によっていた。
水深から−１０肌乃至−１５のに限定され、曳航途中の
水深、据付場所の水深も−３０のに限定されてしまう。
この吃水制限に対処する為には、プラットフオームの浮
力を増す必要があるが、軟弱地盤対策としてプラツトフ
オームの下にスカートを設けた場合、従来型のプラット
フオームでは本体形状に大きな制約を受ける欠点がある
。従ってこのような場合、従来においてはドック内でプ
ラットフオームの本体コンクリートの一部分のみを構築
し、浮上に曳き出し、水深の充分にある洋上に繋留して
残りの本体を構築するという様な方法によっていた。
然しながらこのような方法は、工期、工費の点で不利益
を有する。更に貯油タンクが空になった状態では、隣の
バラストタンタとの間に大きさ水圧差が作用し、全体と
しても外圧容器となる為、部材厚を大きくしなければな
らず不経済となり、又その為に吃水も大きくなり更に不
利となる。
を有する。更に貯油タンクが空になった状態では、隣の
バラストタンタとの間に大きさ水圧差が作用し、全体と
しても外圧容器となる為、部材厚を大きくしなければな
らず不経済となり、又その為に吃水も大きくなり更に不
利となる。
本発明の浮遊式タンクを内蔵するプラットフオームは上
記の欠点を除くようにしたものであって、上部本体と、
下部本体と、前記上部本体と下部本体を連結する部分と
、前記下部本体に形成した上方に開いたくぼみと、この
くぼみ内に海水を導入する為前記下部本体を貫通して設
けた開閉弁付導水路と、前記くぼみ内の海水に浮遊せし
める様にした密閉式貯油タンクと、前記貯油タンク内の
油の増減に応じて前記くぼみ内の海水を減増せしめる機
構とより成ることを特徴とする。以下図面によって本発
明の実施例を説明する。
記の欠点を除くようにしたものであって、上部本体と、
下部本体と、前記上部本体と下部本体を連結する部分と
、前記下部本体に形成した上方に開いたくぼみと、この
くぼみ内に海水を導入する為前記下部本体を貫通して設
けた開閉弁付導水路と、前記くぼみ内の海水に浮遊せし
める様にした密閉式貯油タンクと、前記貯油タンク内の
油の増減に応じて前記くぼみ内の海水を減増せしめる機
構とより成ることを特徴とする。以下図面によって本発
明の実施例を説明する。
図中１はその上部に例えば掘削設備、デッキ、各種モジ
ュール等を教壇する為のプラットフオームの上部本体、
２は下部本体、３は前記上部本体１と下部本体２間を連
結する脚、４は軟弱地盤、５はこの軟弱地盤４内に挿入
されるよう前記下部本体２の下面に突設したスカート、
６は密閉式貯油タンクを示し、本発明においては前記下
部本体２の中央部に貯油タンク６の外径より大きい上方
に開いたくぼみ７を形成し、このくぼみ７内に下部本体
２の側面を貫通して設けた開閉弁付導水路８を介して海
水を導入できるようにすると共に、このくぼみ７内に前
記貯油タンク６を遊鉄せしめるようにする。尚前記くぼ
み７の内側面には必要によりクッション用ラィニング（
図示せず）を施す。
ュール等を教壇する為のプラットフオームの上部本体、
２は下部本体、３は前記上部本体１と下部本体２間を連
結する脚、４は軟弱地盤、５はこの軟弱地盤４内に挿入
されるよう前記下部本体２の下面に突設したスカート、
６は密閉式貯油タンクを示し、本発明においては前記下
部本体２の中央部に貯油タンク６の外径より大きい上方
に開いたくぼみ７を形成し、このくぼみ７内に下部本体
２の側面を貫通して設けた開閉弁付導水路８を介して海
水を導入できるようにすると共に、このくぼみ７内に前
記貯油タンク６を遊鉄せしめるようにする。尚前記くぼ
み７の内側面には必要によりクッション用ラィニング（
図示せず）を施す。
本発明プラットフオームは上記のような構成であるから
貯油タンク６は下部本体２のくぼみ７内の海水に浮遊し
た状態にあり貯油タンク６内の油の増減に応じて導水路
８を介してくぼみ７内から海水を吐出し又は引き入れる
ようにして常時貯油タンク６内の油を含めたプラットフ
オームの全重量を一定に保つことができ、間接的には油
水置換型とすることができ地震時における水平抵抗の問
題も解決できるばかりでなく、油と海水は直接に接触す
ることはないので環境汚染及び油水温合により生ずる諸
問題を一掃することができる。
貯油タンク６は下部本体２のくぼみ７内の海水に浮遊し
た状態にあり貯油タンク６内の油の増減に応じて導水路
８を介してくぼみ７内から海水を吐出し又は引き入れる
ようにして常時貯油タンク６内の油を含めたプラットフ
オームの全重量を一定に保つことができ、間接的には油
水置換型とすることができ地震時における水平抵抗の問
題も解決できるばかりでなく、油と海水は直接に接触す
ることはないので環境汚染及び油水温合により生ずる諸
問題を一掃することができる。
又本発明プラットフオームにおいては貯油タンク６が下
部本体２の外壁によって取り囲まれた形であり、この外
壁はプラツトフオーム据付後には波、風等の外力を遮蔽
して貯油タンクの安全性を向上せしめるように作用する
と共に、方一貯油タンクから油が流出した場合はその防
油堤として機能するようになる。更に本発明プラットフ
オームにおいてはその曳航時導水路８を塞ぎ下部本体２
のくぼみ７内を空にすればこの部分により十分な浮力を
得ることがき、従ってプラットフオームをこれにデッキ
、各種モジュール等を搭載したままで曳航でき又曳航時
の吃水を少なくすることが可能となる。
部本体２の外壁によって取り囲まれた形であり、この外
壁はプラツトフオーム据付後には波、風等の外力を遮蔽
して貯油タンクの安全性を向上せしめるように作用する
と共に、方一貯油タンクから油が流出した場合はその防
油堤として機能するようになる。更に本発明プラットフ
オームにおいてはその曳航時導水路８を塞ぎ下部本体２
のくぼみ７内を空にすればこの部分により十分な浮力を
得ることがき、従ってプラットフオームをこれにデッキ
、各種モジュール等を搭載したままで曳航でき又曳航時
の吃水を少なくすることが可能となる。
尚本発明プラットフオームに用いる貯油タンク６は貯油
量、水深等の条件により、鋼製又はコンクリート製とす
ることが可能であり、又平面形状も円形、矩形等自由に
選定できる。
量、水深等の条件により、鋼製又はコンクリート製とす
ることが可能であり、又平面形状も円形、矩形等自由に
選定できる。
しかも波力等の外力を受けない為に薄い経済的な断面と
する事ができ、地震力に対しても、プラットフオーム本
体と貯油タンクの固有周波数が異なっている為に有利で
ある。更に貯留時の温度応力に対しても周りの下部本体
外壁と切り離されている為に余分の力が発生することが
ない。又上記実施例におけるプラットフオームはその上
にデッキ等を配置した、掘削、生産、処理、貯油機能が
あるいわゆる多目的プラットフオームとしているが、こ
れを貯油機能だけを持たせたものとする事もでき、又他
のジャケット構造のものとの併用も考え得ることは勿論
である。
する事ができ、地震力に対しても、プラットフオーム本
体と貯油タンクの固有周波数が異なっている為に有利で
ある。更に貯留時の温度応力に対しても周りの下部本体
外壁と切り離されている為に余分の力が発生することが
ない。又上記実施例におけるプラットフオームはその上
にデッキ等を配置した、掘削、生産、処理、貯油機能が
あるいわゆる多目的プラットフオームとしているが、こ
れを貯油機能だけを持たせたものとする事もでき、又他
のジャケット構造のものとの併用も考え得ることは勿論
である。
第１図は本発明プラットフオームの縦断正面図、第２図
はそのＡ−Ａ線断面図である。 １・・・・・・上部本体、２・・・…下部本体、３・・
・・・・脚、４・・・・・・軟弱地盤、５・・・・・・
スカート、６・・・・・・貯油タンク、７・・・・・・
くぼみ、８・・・・・・導水路。 第１図第２図
はそのＡ−Ａ線断面図である。 １・・・・・・上部本体、２・・・…下部本体、３・・
・・・・脚、４・・・・・・軟弱地盤、５・・・・・・
スカート、６・・・・・・貯油タンク、７・・・・・・
くぼみ、８・・・・・・導水路。 第１図第２図
Claims (1)
- １ 上部本体と、下部本体と、前記上部本体と下部本体
を連結する部分と、前記下部本体に形成した上方に開い
たくぼみと、このくぼみ内に海水を導入する為前記下部
本体を貫通して設けた開閉弁付導水路と、前記くぼみ内
の海水に浮遊せしめる様にした密閉式貯油タンクと、前
記貯油タンク内の油の増減に応じて前記くぼみ内の海水
を減増せしめる機構とより成ることを特徴とする浮遊式
タンクを内蔵するプラツトフオーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56198349A JPS6035486B2 (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56198349A JPS6035486B2 (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58101913A JPS58101913A (ja) | 1983-06-17 |
| JPS6035486B2 true JPS6035486B2 (ja) | 1985-08-15 |
Family
ID=16389628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56198349A Expired JPS6035486B2 (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6035486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL8701856A (nl) * | 1987-01-14 | 1988-08-01 | Allseas Eng Bv | Werkwijze voor het manoeuvreren van een opbouwelement ten opzichte van een in water aangebrachte vaste constructie, werkwijze voor het bouwen van een bouwwerk en bouwwerk gebouwd volgens een dergelijke werkwijze. |
-
1981
- 1981-12-11 JP JP56198349A patent/JPS6035486B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58101913A (ja) | 1983-06-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3981154A (en) | System for recovering petroleum fluids from underwater fissures | |
| US3429128A (en) | Offshore storage structure | |
| US3472032A (en) | Production and storage system for offshore oil wells | |
| KR102252117B1 (ko) | 해저 기부 구조물 및 이의 설치 방법 | |
| EA002582B1 (ru) | Морской кессон | |
| US3516259A (en) | Offshore structure method and apparatus | |
| JPS59209579A (ja) | 浮きモジユ−ル状装置とその構成方法 | |
| CN103912245B (zh) | 深水钻井生产立式储油平台及其操作方法 | |
| KR860007432A (ko) | 재킷타워 구조물 및 그의 설치방법 | |
| RU2090699C1 (ru) | Морская платформа и способ ее сооружения | |
| RU2382849C1 (ru) | Ледостойкий буровой комплекс для освоения мелководного континентального шельфа | |
| US3695047A (en) | Underwater liquid storage facility | |
| CA1242082A (en) | Deep water mobile submersible arctic structure | |
| CA1206010A (en) | Mobile offshore structure for arctic exploratory drilling | |
| GB2071020A (en) | Apparatus for capturing subsea leakage of oil and gas | |
| US3835653A (en) | Underwater storage device | |
| CN1286665A (zh) | 海洋生产和贮存设备及其安装方法 | |
| JPS6035486B2 (ja) | 浮遊式タンクを内蔵するプラツトフオ−ム | |
| CA1219456A (en) | Method and structure for forming an offshore facility | |
| JPS5837449B2 (ja) | カイテイセキユサイクツヨウサクセイキ | |
| JPS58101914A (ja) | 貯油タンク付プラツトフオ−ム | |
| WO2017171646A1 (en) | Offshore storage facility | |
| Pliskin | Removal of concrete gravity platforms | |
| JPS58101915A (ja) | 貯油タンクを有するケ−ソン式プラツトフオ−ム | |
| AU689950B2 (en) | Method for constructing and installing an offshore gravity plaftorm structure and platform structure designed for the implementation of this method |