JPS6366202A - ヘパリン誘導体 - Google Patents

ヘパリン誘導体

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JPS6366202A
JPS6366202A JP62207359A JP20735987A JPS6366202A JP S6366202 A JPS6366202 A JP S6366202A JP 62207359 A JP62207359 A JP 62207359A JP 20735987 A JP20735987 A JP 20735987A JP S6366202 A JPS6366202 A JP S6366202A
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    • C08B37/006Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
    • C08B37/0063Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
    • C08B37/0075Heparin; Heparan sulfate; Derivatives thereof, e.g. heparosan; Purification or extraction methods thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヘパリン及び低分子量ヘパリンの無数の異な
る誘導体に関する。これらはヘパリンのアセチルエステ
ル誘導体及び低分子量ヘパリンエステル誘導体を包含し
、全抗凝血活性(globalanNclotting
 activity)に対して良好な抗Xa活性を示す
。また、全抗凝血活性に対して低い抗Xa活性を示すヘ
パリンのエステル誘導体についても記載する。
さらに、疎水基を有して良好な透過性を示し、ざらに抗
凝固活性と有機溶媒中での良好な溶解度を示すヘパリン
誘導体及び低分子量ヘパリン誘導体についても記載する
発明の背景 本発明の1つの態様は、良好な抗Xa活性を有する低分
子量ヘパリン誘導体、特に低分子量ヘパリンエステル誘
導体に関する。もう1つの態様は高い抗Xa/APTT
比を有するヘパリン誘導体、特にヘパリンのアセデルエ
ステル誘導体に関する。
本発明のもう1つの態様は良好な透過性を有するヘパリ
ン誘導体及び低分子量ヘパリン誘導体に関する。これら
のヘパリン誘導体及び低分子量ヘパリン誘導体は、良好
な細胞膜透過能を有する。
特に、本発明のこの態様は、抗凝固活性を維持しながら
ヘパリンあるいは低分子量ヘパリンに良好な透過性を与
える疎水基を有するヘパリン誘導体及び低分子量ヘパリ
ン誘導体に関する。
ヘパリンの化学構造は複雑である。ヘパリンは単一化合
物ではなく、化合物の混合物である。しかしながら通常
は、基本的にはヘパリンはテトラサッカライド繰返し単
位から成るポリマー物質であると考えられている。各テ
トラサッカライド繰返し単位は、平均して約5個の遊離
ヒドロキシル−10= 基を有しており、分子量は約1229である。市販され
ているヘパリンの平均分子量は約10,000〜約is
、 oooダルトンである。従って、市販のヘパリンは
約8〜15個のテトラサツカライド繰返し単位を含んで
いる。
明細書中で使用する「ヘパリン」の用語は最も広い意味
で使用されるものであって、市販の巷剤級のヘパリン、
あるいは例えば生物学的月利、特に哺乳類の組織からの
抽出により得られたような粗製ヘパリンの両方を指すも
のである。まIC非ヘパリン源から合成された、抗凝固
活性を示すムコポリサッカライドをも包含するものであ
る。
本明細書で使用する「低分子量ヘパリン」の用語も最も
広い意味で使用されるものであって、ヘパリンから単離
された低分子量フラクション、ヘパリンの解重合により
得られた生成物、あるいは非ヘパリン源から合成された
、抗凝固活性を示すムコポリサッカライドを指称するも
のである。低分子量とは、10.000ダルトン未満の
分子量を示す物質を意味するのに使用する。
発明の要旨 本発明の1つの形態は、酸塩化物をヘパリンあるいは低
分子量ヘパリンと反応させて得られる、ヘパリンあるい
は低分子量ヘパリンのエステルである。
好ましくは、該エステルにおいてはブチリル、プロピオ
ニル、デカノイルあるいは特にアセチルのような脂肪族
エステル基が大部分を占めている。
一般にC1−C1oのアシル基が好ましい。通常、該エ
ステルはテトラサツカライド単位当り0.1より多いエ
ステル基を有している。
1つの実施態様においては、好ましくは該エステルは、
1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有し、低分子
量ヘパリン場合には特に28より大きい抗−Xa/^P
T丁比を有する。
第2の実施態様においては、該エステルは10より小さ
い抗−Xa/APTT比を有づ゛ることが好ましい。
さらに該エステルは、1× 10−4より大きいブタノ
ール/水(3:2)分配係数を有していること及び/ま
たはヘパリンと比較して1.5以上の相対透過性を有し
ていることが好ましい。
第2の形態として本発明は、 (a)  2.8より大きい抗−Xa/APTT比を有
する低分子量ヘパリンのエステル、 (b)テトラサツカライド単位当り0.1より多いアセ
チルあるいはブヂリル基を有する低分子量ヘパリンのエ
ステル、 (c)  1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有
する、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応さ
せて形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (d)テトラサッカライド単位当り0.1より多いアセ
デル基を有するヘパリンのエステル、 (e)  1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有
する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成
したヘパリンのエステル、 (t)テ]・ラサツカライド単位当り0.1より多いア
セチル基を有する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反
応させて形成したヘパリンのエステル、 (q)  1.0より小さい抗−Xa/APTT比を有
するヘパリンのエステル、 (h)テトラサツカライド単位当り0.1より多いプロ
ピオニルあるいはデカノイル基を有するヘパリンのエス
テル、 (i)  1.0より小さい抗−Xa/APTT比を有
する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成
したヘパリンのエステル、 (j)テトラサツカライド単位当り 0.1より多いプ
ロピオニルあるいはデカノイル基を有する、ヘパリンの
遊離ヒドロキシル基を反応させて形成したヘパリンのエ
ステル、 (k)  1x 1×10−4より大きいブタノール/
水(3:2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンのエ
ステル、 (1)ヘパリンと較べて1.6以上の相対透過性を有す
る、低分子量ヘパリンのエステル、(m)テトラサツカ
ライド単位当り 0.1より多いエステル基を有する低
分子量ヘパリンの脂肪族エステル、 (n)  1× 10−4より大きいブタノール/水(
3°2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンの遊離ヒ
ドロキシル基を反応させて形成した低分子量ヘパリンの
エステル、 (o)ヘパリンと較べて1.6以上の相対透過性を有す
る、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させ
て形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (p)テトラサッカライド単位当り 01より多いエス
テル基を有し lX1×10−4より大きいブタノール
/水(3:2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンの
遊離ヒドロキシル基を反応さけて形成した低分子量ヘパ
リンのエステル、 (q)テトラサツカライド単位当り01より多いエステ
ル基を有する、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル基
を反応させて形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (r)  1x 10−4より大きいブタノール/水(
3:、2 )分配係数を有するヘパリンのエステル、(
s)ヘパリンと較べて1.5LJ、J−の相対透過性を
有するヘパリンのエステル、 (t)テトラサツカライド単位当り0.1より多いエス
テル基を有し1xio−4より大きいブタノール/水(
3:2)分配係数を有する、ヘパリンのエステル、 (u)  1x 1×10−4より大きいブタノール/
水(3:2)分配係数を有する、ヘパリンのMatヒド
ロキシル基を反応させて形成したヘパリンのエステル、 (v)ヘパリンと較べて1.5以上の相対透過性を有す
る、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成し
たヘパリンのエステル、 (w)テトラサツカライド単位当り0.1より多いエス
テル基を有し 1× 1×10−4より大きいブタノー
ル/水(3:2)分配係数を有する、ヘパリンの遊離ヒ
ドロキシル基を反応させて形成したヘパリンのエステル
、及び(×)テトラサッカライド単位当り01より多い
エステル基を有する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を
反応させて形成したヘパリンの脂肪族エステル、 から選択されるエステルを提供する。
抗−XA特異性の増減 ヘパリンは、殆んどの血栓塞栓症、特に深部静脈血栓症
、肺塞栓症および全身的塞栓症の処置に最も広く利用さ
れている治療剤である。重要な問題は、出血合併症を避
けて良好な血栓保護が得られるようにその投与量をバラ
ンスさせなければならないということである。多くの場
合出血が重要な問題となっており、出血の頻度が35%
はど高いという報告が最大かの研究者達によってなされ
ている。
ヘパリンは、因子Xaを含む多数の血液因子を妨害する
ことにより、種々の部位で凝固カスケードを阻止すると
いう作用を有している。全抗凝固活性を殆んど伴わない
抗−)(a活性は、出血の危険を回避する強い抗面栓活
性を示す。ヘパリンは、同時に、種々の過剰凝固(ハy
percoagu+abr1ity)の生成、保持に加
担する多数の凝固因子の活性を弱める作用を有するとい
うことにも留意寸べきである。このように、ヘパリンの
活性は特異的というよりもむしろ包括的であるように思
われる。
APTTおよびtJsP抗凝固アッセイは、全抗凝固活
性を測定することができるものとされている。本発明に
おいては、全抗凝固活性を測定覆るためにATPPアッ
セイを使用する。
ヘパリンは、現在のところ、過剰凝固の危険例えば術後
の血栓症を予防する際の薬剤として利用されている。し
かしながら、過剰量のヘパリンを用いると、重大な出血
の原因となる。このため、出血を引き起こす程に充分な
量のヘパリンを使用することのないよう、過剰凝固を阻
止するに適量のヘパリンを使用するよう充分な注意を払
わな(プればならない。したがって、患者を絶えず看視
し、一定の間隔をおいてなされるべき血液凝固テストの
結果に基づきヘパリン投与量を調節することが必要であ
る。
本発明の目的は、上記した種々の困難性を克服し得る薬
剤を提供し、且つ、ヘパリン投与に関連する定形テスト
(constant testing)を提供すること
である。この目的は、出血を惹起する副作用を比較した
場合に、過!IJ凝固の危険を阻止する点でヘパリン、
よりも更に有効である化合物を提供することによって達
成される。従来技術は主として、増減した抗−)(a特
異性(modified anti−Xaspec i
 f ic i ty)を有するヘパリン誘導体および
低分子量ヘバリン誘導体を具体化する方向に指向してい
るが、これについて以下に記載する。
米国特許第4,281,108号明細書は、ヘパリンを
酸性化し、過酸化物の存在化で解重合し、次いで硫酸化
することからなる低分子量ヘパリンの製造方法を記載し
ている。生成物の分子量は4,000〜12、000ダ
ルトンである。この特許では抗−Xa/APTT比が1
よりも大であることがクレームされている。
米国特許第4,303,651号明細書は、亜硝酸を用
いるか又は過ヨウ素酸塩による酸化によりヘパリンを解
重合して、活性因子Xの阻止能力を向上させた低分子量
ヘパリンフラッグメントを生成することを記載している
。この低分子量ヘバリンフラッグメントは14〜18の
糖単位を有している。
米国特許第4,351,938号明細書は、抗−xa値
を向上させたヘパリン誘導体の製造方法を記載している
。このヘパリン誘導体は、(市販のヘパリンの分子量を
10,000〜25,000ダルトンとすると)2.0
00〜7.000ダルトンの分子量を有し、分析可能な
還元末端基(大部分が無水マンノース)を有している。
米国特許第4,396,762号明細書は、Flavo
bac−ter+um heparinum (^TC
C13125)又はその変異株から得たヘパリン投与を
作用させてヘパリンを分解することによって得られるヘ
パリン生成物を記載している。このヘパリン分解生成物
は、トロンビンの凝固活性には影響を及ぼさないが、因
子Xの凝固活性を低減させる作用がある。
米国特許第4.401 、662号明細書は、ヘパリン
から得られるオリゴ糖を記載し、このオリゴ糖は8つ以
下の糖単位からなるものであって、そのうちの1つはN
−サルフェート−3−〇−サルフェートーD−グルコサ
ミン中位である。これらのオリゴ糖はゲル濾過によって
ヘパリンから分離することができ、活性化した因子X(
因子Xa)に対して選択性が非常に高い活性を示す。こ
のため、この特許においては、出血の危険を生ずること
なく強い抗血栓活性が得られるとしている。
米国特許第4.401.785号明細書は、血液の活+
!l化した因子×(因子Xa)に対し選択性が非常に高
い活性、すなわち出血の危険を生ずることのない強い抗
血栓活性を有するオリゴ糖の製造方法を記載している。
この方法は、ヘパリンを解重合し、ATI[[(抗トロ
ンビン■)と接触させ次いでこれから分離させることに
より、所望のオリゴ糖を単離させている。
米国特許第4,415,559号明細書は、有効成分と
して抗トロンビン■に対する親和性が低いヘパリンを含
有する抗凝固剤を記載している。この抗凝固剤は出血の
危険性が少ない。この抗トロンビン■に対する親和性が
低いヘパリンは、抗トロンビン■が結合しているゲル格
子(gel IatNce )を用いるアフイニテイク
ロマトグラフイーにより市販のヘパリンから分離するこ
とができる。所望のヘパリン画分は、格子結合抗トロン
ビン■ゲルに吸収されない。
米国特許第4.438.108号明細書は、ヘパリンと
比べて改良された抗血栓活性すなわち出血活性を有する
オリゴ糖および多糖の混合物を記載している。この特許
に記載されている生成物は、自己分解又は蛋白質加水分
w!酵素により哺乳動物の組織から取り出し、次いで有
機溶媒、第4級脂肪族アンモニウム化合物および/又は
塩基性イオン交換体を用いて単離することにより得られ
る。
米国特許第4,438,261号明細書は、分子量が約
2.000〜7.000ダルトンであって、分析可能な
還元末端基(その大部分は無水マンノース基)を有する
化学的に一部解重合したヘパリンを記載している。この
生成物は、該特許にUSP活t1に対づ゛る抗−xa活
性の比として定義している治療指数が向上したものであ
る。
米国特許第4,474,770号明細和は、ヘパリンか
ら得られるオリゴ糖を記載しており、このオリゴ糖は8
つ以下の糖単位を有するものであって、そのうちの1つ
はN−サルフェート−D−グルコサミン単位である。こ
れらのオリゴ糖はヘパリンに比べて高い抗−Xa活性を
示すが、その全凝固活性はヘパリンに比べて非常に低い
。すなわち、出血の危険のない抗血栓治療に非常に有効
であるオリゴ糖がクレームされている。
米国特許第4,486,420号明細書は、ヘパリンよ
りも高いin vivo抗血栓活性(単位ミリグラム当
りの抗−Xa活性として測定)を有し、且つ、ヘパリン
よりも抗−Xa活性がより選択的であるへバリンのムコ
多糖画分を記載している。この両分は約2,000〜i
o、oooダルトンの範囲に亘る分子量を有し、アルコ
ールに不溶である。
米国特許第4,500,519号明細書は、ヘパリンに
比べて抗−Xa活性が優れたム]多糖ヘパリン画分の製
造方法を記載している。この両分は、ヘパリンを分子f
fl 2,000〜8,000に解重合し、特定の末端
構造を有する両分を分離することによって製 ・造する
ことができる。
米国特許第4.533.549号明細書は、ヘパリンを
解重合および分画して、分子量が約2,500〜4.0
00ダルトンで、全抗凝固活性に対し改良された抗−X
a活性を有するヘパリン誘導体を得ている。
英国特許第2.002 、406B号明細書は、分子量
2、600〜5,500の低分子量ヘパリンの硫酸化を
記載している。抗−血液凝固活性(KCCT活性)に対
し改良された抗面栓活性(抗Xa活性)が、ヘパリンと
比較しながら、この特許の生成物としてクレームされて
いる。
カナダ特許第1.195.322号明ll1lBは、正
常ヘパリンを酸性化し、酸化剤の存在下に解重合して低
分子量ヘパリン生成物を得る方法を記載している。
抗−Xa/APTT比は殆んどが2である旨記載されて
いる。
THROHBO8IS RESEARCH,Vol、9
.1976、575〜583ページにおいてエル・オー
・アンダーソン等は、ヘパリンから単離した種々の分子
量を右づる画分を記載している。該両分の分子量は5,
000〜40、000の範囲で変化する。抗−)<aお
よびへPTTテストが種々の両分になされている。ここ
に示されているデータから、一般に、低分子量両分はA
PTT値に対比して比較的高い抗−)<a値を有するが
、高分子量画分はAPTT値に対比して比較的低い抗−
Xa値を有していることが判る。
全抗凝固活性よりも高抗−×a活性を得ることに多大の
研究がなされてきている。米国特許第4,281,10
8号、同第4,438,261号、同第4.474,7
70号および同第4,533,549号はこの例である
。しかしながら、今日まで全抗凝固活性よりも低い抗−
Xa活性を示す抗凝固剤の合成に成功した例はない。全
抗凝固活性に対する抗−Xa活性がヘパリンよりも低い
か又は高い抗凝固剤を選択できれば有用である。
全抗凝血活性よりも高い抗−Xa活性をもつ、ヘパリン
から誘導された従来の物質は、ヘパリンから低分子量の
両分を甲離し及び/又はヘパリンを解重合することによ
って得られている。本発明においては、全く異なった新
規な手段を用いて、全活性に対する抗−)<a活性を更
に−・層改良することができた。
予想外にも、低分子量ヘパリンのエステル特にアセチル
誘導体が、低分子量ヘパリンそのものよりもAPTT活
性に対して一層高い抗−Xa活性を有することが判明し
た。抗−Xa値は、スエーデン国ストックホルム市所在
のにabiVitrum 八Bから入手したコーチスト
抗−Xaテストキット(Coatest anti−X
a test kit)を使用して求める。
APTT (活性化部分トロンボプラスチン時間)値は
、アンダーソン等のThromb、 Res、 9.5
75(1976)に記載の方法に従って求める。APT
Tは全抗凝血活性の尺度である。
低分子量ヘパリンに酸塩化物を反応させて低分子量ヘパ
リンエステルを形成することが好ましい。
当業者に明らかなことではあるが、反応条件を種々変更
することができる。例えば、溶媒とじてホルムアミドを
、該反応の塩化水素酸捕捉剤としてピリジンを使用する
ことができる。多くのアシル基がヒドロキシル基の水素
に置き換わって低分子量ヘパリンに結合すると理論づけ
られる。
予想外にも、ヘパリンの成る種のエルテル誘導体が低い
抗−Xa活性を示すことが知見された。
これは全抗凝血活性の尺度である。これは、全抗凝固活
性に対し低い抗−Xa活性を有する抗凝固剤の従来の製
造方法に附随する問題を解決することができる。
上記エステルを製造する際に利用できる好ましい方法は
、適正な酸塩化物とヘパリンの反応である。本発明の範
囲を限定するものではないが、酸塩化物とヘパリンとの
反応によって形成される多くのエステル基は、ヘパリン
の遊離ヒドロキシル基と酸塩化物との反応によって形成
されるものであると理論づけられる。
改良された透過性 前記したとおり、ヘパリンは、殆んどの血栓塞栓症特に
深部静脈血栓症、特に肺塞栓症および全身的塞栓症の処
置に最も広く利用されている治療剤である。治療期間は
その使用に応じて変わる。
深部静脈血栓症および肺塞栓症は典型的には7〜10日
間治療する。妊婦の血栓塞栓症は典型的に2〜6週間治
療する。烏啄突起異常(coronopathics)
心筋異常(myocardiopathies) 、心
筋症インフラクション(myocardial 1nf
raction )およびアンギナペクトリス(ang
ina pectoris )は典型的に30日〜何ケ
月にもわたって治療づ−る。ヘパリンは注射又は静脈内
注入(非経口的に)投与しな(−)ればならない。市販
のヘパリンは細胞膜例えば腸内に存在するような細胞膜
の障害物を貫通することはできないため、例えば経口投
与又は経腸投与覆ると有効な治療剤となり得ないことは
よく知られている。
経口投与できる唯一の市販抗凝固剤は ”Coumadin、 Sodium”の商標名で販売
されているワルファリン・ソジウムである。例えば米国
特許第2,999,049号明細書参照。ワルファリン
・ソジウムは広く利用されている殺鼠剤であり、一般に
抗凝固剤としてはヘパリンよりも劣っていると考えられ
ているものである。例えばヘパリンを経口投与、経腸投
与、経皮投与または局所投与する場合に必要とされるよ
うに、ヘパリンが膜を通過することができるように改良
することは多くの特許が技術課題としているものである
。しかしながら、市販できるまで又は技術的に成功した
薬剤及び技術手段はいまだに存在しない。透過性の改良
に関する従来技術を以下に記載する。
米国特許第3.088.868号明細書は、ヘパリンが
胃腸管/)t +ら吸収されるようにヘパリンとアミノ
酸助剤との併用を記載している。
米国特許第3,482,914号明細書は、ヘパリンの
イオン性の部位を酸に変換することを記載している。こ
れにより腸管壁を通って吸収されることが可能となる。
米国特許第3,506,642号明細書は、市販のヘパ
リンナトリウムを酸の形態とし、次いで適当なアミノ酸
との複合体とすることを記載している。これにより腸の
壁を通って吸収される複合体が(qられる。米国特許第
3.506.642号の一部継続出願である米国特許第
3.577、534号明細書は、ヘパリンが腸壁を通っ
て吸収されることとなる治療組成物における前記複合体
の使用を記載している。
米国特許第3,510,561号明細書は、ヘパリンと
スルホンを含む組成物の調製を記載している。これによ
りヘパリンは粘膜を通って吸収されることになる。
米国特許第3,546,338 @明細書は、ヘパリン
代謝可能オイル、水および分散剤の組合せを記載してい
る。この組合せ物は哺乳動物の消化管で吸収される。
米国特許第3.548.052号明細書は、粘膜を介す
るヘパリンの吸収が促進されるように、ヘパリンとアル
キルスルホキシド例えばジメチルスルホキシドの使用を
記載している。
米国特許第3,574,831号明細書は、タウロコー
ル酸ナトリウムとヘパリンを含む組成物の調製を記載し
ている。これらの組成物は経口投与又は経腸投与された
場合に消化管の壁を通って吸収される。
米国特許第3.574,832号明細書は、ラウリル硫
酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、
ヘキシル硫酸ナトリウム、ラウリルスルホン酸ナトリウ
ム、セチルスルホン酸ナトリウム及びこれらの混合物か
ら選択される界面活性剤とヘパリンとを含む組成物を記
載している。
米国特許第3,835,112号明細書は、少なくとも
16個の炭素原子を有する脂肪酸から誘導したヘパリン
エステルを記載しており、これは経口段−りできる。こ
れらのエステルは、カーポジイミドの存在下にヘパリン
のHyamine 1622塩と脂肪酸どを反応させる
ことによって調製できる。
米国特許第4.239.754号明細書は、ヘパリン含
有リボゾームの使用を記載している。この特許の生成物
は経口的に活性であるといわれている。
米国特許第4,281,108号明細書く前記した)は
低分子量ヘパリンの経口活性をクレームしている。
米国特許第4,239,754号明細書は、活性な炭素
−炭素二重結合を有するヘパリン誘導体を記載している
。この活性な炭素−炭素二重結合はへパリ゛ ンを生物
医学的物質に結合させる際に利用される。
−35= 米国特許第4,440,926号明細書は、ヘパリンの
カルボキシル部位で反応ざぜた特定のヘパリンエステル
を記載している。このエステルは、ヘパリンの第4級ア
ンモニウム塩又はアミン塩とアルコール又はハロゲン化
物とを反応させて得られる。
米国特許第4,510.135号明細書は、経口活性な
有機アンモニウムヘパリン複合体の使用を記載している
米国特許第4.533.549号明細書(前記した)は
、解重合して分画したヘパリンの経口活性体を記載して
いる。しかし、この特許の化合物の親水性は効果的な透
過性の点で望ましくない。
英国特許第2.002.406B号明細書(前記した)
は、低分子量ヘパリンの硫酸化物が経口活性であると記
載している。
上記した従来技術の各々はヘパリンの透過性を増大する
ことに難点がある。従来技術において用いられている添
加物、助剤、化学修飾およびヘパリン誘導体の各々は取
り扱いにくいものであり、期待し得る程効果的でないこ
とが判っている。
市販のヘパリンは腸の細胞膜で形成される障害物を通過
できないことはよく知られている。(例えば、C,Do
utremepuich et al、、 Path、
 Biol。
録、 45−48 (1984)又は米国特許第3.5
48.052号明細書を参照されたし。)物質の細胞膜
を通過する傾向は、水不溶性液体と水との間の分配係数
(r)に比例し、該物質の分子量(H)の平方根に逆比
例する透過定数(P)によって表すことができる。
(例えば、J、 o+amandおよびY、 Katz
、 J、 Hembr。
Biol、、  17.121−154(1974);
 J、 Danielli、 ”ThePermeab
ility of Natural Membrane
s”、CambridgeUniversity  p
ress、  Cambridge  (1952);
  八、Kotyk。
Biochim、 Biophs、 Acta  30
0.183 (1973)を参照されたし。)これは次
の式で表わすことができる。
−97= したがって、ヘパリンについて透過定数を増大するため
には、その分配係数(親油性)を増大さぜ及び/又はそ
の分子量を小さくすることが必要である。本発明におい
ては、その−態様として、前記分配係数を増大させ、前
記分子量を小さくしている。
改良した透過性の具体的説明 ヘパリン又は低分子量ヘパリンの透過性は、ヘパリンま
たは低分子量ヘパリンにエステル基を導入することによ
って著しく増大することが本発明において知見された。
驚くべきことに、炭素原子を2つ程の小数含むようなエ
ステル基であっても、前記透過性の顕著な増大に有効で
ある。好ましくは、エステル基は炭素原子を3つ又はそ
れ以上含む。
本発明に於いては、好ましくは、酸塩化物をヘパリン又
は低分子量ヘパリンに反応させて高透過性のヘパリン誘
導体又は低分子量ヘパリン誘導体を調製した。当業者に
は明らかなことではあるが、この反応を行うにあたって
は種々の反応条件J3J:び溶剤を利用することができ
る。置換の程度は、ヘパリン若しくは低分子量ヘパリン
に対する酸塩化物の比を変更すること、溶剤を変更する
こと、溶剤を全く使用しないこと、反応時間を変更する
こと及び/又は、反応温度を変更することで変えること
ができる。
当業者には明らかなことであるが、ヘパリンよりも著し
く大きい透過性を有するヘパリン誘導体又は低分子量ヘ
パリン誘導体を単離する多くの方法が蓄積されている。
本発明においては、高透過性ヘパリン誘導体又は低分子
量ヘパリン誘導体を単離するために、前記多くの方法の
うち透析法を使用する。
ヘパリンは、アミノ糖とウロン酸残基からできているム
コ多糖類である。ヘパリンは、ウシ、ブタ、ヒツジ、ク
ジラ又は伯の哺乳動物の組織から当業者に公知の抽出法
で得られる。市販のヘパリン調製物は、その入手源が多
岐にわたっており、本来脈管内払凝固剤として販売され
ているものである。
ヘパリン調製物は、分子レベルでは不均一であることが
知られている。すなわち、分子サイズに関してはかなり
多分散系であり、イズロン酸に対するグルクロン酸の比
は種々の値をもち、エステル及びN−硫酸化物の量が変
化しており、N−アセチル化の程度も異なっている。非
常に限定した程度にではあるが、これらのパラメータの
変化とヘパリンの抗凝固能力との関係を調べた。
本発明を具体化するにあたって使用することのできるヘ
パリンは、ブタの腸粘膜、ウシの肺、クジラの組織その
他害業者に公知の源から誘導することができる。合成ヘ
パリンおよびヘパリン様物質も本発明では使用すること
ができる。本発明の具体例で使用するに好ましい源はブ
タの腸粘膜およびウシの肺である。
本発明で得られる生成物は固体である。この生成物を粉
剤、錠剤、甘味入り錠剤、丸薬、カプセル剤、軟膏、液
剤その伯の適当形態の薬剤に調製することは容易である
。本組成物を飲み込んで腸内で吸収させようとする場合
には、セルロースアセテートフタレート、スチレン−マ
レイン酸無水物共重合体などの腸溶性のもので本組成物
を被覆してもよい。腸溶性被覆は当業者に公知のもので
あり、例えばRemington’s Practic
e of Pharmacyおよび米国特許第3.12
6.320号明細書に記載されている。
口腔錠剤、舌下錠剤、浣腸剤、座薬、軟膏、その他鼻腔
噴霧剤、吸入薬、経皮剤の調製も容易である。
以下の実施例は説明のために挙げたもので、本発明を限
定するものではない。
以下の実施例で用いた低分子量ヘパリンはカナダ特許第
1,195,322号明細書の記載にしたがって調製し
たものである。その分子量は5187ダルトンであった
。すなわち、この低分子量ヘパリンは四単糖繰り返し単
位を約4.2含んでいるものであった。
以下の実施例で用いたヘパリンは、米国オハイオ州フラ
ンクリン市に所在する■epar Industrie
s。
In仁製造のブタ粘膜ヘパリンである。その分子量は1
3684ダルトンであった。すなわち、このヘパリンは
四単糖繰り返し単位を約113含んでいるものであった
実施例 1 乾燥管によって雰囲気から保護された丸底フラスコ(2
5(7)に低分子量ヘパリン2gを加えた。
これに24威のホルムアミド及び24mのピリジンを加
えた。該フラスコを40℃に維持した油浴内に載置した
。40mAの塩化アセチルを撹拌しながら3〜4時間か
けて徐々に添加した。撹拌はその後、−晩続けた。
次に、50dの水を攪拌しながら加えた。このフラスコ
内容物を分子ffl 2,000のカットオフを有する
透析バッグ(spectrt+m Medical I
ndustries。
Los Auoe16)s、 CA)に入れた。透析は
1%(w/v)塩化ナトリウム溶液に対して24時間行
った。その後、この塩化ナトリウム溶液に対する透析を
3回繰り返した。次に水に対して24時間透析した。そ
の後、この水に対する透析を3回繰り返した。
透析バッグの内容物を凍結乾燥し、乾燥した白い粉末を
得た。
この製造物を抗Xaについて分析したところ、1mg当
り16.0ユニツ1−の値を有していることが示された
。更に、APTTについて分析すると、IRg当り4.
0ユニツトのAPTT値を有していることが判明した。
従って、抗Xa/APTT比は4.0であることが判っ
た。
低分子量ヘパリン出発物質は1η当り88,0ユニツト
の抗Xa及び31.7ユニツトのAPTT値を有してい
ることが分析によって判明した。従って、抗Xa/AP
TT比は28テある。
製造物の赤外線スペクトラムを得た。吸収ピークは17
43cm−1に観察された。このピークはエステル基に
特徴的なものであり、出発低分子量ヘパリン中には存在
しないものである。
S、  116)strinの方法(J、  BIOL
、  CHEH,vol  180゜p249−21.
1949)に従って、製造物に含まれる四糖 44一 単位当りのエステル基の数を測定した。標準エステルと
してはブチリルコリン塩化物を用いた。四糖単位の理論
式分子量として1229を用いた。その結果、四糖単位
当り4.4のアセチル基が存在することが判明した。
上記製造物o、igを脱イオン水2威に加えた。
これにブタノール3dを加えた。得られた混合物を好く
混合し、上層(ブタノール)が澄明になるまで凍結・融
解サイクルを実施した。各層中の製造物量を、’ E、
 V、 ChandrasekaranおよびJ、 N
BeHil16)r (Methods in Car
bohydrate Chemistry。
vol、■、 p89−96.1980)のウロン酸ア
ッセイ(豚腸粘膜由来の標準ヘパリンを用いる)により
測定した。その結果、ブタノール/水分配係数は1、O
x 10−3であることが示された。低分子量ヘパリン
についても同様にブタノール/水分配係数の測定を行な
い、0. 1× 10−3であることが判明した。
製造物の分子量は以下の如く決定した。即ち、まず四糖
単位の理論式分子it (1229)及びヘパリン中の
水素と置換したアセチル基の分子!(42)を4.4倍
したものを合計し、これに出発低分子量ヘパリンの分子
!(5187)をかけて、最後に四糖単位の理論式分子
it (1229)で割ることによって製造物の分子量
として5967を得た。
ヘパリン(豚腸粘膜)に対する製造物の透過性は次の様
にして求めた。製造物のブタノール/水分配係数を製造
物分子量の平方根で割り、同様にしてヘパリンに関して
もそれに対応する値を求め、こうして得られた製造物に
関する数値をヘパリンに関する数値で割ると、ヘパリン
に対する透過性として15.1が得られた。同様にして
低分子量ヘパリンについて1.6という数値を得た。
実施例 2 油浴を30℃に維持し、塩化アセチルに代りに20− 
   A ρ    − dの塩化ブチリルを用いたこと以外は実施例1と同様の
操作を繰返して、乾燥白色粉末を得た。
11F!当りの抗Xa値は47.2ユニツト及びAPT
T値は4.6ユニツ[−であり、抗Xa/AP T T
比は10.3であることが判明した。この値を低分子量
ヘパリン出発物質の2.8と比較した。
四糖単位当りのエステル基の数を求めたところ、四糖単
位当り 1.5のブヂリル基を含むことが示され 1こ
 。
製造物の赤外線スペクトラムに於いては、1736cm
−1に吸収ピークがみられた。この吸収ピークはエステ
ル基に特有のものであって、出発低分子量ヘパリン中に
は存在しないものである。
製造物のブタノール/水分配係数は8.2X 10’で
あり、分子量は5630であることが判明した。ヘパリ
ン(豚腸粘膜)に対する透過性は128であった。
実施例 3 低分子量ヘパリンの代りに豚腸粘膜由来のヘパリンを用
い2dの塩化アセチルを使用したこと以外は実施例1の
操作を繰り返して、乾燥白色粉末を製造した。
該製造物は、1威当り、夫々 130ユニツト及び34
.4ユニツトの抗Xa及びAPTT値を有しており、従
って、抗Xa/APTT比は3.8テあることが判明し
た。これをヘパリンに関して公知の比1.0と比較した
製造物の赤外線スペクトラムは、出発ヘパリン中には存
在しないエステル基に特徴的な1732cm−1の吸収
ピークを示した。
製造物中に含まれる四糖単位当りのエステル基数は、1
.3アセチル基であることが判明した。
実流例 4 40dの塩化アセチルを用いて実施例3と同様の操作を
行ない乾燥白色粉末を得た。
製造物1 my当りの抗><a及びAPTT値は、夫々
79ユニツト及び6,5ユニツトであり、抗Xa/AP
TT比は12.2であることが示された。これをヘパリ
ンの比1.0と比較した。
製造物には四糖単位当り5.4のアセチル基が含有され
ていることが判明した。
出発ヘパリン中には存在しないニスアル基に特有の17
110cm−1の吸収ピークが製造物の赤外線スペクト
ラム中に観察された。
実施例1の操作を用いて、ブタノール/水分配係数0.
6X 10’が得られた。同様にヘパリン出発物質につ
きo、1xio’が得られた。
製造物の分子量は16209と推定された。豚腸粘膜ヘ
パリンに対する製造物の透過性を実施例1の方法で測定
し、5.51であることが判明した。
実施例 5 油浴を50℃に雛持し、塩化アセチルの代りに塩化プロ
ピオニル(12d)を用いて乾燥白色粉末を得た。
得られた製造物は、1■当り夫々5.4ユニツト及び6
.9ユニツトの抗Xa及びAPTT値を示した。抗Xa
/APTT比は0.78であり、これをヘパリンの公知
比1.0と比較した。
製造物に含まれる四糖中位当りのプロピオニル基は3.
5であることか判明した。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な赤
外線吸収ピークが1736cm−’にみられた。
実施例 6 20 mf!の塩化プロピオニルを用いて実施例5の操
作を繰り返した。その結果、乾燥白色粉末が得られた。
得られた製造物は、11ng当り夫々4.9ユニット及
び7.1ユニツトの抗Xa及びAPTT値を示した。抗
Xa/APTT比は0,69であり、これをヘパリンの
公知比1.0と比較した。
製造物に含まれる四糖単位当りのプロピオニル基は2.
9であることが判明した。
出発ヘパリン中に存在しないエステルに特徴的な173
7cm−’の吸収ピークを!lI造物の赤外線スペクト
ラムは示した。
製造物のブタノール/水分配係数は6.7X 10’で
あった。
製造物の分子量は15492と推定され、豚腸粘膜ヘパ
リンに対する透過性は63,0であった。
実施例 7 塩化プロピオニルの代りに6−の塩化デカノイルを用い
て、実施例6と同様の操作を繰り返して、乾燥白色粉末
を得た。
得られた製造物は、1mg当り夫々21.1ユニット及
び118.8ユニツトの抗xa及びAPTT値を示した
。抗Xa/APTT比は従って0.18であり、これを
公知のヘパリンに関する比1,0と比較した。
製造物中に含まれる四糖単位当りのデカノイル基は0.
2であった。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な1
740cm−’の吸収ピークが製造物の赤外線スペクト
ラムに観察された。
実施例 8 ヘパリンの代りに低分子量ヘパリンを用いて、実施例5
の操作を繰り返して、乾燥白色粉末を得た。
実施例1に記載の方法により製造物のブタノール/水分
配係数を求めると2.OX 10−3であることが判明
した。
製造物中に含まれる四糖単位当りのプロピオニル基の数
は2.9であった。
分子量は5872、豚腸粘膜ヘパリンに対する透過性は
30.6であった。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特有の17
39cm−1に於ける吸収ピークが製造物の赤外線スペ
クトラム中に観察された。
実施例 9 油浴温度を50℃に維持する以外は実施例2と同様にし
て乾燥白色粉末を得た。
得られたブタノール/水分配係数は11.OX 10−
3であった。
製造物中に含まれる四糖単位当りのブチリル基の数は3
.0であることが判明した。
製造物の分子量は6(173と推定され、豚腸粘膜ヘパ
リンに対する透過性は165であった。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な1
739cm−1の吸収ピークが製造物の赤外線スペクト
ラムに観察された。
実施例 10 20rdの塩化ブチリルの代りに6dの塩化デカノイル
を用いて、透析を以下の様に実施したこと以外は実施例
つと同様の操作にて乾燥白色粉末を得た。
95%エタノールで24時間:95%エタノールで24
時間: 47.5%エタノールで24時間:47.5%
エタノールで24時間;1%塩化ナトリウムで24時間
:1%塩化ナトリウムで24時間;水で24時間及び水
で24時間。
製造物のブタノール/水分配係数は6.8X 10’で
あった。
製造物中に含まれる四糖単位当りのデカノイル基の数は
0.36であった。
製造物の分子量は5421と推定され、豚腸粘膜ヘパリ
ンに対する透過性は108であった。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特機内な吸
収ピークが製造物の赤外線スペクトラムの1739cm
−’に於いて観察された。
実施例 11 12dの塩化デカノイルを用いて実施例10の操作を繰
り返した。得られた製造物は乾燥白色粉末であった。
製造物のブタノール/水分配係数は44X 10−3で
あった。
製造物中に含まれる四糖単位当りのデカノイル基の数は
0.71であった。
製造物の分子量は5649と推定され、豚腸粘膜ヘパリ
ンに対する透過性は685である。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な1
737cm−1に於ける吸収ピークが製造物の赤外線ス
ペクトラムに於いて見出された。
実施例 12 24m1!の塩化デカノイルを用いた以外は、実施例1
1に従って、乾燥白色粉末を得た。
製造物に含まれる四糖単位当りの数は1.03と推定さ
れる。
製造物のブタノール/水分配係数は663X 10−3
であった。また、その分子量は5857と推定され、豚
腸粘膜ヘパリンに対する透過性は10,100であった
製造物の赤外線スペクトラムによると、出発ヘパリン中
に存在しないエステル基特有の吸収ピークが1742c
m−’に於いて観察された。
実施例 13 低分子量ヘパリンの代りに豚腸粘膜ヘパリンを用いて実
施例12の操作を繰り返した。得られた製造物は乾燥白
色粉末であった。
製造物のブタノール/水分配係数は215X 10’で
あった。
製造物中に含まれる四糖単位当りのデカノイル基の数は
0.9であった。
製造物の分子量は15227と推定され、豚腸粘膜ヘパ
リンに対する透過性は2040である。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な1
740cm−1に於ける吸収ピークが製造物の赤外線ス
ペクトラムに於いて見出された。
実施例 14 低分子量ヘパリンの代りにWlj腸粘膜ヘパリンを用い
て実施例9の操作を繰り返し、乾燥白色粉末を得た。
製造物のブタノール/水分配係数は10. OX 10
−3であった。
製造物中に含まれる四糖単位当りのブヂリル基の数は2
.3であった。
製造物の分子量は15477と推定され、豚腸粘膜ヘパ
リンに対する透過性は94.1であった。
出発ヘパリン中には存在しないエステル基に特徴的な1
736cm−1に於ける吸収ピークが製造物の赤外線ス
ペクトラムに観察された。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸塩化物をヘパリンあるいは低分子量ヘパリンと
    反応させて得られる、ヘパリンあるいは低分子量ヘパリ
    ンのエステル。
  2. (2)(a)2.8より大きい抗−Xa/APTT比を
    有する低分子量ヘパリンのエステル、 (b)テトラサッカライド単位当り0.1より多いアセ
    チルあるいはブチリル基を有する低分子量ヘパリンのエ
    ステル、 (c)1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有する
    、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて
    形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (d)テトラサッカライド単位当り0.1より多いアセ
    チル基を有するヘパリンのエステル、 (e)1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有する
    、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成した
    ヘパリンのエステル、 (f)テトラサッカライド単位当り0.1より多いアセ
    チル基を有する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応
    させて形成したヘパリンのエステル、 (g)1.0より小さい抗−Xa/APTT比を有する
    ヘパリンのエステル、 (h)テトラサッカライド単位当り0.1より多いプロ
    ピオニルあるいはデカノイル基を有するヘパリンのエス
    テル、 (i)1.0より小さい抗−Xa/APTT比を有する
    、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成した
    ヘパリンのエステル、 (j)テトラサッカライド単位当り0.1より多いプロ
    ピオニルあるいはデカノイル基を有する、ヘパリンの遊
    離ヒドロキシル基を反応させて形成したヘパリンのエス
    テル、 (k)1×10^−^4より大きいブタノール/水(3
    :2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンのエステル
    、 (l)ヘパリンと較べて1.6以上の相対透過性を有す
    る、低分子量ヘパリンのエステル、 (m)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有する低分子量ヘパリンの脂肪族エステル、 (n)1×10^−^4より大きいブタノール/水(3
    :2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンの遊離ヒド
    ロキシル基を反応させて形成した低分子量ヘパリンのエ
    ステル、 (o)ヘパリンと較べて1.6以上の相対透過性を有す
    る、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させ
    て形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (p)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有し1×10^−^4より大きいブタノール/
    水(3:2)分配係数を有する、低分子量ヘパリンの遊
    離ヒドロキシル基を反応させて形成した低分子量ヘパリ
    ンのエステル、 (q)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有する、低分子量ヘパリンの遊離ヒドロキシル
    基を反応させて形成した低分子量ヘパリンのエステル、 (r)1×10^−^4より大きいブタノール/水(3
    :2)分配係数を有するヘパリンのエステル、 (s)ヘパリンと較べて1.5以上の相対透過性を有す
    るヘパリンのエステル、 (t)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有し1×10^−^4より大きいブタノール/
    水(3:2)分配係数を有するヘパリンのエステル、 (u)1×10^−^4より大きいブタノール/水(3
    :2)分配係数を有する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル
    基を反応させて形成したヘパリンのエステル、 (v)ヘパリンと較べて1.5以上の相対透過性を有す
    る、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応させて形成し
    たヘパリンのエステル、 (w)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有し1×10^−^4より大きいブタノール/
    水(3:2)分配係数を有する、ヘパリンの遊離ヒドロ
    キシル基を反応させて形成したヘパリンのエステル、及
    び (x)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有する、ヘパリンの遊離ヒドロキシル基を反応
    させて形成したヘパリンの脂肪族エステル、 から選択されるエステル。
  3. (3)酸塩化物をヘパリンあるいは低分子量ヘパリンと
    反応させて調整される特許請求の範囲第1項又は第2項
    に記載のエステル。
  4. (4)エステル基の大部分が脂肪族である特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれかに記載のエステル。
  5. (5)テトラサッカライド単位当り0.1より多いエス
    テル基を有する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
    かに記載のエステル。
  6. (6)エステル基がアセチル基である特許請求の範囲第
    1項〜第5項のいずれかに記載のエステル。
  7. (7)エステル基がブチリル基である特許請求の範囲第
    1項〜第5項のいずれかに記載のエステル。
  8. (8)エステル基がプロピオニル基である特許請求の範
    囲第1項〜第5項のいずれかに記載のエステル。
  9. (9)エステル基がデカノイル基である特許請求の範囲
    第1項〜第5項のいずれかに記載のエステル。
  10. (10)1.5より大きい抗−Xa/APTT比を有す
    る特許請求の範囲第1項〜第9項のいずれかに記載のエ
    ステル。
  11. (11)2.8より大きい抗−Xa/APTT比を有す
    る低分子量ヘパリンのエステルである特許請求の範囲第
    1項〜第10項のいずれかに記載のエステル。
  12. (12)1.0より小さい抗−Xa/APTT比を有す
    るヘパリンのエステルである特許請求の範囲第1項〜第
    9項のいずれかに記載のエステル。
  13. (13)1×10^−^4より大きいブタノール/水(
    3:2)分配係数を有する特許請求の範囲第1項〜第1
    2項のいずれかに記載のエステル。
  14. (14)ヘパリンと較べて1.5以上の相対透過性を有
    する特許請求の範囲第1項〜第13項のいずれかに記載
    のエステル。
  15. (15)低分子量ヘパリンのエステルである特許請求の
    範囲第1項〜第10項、第13項及び第14項のいずれ
    かに記載のエステル。
  16. (16)ヘパリンのエステルである特許請求の範囲第1
    項〜第10項、第13項及び第14項のいずれかに記載
    のエステル。
  17. (17)薬理上許容される担体あるいは希釈剤と、薬理
    活性成分として特許請求の範囲第1項〜第16項のいず
    れかに記載のエステルを含む薬理活性組成物。
  18. (18)血栓性疾病治療薬剤の製造への特許請求の範囲
    第1項〜第16項のいずれかに記載のエステルの使用。
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