JPS6366172A - 1−置換アザシクロヘプタン−2−オン及びこれを含有する経皮投与用薬剤 - Google Patents

1−置換アザシクロヘプタン−2−オン及びこれを含有する経皮投与用薬剤

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JPS6366172A
JPS6366172A JP21206586A JP21206586A JPS6366172A JP S6366172 A JPS6366172 A JP S6366172A JP 21206586 A JP21206586 A JP 21206586A JP 21206586 A JP21206586 A JP 21206586A JP S6366172 A JPS6366172 A JP S6366172A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 1一 本発明は薬物の経皮吸収を促進する作用を有する新規な
化合物及びこれを含有する経皮投与用薬剤に関する。
従来の技術 従来、外皮またはその直下の皮下組織の殺菌、消毒、鎮
痛、鎮痒、消炎などを目的として薬物をその外皮に直接
投与して外皮のその部位に局所的に作用させてきた。ま
た、薬物の全身的作用を目的とする場合には経口投与ま
たは注射による投与が行われてきた。経口投与の場合に
は、薬物が体内に吸収されたのち肝−次代謝を受は易い
こと、薬物の効果を持続させるためには体内において薬
物を一次的に必要以上の高濃度にせざるを得ないことな
どの問題がある。また、薬物によっては経口投与によシ
冑腸障害を起こすこともある。一方、注射による投与で
は薬物が体内に速やかに吸収されるという利点があるが
、医師などの専門家によって投与されることが必要とな
る。   □近年、上記の経口投与または注射による投
与の問題点を改善するために、全身作用を有する薬物−
2= の経皮投与が提案された。薬物を経皮投与した場合、薬
物の効能を持続させることが容易であり、薬物の体内濃
度のコントロールが可能になること、薬物が皮膚組織か
ら直接血流に入るため肝−次代謝を受けにくいことなど
の利点が考えられる。
しかしながら、正常皮膚は本来、異物の体内への侵入を
防ぐバリアー機能を持っていることから薬物の経皮吸収
は困難であり、皮膚に投与される薬物は一般的に局所に
薬理作用を発現する薬物に限られていた。全身作用を目
的とする薬物を経皮吸収せしめるためには、一般に経皮
吸収促進助剤が必要となシ、近年、各種助剤が提案され
ている。
たとえば、経皮吸収促進助剤として、米国特許第3.5
51,554号明細書にはジメチルスルホキシドをはじ
め、ジメチルアセタミド、ジメチルフォルムアミド、メ
チルデシルスルホキシドなどが開示されておシ、また米
国特許第4,017,641号明細書には2−ピロリド
ンと適当なオイルとを組合せた例が開示されている。
発明が解決しようとする問題点 上記の従来提案されている経皮吸収促進助剤は吸収促進
効果、安全性、使用感などの点で充分満足できるもので
はない。
しかして、本発明の1つの目的は薬物の経皮吸収を促進
する作用を有し、かつ安全性の高い、しかも使用感の曳
好彦新規な化合物を提供することKある。本発明の他の
目的はその新規な化合物を吸収促進剤として含有する経
皮投与用薬剤を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、上記の目的は、一般式(式中mFi1
〜4の整数を表わす)で示される1−置換アザシクロへ
ブタン−2−オンを提供することによって達成され、ま
た該1−置換アザシクロへブタン−2−オンを吸収促進
剤として含有する経皮投与用薬剤を提供することによっ
て達成される。
一般式(1)で示される1−置換アザシクロヘプ−4= タン−2−オンの具体例を次に示す。
(1)1−(3−メチル−2−ブテニル)アザシクロへ
ブタン−2−オン (a  1−(3,7−シメチルー2,6−オクタジェ
ニル)アザシクロへブタン−2−オン (8)  1− (3,7,11−トリlチに−2,6
,10−ドデカトリz=ル)アザシクロへブタン−2−
オン (4)1− (3,7,11,15−fト5メfk−2
,6,10,14−ヘ#サデカテトラエニル)アザシク
ロへブタン−2−オン一般式(I)で示されるl−置換
アザシクロへブタン−2−オンは、アザシクロへブタン
−2−オンを一般式 %式%(11) (式中mは前記定義のとお漫であシ、Xはハロゲン原子
を表わす)で示されるハライドと塩基、たとえば水素化
ナトリウムの存在下に反応させることKよシ製造される
。この反応は通常、不活性ガス雰囲気下において無水条
件下、炭化水素溶媒中たとえば乾燥トルエン中で室温〜
還流温度で実施される。反応終了彼、反応混合物からの
一般式(I)で示される1−置換アザシクロへブタン−
2−オンの分離、精製は一般有機合成反応によシ得られ
る生成物の反応混合物からの分離、精製に用いられる方
法によシ同様に行われる。
以下に、本発明の1−置換アザシクロへブタン−2−オ
ンの薬物の経皮吸収促進作用を明らかにするための該薬
物についての皮膚透過試験及びその結果を示す。なお、
l−置換アザシクロへブタン−2−オンとして前記番号
を付した化合物を用いた。
試験例1 薬物の皮膚透過試験をラットの皮膚を装着した滲透型拡
散セル装置を用いて行った。滲透型拡散=6− セル装置の断面図を第1図に示す。1・・・皮膚、2・
・・薬物溶液、3・・・レセプター溶液、4・・・回転
子、5・・・サンプリング口。なお、皮膚はラットの背
部から摘出し九均−な厚さの刷毛皮膚であシ、その角質
層側を薬物溶液側に、真皮側をレセプター溶液側にして
拡散セルに装着する。薬物溶液が接する皮膚の投与面積
は8.04 cdである。レセプター溶液として田7.
4の等張リン酸緩衝液を用いる。
皮膚を透過してレセプター溶液に移行した薬物の量は、
レセプター溶液をサンプリング口から取出し、高速液体
クロマドグ2フイーによシ定量する。
薬物としてマイトマイシンCをエタノールに10mMの
濃度になるように溶解し、この溶液に1−置換アザシク
ロへブタン−2−オンを3.3 v/ V%となるよう
に加え、得られた溶液1 dを試験に供した。試験は3
7℃でレセプター溶液の攪拌下に行った。
x−fl置換アザシクロブタン−2−オンとして化合物
(2)又は化合物(8)を用いて行った際のマイトマイ
シンCの透過量を時間の経過とともに第2図に示す。マ
イトマイシンCの透過量は投与量に対する割合(%)で
表わす。第2図において、印及びΔ印はそれぞれ化合物
(2)及び化合物(8)を各々用いて行った場合の試験
結果を表わし、○印け1−置換アザシクロへブタン−2
−オンを加えていない場合の試験結果を表わす。
試験例2 試験例1におけると同様の装置を用いて薬物の皮膚透過
試験を行った。まず、1−置換アザシクロへブタン−2
−オンのエタノール溶液(#ff3、3 V/V % 
) l dを皮膚上に投与し、その24時間後に皮膚上
に残存する液をエタノールで洗い取った。その後、薬物
としてマイトマイシンCのエタノール溶液(濃度2mM
)2rLlを皮膚上に投与[7,その透過量を試験例1
におけると同様にして定量した。
l−置換アザシクロへブタン−2−オンとして化合物(
2)又は化合物(8)を用いて行った際のマイトマイシ
ンCの透過量を時間の経過とともに第3図に示す。第3
図における印、△印及び○印は前記説明のとおりである
試験例3 試験例1におけると同様の装置をその拡散セルにラット
の皮膚を装着する代シにヘヤレスマウスの背部から摘出
した皮膚を装着して用い、1−置換アザシクロへブタン
−2−オンとして化合物(8)を用いて試験例1におけ
ると同様の方法により。
マイトマイシンCの皮膚透過試験を行った。
マイトマイシンCの透過量を時間の経過とともに第4図
に示す。図中、Δ印及び○印は前記説明のとおシである
試験例4 薬物の皮膚透過試験をモルモットの皮膚を装着した流動
重拡散セル装置を用いて行つ次。流動型拡散セル装置の
断面図を第5図に示す。6・・・皮膚。
7・・・網目状支持板18・・・薬物溶液59・・・レ
セプター溶液、10・・・レセプター溶液の流れ、11
・・・回転子。なお、皮膚はモルモットの背部から摘出
1−7た均一な厚さの刷毛皮膚であシ、その角質層側を
薬物溶液側に、真皮側をレセプター溶液側K l=て拡
散セルに装着する。薬物溶液が接する皮膚の投与面積は
3.14 cdである。レセプター溶液として田7.4
の等張リン酸緩衝液を用い、これを一定速度で第5図に
おいて矢印で示すように流通せしめる。薬物と[7ては
140で放射性標識したスルファニル酸、5−フルオロ
ウラシル、6−メルカプトプリン及びインドメタシンと
3Hで放射性標識したアシクロヴイア及びトリアムシノ
ロンアセトニドを用い、皮膚を透過し、てレセプター溶
液に移行した薬物の量はこれら薬物の放射線量によって
定量する。
まずl−置換アザシクロへブタン−2−オンのエタノー
ル溶液(濃度3.3 v/v % ) 0.2 ttl
を皮膚上に投与し、その24時間後に皮膚上に残存する
エタノールをドライヤーで蒸発させた。その後、薬物の
水溶液又はエタノール溶液(濃度はいずれも2mM)の
11を皮膚上に投与した。1−置換アザシクロへブタン
−2−オンとして化合物(2)又u 化合物(s+を用
い、スルファニル酸、アシクロヴイア及び5−フルオロ
クラシルに水溶液として。
−1〇− ま六6−メルカブトプリン、インドメタシン及びトリア
ムシノロンアセトニドはエタノール溶液として用いた。
薬物としてスルファニル酸、アシクロヴイア。
5−フルオロウラシル、6−メルカプトプリン。
インドメタシン及びトリアムシノロンアセトニドを用い
て行った際のそれぞれの薬物の透過量を時間の経過とと
吃に第6図、第7図、第8図、第9図、第10図及び第
11図に示す。各図中、印、Δ印及びO印は前記説明の
とおりである。
第2図及び第4図から明らかなように、マイトマイシン
Cを本発明の化合物(2)又は化合物(8)とともに皮
膚上に同時投与した場合は1本発明の化合物を投与しな
かった場合に比べて、マイトマイシンCの皮膚透過は数
10倍上昇1.+。
また第3図、第6図、第7図、第8図、第9図。
へ10図及び第11図から明らかなように、8i々の薬
物を皮膚上に投与する前に該皮膚を本発明の化合物(2
)又は化合物(8)で処理した場合は2本発明の化合物
で皮膚を処理しなかった場合に比べ、薬物の皮膚透過は
いずれも数倍〜数10倍上昇した。
このように一般式(I)で示される1−置換アザシクロ
へブタン−2−オンは薬物の経皮吸収を促進する作用を
有する。また1−置換アザシクロへブタン−2−オンは
低毒性であり、皮膚刺激性がなく、皮膚を損傷すること
がないことも確認された。この1−置換アザシクロへブ
タン−2−オンはその1位の炭素原子上の置換基が不飽
和テルペン鎖であるという構造上の特徴を有]〜ており
、生体機能を害することなく薬物の経皮吸収促進作用を
発揮することができる。また1−置換アザシクロへブタ
ン−2−オンを皮膚に塗布した場合、適度なぬめシ感が
あり、皮膚に違和感がなく、その使用感は良好である。
以下余白 以上、明らか圧したとおり、本発明の1−置換アザシク
ロへブタン−2−オンは種々の経皮投与可能な薬物の経
皮吸収促進剤として有用である。
本発明の経皮投与用薬剤は一般式(I)で示される1−
置換アザシクロへブタン−2−オンと薬物とを配合する
ととKよって調製される。配合される薬物は前記の試験
例に供した薬物以外の局所作用を目的とする薬物であっ
ても:全身作用を目的とする薬物であってもよい。局所
用薬物としては、具体的には、局所麻酔剤(例、塩酸プ
ロカイン。
塩酸テトラカイン、塩酸ジブカイン、リドカイン、塩酸
リドカイン、酢酸ピベロカイン)、抗ヒスタミン剤(例
、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラ
ミン、マレイン酸プロムフエニラミン、ジフェニルイ建
ダゾール、塩酸フレ建ゾール’) 、 抗生物質(例、
リンコマイシン、ペニシリンC1エリスロマイシン、塩
酸テトラサイクリン、クリンダマイシン、カナマイシン
、オキシテトラサイクリン、クロラムフェニコール、フ
ラシオマイシン、ナイスクチン、塩酸グラ(シジン、バ
シトラシン)、抗真菌剤〔例、グリセオフルビン、N−
メチル−N’−(3−)リル)チオカルバきン酸−2−
ナフチルエステル、塩酸シアメタゾール、オレオスリシ
ン、トリコマイシン、ビロールニドリン、5−フルオロ
シトシン17Thトカ挙ケられる。また全身用薬物とし
ては、具体的にはペンソシアセヒン類(例1 ジアゼパ
ム、ニトラゼパム、フルニトラゼパム、ロラゼバム、プ
ラゼパム。
フルジアゼパム、クロナゼバム)、利尿剤〔例。
サイアザイド類(例、ペンドロフルメチアジド。
ポリチアシト、メナクロチアジド、トリクロルメチアジ
ド、チクロペンチアジド、ペンチルヒドロクロロチアジ
ド、ヒドロクロロチアジド、ブメタニド)〕、降圧剤(
例、クロニジン)、抗ヒスタミン類[N、アミンエーテ
ル類(例、ジフェンヒドラミン、カルビノキザミン、ジ
フェニルビラリン)、エチレンジアミン類(例、フェン
ベンズアミン)、モノアミン類(例、クロルフェニラミ
ン)]。
非ステロイド系消炎剤(例、イブプロフェン、イブフェ
ナック、アルクロフェナック、ジクロフェナック、メフ
ェナム酸、フルルビプロフェン、フルフェナム酸、ケト
プロフェン)、抗悪性M1瘍剤〔例、1−(2−テトラ
ヒドロフリル)−5−フルオロウラシル、シタラビン、
プロクスウリジン〕。
ステロイド系消炎剤(例、コルチゾン、ヒドロコルチゾ
ン、プレドニゾロン、フレドニゾン、トリアムシノロン
、デキサメサゾン、ベタメサゾン)。
抗てんかん剤(例、エトサクシミド)、不整脈治療剤(
例、アジマリン、ブラシマリン、ピンドロール、プロプ
ラノロール、キニジン)、精神神蔽用剤(例、 クロフ
ルベリロール、トリフルペリドール、ハロペリドール、
モベロン)、スコホ5 iン類(例、メチルスコポラミ
ン、プチルヌコボラミン)、クロルプロマジン、アトロ
ビン類(例。
臭化メチルアトロピン、臭化メチルアニソトロピン)、
崩管拡張剤(例、イソフルビドジナイトレート、ニトロ
グリセリン、四硝酸ペンタエリスリトール、プロパニル
ニトレート、ジピリダモール)。
抗生物質〔例、テトラサイクリン類C例、テトラサイク
リン、オキシテトラサイクリン、ミノサイクリン、ドキ
シサイクリン、ミノサイクリン)、クロラムフェニコー
ル類、エリスロマイシン類〕などが挙げられる。一般式
(1)で示される1−置換アザシクロへブタン−2−オ
ンが有する薬物の経皮吸収促進効果は、上記薬物のうち
、特に脂溶性と水溶性とを適度に兼ね備えた薬物に対し
て顕著に発現される。
薬物の配合量Fi、、所望の薬効を奏するに充分な量で
あればよく、それは薬物の種類、患者の体重、症状、薬
物に対する愚答性などによシ異なシ、これら条件に応じ
て適宜選択すればよい。一般的にはその配合量は一般式
(1)で示されるl−置換アザシクロへブタン−2−オ
ンに対して約0.01〜20重量%、好ましくは約0.
2〜10重量%でおる。なお、本発明の経皮投与用薬剤
の皮膚塗布面積を増減することによって、薬物の使用量
を調整できるので、必ずしも上記の配合量に限定される
ものではない。
本発明の経皮投与用薬剤は、そのまま又は製薬上許容さ
れる担体又は賦形剤などを加えて、軟膏、硬臂、ローシ
ョン、粘着テープ剤、含浸剤、ゲル剤などの外用製剤と
して外皮に投与される。含浸剤としては、例えば本発明
の経皮投与用薬剤又はさらに担体若しくは賦形剤を配合
した組成物を適当な吸着体(ガーゼ、濾紙、多孔質膜な
ど)に畝着させたものが挙げられ、これは一般に粘着テ
ープで固定することによって外皮に適用される。ゲル剤
としては、例えばジベンジリデンソルビトール〔例、ゲ
ルオールD■(新日本理化株式会社製)〕を用いてゲル
状となし、支持体上に展着したものなどが挙げられる。
また粘着テープ剤の基剤としては、アクリル系共重合物
、ポリビニルエーテル化合物、ゴム系粘着性混合物など
自体公知のものが挙げられる。その他の外用製剤も自体
公知の手段によって容易に調製することができる。
実施例 以下に、本発明を実施例によシ具体的に説明する。なお
、本発明はこれらの実施例によシ限定されるものではな
い。
実施例1 ゲラニオール154f(1,0モル)、ヘキサン200
 II/及びビリジy20tJ(0,25モル)の混合
液中に、氷冷下に三臭化IJ y 35 tnl (0
,37モル)をゆつく少滴下した。滴下後、室温で1時
間攪拌した。反応後、反応混合物を氷水中に注いだ。
有機層をIN−水酸化す) IJウム水溶液、飽和食塩
水で順次洗滌し、次いで、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。この溶液を減圧下に濃縮することKよシ臭化ゲラ
ニル217F(1,0モル)を得た。
混合物に、ε〜カグロラクタム113F(1,0モル)
とベンゼン300dとの混合液を水冷下に滴下した。滴
下後、80℃で1時間攪拌した。得られた反応混合物に
先に合成した臭化ゲラニル217f(1,0モル)を室
温で滴下し、滴下後、室温でさらに一晩攪拌した。この
反応混合物を氷水中に注いだ。有機層を水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下に濃縮し
、得られた濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル−ヘキサン混合液で展開)に付すること
によシ、下記の物性を有する1−(3,7−シメチルー
2.6−オクタジェニル)アザシクロへブタン−2−オ
ン80F(0,30モル)を得た。収率32チ。
Massスペクトル(m/z)+z49(M+)、18
0.1265.2〜4.9(m、2H)、3.96(d
lJ=7.5H3,2H)。
3.4〜3.1(111,2H)、 2.6〜2.3 
(m 、 2H)。
2.1〜1.9 (m 、 4H)t 1.8〜1.3
 (m 、 6H)。
1゜63(s 、 6H)、 1.54 (m 、 3
H)実施例1においてゲラニオール154y(1,0モ
ル)の代シにファルネソール2229(1,0モル)を
用いる以外は同様にして反応させ処理することによ如、
下記の物性を有する1 −(3,7,11−トリメチル
−2,6,10−ドデカトリエニル)アザシクロへブタ
ン−2−オン76f(0,24モル)を得た。収率24
襲。
Massスヘクト#(Ill/Z):3L7(M”)、
248y 180+’H−NMRスペクトル(9oMH
z)δCDα3゜EMS  ’ 5.3〜5.0 (m、 311)、 4.00 (d
 、 J =7.5Hz、 2i()。
3.4〜3.2(m、 21i)、 2.6〜2.4(
m、2J()。
2.2〜1.9(m、 81f)、 1.8〜1.4(
m、 6H)。
1.68(s、6H)+ 1.59(s、6M’)実施
例3 実施例1においてゲラニオールの代りにプレノールを用
いる以外は同様にして反応させ処理することによυ、下
記の物性を有する1−(3−メチル−2−ブテニル)ア
ザシクロへブタン−2−オンを得た。収率28%。
Massxベクトル(m/z):181(M+)、16
6.138゜DCts IH−NMRスペクトル(90MHK)δHMS ’5
.2〜4−9 (mr L H)−3−90(d+ J
=7.5 Hz w 2 H)r3.9〜3.7 (m
、 2H)、 2.6〜2.2 (m、 2H)?1.
7〜1.4 (m 、 12H) 実施例4 実施例1においてゲラニオールの代シにゲラニルゲラニ
オールを用いる以外は同様にして反応させ処理すること
によシ、下記の物性を有する1−(3,7,11,15
−テトラメチル−2,6,10,14−ヘキサデカテト
ラエニル)アザシクロへブタン−2−オンを得た。収率
20チ。
Massスペクト#(m/Z)i385(M+)l 3
16,248゜180.126 ”H−NMRスベl)ル(90MHz)δcXxJ3t
MS 5.2〜4.9 (m 、 4H)、 3.93 (d
 、 J =7.5Hz 、 2H)t3.3〜3.1
 (m 、 2)()、 2.5〜2.3 (m、 2
H)。
2.1〜1.9 (m 、 12H)、 1.7〜1.
5 (m 、 21H)次に、一般式(1)で示される
1−置換アザシクロへブタン−2−オンのうち化合物(
2)を吸収促進剤とし、薬剤として5−フルオロウラシ
ルを用いた製剤例を示す。
実施例5 5−フルオロウラシル         5化合物(2
)              0.1ポリエチレング
リコール       5精製水          
    89.9上記の各成分を精製水に溶解させ、5
−フルオロウラシルを5重量%含有する抗腫擾性ローシ
ョンを調製した。このローションを皮膚に塗布した際の
使用感は良好であった。
発明の効果 本発明によれば、一般式(1)で示される1−a。
換アザシクロへブタン−2−オン及びこれを吸収促進剤
として含有する経皮投与用薬剤が提供される。一般式(
+)で示される1−f換アザシクロへブタン−2−オン
は、前記の試験の結果から明らかなとおシ、種々の薬物
の経皮吸収を顕著に促進することができ、従って該薬物
は1−置換アザシクロへブタン−2−オンの作用によシ
経皮投与によってその薬効を効果的に発現することがで
きる。
また該1−置換アザシクロへブタン−2−オンは安全性
が高く、皮膚に塗布した場合の使用感は良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は滲透型拡散セル装置の断面図を示す。 1・・・皮膚、2・・・薬物溶液、3・・・レセプター
溶液、4・・・回転子、5・・・サンプリング口。第2
図、第3図及び第4図はそれぞれ試験例1、試験例2及
び試験例3で行った皮膚透過試験でのマーイトマイシン
Cの透過量を時間の経過とともに示したものである。第
5図は流動型拡散セル装置の断面図を示す。6・・・皮
膚、7・・・網目状支持板、8・・・薬物溶液、9・・
・レセプター溶液、10・・・レセプター溶液の流れ、
11・・回転子。第6図、第7図、第8図、第9図、第
10図及び第11図は試験例4で行った皮膚透過試験で
のスルファニル酸、アシクロヴイア、5−フルオロウラ
シル、6−メルカプトプリン、インドメタシン及びトリ
アムシノロ/アセトニドのそれぞれの透過量を時間の経
過とともに示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中mは1〜4の整数を表わす) で示される1−置換アザシクロヘプタン−2−オン。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中mは1〜4の整数を表わす) で示される1−置換アザシクロヘプタン−2−オンを吸
    収促進剤として含有する経皮投与用薬剤。
JP21206586A 1986-09-08 1986-09-08 1−置換アザシクロヘプタン−2−オン及びこれを含有する経皮投与用薬剤 Expired - Lifetime JPH0730029B2 (ja)

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WO1998036776A3 (en) * 1997-02-20 1998-11-26 Matrix Pharma Gel delivery vehicles for anticellular proliferative agents

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