JPS6365984A - 揺動選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多孔壁選別板上に粒状物を供給して粒状物を分
級する揺動選別装置に関する。

従来技術とその問題点 従来の揺動選別装置は一般的に回転軸にカム機構を装着
するか、あるいは回転軸をクランクに形成し、カム機構
あるいはクランクに揺動自在に支架した揺動フレームを
関連して連結し、多孔壁選別板を装着した揺動フレーム
を往復揺動させて多孔壁選別板により粒状物を分級する
のが通例である。

ところが上記多孔壁選別板の揺動による選別作用中にお
いて、多孔壁選別板の通孔の大きさに近似する粒子が通
孔に嵌着して目詰まり現象を起こし、選別作用を阻害し
ていた。また、たとえ種々の目詰まり防止装置を装着し
ていても多孔壁選別板全面へ適時作用することは困難で
あるとともに、その装置の１吊が揺動フレームに加算さ
れ、機枠９回転軸、連結杆などに充分な強度を持たせる
必要があり、構成費を高額とし、設置場所も相当に堅牢
にしなければならない問題点があった。

発明の目的 本発明は、上記従来技術の問題点を改善し、選別性能を
長時間高精度に維持できると共にその構成費を寵価とし
、さらに装置の設置に特別な制約を必要としない揺動選
別装置を提供することを技術的課題とする。

問題点を解決するための手段 上記技術的課題を達成するために本発明は、揺動フレー
ムと駆動Ｒ構を関連して連結せず、多孔壁選別板を装着
した揺動フレームを上下または斜上下の前後揺動自在に
支架し、駆動機構に連結した揺動作用部の移動に関連し
、前記揺動フレームに設けられた受動部が揺動作用部の
揺動運動を直接又は間接に受けて揺動するために、揺動
フレームに直接または間接的に配設された重錘による打
撃撮動が駆動機構に伝搬することなしに揺動フレームに
衝撃を生じさせることにより、問題を解決するための手
段とした。

作　　用 駆動機構を起動して揺動作用部を回動させると、揺動フ
レームに設けた受動部が揺動作用部に当接し揺動フレー
ムを上方に押上げ、揺動作用部が下降を始めると揺動フ
レームも板バネの反発作用を受けて下方へ移動し往復揺
動を続ける。揺動フレームを打撃し、該揺動フケームに
衝撃を与えるために設けられた重錘が揺動フレームの揺
動の慣性を急激に変化させるために、揺動フレームに装
着された多孔壁選別板の通孔に嵌着された粒子は元の位
置に残留する慣性によって多孔壁選別板の通孔から離反
する方向に弾き出され通孔の目詰まりを防止することが
できる。

したがって、多孔壁選別板に供給された粒状物は長時間
に亘り高精度な分級選別が実施できる効果がある。

実施例 本発明の実施例を第１図〜第３図により説明する。

第１図〜第３図に示すものは、粒状物を粒大選別する揺
動選別装置Ａの一実施例図であり、機枠１の両側壁２．
３の下部にバネ受体６，６゜７．７を固定し、矩形状の
箱体の上面と一側方を開口し、底板８の３側面に側枠９
．１０．１１を立設して揺動フレーム１２を形成し、揺
動フレーム１２の側枠９，１１にバネ取付台１３゜１３
．１４．１４を装着し、板バネ１５・・・の一端部をバ
ネ受体６．６，７．７に装着し、板バネ１５・・・の他
端部をバネ取付台１３．ｉ３，１４．１４に装着して揺
動フレーム１２を揺動自在に支架し、揺動フレーム１２
の側枠１０部に耐摩耗性の大きいゴム等の弾性体を装着
して揺動作用を受ける受動部１６に形成し、側枠９゜１
１の内壁面にガイドレール１７．１８を固設し、ガイド
レール１７．１８に多孔壁選別板１９を装設し、揺動フ
レーム１２の開口部２０に粒状物排出口２１を固設し、
底板８の粒状物排出口２１側に小粒子用排出口２２を装
着し、排出口２１．２２を機枠１の側壁５の開口部から
突出させである。

機枠１の下方に配設した駆動機構２３は以下のように形
成されている。機枠１の底部に横設して両側壁２，３そ
れぞれに固着したフレーム２４．２５に駆動部枠２６を
上下に案内する案内台３０．３０を固設し、両側板２７
Ａ、２７Ｂｉ、：連結板２８．２９を連結して一体的な
駆動部枠２６に形成し、両側板２７Ａ、２７Ｂの外側部
を案内台３０．３０に嵌挿し移動自在としである。両側
板２７Ａ、２７Ｂ間にカム３２を軸装した回転軸３３を
回転自在に軸架し、揺動作用部３４となす振子３５を両
側板２７Ａ、２７Ｂに回動自在に軸設した回動軸３６に
軸着し、連結杆３８の一端部を振子３５の下端に軸支し
、連結杆３８の他端部に形成するカム嵌装部にカム３２
を装設しである。駆動調車４２を軸着した電動機４１を
側板２７Ａに装着すると共に、回転軸３３に軸着した受
動調車４３と駆動調車４２とにベルト４４を捲回しであ
る。揺動フレ−ム１２には板バネ取付体２５を固設し、
重錘３１は板バネ３７を介して板バネ取付体２５に装着
されており、重錘３１に対峙した位置には弾性材よりな
る衝突部３９がバネ取付体２５に設けられている。

以下に上記実施例における作用につき説明する。電動機
４１を起動して回転軸３３を回転させると、カム３２の
偏心回転を連結杆３８を介して振子３５に連動する。振
子３５は回動軸３６を支点部として往復動し、振子３５
の往復動に伴い揺動作用部３４は揺動フレーム１２の受
動部１６に接離を反復し、揺動作用部３４が前方に移動
するときには、受動部１６に当接して揺動フレーム１２
を支架した板バネ１５・・・の静止状態から押圧状態と
なって揺動フレーム１２を前方に移動させる。揺動作用
部３４が後方に向かうように移動をすると受動部１６は
揺動フレーム１２に取付けた板バネ１５の反発作用を受
けて後方へ移動し、往復揺動を継続する。

上記のように往復揺動を継続中の揺動フレーム１２に設
けられた重錘３１が慣性により揺動フレーム１２と逆位
相の揺動を反復するように板バネ２５のバネ定数が選定
されているために重錘３１と揺動フレーム１２は適度に
反復衝突する。揺動フレーム１２に装着した多孔壁選別
板１９の一側部上面にシャッター４９を開いて開口した
ホッパー５０から大小混合した粒状物を供給すると、粒
状物は多孔壁選別板１９上を斜上下の揺動作用を受けな
がら前方に搬送されて粒状物排出口２１から取出される
。この搬送作用の過程において、小粒子は多孔を選別板
１９の通孔を貫通して底板８上に落下し、小粒子は揺動
する底板８上を移動して小粒子排出口２２から取出され
る。

上記に説明したように、揺動フレーム１２に装着された
多孔壁選別板１９の通孔に嵌着された粒子は多孔壁選別
板１９が重錘３１により衝撃を受けるとき、元の位置に
残留する慣性によって通孔から離反する方向に弾き出さ
れるので揺動フレーム１２の往復揺動の都度小粒子の選
別と目詰防止作用が得られ、長時間安定して高精度の選
別作用を実施することができる。

通常、多孔壁選別板１９には金属性の織網とか打抜薄板
などが任意に使用される。そして、粒状物の種類あるい
は選別目的に応じて揺動フレーム１２の揺動振幅を変更
するときには、連結杆３８をカムｖ！、装部から取外し
、回転軸３３を両側２７Ａ、２７Ｂから引出してカム３
２の偏心度の異なるものと交換し、再度両側板２７Ａ、
２７Ｂｌ、：装着すると共に、駆動部枠２６を前後動さ
せて揺動作用部３４と揺動フレーム１２の受動部１６と
の位置を調整する。また多孔壁選別板１９も粒状物の選
別目的によって揺動フレーム１２のガイドレール１７．
１８から引出し、多孔壁選別板１９の通孔を選定して装
着する。なお多孔壁選別板１９は異なる通孔のものを多
段に装着すること、あるいはそれぞれに底板を設けると
共に供給部をそれぞれ個別に設け、多孔壁選別板１９を
多段とすること等は任意に選択して実施できるものであ
る。

第４図は揺動フレームの揺動方向と交差する方向から打
撃する場合の一実施例の側断面図であり第５図はその部
分平面図である。

この実施例において、揺動フレーム１２は防振体５３と
板バネ１５を介して機枠１に揺動自在に横架し、回転軸
３３は両側板２７△、２７Ｂに軸架され、回転軸３３の
中央近［労には揺動フレーム１２の受動部１６に当接離
反する揺動作用部３４を備え、揺動フレーム１２を揺動
させる駆動機構２３を配設しである。回転軸３３の両端
にカム４０Ａ、４６ＢをＩ　ｆｆＵし、カム４０Ａ、４
０Ｂはそれぞれに連結杆４５Ａ、４５Ｂの一端部とベア
リングを介して回転自在となし、他端は機枠１の側壁２
，３より突設した軸受部４８に軸着した振子４７に回動
自在に軸支されている。振子４７の先端部には揺動フレ
ーム１２の側壁を打撃するための重錘を設けである。な
お、防振体５３は揺動フレーム１２が重錘５２に打撃さ
れる方向に遊動自在に設けた緩衝体である。

以下に上記実施例における作用につき説明する。回転軸
３３の回転により振子３５が前後動し、揺動作用部３４
が受動部１６に当接離反を繰返し、１工動フレーム１２
は反復揺動する。同時に回転軸３３の両端に軸着された
カム４０Ａ。

４０Ｂも回転し連結杆４５Ａ、４５Ｂを往復動じ、連結
杆４５Ａ、４５Ｂに軸支された振子４７を支点ビン５１
を中心に回動するために振子４７の先端に固着した重錘
５２は揺動フレーム１２の側壁を打撃する。揺動フレー
ム１２を揺動させる揺動機構２３の偏心カム３２と重錘
５２を駆動するカム４０Ａ、４０Ｂは位相差を設けても
よく、カム４０Ａ、４０Ｂも位相差を設けてもよい。

上記に説明したように、従来の揺８選別機においては揺
動体に加速された衝撃を与えると駆ｖＪ機構が全て受は
止めて揺動体が撮動せず選別性能が低下したり、駆動機
構の回転軸や軸受の損傷を招くこともあったが、この実
施例は揺動フレーム１２と駆動機構２３は関連して連結
されていないために、揺動フレーム１２に重錘５２によ
り適度の衝撃を与えても駆動′ｎ構２３に衝撃は発生せ
ず、円滑な揺動作用を伝達でき、駆動機１２３の構成を
小型簡略化することができる。

上記のように揺動フレーム１２に装着した多孔壁選別板
の一側部上面に供給された粒状物は選別作用と目詰まり
防止作用を受ける。

第６図に示すものは、揺動機構を備えた公知選別機に本
発明の揺動選別装置を付設した場合の実施例である。

箱形機枠５５内に風車ケース５６を配設し、軸受台に揺
動杆５８．５８の一端部を回動自在に軸支し、揺動杆５
８，５８の他端部を風車ケース５６の両側部（図上手前
側と向う側）に軸支して風車ケース５６を揺動自在に支
架しである。機枠５５の両側壁に回転自在に軸架したク
ランク軸５９にベアリング６０を嵌装し、風車ケース５
６の周壁６１に設けた軸受６２に連結杆６３の一側部を
軸支し、連結杆６３の他側部にベアリング６０を装着し
である。風車ケース５６に内設した翼車６５を回転軸６
４に軸着し、回転＠６４を機枠５５の両側壁に回転自在
に軸架し、上方を開放状とした風車ケース５６に側枠を
有する多孔壁選別板６６を一体的に載置し、多孔壁選別
板６６の傾斜低位側を穀粒排出部６７とし、傾斜高位側
を石等の異物排出部６８とし、異物排出部６８にはシャ
ッター６９を装着した機枠５５の外側部から操作杆７０
により開閉自在としてあり、異物排出部６８の下部には
異物排出ロア１を配設しである。機枠５５の上壁面の開
口部に装着した供給ホッパー７２を多孔壁選別板６６の
上方に配置し、クランク軸５９と回転＠６４とにそれぞ
れに軸着した受動調車７３．７４に電動機７５に軸着し
た駆動調車７６からベルト７７を捲回しである。

上記構成による石抜機７８の機枠５５の一側部に本発明
の揺動選別装置Ｂの機枠７９を装着する。機枠７９の底
壁８０にバネ装着台８１を形成し、バネ装着台８１の底
壁８２を機枠７９の底壁８０に固着しである。揺動フレ
ーム８３に一側端を固設した板バネ８４・・・の他側端
をバネ装着台８１に固設して揺動フレーム８３を揺動自
在に支架し、揺動フレーム８３に多孔壁選別板９０を装
脱自在に設け、揺動フレーム８３の一側壁８５に弾性材
からなる受動部８６を形成し、多孔壁選別板９０の一側
部を石抜機７８の穀粒排出部６７から流出する穀粒を受
入れるようにしてあり、石抜機７８の風車ケース５６の
周壁６１の前面部を揺動作用部８７に形成し、揺動フレ
ーム８３の受動部８６は石抜機７８の揺動作用部８７に
より揺動を反復発生する位置に固着されている。揺動フ
レーム８３の石抜機７８側とは反対面に穀粒排出口８８
と小粒子排出口８９とを装着しである。揺動フレーム８
３の上部には板バネ取付体９１を固設し、重錘９２は板
バネ９３を介し板バネ取付体９１に装着され、重錘９２
に対峙して衝突部９４がバネ取付体９１に設けられてい
る。

以下に上記実施例における作用につき説明する。石抜機
７８の供給ホッパー７２から多孔壁選別板６６上に供給
された穀粒は、電動機７５によって駆動される翼車６５
による送風を多孔壁選別板６６の通孔から穀粒層に噴風
する作用と、クランク軸５９により風車ケース５６と一
体的に揺動する多孔壁選別板６６の揺動作用とを受け、
穀粒中に混入した石、鉄片、硝子片等の異物を穀粒層中
から多孔壁選別板６６面に沈下させ、揺動と噴風作用に
より浮遊状に流動する穀粒を穀粒排出部６７を介して揺
動選別装置Ｂの多孔壁選別板９０上に流出する。穀粒層
中から揺動と噴風の揺動作用により比重選別作用を受け
て穀粒層の底部に沈下した異物を異物排出部６８に移送
し、濃縮された異物を操作杆７０の操作によりシャッタ
ー６９を開成し、異物を異物排出部６８から異物排出ロ
ア１を介して機外に排出させる。

風車ケース５６の周壁６１の前面部に形成する揺動作用
部８７の往復揺動運動の都度揺動フレーム８３に形成す
る受動部８６に接離を反復し、揺動フレーム８３を前後
に往復揺動する。

前記揺動選別装置Ｂの多孔壁選別板９０上に流出した穀
粒は、揺動フレーム８３の揺動作用によって穀粒排出口
８８に向けて搬送される過程において穀粒中に混入した
小粒子を多孔壁選別板９０の通孔により除去し、小粒子
を除去した穀粒を穀粒排出口８８から機外に排出し、小
粒子は小粒子排出口８９から機外に取出される。

この実施例における特徴は、特別に揺動機構を装備しな
くても既設の揺動機構を備えた機械に付設して使用する
ことができることと、揺動選別装置Ｂの揺動フレーム８
３に形成する受動部８６と石抜機７８に形成する揺動作
用部８７とを連結する必要がなく、受動部８６と揺動作
用部８７が揺動を反復するように形成しであるので、簡
単に揺動選別装置Ｂを付設でき、石火機７８から流出す
る穀粒を再選して穀粒の製品の価値を向上させることが
できる。また多孔壁選別板９０の通孔への粒子の目詰防
止は前記実施例で説明したと同様に、揺動フレーム８３
の上下の往復揺動の都度に生じる多孔壁選別板９０の衝
撃により通孔に嵌着した粒子が弾き出される。

発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、多孔壁選別板を装
着した揺動フレームは上下または斜上下の前後揺動自在
に支架され、駆動機構に連結した揺動作用部の移動に関
連し、揺動フレームの受動部が揺動作用を受けているた
め揺動フレームに直接または間接的に配設された重錘に
よる打撃振動が駆動機構に伝搬されず、揺動フレームに
衝撃を生じさせるので多孔壁選別板の通孔に嵌着された
粒子を弾き出す目詰まり防止作用を活発として選別効率
を向上しながら駆動機構を小型簡素化できてその構成費
を廉価にてき軽量化され付設場所に制約を受けることが
ない等の種々効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の揺動選別装置の側断面図、第２図は同
別角度から見た側断面図、第３図は同一部を拡大した部
分斜視図、第４図は本発明の別実施例を示す側断面図、
第５図は第４図の部分平断面図、第６図は公知石抜機に
本発明の揺動選別装置を付設した実施例図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）、多孔壁選別板を装着した揺動フレームを上下ま
   たは斜上下の前後揺動自在に支架し、前記揺動フレーム
   を左右上下のいずれかの方向に打撃するよう往復動する
   重錘を設けたことを特徴とする揺動選別装置。
2. （２）、前記重錘を板バネを介して前記揺動フレームに
   配設したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項の
   記載の揺動選別装置。
3. （３）、前記重錘を前記揺動フレームの揺動方向と交差
   する方向に打撃するように複数個配設した特許請求の範
   囲第（１）項記載の揺動選別装置。
4. （４）、前記重錘の駆動体が前記揺動フレームの駆動装
   置の回転軸に連結された偏心回転体である特許請求の範
   囲第（３）項記載の揺動選別装置。
5. （５）、前記重錘を弾性体により形成した特許請求の範
   囲第（１）〜第（４）項のいずれかに記載の揺動選別装
   置。