JPS6365257A - 空冷式吸収冷温水機 - Google Patents

空冷式吸収冷温水機

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JPS6365257A
JPS6365257A JP20917086A JP20917086A JPS6365257A JP S6365257 A JPS6365257 A JP S6365257A JP 20917086 A JP20917086 A JP 20917086A JP 20917086 A JP20917086 A JP 20917086A JP S6365257 A JPS6365257 A JP S6365257A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空冷式吸収冷温水機に係り、特に冷房運転及び
暖房運転時における成績係数を向ヒさせてなる空冷式吸
収冷温水機に関する。
〔従来の技術〕
この種の空冷式吸収冷温水機は、第3図に示すように構
成されている。すなわち、高温再生器10は加熱源12
が設けられるとともに、配管14及び配管15を介して
分離器16と連通されている。分離器16には、第1開
閉弁18を設けた蒸発管20と送液管22とが設けられ
ている。
蒸気管20を接続しである低温再生器24は強制空冷凝
縮器26に配管28を介して連通されている。また、低
温再生器24と強制空冷凝縮器26とは、蒸気管30に
よって連通されている。強制空冷凝縮器26は冷却ファ
ン34により空気で強制約に冷却されるようになってい
る。強制空冷凝縮器26は管路32を介して蒸発器部3
6と連通している。蒸発器部36は、管路32を通して
送られてくる冷媒を一旦受けて冷水熱交換器38の表面
に散布する第1の散布機構36Aと、蒸発器を構成する
冷水熱交換器38の表面部36Bとから構成されている
一方、前記した送液管22は、高温熱交換器40に接続
しである。高温熱交換器4oの出側配管44には第2開
閉弁42が設けられており、この配管44は低温再生器
24に接続しである。そして、低温再生器24の底部に
設けた濃溶液配管46は低温熱交換器48に接続されて
おり、低温熱交換器48は配管50を介して吸収器部5
2に接続される。吸収器部52は、冷水熱交換器38の
外周に一定の空間をもたせて同軸状の円筒52Bを形成
し、当該円筒52Bの外周にフィン52Cを設けた形状
をしており、かつ配管5oを通して送られてくる濃溶液
を一旦受けて前記円筒52Bの内周壁に散布する第2の
散布機構52Aを設けると共に、冷媒を吸収する作用を
する吸収器を構成する円筒52Bの内周壁面52Dと、
溶液槽52Eを設けて構成されている。この吸収器部5
2は、吸収器52Dにおいて吸収作用により発生する吸
収熱を、フィン52Gに空冷ファン34がら空気を強制
的に送ることにより、冷却する。
吸収器部52の下部には、戻り配管54の一端が接続し
てあり、この戻り配管54の他端は、循環ポンプ56、
低温熱交換器48、高温熱交換器40を介して高温再生
器10に接続しである。尚、冷温水ポンプ58の吐出側
は、冷水熱交換器38と、分離器16内に設けた温水熱
交換器60とに接続されており、冷温水ポンプ58の吸
込側は負荷に接続されている。また、冷水熱交換器38
と温水熱交換器60とは三方弁62に接続されており、
三方弁62は負荷に接続されている6上記の空冷吸収冷
温水機の作用は次の通りである。
〈冷房運転〉 第1開閉弁18及び第2開閉弁42を開放とする。
また、三方弁62は冷水熱交換器38側に切り換え、し
かも空冷ファン34を運転する。
高温再生器10内の稀溶液は、加熱源12により加熱さ
れ、高温状態となって分離器16に入る。
分離器16は、高温の稀溶液を冷媒蒸気と中間濃度溶液
とに分離し、冷媒蒸気を蒸気管20により低温再生器2
4に送るとともに、中間濃度溶液を送液管22により高
温熱交換器40に送る。高温熱交換器40に入った中間
濃度溶液は、高温再生器10に送られる稀溶液と熱交換
をして稀溶液を温めた後、出側配管44により低温再生
器24内に入る。
蒸気管20により低温再生器24に入った冷媒蒸気は、
高温熱交換器40からの中間濃度溶液を加熱した後、出
側配管28により空冷凝縮器26に導かれる。また、低
温再生器24内の中間濃度溶液は、加熱されて濃溶液と
冷媒蒸気とになり、冷媒蒸気は蒸気管30を介して空冷
凝縮器26に専かれ、濃溶液が濃溶液配管46により低
温熱交換器48に導かれる。
空冷凝縮器26内に入った冷媒蒸気は、空冷ファン34
により強制的に空気冷却され、液体冷媒となった後、管
路32を介して低圧の蒸発器部36の第1の散布機構3
6Aに一部受け、第1の散布機構36Aで冷水熱交換器
38の表面に散布される。蒸発器部36の蒸発器(冷水
熱交換器38の外周面36B)内に散布された液体冷媒
は蒸発器(36B)内において冷水熱交換器38内を流
れる冷房用の水を冷却しつつ蒸発し、吸収器部52の吸
収器(52D)に散布された濃溶液に吸収される。他方
、低温再生器24から冷温熱交換器48に導かれた濃溶
液は、循環ポンプ56により低温熱交換器48に圧送さ
れてくる稀溶液と熱交換をして冷却された後、吸収器部
52の第2の散布機構52Aに供給される。この吸収器
部52の吸収器(52D)内に散布された濃溶液は、空
冷ファン34をもって空気をフィン52Cに送風するこ
とにより強制的に空気冷却されるとともに、蒸発器36
Bから流入してくる冷媒蒸気を吸収し、稀溶液となり溶
液槽52Eに溜ることとなる。この溶液槽52Hの稀溶
液は、戻り配管54を介して循環ポンプ56により吸収
され、低温熱交換器48、高温熱交換器40を介して再
び高温再生器10に送られる。
く暖房運転〉 暖房運転時には、第1開閉弁18及び第2開閉弁42を
閉じると共に、三方弁62を温水熱交換器60側に切り
換え、かつ空冷ファン34の運転を停止する。これによ
り、暖房負荷用の温水配管経路は、暖房負荷、冷温水ポ
ンプ58、温水熱交換器60、三方弁62、暖房負荷と
いう閉回路を形成する。
また、加熱系は、高温再生器10、配管14、分離器1
6、配管15、高温再生器10という温水閉回路を形成
する。
高温再生器10で加熱された溶液は配管14を介して分
離器16に入る。ここで、高温の溶液は温水熱交換器6
0に入れる水と熱交換して低温となり、配管15を介し
て高温再生器10に戻る。
温水回路を流れる暖房用の水は、分離器16内の温水熱
交換器60を流れて、分離器16内で蒸気等の熱を吸収
して温水となり暖房負荷に供給される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような空冷式吸収冷温水機にあって
は、冷房運転時の成績係数(c、o、P)は1.0〜1
.1に対して、暖房運転時の成績係数(c、o、p)は
高温再生器10内率であるところの0.8〜0.85で
ある。ここで、成績係数は、 で与えられる。
一方、暖房運転時は冷房運転時に較べて熱交率が低いこ
とから、暖房運転時、熱効率が低く不経済であるという
問題があった。また、日本国内の一般的な空調負荷は冷
房負荷に対し暖房負荷は1.2倍程度大きいため、暖房
運転時には他の熱源を用いて補助焚を行うとか高温再生
器の加熱量を増加させていた。その結果、設備費が増加
し又は装置の制御を複雑化したりするという問題もあっ
た・ 本発明の目的は、冷房運転及び暖房運転の双方ともに成
核係数を向トさせてなる空冷式吸収冷温水機を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、稀溶液を加熱する加熱源
が設けてある高温再生器と、この高温再生器により加熱
した稀溶液を冷媒蒸気と中間濃度溶液とに分離する分離
器と、この分離器からの中間濃度溶液が前記高温再生器
に流入する稀溶液と熱交換をする高温熱交換と、前記分
離器から導かれた冷媒蒸気を冷房時には低温再生器に暖
房時には温水器に導く第1の切換手段と、高温熱交換器
からの中間濃度溶液とを冷却時には低温再生器に暖房時
には第1の散布機構に導く第2の切換手段と、冷房時に
はこの低温再生器からの冷媒蒸気を凝縮させて液体冷媒
としてから第1の散布機構に与える凝縮器と、前記低温
再生器から流入した濃溶液が前記高温熱交換器に流入す
る稀溶液と熱交換をして冷却させる低温熱交換器と、冷
yノ)時には前記冷温熱交換器からの濃溶液の供給を受
けると共に暖房時には前記温水器からの液体冷媒の供給
を受ける第2の散布機構とを有し、かつ冷温水を流す第
1冷温水熱交換器を設ける共に前記温水器内に前記冷温
水を流す第2冷温水熱交換器を設け、前記第1冷温水熱
交換器の外周に一定間隔をもたせて囲んだ外周手段を設
け、前記第1の散布機構は前記第1冷温水熱交換器の外
面に散布し、かつ前記第2の散布機構は前記外周手段の
内面に散布可能に導入して稀溶液を得るようにし、前記
外囲手段の外面を空気冷却できるようにし、稀溶液を低
温熱交換器に圧送する循環ポンプを設けたものである。
また、他の発明は、上記発明に加えて第1の散布機構又
は第2の散布機構が蒸発器として作用しているときに、
冷媒温度が一定以下にならないように稀溶液を導入する
ようにしたものである。
〔作用〕
〈冷房運転時〉 冷房時には、分離器で分離した冷媒蒸気は低温再生器に
入り、低温再生器において高温熱交換器からの中間濃度
溶液と熱交換して濃溶液と冷媒蒸気を作り、液体冷媒と
なって空冷凝縮器に入る。
低温再生器で分離した冷媒蒸気も空冷凝縮器に入り、こ
の空冷凝縮器内で空気により冷却されて液体冷媒となり
第1の散布機構に与えられる。一方、低温再生器で分離
された濃溶液は低温熱交換器で熱交換して冷されて第2
の散布機構に供給される。そして、第1の散布機構は第
1冷温水熱交換器の外面に液体冷媒を、第2の散布機構
は外囲手段の内面で濃溶液をそれぞれ散布する。外囲手
段の内面で濃溶液が冷媒を吸収するときに発生する吸収
熱は外囲手段の外面より空気によって冷却される。
尚、他の発明の場合は、このほか第1の散布機構の温度
が一定以下になったときに、第1の散布機構に稀溶液を
導いてその温度より低下させないようにしている。
〈暖房運転時〉 暖房時には、分離器で分離した冷媒蒸気は温水器に入る
。温水器内では第2冷温水熱交換器内を流れる冷温水と
冷媒蒸気とが熱交換し、冷媒蒸気は液体冷媒となる。温
水器からの液体冷媒は、第2の散布機構に供給される。
一方、分離器で分離した濃溶液は高温熱交換器で高温再
生器に導かれる稀溶液と熱交換して冷された後に第1の
散布分機構に供給される。第1の散布機構は第1冷温水
熱交換器の外面に濃溶液を散布し、第2の散布機構は外
囲手段の内面に液体冷媒を散布する。液体冷媒は外囲手
段の外面の空気の熱を吸収して蒸発し、第1冷温水熱交
換器の外面に散布されている濃溶液に吸収される。この
とき発生する吸収熱は、第1冷温水熱交換器に流れる冷
温水に与えられてこれを温める。
尚、他の発明の場合は、以上のほかに第2の散布機構に
おける冷媒温度が一定以下にならないように一定温度以
下を検出したときに稀溶液を導入できるようになってい
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
〔第1実施例〕 第1図は本発明に係る空冷式吸収冷温水機の実施例を示
す構成図である。第1図の構成要素が第3図のものと同
一ものものには、同一の符号を付して説明を省略する。
第1図に示す実施例が第3図の空冷式吸収冷温水機と異
なる点は、分離器16から温水熱交換器60を無くすと
共に、冷水熱交換器38の替りに設けた第1冷温水熱交
換器70の一端を管路69を介して冷温水ポンプ58の
吐出側に接続し、該第1冷温水熱交換器70の他端を管
路71を介して第2冷温水熱交換器72の一端に接続し
、該第2冷温水熱交換器72の他端を管路73を介して
熱負荷(図示せず)に接続し、かつ管路20に第1の切
換手段である三方弁18′を設け、三方弁18′の他の
接続口を管路76を介して第2の冷温水熱交器72が設
けられている温水器74に接続し、該温水器74を管路
78を介して第2の散布機構52Aに接続し、しかも管
路44に三方弁42′を設け、三方弁42′の他方の接
続口を管路80を介して第1の散布機構36Aに接続し
、かつ空冷凝縮器26を空気冷却するための第1空冷フ
アン82及びフィン52Cに冷却用空気を送風する第2
空気フアン84を設けた点にあり、他の構成には変更が
ない。
尚、本実施例では、第1冷温水熱交換器70の外囲に一
定間隔をおいて同軸円筒52Bを形成し、該円筒52B
の外周にフィン52Cを設け、該円筒52Bの底部に溶
液槽52Eを設けて構成されており、冷房時は第1冷温
水熱交換器70の外囲壁面が蒸発器(36B)で、円筒
内周壁面が吸収器(52D)となっており、逆に冷房時
は第1冷凍熱交換器70の外囲壁面が吸収器(36B)
で、円筒内周壁面が蒸発器(52D)として作用するよ
うにしである。
上述した実施例の作用を説明する。
〈冷房運転時〉 冷房運転時は、二方弁18′及び三方弁42′をそれぞ
れ低温再生器24側に切り換えると共に、空冷ファン8
2.84とも運転する。
高温再生器10内の稀溶液は、加熱源12により加熱さ
れ、高温状態となって配管14を通って分離器16に入
る。
分離器16は、高温の稀溶液を冷媒蒸気と中間濃度溶液
とに分離し、冷媒蒸気を三方弁18′・蒸気管20を介
して低温再生器24に送ると共に、中間濃度溶液を送液
管22により高温熱交換器40に送る。高温熱交換器4
0に入った中間濃度溶液は、高温再生器10に送られる
稀溶液と熱交換して稀溶液を温めた後、三方弁42′・
出側配管44により低温再生器24内に入る。
蒸気管20を通って低温再生器24に入った冷媒蒸気は
、高温熱交換器40からの中間濃度溶液を加熱した後、
出側配管28により空冷凝縮器26に導かれる。また、
低温再生器24内の中間濃度溶液は、加熱されて濃溶液
と冷媒蒸気とになり、冷媒蒸気は蒸気管30を介して空
冷凝縮器26に導かれ、濃溶液は濃溶液配管46により
低温熱交換器48に導かれる。
空冷凝縮器26に入った冷媒蒸気は、第1空冷フアン8
2により強制的に空気冷却され、液体冷媒となった後、
管路32を介して低圧の第1の散機槽36A内に供給さ
れる。第1の散布機構36Aにより蒸発器として作用す
る第1冷温水熱交換器70の外周壁面36Bに散布され
た液体冷媒は第1冷温水熱交換器70内を流れる冷房用
の水を冷却しつつ蒸発し、空冷ファン84で空冷される
円筒52Bの内周壁面52Dに第2の散布機構52Aか
ら散布された濃溶液に吸収される。
この濃溶液は、低温再生器24から低温交換器48に導
かれ、循環ポンプ56により低温熱交換器48に圧送さ
れてくる稀溶液と熱交換をして冷却された後、第2の散
布機構52Aに供給されてくる。この円筒52Bの内周
壁面52Dに散布された濃溶液は、空冷アアン84によ
って冷却されるとともに、蒸発器(36B)から流入し
てくる冷媒蒸気を吸収し、稀溶液となり、溶液Mq52
 Eに溜ることになる。この稀溶液は、戻り配管54を
介して循環ポンプ56により吸引され、低温熱交換器4
8、高温熱交換器40を介して再び高温再生器1oに送
られる。
〈暖房運転時〉 暖房運転時は、三方弁18′は配管76側を開くと共に
低温再生器24側を閉じ、三方弁42′は配管80側を
開くと共に低温再生器24側を閉じ、かつ第1空冷フア
ン82を停止し、第2空冷フアン84のみを運転してお
くものとする。
高温再生器10内の稀溶液は、加熱源12により加熱さ
れ、高温状態となって配管14を通って分離器16に入
る。分離器16は、高温の稀溶液を冷媒蒸気と濃溶液と
に分離し、冷媒蒸気を三方弁18′・管路76を介して
温水器74に送ると共に、送液管22により熱交換器4
0に送る。
温水器74に入った冷媒蒸気は、第2冷温水熱交換器7
2に流れる暖房用の水を加熱しつつ凝縮して冷媒液とな
る。この冷媒液は管路78を介して第2の散布機構52
Aに供給される。この第2の散布機構52Aにより円筒
52Bの内周壁面52Dに散布された液体冷媒は冷却フ
ァン84により空部されると、その熱を吸収して蒸発し
、第1冷温水熱交換器70の外周壁面36Bに散布され
ている濃溶液に吸収される。
一方、分離器16で分離された濃溶液は、送液管22を
介して高温熱交換器40に導かれて、この高温熱交換器
40で循環ポンプ56から高温熱交換器4oに送られて
くる稀溶液と熱交換をして冷却された後、配管44、三
方弁42′、管路80を介して第1の散布機構36Aに
供給される。
第1の散布機構36Aにより前記濃溶液は、第1冷温水
熱交換器70の外周壁面36Bに散布される。暖房運転
の場合、第1冷温水熱交換器70の外周壁面36Bが吸
収器としての作用をすることになるので、濃溶液が冷媒
蒸気を吸収するときに発生する吸収熱は第1冷温水熱交
換器70を流れる暖房用の水に与えられることになって
、吸収器内を高熱とならないようしている。
本実施例は、要するに、暖房運転時冷媒蒸気を=19− 濃溶液が吸収することにより発生する吸収熱を第1冷温
水熱交換器70を流れる負荷循環冷温水に与えて、これ
を温水となし、さらに、温水器74にて冷媒蒸気が凝縮
するに必要な凝縮熱を第2冷温水熱交換器72を流れる
負荷循環冷温水に与えて、これを高温とするものである
。このとき、前記円筒52Bの内周壁面52Dでは冷媒
液が空気の熱を奪って蒸発するため、高温再生器10で
得た熱量に加えて空気から得た熱量が加算されることに
なり、ヒートポンプ効果となる。このときの暖房運転の
成績係数は、 ヒートポンプ成績係数=単効用冷凍成績係数+高温再生
器加熱効率 =0.5〜0.6+0.8〜0.85 =1.3〜1.45 となる。
〔第2実施例〕 第2図は本発明の他の実施例を示す構成図である。
第2図に示す他の実施例が第1図の実施例と異なるとこ
ろは、循環ポンプ56の吐出側を管路86に接続し、管
路86の端部を電磁弁88を有する管路89と電磁弁9
4を有する管路95とに分岐し、管路89を第2の散布
機4FI52Aに接続すると共に管路95を第1の散布
機構36Aに接続し、電磁弁88を調節計90からの制
御信号で開閉制御できるようにし、電磁弁94を調節計
96からの制御信号で制御できるようにし、調節計90
の検出端92を第2の散布機構52Aに設置すると共に
調節計96の検出端98を第1の散布機構36Aに設置
した点にあり、その他の構成は第1図のものと相違がな
い。したがって、第2図の実施例の構成要素が第1図の
実施例の構成要素と同一のものには同一の符号を付して
説明を省略する。
上記他の実施例の作用を説明する。
〈冷房運転時〉 冷房運転時における三方弁18’、44’の条件及び空
冷ファン82.84の条件は前記実施例(第1図)の冷
房運転時の条件と同様である。
冷房運転時調節計96の検出端98により第1の散布機
構36A(蒸発器として作用している)の温度を検知し
、調節計96により冷媒が凍結温度以下(0℃)になら
ないように電磁弁94を開閉制御することにより、稀溶
液を第1の散布機構36Aに流入させて冷媒の凍結を防
止する。
く暖房運転時〉 暖房運転時においても、上記実施例(第1図)の暖房運
転時と同じ条件に三方弁18’、44’、空冷ファン8
2.84が設定されているものとする。
暖房運転時に調節計90の検出端92により第2の散布
機構52A(蒸発器として作用している)の温度を検知
し、調節計90により冷媒が凍結温度以下(0℃)にな
らないように電磁弁88を開閉制御することにより稀溶
液を第2の散布機構52Aに流入せしめ冷媒の凍結及び
円筒52Bの外周への着霜も防止する。
上記各実施例によれば次のような利点がある。
(1)暖房運転時に空気より熱を汲み上げる空気熱源単
効用吸収ヒートポンプとして作用することになることか
ら、暖房熱効率が1.3〜1.45になり、従来の約1
.7倍となるため、大幅にランニングコストを低減でき
る。
(2)暖房能力が従来の約1.7倍であり、冷房能力の
約1.3倍となることから、暖房能力を増すための特別
な補助焚又は暖房運転時の加熱量増加の必要がなく装置
が簡単になる。
(3)従来の空冷二重効用吸収冷凍機の簡囃な改良によ
り空冷空気熱源吸収冷温水機を得られる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、冷房運転時及び暖房
運転時のいずれも成績係数を向−ヒさせることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る空冷式吸収温冷水機の実施例を示
す構成図、第2図は本発明の他の実施例を示す構成図、
第3図は従来の空冷式吸収冷凍機を示す構成図である。 10・・・高温再生器、  12・・・加熱源、16・
・・分離器、 18’、44’・・・三方弁、 28・・・空冷凝縮器 36A、52A・・・第1.第2の散布機構、40・・
・高温熱交換器、 48・・・低温熱交換器、 52B・・・円筒、 52C・・・フィン、 54・・・循環ポンプ、 58・・・冷温水ポンプ、 82.84・・・第1.第2の冷却ファン、70.72
・・・第1.第2の冷温水熱交換器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)稀溶液を加熱する加熱源が設けてある高温再生器
    と、この高温再生器により加熱した稀溶液を冷媒蒸気と
    中間濃度溶液とに分離する分離器と、この分離器からの
    中間濃度溶液が前記高温再生器に流入する稀溶液と熱交
    換をする高温熱交換器と、前記分離器から導かれた冷媒
    蒸気を冷房時には低温再生器に暖房時には温水器に導く
    第1の切換手段と、該高温熱交換器からの中間濃度溶液
    を冷房時には低温再生器に暖房時には第1の散布機構に
    導く第2の切換手段と、冷房時にはこの低温再生器から
    の冷媒蒸気を凝縮させて液体冷媒としてから第1の散布
    機構に与える凝縮器と、前記低温再生器から流入した濃
    溶液が前記高温熱交換器に流入する稀溶液と熱交換をし
    て冷却される低温熱交換器と、冷房時には前記低温熱交
    換器からの濃溶液の供給を受けると共に暖房時には前記
    温水器からの液体冷媒の供給を受ける第2の散布機構と
    を有し、かつ冷温水を流す第1冷温水熱交換器を設ける
    共に前記温水器内に前記冷温水を流す第1冷温水熱交換
    器を設け、前記第1冷温水熱交換器の外周に一定間隔を
    もたせて囲んだ外周手段を設け、前記第1の散布機構は
    前記第1冷温水熱交換器の外面に散布し、かつ前記第2
    の散布機構は前記外囲手段の内面に散布可能に構成して
    稀溶液を得るようにし、前記外囲手段の外面を空気冷却
    できるようにし、稀溶液を低温熱交換器に圧送する循環
    ポンプを設けてなる空冷式吸収冷温水器。
  2. (2)稀溶液を加熱する加熱源が設けてある高温再生器
    と、この高温再生器により加熱した稀溶液を冷媒蒸気と
    中間濃度溶液とに分離する分離器と、この分離器からの
    中間濃度溶液が前記高温再生器に流入する稀溶液と熱交
    換をする高温熱交換器と、前記分離器から導かれた冷媒
    蒸気を冷房時には低温再生器に暖房時には温水器に導く
    第1の切換手段と、高温熱交換器からの中間濃度溶液を
    冷房時には低温再生器に暖房時には第1の散布機構に導
    く第2の切換手段と、冷房時にはこの低温再生器からの
    冷媒蒸気を凝縮させて液体冷媒としてから第1の散布機
    構に与える凝縮器と、前記低温再生器から流入した濃溶
    液が前記高温熱交換器に流入する稀溶液と熱交換をして
    冷却される低温熱交換器と、冷房時には前記低温熱交換
    器からの濃溶液の供給を受けると共に暖房時には前記温
    水器からの液体冷媒の供給を受ける第2の散布機構とを
    有し、かつ冷温水を流す第1冷温水熱交換器を設けると
    共に前記温水器内に前記冷温水を流す第2冷温水熱交換
    器を設け、前記第1冷温水熱交換器の外周に一定間隔を
    もたせて囲んだ外囲手段を設け、前記第1の散布機構は
    前記第1冷温水熱交換器の外面に散布し、かつ前記第2
    の散布機構は前記外囲手段の内面に散布可能に構成して
    稀溶液を得るようにし、前記外囲手段の外面を空気冷却
    できるようにし、稀溶液を低温水熱交換器に圧送する循
    環ポンプを設けてなり、冷房時には第1の散布機構の温
    度又は暖房時には第2の散布機構の温度を検出し、一定
    温度となったときには循環ポンプの吐出側より稀溶液を
    第1の散布機構又は第2の散布機構に導入できるように
    してなる空冷式冷温水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221167A (ja) * 1988-07-07 1990-01-24 Yazaki Corp 空冷吸収式冷温水機
WO2014198983A1 (es) 2013-06-14 2014-12-18 Universitat Politècnica De Catalunya Máquina de absorción refrigerada por aire

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