JPS6364792B2 - - Google Patents

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JPS6364792B2
JPS6364792B2 JP56025269A JP2526981A JPS6364792B2 JP S6364792 B2 JPS6364792 B2 JP S6364792B2 JP 56025269 A JP56025269 A JP 56025269A JP 2526981 A JP2526981 A JP 2526981A JP S6364792 B2 JPS6364792 B2 JP S6364792B2
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belt
roller
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Publication of JPS6364792B2 publication Critical patent/JPS6364792B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンドレス・ベルト状記録体を複数
のローラによつて支持および駆動して記録を行な
う記録装置に関する。
上記形式の記録装置においては、エンドレス・
ベルト状記録体がローラによつて駆動される時
に、そのローラにより上記ベルト状記録体に与え
られる張力のローラ軸方向両端間での誤差に起因
して、あるいは本来平行であるべきローラ同志の
軸に平行誤差が生じることに起因して、その記録
体が被駆動方向と直角な方向へ移動する現象、す
なわちベルトの蛇行および寄り現象を生ずること
がある。この現象を生ずると記録体上に形成され
る像あるいは紙に転写される像が偏るため、この
現象は防止されるべきものである。
そのために、従来、以下の装置が知られてい
る。第1に、エンドレス・ベルト状記録体を支持
および駆動するためのローラにその記録体の端部
を規制するフランジを設け、それによりベルトの
蛇行および寄りを制限する装置、第2に、エンド
レス・ベルト状記録体を支持および駆動するため
のローラの少なくとも1が次の自動調心機構、す
なわちベルトに寄りが生ずる時にはその寄り力を
利用してその寄る方向と逆方向にベルトが移動す
るように、内包する自動調心軸の傾きを変化させ
る自動調心機構を有する装置である。ここで、上
記第1の装置においては、ベルト状記録体の端部
にはその記録体の寄り力により、常時、応力が生
ずる。かく生ずる応力はベルト状記録体の端部に
変形を生ぜしめ、よつてベルトの耐久性および記
録装置の信頼性が著しく低下する。したがつて、
この装置を使用するに際しては、ベルト状記録体
のベースを厚くしてベルト自体の端部変形に対す
る強度を大きくするか、あるいはベルトの寄り力
を弱める必要がある。しかし、ベルト状記録体の
ベースを厚くする場合においては、そのベース上
に添着される記録層の密着強度低下、および曲げ
応力の増加によるベルト張力の増加等の問題が生
ずるので好ましくない。また、ベルトの寄り力を
弱める場合においては、ベルト張力の微妙な調整
が必要となり、よつてこの記録装置は高精度、か
つ複雑な装置とならざるを得ない。一方、第2の
装置においては自動調心操作を確実に行い得るよ
うにするためには高精度なるローラ機構が必要と
なり、よつてこの装置は複雑化、大型化および高
価とならざるを得ない。
本発明は、上記の点にかんがみ、簡単な構成に
よりベルト状記録体の寄りを修正することのでき
る記録装置を提供することを目的とする。又、そ
のようなベルト寄りの修正機能を備えた記録装置
において、感光体に加えられる負荷を著しく低減
し、感光体の着脱が容易に行なうことができるよ
うにし、更にベルトの寄り修正のための装置それ
自体の着脱も容易に行なうことができるようにす
ることを目的とする。
以下、図面により本発明の実施例を説明する。
まず第1図は本発明に係る電子写真方式記録装
置の全体構成を示す断面図である。同図中記録装
置1において、記録体はポリエチレンテレフタレ
ート等より成るベース・フイルム上に有機あるい
は無機の光導電体を設けたエンドレス・ベルト状
の感光体2として構成されており、この感光体2
は複数(図中では2本)の駆動ローラ3,4によ
り支持され、かつ、その駆動ローラ3,4の回転
により矢印A方向へ移動可能である。この感光体
2の周囲には以下の各装置、すなわち感光体2を
帯電せしむる帯電器5、その帯電された感光体2
を適宜に露光し、もつてその表面に静電潜像を形
成せしむる露光装置6、その潜像を顕像化するた
めの現像器7、その顕像を記録紙に転写せしむる
ための転写装置8、その転写工程後の感光体2を
再度の露光に供し得るためその表面上の電位を除
電するための除電装置9さらに感光体2表面を清
掃するためのクリーニング装置10が配置されて
いる。また、記録装置1の下部には記録紙11を
載置して有する紙載置箱12が備えられている。
この記録紙11は、紙載置箱12の上方部に設け
られた給紙装置13により、図中の点線で示す経
路をたどり転写工程へ送られる。尚、符号14は
補助ローラを示している。上記転写工程へ送られ
像を転写せられた記録紙は、次に図中の一点鎖線
で示す経路をたどり、定着装置15により像を定
着され、その後その紙は排出ローラ16により記
録装置1の外部へ排出される。
本発明に係る寄り制御装置は、上記ベルト状感
光体2に付設されるが、以下その制御装置を寄り
検知手段と寄り制御手段とに分けて詳細に説明す
る。
第2図は寄り検知手段の実施例を示す図であ
る。この寄り検知手段47は以下の構成より成つ
ている。ベルト状感光体2のローラ3に対応する
曲率域の前方(図中の左方)には、ローラ3の軸
方向に延在し、かつ、ベルト状感光体2の幅より
もわずかに長い長さの回転部材としての回転アー
ム33が設けられている。この回転アーム33は
その中央部で支点ピン34により、そのピン34
の周りに回転自在に支持されている。この回転ア
ーム33の両端には接触片38a,38bが、後
方(図中の右方)へ突出して取り付けられてお
り、これらの接触片38a,38bは、感光体2
が矢印C方向あるいは矢印D方向へ移動する場合
には、その感光体2の端部2aあるいは2bと当
接し得る程度の長さを有している。また、回転ア
ーム33の両端前方(図中の左方)には、それぞ
れフオトインタラプタ51a,51bが配置され
ている。
第3図はフオトインタラプタ51a,51bの
断面図である。同図においてフオトインタラプタ
51a,51bは光源22および受光素子23を
有しており、このフオトインタラプタ51a,5
1bは光源22より発し受光素子23で受けられ
る光量に応じた出力信号を発生する。また、回転
アーム33の両端に形成された遮光片33a,3
3bは光源22と受光素子23とを結ぶ光路を遮
断するように回動する。遮光片33a,33bの
厚さは、フオトインタラプタ51a,51bの光
路間隔よりも小さくなつている。又、フオトイン
タラプタの出力信号の変化は、後述する制御回路
を介して後述するベルトの寄り制御手段へ伝達さ
れ、その寄り制御手段によりベルト状感光体2の
寄りは適宜に補正される。
寄り検知手段はエンドレス・ベルト状感光体2
の曲率域に対向して配置されているが、以下その
理由を図面に基づいて述べる。第4図はエンドレ
ス・ベルト状感光体2と、その感光体2を支持お
よび駆動するローラ3を示している。同図におい
て、矢印Eで示される領域は前述したベルトの曲
率域であり、この曲率域Eともう一方のローラ4
(第1図)に対応する曲率域との間、すなわち矢
印Fで示す領域のベルト状感光体2は直線状を成
しているので、この領域Fをベルト状感光体の直
線域と称す。ここで、ベルト状感光体2が寄りを
生ずる方向、すなわち感光体2の駆動方向Aと直
交する方向にその感光体2の端部から力を加える
場合、直線域Fでは感光体2は容易に変形を生ず
るが、曲率域Eでは感光体2は変形し難い。した
がつて、接触片を接触させるべき領域としては、
直線域Fに比べ変形を生じ難い曲率域Eが好都合
であり、このようにすることにより接触片の回動
は安定化し、かつ、ベルト状感光体2の端部変形
への影響も少なくなる。
上述した寄り検知手段47の作動状態は以下の
通りである。すなわち、感光体2に矢印C方向の
寄りが生ずると、その端部2aは接触片38aに
当接し、次いでその端部2aは接触片38aを押
圧することにより回転アーム33を時計方向に回
動せしめる。その結果、回転アーム33は図中の
一点鎖線で示す状態に至る。図中一点鎖線の状態
に至つた回転アーム33は、その先端部遮光片3
3aによりフオトインタラプタ51aの光路を遮
断する。かく光路を遮断されたフオトインタラプ
タ51aはその時点で出力信号に変化を生ずる。
すなわち、感光体2のC方向への寄りはフオトイ
ンタラプタ51aの出力信号の変化として検知さ
れる。
一方、感光体2のD方向への寄りは、上記説明
と同様にして、フオトインタラプタ51bの出力
信号の変化として検知される。
上記の実施例においては、検知要素としてフオ
トインタラプタと、遮光羽あるいは遮光片との組
合せを使用しているが、これに限られることはな
く、マイクロスイツチと接触子との組合せあるい
はリードスイツチと磁石との組合せ等、従来公知
の検知要素を使用することも可能である。
以上が本発明に係るベルトの寄り検知手段の説
明であるが、以下にその寄り検知手段からの検知
信号に基づいてベルトの寄りを補正する寄り制御
手段について説明する。
まず第1の思想に基づく寄り制御手段を説明す
る。この第1の思想とは、ローラによりベルトに
与えられる張力に、ローラ軸方向両端間の張力差
を生ぜしめ、もつてそのベルトの寄りを補正しよ
うとするものである。
第5図は上記第1の思想に基づく寄り制御手段
の動作原理を説明するための図である。同図にお
いて、ベルト2′は2本の送りローラ3′,4′に
よつて支持及び駆動される。これら2本のローラ
のうちの一方のローラ4′はその回転軸が固定し
て配置され、他方のローラ3′はベルト2′に張力
を与え得る方向、すなわちローラ4′から遠ざか
る方向へ移動可能に配置される。図ではローラ
3′が上記方向へ適宜に移動せられ、その結果ベ
ルト2′に右側張力FR及び左側張力FLが生じてい
る状態を示している。
上記の状態の下でベルト2′が矢印A方向に駆
動される場合、そのベルト2′の左右両端間に張
力差が生ずるとベルト2′は張力の小さい方向へ
寄る現象が生ずる。すなわち、図中FR>FLなる
張力差が生ずるとベルト2′は矢印C方向へ寄り、
一方FR<FLなる張力差が生ずるとベルト2′は矢
印D方向へ寄る。この現象は、ベルト2′の材質
をポリエステレフタレート等の弾性の小さいもの
とした場合には顕著である。
以下、上記原理に基づく寄り制御手段の実施例
を説明する。尚、以下の説明で第1図中の部材と
同一な部材は同一符号をもつて示すものとする。
第6図はその寄り制御手段の第1実施例を示し
ており、ベルト状感光体2はローラ3及び第1図
に示すもう一方のローラ4(本図中には図示せ
ず)により支持及び駆動される。この場合、ロー
ラ4はその回転軸が固定されており、一方ローラ
3は後述する張力付加装置に支持されている。
第7図は上記張力付加装置の1例を示してお
り、この張力付加装置は以下の各構成部材、すな
わち記録装置のフレームに固定されローラ3を支
持するローラ支持部材101、ローラ3の軸3a
に嵌合する軸受102さらにローラ支持部材10
1と軸受102との間に配置されローラ3に張力
を生ぜしめる圧縮コイルばね103より構成され
ている。さらにこの場合、軸受102にはその外
周に溝104が設けられ、さらにその外周上の1
部には圧縮コイルばね103を受けるための受け
面105が設けられている。一方、ローラ支持部
材101には上記軸受102の溝104に嵌合す
る支持片106及びその支持片106間に三角状
に突出して設けられたばね止め107が設けられ
ている。軸3aに軸受102をはめ込まれたロー
ラ3は、軸受102の溝104が支持部材101
に支持片106によつて案内されながら支持部材
101に装入されるが、その際受け面105とば
ね止107との間には圧縮コイルばね103が取
り付けられている。
したがつて、第6図中のベルト状感光体2はば
ね103の作用によりローラ3を介して張力Fが
与えられている。上記張力を生ぜしめているロー
ラ3の下方には、制御アーム108が配置されて
いる。この制御アーム108の中央部はねじ10
9により支点110に回転自在に取り付けられて
おり、この構成により制御アーム108は、上記
張力Fの作用方向と平行に回動するようになつて
いる。また、制御アーム108の両端は、ほぼ直
角に上方へ突出する制御片111b,111bを
形成しており、これらの制御片111a,111
bはそれぞれ切欠き112a,112bを有して
いる。これらの切欠き112a,112bはそれ
ぞれがローラ3の軸3a,3bの軸径よりもわず
かに大きな開口端を有しており、組立ての際に
は、矢印I及びJのごとく軸3a,3bに上記切
欠き112a,112bの開放端をはめ込むこと
により、制御アーム108とローラ3の連結が達
成されている。したがつて上記連結の後ローラ3
は制御片111a,111bにより図中上下方向
移動が規制される。また、制御アーム108の制
御片111a側の1端にはソレノイド113のロ
ツド113aが枢着されている。この場合、ソレ
ノイド113は励磁されたときにそのロツド11
3aをソレノイド本体側へ引き戻す作用を成し、
よつてその際制御アーム108は矢印K方向へ回
動する。一方、制御アーム108の制御片111
b側の一端には引張りばね114が取り付けられ
ており、このばね114の作用により制御アーム
108は矢印L方向の回転習性を与えられてい
る。
上記構成の下においてベルト状感光体2が矢印
A方向へ駆動される。その際ソレノイド113が
非励磁の状態であるとすると、ばね114の作用
によりL方向へ回動しようとする制御アーム10
8の作用により、感光体2のローラ軸3a側の張
力は減じられることになる。したがつて、この状
態においては前述した原理に基づき、ベルト状感
光体2は図中矢印C方向へ移動する傾向にある。
仮にベルト状感光体2がC方向への寄りを生じた
場合には、ソレノイド113を作動させることに
より、制御アーム108のL方向への回動力を除
去するとともに、制御アーム108をK方向へ回
動させる。これにより軸3a側の張力は元の大き
さFに復帰し、同時に軸3b側の張力が減じられ
る。したがつて、その時点でベルト状感光体2の
C方向への寄りは停止され、次いでその感光体2
はD方向へ移動を始める。これにより感光体2の
C方向への寄りは補正される。
ソレノイド113の作動によりベルト状感光体
2がD方向への寄りを生ずるに至つた場合には、
そのソレノイド113を解磁することにより、感
光体2のD方向への寄りは補正される。
第8図は寄り制御手段の第2実施例を示してお
り、この実施例が第6図に示す第1実施例と原則
的に異なる点は、制御アームの作用力がローラの
片側のみに作用することである。すなわち、第6
図で示す制御片111a,111bと同様にロー
ラ軸を支持する部材が、本実施例においては、一
方が固定され、他方が必要に応じてローラに制御
力を与えるようになつている。
以下、その構成を具体的に説明する。ローラ3
は、第7図に示す張力付加装置の作用に基づい
て、ベルト状感光体2に張力を与えているが、本
実施例の場合には、あらかじめ左右の張力FL
びFRにFL>FRなる張力差を与えておく。そして
張力FRを生ぜしめているローラ軸3bは、記録
装置のフレームにねじ115で固定されている固
定アーム116によつて支持されており、一方他
のローラ軸3aは、概ねL字状を成す制御アーム
118の1端に形成されている制御片118aに
支持されている。この制御アーム118はその屈
曲部において、ねじ119により記録装置のフレ
ームに設けられた支点ピン120に回転自在に取
り付けられている。また、制御アーム118の、
制御片118aとは別の1端にはソレノイド12
3のロツド123aが枢着されている。この場
合、ソレノイド123は励磁されたときにそのロ
ツド123aをソレノイド本体側へ引き戻す作用
を成し、よつてその際には制御アーム118の制
御片118aは図中矢印M方向へ移動する。一
方、制御アーム118を隔てソレノイド123に
対向する位置には引張りばね124が配置されて
おり、このばね124の1端は制御アーム118
の1端に係止されている。したがつて、上記ソレ
ノイド123が非励磁の場合には、制御アーム1
18の制御片118aはばね124の作用により
図中N方向へ移動する。
上記構成の下においてベルト状感光体2が矢印
A方向へ駆動される。その際ソレノイド123が
励磁の状態であるとすると、制御片118aは軸
3aに力を及ぼさないので、ベルト状感光体2の
張力は当初設定されたFL>FRのままである。よ
つて、この場合ベルト状感光体2はD方向への寄
りを生ずる。次に、ソレノイド123を解磁する
と、制御片118aはばね124の作用によりN
方向へ移動し、もつて軸3a側の張力FLが減じ
られる。かくしてベルト状感光体2の張力がFR
>FLに転ずると、その感光体2のD方向への寄
りは停止され、次いでその感光体2はC方向へ移
動を始める。かくしてベルト状感光体2のD方向
への寄りは補正される。
ソレノイド123の解磁によりベルト状感光体
2がC方向への寄りを生ずるに至つた場合には、
そのソレノイド123を励磁することにより感光
体2のC方向への寄りは補正される。
以上説明した寄り制御手段においては、張力差
を生ぜしめる駆動手段としてばね及びソレノイド
を用いているが、これに限られることはなく、モ
ータの回転力を電磁クラツチによつて必要回転量
を受けカムを介して駆動を行なう方式等の従来公
知の駆動手段を用いる事も可能である。
以上が第1の思想に基づく寄り制御手段の説明
であるが、次に第2の思想に基づく寄り制御手段
を説明する。この第2の思想とは、ベルトを駆動
する複数のローラのうちの少なくともひとつのロ
ーラを、そのローラの軸と他のひとつのローラの
軸とを含む平面に対しほぼ直角に傾けることによ
り、そのベルトの寄りを補正しようとするもので
ある。
第9図は上記第2の思想に基づく寄り制御手段
の動作原理を説明するための図である。同図にお
いて、ベルト2′は2本の送りローラ3′,4′に
より支持され、かつ矢印A方向に駆動されてい
る。これら2本のローラのうちの一方のローラ
4′はその回転軸が固定して配置され、他方のロ
ーラ3′はその軸の中央をほぼ直角に通りかつロ
ーラ3′及び4′の軸を含む平面内にある軸線の周
りに矢印I、Jのごとく適宜に回動可能、すなわ
ち傾動可能に配置されている。この状態におい
て、ローラ3′の両軸端部を矢印I方向へ傾動さ
せるとベルト2′は矢印D方向へ寄りを生じ、一
方ローラ3′の両軸端部を矢印J方向へ傾動させ
るとベルト2′は矢印C方向へ寄りを生ずる。こ
の現象は、ベルト2′の材質をポリエステルテレ
フタレート等の弾性の小さいものとした場合には
顕著である。
以下、上記原理に基づく寄り制御手段の実施例
を説明する。尚、以下の説明で第1図中の部材と
同一な部材は同一符号をもつて示すものとする。
第10図はその寄り制御手段の第1実施例を示
しており、同図において、ベルト状感光体2はロ
ーラ3及び第1図に示すもう一方のローラ4(本
図中には図示せず)により支持及び駆動される。
この場合、ローラ4はその回転軸が固定されてい
る。一方、ローラ3の前方にはベルト状感光体2
を隔て、概ねT字状を成す制御アーム151が配
置されている。この制御アーム151の腕部15
1aの両端は、切欠き152a,152bを有す
る制御片153a,153bを形成しており、組
付け時には矢印K、Lのように、これらの切欠き
152a,152bのそれぞれにローラ3の軸3
a,3bが嵌入される。また、その際制御アーム
151の腕部151aの中央部に設けられた穴1
54には記録装置のフレームに固定して配置され
る支点ピン155が取り付けられる。したがつ
て、制御アーム151は支点ピン155の周りを
適宜に回動、すなわち傾動することが可能であ
り、その制御アーム151の回動に際しては、制
御片153a,153bに支持されるローラ3も
制御アーム151と同様に傾動させられる。制御
アーム151の中央部、すなわち穴154が設け
られた部分には、その腕部151aとほぼ直角を
成して足部151bが取り付けられている。この
足部151bの端部には、右側にソレノイド15
6が、左側に引張ばね157が配置されており、
そのソレノイド156のロツド156a及びばね
157の1端が上記足端部に連結されている。こ
のソレノイド156は、励磁されたときにそのロ
ツド156aをソレノイド本体側に引き戻す作用
を成すようになつており、したがつてその場合に
は、制御アーム151は図中矢印M方向へ傾動す
る。一方、ソレノイド156が非励磁の状態にお
いては、制御アーム151はばね157により矢
印N方向への傾動習性が与えられている。
上記構成の下においてベルト状感光体2が矢印
A方向へ駆動される際、ソレノイド156が非励
磁の状態にあると、ローラ3はばね157の作用
により、あらかじめ矢印N方向への傾動を与えら
れる。よつてその場合、ベルト状感光体2は、前
述の原理に従い矢印C方向へ移動する傾向、すな
わちC方向へ寄る傾向にある。仮にその感光体2
がC方向へ許容限界以上に寄つた場合には、ソレ
ノイド156を励磁することによりローラ3を矢
印M方向へ傾動させる。この傾動によりベルト状
感光体2の矢印C方向への寄りは停止され、次い
でその感光体2はD方向へ移動を始める。これに
より感光体2のC方向への寄りは補正される。
ソレノイド156の作動によりベルト状感光体
2がD方向への寄りを生ずるに至つた場合には、
そのソレノイド156を解磁することにより、感
光体2のD方向への寄りは補正される。
第11図は寄り制御手段の第2実施例を示して
おり、この実施例が第13図に示す第1実施例と
原則的に異なる点は、ベルト状感光体の寄り補正
の際ローラの1軸端のみが移動するようになつて
いることである。以下にその構成を詳述する。ベ
ルト状感光体2を支持するローラ3の一方の軸3
bは、記録装置のフレームにねじ158で固定さ
れている固定アーム159の切欠159aによつ
て支持されており、一方他のローラ軸3aは、概
ねL字状を成す制御アーム160の1端に形成さ
れている制御片160aの切欠き161に支持さ
れている。
制御アーム160はその屈曲部において、ねじ
162により記録装置のフレームに設けられた支
点ピン163に回転自在に取り付けられている。
制御アーム160の、制御片160aとは別の1
端部には、外方にソレノイド164が、そして内
方に引張ばね165が配置されており、そのソレ
ノイド164のロツド164a及びばね165の
1端が上記アーム160の1端に連結されてい
る。このソレノイド164は励磁されたときにそ
のロツド164aをソレノイド本体側に引き戻す
作用を成すようになつており、したがつてその場
合には、制御片160aは図中矢印Q方向へ移動
し、同時にローラ3も軸3bを支点としてQ方向
へ傾動する。一方、ソレノイド164が非励磁の
状態においては、制御片160aはばね165の
作用により矢印P方向移動し、同時にローラ3も
軸3bを支点としてP方向へ傾動する。
上記構成の下においてベルト状感光体2が矢印
A方向へ駆動される際、ソレノイド164が非励
磁の状態にあると、ローラ3はばね165の作用
により、あらかじめ矢印P方向へ傾動されてい
る。よつてその場合、ベルト状感光体2は、前述
の原理に従い矢印D方向へ移動する傾向、すなわ
ちD方向へ寄る傾向にある。仮にその感光体2が
D方向へ許容限界以上に寄つた場合には、ソレノ
イド164を励磁することによりローラ3を矢印
Q方向へ傾動させる。この傾動によりベルト状感
光体2の矢印D方向への寄りは停止され、次いで
その感光体2はC方向へ移動を始める。これによ
り感光体2のD方向への寄りは補正される。
ソレノイド164の作動によりベルト状感光体
2がC方向へ許容量以上の寄りを生ずるに至つた
場合には、そのソレノイド164を解磁すること
により、感光体2のC方向への寄りは補正され
る。
上記2つの実施例において、寄りを制御するた
めに行なわれるローラの傾動は必要以上の大きさ
にすることはない。したがつて、第10図及び第
11図に図示はしていないが、制御アーム151
及び160の移動路上には適宜の位置にストツパ
を設け、そのストツパにより上記制御アームが必
要量以上に移動しないようにすることが好まし
い。
尚、上記2つの実施例において制御アームの駆
動手段としては、ソレノイドと引張ばねの組合せ
が用いられているが、これに限られることはな
く、モータの回転力を電磁クラツチによつて必要
回転量を受け、その回転量をカムあるいはギア等
を介して伝達することにより制御アームを駆動す
る方法を用いても良い。
以上が寄り検知手段及び寄り制御手段の説明で
あるが、実際には両者はひとつの組合せとして用
いられることが有効である。以下にその態様の1
例を示し、それについて説明する。
第12図は寄り検知手段よりの信号に基づいて
寄り制御手段を駆動するためのブロツク図であ
り、同図において寄り検知手段177から発する
ベルトの寄り検知信号は判定回路178へ送ら
れ、ここで制御すべき方向及びその制御のタイミ
ングが判別される。かくして制御すべき方向及び
タイミングが決定されると、その情報は制御信号
発生回路179へと送られる。制御信号発生回路
179では、上記制御方向及びタイミングの情報
に基づき後段に置かれる寄り制御手段180中の
駆動手段、例えばソレノイド等を駆動あるいは停
止させるための制御信号が発生せられ、その制御
信号は寄り制御手段180へと送られる。
以上、本発明を電子写真方式記録装置に用いた
場合の実施例を示したが、本発明は以下の記録装
置、すなわちエンドレス・ベルト状に形成された
記録体を複数のローラによつて案内及び駆動しな
がら記録を行なう記録装置であれば、静電方式記
録装置あるいは磁気方式記録装置に用いる事も可
能である。
以上本発明によれば、接触片は常にエンドレ
ス・ベルト状記録体に接触しているものではな
く、エンドレス・ベルト状記録体の側端部にはそ
の記録体の移動を拘束する力は作用しないので、
その記録体が変形することがない。また、感光体
を着脱する場合にも接触片が邪魔になることがな
く、その着脱作業が楽である。更に、保守時等に
おいて接触片等それ自体の着脱も簡単に行なえ
る。
また、本発明はベルト状記録体の寄りを検知
し、それに基づいてローラに付設した制御手段に
よつて上記記録体の寄りを補正する構成をとつて
いる。したがつて、ベルト状記録体及びローラの
構成には高い精度を必要としない。
さらに、寄り検知手段及び寄り制御手段等はそ
れら自体簡単な構成より成つているので、記録装
置を複雑化、大型化及び高価とすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が実施される記録装置の全体構
成を示す断面図、第3図はフオトインタラプタ等
を示す断面図、第4図はベルト状感光体の曲率域
及び直線域を示す斜視図、第2図は検知手段の実
施例の平面図、第5図は第1の思想に基づく寄り
制御手段の動作原理を示す斜視図、第6図は本発
明に係る寄り制御手段の第1実施例を示す斜視
図、第7図はベルト状感光体へ張力を付加するた
めの装置の1例を示す斜視図、第8図は本発明に
係る寄り制御手段の第2実施例を示す斜視図、第
9図は第1の思想に基づく寄り制御手段の動作原
理を示す斜視図、第10図ないし第11図はそれ
ぞれ本発明に係る寄り制御手段の第3実施例ない
し第4実施例を示す斜視図、第12図は寄り検知
手段と寄り制御手段とを連係して作動させるため
の制御系を示すブロツク図である。 2…エンドレス・ベルト状記録体(エンドレ
ス・ベルト状感光体)、3,4…ローラ、1…記
録装置、17,27,37,47…寄り検知手
段、108,118,151,160…制御アー
ム、178…判定回路、179…制御信号発生回
路、20a,28a,28b,38a,38b…
接触片、21,31a,31b,41a,41
b,51a,51b…検知センサ(フオトインタ
ラプタ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンドレス・ベルト状記録体を複数のローラ
    により支持及び駆動して記録を行なう記録装置に
    おいて、 上記エンドレス・ベルト状記録体の外側に設け
    られ、該エンドレス・ベルト状記録体の幅よりも
    わずかに長く、ほぼ中央位置で回転自在に支持さ
    れている回転部材と、 該回転部材の両端にそれぞれ固定され、該エン
    ドレス・ベルト状記録体の両側端の外側にこれら
    側端に対してわずかの間隙をもつて配置される接
    触片と、 回転した上記回転部材を検知して電気信号を出
    力する検知センサと、 上記エンドレス・ベルト状記録体の外側に設け
    られていて該エンドレス・ベルト状記録体をその
    被駆動方向に対して直角方向に移動させる寄り制
    御手段と、 上記検知センサからの出力信号を受けその出力
    信号に基づいて上記寄り制御手段を作動させる制
    御手段とを有することを特徴とするエンドレス・
    ベルト状記録体の寄り制御装置を具備する記録装
    置。 2 上記接触片が、上記エンドレス・ベルト状記
    録体の曲率域に設けられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の記録装置。 3 上記寄り制御手段が、上記複数のローラのう
    ちの少なくとも1つを支持するための制御アーム
    を有しており、この制御アームには上記ローラの
    軸の軸径よりもわずかに大きな開口端を有する切
    欠が形成されており、この切欠内にローラの軸を
    はめ込むことにより制御アームとローラとが連結
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の記録装置。
JP56025269A 1981-02-20 1981-02-23 Recorder incorporating deflection controller of endless belt type recording medium Granted JPS57139775A (en)

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US06/349,301 US4429985A (en) 1981-02-20 1982-02-16 Recording system provided with a device for correcting deviation of recording member in endless belt form
DE19823206237 DE3206237A1 (de) 1981-02-20 1982-02-20 Aufzeichnungssystem

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