JPS636477Y2 - - Google Patents

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JPS636477Y2
JPS636477Y2 JP1983189503U JP18950383U JPS636477Y2 JP S636477 Y2 JPS636477 Y2 JP S636477Y2 JP 1983189503 U JP1983189503 U JP 1983189503U JP 18950383 U JP18950383 U JP 18950383U JP S636477 Y2 JPS636477 Y2 JP S636477Y2
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JP
Japan
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cam
thickness
suction
impeller
side end
Prior art date
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Application number
JP1983189503U
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English (en)
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JPS6097387U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に屎尿処理設備等に用いられる小容
量である程度揚程が高く、且つ大なる異物の通過
許容を要求される汚物用ロータリーポンプの改良
に関するものである。
従来、可撓弾性体より成る複数の放射状プレー
ドを有するインペラーを、吸込・吐出口間の内周
上の一部に円弧状カムを突出させて成る円形ポン
プケーシングに弾接内装させたロータリーポンプ
があつた。このものにおけるカムは最大厚み部に
対し左右(吐出側と吸込側)対称形となつてお
り、吐出側と吸込側が連通して洩れ戻りを生ずる
ことのないようにするためには常時1枚以上のプ
レードがカムに密接係合していなければならな
い。そのためにはカムの弦の長さはフリー状態の
ブレード頂点間直線距離より長くしておく必要が
あつた。
ブレード数の多いポンプには前記カムの弦の長
さは比較的短く設定し得るが、例えば屎尿処理設
備等に用いられる小容量・高揚程で且つ大なる異
物の通過許容を要求される汚物ポンプ等において
は、小形ポンプとなることよりブレード数を少く
してブレード間の容積を大きくしなければならな
い。
この場合は第1・3図に示す如くブレード間隔
Lに対しカムの弦の長さL′1がかなり長くなり、
そのため吸込口と吐出口とのなす角度θは大きく
なる。これはカムと反対側の吸込口と吐出口との
円周距離が短くなることより、吐出圧力の洩れ戻
り損失が大きくなつて効率の良い高揚程ポンプが
得られない原因となるものである。
しかも、ブレードは摩耗回避のためあまり大き
な弾性をもたせることができないため、前述第1
図に示すような対称形のカムの如き最大厚み部以
降カム内面側のインペラー中心からの距離が急激
に増大するものでは、屈曲状のブレード先端の弾
性による復元力が回転速度に追従し得ず、カム面
との間に隙間が生じて該部より吐出圧力が吸込側
に洩れることが実験の結果により判明し、これも
効率低下の原因となつている。
本考案は前述現状に鑑み、小容量・高揚程で異
物通過許容量が大であるにも拘らず高効率の汚物
用ロータリーポンプを得ることを目的とするもの
で、ポンプケーシング内に設けるカムはその弦の
長さをフリー状態のインペラーブレード頂点間直
線距離より短く設定することによりカム側の吸
込・吐出口間角度を小さくし、前記カムは最大厚
み部厚みTに対し吸込側端部厚みT′をほぼ等し
く設定し、これらTとT′間内側は円弧をもつて
形成せしめたことを特徴とするものである。
図の実施例につき詳述すれば、1は円形のポン
プケーシングで角度θ′の開きをもつて吸込口1a
と吐出口1bを形成させてあり、該吸・吐口1
a・1b間内周部には円弧状カム2を設けてあ
る。
3はゴム等の可撓弾性体より成る複数の放射状
ブレード3aを有するインペラーで、ポンプ軸4
に対しキー止めして前記ポンプケーシング1に弾
接内装させ、矢印方向に回転する如くしてある。
前記カム2は弦の長さL′2をインペラーブレー
ド3a・3aのフリー状態における頂点間直線距
離L(第3図)に対し、L>L′2として吸・吐口間
角度θ′を極力小としてあり、さらに弦の長さL′2
のほぼ1/2の位置において最大厚みTとし、吸込
側端部厚みT′は前記Tと等しくしてある。即ち、
外周部はポンプケーシング1の内周半径と同じく
R1となし、中間部以降に吸込側に至る内周部は
前記R1と同心のR1−T=R2をもつて形成させて
ある。
しかして、ポンプ運転に際しては、カム2の弦
の長さL′2がブレード3a・3aのフリー状態に
おける距離Lより多小短くても、後段のブレード
3aがカム2と係合を開始する位置において前段
のブレード3aは未だ最大屈曲状態でカム2と係
合しており(第2図の状態)、したがつて吐出口
1b側に圧力がカム2部を経由して吸込口1a側
に漏洩することはない。しかも、第1図に示す従
来のものに比しθ>θ′によりカム2と反対側の
吸・吐口1a・1b間円周距離を大きくとれるの
で、この部における吐出側より吸込側への漏洩の
恐れも少くなるものである。
尚、前記カム2の吸込側端部厚みT′は必ずし
もT=T′とする必要はなく、T′をTより若干小
さく設定してTよりT′に至る間の内周側はイン
ペラ中心より漸増する曲線としてもよい。
この場合は、カム2の末端厚みT′が最大厚み
部厚みTと大差がないため最大厚み部における前
段ブレード3aの屈曲度は、後段ブレード3aが
閉込みを開始した時点においても僅かしか変化し
ていないため、多少インペラ回転速度が速くても
前段ブレード3aは充分カム2の内面に密接する
べく追従可能である故、漏洩防止効果としては前
述T=T′の場合とほぼ同じである。
以上詳述せる如く本考案汚物用ロータリーポン
プにおいては、カムの弦の長さをフリー状態のイ
ンペラーブレード頂点間直線距離より短く設定し
たにも拘らず、最大厚み部厚みTに対し吸込側端
部厚みT′をほぼ等しく設定したため、インペラ
ーブレードの弾性を強化することなく、後段ブレ
ードの閉込開始位置までにおける前段ブレードの
カムに対する密接追従性を良好ならしめてカムに
密接するブレード数を常時1以上確保せしめ、こ
れによりカム側における吐出圧力の吸込側への洩
れ戻りを皆無となすのみならず、カムと反対側に
おける吐出口と吸込口間角度を大としてこの部側
の吐圧力の洩れ戻り損失も少くし得るものであ
る。したがつて、小容量・高揚程で異物通過許容
量の大きなもの、即ち、羽根数の少いポンプでも
高効率のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のポンプの1例を示す横断面図、
第2〜4図は本考案の1実施例を示すもので、第
2図は横断面図、第3図はインペラーの一部を示
すフリー状態正面図、第4図はカムの拡大正面図
である。 図中、1はポンプケーシング、1aは吸込口、
1bは吐出口、2はカム、3はインペラー、3a
はブレード、Tはカムの最大厚み部厚み、T′は
カムの吸込側端部厚みを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓弾性体より成る複数の放射状ブレードを
    有するインペラーを、吸込・吐出口間の内周上
    の一部に円弧状カムを突出させて成る円形ポン
    プケーシングに弾接内装させたものにおいて、
    前記カムはその弦の長さをフリー状態のインペ
    ラーブレード頂点間直線距離より短く設定する
    と共に、吐出側端部からカムの略中央部まで厚
    みが漸増するごとく形成して略中央部で最大厚
    みTとなし、最大厚みTに対し吸込側端部厚み
    T′をほぼ等しく設定し、これらTとT′間内側
    は円弧をもつて形成せしめたことを特徴とする
    汚物用ロータリーポンプ。 (2) 前記カムは最大厚み部厚みTに対し吸込側端
    部厚みT′を等しく設定し、これらTとT′間内
    側は外側と同心円の円弧により形成させた、実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の汚物用ロー
    タリーポンプ。 (3) 前記カムは最大厚み部厚みTに対し吸込側端
    部厚みTを若干小さく設定し、これらTと
    T′間内側はインペラー中心より漸増する半径
    をもつ円弧により形成させた、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の汚物用ロータリーポン
    プ。
JP18950383U 1983-12-07 1983-12-07 汚物用ロ−タリ−ポンプ Granted JPS6097387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18950383U JPS6097387U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 汚物用ロ−タリ−ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18950383U JPS6097387U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 汚物用ロ−タリ−ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6097387U JPS6097387U (ja) 1985-07-03
JPS636477Y2 true JPS636477Y2 (ja) 1988-02-23

Family

ID=30408554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18950383U Granted JPS6097387U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 汚物用ロ−タリ−ポンプ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6097387U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576483U (ja) * 1978-11-13 1980-05-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6097387U (ja) 1985-07-03

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