JPS636464Y2 - - Google Patents

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JPS636464Y2
JPS636464Y2 JP1980041530U JP4153080U JPS636464Y2 JP S636464 Y2 JPS636464 Y2 JP S636464Y2 JP 1980041530 U JP1980041530 U JP 1980041530U JP 4153080 U JP4153080 U JP 4153080U JP S636464 Y2 JPS636464 Y2 JP S636464Y2
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ignition coil
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noise
battery
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はラジオ雑音発生防止回路付きエンジン
の点火装置、特にエンジン点火回路から発生する
高圧のラジオノイズ電流が車両ボデーに流れ込み
AMラジオに雑音を与えることを防止するラジオ
雑音発生防止回路付きエンジン点火装置の改良に
関する。
〔従来の技術〕
各種の放送波、例えばラジオ、テレビあるいは
電話等の放送波を自動車内に設けられ受信器にて
確実に受信するために自動車にはアンテナが不可
欠であるが、これらアンテナは、車両各部の電送
部品から発生するノイズを拾いやすいためその有
効な対策が必要となる。
特に、エンジン点火装置では、イグニツシヨン
コイル二次側に設けられたデイストリビユータ及
び点火プラグに高圧の火花放電が周期的に発生す
る。従つて、この火花放電が行われるごとに、極
めてエネルギレベルの高いラジオノイズが発生
し、これが前記アンテナを介して受信器に侵入し
そのS/N比を低下させる大きな原因となつてい
た。
このため、点火装置の二次側にて発生する高周
波ノイズを抑制し、自動車のラジオ雑音の発生を
防止するための各種の提案が従来より行われてお
り、例えばこの種の提案として、実願昭52−
24027号に係る電波雑音防止型内燃機関点火回路
装置や、特願昭52−16592号に係る内燃機関の電
波雑音防止装置などが知られている。これらの装
置は、例えば第10図に示すようにバツテリVと
点火コイルAとの間及び点火コイルAと断続器B
との間を1〜100μHのインダクタンスを有する巻
線型電線1,2で接続して点火装置一次側回路を
形成している。
更に、点火コイルAとデイストリビユータDと
の間及びデイストリビユータDと点火プラグPと
の間に1KΩ/M以下の低抵抗型高圧電線3,4
を接続し、更に、点火プラグPを300Ω以下の巻
線5入り点火プラグとすることにより点火装置二
次側回路を形成している。
以上の構成とすることにより、前記回路各部に
設けられたインダクタンスにより高周波成分のピ
ーク値を抑制し、点火系二次側の高圧火花放電時
に発生する電波雑音を有効に抑制し、ラジオノイ
ズ発生防止対策としてはある程度の効果を発揮す
ることができた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、アンテナを介して侵入するラジオノイ
ズは、前述したように点火系二次側のデイストリ
ビユータや点火プラグから直接的に発生する電波
雑音以外にも各種のものが存在し、特にAMラジ
オのS/N比を改善する上での妨げとなつてい
た。
特に、今日の車両は、車室内空間の環境を整備
し、ドライバ及び他の乗員に対して快適なドライ
ブ環境を提供することが要求されており、従つ
て、このような観点からも、各種の周波数帯域に
おいてラジオに侵入するノイズ、特にAMラジオ
に侵入するノイズを低減しそのS/N比を向上す
るための対策が必要とされている。
考案の着目点 本考案者はこのような観点に立つてラジオノイ
ズの発生原因、特にAMラジオに対するノイズ発
生原因についての検討を進めたところ、このよう
なラジオのS/N比の低下は、車両ボデーに高圧
の高周波ノイズ電流が流れることによつても引き
起こされていることを解明した。
すなわち、自動車に設けられたアンテナは、一
般に車両ボデーにアースされている。従つて、車
両ボデーに高圧の高周波電流が流れると、この高
周波ノイズ電流から発生される雑音電波が直接ア
ンテナに侵入してしまい、特にAMラジオに対し
そのS/N比を引き下げる大きな原因となつてい
ることが確認された。
そこで、どのような経路を介して高圧の高周波
ノイズ電流がボデーに侵入するかについての実験
を進めたところ、次のような結論を得た。今日の
車両は、各種の電装部品を搭載しており、高周波
ノイズの発生原因となつている。特に、このよう
な高圧の高周波ノイズ電流の発生原因としては、
エンジン点火装置、ソレノイドなどを用いた各種
駆動装置、及びその他各種の原因が考えられる。
またこのような各種原因により発生した高周波
ノイズ電流が車両ボデーに侵入する経路として
は、各種伝送部品の回路各部に設けられたサージ
吸収用のバイパスコンデンサが考えられる。
特に、近年の電子化された車両には多数の電子
回路が各部に搭載され、これら各電子回路には、
車両各部で発生するサージからその内部素子を保
護するために、その入力端子側にボデーアースさ
れたバイパスコンデンサが設けられている。この
ため、前記高圧の高周波ノイズ電流がどのバイパ
スコンデンサを経由してボデーに流入するかにつ
いての解明を行う必要があつた。
このような観点に立つて実験・検討を進めたた
ところ、次のような結論を得ることができる。
すなわち、今日の車両に搭載されている点火装
置には、フルトランジスタ型イグナイタが通常使
用されており、該イグナイタの電源入力部には外
来サージから回路素子自体を保護しかつその誤動
作を防止するためにボデーアースされたバイパス
コンデンサが設けられている。
そして、点火装置二次側の例えばデイストリビ
ユータあるいはプラグにおいて高圧火花放電が発
生すると、この際発生する高圧のノイズ電流がイ
グニツシヨンコイルを経由してその一時側に流れ
込み、前述したイグナイタ入力段に設けられたバ
イパスコンデンサを介して車両ボデーに大量に流
れ込み、雑音電波を発生する。そして、ここで発
生する雑音電波がアンテナを介して受信器のS/
N比の低下、特にAMラジオのS/N比の低下を
引き起こしていることが確認された。
特に、近年の点火装置は、イグニツシヨンコイ
ルがイグナイタ上に一体的に組み付け形成された
ものが多く、このようなタイプの点火装置では、
イグニツシヨンコイルの一次側とイグナイタ電源
部との間の線路が極めて短く両者の間のインピー
ダンスがほとんど0に近い。このため点火系二次
側で発生した高圧の高周波ノイズ電流はほとんど
減衰することなくイグナイタ電源部入力段に設け
れたコンデンサを介して流れ込んでしまい、ラジ
オノイズ発生の大きな原因となつていた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような着目点に立つてなされた
ものであり、その目的は、フルトランジスタ型の
イグナイタ上にイグニツシヨンコイルが一体的に
組み付け形成されたタイプのエンジン点火装置か
ら、車両ボデーへ高圧の高周波ノイズ電流が流入
することを確実に阻止し、ラジオ雑音、特にAM
ラジオの雑音発生を有効に防止することの可能な
ラジオ雑音発生防止回路付きのエンジン点火装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本考案は、一方の電
極がボデー及びエンジンブロツクにアースされた
バツテリの他方の電極から電源供給を受けるイグ
ニツシヨンコイルと、 該イグニツシヨンコイルに一体的に組付け形成
され、半導体スイツチング素子を用いてイグニツ
シヨンコイルの一次電流を断続制御するフルトラ
ンジスタ型イグナイタと、 前記イグニツシヨンコイルの一次側とフルトラ
ンジスタ型イグナイタの電極部との間に設けられ
たノイズ吸収回路と、 を含み、前記ノイズ吸収回路は、一端が前記イ
グニツシヨンコイルの一次側及びバツテリの他方
の電極に接続され、他端がエンジンブロツクにア
ースされ、イグニツシヨンコイル二次側及びバツ
テリ側にて発生する高圧のラジオノイズ電流をエ
ンジン側へ流入させ、エンジンアースされたイグ
ニツシヨンコイル二次側及びバツテリの一方の電
極との間でラジオノイズ電流の閉ループ回路を形
成する第1のバイパスコンデンサと、 一端が前記フルトランジスタ型イグナイタの電
源部に接続され、他端がボデーにアースされ、前
記半導体スイツチング素子を用いてイグニツシヨ
ンコイルの一次電流を断続制御する際イグナイタ
側に発生する高圧サージをボデーへ流入させる第
2のバイパスコンデンサと、 バツテリの他方の電極から出力される直流電流
をイグナイタ電源部へ供給する回路上に設けら
れ、その一端が前記第1のバイパスコンデンサが
接続されたイグニツシヨンコイルの一次側及びバ
ツテリの他方の電極に接続され、他端が前記第2
のバイパスコンデンサが接続されたイグナイタの
電源部と接続され、イグニツシヨンコイルの二次
側及びバツテリ側から発生する高圧のラジオノイ
ズ電流が第2のバイパスコンデンサ側へ流入する
ことを阻止し、第1のバイパスコンデンサを介し
てエンジン側へ積極的に流入させるラジオノイズ
流入防止用の抵抗又はコイルと、 を含み、前記第1のバイパスコンデンサを用い
て、イグニツシヨンコイル二次側又はバツテリ側
にて発生する高圧のラジオノイズ電流によるラジ
オノイズの発生を防止し、さらに前記第2のバイ
パスコンデンサを用いて、イグニツシヨンコイル
の一次電流遮断時にイグナイタ側にて発生する高
圧サージからフルトランジスタ型のイグナイタを
保護することを特徴とする。
〔作 用〕
以上の構成とすることにより、イグニツシヨン
コイル二次側にて発生する高圧の高周波ノイズ電
流に対し、イグニツシヨンコイル一次側からイグ
ナイタの電源部側を見たインピーダンスZ1及びバ
ツテリ側を見たZ2に比べてエンジンアースされた
第1のバイパスコンデンサを見たインピーダンス
Z3の値が充分小さなものとなる。
このため、イグニツシヨンコイル二次側にて発
生した高圧の高周波ノイズ電流の大部分はインピ
ーダンスの一番低い第1のバイパスコンデンサを
介してエンジンブロツクに流れ込み、再びイグニ
ツシヨンコイル二次側に環流するという閉ループ
内に閉じ込められ、車両ボデーにほとんど流れ込
むことはない。
従つて、フルトランジスタ型イグナイタを用い
た点火装置のイグニツシヨンコイル二次側にて発
生した高圧の高周波ノイズが、車両ボデーに流れ
込みラジオのノイズ発生原因となることはなく、
ラジオ、特にAMラジオのS/N比を高めること
が可能となる。
また、イグニツシヨンコイルとバツテリとが比
較的離れて設置されている場合には、その電源供
給ライン上に各種の高周波ノイズ発生源(例えば
ホーン、ドアロツクあるいは油圧系バルブのよう
にソレノイドを使用した各種機器)が存在する場
合が多く、このようなノイズ発生源から電源供給
ラインに高圧の高周波ノイズが混入したような場
合でも、前記第2のバイパスコンデンサ側への流
入はラジオノイズ防止用の抵抗又はコイルにより
阻止され、第1のバイパスコンデンサを介してエ
ンジン側へ強制的に流し込まれ、ラジオノイズ、
特にAMラジオのノイズ発生原因となることはな
い。
更に、フルトランジスタ型のイグナイタでは、
半導体スイツチング素子を用いてイグニツシヨン
コイルの一次電流を断続制御した際に、比較的高
圧のサージ電流がイグナイタの内部回路、特に電
源部付近に発生する。
このようなサージの発生は、前記半導体スイツ
チング素子の通電回路とイグナイタの回路各部と
の静電カツプリングにより発生する。特に、本考
案の点火装置では、イグニツシヨンコイルがイグ
ナイタ上に一体的に組付け形成されているため、
イグニツシヨンコイル一次側とイグナイタ電源部
とが浮遊静電容量により静電カツプリングされ、
一次電流遮断時に発生するノイズ電流が前述した
浮遊静電容量に起因する静電カツプリング回路を
介してイグナイタの電源回路に直接侵入する。
これに対し、本考案によれば、イグナイタの電
源部入力側にボデーアースされた第2のバイパス
コンデンサが設けられているため、イグニツシヨ
ンコイル一次電流の断続制御時にイグナイタ電源
部に発生する高圧サージを前記第2のバイパスコ
ンデンサを介してボデー側に流し込み、イグナイ
タの誤動作及びイグナイタ自体の損傷を効果的に
防止することが可能となる。
なお、このような一時電流断続制御時に発生す
る高圧サージは、前述したイグニツシヨンコイル
の二次側から侵入する高周波ノイズ電流及びバツ
テリ側から侵入する高周波ノイズ電流に比べてピ
ーク電圧が約1/10程度であり、この程度の高周波
サージ電圧が車両ボデーへ侵入しても、該ボデー
から放射される電波雑音のエネルギレベルは無視
できる程度に小さく、各種のラジオ、特にAMラ
ジオのノイズ発生原因となることはほとんどな
い。
また、通常車両の各種電子回路の入力段には、
高圧サージを吸収するためバイパスコンデンサが
標準装備されているものが多く、従つて、本考案
によれば、該コンデンサが標準装備されたような
フルトランジスタ型のイグナイタを用いた場合に
は、そのコンデンサを前記第2のコンデンサとし
て用いればよく、このようにすることにより装置
全体の構成をより簡単なものとすることが可能と
なる。
〔実施例〕
次に本考案の好適な実施例を図面に基づき説明
する。
なお、本考案の特徴を説明するに先立つて、従
来より一般的に用いられている点火装置の構造を
簡単に説明する。
第7図には、定電流制御タイプのフルトランジ
スタ型イグナイタ14を用いたエンジン点火装置
の一例が示されており、第8図には非定電流制御
タイプのフルトランジスタ型イグナイタ14を用
いたエンジン点火装置の一例が示されている。
通常、この種のエンジン点火装置は、バツテリ
10から電源供給を受けるイグニツシヨンコイル
12及びフルトランジスタ型イグナイタ14を含
み、イグナイタ14は、パワートランジスタ14
aをスイツチング素子として用いることによりイ
グニツシヨンコイル一次電流I1を断続制御してい
る。これにより、イグニツシヨンコイル12の二
次側に高圧の二次電流I2が流れ、デイストリビユ
ータ16を介して対応するプラグ18が順次点火
制御されている。
通常、フルトランジスタ型イグナイタ14は
IC化されており、具体的にはスイツチング用ト
ランジスタ14a、電源部14b、駆動部14c
を含み、更に第7図に示すような定電流タイプの
ものでは定電流回路部14dを含む。
そして、電源部14bは、バツテリ10の+端
子から供給される電圧をトランジスタ用の電圧に
分圧して駆動部14cに向け出力し、駆動部14
cは図示しないピツクアツプ回路を用いて検出さ
れるデイストリビユータ回転角に基づき、所定の
タイミングでトランジスタ14aをオン・オフし
イグニツシヨンコイル12の一次電流I1を断続制
御している。
ところで、このような点火装置において、各プ
ラグ18の点火を確実に行うためには、イグニツ
シヨンコイル一次電流I1を所定の基準電流以上、
例えば4A以上に通電制御することが必要となる。
この反面、イグニツシヨンコイル12に過電流を
流し過ぎると、イグニツシヨンコイル12が焼損
するとともに、点火回路各部に絶縁破壊などの異
常が引き起こされる。
このため、第7図に示すような定電流制御タイ
プのイグナイタ14を用いた装置では、トランジ
スタ14aがオンすると同時に一次電流I1を所定
電圧、例えば4A程度まで速やかに立ち上げ、そ
の後4Aの一定電圧となるよう制御している。
また、第8図に示す非定電流制御タイプの装置
では、イグニツシヨンコイル12の一次コイル自
体が約1.5Ω程度の内部抵抗を有しているため、
該イグニツシヨンコイル12とバツテリ10との
間に抵抗値r=1.5Ωの外付け抵抗20を設け、
トランジスタ14aがオンすると同時に一次電流
I1が4A程度流れるように設計されている。
ところで、このようなエンジン点火装置では、
スペースの限られたエンジンルームの空間を有効
利用するため、フルトランジスタ型イグナイタ1
4上にイグニツシヨンコイル12を一体的に組み
付け形成し、その小型化を図ることが好ましい。
しかし、このようにイグニツシヨンコイル12及
びイグナイタ14を一体的に組み付け形成するも
のでは、イグニツシヨンコイルの二次側にて発生
する高圧の高周波ノイズ電流がイグニツシヨンコ
イルを経由してイグナイタ14の電源部14bに
侵入し、イグナイタ14の内部回路を破壊する恐
れがある。
このため、イグニツシヨンコイル12とフルト
ランジスタ型イグナイタ14とを一体的に組み付
け形成する場合には、イグナイタ14の電源部に
アース接続されたバイパスコンデンサ22を設け
る必要がある。
第9図にはこのような点火装置のエンジンルー
ム内における配置の一例が示されており、通常こ
のタイプの点火装置において、前記バツテリ10
の一端子はボデー及びエンジンブロツク24の双
方にアースされ、また点火プラグ18はエンジン
ブロツクにアースされ、またイグナイタ14は車
両のボデー側へアースされている。
従つて、イグナイタ14の電源部入力端にアー
ス接続されたバイパスコンデンサ22を設ける
と、イグニツシヨンコイル二次側及びバツテリ1
0側にて発生する高圧の高周波ノイズ電流INは、
このバイパスコンデンサ22を介してボデー26
に流れ込み、第9図に示すようにボデー表面から
アンテナ28に侵入する電波雑音NSを発生する
ことが理解される。
以上の前提に基づき、以下、本考案の実施例を
具体的に説明する。なお、各図中対応する部材に
は同一符号を付しその説明は省略する。
第1実施例 第1図には、本考案の好適な第1実施例が示さ
れており、本考案の特徴的事項は、フルトランジ
スタ型のイグナイタ14上にイグニツシヨンコイ
ル12が一体的に組み付け形成されたタイプのエ
ンジン点火装置において、イグニツシヨンコイル
12とイグナイタ電源部14bの間にノイズ吸収
回路30を設けイグニツシヨンコイル12の二次
側及びバツテリ側で発生する高圧の高周波ノイズ
電流がボデーへ流入することを阻止し、しかもト
ランジスタ型イグナイタ14を各種のサージ電圧
から保護することにある。
本考案において、このラジオノイズ吸収回路3
0は、イグニツシヨンコイル二次側及びバツテリ
側にて発生した高圧の高周波ノイズ電流をエンジ
ンブロツク側へ流入させる第1のバイパスコンデ
ンサ32と、イグナイタ電源部14b側に侵入す
るサージ又はイグナイタ電源部側にて発生するサ
ージを吸収する第2のバイパスコンデンサ22
と、を含み、更にイグナイタ電源部14bの電源
ライン200上に高圧のラジオノイズの電源部1
4b側への流入を阻止する抵抗又はコイルを設け
たことにある。
ここにおいて、バツテリ10からイグニツシヨ
ンコイル12への電源供給ライン100と、イグ
ナイタ14への電源供給ライン200との分岐点
をPとし、P点からイグナイタ電源部14b側を
見たインピーダンスをZ1、バツテリ10側を見た
インピーダンスZ2、第1のバイパスコンデンサ3
2側を見たインピーダンスをZ3とする。
本考案において、P点からイグナイタ電源部1
4d側を見た高周波ノイズ電流に対するインピー
ダンスZ1が、第1のバイパスコンデンサ32側を
見たインピーダンスZ3に比べ充分大きな値と示す
ように、前記ラジオノイズ流入防止用の抵抗又は
コイルの抵抗値R又はインダクタンスLを選択設
定することが必要とされる。
本実施例の装置では、同図に示すように、イグ
ナイタ電源部14bの電源供給ライン200上に
ラジオノイズ流入防止用の抵抗34が直列に接続
され、その抵抗値はR=80Ωに設定されている。
また、第1のバイパスコンデンサ32の容量は
Cp=0.47μFに選択設定され、また前記第2のバ
イパスコンデンサ22の容量はC=0.15μFに選択
設定されている。
なお、前記第2のバイパスコンデンサ22は従
来よりイグナイタ14の電源部入力側に設けられ
たサージ吸収用のコンデンサをそのまま用いるこ
とが好ましく、このようにすることにより、回路
部品の数を少なくし装置全体の簡素化及び低コス
ト化を図ることができる。
ここにおいて、例えばAMラジオのノイズ発生
原因となる1MHzの高周波ラジオノイズ電流に対
するインピーダンスをもとめると、前記第1のコ
ンデンサ32は約0.4Ωとなり、前記第2のコン
デンサ22は約1.6Ωとなり、またP点からバツ
テリ側を見たインピーダンスZ2は等価的にリアク
トルとして見なすことができ、その値は約10Ω程
度となることが知られている。
従つて、AMラジオノイズ発生原因となる1M
Hzの高周波ノイズ電流に対するZ1,Z2及びZ3の値
は次式で表されることが理解される。
Z1=80Ω+1.6Ω=81.6Ω Z2=10Ω Z3=0.4Ω 従つて、AMラジオのノイズ周波数帯域におけ
る第1のバイパスコンデンサ32のインピーダン
スZ3は、P点よりイグナイタ電源部14b側を見
たインピーダンスZ1及びバツテリ10側を見たイ
ンピーダンスZ2より極めて小さな値となるため、
イグニツシヨンコイル12の二次側から発生する
高圧の高周波ノイズ電流、特にAM帯域のノイズ
電流は第2のバイパスコンデンサ32を介してエ
ンジン側に積極的に流し込まれ、エンジンブロツ
クを経由して点火プラグ18側へ再度流入すると
いう閉ループ内に閉じ込められる。
従つて、イグニツシヨンコイル12の二次側か
ら発生する高圧の高周波ノイズ電流が第2のバイ
パスコンデンサ22及びバツテリ10を介してボ
デー側へ流入することはほとんどなく、車両ボデ
ーにアースされたアンテナ側に対するノイズ発生
源となることはほとんどない。
また、第1図に示すような点火装置では、イグ
ニツシヨンコイル12とバツテリ10とを結ぶ電
源ライン100が比較的長い場合が多く、該電源
供給ライン100上に外部から高圧の高周波ノイ
ズが混入する場合が多い。特に電源ライン100
の近くにソレノイドを使用する機器、例えばホー
ン、ドアロツク、油圧系の各種バルブなどが存在
する場合に、これら各機器の駆動部として用いら
れるソレノイドから高圧の高周波ノイズ電流が電
源ライン100内に混入することが多い。
しかし、本考案の装置では、第1のバイパスコ
ンデンサ32のインピーダンスが極めて小さいた
め、電源供給ライン100上に混入した高圧の高
周波ノイズ電流が第1のバイパスコンデンサ32
を介してエンジンブロツク側へ積極的に流し込ま
れ、車両ボデー側へはほとんど流れ込むことがな
いため、この面からもラジオノイズの発生を有効
に防止することができる。
また、本考案のように、イグニツシヨンコイル
12とフルトランジスタ型イグナイタ14とを一
体的に組付け形成した場合には、スイツチング素
子14を用いて一次電流I1を断続制御すると、イ
グナイタ14の回路各部に高圧のサージが発生し
やすく、特にイグニツシヨンコイル12とイグナ
イタ14の回路内部とを結ぶ浮遊静電容量を介し
て高圧のサージがイグナイタ14の回路内、特に
電源部14bに直接飛び込み、回路自体の誤動作
あるいは回路素子の破壊などを引き起こす。
これに対し、本考案の装置では、前記第2のバ
イパスコンデンサ22を介してイグナイタ14内
の回路内部に発生した高圧サージ、特にイグニツ
シヨンコイルとの間の浮遊静電容量による静電カ
ツプリング回路を介しイグナイタ電源部14b内
に直接侵入する高圧サージをバイパスすることが
でき、イグナイタ14自体の誤動作及びその内部
素子の破壊を有効に防止することが可能となる。
また、通常イグナイタ14の電源部14bには
その入力段にバツテリ入力回路をトランジスタ駆
動用の電圧に分圧する分圧抵抗Rが設けられてい
る場合が多く、該分圧抵抗Rを分割し、その一部
を第1図に示すように第2のバイパスコンデンサ
22の上流側に設けることにより、該分圧抵抗R
をラジオノイズ流入防止用の抵抗34として兼用
することができ、使用する回路の部品点数を更に
消減することができる。
特に、本実施例のように、ラジオノイズの流入
防止用の阻止として抵抗34を用いた場合には、
後述する第2実施例のように該抵抗34の代りに
リアクトル36を用いた場合に比し、イグナイタ
14の低コスト化を図ることが可能となる。
すなわち、フルトランジスタ型イグナイタ14
は、通常IC化されたものが多く、従つて本実施
例の装置によれば、基板上に単にラジオノイズ流
入用の抵抗34をプリント形成するのみで良く、
イグナイタ14自体の作成が極めて容易となり、
しかもその低コスト化を図ることが可能となる。
なお、本考案において、ラジオノイズの流入防
止用の抵抗34あるいは後述するリアクトル34
は、イグナイタ14の内部に設けてもよくまた必
要に応じてイグナイタ14の外部に設けてもよ
い。
また、本実施例において、前記抵抗34をR=
80Ωに設定した場合を例にとり説明したが、本考
案はこれに限らず前記抵抗値Rは必要に応じて任
意の値に設定することができる。
第6図には抵抗34の抵抗値Rの値を変化させ
AMラジオの点火系雑音(mV)を測定した実験
データが示されており、同図からも明らかなよう
に、抵抗値Rを適宜増大することによりAMラジ
オのノイズを効果的に低減可能であることが理解
される。
また、本実施例においては、第7図に示すよう
に、定電流制御タイプのイグナイタ14を用いた
場合に対し使用されるノイズ吸収回路30を例に
とり説明したが、例えば本実施例のノイズ吸収回
路30を第8図に示すような非定電流制御タイプ
のイグナイタ14を用いた点火装置に適用する場
合には、第2図に示すようにその回路を構成すれ
ばよい。
第2実施例 第3図には、本考案の好適な第2実施例が示さ
れており、本実施例の特徴的事項は、前記第1実
施例の抵抗34の代りにラジオノイズ流入防止用
のコイル36を電源ライン200上に直列接続し
たことにある。
本考案において、このコイル34のインダクタ
ンスLは、高周波ノイズ電流、特にAMラジオの
周波数帯域において、P点から見た電源部14b
側のインピーダンスZ1が、P点から見た第1のバ
イパスコンデンサ32のインピーダンスZ3に比し
充分大きな値となるよう設定すれば良く、本実施
例においてはL=3.7μHに設定されており、従つ
て該コイル34は、AMラジオの周波数帯域
(1MHz)の高周波ノイズ電流に対し約23Ωのイン
ピーダンスを示すこととなる。
以上の構成とすることにより、本実施例のノイ
ズ吸収回路30においても、イグニツシヨンコイ
ル12の二次側で発生した高圧の高周波ノイズ電
流は第1のバイパスコンデンサ32を介してエン
ジンブロツク側へ積極的に流れ込み、第2のバイ
パスコンデンサ22及びバツテリ10を介して車
両のボデー側へ流れることはほとんどない。従つ
て、高圧の高周波ノイズ電流がボデーへ流れ込む
ことにより発生するラジオ雑音を有効に防止する
ことができ、特にAMラジオのS/N比を大幅に
高めることができる。
更に、バツテリ10とイグニツシヨンコイル1
2とを結ぶ電源ライン100へ混入する高圧の高
周波ノイズ電流に対しても、第1のバイパスコン
デンサ32を介してエンジンブロツク側へ積極的
に流し込むことができ、車両ボデーへの流し込み
を阻止することができるため、この点からもラジ
オに対するノイズの発生を有効に防止することが
てきる。
特に、本実施例によれば、コイル36のインピ
ーダンスは高周波ノイズ電流の周波数が高くなれ
ばなるほど大きな値となる。このため、第2のバ
イパスコンデンサ22を介して高周波ノイズ電流
のボデーへの流入をより効果的に阻止することが
でき、AMラジオの周波数帯域のみならずそれ以
上の周波数帯域、例えばFM、テレビなどの周波
数帯域のノイズ電流の車両ボデーへの流入をより
積極的に阻止することが可能となり、雑音対策上
極めて効果的なものとなる。
なお、本実施例において、前記コイル36とし
て、L=3.7μHのものを用いた場合を例にとり説
明したが、本考案はこれに限らずこれ以外にも必
要に応じて他のインダクタンスのコイルを用いる
ことも可能であるが、車両用の電子部品として用
いるコイル32としては、0.1μH〜30μHのイン
ダクタンスを有するコイルを用いることが、価格
の上からもまた大きさの上からも好ましい。この
ようにすることにより装置全体の低コスト化及び
回路スペースの有効利用を図ることが可能とな
る。
なお、前記第2実施例は、第7図に示す定電流
制御タイプのイグナイタ14を用いた場合に好適
なノイズ吸収回路30を例にとり説明したが、本
考案はこれに限らず、第8図に示すように非定電
流制御型のイグナイタ14を用いた点火装置に対
しても有効であり、この場合には、例えば第4図
に示すように、第1のバイパスコンデンサ32の
上流側に、電源ライン100と直列に電流制御用
の外付け抵抗20を設ければよい。
なお前記第1と第2の実施例において、非定電
流型のイグナイタ14を用いた場合には抵抗値r
=1.5Ωの外付け抵抗20を使用した場合を例に
とり説明したが本考案はこれに限らず、該外付け
抵抗の代りに所定のインダクタンスを有するコイ
ルを用いることも可能であり、このようにしても
同様な作用効果を発揮することはいうまでもな
い。
比較例 第5図には、第1図に示す第1実施例の装置に
おいて、第1のバイパスコンデンサ32及びラジ
オノイズ流入防止用の抵抗34の効果を確認する
実験データが示されており、モードM1には、第
1のバイパスコンデンサ32及び抵抗34の双方
を設けない場合の測定データが示され、モードM
2には、第1のバイパスコンデンサ32のみを設
け、抵抗34を設けなかつた場合の測定データが
示され、モードM3には、第1のバイパスコンデ
ンサ32及び抵抗34の双方を設けた場合の測定
データが示されている。
実験において、AMラジオの点火系雑音をmV
の単位で測定したところ、モードM1に対しモー
ドM2はやや効果があるものの、AMラジオのノ
イズ発生を完全に抑制するのには程遠く、これに
対し本考案のモードM3に係る装置は、前記モー
ドM2のタイプに対してもエンジン点火系から流
入するラジオノイズを半分以上に低減することが
できるという優れた効果を発揮できることが確認
された。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、フルト
ランジスタ型のイグナイタ上にイグニツシヨンコ
イルが一体的に組み付け形成されたタイプのエン
ジン点火装置に対し、イグニツシヨンコイルの一
次側とフルトランジスタ型イグナイタの電源部と
の間にノイズ吸収回路を設けることにより、イグ
ニツシヨンコイルの二次側及びバツテリ側から発
生する高圧のラジオノイズ電流が車両ボデーへ流
れ込むことを防止し、高周波ノイズ電流を積極的
にエンジンブロツク側へ流入させることができ
る。このため、車両ボデーに高圧の高周波ノイズ
電流、特にAM帯域の高周波ノイズ電流がボデー
に流入してラジオ雑音、特にAMラジオに雑音を
発生させることを有効に防止しS/N比を向上さ
せることが可能となる。
更に、本考案によれば、フルトランジスタ型の
イグナイタ上にイグニツシヨンコイルを一体的に
組み付け形成したことにより、イグニツシヨンコ
イルとイグナイタとの間の浮遊静電容量を介して
イグナイタ側に直接侵入する高圧サージ、特にイ
グニツシヨンコイル一次電流を遮断する際にイグ
ニツシヨンコイルからイグナイタ電源部に直接侵
入する高圧サージを、ノイズ吸収回路の第2のバ
イパスコンデンサを介して吸収することができ、
イグナイタ内に発生するサージによる誤動作及び
内部素子の破壊を未然に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るラジオ雑音発
生防止回路付き点火装置の好適な第1実施例を示
す説明図、第3図及び第4図は本考案の好適な第
2実施例を示す回路図、第5図及び第6図は本考
案に係る装置の実験データを示す説明図、第7図
及び第8図は点火装置の一般的な回路構成を示す
説明図、第9図はエンジンルーム内における点火
装置の配置の一例を示す説明図、第10図は従来
の雑音発生防止回路付き点火装置の一例を示す回
路図である。 10……バツテリ、12……イグニツシヨンコ
イル、14……フルトランジスタ型のイグナイ
タ、14a……スイツチング素子としてのトラン
ジスタ、14b……電源部、22……第2のバイ
パスコンデンサ、30……ノイズ吸収回路、32
……第1のバイパスコンデンサ、34……ラジオ
ノイズ流入阻止用の抵抗、36……ラジオノイズ
流入阻止用のコイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方の電極がボデー及びエンジンブロツクにア
    ースされたバツテリの他方の電極から電源供給を
    受けるイグニツシヨンコイルと、 該イグニツシヨンコイルに一体的に組付け形成
    され、半導体スイツチング素子を用いてイグニツ
    シヨンコイルの一次電流を断続制御するフルトラ
    ンジスタ型イグナイタと、 前記イグニツシヨンコイルの一次側とフルトラ
    ンジスタ型イグナイタの電源部との間に設けられ
    たノイズ吸収回路と、 を含み、前記ノイズ吸収回路は、 一端が前記イグニツシヨンコイルの一次側及び
    バツテリの他方の電極に接続され、他端がエンジ
    ンブロツクにアースされ、イグニツシヨンコイル
    二次側及びバツテリ側にて発生する高圧のラジオ
    ノイズ電流をエンジン側へ流入させ、エンジンア
    ースされたイグニツシヨンコイル二次側及びバツ
    テリの一方の電極との間でラジオノイズ電流の閉
    ループ回路を形成する第1のバイパスコンデンサ
    と、 一端が前記フルトランジスタ型イグナイタの電
    源部に接続され、他端がボデーにアースされ、前
    記半導体スイツチング素子を用いてイグニツシヨ
    ンコイルの一次電流を断続制御する際イグナイタ
    側に発生する高圧サージをボデーへ流入させる第
    2のバイパスコンデンサと、 バツテリの他方の電極から出力される直流電流
    をイグナイタ電源部へ供給する回路上に設けら
    れ、その一端が前記第1のバイパスコンデンサが
    接続されたイグニツシヨンコイルの一次側及びバ
    ツテリの他方の電極に接続され、他端が前記第2
    のバイパスコンデンサが接続されたイグナイタの
    電源部と接続され、イグニツシヨンコイルの二次
    側及びバツテリ側から発生する高圧のラジオノイ
    ズ電流が第2のバイパスコンデンサ側へ流入する
    ことを阻止し、第1のバイパスコンデンサを介し
    てエンジン側へ積極的に流入させるラジオノイズ
    流入防止用の抵抗又はコイルと、 を含み、前記第1のバイパスコンデンサを用い
    て、イグニツシヨンコイル二次側又はバツテリ側
    にて発生する高圧のラジオノイズ電流によるラジ
    オノイズの発生を防止し、さらに前記第2のバイ
    パスコンデンサを用いて、イグニツシヨンコイル
    の一次電流遮断時にイグナイタ側にて発生する高
    圧サージからフルトランジスタ型のイグナイタを
    保護することを特徴とするラジオ雑音発生防止回
    路付きエンジン点火装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102424A (en) * 1977-02-16 1978-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd Electromagnetic wave noise preventing system in internal combustion engine

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