JPS6364556B2 - - Google Patents

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JPS6364556B2
JPS6364556B2 JP59157717A JP15771784A JPS6364556B2 JP S6364556 B2 JPS6364556 B2 JP S6364556B2 JP 59157717 A JP59157717 A JP 59157717A JP 15771784 A JP15771784 A JP 15771784A JP S6364556 B2 JPS6364556 B2 JP S6364556B2
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digester
liquid
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cooking
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JP59157717A
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Publication of JPS6364556B2 publication Critical patent/JPS6364556B2/ja
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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒸解がま内での処理の最適な均一性
及び材料の移動の均一性を達成するための、粉砕
したセルロース性繊維材料を処理する方法に関す
る。
従来の連続蒸解がまは、一般にその意図された
機能を十分に果たしている。しかしながら、従来
の連続蒸解がまにおいて継続している実際上の問
題は、処理の均一性である。供給材料及び処理液
の多様性と現代の連続蒸解がまの巨大な大きさの
ために、均一性の問題を経験することは珍しいこ
とではない。材料柱の幾つかの部分は蒸解がま内
を適当に動き得ず、材料の処理の不均一性を生ぜ
しめ、該柱の幾つかの部分での不適当な液流は材
料の処理に望ましくない偏差を持ち込んでしま
う。蒸解がまから排出されるパルプの不均一性は
当然その後の処理段階及び製造される最終製品の
品質に不利に影響を及ぼし得る。従つて、できる
だけ均一な処理を行なうことが非常に望ましい。
本発明によれば、処理の均一性を強めるため
に、従来の連続蒸解がまに関して幾つかの基本的
変更がなされる。従来の連続蒸解がまにおいて
は、蒸解がまの頂部で該蒸解がま内に形成された
チツプ柱のレベルの上方にて導入された木材チツ
プ(またはバガス、農業廃棄物等の如き粉砕した
セルロース性繊維材料)から供給液が分離され
る。形成されるチツプ柱はその頂部でほゞ円錐状
のテーパを有している。蒸解がま内に導入される
処理液はスクリーンの目詰りの可能性を最小にす
るためにチツプ中を比較的高速で移動し、チヤネ
リングが生じると―特に処理液の速度が比較的高
い場合に―処理の重大な不均一性が結果として生
ずるからすべての努力はチヤネリングを最小にす
るためになされている。
本発明による蒸解がま及び木材チツプの処理方
法は、すべての面で上述されているような従来の
手段とは異なる。例えば本発明によれば、チツプ
からの供給液の分離は容器の頂部ではなくチツプ
柱の頂部の下側で行なわれる。供給液中に混入さ
れたチツプが渦巻き運動を伴つて実質的に水平方
向に容器の頂部内に導入され、かくしてほゞ水平
な頂面を有するチツプ柱を確立する。このような
頂面は―標準的に従来の手段で生ぜしめられる円
錐状の頂面と比べて―チツプのより均一な処理、
より少ない障害等の役に立つ。供給液の抽出は、
抽出スクリーンを使用してチツプ柱の頂部の下側
で行なわれる。蒸解がま内に導入される処理液
は、比較的大きい直径を有する蒸解がまと同心で
ある垂直に延びている導管を使用して導入され、
かくして導入された液は比較的低い速度を有す
る。処理液等の再循環を行なう蒸解がま内で垂直
方向に隔置された数組の抽出スクリーンは、チヤ
ネリングがチツプ柱内に故意に持ち込まれ且つ該
チヤネリングの作用が蒸解がまの円周方向に連続
する放射状部分で行なわれるように蒸解がまの周
囲を徐々に移動するように、作動せしめられる。
本発明による方法の実施は、複数(好ましくは
少なくとも三つそして標準的にはそれ以上)の組
の垂直方向に隔置されたスクリーンシステムを蒸
解がま内に備えることにより達成される。各スク
リーンシステムに関して、複数(好ましくは少な
くとも四つそして標準的にはそれ以上)の液抽出
ノズルが円周方向に相互に離れて備えられてお
り、各ノズルは該スクリーンの一つの特定の放射
状部分のみを通しての液の抽出を容易にするため
に該放射状部分のみと協働する。異なる組のスク
リーンの放射状部分はほゞ垂直方向に整列せしめ
られており、該ノズルを通しての抽出は、液が同
時に各組のスクリーンの同じ放射状部分から抽出
されるように行なわれる。このような抽出は好ま
しくは一つの共通軸及び作動装置により作動せし
められ各々が各組のスクリーンに関連せしめられ
た抽出ノズルに連結されている複数の回転弁を使
用して達成される。
蒸解がまの底部には、蒸解され冷却され且つ洗
浄されたパルプを排出するために排出機構が備え
られている。該排出機構は好ましくは回転する出
口に作用的に連結された回転スクレーパを含んで
いて、流出液は回転する出口と実質的に同じ放射
状部分で蒸解がま内に導入され、該流出液はパル
プを運び且つ該出口を通つて洗い流すので、パル
プは蒸解がまから排出される。流出液の導入と出
口及びスクレーパの回転とは、パルプの排出が液
抽出の行なわれる放射状部分に対してほゞ反対の
蒸解がまの放射状部分で常に行なわれるように、
処理液抽出に関して同期せしめられる。抽出液弁
と同じ軸に連結された回転弁が好ましくは流出液
の同期した導入のために備えられる。
本発明によればチツプ処理の広い変更が行なわ
れ得るが、通常は本発明による連続蒸解がまにお
いてはそして本発明による方法の実施においては
チツプは含浸され蒸解され冷却されて洗浄され
る。
本発明の主目的は、処理の均一性を最適にする
木材チツプ(または他の粉砕したセルロース性繊
維材料)を処理する方法を提供することにある。
本発明のこの目的及び他の目的は以下の詳細な説
明及び特許請求の範囲から明らかになる。
本発明は第一に木材チツプ、バガス、農業廃棄
物等の如き粉砕したセルロース性繊維材料の処理
に適用可能である。本発明は特に木材チツプの処
理に関して以下に説明されるが、他の粉砕したセ
ルロース性繊維材料にも同様に適用可能であるこ
とが理解されるべきである。
本発明による例示的な連続蒸解がまシステムが
第1図において全体を符号10により示されてい
る。システム10の主な構成要素は垂直な蒸解が
ま容器11を含んでいる。容器11の頂部には供
給液に混入されたチツプを導入するための装置1
2が、そしてその底部には処理された材料(即ち
パルプ)を排出するための装置13がある。
容器11には複数組の環状抽出スクリーンが関
連せしめられており、該スクリーン自体は米国特
許第3811994号に示されているような通常のもの
である。好ましくは少なくとも三組の垂直方向に
隔置された抽出スクリーンシステムが備えられて
いて、一般的には容器11内で行なわれるべき特
別の処理に基づきそれ以上の組のスクリーンシス
テムが備えられる。第1図に示された本発明の例
においては、四組の垂直方向に隔置された環状ス
クリーン15,16,17及び18が備えられて
いる。
スクリーンセツト15に関して第3図において
最も良くわかるように、各組の環状スクリーンは
隔壁20により複数の放射状部分に分割されてい
る。隔壁20により画成された各放射状部分に液
抽出ノズル21が関連せしめられている。図面に
示された実施例においては、スクリーンセツト1
5に関連して八個のノズル21が示されており、
各ノズル21はほゞ45゜(即ち360゜の八分の一)の
放射状部分に関連せしめられているが、任意の数
のノズル及び関連する放射状部分が備えられ得
る。しかしながら、最良の結果は、少なくとも四
つの抽出ノズル21及び関連する放射状部分(即
ち約90゜またはそれ以下の放射状部分)が在ると
きに、得られる。
スクリーンセツト16,17及び18の各々に
関して、出口ノズル22,23及び24が各々備
えられている。すべての組のスクリーン―または
少なくとも関連する放射状部分―に対するノズル
21乃至24は好ましくはすべて垂直方向に整列
される。かくして、第1図の5―5線、6―6線
に沿うシステム10の断面図は(容器11がスク
リーンセツト15からスクリーンセツト18へ行
くに従つて直径が僅かに大きくなる例えば容器の
直径がスクリーンセツト15で18フイート(約
5.4864m)でありスクリーンセツト18で22フイ
ート(約6.7056m)であることを除いては)基本
的に第3図の断面図と同一である。
処理液は中央導管26を使用して容器11内に
導入され、該中央導管は容器11とほゞ同心であ
り且つ洗浄液管27、冷却液管28及び蒸解液管
29の如き複数の同心管を含んでいる垂直導管で
ある。導入された液の速度が比較的低く(例えば
蒸解液管29が容器11内へ蒸解液を導入する領
域30にて約0.65フイート/秒(約0.19812m/
秒)になるように、導管26の直径は比較的大き
い。例えば、導管26の直径は容器11の直径の
少なくとも約0.18倍である。内径がスクリーン1
5で約18フイート(約5.4864m)からスクリーン
18で約22フイート(約6.7056m)まで変化する
容器11に対して、(その全長に亘つてほゞ一定
である)導管26の直径は好ましくは約4乃至5
フイート(約1.2192乃至1.524m)の間である。
液抽出装置が、液の抽出を行ない且つ容器11
の所定の放射状部分を通る液流のチヤネリングを
故意に持ち込むために抽出スクリーン15乃至1
8の各々に関連せしめられている。このような抽
出装置は、スクリーンの目詰りを阻止し且つ処理
の均一性を容易にするために、液が抽出スクリー
ン15乃至18の各々において容器11の実質的
に同じ放射状部分から同時に抽出され且つ抽出の
行なわれる放射状部分が徐々に円周方向に順次切
換えられるように、ノズル21乃至24に作用的
に連結された弁装置と、該弁装置を操作するため
の装置とを含んでいる。図面に示された本発明の
実施例においては、弁装置はスクリーン15乃至
18に各々関連せしめられている回転弁装置3
5,36,37及び38から構成されている。弁
装置35乃至38を操作するための装置は、好ま
しくは駆動源40により駆動される一つの共通の
垂直軸39から構成されている。
弁装置35乃至38の各々は実質的に同じであ
る。(第1図及び第3図において最も明白にわか
る)弁装置35は各ノズル21に対して一つづつ
の複数の入口43を有する弁本体42を含んでお
り、該入口43は第3図に示されているように同
じ円周方向に順次ノズル21に連結されている。
弁本体42はさらに切欠部45を有する実質的に
ムクのプラグから成る回転弁要素44を含んでお
り、該切欠部45は隔壁20により画成された放
射状部分と基本的に同じ(またはそれより僅かに
大きい)アーチ状の形状を有する。図面に示され
た実施例については、切欠部45は45゜より僅か
に広いアーチ状の形状を有している。弁装置35
はまた出口46を含んでおり、特定の入口43を
通つて切欠部45に入る液は該出口46に進み、
他のすべての入口43の液は回転弁プラグ44に
より閉止される。
チツプ及び液導入装置12は、―スクリーンセ
ツト15及び弁装置35と協働して―実質的に水
平な頂部を有しチツプの均一な処理を容易にする
チツプ柱が生ぜしめられるように、液に混入され
たチツプを導入する。該導入装置12は、液に混
入されたチツプを実質的に水平方向に導入する実
質的に水平な入口導管50を含んでいる。また、
入口導管50は容器11の最上部分51に関して
接線方向に位置せしめられ、この接線方向の位置
は、垂直導管29がこの領域に延びているという
事実と合せて、液に混入されたチツプの渦巻き運
動を生ぜしめ、該チツプは最終的に容器内に形成
されたチツプ柱52(第1図参照)に平坦に推積
せしめられる。チツプのレベルは任意の従来装置
により検知され、入口50への供給量を制御する
ことによりその上方に液容量53が存在するよう
に維持される。チツプ柱52の水平な頂面54
は、従来技術で存在するチツプ柱の円錐状頂部と
対比される。
同様に従来技術と対比して、本発明による供給
液抽出装置は、頂部54のレベルの下側でチツプ
柱52内のチツプと実際に接触している第一のス
クリーンシステム15を含んでいる。弁装置35
を通して抽出され且つその導管46から排出され
る供給液は、最終的に装置12へチツプを供給す
るための従来の高圧供給装置へ戻る。
容器11内の特別の処理段階は使用される特別
の原料と所望の特別の結果に依存するが例として
含浸がチツプ柱の上方部分で行なわれ蒸解液が中
央導管構造体26内の導管29を通つて位置30
で導入される。ポンプ56の作用下で弁装置36
を通つて再循環せしめられる蒸解液は従来の間接
式蒸気加熱装置57により加熱され管58により
帰還せしめられる。追加の蒸解液は所望の時にこ
の管に付加され得る。
第1図はそれ自体公知である単一の蒸解循環ス
クリーン及び加熱装置を示しているが、二つ以上
の段階で蒸解液を利用して温度上昇を生ぜしめる
ために二つ以上のスクリーン及び加熱装置が備え
られ得る。任意の追加のスクリーンセツトはスク
リーンセツト16に実質的に等しく弁36の如き
協働する弁を有している。
スクリーンセツト17に隣接して冷却液が位置
60で導入され、ポンプ61の作用下で弁装置3
7を通過する抽出液は、管62を介して冷却循環
垂直導管28へ帰還せしめられる。第1図に図式
的に示されているスクリーン17を通つて、チツ
プ柱の下方運動に逆向さに移動する使用済みの洗
浄液も除去され、弁装置37を通過する液の容量
の一部は管63内に抽出される。
洗浄液導入導管27が液を導入するのは、符号
65で示されているように容器11の底部の直上
である。ポンプ66の作用下で弁38を通つて抽
出される液は、間接式蒸気加熱装置67により加
熱され、導管68を介して垂直導管27に帰還せ
しめられる。洗浄液は、上述のように容器11の
下の三分の一内でチツプ柱の流れに逆向きに上方
に流れる。
パルプ排出装置13は第1図及び第4図に関連
して最もよくわかる。該装置13は、実質的に容
器11と同心で且つ駆動源71により駆動せしめ
られる垂直軸70を含んでいる。該軸70には、
出口開口73を有する回転板72が取付けられて
いる。また好ましくは該軸70には、回転スクレ
ーパ74が取付けられている。該スクレーパは、
蒸解がま11からさらなる洗浄段階の如き次の処
理システムへの蒸解されたチツプのブローを容易
にするために、蒸解されたチツプ柱の底部を粉砕
する。
排出装置13はまた、パルプを混入し且つそれ
をノズル73を介して外へそして最終的に排出導
管76内へ移動させるために、容器11の最底部
に流出液を導入するための装置を含んでいる。流
出液導入装置は好ましくは、容器11の底部でそ
の周囲に沿つて円周方向に隔置された複数の導入
ノズル77を含んでいる。第4図に示されている
実施例においては、十二個のこのようなノズル7
7が備えられている。ノズル77の数は各組のス
クリーン15乃至18に関連せしめられたノズル
の数より多いことが望ましい。入口ノズル77に
は、弁装置78が作用的に接続されている。
弁装置78は複数の入口ノズル80を有する弁
本体79を含んでおり、該ノズル80の数は容器
11の底部への入口ノズル77と一致していて且
つ該ノズル80は該入口ノズル77と同じ順序で
接続されている。放射状の扇形切欠部82を有す
る弁プラグ81が弁本体79内に、軸39に接続
され且つ弁本体79に関して回転するように取り
付けられている。好ましくは該放射状の扇形切欠
部82の弧状範囲は、スクリーンセツト15乃至
18と関連せしめられた放射状部分の何れかの弧
状範囲より僅かに大きく、好ましくは切欠部82
の弧状範囲は、流出液が何時でも二つの隣接する
入口ノズル77を通つて導入されているように、
一対の入口ノズル77の間の弧状間隔にほゞ一致
している。第4図に示されている実施例において
は、切欠部82は60゜より僅かに大きい弧状範囲
を有している。(例えば管63からの)使用済み
の洗浄液は、ポンプ84により弁装置78の入口
導管85内に汲み上げられ、前記プラグ81内の
切欠部82を通つて流れ、特定の時点で切欠部8
2と整合しているノズル80を通過する。
本発明によれば、弁プラグ81の切欠部82の
位置は基本的に弁プラグ44の切欠部45の反対
側(そして弁装置36乃至38と関連せしめられ
た弁プラグの対応する切欠部の反対側)である。
また回転板72の出口開口73は、任意の時点で
液が導入されている入口ノズルと整合しており、
かくして出口開口73は実質的に、任意の時点で
液がスクリーン15乃至18により抽出されてい
て放射状部分の反対側にある。軸39,70の回
転は調時チエーンの如き任意の適当な同期装置に
より同期せしめられる。例えば軸39及び70は
約2乃至5rpmで回転する。
本発明による方法の実施においては、処理液の
型及び温度そして容器11内の圧力は、原料の時
間当りの供給量、型そして製造されるべき所望の
パルプに基づき基本的には従来の蒸解がまの場合
と同じである。
本発明による例示的な装置が説明されてきた
が、今度は本発明による方法を実施するためのそ
の例示的な作用が説明される。
供給液に混入されたチツプはほゞ水平方向に渦
巻き運動を加えられて装置12の入口導管50に
導入され、容器11内の垂直なチツプ柱52の実
質的に水平な頂面54を確立する。装置13を通
してのパルプの排出は、液容量53が存在するよ
うに、チツプの各部分が容器11内を下方に移動
しながら容器の頂部のすぐ下側にチツプ柱52の
頂面54を生ぜしめるために、装置12を通る供
給量と合わせられる。
供給液はスクリーンセツト15及び弁装置35
を通して抽出され且つ管46を介して入口50に
再循環せしめられるべき高圧供給装置へ帰還せし
められる。蒸解、冷却及び洗浄は容器11内の下
方の段階で行なわれ、種々の処理液は位置30,
60及び65で中央導管56を通して導入され、
導入された液は蒸解がま容器11に対する中央導
管26の比較的大きな寸法のために比較的小さい
速度を有している。種々の循環ルーが弁装置36
乃至38及び接続されたポンプ、加熱装置等を使
用して構成されており、再循環のための液の抽出
は、抽出が各スクリーンセツト15乃至18と関
連せしめられた同じ垂直方向に整合した放射状部
分(例えば45゜)に対して行なわれているように、
実施される。
液がスクリーンセツト15乃至18を通つて抽
出されている放射状部分と基本的に反対側で、パ
ルプを混入してそれを出口73を通して排出する
ために流出液がノズル77を通つて導入されてい
て、該出口73もまた液が抽出されている放射状
部分と基本的に反対側にある。スクレーパ74は
この排出作用を援助し、処理されたパルプは最終
的に導管76に排出されて(洗浄、貯蔵及び漂白
の如き)次の処理部へ進められる。
かくして、本発明によれば粉砕したセルロース
性繊維材料の均一な処理のための方法が提供され
ることがわかるであろう。本発明はここでは現在
最も実用的で且つ好ましい実施例であると考えら
れるものについて図示し且つ説明されているが、
本発明の範囲内で多くの変形がなされ得ることは
当業者にとつて明らかであり、その範囲はすべて
の同等の構造及び方法を包含するように特許請求
の範囲の最も広い解釈が与えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による例示的な連続蒸解がまシ
ステムの一部破断概略側面図、第2図は第1図の
2―2線に沿う断面図、第3図は第1図の3―3
線に沿う断面図、第4図は第1図の4―4線に沿
う断面図である。 10…連続蒸解がまシステム、11…容器、1
2…導入装置、13…排出装置、15,16,1
7,18…スクリーンセツト、20…隔壁、2
1,22,23,24…ノズル、26…中央導
管、27,28,29…管、30…領域、35,
36,37,38…回転弁装置、39,70…
軸、40,71…駆動源、42…弁本体、43…
入口、44…弁プラグ、45…切欠部、46…出
口、50…入口導管、51…最上部分、52…チ
ツプ柱、53…液容量、54…頂面、56,6
1,66,84…ポンプ、57,67…加熱装
置、58,62…管、60,65…位置、63,
68…導管、72…回転板、73…出口開口、7
4…スクレーパ、76…排出導管、77…ノズ
ル、78…弁装置、79…弁本体、80…入口ノ
ズル、81…弁プラグ、82…切欠部、85…入
口導管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 垂直方向に隔置された少なくとも三組の環状
    スクリーン組立体を有し、夫々のスクリーン組立
    体は円周方向に隔置された少なくとも四つの出口
    ノズルを有し、夫々の出口ノズルは前記環状スク
    リーン組立体の一つの特定の放射状部分とのみ関
    連するようになつている、垂直容器内で粉砕した
    セルロース性繊維材料を処理する方法であつて、 (a) 液に混入された粉砕したセルロース性繊維材
    料を容器の頂部に供給する段階と、 (b) スクリーン組立体の夫々と接触するように容
    器内に垂直な材料柱を確立する段階と、 (c) (c1)液がスクリーン組立体の各々の実質的
    に同じ放射状部分から同時に抽出され該スクリ
    ーン組立体の他の放射状部分からはその時に殆
    ど液が抽出されないように、垂直に並べられた
    スクリーン組立体の各組の放射状部分における
    ノズルから液が抽出され、そして(c2)液が各
    組のスクリーンに対して抽出されているノズル
    ―そして対応する放射状部分―をしだいに円周
    方向に順次切換えることによつて、前記材料柱
    を通る処理液の流れを故意にチヤネリングせし
    める段階と、 (d) 処理された材料を容器の底部から排出する段
    階と、 を含んでいる粉砕したセルロース性繊維材料を処
    理する方法。 2 段階(b)が、液に混入された材料を容器の頂部
    にほぼ水平に導入することによつて実行され、そ
    のためにほぼ水平な頂部の材料柱が容器内に確立
    されるようにしたことを特徴とする、特許請求の
    範囲1に記載の方法。 3 容器が連続蒸解がまであつて、少なくとも三
    組の垂直方向に隔置された環状スクリーン組立体
    が供給液、蒸解液及び洗浄液の循環のためのスク
    リーン組立体であつて、さらに段階(c)が連続蒸解
    がま内で供給液再循環、蒸解及び洗浄を行うため
    に実行されることを特徴とする、特許請求の範囲
    1に記載の方法。 4 段階(c)がさらに蒸解及び洗浄液を比較的大き
    い直径の垂直方向に延びている中央管を通して蒸
    解がま内に導入することにより実行され、蒸解液
    が蒸解スクリーン組立体とほぼ同じ垂直方向のレ
    ベルで導入され、且つ洗浄液が洗浄スクリーン組
    立体とほぼ同じ垂直方向のレベルで導入されるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲3に記載の方
    法。 5 段階(d)が蒸解がまの底部の特定の放射状部分
    に流出液を導入し且つ蒸解がまの底部の実質的に
    同じ放射状部分で該流出液に混入された材料を抽
    出することにより実行され、さらに段階(c)及び(d)
    が、段階(a)から(d)の実行中連続的に段階(d)におけ
    る流出液が導入される放射状部分が段階(c)の実行
    において液体が抽出される放射状部分のほぼ反対
    側にあるように、実行されることを特徴とする、
    特許請求の範囲4に記載の方法。 6 容器が連続蒸解がまであつて、少なくとも三
    組の垂直方向に隔置された環状スクリーン組立体
    が冷却液、蒸解液及び洗浄液の循環のためのスク
    リーン組立体であつて、さらに段階(c)が連続蒸解
    がま内で冷却液再循環、蒸解及び洗浄を行うため
    に実行されることを特徴とする、特許請求の範囲
    1に記載の方法。 7 (a) スラリー液中の材料を蒸解がまの頂部に
    供給する段階と、 (b) 材料柱の頂部が蒸解がまの頂部の下側にあつ
    て実質的に水平であり、蒸解がまを満たす液が
    材料柱の上側まであるように蒸解がま内に材料
    柱を確立する段階と、 (c) (c1)スクリーンにおいて蒸解がまの円周方
    向に少なくとも四つの出力ポートを備え、そし
    て(c2)重大なスクリーンの詰まりが発生する
    ことなく材料柱を通る液のチヤネリング化され
    た流れが生じそして継続するように、他の出口
    からは実質的に殆ど液が抽出されないが少なく
    とも四つの出口のうち液が抽出されている一つ
    の出口をしだいに円周方向に順次切換えること
    によつて、 供給液の再循環のために、材料柱の頂部の下
    側で蒸解がま内側円周方向に延びているスクリ
    ーンを通して材料柱の頂部の下側で蒸解がまか
    ら供給液を抽出する段階と、 (d) その後、蒸解液が材料柱を通つて比較的低い
    速さで流れるように、蒸解がま内に垂直に延び
    ている中央の比較的直径の大きい導管を通して
    材料柱内に蒸解液を導入すことによつて、 及び(d1)スクリーンシステムにおいて蒸解
    がまの円周方向に少なくとも四つの出口ポート
    を備え、(d2)他の出口からは殆ど液が抽出さ
    れないが四つの出口のうち液が抽出されている
    一つの出口をしだいに円周方向に順次切換え、
    そして(d3)液は段階(c)と(d)の両方の実行と同
    時に蒸解がまの実質的に同じ放射状部分から抽
    出されるように、段階(d1)と(d2)の実行が
    段階(c1)と(c2)の実行と同時におこるよう
    に段階(d1)と(d2)を実行することによつ
    て、環状スクリーンシステムを通して蒸解液を
    抽出して再循環させることによつて、 蒸解がま内で材料を蒸解させる段階と、 (e) その後、洗浄液が材料柱を通つて比較的低い
    速さで流れるように、蒸解がま内に垂直に延び
    ている中央の比較的直径の大きい導管を通して
    材料柱内に洗浄液を導入することによつて、 及び(e1)スクリーン組立体において蒸解が
    まの円周方向に少なくとも四つの出口ポートを
    備え、(e2)他の出口からは殆ど液が抽出され
    ないが四つの出口のうち液が抽出されている一
    つの出口をしだいに円周方向に順次切換え、そ
    して(e3)液は段階(c)と(d)の両方の実行と同時
    に蒸解がまの実質的に同じ放射状部分から抽出
    されるように、段階(e1)と(e2)の実行が段
    階(c1)と(c2)の実行と同時におこるように
    段階(e1)と(e2)を実行することによつて、
    環状スクリーン組立体を通して洗浄液を抽出し
    て再循環させることによつて、 蒸解がま内で材料を洗浄する段階と、そして (f) 蒸解され、洗浄された材料を蒸解がまの底部
    から排出する段階と、 を含んでいる、垂直の連続蒸解がまを利用する粉
    砕したセルロース性繊維材料を処理する方法。 8 段階(b)が部分的に、液に混入された材料がほ
    ぼ水平に、そして渦巻き運動によつて蒸解がまの
    頂部に導入されることによつて達成されることを
    特徴とする特許請求の範囲7に記載の方法。 9 段階(f)が部分的に、蒸解がまの底部で特定の
    放射状部分に流出する液を導入し、そして蒸解が
    まの底部において流出する液に混入された材料を
    実質的に同じ放射状部分で抽出することによつて
    実行され、そして段階(c)及び(f)は、段階(a)乃至(f)
    の実行の間継続して、段階(f)における流出液を導
    入する放射状部分は段階(c)の実行時における液を
    抽出する放射状部分とほぼ反対側にあることを特
    徴とする特許請求の範囲7に記載の方法。 10 段階(d)と(e)の間に材料を冷却する別の段階
    (g)を含んでいて、材料柱を通つて冷却液が比較的
    低い速さで流れるように、蒸解がま内を垂直に延
    びている中央の比較的直径の大きい導管を通して
    材料柱内に冷却液を導入することによつて、 及び(g1)スクリーン組立体において蒸解がま
    の円周方向に少なくとも四つの出口ポートを備
    え、(g2)他の出口からは殆ど液が抽出されない
    が四つの出口のうち液が抽出されている一つの出
    口をしだいに円周方向に順次切換え、そして
    (g3)液は段階(c)と(g)の両方の実行と同時に蒸解
    がまの実質的に同じ放射状部分から抽出されるよ
    うに、段階(g1)と(g2)の実行が段階(c1)と
    (c2)の実行と同時におこるように段階(g1)と
    (g2)を実行することによつて、環状スクリーン
    組立体を通して冷却液を抽出して再循環させるこ
    とによつて、 前記の冷却が達成されるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲9に記載の方法。 11 段階(b)が部分的に、液に混入された材料が
    ほぼ水平に、そして渦巻き運動によつて蒸解がま
    の頂部に導入されることによつて達成されること
    を特徴とする特許請求の範囲10に記載の方法。
JP59157717A 1984-02-27 1984-07-30 粉砕したセルロース性繊維材料を処理する方法 Granted JPS60224890A (ja)

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NO841761L (no) 1985-08-28
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FI76846C (fi) 1988-12-12
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