JPS6364381B2 - - Google Patents
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- JPS6364381B2 JPS6364381B2 JP57217474A JP21747482A JPS6364381B2 JP S6364381 B2 JPS6364381 B2 JP S6364381B2 JP 57217474 A JP57217474 A JP 57217474A JP 21747482 A JP21747482 A JP 21747482A JP S6364381 B2 JPS6364381 B2 JP S6364381B2
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- Elevator Control (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高速巻線、低速巻線の二巻線を有する
誘導電動機によつて駆動される交流エレベータの
制御装置に関するものである。
誘導電動機によつて駆動される交流エレベータの
制御装置に関するものである。
従来、二巻線を有する誘導電動機によつて駆動
される交流エレベータにおいては、加速時及び等
速時は高速巻線が用いられ、制動時、減速時には
低速巻線が用いられていた。
される交流エレベータにおいては、加速時及び等
速時は高速巻線が用いられ、制動時、減速時には
低速巻線が用いられていた。
ところで、一般に誘導電動機は起動電流が大き
くて起動トルクが小さいという欠点があり、これ
を改善するためには二次抵抗を大きくした高抵抗
型とすることが考えられるが、この場合には定格
運転時の効率が悪く又定格すべりが大となつて、
負荷が変動した場合の等速速度変動が大となる。
このため加速、等速を繰り返すエレベータにおい
ては、起動特性と定格特性の両方を満足させるた
めに、複雑高価な二重かご型の誘導電動機を使用
せざるを得なかつた。しかしながら二重カゴ型を
用いた場合においても、エレベータ用として十分
満足のできる特性を得ることは困難であつた。
くて起動トルクが小さいという欠点があり、これ
を改善するためには二次抵抗を大きくした高抵抗
型とすることが考えられるが、この場合には定格
運転時の効率が悪く又定格すべりが大となつて、
負荷が変動した場合の等速速度変動が大となる。
このため加速、等速を繰り返すエレベータにおい
ては、起動特性と定格特性の両方を満足させるた
めに、複雑高価な二重かご型の誘導電動機を使用
せざるを得なかつた。しかしながら二重カゴ型を
用いた場合においても、エレベータ用として十分
満足のできる特性を得ることは困難であつた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、二
重かごのような特殊かご型の誘導電動機を必要と
しないだけでなく、起動時の電流を抑えることが
でき、しかも等速時の効率が良く速度変動を小さ
くすることのできる制御装置を提供することを目
的としたものである。
重かごのような特殊かご型の誘導電動機を必要と
しないだけでなく、起動時の電流を抑えることが
でき、しかも等速時の効率が良く速度変動を小さ
くすることのできる制御装置を提供することを目
的としたものである。
本発明の最も特徴とするところは、低速巻線に
よるトルクと高速巻線によるトルクの合成トルク
を利用するようにした点にある。すなわちエレベ
ータ速度が低い間は、低起動電流高トルクの低速
巻線を主に使用して、低速巻線で不足するトルク
を高速巻線によるトルクで補なうようにし、エレ
ベータ速度が高くなると、効率が良くて等速速度
変動の小さい高速巻線を使用する。以下本発明を
図面に基づいて説明する。
よるトルクと高速巻線によるトルクの合成トルク
を利用するようにした点にある。すなわちエレベ
ータ速度が低い間は、低起動電流高トルクの低速
巻線を主に使用して、低速巻線で不足するトルク
を高速巻線によるトルクで補なうようにし、エレ
ベータ速度が高くなると、効率が良くて等速速度
変動の小さい高速巻線を使用する。以下本発明を
図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による制御装置のブロツク図
で、図中、1及び2はサイリスタ等で構成される
電力増幅器、3はエレベータ駆動用誘導電動機の
高速巻線、4は同じく誘導電動機の低速巻線、5
は誘導電動機の回転数に比例した速度信号、すな
わちエレベータ速度に比例した電圧V5(負電圧)
を発生する例えばタコジエネレータのような速度
検出装置、6及び7は速度指令と速度検出装置5
の出力との差を増幅する増幅器、8は速度検出装
置5の出力が低速巻線4の同期速度以上になると
励磁されるリレーコイル、8a及び8bはそれぞ
れこのリレーの常開接点と常閉接点、9及び10
はダイオード、11は増幅器6の出力を速度検出
装置5の出力に応じて制限するリミツタ、R,S
及びTは三相交流電源である。ここで電力増幅器
1は、エレベータの加速及び等速中は増幅器6の
エレベータかご駆動側の出力(以下正出力と称す
る)に応じて三相交流電圧を高速巻線3に印加
し、減速中は増幅器6のエレベータかご制動側出
力(以下負出力と称する)に応じて制動用の直流
電流を高速巻線に流す様に構成されており、また
電力増幅器2は増幅器7の絶対値出力に応じた三
相交流電圧を低速巻線4に印加する構成としてい
る。
で、図中、1及び2はサイリスタ等で構成される
電力増幅器、3はエレベータ駆動用誘導電動機の
高速巻線、4は同じく誘導電動機の低速巻線、5
は誘導電動機の回転数に比例した速度信号、すな
わちエレベータ速度に比例した電圧V5(負電圧)
を発生する例えばタコジエネレータのような速度
検出装置、6及び7は速度指令と速度検出装置5
の出力との差を増幅する増幅器、8は速度検出装
置5の出力が低速巻線4の同期速度以上になると
励磁されるリレーコイル、8a及び8bはそれぞ
れこのリレーの常開接点と常閉接点、9及び10
はダイオード、11は増幅器6の出力を速度検出
装置5の出力に応じて制限するリミツタ、R,S
及びTは三相交流電源である。ここで電力増幅器
1は、エレベータの加速及び等速中は増幅器6の
エレベータかご駆動側の出力(以下正出力と称す
る)に応じて三相交流電圧を高速巻線3に印加
し、減速中は増幅器6のエレベータかご制動側出
力(以下負出力と称する)に応じて制動用の直流
電流を高速巻線に流す様に構成されており、また
電力増幅器2は増幅器7の絶対値出力に応じた三
相交流電圧を低速巻線4に印加する構成としてい
る。
第2図は誘導電動機のトルク特性図で、それぞ
れaは高速巻線3は全電圧を印加した場合のトル
ク特性を、bは低速巻線4に全電圧を印加した場
合のトルク特性を、cはリミツタ11を動作させ
た場合の高速巻線3のトルク特性を示している。
れaは高速巻線3は全電圧を印加した場合のトル
ク特性を、bは低速巻線4に全電圧を印加した場
合のトルク特性を、cはリミツタ11を動作させ
た場合の高速巻線3のトルク特性を示している。
第3図は増幅器6の一部とリミツタ11の構成
を示す図で、図中、R1〜R6は抵抗、D1はツ
エナーダイオード、D2は逆電流阻止用ダイオー
ド、TRはトランジスタ、A1及びA2は演算増
幅器である。上記の構成において、速度検出装置
5の出力電圧V5に応じた抵抗R1とR2による
分圧電圧VRがツエナーダイオードD1の降服電
圧VDよりも負の小さな電圧、即ちエレベータの
速度が所定値より低い場合には、第3図の回路に
おいてツエナーダイオードD1が接続されていな
い状態と等価になり、演算増幅器A1の出力電圧
VA1は抵抗R1〜R3の抵抗値をr1〜r3とすると、 VA1=r3/r1+r2V5 ……… と表わされる。
を示す図で、図中、R1〜R6は抵抗、D1はツ
エナーダイオード、D2は逆電流阻止用ダイオー
ド、TRはトランジスタ、A1及びA2は演算増
幅器である。上記の構成において、速度検出装置
5の出力電圧V5に応じた抵抗R1とR2による
分圧電圧VRがツエナーダイオードD1の降服電
圧VDよりも負の小さな電圧、即ちエレベータの
速度が所定値より低い場合には、第3図の回路に
おいてツエナーダイオードD1が接続されていな
い状態と等価になり、演算増幅器A1の出力電圧
VA1は抵抗R1〜R3の抵抗値をr1〜r3とすると、 VA1=r3/r1+r2V5 ……… と表わされる。
一方、速度検出装置5の出力電圧V5に応じた
抵抗R1とR2による分圧電圧VRがツエナーダ
イオードD1の降服電圧VDよりも負の大きな電
圧になろうとすると、つまりエレベータの速度が
所定値よりも高くなると、第3図の回路におい
て、抵抗R1がツエナーダイオードD1により短
絡されて、演算増幅器A1の出力電圧VA1は VA1=V5−VD/r2・r3=r3/r2V5−r3/r2VD ……… と表わされ、結局演算増幅器A1の出力電圧VA1
と速度検出装置5の出力電圧V5とは第4図の実
線で示す関係をもつことになり、演算増幅器A1
の出力電圧VA1は速度検出装置5の出力電圧V5を
入力として、出力電圧V5が増えるにつれ増加す
る第一の基準信号及び第二の基準信号を表わすこ
とになる。
抵抗R1とR2による分圧電圧VRがツエナーダ
イオードD1の降服電圧VDよりも負の大きな電
圧になろうとすると、つまりエレベータの速度が
所定値よりも高くなると、第3図の回路におい
て、抵抗R1がツエナーダイオードD1により短
絡されて、演算増幅器A1の出力電圧VA1は VA1=V5−VD/r2・r3=r3/r2V5−r3/r2VD ……… と表わされ、結局演算増幅器A1の出力電圧VA1
と速度検出装置5の出力電圧V5とは第4図の実
線で示す関係をもつことになり、演算増幅器A1
の出力電圧VA1は速度検出装置5の出力電圧V5を
入力として、出力電圧V5が増えるにつれ増加す
る第一の基準信号及び第二の基準信号を表わすこ
とになる。
そして、第3図の回路におけるトランジスタ
TRは演算増幅器A2の出力電圧VA2、即ちトラ
ンジスタTRのエミツタ電圧が演算増幅器A1の
出力電圧VA1(第一あるいは第二の基準信号)よ
りも所定値(トランジスタTRがシリコントラン
ジスタの場合は0.5v〜1.0vゲルマニウムトランジ
スタの場合は0.1v〜0.4v程度の降服電圧)以上高
くなると、ベース電流が流れて動作状態になり、
もし演算増幅器A2の出力電圧VA2さらに高くな
ろうとしても、トランジスタTRのベース電流が
増える結果、活性領域にあるトランジスタTRの
コレクタ電流もそれに比例して増加するため、演
算増幅器A2の負帰還量が増えて増幅器6のゲイ
ンが下がることになり、結局演算増幅器A2の出
力電圧VA2は演算増幅器A1の出力電圧VA1より
も若干高い程度の電圧に制限される。このときの
各演算増幅器の出力電圧の関係を第5図に示す。
第5図における破線は演算増幅器A2の出力電圧
VA2の上限値を示す。
TRは演算増幅器A2の出力電圧VA2、即ちトラ
ンジスタTRのエミツタ電圧が演算増幅器A1の
出力電圧VA1(第一あるいは第二の基準信号)よ
りも所定値(トランジスタTRがシリコントラン
ジスタの場合は0.5v〜1.0vゲルマニウムトランジ
スタの場合は0.1v〜0.4v程度の降服電圧)以上高
くなると、ベース電流が流れて動作状態になり、
もし演算増幅器A2の出力電圧VA2さらに高くな
ろうとしても、トランジスタTRのベース電流が
増える結果、活性領域にあるトランジスタTRの
コレクタ電流もそれに比例して増加するため、演
算増幅器A2の負帰還量が増えて増幅器6のゲイ
ンが下がることになり、結局演算増幅器A2の出
力電圧VA2は演算増幅器A1の出力電圧VA1より
も若干高い程度の電圧に制限される。このときの
各演算増幅器の出力電圧の関係を第5図に示す。
第5図における破線は演算増幅器A2の出力電圧
VA2の上限値を示す。
一方、演算増幅器A1の出力電圧VA1が演算増
幅器A2の出力電圧VA2よりも高い場合には、ト
ランジスタTRは働かないため、演算増幅器A2
の出力電圧VA2、即ち増幅器6の出力電圧は演算
増幅器A1の出力電圧VA1に無関係な値となる。
幅器A2の出力電圧VA2よりも高い場合には、ト
ランジスタTRは働かないため、演算増幅器A2
の出力電圧VA2、即ち増幅器6の出力電圧は演算
増幅器A1の出力電圧VA1に無関係な値となる。
つまり、演算増幅器A2の帰還回路には抵抗R
6に並列に可変抵抗(抵抗値が略無限大になるこ
ともあるが完全にゼロになることのない抵抗)が
挿入され、この可変抵抗の抵抗値が、演算増幅器
A1の出力電圧VA1と演算増幅器A2の出力電圧
VA2との関係に応じて変化し、実質的には演算増
幅器A2の出力電圧VA2、即ち増幅器6の出力電
圧が略演算増幅器A1の出力電圧VA1で制限され
るものである。
6に並列に可変抵抗(抵抗値が略無限大になるこ
ともあるが完全にゼロになることのない抵抗)が
挿入され、この可変抵抗の抵抗値が、演算増幅器
A1の出力電圧VA1と演算増幅器A2の出力電圧
VA2との関係に応じて変化し、実質的には演算増
幅器A2の出力電圧VA2、即ち増幅器6の出力電
圧が略演算増幅器A1の出力電圧VA1で制限され
るものである。
以上の構成において次に動作を説明する。
エレベータが起動し加速中においては、速度指
令>速度信号電圧である為、増幅器6及び7は正
の出力を発生する。増幅器6の正出力は電力増幅
器1に入力され、この正出力に応じた電圧が電力
増幅器1を通して高速巻線3に印加されるが、低
速度領域においては速度検出装置5の出力電圧が
小さいため、前述のように増幅器6の出力はリミ
ツタ11により制限され、高速巻線3に印加され
る電圧は低い。
令>速度信号電圧である為、増幅器6及び7は正
の出力を発生する。増幅器6の正出力は電力増幅
器1に入力され、この正出力に応じた電圧が電力
増幅器1を通して高速巻線3に印加されるが、低
速度領域においては速度検出装置5の出力電圧が
小さいため、前述のように増幅器6の出力はリミ
ツタ11により制限され、高速巻線3に印加され
る電圧は低い。
一方、低速度領域においては接点8bは閉成し
ており、増幅器7の正出力はダイオード9、接点
8bを通して電力増幅器2に入力され、この正出
力に応じた電圧が電力増幅器2を通して低速巻線
4に印加される。この場合増幅器7の出力は、増
幅器6と異なり出力の制限を受けないので、速度
検出装置5の電圧が速度指令にほぼ等しくなる
様、低速巻線に印加される電圧が制御される。従
つて低速度領域においては低速巻線による駆動ト
ルクが主となり、その不足分を高速巻線で補うよ
うに制御される。
ており、増幅器7の正出力はダイオード9、接点
8bを通して電力増幅器2に入力され、この正出
力に応じた電圧が電力増幅器2を通して低速巻線
4に印加される。この場合増幅器7の出力は、増
幅器6と異なり出力の制限を受けないので、速度
検出装置5の電圧が速度指令にほぼ等しくなる
様、低速巻線に印加される電圧が制御される。従
つて低速度領域においては低速巻線による駆動ト
ルクが主となり、その不足分を高速巻線で補うよ
うに制御される。
エレベータが徐々に加速し、低速巻線4の同期
速度に近づいてくると低速巻線4による駆動トル
クは徐々に減少するが、リミツタ11の制限電圧
が徐々に増加するため、高速巻線3による駆動ト
ルクが次第に増加する。
速度に近づいてくると低速巻線4による駆動トル
クは徐々に減少するが、リミツタ11の制限電圧
が徐々に増加するため、高速巻線3による駆動ト
ルクが次第に増加する。
エレベータが低速巻線の同期速度に達すると、
リレーコイル8が励磁されて接点8aは閉路、接
点8bは開路し、増幅器7の正出力は電力増幅器
2に入力されないため、以後は高速巻線3のトル
クによつて加速される。
リレーコイル8が励磁されて接点8aは閉路、接
点8bは開路し、増幅器7の正出力は電力増幅器
2に入力されないため、以後は高速巻線3のトル
クによつて加速される。
等速運転においては、軽負荷下降時或いは重負
荷上昇時には増幅器7の出力は正であり、また接
点8bは開放しているため、上記と同様高速巻線
3の駆動トルクにより等速走行が継続される。軽
負荷上昇時或いは重負荷下降時には増幅器7の出
力は負となり、また接点8aは閉成しているため
ダイオード10及び接点8aを介して増幅器7の
負出力が電力増幅器2に与えられ、この結果低速
巻線4にはこの負出力に応じた電圧が印加され、
低速巻線4は回生制動トルクを発生し、この制動
トルクと、更に増幅器6の負出力に応じた直流電
流を高速巻線3に流すことにより発生する直流制
動トルクとにより等速走行が継続される。
荷上昇時には増幅器7の出力は正であり、また接
点8bは開放しているため、上記と同様高速巻線
3の駆動トルクにより等速走行が継続される。軽
負荷上昇時或いは重負荷下降時には増幅器7の出
力は負となり、また接点8aは閉成しているため
ダイオード10及び接点8aを介して増幅器7の
負出力が電力増幅器2に与えられ、この結果低速
巻線4にはこの負出力に応じた電圧が印加され、
低速巻線4は回生制動トルクを発生し、この制動
トルクと、更に増幅器6の負出力に応じた直流電
流を高速巻線3に流すことにより発生する直流制
動トルクとにより等速走行が継続される。
エレベータの減速時においては、上述の軽負荷
上昇或いは重負荷下降の等速運転と同様の制動ト
ルクにより減速されるが、低速巻線の同期速度以
下の速度では前記回生制動トルクがなくなるた
め、増幅器6の負出力が増大して高速巻線3の直
流電流が増大し、この直流制動トルクにより減速
する。また、減速時に駆動トルクを必要とする場
合は、前述の加速時と同様その時の速度により低
速巻線或いは高速巻線により駆動トルクを発生す
る。
上昇或いは重負荷下降の等速運転と同様の制動ト
ルクにより減速されるが、低速巻線の同期速度以
下の速度では前記回生制動トルクがなくなるた
め、増幅器6の負出力が増大して高速巻線3の直
流電流が増大し、この直流制動トルクにより減速
する。また、減速時に駆動トルクを必要とする場
合は、前述の加速時と同様その時の速度により低
速巻線或いは高速巻線により駆動トルクを発生す
る。
以上のように、本発明によればエレベータの速
度が低い間は低速巻線を主としてそれの不足分を
高速巻線で補うようにし、速度が高くなると高速
巻線を使用するようにしたので、複雑高価な二重
カゴ型を用いなくとも、起動電流を抑えることが
できると共に、運転効率の向上及び負荷変動に対
する等速時の速度変動の減少を図ることができ
る。また高速巻線によるトルクはリミツタにより
徐々に重畳させるようにしているので加速途中で
のトルクの不連続がなく、良好な加速特性が得ら
れ、従つて経済的、信頼性において非常に優れた
エレベータの制御装置を提供することができる。
度が低い間は低速巻線を主としてそれの不足分を
高速巻線で補うようにし、速度が高くなると高速
巻線を使用するようにしたので、複雑高価な二重
カゴ型を用いなくとも、起動電流を抑えることが
できると共に、運転効率の向上及び負荷変動に対
する等速時の速度変動の減少を図ることができ
る。また高速巻線によるトルクはリミツタにより
徐々に重畳させるようにしているので加速途中で
のトルクの不連続がなく、良好な加速特性が得ら
れ、従つて経済的、信頼性において非常に優れた
エレベータの制御装置を提供することができる。
この場合、低速巻線側の特性は低起動電流、高
起動トルクとなるように高抵抗型とし、高速巻線
側の特性はエレベータの等速走行時にすべり小、
高効率となるように低抵抗として別々に設計する
ようにすればより一層の効果を得ることができ
る。
起動トルクとなるように高抵抗型とし、高速巻線
側の特性はエレベータの等速走行時にすべり小、
高効率となるように低抵抗として別々に設計する
ようにすればより一層の効果を得ることができ
る。
なお上記の実施例において、制動トルクは低速
巻線では回生制動トルク、高速巻線では直流制動
トルクを得るようにしたが、この逆でもよく、ま
た高低両巻線共に同種の制動トルクを得るように
してもよい。
巻線では回生制動トルク、高速巻線では直流制動
トルクを得るようにしたが、この逆でもよく、ま
た高低両巻線共に同種の制動トルクを得るように
してもよい。
第1図は本発明による制御装置の全体の構成を
示すブロツク図、第2図は誘導電動機のトルク特
性図、第3図は増幅器の一部とリミツタの構成を
示す図、第4図は第3図において速度信号V5と
演算増幅器A1の出力電圧VA1との関係を示す
図、第5図は第3図において時間に対する速度信
号V5と演算増幅器A1の出力電圧VA1との関係を
示す図である。 1,2……電力増幅器、3……誘導電動機の高
速巻線、4……誘導電動機の低速巻線、5……速
度検出装置、V5……速度信号、6,7……増幅
器、D1……ツエナーダイオード、8……リレー
コイル、A1,A2……演算増幅器、8a……常
開接点、TR……トランジスタ、8b……常閉接
点、9,10……ダイオード、11…リミツタ、
VA1……基準信号。
示すブロツク図、第2図は誘導電動機のトルク特
性図、第3図は増幅器の一部とリミツタの構成を
示す図、第4図は第3図において速度信号V5と
演算増幅器A1の出力電圧VA1との関係を示す
図、第5図は第3図において時間に対する速度信
号V5と演算増幅器A1の出力電圧VA1との関係を
示す図である。 1,2……電力増幅器、3……誘導電動機の高
速巻線、4……誘導電動機の低速巻線、5……速
度検出装置、V5……速度信号、6,7……増幅
器、D1……ツエナーダイオード、8……リレー
コイル、A1,A2……演算増幅器、8a……常
開接点、TR……トランジスタ、8b……常閉接
点、9,10……ダイオード、11…リミツタ、
VA1……基準信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高速巻線及び低速巻線を有する誘導電動機
と、該誘導電動機の回転速度を検出してエレベー
タかごの速度信号を出力する速度検出装置と、速
度指令と前記速度検出装置の前記速度信号との偏
差を増幅する前記高速巻線用の第一の増幅器及び
前記低速巻線用の第二の増幅器と、該第一の増幅
器の出力に応じて前記高速巻線に印加される三相
交流電圧を制御して駆動トルクを発生させる第一
の電力増幅器及び前記第二の増幅器の出力に応じ
て前記低速巻線に印加される三相交流電圧を制御
して駆動トルクを発生させる第二の電力増幅器と
を設けて、速度帰還制御が行われる交流エレベー
タの制御装置において、 前記速度検出装置の前記速度信号が所定値より
も小さいときには前記速度信号を入力として前記
速度制御が増えるにつれ増加する第一の基準信号
を発生させ、前記速度検出装置の前記速度信号が
所定値以上のときには第一の基準信号よりも大き
い第二の基準信号を発生させ、前記第一の基準信
号あるいは前記第二の基準信号により前記第一の
増幅器のエレベータかご駆動側の出力を制限する
働きをもつリミツタを備え、前記速度検出装置の
前記速度信号が前記低速巻線の同期速度に対応す
る信号以上になると前記第二の増幅器の出力がエ
レベータかごを駆動させる出力の場合のみ前記第
二の電力増幅器に入力されないように阻止する阻
止手段を備えたことを特徴とする交流エレベータ
の制御装置。 2 前記リミツタは前記速度信号を入力とし、入
力抵抗にはツエナーダイオードを並列に接続した
演算増幅器を有し、該演算増幅器により前記第一
の基準信号あるいは前記第二の基準信号を発生さ
せ、前記演算増幅器の出力をトランジスタのベー
スに接続するとともに、該トランジスタのコレク
タとエミツタは前記第一の増幅器の帰還回路に接
続して構成されることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の交流エレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57217474A JPS59108676A (ja) | 1982-12-11 | 1982-12-11 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57217474A JPS59108676A (ja) | 1982-12-11 | 1982-12-11 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59108676A JPS59108676A (ja) | 1984-06-23 |
JPS6364381B2 true JPS6364381B2 (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=16704798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57217474A Granted JPS59108676A (ja) | 1982-12-11 | 1982-12-11 | 交流エレベ−タの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59108676A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0313803U (ja) * | 1989-06-24 | 1991-02-13 | ||
JPH0411659Y2 (ja) * | 1987-02-10 | 1992-03-23 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51139047A (en) * | 1975-05-28 | 1976-12-01 | Hitachi Ltd | Alternating current elevator |
JPS5371442A (en) * | 1976-12-06 | 1978-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | Ac elevator controller |
-
1982
- 1982-12-11 JP JP57217474A patent/JPS59108676A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51139047A (en) * | 1975-05-28 | 1976-12-01 | Hitachi Ltd | Alternating current elevator |
JPS5371442A (en) * | 1976-12-06 | 1978-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | Ac elevator controller |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0411659Y2 (ja) * | 1987-02-10 | 1992-03-23 | ||
JPH0313803U (ja) * | 1989-06-24 | 1991-02-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59108676A (ja) | 1984-06-23 |
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