JPS6363924B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は日付記録が可能な情報記録装置に関す
る。

従来のこの種装置にあつては、装置に記録すべ
き情報が入力される毎に入力情報や時刻と共に日
付をもその都度印字記録しており、このため記録
内容が多く情報を読み取り難い面があつた。又、
情報が入力される毎に時刻のみを印字記録する場
合には、１日１回、日付記録スイツチを用いて日
付を記録する必要があり、操作が煩雑であつた。

本発明は上記点に鑑みてなされたもので以下本
発明を実施例において説明する。

第１図に示す実施例において、１は時刻信号と
日付信号を発生するLSI（Large Scale Integra
ted circuit）で、入力端子２に時間基準信号TB
が入ると該信号に基いて計時動作をなす。３はこ
のための時間基準信号TBを発生するための水晶
発振回路である。

LSI１はその計時動作の結果を出力端子O₁，O₂
………O₂₉に出力するが、斯る出力信号は選択端
子４に入力信号SEがない場合には時刻信号であ
り、入力信号SEがある場合には日付信号となる。

５はプリンタで、LSI１からの時刻信号又は日
付信号を受けて時刻又は日付の印字を行ない、他
方情報入力部６から入る数値データ等の情報DA
の印字を行なう。情報入力部６は例えばキーボー
ドやカードリーダである。

プリンタ５における印字フオーマツトは時刻又
は日付の印字を行なう第１印字ブロツクと情報の
印字を行なう第２印字ブロツクとに分れており、
特に第１印字ブロツクでは、第２図Ａに示す如
く、中央にコロンを挾む４桁の７セグメント表示
形態にて印字がなされる。従つて今、斯る７セグ
メントの各々を図の如くａセグメント乃至ｇセグ
メントと称すると、LSI１の出力端子O₁，O₂……
…O₂₈には各セグメントに対応する信号a₁，b₁，
c₁，………g₁，a₂，b₂，c₂，………g₂，a₂………
が表われ、出力端子O₂₉にはコロンに対応する信
号が表わる。ここに上記a₁，b₁，………g₁は第１
桁D₁における各セグメント信号を、a₂，b₂，…
……g₂は第２桁D₂における各セグメント信号
（以下同様）を意味する。そして時刻信号の場合
は第１桁D₁が10時の単位に、第２桁D₂が１時の
単位に、第３桁D₃が10分の単位に、第４桁D₄が
１分の単位に夫々対応し、又日付信号の場合には
第１桁D₁が10月の単位に、第２桁D₂が１月の単
位に、第３桁D₃が10日の単位に、第４桁D₄が１
日の単位に夫々対応している。

更にプリンタ５は、情報入力部６より情報DA
の入力があると、それと同時に情報入力部６から
入るストローブ信号STを受け、該信号STに基い
て第１及び第２印字ブロツクにおける印字が実行
される。

７及び８は夫々微分回路及びフリツプフロツプ
で、上記表示形態の第１桁のｆセグメントに対応
する信号f₁の立上りが微分回路７で検出され、そ
の検出出力にてフリツプフロツプ８がセツトされ
る。フリツプフロツプ８のセツト出力はLSI１の
上記選択端子４に信号SEを供給すると共に、プ
リンタ５に対する印字指令を与え、プリンタ５は
斯る指令を受けて第１印字ブロツクにおける印字
を実行する。この印字完了後プリンタ５より完了
信号PEが発生し、該信号にてフリツプフロツプ
８がセツトされる。

上記装置の動作は以下の通りである。尚、LSI
１の時刻信号は24時間周期であり、23時59分の後
０時０分に戻り、斯る０時０分の表示形態は第２
図Ｂに示す如く00：00とする。

さて、今フリツプフロツプ８がリセツト状態に
あり、情報入力部６から情報入力がないとする
と、プリンタ５では何ら印字が行なわれない。然
るにその後情報入力があると、ストローブ信号
STにより印字が実行されるが、今LSI１の選択
端子４に信号SEがなく従つて出力端子O₁，O₂，
………には時刻信号が現われており、よつて第１
印字ブロツクに現在時刻が、又第２印字ブロツク
に情報が夫々同時に印字される。更にその後、時
刻が23時59分から０時０分に変わると、23時59分
の表示形態を示す第２図Ｃ及び０時０分の表示形
態を示す第２図Ｂとを比較すると明らかな如く、
この時刻状態のみ、第１桁D₁のｆセグメントに
変化が生じ、斯るセグメント信号f₁の変化が微分
回路７で検出されてフリツプフロツプ８がセツト
される。よつてLSI１の出力端子O₁，O₂，………
には日付信号が表われ、プリンタ５では第１印字
ブロツクに日付が印字される。

よつて、情報入力部６より情報が入る毎に該情
報と共にその都度時刻が印字記録され、又時刻が
０時０分になる毎に自動的に更新された日付が印
字される。

尚、上記実施例において、フリツプフロツプ８
のセツト状態において情報入力部６より情報が入
ると混乱するので、この様な事態が起り得る恐れ
がある場合には上記ストローブ信号STの入力線
に禁止ゲートを設け、フリツプフロツプ８のセツ
ト出力にてこのゲートに禁止をかければ良い。

以上の説明から明らかな如く、本発明によれば
特定の時刻状態においてのみ日付が自動的に記録
されるものであり、従つて日付以外の記録情報の
判読が容易となり、又日付記録のための操作が不
要となつてオペレータの労力が軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例回路図、第２図は表示
形態を示す図である。 １……LSI（計時手段）、５……プリンタ（記録
手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 入力信号の入力時日付信号を出力し、上記入
   力信号の非入力時時刻信号を出力する計時手段、
   該手段から出力された時刻信号に基づいて特定の
   時刻信号を検出し、上記入力信号を出力する手
   段、情報を入力するための手段、該手段からの入
   力に応答して上記計時手段から出力される時刻信
   号に基づく時刻を記録し、上記入力信号の入力時
   上記計時手段から出力される日付信号に基づく日
   付を記録する手段を備えたことを特徴とする情報
   記録装置。