JPS6363764A - 水性インク - Google Patents

水性インク

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JPS6363764A
JPS6363764A JP61206841A JP20684186A JPS6363764A JP S6363764 A JPS6363764 A JP S6363764A JP 61206841 A JP61206841 A JP 61206841A JP 20684186 A JP20684186 A JP 20684186A JP S6363764 A JPS6363764 A JP S6363764A
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water
ink
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JP61206841A
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Tamotsu Ariga
保 有賀
Masaru Shimada
勝 島田
Kakuji Murakami
格二 村上
Hiroyuki Kamimura
上村 浩之
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は水性インク、特に、インクジェット用水性イン
クに関するもので、−1id筆記具のインク、スタンプ
等にも利用できるものである。
[従来技術] インクジェット用インクに要求される特性は 1)噴射安定性 2)保存性 3)色調鮮明性 4)耐水、耐光性 等があるが、従来、特にカラーインクでは高色調で高溶
解性の染料を使用するために、それで印字した像の耐水
性が劣っていた。そのために、普通は耐水処理紙を用い
る必要かあった。
しかし、普通紙に対して印字を可能にする要求も強く、
そのために、ポリアリルアミン(特許請求の範囲に記載
の一般式のRおよびR−が共に水素でおる化合物)を添
加して耐水性を高める方法も提案されている。しかし、
ポリアリルアミンは特に多価アニオン染料の場合に染料
を媒介とした架橋による沈澱が形成され易く、インク作
製時かなりの高1)Hでないと(空気中のCO2ガスに
よるDH低下が原因となる)目詰まりが生じる。よって
、ポリアリルアミンの場合はインク作製時のDHは10
.7〜11.0より高いことが必要になる。
しかし、pl−111以上になると、人体に接触した場
合、危険である上にノズルを腐蝕するおそれがある。
[目  的] 本発明は従来技術の上記問題点を改善し、画像の耐水性
を向上し、しかも沈澱が生じないようなインクジェット
用水性インクを提供することを目的としている。
[構  成] 上記目的を達成するための本発明の構成は特許請求の範
囲に記載のとおりの水性インクである。
ところで、上記水性インクの成分として用いられるポリ
アリルアルキルアミンは下記一般式で示される化合物で
ある。
、pcHz、。、−yn OH2 R:OHを持つアルキル基 R−:OHを持つアルキル基あるいは水素原子 n:50〜130の整数 上記化合物は、ポリアリルアミンとアルキル基の水素を
ハロゲンで置換したアルコールと反応させることにより
合成できるものでポリアリルアミン(上記一般式におけ
るRおよびR′が共に水素原子である化合物)よりも、
Kaが低く、これをインク用添加剤として使用すると、
印字した像の耐水性がよく、かつ、ポリアリルアミンに
比較すると多価イオン染料との架橋による沈澱発生のl
)Hが10付近まで低下するため、インク作製時のpH
は10.2〜10.7で十分である。
上記化合物の合成法(R,R”= C2H40Hを例にする)は以下のとおりである。
ポリアリルアミンの塩酸塩(日東紡績社PAA−HC1
・33)9.8(](モノマ一単位0.1モル)を水酸
化ナトリウム0.1モルを溶解させたメタノール100
m lに添加し、生ずる塩化ナトリウムを濾別する。ざ
らにエチレンクロルヒドリン16.1g(0,2モル)
を添加し水酸化ナトリウム0.2モルを含むメタノール
溶液50m1を添加し1時間環流する。生じた塩化ナト
リウムを濾別する。その後凍結乾燥で結晶を得る。
本化合物のアルカリ溶液を塩酸水で滴定したところ図で
示すようにアンモニウムイオンに変わるl)Hがポリア
リルアミンに比べ低くなっている( pKaがポリアリ
ルアミンに比べ小さいことを示す)、このことがポリア
ミン(R=R−=H)に比較して沈澱発生のpHが低下
した要因と考えられる。また、この図でみるように、R
=R−=C2H40Hの場合、単独ではpH7〜8付近
までイオン化しないが、多価アニオン染料が必るとpH
10付近から染料との塩の形成が始まる。
RとR′が異なる場合は該当するハロゲン置換アルコー
ルを2種用いればよい。また2種以上のハロゲン置換ア
ルコールを用いればそれらの混在したポリアリルアルキ
ルアミンが作製でき、それでも効果は同じである。また
アミンの水素原子が一部置換されずに残留していてもよ
い。
ポリアリルアルキルアミンのインク中への添加量はイン
ク中の染料のスルフォン基、カルボキシル基のモル数の
1/10〜2倍モル凹が適当でおる。例えばCIアシッ
ドレッド35(下記式)がインク中0.01モルある場
合、そのスルホン基数の1/10〜2倍のモル数のアル
キルアミノ基を含むポリアルキルアミン璽すなわち0.
002〜0.04モルが適当である。
0、002モル未満では耐水性改良効果がなく0.04
モルを越えると粘度が増加し高濃度のインクができない
C,1,Ac1d Red 35 染料としてはスルフォン基おるいはカルボキシル基等の
親水基をもつ酸性、直接染料ならいずれも使用できる。
特に色調良好でありかつ水溶解能の大きなマゼンタ、シ
アンの酸性染料を含むインクに使用することに本発明の
価値がある。これらの色には色調が良く耐水性が良好な
直接染料が必まり無いからである。
インク作製法としては所定量の染料およびその他の添加
剤を水、湿潤剤に溶解させ、所定量のポリアリルアルキ
ルアミンを添加してもよいし、最初から該当するポリア
リルアルキルアンモニウムイオンと染料との塩を作製し
それを原料としてもよい。
本発明のインクは、溶媒成分として水を使用するもので
あるが、インク物性を所望の値に調整し、インクの乾燥
を防止し、染料の溶解性を向上する等の目的で、下記の
水溶性有機溶媒と水とを混合して使用する事もできる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレング
リコールモノエチルエーテル等の多価アルコールのアル
キルエーテル類、その他、N−メチル−2−ピロリドン
、2−ピロリドン、1.3−ジメチルイミダゾリジノン
、ジメチルフォルムアミド、トリエタノールアミンなど
でおる。
これらの中で特に好ましいのはジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール200〜600 、 トリエチ
レングリコール、エチレングリコール、グリセリン、N
−メチル−2−ピロリドンである。これらを用いること
により、染料の溶解度が高くなり、かつ水分の蒸発が防
止できるので、析出物により起こる目詰まり防止の効果
を得ることができる。
インク中の上記水溶性有機溶媒の含有量はインク全重量
に対して5〜80wt%の範囲で使用できるが、粘性、
乾燥性等から15〜eowt%の範囲で用いることが望
ましい。
本発明のインクには前記染料、溶剤の他に従来より知ら
れている添加剤を加えることができる。
例えば防腐防カビ剤としては、デヒドロ酢酸ナトリウム
、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−
オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタク
ロロフェノールナトリウム等が本発明に使用できる。
pH調整剤として調合されるインクに悪影響をおよぼさ
ずにインクのpHを10.2〜10.7付近に制御でき
るものであれば任意の物質を使用することができる。
その例として、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金
属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、4@アンモニ
ウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属の炭酸塩等がめげられる。
キレート試薬としては例えばエチレンジアミン4酢酸ナ
トリウム、ニトリロ3酢正ナトリウム、ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミン3酢酸ナトリウム、ジエチレントリ
アミン5酢閑ナトリウム、ウラミル2酢酸ナトリウム等
がある。
防錆剤としては、例えば潴性亜硫駿塩、チオ硫醒ナトリ
ウム、チオグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアン
モニウムニトライト、4硝醒ペンタエリスリトール、ジ
シクロヘキシルアンモニウムニトライト等がおる。
その他目的に応じて水溶性紫外線吸収剤、水溶性赤外線
吸収剤、水溶性高分子化合物、染料溶解剤、界面活性剤
などを添加することができる。
以下実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例 表1に示した組成でインク調合した後、水薗化ナトリウ
ムでpi−110,5〜11.0とした。
注1 一般式におけるn=約80 注2 H 上記Xが で示される染料化合物 注4 で示される染料化合物 注5 湿潤剤の記号の内容は DEG ニジエチレングリコール GLY :グリセリン TEGニトリエチレングリコール [G:エチレングリコール N−Py:N−メチル−2−ピロリドンPEG200 
:ポリエチレングリコール#200注6 防腐防カビ剤
種は A:デルトップ33(成田薬品) B:ソジウムオマジン C:安息香酸ナトリウム 上記実施例1〜10.比較例1〜3について下記の試験
を行った。
1)画像の鮮明性 リコー製ワードプロセッサーリポート 5600J用インクジェットプリンターに作製したイン
クを充填し、市販ボンド紙に印字を行った。
鮮明な画像が得られたインクについて表2において○印
で表わした。
2)画像の耐光性 1)で得た画像サンプルをフェードメーター(カーボン
アーク灯、63℃〉に3時間かけ光照射後の画@濃度を
マクベス濃度計で測定し下式により光褪色率を求めた。
褪色率(%)=(1−光照射後の画像濃度/光照射後の
画像濃度)xloo 3)画像の耐水性 1)で得た画像サンプルを30″Cの水に1分間浸漬し
、浸漬前後の画像濃度をマクベス濃度計で測定し?)項
の式と同様の式により水褪色率を求めた。
4)保存性 インクをポリエチレン製の容器に入れ−20’C14℃
、20℃、50℃、70’C,それぞれの条件下で3カ
月間保存し、保存前後の粘度、表面張力、電気伝導度の
変化、および沈澱物析出の有無を調べた。どの条件下で
保存しても物製変化、沈澱物の発生がなかったものを表
1で○とした。
5)ノズルの目詰まりテスト 1)で印字した後、印字体止したままで20℃、65%
RHの環境で2力月間放置し、放置後再び正常な印字が
可能か否かを調べた。
1つのサンプルについて3台のプリンターを使用し試験
した。
表2には3台のプリンターとも正常に印字できた場合を
011台または2台で正常印字できなかった場合をX、
3台とも正常印字できなかった場合をX×で示した。な
お5600J用プリンターにはノズルに目詰まりが生じ
、噴射できなくなった時、ジェットの噴射方向が著しく
放置前と比べて変化した時には、それを自動的に検出し
プリンターの作動を停止するための装置が取り付けられ
ている。
表−2印字結果 [効  果コ 以上説明したように、本発明の水性インクは保存性がよ
く、ノズルの目詰まりが起らないものであり、更に、光
褪色率が小さく、特に水褪色率が極めて小さいという顕
著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はポリアリルアミンとポリアリルアルキルアミンそ
れぞれのアルカリ溶液への塩酸水の添加によるI)H変
化を示すグラフである。 特許出願人 株式会社リ コ − 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 代理人 弁理士 旭     宏 塩酸末渇免−Jl(CC)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式で表わされるポリアリルアルキルアミンおよ
    びこの化合物を添加した染料ならびに湿潤剤、水を主成
    分とすることを特徴とする水性インク。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、上記一般式中の記号のうち、 R:OHを持つアルキル基 R′:OHを持つアルキル基あるいは水素原子 n:50〜130の整数 である。
JP61206841A 1986-09-04 1986-09-04 水性インク Expired - Lifetime JPH0791494B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6481871A (en) * 1987-09-24 1989-03-28 Mitsubishi Chem Ind Recording solution
JPH02296878A (ja) * 1989-05-10 1990-12-07 Pilot Corp:The 耐水性を有するインキ組成物
JP2001294786A (ja) * 2000-04-14 2001-10-23 Seiko Epson Corp 水溶性インク、およびそれを用いたインクジェット記録装置
US6498222B1 (en) 1999-05-25 2002-12-24 Seiko Epson Corporation Water resistance imparter, ink composition, reactive fluid, and method of ink-jet recording with two fluids
US7265164B2 (en) 1998-02-23 2007-09-04 Seiko Epson Corporation Ink composition containing cationic water-soluble polymer

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