JPS6363621A - 生薬の製造法 - Google Patents

生薬の製造法

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JPS6363621A
JPS6363621A JP61208952A JP20895286A JPS6363621A JP S6363621 A JPS6363621 A JP S6363621A JP 61208952 A JP61208952 A JP 61208952A JP 20895286 A JP20895286 A JP 20895286A JP S6363621 A JPS6363621 A JP S6363621A
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JP
Japan
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crude drug
microwave
drying
fresh
raw material
Prior art date
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Pending
Application number
JP61208952A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruji Oshio
大塩 春治
Noriaki Kawamura
川村 紀明
Masaaki Kuwabara
桑原 雅明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP61208952A priority Critical patent/JPS6363621A/ja
Publication of JPS6363621A publication Critical patent/JPS6363621A/ja
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は生薬の製造法、さらに詳しくは新鮮な生薬原料
を迅速に処理し、それに含まれろ有効成分の分解を極力
防止することによって、品質の優れた生薬や、エキス等
のその他の生薬製品を得るに好適な生薬を製造ずろ方法
に関する。
従来技術 多くの生薬は植物の薬用部分の乾燥物であるろく、乾燥
手段としては通常陰乾しなどのいイつゆる自然乾燥法あ
るいは温風などによる加熱乾燥法か利用される。しかし
ながら、これらの手段によって製造されfこ成る種の生
薬においては製造作業に長時間を要するため、カビが発
生するなどの事故が生じ易い。更に重要な事は成る種の
生薬においては有効成分含量が新鮮な原料より著しく減
少することがある。一般に植物が枯死すると、直ちにそ
れ自体の含有する酵素が作用して成分の分解が起こる。
生薬の場合、この分解される成分が有効成分に一致する
とその品質に重大な影響を及ぼす。即ち、原料の乾燥過
程で有効成分が分解され、生薬の乾燥品や、エキス等の
その他の生薬製品の品質に重大な影響を与えることがあ
る。例えば、アマチャヅルGG ynostemma 
pentaphyllum〜Iakino)の地上部の
自然乾燥品のサポニン成分は新鮮、京もzlの約半量若
しくはそれ以下に減少することがある。
また、このようにして製造された乾燥品を長期間保存す
ると徐々にサポニン成分は減少し続ける。
更に重要なことは、アマチャヅルエキスなどを製造する
目的で乾燥品を水に浸すと直ちにサポニン加水分解酵素
が作用し、1−5時間後には新鮮原料中に存在したサポ
ニンは殆ど認められなくなる。
また、ナンバンカラスウリ(Momordicaなする
ことによって製造した生栗、木べつ根には折卸弧J′)
主成分てうるモモルジン■が少なくその分44N物であ
るモモルンンIが多量に含まれているこ)か通例である
。更に、コガネバナ(Scutellaria垂cal
q科見Georg、 )の根を自然乾燥した生薬、H,
7ごんを水に潰けて放置すると速やかに有効成分、パイ
カリンの分解が始まることは広く知られている串実であ
る。(相楽和彦、tp葎裕二、大島俊幸。
村山 晋、糸用秀冶、生薬学雑誌、40巻、72ページ
(1986年)。
上記の種々の現象は新鮮な植物を速やかに乾燥すること
によって防止することが出来る。更にその際酵素を失活
させることが望ましい。例えば、杓70°Cの温風によ
る送風乾燥機をfIj用することによっである程度は成
分の分解は回避されることかある。しかし、例えば、ナ
ンバンカラスウリ恨は約100℃の送風乾燥によってら
乾燥品中のモモルノン■は著しく減少している。
発明が解決しようとする問題点 新鮮材料を高周波(マイクロ波)の高電圧の電場におく
と、高周改誘電加熱を起こして材料その乙のが加熱され
る。こノ)方法によると(オ料:;U熱に要する時間か
著しく短縮され、加熱程度の:iii 011らきわめ
て容易である。(化学工業協会蝙、化学工業便覧、改訂
41版、765ページ、丸冴、1978年)。
本発明者らは、生薬原料への高周波(マイクロ波)の照
射が乾燥生薬の製造に瓶めて有用であることを見出した
。即ち、乾燥に要する時間か飛躍的に短縮されると同時
に、原料自体の中に有効成分を分解する酵素を含む場合
、速やかに酵素が失活ずろため乾燥中の有効成分の減少
を極力防止することができる。更に、高周波(マイクロ
波)を照射した生薬では酵素が失活しているため、保存
中またはそれ以後の、例えば、エキス製造工程における
有効成分の分解を最小限に止めることができる。
かくして、本発明は、新鮮な生薬原料に高周波(マイク
ロ波)を照射することを特徴とする生薬の製造法を提供
する乙のである。
本発明の製造法において対象とする生薬原料は特に限定
するものではなく、シャクヤク、オタネニンジン、ナツ
タなど、各種の生薬、エキス等のその他の生薬製品の原
料となる新鮮な生薬原料いずれでもよい。
高周波(マイクロ波)の照射には約3〜5000メカヘ
ルツ程変の高周波(マイクロ波)が利用できる。高周波
(マイクロ波)発生装置としては、木材工業1食品工業
などの分野で汎用される通常の高周波乾燥機(3−50
メガヘルツ)およびマイクロ波発生装置(915または
2450メガヘルツ)が好適に利用される。照射条件は
装置の仕様、特注および生薬原料の性質、大きさなどな
よって適宜法めることができ、乾燥材料から盛んに水蒸
気か発生する時点から乾固するまでの間で照射時間を設
定することができる。有効成分分解酵素の失活は以下の
操作によって容易に知ることができろ。
即ち、照射した材料に水を加え、よく粉砕したのち、そ
の一部を取り有効成分を定量する。残りの′Il!!測
液を室/Aらしくは50℃以下に1−5時間放置したの
ち、その一部を取り同じく定量する。前者と後者の間に
有ぎな差が無い場合に酵素が失活しているしのとfJI
定される。例えば、発振周波数2450メガヘルツ、出
力500ワツトの装置によってコガネバナ根を処理する
場合は通常3−10分間の照射が好ましい。次にアマチ
ャヅルの地上部では5−12分間の照射が有効である。
またナンバンカラスウリ恨では3−10分間の照射が良
い。
照射した生薬原料は、そのまま、もしくは刻み加工等を
行なったのち、生薬として製品化でき、また、エキス等
の他の生薬製品の調製に使用できる。
発明の効果 生薬原料に高周波(マイクロ波)を照射することによっ
て乾燥時間を著しく短縮し、カビの発生などによる事故
を防止すると共に、自体有効成分分解酵素を含む生薬原
料については有効成分を減少させること無く品質の侵れ
た乾燥生薬を提供することができる。
以下、実施例によって発明の詳細な説明するが、本発明
は例示された生薬の加工たけに;艮定されるらのてばな
い。
実施例1 アマチャヅルの新鮮葉を発振周波数2450メガヘルツ
、出力500ワツトのマイクロ波乾燥機に入れ、そ−ぞ
れ5分間または10分間乾燥した。
また、別の新鮮葉を送風乾燥機を用いて70℃で6時間
乾燥しf為 かくして得られた02.燥菓の水分と主サポニン成分で
あるンペノサイト■の含量を測定し、その結果を第1表
に示した。
第  l  表 第1表からマイクロ波乾燥機をもちいると乾燥時間が飛
躍的に短縮されることが分かる。また、高周波誘電加熱
方式が送風加熱方式よりも成分の減少を防止する上でら
有効であることが分かる。
次に、乾曝葉を75)本とし、SZンう、そのヘタ10
019を正確にGtす、これに水2mlを;」[lえ、
室内に放置した。一定時間毎に一部をとリジベノサイド
■Iiを測定し、結果を第2表に示した。
第2表 第2表から、高周波誘電加熱によってノベノサイドV分
解酵素の失活しているのに対し、送風乾燥では依然とし
て活性の残存していることが分かる。
注1.水分測定:Ti子水分計を用いて測定した。
2、ジベノサイドVの測定:検体に80%(V/V)メ
タノールを加えたのち、1時間超音波照射を行い、高速
液体クロマトグラフィーに付した。高速液体クロマトグ
ラフィーの条件、固定相 ウルトロン (U 1tron)N −018(信相化工)、移動相
 アセトニトリル−水(36:64゜v/v)。検出波
長203 nm0 実施例2 ナンバンカラスウリの新鮮根(直径0.8−1゜5cy
A)を長さ約1cmに切り、発振周波数2450メガヘ
ルツ、出力500ワツトのマイクロ波乾燥機にいれ、そ
れぞれ5分間または10分間乾燥した。また別の切片を
送風乾燥機を用いて70℃で9時間乾燥した。
かくして得られた乾燥根の水分と主サポニン成分である
モモルジンIおよびHの含量を測定し、その結果を第3
表に示した。
第3表 □□」 ニ」 第3表から、マイクロ波乾燥機を用いると乾燥時間が飛
躍的に短縮されることが分かる。ま几、高周波誘電加熱
方式が送風加熱方式よりも成分の減少を防止する上でも
極めて有効であることが分かる。
次に、乾燥根今粉末としたのち、その約+0019を正
確に量り、これに水4mlを加え、室内に放置した。一
定時間毎に一部をとりモモルジン■量を測定し、結果を
第4表に示した。
第4表 第4表から高周波誘電加熱によってモモルジン■分解酵
素の失活していることが分かる。
注1.水分測定: 電子水分計を用いて1ルl定した。
2、モモルジンの測定: 検体にアンモニア・アルカリ
性60%(V/V)メタノ−゛し水溶液(pl!9.5
)を加え1このら、30分間超音波照射を行ってから高
圧液((:クロマトグラフィーに付した。高迭液体クロ
マトグラブイ−の条i/i:・固定P:J1〕RC−o
Ds1161(エルマ光7:)、移動…アセトニトリル
ーメタノ′−ルー水(15:58 :27 、 v/v
)(i旦しペンクンスルホン酸4 、25 mmol/
 Qを含U)、検出波長2050m0 実、1例3 コガネバナの新鮮用を発振周波数2450メガヘルツ、
出力500ワツトのマイクロ波乾燥機に入れ、それぞれ
5分+7;Iよたは10分間乾燥した。
まf二別の新鮮用を送風乾燥機を用いて70℃で8時f
iJj乾燥しf二。
斯くして得られた乾燥根の水分と主成分であるパイカリ
ンの含量を測定し、その結果を第5表に示した。
第5表 第5表からマイクロ波乾燥機をもちいると乾燥時間か飛
躍的に短縮されることが分かる。また高周波誘電加熱方
式か送風加熱方式よりし成分の減少を防止する上でも有
効であることか分かる。
次に乾燥根を粉末としたのち、その約100.=yを正
確に量り、これに水2mlを加え、室内に放置した。一
定時間毎に一部をとりパイカリン量を測定し、結果を第
6表に示した。
第6表 第6表から高周波誘電加熱によってパイカリン分解酵素
の失活しているのに対し、送風乾燥では依然として活性
の残存していることが分かる。
注1 水分測定・ 電子水分計を用いて測定した。
2、パイカリンの測定・ 検体に80%(V/V)メタ
ノールを和えたのら、1時間超音波照射を行ってから高
速液体クロマトグラフ、「−に付した。高速液体クロマ
トグラフィーの条件 固定相 ツババック(NOVA−
PAK)C−18(ウォーターズ)、移動用アセトニト
リル−水(32:68゜V/V)(但し臭化テトラアミ
ルアンモニウム5mmoi/!2を含む)、検出波長2
80n11゜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)新鮮な生薬原料に高周波(マイクロ波)を照射す
    ることを特徴とする生薬の製造法。
JP61208952A 1986-09-04 1986-09-04 生薬の製造法 Pending JPS6363621A (ja)

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JP61208952A JPS6363621A (ja) 1986-09-04 1986-09-04 生薬の製造法

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ID=16564861

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JP61208952A Pending JPS6363621A (ja) 1986-09-04 1986-09-04 生薬の製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116393A (ja) * 2008-10-14 2010-05-27 Masakuni Tamaki 植物の生葉のマイクロ波加熱乾燥法による微粉末化方法並びに生葉微粉末化製品

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