JPS6363466B2 - - Google Patents

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JPS6363466B2
JPS6363466B2 JP52142573A JP14257377A JPS6363466B2 JP S6363466 B2 JPS6363466 B2 JP S6363466B2 JP 52142573 A JP52142573 A JP 52142573A JP 14257377 A JP14257377 A JP 14257377A JP S6363466 B2 JPS6363466 B2 JP S6363466B2
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lever
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elevator car
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/16Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
    • B66B5/18Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエレベータ装置の保安機構に係り、特
に、エレベータ乗かごの保安ブレーキを確実に作
動させるための装置に関する。
エレベータの技術に於いては、エレベータ乗か
ごが下降方向に所定速度を越えた時にエレベータ
乗かごを低速化する様に保安ブレーキを作動する
保安機構を設けることが知られている。これらの
既知の機構はエレベータ乗かごに結合された調速
ケーブルにより駆動される調速機を備えている。
所定の下降速度を越えた際は、握持機構が調速ケ
ーブルをクランプしそしてその移動を束縛する様
にせしめられる。この様に調速ケーブルを束縛す
ることにより、エレベータ乗かごに装着されたト
リツプ機構に作動力が伝達される。この力がトリ
ツプ機構を作動し、該機構がエレベータ乗かごに
ある保安ブレーキを作動せしめる。これらの保安
ブレーキはエレベータ乗かごを保安停止状態に至
らせるに充分な程エレベータガイドレールを握持
する。
上記した構成に於いては、保安ブレーキの作動
が調速ケーブルの質量によつて影響を受ける。建
物が高い程、必要とされる調速ケーブルが長く、
従つて質量が大きいことになる。
エレベータ乗かごが上方に一定速度で移動しそ
して減速を始める時には、調速ケーブルに慣性が
あるためにこの調速ケーブルが一定速度で上方に
移動し続けようとする。これはエレベータ乗かご
の保安ブレーキに組合わされたトリツプ機構に上
方の慣性力を生じさせる。この力が付与される方
向はブレーキ安全器を作動するために作動力が付
与される方向と同じである。乗かごが充分大きな
割合で減速する場合には、調速ケーブルに束縛力
を与える様に調速機が作動しないにも拘らず、充
分質量のある調速ケーブルが保安ブレーキを作動
させることになり勝ちである。従つて、エレベー
タ乗かごが不当にもブレーキ掛けされ、運転を再
開するためにサービスマンの呼び出しを必要とす
ることになる。
保安ブレーキを不当に作動しようとする比較的
大きな減速は、カーがその通常の機械ブレーキに
よつて停止された場合にも生じさせることがあ
る。例えば、エレベータ装置内の電気保安回路が
この機械ブレーキを作動する様にせしめた時であ
る。これらの状態の下では、エレベータ乗かごが
重力加速度の1/3程度で減速する事もある。又、
例えばエレベータの平衡おもりの底がエレベータ
通路についておりそしてエレベータ駆動滑車とそ
の巻上ロープとの間に牽引がなくなつた様な場合
にはエレベータ乗かごが重力速度で減速する。エ
レベータ乗かごの減速度が大きい程、調速ケーブ
ルが保安ブレーキを不当に作動しようとする傾向
が大きくなる。エレベータ乗かごが重力速度で減
速する場合は、調速ケーブルの重量にほゞ等しい
力をトリツプメカニズムに与えることによつて調
速ケーブルが保安ブレーキを作動し勝ちである。
これまで、調速ケーブルのこの様な慣性力によ
る保安ブレーキの作動は、或る所定の限界以上の
力を付与した時にこの保安ブレーキを作動できる
様なトリツプ機構を用いることによつて回避され
ていた。設計者は調速ケーブルにより発生される
最大の予想される慣性力を計算し、そしてこの最
大力を越える力に達するまでその関連保安ブレー
キを作動できない様なバネ止めメカニズムを設計
している。
もちろん、調速機の握持機構はこの限界を越え
た場合に調速ケーブルに束縛力を与える様に設計
される。従つて、調速ケーブルに必要とされる張
力はトリツプ機構の上記限界大きさを越えるもの
でなければならない。従来の設計に於いては、こ
の限界大きさが調速ケーブルの減速度に関連した
慣性力より大きくなければならないので、大きな
慣性力は大きな限界大きさと調速ケーブルのなお
大きな張力とを必要とする。これはケーブルのコ
ストを高めるだけでなく、その寸法及び重量をも
増加し、ケーブルが発生する慣性力によつて生じ
た問題を含むことになる。
近代的な高層建築に於いては、調速ケーブルが
非常に長く且つ重量があり、エレベータ乗かごが
減速する時に生じる慣性力は著しく大きなものに
なる。従来の構成体と同様に調速機の握持機構が
調速ケーブルにより発生される慣性力より相当に
大きい束縛力を発生するとすれば、ケーブルをあ
まりにしつかりと握持し過ぎてケーブルに損傷を
与える危険性がある。更に前記した様に束縛力の
増加は調速ケーブルの張力の増加を必要とする。
大きな直径のケーブルを用いることによつて張力
を増加しようとする試みはケーブルの質量を更に
増加して条件を一層悪くするだけである。
更に、かゝる大きな束縛力を与えることのでき
る調速機は、この束縛力が調速ケーブルの比較的
長い区分に亘つて分配される様に比較的大きな握
握機構を必要とすることになる。又、調速機は
かゝる比較的大きな束縛力に対して特に設計され
た把握機構を必要とする。これらのことが調速機
の大きさ及びコストを増加することになる。
そこで本発明の目的は、エレベータのための改
良された保安構成体を提供することである。
本発明の更に別の目的は、エレベータ乗かごが
上方に減速している時にその関連調速ケーブルに
より発生される慣性力を補償するブレーキ手段を
提供することである。
本発明の特徴は、エレベータ乗かごの上方減速
に応答して、その調速ケーブルにより発生される
慣性力に対抗する補償力を発生する補償手段を提
供することにある。ここに構成した実施例に於い
ては、この補償力を発生するためにバネ負荷され
たおもりが乗かごに装着される。このバネ負荷さ
れたおもりはスライドバーのノツチと係合する突
出器に対して作動する。保安ブレーキを作動する
ためには、調速ケーブルが、スライドバーを引つ
張つて突出器との係合を外す様な力を発生しなけ
ればならない。ここに構成した実施例に用いられ
るおもりは、エレベータ乗かごが上方に移動しそ
して減速する時に突出器がスライドバーのノツチ
に与える力を増加する様に作動する様構成されて
いる。
本発明の別の実施例に於いては、枢着された解
除部材が上記バネ負荷されたおもりに取り付けら
れる。前記した様に、エレベータ乗かごが上方に
移動しそして減速する際には、このおもりが作動
部材を束縛しようとする力を生じ、そして保安ブ
レーキを作動するのに必要とされる力を増加す
る。
本発明によれば、ガイドレールにより案内され
るエレベータ乗かごを巻上げ機によつて上方に移
動でき且つ所定の割合の減速機で停止できる様な
エレベータ装置に使用するための保安構成体が提
供される。この保安構成体は作動部材を持つたブ
レーキ手段を備えている。このブレーキ手段は、
所定の限界大きさを越える力がこの作動部材に与
えられるのに応答してエレベータ乗かごを停止す
る様にガイドレールにブレーキ力を与えるために
エレベータ乗かごに装着されている。垂直に懸垂
された細長いロープ或いはケーブルも含まれてお
り、これは上記作動部材に取り付けられてこれと
共に動くことができる。このロープ或はケーブル
は、エレベータ乗かごが上昇移動中に所定の割合
で減速されるのに応答してこの可撓性部材が上記
所定の限界大きさ以上の慣性力を上記作動部材に
付与する様な所与の質量を有している。又この保
安構成体は、エレベータ乗かごが所定の下降速度
を越えるのに応答して所定の限界大きさの作動力
を上記可撓性部材を介して上記作動部材に付与す
るために上記可撓性部材によつて駆動される調速
手段を備えている。又、補償手段も含まれてお
り、該手段はエレベータ乗かごに装着されそして
その上方移動中にこの乗かごが所定速度で減速す
るのに応答して作動部材に補償力を与える様に働
き、然してこの補償力は、慣性力に対抗しそして
この慣性力がブレーキ手段を作動するのを防ぐ所
定の大きさを有している。
本発明の他の目的及び特徴は添付図面を参照し
た以下の詳細な説明より明らかとなろう。
先ず第1図を参照すれば、エレベータ乗かご1
1の1部が正面図で示されている。乗かご11の
主な構造部材は天井構造部材12と、床構造ビー
ム13と、直立支持体15とを備えている。床構
造ビーム13の下でその1端に装着されているの
は保安ブレーキ14であり、床構造ビーム13の
他方の図示されていない端にも相補的な保安ブレ
ーキ(図示せず)が装着されているということを
理解されたい。本発明のここに構成した実施例に
於いては、床構造ビーム13の保安ブレーキと垂
直方向に整列状態で2つの更に別の保安ブレーキ
が天井構造部材12の両端にも装着されている。
これらの更に別の安全器は図示明瞭化のため示し
てない。
保安ブレーキ14は、良く知られた様にこれが
作動した時にはレール17を握持してエレベータ
乗かごを停止する。レール17は図示明瞭化のた
め破断されているが、実際には巻上げ路に於ける
エレベータ乗かご11の移動路全体に亘つて延び
ている。ビーム13の図示されてない端にある図
示されてない保安ブレーキと共働する相補的なレ
ール(図示せず)もある。
天井構造部材12にジヤーナル軸受されたシヤ
フト19に調速レバー18が装着されている。ビ
ーム13にジヤーナル軸受されたシヤフト21に
調速レバー20が装着されている。これらの調速
レバー18及び20は一緒に動く様にリンク装置
22によつて連結されている。又、調速レバー2
0にはリンク装置23も連結され、これは動かさ
れた時にはビーム13の図示してない端に装着さ
れた保安ブレーキ(図示せず)を良く知られたや
り方で作動させることができる。
レバー18及び20は調速ケーブル24から成
る垂直に懸架された細長い可撓性部材に結合さ
れ、上記調速ケーブルはレバー18から上方に機
械室へと延びそして調速手段26の滑車25を経
てエレベータ通路まで下がりそして張力滑車27
のまわりを経てレバー20へと戻る。通常の運転
に於いては、レバー18及び20がトリツプ機構
TRにより示された位置に保持され、このトリツ
プ機構TRはおもりWと、レバーアームAと、突
出器Pと、プレート28とスライドバーBとを備
えており、これらは全て第3図に明瞭に示されて
いる。ここに構成した実施例に於いては、トリツ
プ機構TRにカバーが設けられているが、このカ
バーは図示明瞭化のため第2図には示してない。
保安ブレーキ14、レバー18及び20、シヤ
フト19及び21、リンク22及び23、プレー
ト28並びにバーBはブレーキ手段と称する本発
明の部分を構成する。レバー18、プレート28
及びバーBは作動部材と称するブレーキ手段の1
部を構成する。
調速機26は、エレベータ乗かご11が所定の
下方向速度に達した時にケーブル24を適当に握
持できる色々な種類の調速機のうちのどれかであ
る。この調速機26は調速手段と称する本発明の
部分を構成する。既知の調速機の動作については
米国特許第3441107号に開示されている。かゝる
調速機はケーブル24の両側に装着されたロープ
握持機構を備えている。これらの握持機構がケー
ブル24と係合してこのケーブルを束縛しようと
する力を発生する。これが生じた時には、ケーブ
ル24並びにレバー18及び20は減速し、これ
らのレバーは時計方向に回動する。
さて第2図を参照すれば、第1図の2−2線に
沿つた断面が示されている。第2図に於いては保
安ブレーキ14及びガイドレール17の如き或る
要素が図示を簡単化するために示されていない。
前記したレバー20は床構造ビーム13及び30
にジヤーナル軸受されたシヤフト21に装着され
て示されている。シヤフト21には1対のリフト
レバー31′及び32′も装着されている。レバー
31′及び32′の自由端はこれら自由端のすぐ下
にリフトロツド(図示せず)によつて装着された
保安ブレーキ14に連結される。自由端を持ち上
げる方向のレバー31′及び32′の回転がリフト
ロツドを持ち上げて保安ブレーキ14を作動せし
める。
さて第3図を参照すれば、前記したトリツプ機
構TR及びその関連成分が詳細に示されている。
おもりWはピン31により枢着されたレバーアー
ムAにボルト止めされる。ピン31はプレート3
2とブラケツト33(説明のために破断してあ
る)との間に配置されている。ブラケツト33は
天井構造部材12にボルト止めされたプレート3
2に適当に取り付けられる。スロツト付きのバー
34は3つの面でアームAを取り巻いており、第
4の面はピン35によつて包囲されている。バー
34の上部にネジ込まれているのは突出器Pであ
り、これは筐体37の下方フランジ36を通して
上方に延びて、バーBの下方に配置されたノツチ
N1と係合している(第4図に明確に示されてい
る)。筐体37は上方タブ38及び下方フランジ
36をプレート32に適当に緊定することによつ
てプレート32に装着される。突出器Pの上部と
バネSの全体が筐体37に包囲されている(明確
に示した第4図参照)。バーBの上で筐体37に
適当に緊定されているのは、バーBのノツチN2
に係合するテーパ付きピン39である。ピン50
によつてバーBのスロツト付き端部に結合されて
いるのはプレート28であり、このプレートはレ
バーアーム18に適当に緊定される。
トリツプ機構を保護するためカバーC(解説の
ために破断されている)がプレート32に適当に
固定される。
おもりW、アームA、ピン31及び35、スロ
ツト付きバー34、突出器P及びバネSが補償手
段と称する本発明の部分である。バネSは弾力手
段と称する補償手段の1部である。
第4図は前記で説明した筐体37、突出器P、
バーB及びピン39の詳細な断面図である。筐体
37はこれにボルト止めされた底プレート41を
備え、この底プレートはワツシヤ42とバネSの
下端とに対する支持体をなす。バネSはワツシヤ
43を支持しそしてワツシヤ43は突出器Pの肩
部に対して支持する。
さて第5図を参照すれば、トリツプ機構の別の
形態がエレベータ乗かごの構造部材51に装着さ
れて示されている。この部材51は第1図の天井
構造部材12に対応するエレベータ構造体の1部
である。テンシヨンバネ52がおもりWAと山形
鉄材53との間に懸架され、鉄材53は部材51
にボルト止めされている。おもりWAはピン55
によつて枢着されたレバーアーム54に取り付け
られる。ピン55は装着タブ56、及び57の穴
に装着され、これらのタブは共に装着プレート5
8に適当に取付けられる。装着プレート58は部
材51に適当に取り付けられる。レバー59及び
シヤフト60は第1図のレバー18及びシヤフト
19に各々対応しそしてこれらと同様に作動す
る。レバー59は第1図のケーブル24に対応す
る調速ケーブル63に連結される。従つてシヤフ
ト60が時計方向に回転するようなレバー59の
持ち上げがエレベータ乗かごの保安ブレーキを作
動せしめる。レバー59の各々の側に対称的に配
置されているのは2つの相補的なブラケツト61
及び62であり、これらはボルトB1及びB2に
よつてレバー59にクランプされる。ブラケツト
62及びボルトB2は解説の目的で破断してある
ということに注意されたい。ブラケツト61及び
62並びにボルトB1及びB2の4つの要素は、
ボルトB2のシヤフトがレバー59の下で水平方
向に離間されるようにレバー59を包囲し且つこ
れをクランプする。
ノツチN3がアーム54の1端に形成されてい
る。このノツチN3は、アーム54及びレバー5
9が第5図に示すように位置された場合にはボル
トB2のシヤフトと係合するように位置され且つ
大きさ定めされる。アーム54がピン55に枢着
されているのでアーム54はノツチN3がボルト
B2を解離するようにピン55に対して時計方向
に回転できる。
アーム54は解除部材と称する本発明の部分で
あり、そしてレバー59とブラケツト61,62
ボルトB1,B2は作動部材と称する本発明の部
分である。テンシヨンバネ52は弾性部材と称す
る本発明の部分であり、おもりWAを上方に押し
やるためにエレベータ乗かごに取り付けられてい
る。
本発明の理解を容易にするため、第1図のエレ
ベータカー11が下降方向に移動しそして所定の
速度を越えそれによつて保安ブレーキ14が作動
される状態に対して先ず本発明の作用を説明す
る。その後、エレベータ乗かごが上方に移動しし
かも所定の割合で減速し従つて調速ケーブル24
により発生される慣性力が保安ブレーキ14を作
動しようとする方向にあるような状態について説
明する。
さてエレベータ乗かご11が所定速度より若干
遅い速度で下降方向に移動し、そして比較的小さ
な割合で加速しつつあり、従つておもりWがかゝ
る加速に関連した著しい慣性力を発生していない
ものと仮定する。エレベータ乗かご11が徐々に
加速するにつれてエレベータ乗かごは結局は上記
所定速度を越える。これらの状態の下では調速機
26がケーブル24を握持しそしてその下方移動
を束縛しようとする力を付与する。従つてこの力
はレバー18と調速ケーブル24との結合点に於
いてレバー18に付与される。レバー18に対す
るこの力の付与はレバー18及びシヤフト19を
時計方向(第1図で見て)に回転せしめようとす
る。然し乍らこれはトリツプ機構TRによつて抵
抗される。
突出器PはバーBの移動を束縛しようとする上
方力をバーBのノツチN1(第4図)に対して付
与する。突出器Pに於けるこの上方力はバネSに
より発生された力からおもりWにより発生される
力(第3図)を引いたものに左右される。バネS
により発生される力は既知の弾性係数を用いるこ
とによつて容易に計算できる。突出器Pに付与さ
れる、おもりWにより発生される力は簡単な機械
的な法式を用いて計算できる。この後者の計算
は、ピン31からおもりWまでのモーメントアー
ムの有効長さとピン31から突出器Pまでのモー
メントアームの有効長さとの比に対応する係数で
おもりWの重量を乗算することを必要とする(第
3図参照)。かゝる計算の詳細が機械技術に精通
した者の範囲内であることは明らかであろう。突
出器Pにより与えられる上方力がわかれば、バー
Bを引張つて突出器Pとの係合から外すためにレ
バー18に付与しなければならない力を容易に計
算できるということも機械技術に精通した者にと
つて明らかであろう。充分な力がバーBに与えら
れるならば、ノツチN1の傾斜面が突出器Pを下
方に移動せしめてバネSを圧縮せしめる(第3図
参照)。突出器Pが充分な量下方に移動すれば、
バーBはもはや捕縛されずそしてトリツプ機構
TR(第1図)が“引外し”されたと考えられる。
調速機26は、ケーブル24を握持する際に
は、バーBを引つ張つて突出器Pとの係合から外
すに充分な力を与えるので、レバー18が回転す
る。レバー18はリンク22によつてレバー20
に結合されているので、これら両レバーが同時に
回転する。レバー20の回転は共通シヤフト21
(第2図)にあるレバー31′及び32′も回転せ
しめる。これらレバー31及び32の回転が通常
の仕方で保安ブレーキ14(第1図)を作動せし
める。良く知られている様に、保安ブレーキ14
が作動すると、ガイドレール17に束縛力を付与
してエレベータ乗かご11を減速せしめる。又、
レバー20の回転はリンク装置23を動かして、
ビーム13の図示されていない端にある保安ブレ
ーキを通常の仕方で作動せしめるということにも
注意されたい。
これまでの説明はエレベータ乗かご11が下降
方向に過大速度となる様な状態の下での保安ブレ
ーキ14の作動について述べた。以下の説明は、
エレベータ乗かごが初め上方に一定速度で移動し
次いで比較的大きな減速を突然経験する場合の作
動について述べる。
前記した様に、突出器PによつてバーBに与え
られる力は、バネSにより発生される力からおも
りWにより発生される力を引いたものに左右され
る。かゝる条件の下では、突出器Pに於ける力
が、ケーブル24の振動又は同様の障害が保安ブ
レーキ14を不当に作動するのを防ぐに充分な大
きさのものである。
おもりWの静的な力は、バネSが突出器Pを介
してバーBに付与するであろう力を減少する。こ
の静的な力は独立定数である。おもりWが減速す
る場合には、独立した慣性力が生じる。この慣性
力については、一定の静的な力を参照せずに本明
細書の他の部分で説明する。
さて一定速度で上方に移動しているエレベータ
乗かご11が突然減速を開始すると仮定する。こ
れ又既に一定速度で上方に移動している調速ケー
ブル24及びおもりWはこの同じ一定速度で上方
に移動し続けようとする。第3図を参照すれば、
調速ケーブル24は一定速度で上方に移動し続け
ようとするが、乗かご構造体の1部であるシヤフ
ト19は乗かごと共に減速しなければならない。
その結果として、ケーブル24はレバー18を上
方に引つ張る慣性力を発生し、シヤフト19を時
計方向に回転しようとするモーメントを生じる。
減速の割合が充分高く且つこの力が補償されなけ
れば、保安ブレーキ14を作動させることになろ
う。
然し乍ら、この上方減速中には、おもりWが一
定速度で上方に移動し続けようとし、一方ブラケ
ツト33及びプレート32を経て乗かご構造体に
結合されたピン31がエレベータと共に減速しな
ければならない。それ故、おもりWにより発生さ
れた慣性力がアームAを上方に引つ張ろうとす
る。この慣性力はおもりWによりアームAに発生
されるモーメントを、突出器Pに与えられる力を
増加する方向に変化させる。明らかな様に、おも
りWにより発生される慣性力が調速ケーブル24
により発生される慣性力に反作用するに充分な程
大きければ、保安ブレーキ14(第1図)は作動
されない。
前記した様に、調速ケーブル24により発生さ
れた慣性力は、レバー18を上方に引つ張つてレ
バー18及びバーBを動かそうとする。一方、お
もりWにより発生された慣性力はアームAを上方
に引つ張ろうとする。その結果、突出器Pが大き
な力でバーBのノツチN1へと押される。これは
バーB及びレバー18を束縛しようとする。充分
な質量を持つたおもりと充分な長さのアームとを
用いることにより、おもりWにより発生されて突
出器Pに付与される慣性力は、調速ケーブル24
により発生された慣性力がレバー18を動かして
バーBを突出器Pとの係合から外す様に引つ張る
のを防ぐに充分な量だけ減速中に増加する。この
様にしてバーB及びレバー18が動かない様にさ
れれば、保安ブレーキ14が不当に作動されるこ
とはない。従つておもりWはエレベータ乗かご1
1の減速度の関数としてバーB及びレバー18に
与えられる補償力を発生する。
前記した様に、おもりWを充分に大きい(又は
アームAを充分に長く)設計することにより、保
安ブレーキ14を作動するに要する力を、上方の
減速状態の下で調速ケーブル24により発生され
る慣性力に等しい量だけ増加することができる。
或いは又、今述べたものよりも小さな補償力を生
じる様におもりWの質量又はアームAの長を設計
することもできる。この後者の場合には、調速ケ
ーブル24により発生される慣性力が部分的に補
償される。然し乍ら、調速ケーブル24のこの部
分的に補償された慣性力が保安ブレーキ14を作
動しない様な充分大きな力をバネSが生じる様に
このバネを設計することができる。
第5図に於いては、本発明の別の実施例が示さ
れている。第3図の実施例の様にスライドバーを
用いるというのではなく、第5図の装置は2つの
枢着された部材、即ちレバー59及びアーム54
で以つて作動する。この別の実施例に於いては、
おもりWがテンシヨンバネ52と共働する。従つ
て、テンシヨンバネ52により発生される力から
おもりWAにより発生される力を引いたものに等
しい正味の上方力が、アーム54のおもり付けさ
れた端に付与される。
エレベータ乗かごの構造部材51が所定速度よ
りも若干小さい速度で下方に移動しており、そし
てわずかに加速しつつあるものと仮定する。この
所定速度とは、それ以上になると関連調速機(図
示せず)が調速ケーブル63をクランプしてその
移動を束縛する様な速度である。
調速機が調速ケーブル63を束縛するまで、ア
ーム54及びレバー59は第5図に示された様に
位置される。バネ52は、アーム54をピン55
に対して反時計方向に回動しようとする正味上方
力がアーム54のおもり付けされた端に付与され
る様に、おもりWAを持ち上げるのに充分な力を
おもりWAに与える。これがアーム54のノツチ
N3をボルトB2のシヤフトに係合する様に押し
やる。エレベータ乗かご従つておもりWAがわず
かに加速しているだけであると仮定したので、お
もりWAに関連した慣性力は著しいものではない
と考えられる。
エレベータ乗かごが所定の速度を越えそれによ
つて調速機が調速ケーブル63を束縛する時は、
エレベータ乗かごが減速を行なおうとする。エレ
ベータ乗かご及びその構造部材51はなお比較的
一定の下方向速度で移動するので、ケーブル63
がレバー59との結合点に上方力を与える。この
上方力はレバー59及びシヤフト60を時計方向
に回転しようとする方向にある。又、この上方力
はブラケツト61及び62を経てボルトB2に上
方力を発生する。この様にボルトB2に与えられ
た上方力がノツチN3に上方力を伝えて、ピン5
5に対してアーム54に時計方向モーメントを生
じさせる。このモーメントは、バネ52を伸ばし
そしてアーム54をピン55に対して時計方向に
回転するに充分なものである。かゝる回転がノツ
チN3をボルトB2との係合から外す様に移動す
る。かゝる解離の際には、レバー59の端に与え
られた上方力がシヤフト60を回転し、そして第
1図に関して上記したのと同様に保安ブレーキを
作動する。
調速ケーブルの慣性力がいかに補償されるかを
容易に理解できる様にするため、異なつた状態の
下での動作を以下に説明する。エレベータ乗かご
及びその構造部材51が先ず一定速度で上方に移
動しておりそして比較的大きな割合で突然減速す
るということを仮定する。これらの仮定した状態
の下での第5図の装置の動作について以下に説明
する。
エレベータ乗かごの構造部材51が一定速度で
移動している時には、静的な状態の下で作動する
装置と等価である。調速ケーブル63及びおもり
WAは静的な力を発生し、慣性力は発生しない。
従つて、おもりWAはバネ52により発生される
上方力によつて平衡される様な下方力を発生す
る。その正味の結果として、アーム54がおもり
の付いた端に於いて上方に引つ張られる。これは
おもりの付いていないアーム54の端にあるノツ
チN3をボルトB2のシヤフトに支持させ且つ係
合させる様なモーメントを発生する。ボルトB2
のシヤフトがノツチN3に捕縛される限り、レバ
ー59及びシヤフト60が自由に回転して保安ブ
レーキを作動することはない。
さてエレベータ乗かご及びその構造部材51が
上方に急速な割合で減速を開始するものと仮定す
る。初め一定の速度で上方に移動していたおもり
WA及び調速ケーブル63はかかる一定速度で移
動し続けようとする。従つて、ブラケツト56,
57及びプレート58により乗かご部材51に取
り付けられたピン55がエレベータ乗かごと共に
減速するので、おもりWAはピン55に対して上
方に移動しようとする。それによつて、おもり
WAは、アーム54を上方に移動し且つアーム5
4をピン55のまわりで反時計方向に回転しよう
とする慣性力をアーム54のおもり付き端部に発
生する。同様に、調速ケーブル63は、乗かご構
造部材51にジヤーナル軸受されたシヤフト60
に対して一定速度で上方に移動し続けようとす
る。従つて、この調速ケーブル63はレバー59
との結合点に上方力を発生し、シヤフト60を時
計方向に回転しようとする。
レバー59が回転するためには、ノツチN3が
ボルトB2のシヤフトを解離する様にアーム54
がピン55に於いて時計方向に回転しなければな
らない。レバー59がケーブル63によつて上方
に押しやられるので、ボルトB2もその様にされ
る。ボルトB2に対するこの上方力は、アーム5
4をピン55のまわりで時計方向に回転せしめよ
うとする方向の力をノツチN3に伝える。減速の
割合が充分に大きくそしてこの慣性力が補償され
なければ、保安ブレーキを作動せしめることにな
る。然し乍ら、おもりWAに関連した上記慣性力
がこれを防止する。
概して云えば、調速ケーブル63により発生さ
れた慣性力がアーム59を時計方向に回転しよう
とする(第5図参照)のに対して、おもりWAに
より発生された慣性力がアーム54を反時計方向
に回転しようとする。それ故、調速ケーブル63
とおもりWAとにより発生された慣性力が互いに
平衡しようとすることが明らかである。
おもりWAを充分大きな質量にし或いはアーム
54を充分長いものにすることにより、調速ケー
ブル63により発生されるあらゆる慣性力を補償
することができる。或いは又、小さな質量のおも
り(又は短いアーム)を用いることもできるが、
この場合には調速ケーブル63の慣性力が部分的
に補償されるだけに過ぎない。この場合には、調
速ケーブル63により発生された慣性力がシヤフ
ト60を回転して保安ブレーキを作動せしめない
様に、ノツチN3をベルトB2のシヤフトと係合
状態に押しやるに充分な上方力を発揮する様にテ
ンシヨンバネ52を設計することができる。
なお、特許請求の範囲にいう係合手段は、第3
図の実施例では、28,50,B,39,Pであ
り、第5図の実施例では、61,62,B1,B
2,N3で構成されている。
エレベータの平衡おもりに対して同様の構成体
を設けることを含む種々の変更が前記構成に対し
てなされ得るということが当業者にとつて明らか
であろう。従つて前記した構成は解説のためのも
のに過ぎず、本発明をそれに限定するものではな
いという事を理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるエレベータ装置
の1部を示す正面図、第2図は第1図の2−2線
に沿つた断面図、第3図は第1図の1部の詳細
図、第4図は第3図の装置の1部の断面図、第5
図は本発明による別の実施例の1部の詳細図であ
る。 11……エレベータ乗かご、12……天井構造
部材、13……床構造ビーム、14……保安ブレ
ーキ、15……直立支持体、17……レール、1
8……調速レバー、19……シヤフト、20……
調速レバー、21……シヤフト、22,23……
リンク装置、24……調速ケーブル、25,27
……滑車、26……調速手段、28……プレー
ト、TR……トリツプ機構、W……おもり、A…
…レバーアーム、P……突出器、B……スライド
バー、31……ピン、32……プレート、33…
…ブラケツト、34……スロツト付バー、35…
…ピン、36……フランジ、37……筐体、38
……タブ、39……ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 調速ケーブルに接続された調速レバー、 この調速レバーに係合して調速レバーの回動を
    阻止し、又調速レバーから離脱すると調速レバー
    の回動を許す係合手段、 この係合手段にアームを介して接続された重り この重りが係合手段に働かす力に抗するように
    配置されたばね、及び 調速レバーの回動により作動されエレベータの
    乗りかごを停止させるブレーキ を備え、前記の重りとばねは前記の係合手段を前
    記の調速レバーに係合させている力を生じ、それ
    により上昇減速時の調速ケーブルの上向き慣性力
    による調速レバーの回動を阻止することを特徴と
    したエレベータ装置の保安装置。
JP14257377A 1976-12-01 1977-11-28 Safety device construction for elevator apparatus Granted JPS5371445A (en)

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