JPS6363401B2 - - Google Patents

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JPS6363401B2
JPS6363401B2 JP21063181A JP21063181A JPS6363401B2 JP S6363401 B2 JPS6363401 B2 JP S6363401B2 JP 21063181 A JP21063181 A JP 21063181A JP 21063181 A JP21063181 A JP 21063181A JP S6363401 B2 JPS6363401 B2 JP S6363401B2
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JP
Japan
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shock absorber
damping force
vehicle speed
state
deceleration
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JP21063181A
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JPS58112818A (ja
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Publication of JPS6363401B2 publication Critical patent/JPS6363401B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシヨツクアブソーバ制御装置、特に自
動車走行中における制動時の急激なノーズダイブ
を防止するシヨツクアブソーバ制御装置に関する
ものである。従来、自動車運行における安全管理
の面から制動時のノーズダイブに関して種々の安
全対策がとられている。例えば、シヨツクアブソ
ーバの減衰力を予め高めに設定しておくことによ
り、急激なノーズダイブを防止する方法がある。
しかし、これでは乗り心地を無視することになり
かえつて乗員に不快感を与えることになつた。こ
のノーズダイブと乗り心地の相反する問題を解決
するものとして、減衰力が可変のシヨツクアブソ
ーバを使用し、手動あるいは自動的にその減衰力
を調整する型式のシステムが考案されたが、手動
においては逐一調整するのがわずらわしく、又調
整ミスによる逆効果をも生じ、自動においてはオ
ートドライブ制御によく使用される車速センサの
車速信号を利用し、例えばある一定レベルの車速
あるいは減速度に応じてそのレベルを越えた場合
にシヨツクアブソーバの減衰力を高め、レベルを
下まわつた場合に即時シヨツクアブソーバの減衰
力を低下させるというものであるが、車速センサ
が低速度において速度検出が困難であるため、現
実の車両のピツチングに適合することは容易でな
く、低速状態での急激なノーズダイブを防止する
ことは困難であり、その機能が発揮される条件は
限られたものであつた。
本発明は車速及び減速度の状態、更にはブレー
キの踏み込み状態を捉えるストツプスイツチの状
態から車両の傾斜を予測あるいは推定することに
より全車速領域にて制動時の急激なノーズダイブ
を防止し、より一層の車両安定性、安全性及び快
適運転性を実現するものである。本発明の要旨と
するところは、車速センサ及びストツプスイツチ
よりなる車両制動状態検出手段と、該制動状態検
出手段からの検出信号に基づいて車両の減速度の
演算処理、及びストツプスイツチの開閉の判定を
行い制御信号を出力する演算制御手段と、該演算
制御手段からの制御信号に基づいて制御されるシ
ヨツクアブソーバとを備え、演算された車両の減
速度が予め定めた基準値を越えたとき又はストツ
プスイツチが開閉されたときに該演算制御手段の
検出信号により該シヨツクアブソーバの減衰力を
高めるように構成したことを特徴とするシヨツク
アブソーバ制御装置にある。
次に図面を参照しつつ本発明を説明する。
第1図は本発明のシヨツクアブソーバ制御装置
の一実施例を示したものである。ここにおいて1
はマイクロコンピユータを含む制御装置であつ
て、その入力側に車速センサ2およびストツプス
イツチ3が各々バツフア8,9を介して接続さ
れ、出力側には各車軸とシヤーシの間に配設され
たシヨツクアブソーバの減衰力を調整するための
ソレノイドあるいはモータ等の駆動部4b,5
b,6b,7bが各々駆動回路4a,5a,6
a,7aを介して接続されている。
ここにおいて車速センサは、例えば車体側に固
定リードスイツチおよび車軸に等角度間隔に配設
した磁石からなり車軸と共に回転する磁石により
リードスイツチが開閉を繰り返し車軸の回転数に
比例したパルス信号を発生するもの、その他同様
に回転する磁石と組み合せたコイルにパルス信号
を生ずるもの又は車軸に光を反射する標識を等角
度間隔に配設し光パルスを電気的パルス信号に変
換するもの等が挙げられる。
本構成により車速センサ2またはストツプスイ
ツチ3よりの信号を制御装置1が入力バツフア
8,9を介して受け取り、その信号に基づいて演
算又は判定し、その結果によつて駆動回路4a,
5a,6a,7aを介して駆動部4b,5b,6
b,7bを作動させてシヨツクアブソーバの減衰
力を調整し急激なノーズダイブやピツチングを防
止するのである。
第2図は本シヨツクアブソーバ制御装置の処理
動作を説明するための流れ図である。
ここにおいて101は制御装置1内のマイクロ
コンピユータの各種レジスタ、フラグあるいは各
種変数が設定されているランダムアクセスメモリ
の記憶内容などの初期設定するステツプを表わ
す。
102は車速を演算するステツプを表わし、こ
こにおいて図示しない車速割り込みルーチンの実
行により測定されたクロツク数、例えば車速セン
サからの第i番目の車速パルスと第i+4番目の
車速パルスとの間に数えられたクロツク数をパラ
メータとして車速の大きさに比例した車速データ
Vを演算する。
103は減速度を演算するステツプを表わし、
速度演算ステツプ102において求められた車速
データVの経時変化から、例えば第i〜i+4番
目の車速パルスにて演算した車速Viと第i+1〜
i+5番目の車速パルスにて演算した車速Vi+1
差および第i番目の車速パルスと第i+1番目の
車速パルスとの時間差の比から減速度の大きさに
比例した減速度データV〓を演算する。
104は車速Vの値を判定するステツプを表わ
し、ステツプ102で求めた車速Vが予め定めた
基準値VNを越えているか否かを判定し、「YES」
(肯定)の場合はステツプ105へ、「NO」(否
定)の場合はステツプ106へ処理が推移する。
105は減速度−V〓の値を判定するステツプを
表わし、ステツプ103で求めた減速度−V〓が予
め定めた基準値V〓Bを越えているか否かを判定し、
「YES」の場合はステツプ112へ、「NO」の場
合はステツプ107へ処理が推移する。
106はブレーキのストツプスイツチの閉成を
判定するステツプを表わし、「YES」つまり閉成
の場合はステツプ112へ、「NO」つまり開離
の場合はステツプ107へ処理が推移する。
107はシヨツクアブソーバの減衰力が高いか
否か、例えば、減衰力判定のためのフラグを設定
し、該フラグの値により減衰力状態を判定するス
テツプを表わし、「YES」の場合はステツプ10
8へ、「NO」の場合はステツプ111へ処理が
推移する。
108はシヨツクアブソーバの高減衰力保持時
間TEを計時するカウンタが計時中か否かを判定
するステツプを表わし、「YES」の場合はステツ
プ110へ、「NO」の場合はステツプ109へ
処理が推移する。
109はシヨツクアブソーバの高減衰力保持時
間TEを計時するカウンタが計時開始するステツ
プを表わす。
110は高減衰力保持時間TEの経過判定のス
テツプを表わし、例えばカウンタが計時中か否か
の判定のためのフラグを設定して該フラグの値に
より判定し、「YES」の場合はステツプ111
へ、「NO」の場合はステツプ115へ処理が推
移する。
111はシヨツクアブソーバの駆動回路により
シヨツクアブソーバを低減衰力状態に変えるかあ
るいは低減衰力状態に保持するステツプを表わ
す。
112はステツプ108と同様に高減衰力保持
時間TEの計時中か否かを判定し、「YES」の場
合はステツプ113へ、「NO」の場合はステツ
プ114へ処理が推移する。
113は高減衰力保持時間TEのカウンタによ
る計時を停止するステツプを表わす。
114は高減衰力保持時間TEの計時準備のた
めTEの値をカウンタにセツトするステツプを表
わす。
115はシヨツクアブソーバの駆動回路により
シヨツクアブソーバを高減衰力に変えるかあるい
は高減衰力に保持するステツプを表わす。
次に上記の如く構成された流れ図を参照しつつ
処理動作を説明する。
まずシヨツクアブソーバ制御装置のスイツチを
入れることにより実施例の装置はスタートする。
この場合、スイツチを入れる手間を考慮して本装
置のスイツチをイグニツシヨンキーと連動させて
エンジンの始動と共に本装置をスタートさせても
よい。
最初に、ステツプ101において制御装置1内
のマイクロコンピユータを初期設定する。
一方、車速センサ2は車両が走行を開始すると
車軸の回転と連動してその回転数に比例したパル
ス信号の発信を開始する。
ステツプ102において、車速センサ2のパル
ス信号を一定回数受信するに要する時間及びその
パルス数を走行距離に換算して車速Vを算出す
る。ステツプ103においては受信する車速パル
スを前述の演算により減速度−V〓を算出する。
ここで、車両が発車間際であつて車速V及び減
速度−V〓が各々その基準値VN,V〓Bに達せずしか
もストツプスイツチも開離した状態において、そ
の処理は流れ図のステツプ102,103,10
4,106,107及び111を経て再度ステツ
プ102へ戻る経路を推移する。ここにおいてス
テツプ107では、シヨツクアブソーバは低減衰
力状態であるので、直接ステツプ111に処理が
移り低減衰力状態が保持され続けるのである。
次に、車速Vが高まりVN以上に達したが減速
度−V〓が−V〓Bに達しない状態において、その処
理はステツプ102,103,104,105,
107及び111を経て再度ステツプ102へ戻
る経路を推移する。ここにおいても前記状態と同
様にシヨツクアブソーバは低減衰力に保持される
ことになる。そしてこのままほぼ一定車速で走行
すれば処理経路は変化せずシヨツクアブソーバも
低減衰力状態を保持し続ける。又、この状態で、
制動がかかつてもその程度が低く、減速度−V〓が
基準値V〓Bにならない限りシヨツクアブソーバは
低減衰力状態を継続する。これらの車両走行状態
においては急激なノーズダイブが生じないと推定
しているからである。
次に、車速Vが基準値VN以上で、減速度が−
V〓が基準値V〓B以上になるような制動がブレーキ
あるいはエンジンブレーキその他によつて生じた
状態において、その処理はステツプ102,10
3,104,105,112,114及び115
を経て再度ステツプ102に戻る経路を推移す
る。ここにおいて、ステツプ112では未だカウ
ンタはシヨツクアブソーバの高減衰力の保持時間
TEの経時を開始していないので、即ステツプ1
14に移り、カウンタにTEの値をセツトし、次
にステツプ115に移つて、ここで初めてシヨツ
クアブソーバが高減衰力状態に変換するのであ
る。そして、車速V及び減速度−V〓が各々基準値
VN及びV〓B以上である間、制御装置の処理は同様
な経路を推移する。
次に、車速Vが基準値VNまで低下しないうち
に、ブレーキあるいはエンジンブレーキ等による
制動の中止その他の原因で、その減速度−V〓が基
準値V〓B未満になつた状態において、その処理は
ステツプ102,103,104,105,10
7,108,109,110及び115を経てス
テツプ102に戻る経路を推移する。ここにおい
て、初めてステツプ109によりカウンタの計時
が開始される。つまり、ステツプ105の判定に
おいて減速度−V〓が基準値V〓B以上であつた状態
からV〓B未満の状態に遷移した時点において、そ
の時点よりシヨツクアブソーバの高減衰力保持時
間TEの計時が開始されるのである。そして一旦
上記の経路を経た後はその処理はステツプ10
2,103,104,105,107,108,
110及び115を経てステツプ102に戻る経
路を推移する。ここにおいて既にカウンタがTE
の計時を開始しているのでステツプ108より1
10へその処理は推移することになり以後ループ
として繰り返し、ステツプ110の判定で高減衰
力保持時間TEが経過しない限りシヨツクアブソ
ーバは低減衰力に落ちるということはない。
このループの繰り返し処理中、車速Vが基準値
VN以下となつても、その処理はステツプ102,
103,104,106,107,108,11
0および115を経てステツプ102にもどる経
路を推移することになり、カウンタによる計時が
継続する限りシヨツクアブソーバは高減衰力に保
持される。
次に保持時間TEが経過すると、その処理はス
テツプ102,103,104,105,10
7,108,110および111を経てステツプ
102にもどる経路、または、ステツプ102,
103,104,106,107,108,11
0および111を経てステツプ102にもどる経
路を推移する。ここにおいて、ステツプ110に
てフラグの値によりTEが経過したことを判定す
ることにより、減速度−V〓がV〓B未満に遷移した
時点よりTE経過後において初めてシヨツクアブ
ソーバは高減衰力から低減衰力になるのである。
以上を第3図において説明する。
第3図の上のグラフは減速度の変化を表わすも
のであり、縦軸は減速度−V〓、横軸は時間を表わ
している。第3図の下のグラフは時間経過に伴う
シヨツクアブソーバの高減衰力状態にある時間を
帯状に表わしている。
ここにおいて時点T1はステツプ105におい
て最初に減速度−V〓が基準値V〓B未満からV〓B以上
へ遷移した時点である。この時点からシヨツクア
ブソーバは高減衰力状態H1となる。
時点T2は減速度−V〓が基準値V〓B以上からV〓B
未満へ遷移した時点である。この時点からシヨツ
クアブソーバの高減衰力保持時間TEのカウンタ
による計時が開始されるので、シヨツクアブソー
バは直ぐには低減衰力状態にはならず高減衰力状
態H2を保持し続ける。そしてT2よりTE経過
した時点T2+TEにおいて低減衰力状態にもど
る。
ところがTEが経過する前に車速Vが基準値VN
以上で再度減速度−V〓が基準値V〓B以上に達した
場合、第2図の制御装置の処理はステツプ10
2,103,104,105,112,113,
114および115を経てステツプ102にもど
る経路を推移する。ここにおいて、ステツプ11
3にて、既に開始されているカウンタの計時が停
止されステツプ114にて再度カウンタにTEが
セツトされることになり、シヨツクアブソーバの
高減衰力状態は延長されることになる。そして次
に減速度−V〓が基準値V〓B未満になつた場合、そ
の処理はステツプ102,103,104,10
5,107,108,109,110および11
5を経てステツプ102へもどる経路を推移す
る。ここにおいて、ステツプ109により再度カ
ウンタが計時を開始し、この時点からTE経過後
に至つて、その処理はステツプ102,103,
104,105,107,108,110および
111を経てステツプ102へもどる経路を推移
する。ここにおいてステツプ111の処理を経る
ことによりシヨツクアブソーバは低減衰力状態に
もどるのである。
これを第3図において説明すると、時点T3は
減速度−V〓が基準値V〓B未満からV〓B以上の状態に
遷移した時点である。この時点からシヨツクアブ
ソーバは高減衰力状態H3となる。時点T4は減
速度−V〓が基準値V〓B以上からV〓B未満の状態に遷
移した時点である。この時点から前記と同様にし
てカウンタの計時が開始され高減衰力状態H4が
続く。ところが、TE経過前の時点T5において
減速度−V〓が基準値V〓B未満からV〓B以上の状態に
遷移してしまうとその時点でTEの計時は停止さ
れることになり図示しないT4+TEの時点に達
してもシヨツクアブソーバは高減衰力状態H5あ
るいはH6のままである。そして次に減速度−V〓
が基準値V〓B以上からV〓B未満の状態に遷移した時
点T6において再度高減衰力状態H6の保持時間
TEの計時が開始される。そして時点T6+TEに
至つてシヨツクアブソーバが低減衰力にもどるの
である。結局、シヨツクアブソーバの高減衰力状
態は時点T3から時点T6+TEまで保持され続
けることになる。そして、時点T6+TE経過以
前に再び減速度−V〓が基準値V〓B以上になればシ
ヨツクアブソーバの高減衰力状態を更に延長する
ことになり、同様の状況が繰り返せば、長期間高
減衰力状態に保持し続けることになる。
以上述べた減速度−V〓の判定による処理と同様
に車速Vが基準値VN未満の状態においてはステ
ツプ106のストツプスイツチの開閉の判定によ
つてもシヨツクアブソーバの高減衰力保持時間
TEの計時が開始され、第3図において時点T1,
T3,T5はストツプスイツチ閉成時点、T2,
T4,T6はストツプスイツチ開離時点に該当し
て全く同じ処理及び効果をなす。
又、単に減速度条件あるいはストツプスイツチ
条件が単独に働いた場合のみでなく、両者が複合
しても全く同じ処理及び効果をなす。
この結果この高減衰力保持時間TEを設けたこ
とにより本発明の目的である急激なノーズダイブ
を防止できることの他に、単に一定以上の減速度
においてのみ高減衰力になるように設定する場合
に生じる高減衰力から低減衰力への変化時点で突
如起きるピツチングを防止できるのである。
保持時間TEは0であつても急激なノーズダイ
ブを防止できるが、更に上記のピツチングを防止
するために適当な時間を設定することができる。
一般には数秒程度が適当である。
更に他の効果として、車速の速い領域について
は演算された減速度によつてシヨツクアブソーバ
の減衰力が調整され、遅い領域についてはストツ
プスイツチの開閉状態により減衰力が調整される
ことにより、車速が遅い領域からストツプ状態ま
では車速の検出が困難である車速センサーの欠点
を補つて、車両がストツプするまで上記のような
ノーズダイブおよびピツチングを完全に防止でき
るものである。
車速Vの基準値VNは車速センサーの性能によ
り変化するが一般的には現実の車速に換算して時
速10Km以下が採用される。
又、減速度−V〓の基準値V〓Bは安全性を考慮し、
現実の減速度に換算して0.2G程度が好ましい。
本発明により基本的な一実施例として、保持時
間TEを0に設定する場合は第4図に示す流れ図
による処理でもよい。
この流れ図において減速度−V〓の基準値V〓B
の比較判定のステツプ205あるいはストツプス
イツチの閉成状態判定のステツプ206のどちら
かの否定状態のステツプを処理した場合は次にス
テツプ208を処理することによりシヨツクアブ
ソーバは低減衰力状態にある。
一方、その反対に、ステツプ205あるいは2
06のどちらかの肯定状態のステツプを処理した
場合は次にステツプ207を処理することにより
シヨツクアブソーバは高減衰力となる。しかし、
この実施例においては、次にステツプ205ある
いは206の否定状態のステツプを処理した場合
は保持時間を経ずして直ちにステツプ208を処
理することにより低減衰力状態にもどるのであ
る。
第5図は本発明に適用可能なシヨツクアブソー
バの一実施例の断面図を示している。
ここにおいてシヨツクアブソーバは上部可動部
50と下部可動部51とからなり、上部可動部5
0はその上端で上部マウント52に熔接等により
固着され、一方、下部可動部51はその下端で下
部マウント53に同様に固着されている。そして
車両の発生振動により上部マウント部52と下部
マウント部53との間に加わる荷重変動に応じて
上部可動部50と下部可動部51とが互いに相反
する上下方向に往復動し、シヨツクを吸収する動
作を行う。
上部可動部50はダストカバー54と、該ダス
トカバー54の上側開口部を覆い、かつ、上部マ
ウント52に固着された上蓋56を備え、ダスト
カバー54の上部内周面にピストンロツド58が
熔接等により固着されている。ピストンロツド5
8の上端に設けられた凹部59には流量制御弁駆
動部60が配設されており、又、ピストンロツド
58の中央縦孔61内には連接棒62が摺動可能
に間挿され、更に、ピストンロツド58の下端に
はピストン部63が装着されている。流量制御弁
駆動部60は第1図の駆動部4b,5b,6b,
7bに該当し、連接棒62の外周段付部64とね
じ65とによつて連接棒62に固定されたリング
状のコア66と、ピストンロツド58の凹部59
の内周面に熔接等により固着され、かつ、リング
状コア66の上下方向への摺動を可能とする非磁
性かつ絶縁性のリング状のコイルガイド67と、
コイルガイド67に埋設され、かつ、ダストカバ
ー54にハーメチツク・シールをして取り付けら
れると共に第1図図示の駆動回路4a,5a,6
a、あるいは7aの電気的に接続されるコイル6
8と、コア66の下面とピストンロツド58の凹
部59の底面との間に間挿されたスプリング69
と、コア66の下方向への移動を制限する非磁性
のストツパ70とを備えている。
又、連接棒62の下部にはピストン71の内周
面に対して摺動可能にされた弁体72が一体に形
成されている。又、連接棒62の長手方向中央部
にはオイルポート73が貫通されており、該オイ
ルポート73は上蓋56とコイルガイド67とコ
ア66などで形成された第3オイル室74と、下
部可動部51の第1オイル室75とを連通する。
又、導通孔76はオイルポート73と第4オイル
室77を連通している。
又、ピストン部63は下部可動部51のシリン
ダ55内を上下方向に摺動する。ピストン71に
は下部可動部51の第1オイル室75と弁室78
とを連通するオイル導通孔87及び第2オイル室
79と弁室78とを連通するオイル導通孔80が
穿設されている。又、弁室78内にスプリング8
1が間挿され、スプリング81は流量制御弁駆動
部60が付勢されていない状態、即ち通常状態に
おいて弁体72を下方に押圧しオイル導通孔87
と弁室78とを連通状態に維持する。又、弁体7
2には弁室78と第1オイル室75を導通する連
通孔82が設けてある。
一方、下部可動部51はダストカバー54内に
上部が挿入されるシリンダ55と、該シリンダ5
5の下端開口を覆い、かつ、下部マウント53に
固着された下蓋57と、中心部にピストンロツド
ガイド孔83を有し、かつ、シリンダ55の上端
内周面に固着されたロツドガイド84と、シリン
ダ55の下部内周面に間挿されたフリーピストン
85とを備えている。
そして、シリンダ55の内周面とピストン部6
3の下面とフリーピストン85の上面とで第1オ
イル室75が形成され、又、シリンダ55の内周
面とピストン部63の上面とピストンロツド58
の外周面とロツドガイド84の下面とで第2オイ
ル室79が形成され、更に下蓋57とシリンダ5
5の内周面とフリーピストン85の下面とで高圧
ガス室86が形成される。
以下、上記の如く構成されたシヨツク・アブソ
ーバの動作を説明する。
通常走行状態においては、弁室78内のスプリ
ング81が連接棒62の弁体72を下方に押圧し
つづけ、ピストン部63が図示の如き状態に維持
されるため、弁室78と第1オイル室75とがオ
イル導通孔87を介して連通状態に維持される。
このため、第1オイル室75と第2オイル室79
とはオイル導通孔87、弁室78及びオイル導通
孔80を介して連通状態に維持される。
従つて車両のピツチングにより、シヨツクアブ
ソーバに圧縮力が加わつた場合、第1オイル室7
5がピストン部63により押圧力を受け、第1オ
イル室75内のオイルがオイル導通孔87、弁室
78及びオイル導通孔80を介して第2オイル室
79内に流入し、一方、シヨツクアブソーバに引
張力が加わつた場合、今度は第2オイル室79が
ピストン部63により押圧力を受け、第2オイル
室79のオイルがオイル導通孔80、弁室78及
びオイル導通孔87を介して第1オイル室75内
に流入する。このためシヨツクアブソーバは低減
衰力状態となる。
一方、車両の傾斜度が所定レベル以上になる
と、流量制御弁駆動部60のコイル68に電流が
供給されて、磁力が発生し、コア66がこの磁力
を受け、コア66と連接棒62とが上方へ移動
し、弁体72がオイル導通孔87を塞ぐようにな
る。このためオイル導通孔87と弁室78との流
路が遮断されるため、第1オイル室75と第2オ
イル室79との間で導通孔に比較し、小さな面積
を有する通路82のみが連通しオイルの流通が少
なくなり、第1オイル室75の圧力が急激に高ま
る。この状態はコイル68に対する電流供給が遮
断されるまで塙持され、この間第1オイル室75
の圧力は高レベル値に維持される。換言すれば、
シヨツクアブソーバの減衰力は上記の如き通常走
行状態に較べて高くなる。
その後コイル68への通電が停止すると、磁力
の消滅によりコア66と連接棒62とがピストン
ロツド58に対して下方に移動し、第5図図示の
如き元の状態に復帰する。このためシヨツクアブ
ソーバは低減衰力状態に復帰する。
以上の如き構成のほか、オイル導通孔87を2
本又はそれ以上に分割し、弁体72の上下摺動量
を調節することによりオイル導通孔の数に適合さ
せて弁体72の静止位置を数段階に設定すればシ
ヨツクアブソーバの減衰力も数段階に分割して選
択することが可能になる。更に、ストツプスイツ
チにも段階を設け、低車速の場合その段階に合わ
せて、弁体72の静止位置を設定するのもよい。
また、4基あるシヨツクアブソーバの制御は前
後車輪どちらかのみの制御でも効果はあるが4基
同時に同じ制御を行つた方がより効果的である。
以上説明した如く本発明によるシヨツクアブソ
ーバ制御装置によれば車速により有効な制御状態
検出手段を選択でき車両の減速度に応じてシヨツ
クアブソーバの減衰力を選択することができるた
め、車両制動時においては、その車速状態及び制
動状態に応じて高減衰力とすることにより全車速
領域にて車両の急激なノーズダイブを防止し安全
運転に必要な運転者の視野を保持し又夜間におい
てはヘツドライトの光軸方向の維持を図り、乗員
の安全に寄与することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシヨツクアブソーバ制御
装置の一実施例の構成、第2図はその処理動作を
説明する流れ図、第3図は本装置によるシヨツク
アブソーバ作動タイミングを表すグラフ、第4図
は本装置の他の処理動作を説明する流れ図、第5
図は本装置に組み合わされるシヨツクアブソーバ
の一実施例の縦断面図を示す。 1…制御回路、2…車速センサ、3…ストツプ
スイツチ、4a,5a,6a,7a、…駆動回
路、4b,5b,6b,7b、…駆動部、60…
流量制御弁駆動部、72…弁体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車速センサ及びストツプスイツチよりなる車
    両制動状態検出手段と、該制動状態検出手段から
    の検出信号に基づいて車両減速度の演算処理及び
    ストツプスイツチの開閉の判定を行い制御信号を
    出力する演算制御手段と、該演算制御手段からの
    制御信号に基づいて制御されるシヨツクアブソー
    バとを備え、演算された車両の減速度が予め定め
    た基準値を越えたとき又はストツプスイツチが閉
    成されたときに、前記演算制御手段の出力信号に
    より前記シヨツクアブソーバの減衰力を高めるよ
    うに構成したことを特徴とするシヨツクアブソー
    バ制御装置。 2 車速センサが車速に比例した周波数の信号を
    発生するものである特許請求の範囲第1項記載の
    シヨツクアブソーバ制御装置。 3 演算制御手段が車両の減速度の他に速度の演
    算処理も行い、車速が予め定めた車速基準値以上
    の状態においては車両減速度が減速度の基準値以
    上のときに、車速が車速基準値未満の状態におい
    てはストツプスイツチが閉成されたときにシヨツ
    クアブソーバの減衰力を高めるようにした特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載のシヨツクアブソ
    ーバ制御装置。 4 車両の減速度が減速度の基準値以上の状態か
    ら該基準値未満の状態へ遷移した時点、あるいは
    ストツプスイツチが閉成された状態から開離され
    た状態へ遷移した時点から一定時間シヨツクアブ
    ソーバの高減衰力状態を保持しておく特許請求の
    範囲第1項乃至第3項いずれかに記載のシヨツク
    アブソーバ制御装置。
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