JPS6363322A - 植物の立体栽培方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、植物を多段の栽培棚で水！Ｊ１栽培するよう
にした植物の立体栽培方法Ｊ３よびその装置に関する。

［従来の技術］ 土地の有効利用、空調費用の節約のために、温卒内に植
物の栽培側を多段に設けてレタスなどの葉菜類を栽培す
る方法乃至装置は既に採用されている。

［ｊ１明が解決しようとする問題点コ しかしながら、従来の栽培方法乃至装置にあっては、一
般に固定式の栽培棚に対して植物を固定して栽培するよ
うにしていた。このため、下段の栽ｊ８　ｆｆ＋の植物
の方が最上段のものよりも日照が不充分でｆｅ台不良を
起すことから、これを防止すべく電灯で補充を行なって
いるが、十分な照度を支えるには莫大な電力を消費し、
また自然光と異なることから作物の品質にばらつきが生
ずるという問題があった。

なお、このような問題を解決すべ（栽培棚ごと下段から
、Ｌ段に移動させたり、観覧車のように回転移動させて
、各段の日照を均等にする提案もなされているが、載置
が大がかりになり、８２備費が嵩むという問題がある。

そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解決すべくな
されたもので、固定式の栽培棚でありながら、作物に必
要な自然の日照を与えることができ、品質の均一な作物
を収穫することができると共に補光のための消費電力を
節減することができる設備費のかからない４ａ物の立体
栽培方法およびその装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明は、水１す１溶液を貯
留した栽培棚を多段に設け、これら栽培棚に植物を適当
株数固定した定植板を載置し、定植から収穫までの間必
要な日照を植物に与えるべ（上記定植板を下段から上段
の栽培ｍに移動させて植物を栽培するようにしたもので
ある。

［作　用］ 定植板上の植物は最上段の栽培棚に移されたときに自然
の日照が与えられる。固定式の栽培棚に対して定植板の
みを移動させればよいので、栽培棚ごと移動させるもの
と異なり、作業が容易であり、大がかりなｙＱ備を必要
としない。

［実ｍ例］ 以下に本発明の好適実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。

第１図に示すようにビニールハウス等の温下１内には固
定式の栽培ｓ２が棚フレーム３を介して多段に設けられ
ている。栽培棚２は第２図に承りように上方が開放され
た深さの浅い箱状の容器からなっており、内部にはＭＵ
ｖｙＪを栽培Ｊるための水耕溶液４が貯留されている。

そして栽培ｌｌＩ２には栽培すべき植物５を適当株数固
定した定植板６が着脱自在に載置されている。定植板６
には植物５の根５ａが水４７１溶液４中に浸るように植
物５含−株ずつスポンジ等からなる培地７を介して保持
するための孔８が第３図に示すように複数形成されてい
る。なお、９は中段、最下段の補光を行なうための電灯
である。

そして、定植板６を栽培棚２に！置したら、植物５の生
長に応じて定植板６を日照の少ない下段の栽培ａ２から
日照の多い最上段の栽培１１１２に移動させて栽培し、
最上段の栽培棚２で植物５が収穫＋９Ｊを迎えたら、そ
の定植板６を取り外して植物５を収穫する。

このような操作は定植板６を移動させるだけでよいので
、作業が容易であり、大がかりな設備を必要としない。

定植板６の移動ｔよ人力で足るが、機械的に行なうよう
にしてもよい。

具体例で説明すると、定植から収穫までの期間が３０日
である場合、先ず最下段に定植したら、１０日後に中段
に定植し、２０日後に最下段のものを最上段に移動する
と共に最下段に定植し、３０日後に最上段の乙のを収穫
するど共に中段のものを最上段に移動し、同時に中段に
定植するというサイクルを繰返せばよい。このような栽
培方法を採れば、植物５は２０日間を中段又は最下段で
生育し、最も日照を必要とする収穫前の１０日間をＲ，
Ｌ段で生育するサイクルとなり、作物の品質が均一にな
る。

また、栽１８施設全体としては１０日に一度全定稙平の
１／３の収穫を１！Ｉることになる。生育１ｇ１間の前
半は比較的日照が少なくてもよいため、中段、最下段の
補光は、これらの段で収穫までの全期間に比べて小さな
照度でよく、消費電力を節減できる。

第４図、第５図は各段の栽培棚２を溝状に長尺に形成し
、栽培ａ２上にその長手方向に沿って複数の定植板６を
移動自在に載置した変形１ｒＡを示している。定植板６
は各段の栽培棚２の一端から送り込まれ、他端から取り
外される。定植板６に対する菌の植付け１１メよび収穫
を容易に行なうため、作業台１０が設置されている。作
業台１０．ヒで収穫され、苗が植付けられた定植板６は
中段又は最下段の栽培ＷＩ２に送り込まれる。なお、各
段の栽培棚２への移動は人力で行なってもよいが、栽培
ｄ２の両端部にリフター付台車１１を配置して我械的に
１１なうようにしてむよい。

［発明の効果コ 以上型するに本発明によれば次のような浸れた効果を発
揮する。

（１）　　多段に設置ノられた固定式の栽培棚に対して
植物を固定した定植板を移動自在に載置し、日照の少な
い下段の栽培棚から日照の多い最上段の栽培棚に移動さ
せて栽培するようにしたので、固定式の栽培棚でありな
がら、作物に必要な自然の日照を与えることができ、品
質の均一な作物を収穫することができる。

（２）　　自然の日照を与えるため、補光のための消費
電力を節減できる。

（３）　　固定式の栽培棚に対して定植板を移動させる
だけでよいため、栽培棚ごと移動させるものと異なり、
作業が容易であり、大がかりな設備を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示を装置の正面図、第２図
は栽培棚の拡大断面図、第３図は定植板の斜視図、第４
図は他の実施例を示す装置の側面図、第５図は同概略平
面図である。 図中、２は栽培棚、４は水耕溶液、５は植物、６は定植
板である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）水耕溶液を貯留した栽培棚を多段に設け、これら
   栽培棚に植物を適当株数固定した定植板を載置し、定植
   から収穫までの間必要な日照を植物に与えるべく上記定
   植板を下段から上段の栽培棚に移動させて植物を栽培す
   るようにしたことを特徴とする植物の立体栽培方法。
2. （２）水耕溶液を貯留した栽培棚を多段に設け、これら
   栽培棚に植物を適当株数固定した定植板を移動自在に載
   置したことを特徴とする植物の立体栽培装置。
3. （３）上記栽培棚が長尺に形成され、その長手方向に沿
   って複数の定植板を移動自在に支持していることを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載の植物の立体栽培装置
   。