JPS6363029A - 自動写真焼付装置のシミユレ−タ - Google Patents

自動写真焼付装置のシミユレ−タ

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JPS6363029A
JPS6363029A JP20756486A JP20756486A JPS6363029A JP S6363029 A JPS6363029 A JP S6363029A JP 20756486 A JP20756486 A JP 20756486A JP 20756486 A JP20756486 A JP 20756486A JP S6363029 A JPS6363029 A JP S6363029A
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賢治 鈴木
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公治 高橋
Tsuneo Suzuki
恒男 鈴木
Toru Matama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動写真焼付装置のンミュレータに係り、特に
カラー自動写真焼付装置によって印画祇へ焼付けられ処
理された仕上りプリントと同一の画像をカラー矛ガフィ
ルムから得てCRT上に表示させる自りJ写真焼付装置
のシミュレータに関する。
〔従来の技術〕
従来より、カラーネガフィルムの画像全体の積算透過/
店度(LATD)を;1t11定して濃度補正をすると
共にスロープコントロールを行って、全ての仕上りプリ
ントの濃度及びカラーバランスがネガの濃淡(i光アン
ダ、適性露光、露光オーバ)によらず同一となるように
焼付現像するカラー自動写真焼付装置が知られている。
この自動写真焼付装置は、光源、調光フィルタ、ミラー
ボックス、ネガキャリア、およびブラックシャッタを備
えた光学系を順に配置して構成されている。ネガキャリ
アにカラーふガフイルムを戴置して光源を点灯させてブ
ラックシャンクを開いて印画紙上にカラーネガフィルム
の画像を結像させることにより焼付けを行なう。焼付け
られた印画紙は、現像プロセスによって現像されること
によりプリントが自動的に仕上るように構成されている
。この自動写真焼付装置では、ネガフィルムを透過した
光線を受光素子によって赤色光(R)、緑色光(G)、
青色光(B)に原色分解し、エバンスの定理に恭づいて
LATDを用いて濃度を制御すると共にスロープが三原
色で一致するようにスロープコントロールを行ってカラ
ーバランスを制御するようにしている。従って、この自
動写真焼付装置によれば、現像プロセスに変化がなけれ
ば仕上りプリントの全てが同一の濃度およびカラーバラ
ンスとなる。
しかしながら、カラーネガフィルムの主要被写体が適性
濃度であっても背景の?3度がンMい場合や薄い場合に
は、この背景の濃度の影響を受けて露光量が制御される
ため、濃度フエリアが発生する。
また、主要被写体のカラーバランスと背景のカラーバラ
ンスとが異なる場合、例えば主要被写体の色と背景の色
とが補色関係にある場合には、カラーフェリアが発生す
る。したがって、濃度補正やスロープコントロールを行
ってもプリントの仕上り状態が悪くなることがある。こ
のように、プリントの仕上り状態が悪(なると再度焼付
現像を行う必要が生しる。
このため従来では、特開昭53−46731号公報に示
すように、TVカメラでネガフィルム画像を撮像してT
Vススクリーン上画像を表示しながら目的の濃度および
カラーバランスが得られるようにカラービデオ信号を調
整し、このカラービデオ信号を用いて自動写真焼付装置
において焼付ける、いわゆる写真検定装置が用いられて
いる。
また、特公昭42−25220号公報に示すように、印
画紙に焼付けられるネガフィルムの画像を′F■スクリ
ーンへ表示して自動露光機とTVのブライトおよびコン
トラスト調節用抵抗とを連動させているものもある。こ
のようにして、再焼付現像処理の頻度が少なくなるよう
にすることが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、検定装置を用いる方法では、検定装置の
光源と自動写真焼付装置のシミュレータの光源とが別体
であるため検定装置で得られた情報を用いて自動写真焼
付装置で焼付現像を行っても光源の変化等によってTV
スクリーンに表示された画像と同一の画像がプリントで
きないという問題点がある。また、自動露光機とTVの
ブライトおよびコントラスト314節用抵抗とを連動さ
せたものでは、TVの発色特性と印画紙の発色特性とが
異なるにも拘わらず単にTV画面上に適性な画像が表示
されるようにTV信号を制御するのみであり、プリント
されたのと同し画像がTVススクリーン上表示されない
、という問題があった。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、仕上
りプリントと同一の画像を精度よくかつ自動的に表示す
ることができる自動写真焼付装置のシミュレータを提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、自動写真焼付装置
の自動露光制御機能によって調光された光源系で照明さ
れたカラーネガフィルムに記録されたネガ像を撮像する
撮像装置と、前記ネガ像に対応するポジ像が得られるよ
うに前記撮像vt置によって得られる信号を反転する反
転回路と、前記反転回路によって得られる信号に基づい
てポジ像を表示するCRTと、を備えた自動写真焼付装
置のシミュレータであって、前記反転回路の入力端に第
1の変換回路を接続すると共に前記反転回路の出力側に
第2の変換回路を接続し、前記第1の変換回路と前記第
2の変換回路とで前記撮像装置の分光感度でみたネガ像
の積分ン】度と印画紙の分光感度でみたネガ像の積分濃
度との相異を補正すると共に前記CRTの螢光体の発光
分光特性による三刺激値がプリンi・の色素の吸収特性
による三刺激値と等しくなるようにしたことを特徴とす
る。
なお、上記の場合には、第1の変換回路によって前記撮
像装置によって得られる透過濃度信号を変)負して前記
撮像装置の分光感度でみたネガ像の積分7農度と印画紙
の分光感度でみたネガ像の積分濃度との相異を補正し、
第2の変換回路によってCRTの螢光体の発光分光特性
による三刺激値が印画紙の色素の吸収特性による三刺激
値と等しくなるように前記反転回路によって反転された
透過濃度信号を変換するのが好ましい。
(作用) 本発明によれば、自動写真焼付装置の自動露光制御機能
によって調光された光源系で照明されたカラーネガフィ
ルムに記録されたネガ像が、撮像装置によって1ki像
される。このネガ像の信号を対数変換することによって
透過);変信号が得られる。
反転回路の入力側には第1の変換回路が接続され出力側
には第2の°変換回路が接続されているため、反転回路
は第1の変換回路によって変換された透過濃度信号を反
転してネガ像に対するポジ像が得られるようにする。そ
して、撮像装置の分光感度でみたネガ像の積分(9度と
印画紙の分光感度でみたネガ像の積分4度が等しいため
、第1の変換回路と第2の変換回路によって撮像装置の
分光感度でみたネガ像の積分濃度と印画紙の分光感度で
みたネガ像の積分濃度との相異が補正されると共に、C
RTの螢光体の発光分光特性による三刺激値が印画紙の
色素の吸収特性による三刺激値と等しくなるように変換
される。これによって、撮像装置と印画紙との色が等し
くされると共にCRT画面の色と印画紙の色が等しくさ
れる。なお、第1の変換回路によって透過濃度信号を変
換して撮像装置の分光感度でみたZ、ガ像の積分濃度と
印画紙の分光感度でみたネガ像の積分14度との相異を
補正し、第2の変換回路によってCRTの螢光体の発光
分光特性による三刺激値が印画紙の色素の吸収特性によ
る三刺激値と等しくなるようにすることができる。なお
、上記第1の変換回路および第2の変換回路としては、
3次正方行列の成分が設定されて入力信号に対して乗算
を行なう3×3マトリックス回路を使用することができ
る。上記自動写真焼付装置によって濃度およびカラーバ
ランスを言周整しているため、シミュレータによってカ
ラーバランスおよび濃度を調節しなくてもCRTには色
が仕上りプリントの色と一敗した画像が表示されること
になり、仕上りプリントと同一の画像をCRTに表示す
ることができる。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば自動写真焼付装置
の自動露光機能によって調光された後の光線で照明され
たカラーネガフィルムのネガ像を撮像してCRTに表示
すると共に印画紙の発色特性と一致した信号によってC
RTにポジ像を表示するようにしているので、仕上りプ
リントと同一の画像をCRTに表示することができ、こ
れによって現像処理の前段階で現像処理された仕上りプ
リントと同一の画像を目視することができるため焼付現
像の不適性゛を発見することができ、また、反転回路の
入力(!!すと出力側とで仕上りプリントの画像とCR
Tの画像とを一致させるようにしているので、精度の高
いシミュレートを行なうことが・できる、という効果が
得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本実施例は、カラー自動写真焼付装置のシミュレータ(
以下プリンタという)とカラーネガフィルムに撮影され
た画像をプリンタによって焼付けられるのと同一の状!
鏝で表示する装置(以下シミュレータという)とを組合
せたものである。
第1図に示すように、ハロゲンランプで構成された光a
10の裏側には、コールドミラーで構成された反射vl
12が配置されている。光a10には、光源lOの寿命
を長くすると共に所定の色温度を得るために、図示しな
い電源装置から定格電圧の略90%の電圧が供給されて
いる。光′alOの光線照射側には、対数カーブで形成
された略1/4円の扇形形状のフィルタ板を2枚づつ組
合せて左右1対に配置して各々構成した、Y(イエロ)
、M(マゼンタ)およびC(シアン)の各3補色フィル
タから成る調光フィルタ14および散乱板を備えたミラ
ーボックス16が順に配置されており、光源IOから照
射された光線が調光フィルタ14でカラーバランスおよ
び光量が調整された後ミラーボックス16で均一な拡散
光に変換されてネガキャリアに保持されたカラーネガフ
ィルム18に拡散光を照射するように構成されている。
上記の光源電圧を調節するには、調光フィルタの各補色
フィルタを機械的中心にセットし、照度計で光量を測定
して一定光量(標準露光タイム)になるように調節して
定格の略90%の電圧が供給されるように調節する。カ
ラーネガフィルム18の透過光線射出側には、光学系2
0およびブラックシャック22が順に配置されており、
ブラックシャッタ22を開いてカラー子ガフイルム18
を透過した光線によって印画紙24上に結像させ印画紙
を露光するように構成されている。露光された印画紙2
4は、現像プロセス25で処理された後、プリント27
゛とされる。
調光フィルタ14には、駆動回路26が接続されており
、駆動回路26によって補色フィルタの各々を光軸と垂
直な方向に移動させることによりカラーバランスおよび
光用が調節可能にされている。また、ブラックシャッタ
22には、駆動回路29が接続されている。
カラーネガフィルム18の光学系20例の近傍には、R
(赤)光、G(緑)光およびB(青)光を各々透過させ
る3つのフィルタを備えてR,G。
B信号を出力する3板カメラで構成されたカメラ30お
よびR,G、Bの3原色の画像濃度情報を検出するため
の二次元イメージセンサを備えた画像情報検出装置32
が配置されている。この二次元イメージセンサはCCD
 (電荷結合素子)で構成されている。なお、カメラ3
0は、CCD、$板カメラで構成してもよい。
ここで、通常のTVンステムでは、手持率襄十““こT
Vのγが2.2程度とされているた。
め、TVカメラにr =0.45のγ補正回路を設けて
全体としてγ=1になるようにしているが、印画紙のγ
はγ=2.0程度であるため、本実施例ではカメラ30
内にはγ補正回路を設けずにシミュレータ内のγを略l
とするようにしている。
上記カメラ30は利得制御回路33を介してシミュレー
タ34に接続されており、また上記の画像情報検出装置
32はδ、γ補正回路38およびプリント系濃度算出回
路40を介してスロープ制御回路62に接続されている
。このプリント系濃度算出回路40およびスロープ制御
回路62によって上記で説明したカラーバランスおよび
濃度の補正が行われる。また、シミュレータ34を構成
するCRT347の画面に対向するよううこ色度計42
が配置されると共に、プリント27の画面に対向するよ
うに色度計44が配置されている。色度計42.44は
コンピュータを構成するI10ボート46に接続されて
いる。コンピュータは、上記のI10ボート46、CP
U48、リードオンメモリ (ROM)50、ランダム
アクセスメモリ(RAM)52、デジタル−アナログ(
D/A)変換器54、アナ′ログーデジタル(A/D)
変換器56.58およびこれらを接続するデータバスや
コントロールバス等のバス60を含んで+jl¥成され
ており、利得制御回路33、シミュレータ34、δ、γ
補正回路38、プリント系fW度算出回路40に接続さ
れたスロープ制御回路62および駆動回路26に接、続
されると共に、駆動回路29に接続されている。
上記利得制御回路33は、第2図に示すように、アンプ
331、オペアンプ332、フリップフロップ333お
よび)1モ抗334〜336で構成されており、オペア
ンプ332の一方の入力端には、抵抗336を介して基
準電圧(白レベルに相当すする0、7’lが入力されて
いる。この利得制御回路33によってカメラ30の利得
を調節するには、未撮影フィルムを現像した基準ネガ(
いわゆる素抜はネガ)をカメラ30で撮像してアイリス
を調整し、R,G、B8三原色のカメラ出力に対してD
/A変換器54からアナログ信号を出力してフリップフ
ロップ333から信号が出力されたときに利得の調節を
停止することにより行う。
これにより、素抜はネガのとき(ネガの店過光が最大の
とき)にカメラの白レベルを合わせることができるので
、筒車かつ正確に明るさの基準を決定することができる
。また、上記のようにアイリスおよび利得を調整する場
合には、R,G、B三原色信号のうちいずれか1つ(例
えば、中間の波長のG信号)のレヘルが白レベルになる
ようにアイリスを調整した後、残りの信号(例えば、R
〜B信号)のレヘルが白レベルになるように利得を調整
すれば、籠華Gこアイリスおよび利得を調整することか
で゛きる。
また、上記のように利得が調節された後のカメラのアイ
リス位置および色バランス位置をデジタル値で記憶して
おき、ネガサイズ(倍率が異なるので光量が変化する)
毎にチャンネル化しておけば、ネガサイズの変更毎にチ
ャンネルを切換えるのみで明るさの感度を自動的に切換
えることができる。このようにすることにより、ネガサ
イズが変更してもチャンネルを切換えるのみでカメラの
アイリス位置およ°び色バランス位置をネガサイズに合
わせて自動的に切換えることができる。なお、上記の場
合光源が標準状態からずれていると、ずれた分を電気的
に補正する必要が生しるので、標準グレーのネガが標準
グレーのプリントに仕上る光源状態で調節するのが好ま
しい。
上記δ、γ補正回路38は、第3図に示すように、画像
情I[1検出装置32から出力されるR信号を濃度信号
に変換してδ、γ補正する信号処理回路60、G信号を
マ;度信号に変換してδ、γ補正する信号処理回路62
およびB信号を/局度13しに変換してδ、γ補正する
信号処理回路64から構成されている。これらの信号処
理回路6o、62.64は同一構成であるため、信号処
理回路60のみについて説明する。信号処理回路60は
、オフセット補正回路601 、’la度信号に対換す
る対数変換回路602、δ補正回路603およびγ補正
回路604で構成されている。オフセット補正回路60
1は、オペアンプOP3、抵抗R6、R7および可変電
源B1で構成されている。δ補正回路603は、オペア
ンプOP4、抵抗R6、R7および可変71RB2で構
成されている。そして、R,G、B信号をδ、γ補正し
て出力する。
上記のシミュレータ34は、利得制御回路33の出力端
に接続された対数変換器341、カメラの分光感度でみ
た21度(積分ン;度)と印画紙の分光感度でみたンQ
度との相異を補正する第1の変換回路としての3×3マ
トリツクス(3次正方行列)回路342、ネガ/ポジ(
N/P)反転して印画紙の解析濃度に変換するN/P反
転回路343、印画紙の解析4度を印画紙の色素の主吸
収の濃度に変換する3×3マトリツクス回路344、逆
対数変換回路345、CRTの螢光体の発光輝度に変換
する3×3マトリツクス回路346および3×3マトリ
ツクス回路346出力に応して螢光体を発色させてカメ
ラ30で撮像した画像を表示するCRT347を順に直
列接続して構成されている。なお、輝度信号変換回路3
44、逆対数変換回路345および3×3マトリツクス
回路346は第2の変換回路として作用する。
八 特性の補正 ここで、カメラ30から出力されるB、G、Rの各信号
を対数変換回路341で対数変換した値、すなわちカメ
ラの分光感度でみたカラーネガフィルム像の積分濃度を
B ’T V 、G ’t V % R’r vとして
3×3マトリックスA−’(ただし、−1は逆行列を示
す)を用いてネガの解析濃度に変換すると次式のように
なる。
また、印画紙の分光感度でみたカラーネガフィルム像の
積分4度をB; 、G; 、R; として3×3マトリ
ックスB−1を用いてヱガの解析?農度に変換すると次
式のようになる。
上記(1)、(2)式におけるネガの解析濃度(B、、
G t v 、Rt v )と(BP 、CP 、Rr
 )とは等しいから対角成分を比例定数とする対角マト
リックスαを用いて次の(3)式で表わされる。
従って、上記(1)〜(3)式を用いて(By、Op、
Rp)と(BTv、GTv、RTv)との関係を求める
と次の(4)弐が得られ、これによってTVの分光感度
でみた濃度と印画紙の分光感度でみた濃度との相異を補
正することができる。
上記各マ) IJックスB、α、Aの各成分は基準ネガ
等のサンフ゛ルについてカラーネガフィルムの発色特性
、印画紙の分光感度特性およびカメラの分光感度特性を
考慮して予め求められ、以下で示すマトリックスが3×
3マトリックス回路342に設定される。
N/P反転回路343は、Tを一γに変換する回路で以
下の直線に従って3×3マトリックス回路342の出力
を変換して出力する。
Y  Y+  =a  (X−X+ )・・・(6)た
だし、(X+ 、Y+ )はN/P反転されない点(以
下ピボット点という)、x、yは1度頭域をxy座標で
表わしたときの座標値、aは定数で通常負の値が選択さ
れる。
カメラ及びCRTにおいては、0〜0.7■で黒レベル
から白レベルまでを表示するので、映像信号の対数をと
ると黒レベルの0が−■となり、例えば、黒レベルが白
レベルに正確に反転できないことがある。このため、N
 / P反転にあたっては、カメラ出力V、oの白レベ
ルの23%(ネガのへ一ス分を除いた濃度で0.63)
近傍をピボット点としてN/P反転するのが好ましい。
第4図には、カメラ出力■、。の白レベルの23%をピ
ボット点としてN/P反転したときのカメラ出力■、4
N/P反転回i?3343出力■。、との関係が示され
ている。カメラの白レベルには0.7■であるため、白
レベルの23%は0.161 Vになる。ここで、3×
3マトリックス回路342出力を、 ! = 3.2518 +I ogV il+・・・(
7)と表すと、白レベルの23%に対応する座標は、(
0,161,2,47)になる。そこで、(2,47,
2,47)を通る直線 y  2.47= a  (x−2,47)・・・(8
)に従って上記(7)式で表わされる曲線を変換すると
、第4図に示す曲線が得られ、N/P反転されたことに
なる。第4図から理解されるように、カメラ出力の白レ
ベルの23%の値は、N/P反転移転後いてもその値は
変化していない。
また、N/P反゛転するには、N/P反転回路を第5図
に示す回路で構成し、以下で説明するようにピボット点
を求めてN/P反転するようにしてもよい。第5図の回
路は、オペアンプOP1、CP2、オペアンプの基皐電
圧V、l、V、(ピボット点に対応する)を設定する可
変抵抗R1および可変抵抗R1の接触子を移動させるこ
とにより上記基(セミ圧を変化させる作動機構ACを備
えている。オペアンプOPIの反転入力端には抵抗R2
を介して13号が入力されており、オペアンプ○P1の
反転入力端と出力端との間にはゲインを調節するための
可変抵抗R3が接続されている。オペアンプOPIの出
力端は抵抗R4を介してオペアンプOP2の反転入力端
に接続されている。オペアンプ○P2の反転入力端と出
力端との間には抵(冗R5が接続されている。可変抵抗
器R1の一端は接地され、他端は電源Bを介して接地さ
れ、可変抵抗2SR1の接触子はオペアンプ○PI、O
F2の非反転入力端に各々接続されている。
上記の回路を用いてピボット点を求める方法について説
明する。まず、標準グレーに発色したカラーネガフィル
ムをネガキャリアに挟持してカメラで撮像し、第5図の
回路でN/P反転した後CRT画面に表示する0次に、
電気的に標準グレー信号を作成しくCRTの自レベルを
23%にすることにより作成できる)、上記のネガによ
る画像と近接してCRT画面上に表示する。そして、キ
ーボードを操作して可変抵抗R1の抵抗値を連続的に変
化させて裁卓電圧V、、、Vyを変化させ、標準グレー
に発色したネガによる画像を電気的に作成した標準グレ
ー信号による画像と一致させる。
これにより、ピボット点が決定される。
以上のような回路を使用することにより、i’!ill
定者の感覚に合せてグレーレベルを設定させることがで
き、また測定者の感覚に合せてグレーレベルを設定でき
るのでプリントの仕上り状態と一致するようにグレーレ
ベルを設定でき、これにより現像条件(現像液等の疲労
、現像液等の温度変化)等の状態をも含んで精度の高い
ノミュレートが行なえる。
色デー特性の゛補正 CRTは発光体によって画像を表示するため、CRTの
輝度は電圧に比例する。しかしながら、プリントは吸収
体(色素)を用いているため、色素の量と輝度とは比例
せず色素の量と輝度の対数とが比例し、更に色素の量を
変化させると色度点が変化する。このため、本実施例で
は3×3マトリツクス回路34 、t 、逆対数変換回
路345および3×3マトリンクス回路346によって
プリントの色素による発色特性とCRTの発光体による
発色特性とを一敗させるようにしている。プリントの色
素は、上記で説明したように色素量の変化によって色度
点が変わる不安定原色(C,Y、M)であるため、副吸
収付ブロック色素に近似して原色を考えることにする。
プリントから反射した光線の波長を3分割して380〜
jlnmをG領域、λ1〜λ2 nmをB ’n’fJ
域、λ2〜7800mをRiJ域とすると、R,G、B
領域における副吸収を8慮した分光透過率TR1T c
 、、T s は各々次の式で表わされる。
T* = T C1X T MI X T YR・・・
(9)TG= T Cc x T Mc x T Yc
   ・・・001T a = T C、x T M 
RX T Y 、   ・QDただし、(9)〜0υ弐
の右辺の各項におけるTは透過率を示し、C,M、Yは
各々R,G、Bの補色を示しサフィックスII 、G 
、l は上記で波長3分割した各領域を示す。
上記(9)、QOI、αυを各々濃度表示すると次の式
のようになる。
DR=DC,+ DM、+DYR・・・0乃DG = 
D ec + D MG  + D yc   ・・・
α■D Il =  D  Cs   +  DMB 
  +  D  YB      ・・・Q41上記(
2)〜0り弐の副吸収を主吸収(D CR,D M、、
D Y s の関数として表すと、次の05)〜07)
式が得られる。
DI  = D CR+D MR(D MG) + D
 y++(D Yl)  ・・・叫Dc  = D C
G(D CR)+ DM、+ D Yc(D Ya) 
 ”Q611)++  = D Cl1(D C++)
 +D MIl(D Mc) 十D Ys  −’Jη
上記・・・OS〜01弐がBeerの法則に従うと仮定
すると、次の0鴫弐に示すように3×3マトリツクスで
表示することができる。
・・・aS+ ここで、N/P反転回路343で反転された出力はプリ
ントの色素量に対応した解析4度を示しているため、3
×3マトリツクス回路344に以下のθ争式で示す行列
を設定しておくことにより近似した主吸収のみの積分濃
度に変換することができる。
一方、3刺激値x、y、zは、次の(2@式で表すこと
ができる(以下では刺激値Xのみを示す)。
El yl dλ El 7λ dλ El yl dλ f;aoEz工37□ 6□ El Tλ dλ El yl dλ = TRX++  +  TG Xc  +  Ta 
 X Il   ・・帽ただし、Elは物体の照明光の
分光放射束、τλは物体の分光反射率、マλ赤色光刺激
値、Tλは緑色光刺激値である。
上記のように表される三刺激値をマトリックス表示する
と次の(21)式が得られる。
ただし、TR、T、、、Ti は積分透過率、サフィッ
クス付きのx、y、zはサフィックスに対応する色の刺
激値である。
と三刺激値(X、Y、Z)との関係を上式のようにマト
リックスで表わすと、 となる。従って、 上記(23)式からCRTの輝度信号すなわち目標値を
求めると次の関係が得られる。
従って、上記3×3マトリックス回路346に以下の式
で示す行列を設定しておくことによりCRTの各色の螢
光体の発光輝度が得られ、この発光輝度の信号によって
CRTの発光体が発光する。
・・・(25) ここで、(24)式の は(21)式より印画紙の三刺激値に等しいから色度計
44によって仕上りプリント27の色度点を測定するこ
とにより求められる。
また(24)式の逆行列の成分は、CRTの三刺激値を
色度計42によって測定することにより求める。すなわ
ち、上記(24)式においてと共にT11を所定の電圧
にしてXs 、 Ya 、Zsを求めることにより決定
することができる。これによって、(24)式からCR
Tに与える電気信号すなわち目標値を決定することがで
きる。
また、上記α9式および(25)式のマトリックスD1
Tの成分は、それぞれ代表値f、 、f、で表わし、の
(26)式の関係がある。
〒= ra [Ilo g−’(f 3(了))] ・
(26)ここで、■はN/P反転回路出力であり、プリ
ントの?塩度に−Tを乗算することにより上記のように
算出する。また、1゛は上記で求めた(Tll、T、“
、Ts’)である。従って、(26)式の人力と出力と
が決定されるので最小二乗法や回り16等によって最適
化を行えば、3×3マトリックス回路344および34
7の各成分が求められる。
以上説明したように本実施例によれば、受光分光特性が
補正さへた後にネガポジ反転され、その後発色分光特性
が補正される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2回は
第1図利得制御回路の一例を示す回路図、第3図は第1
図のδ、T補正回路の一例を示す回路図、第4図はN/
P反転を説明するための線図、第5図はN/P反転を行
う他の回路図である。 14・・・調光フィルタ、 27 ・ ・  プリント、 34・・・シミュレータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動写真焼付装置の自動露光制御機能によって調
    光された光源系で照明されたカラーネガフィルムに記録
    されたネガ像を撮像する撮像装置と、前記ネガ像に対応
    するポジ像が得られるように前記撮像装置によって得ら
    れる信号を反転する反転回路と、前記反転回路によって
    得られる信号に基づいてポジ像を表示するCRTと、を
    備えた自動写真焼付装置のシミュレータであって、前記
    反転回路の入力側に第1の変換回路を接続すると共に前
    記反転回路の出力側に第2の変換回路を接続し、前記第
    1の変換回路と前記第2の変換回路とで前記撮像装置の
    分光感度でみたネガ像の積分濃度と印画紙の分光感度で
    みたネガ像の積分濃度との相異を補正すると共に前記C
    RTの螢光体の発光分光特性による三刺激値がプリント
    の色素の吸収特性による三刺激値と等しくなるようにし
    たことを特徴とする自動写真焼付装置のシミュレータ。
  2. (2)前記第1の変換回路は前記撮像装置によって得ら
    れる透過濃度信号を変換して前記撮影装置の分光感度で
    みたネガ像の積分濃度と印画紙の分光感度でみたネガ像
    の積分濃度との相異を補正し、前記第2の変換回路は前
    記CRTの螢光体の発光分光特性による三刺激値がプリ
    ントの色素の吸収特性による三刺激値と等しくなるよう
    に前記反転回路によって反転された透過濃度信号を変換
    する特許請求の範囲第(1)項記載の自動写真焼付装置
    のシミュレータ。
  3. (3)前記第1の変換回路および前記第2の変換回路を
    3次正方行列の成分をパラメータとする3×3マトリッ
    クス回路で構成した特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項記載の自動写真焼付装置のシミュレータ。
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