JPS6362172B2 - - Google Patents
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- JPS6362172B2 JPS6362172B2 JP8890084A JP8890084A JPS6362172B2 JP S6362172 B2 JPS6362172 B2 JP S6362172B2 JP 8890084 A JP8890084 A JP 8890084A JP 8890084 A JP8890084 A JP 8890084A JP S6362172 B2 JPS6362172 B2 JP S6362172B2
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- fish body
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- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 claims description 144
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 6
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 210000001835 viscera Anatomy 0.000 description 1
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- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
この発明は魚体処理装置に関し、特に魚体の頭
部を歩留りよく切断除去することができる魚体処
理装置に関するものである。
部を歩留りよく切断除去することができる魚体処
理装置に関するものである。
(先行技術の説明)
従来、魚体の頭部の切断除去処理は、たとえ
ば、多数の魚体を、それらの体長方向をコンベア
搬送方向に対し直交させた状態でコンベアベルト
上に順次供給して、それら魚体の頭部をコンベア
の側方に配置したヘツドカツタで切断除去してい
た。
ば、多数の魚体を、それらの体長方向をコンベア
搬送方向に対し直交させた状態でコンベアベルト
上に順次供給して、それら魚体の頭部をコンベア
の側方に配置したヘツドカツタで切断除去してい
た。
ところが、この方法によれば、魚体の頭部が、
魚体の体長方向に対して直角方向へ切断除去され
るため、体長の小さな魚体の場合には歩留りの低
下はさほど問題にならないものの、体長の大きな
魚体の場合には、肉質の良い魚体後頭部の肉が魚
体頭部とともに多量に切断除去されて、歩留りが
著しく低下するという問題を有していた。
魚体の体長方向に対して直角方向へ切断除去され
るため、体長の小さな魚体の場合には歩留りの低
下はさほど問題にならないものの、体長の大きな
魚体の場合には、肉質の良い魚体後頭部の肉が魚
体頭部とともに多量に切断除去されて、歩留りが
著しく低下するという問題を有していた。
(発明の目的)
この発明の目的は、魚体の大小に応じて魚体の
頭部を歩留りよく切断除去することができる魚体
処理装置を提供することである。
頭部を歩留りよく切断除去することができる魚体
処理装置を提供することである。
(実施例の説明)
この発明の魚体処理装置は、
同軸に結合されて一方向へ回転する左右一対の
円盤の対向面に、魚体頭部挾持用ばね材を付設し
た魚体尾部揃え装置と、 腹部を下にして頭部を斜め下方へ向けた姿勢で
魚体を加速してその頭部から前記両円盤のばね材
間へ魚体を供給する魚体供給手段と、 前記魚体尾部揃え装置の回転により移送される
魚体の尾部を揺動自在に挾持することにより、魚
体の頭部を前記ばね材から引き抜いて、魚体の背
部を前向きにした倒立姿勢で魚体を前方へ搬送す
る第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段の下方にそれと一定間隔を
保つて配設され、魚体の頭部を第1の搬送手段よ
りも速い速度で前方へ搬送する第2の搬送手段
と、 前記第1の搬送手段および第2の搬送手段の間
に配設され、魚体の胴部を挾持して前方へ搬送す
る第3の搬送手段と、 前記第2の搬送手段および第3の搬送手段の間
に配設され、前記各搬送手段により搬送される魚
体の頭部を水平方向に切断するヘツドカツタとを
備える。
円盤の対向面に、魚体頭部挾持用ばね材を付設し
た魚体尾部揃え装置と、 腹部を下にして頭部を斜め下方へ向けた姿勢で
魚体を加速してその頭部から前記両円盤のばね材
間へ魚体を供給する魚体供給手段と、 前記魚体尾部揃え装置の回転により移送される
魚体の尾部を揺動自在に挾持することにより、魚
体の頭部を前記ばね材から引き抜いて、魚体の背
部を前向きにした倒立姿勢で魚体を前方へ搬送す
る第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段の下方にそれと一定間隔を
保つて配設され、魚体の頭部を第1の搬送手段よ
りも速い速度で前方へ搬送する第2の搬送手段
と、 前記第1の搬送手段および第2の搬送手段の間
に配設され、魚体の胴部を挾持して前方へ搬送す
る第3の搬送手段と、 前記第2の搬送手段および第3の搬送手段の間
に配設され、前記各搬送手段により搬送される魚
体の頭部を水平方向に切断するヘツドカツタとを
備える。
この発明の一実施例を第1図ないし第7図を用
いて説明する。第1図は魚体処理装置の手前側の
ピンチヤーベルトおよび魚体胴部挾圧ベルトを省
略した側面図、第2図は第1図の魚体ガイド板3
を省略した平面図である。両図からも分るよう
に、この魚体処理装置は、魚体供給用シユート1
と、魚体尾部揃え装置2と、左右一対の魚体ガイ
ド板3と、左右一対のピンチヤーベルト4a,4
bと、左右一対の魚体胴部挾圧ベルト5a,5b
と、魚体頭部搬送装置6と、左右一対のヘツドカ
ツタ7a,7bとを備える。
いて説明する。第1図は魚体処理装置の手前側の
ピンチヤーベルトおよび魚体胴部挾圧ベルトを省
略した側面図、第2図は第1図の魚体ガイド板3
を省略した平面図である。両図からも分るよう
に、この魚体処理装置は、魚体供給用シユート1
と、魚体尾部揃え装置2と、左右一対の魚体ガイ
ド板3と、左右一対のピンチヤーベルト4a,4
bと、左右一対の魚体胴部挾圧ベルト5a,5b
と、魚体頭部搬送装置6と、左右一対のヘツドカ
ツタ7a,7bとを備える。
魚体尾部揃え装置2は、水平回転軸8により同
心状に軸支されて第1図の矢印A方向へ回転駆動
される左右一対の円盤9a,9bの対向面に、魚
体頭部挾持用ばね材10a,10bを付設してい
る。このばね材10aは、第3図に示すように略
台形状の多数のばね片10cを円錐台形状に配設
して、各ばね片10cの外周部を円盤9aの外周
部へ固定するとともに、各ばね片10cの内周部
を自由端としたもので、これら各ばね片10cの
表面に、表面が凹凸仕上げされたゴム板を貼着す
る。ばね材10bはばね材10aと左右対称であ
り、これら両ばね材10a,10bにより、両ば
ね材10a,10b間に差込まれた魚体11の頭
部をすべり止め状態で挾持できるようにしてい
る。
心状に軸支されて第1図の矢印A方向へ回転駆動
される左右一対の円盤9a,9bの対向面に、魚
体頭部挾持用ばね材10a,10bを付設してい
る。このばね材10aは、第3図に示すように略
台形状の多数のばね片10cを円錐台形状に配設
して、各ばね片10cの外周部を円盤9aの外周
部へ固定するとともに、各ばね片10cの内周部
を自由端としたもので、これら各ばね片10cの
表面に、表面が凹凸仕上げされたゴム板を貼着す
る。ばね材10bはばね材10aと左右対称であ
り、これら両ばね材10a,10bにより、両ば
ね材10a,10b間に差込まれた魚体11の頭
部をすべり止め状態で挾持できるようにしてい
る。
魚体供給用シユート1は、たとえば魚体背腹揃
え機の魚体排出シユートで構成し、第1図に示す
ように、魚体背腹揃え機により腹部を下向きに揃
えられた魚体11が、シユート1により、頭部を
斜め下方へ向けた姿勢で矢印B方向へ加速されな
がら両円盤9a,9b間の空隙へ滑り落ちるよう
にしている。
え機の魚体排出シユートで構成し、第1図に示す
ように、魚体背腹揃え機により腹部を下向きに揃
えられた魚体11が、シユート1により、頭部を
斜め下方へ向けた姿勢で矢印B方向へ加速されな
がら両円盤9a,9b間の空隙へ滑り落ちるよう
にしている。
左右一対の魚体ガイド板3(一方は図示省略)
は、両ガイド板3間の空隙が、上記両円盤9a,
9b間の空隙の上方に位置するようにして、魚体
尾部揃え装置2の上方に配置する。このガイド板
3は、頭部を両ばね材10a,10bにより挾持
された魚体11が、左右両円盤9a,9bの回転
によりピンチヤーベルト4a,4bの始端側へ移
送されるまでの間、その魚体11の胴部を支持し
て魚体11が左右両方向へ倒れるのを防止する。
は、両ガイド板3間の空隙が、上記両円盤9a,
9b間の空隙の上方に位置するようにして、魚体
尾部揃え装置2の上方に配置する。このガイド板
3は、頭部を両ばね材10a,10bにより挾持
された魚体11が、左右両円盤9a,9bの回転
によりピンチヤーベルト4a,4bの始端側へ移
送されるまでの間、その魚体11の胴部を支持し
て魚体11が左右両方向へ倒れるのを防止する。
左右一対のピンチヤーベルト4a,4bは、第
1図に示すように駆動プーリ12a,12bと、
テールプーリ13a,13bと、ガイドプーリ1
4a,14bに巻き掛けられ、駆動プーリ12
a,12bにより第1図の矢印C方向へ走行駆動
される。このピンチヤーベルト4a,4bには、
その外周面(挾持面)に、例えば、ねじ等で構成
した針状突起15a,15bを多数突設する。
1図に示すように駆動プーリ12a,12bと、
テールプーリ13a,13bと、ガイドプーリ1
4a,14bに巻き掛けられ、駆動プーリ12
a,12bにより第1図の矢印C方向へ走行駆動
される。このピンチヤーベルト4a,4bには、
その外周面(挾持面)に、例えば、ねじ等で構成
した針状突起15a,15bを多数突設する。
魚体頭部搬送装置6は、駆動プーリ16とテー
ルプーリ17に走行ベルト18が巻き掛けられ、
左右一対のピンチヤーベルト4a,4bと一定の
距離を保つた状態でその下方に平行に配置され
て、搬送ベルト18が駆動プーリ16により第1
図の矢印D方向へ走行駆動される。この場合、ピ
ンチヤーベルト4a,4bの矢印C方向への走行
速度をV1とし、搬送ベルト18の矢印D方向へ
の走行速度をV2とすると、V2をV1よりも大きく
設定する(例えばV1を50m/分とし、V2を100
m/分とする)。
ルプーリ17に走行ベルト18が巻き掛けられ、
左右一対のピンチヤーベルト4a,4bと一定の
距離を保つた状態でその下方に平行に配置され
て、搬送ベルト18が駆動プーリ16により第1
図の矢印D方向へ走行駆動される。この場合、ピ
ンチヤーベルト4a,4bの矢印C方向への走行
速度をV1とし、搬送ベルト18の矢印D方向へ
の走行速度をV2とすると、V2をV1よりも大きく
設定する(例えばV1を50m/分とし、V2を100
m/分とする)。
左右一対の魚体胴部挾圧ベルト5a,5bは、
第2図に示すように、駆動プーリ20a,20b
と、テールプーリ21a,21bと、ガイドプー
リ22a,22bに巻き掛けられ、駆動プーリ2
0a,20bにより第1図の矢印E方向へ走行駆
動される。この魚体胴部挾圧ベルト5a,5b
は、ピンチヤーベルト4a,4bと魚体頭部搬送
装置6の間に配設される。
第2図に示すように、駆動プーリ20a,20b
と、テールプーリ21a,21bと、ガイドプー
リ22a,22bに巻き掛けられ、駆動プーリ2
0a,20bにより第1図の矢印E方向へ走行駆
動される。この魚体胴部挾圧ベルト5a,5b
は、ピンチヤーベルト4a,4bと魚体頭部搬送
装置6の間に配設される。
左右一対のヘツドカツタ7a,7bは、魚体胴
部挾圧ベルト5a,5bと魚体頭部搬送装置6の
間に配設し、それぞれ垂直軸回りに回転駆動され
て、魚体11の頭部を水平方向に切断する。
部挾圧ベルト5a,5bと魚体頭部搬送装置6の
間に配設し、それぞれ垂直軸回りに回転駆動され
て、魚体11の頭部を水平方向に切断する。
つぎに、この装置による魚体の処理動作を説明
する。第1図に示すように、魚体背腹揃え機によ
り腹部を下向きに揃えられた魚体11は、シユー
ト1により頭部を斜め下方へ向けた姿勢で両円盤
9a,9bの間の空隙へ向けて加速されながら滑
り落ち、滑り落ちるときの勢いで、魚体11の頭
部が両円盤9a,9bの各ばね材10a,10b
を両外側方へ押し広げながら両ばね材10a,1
0b間に進入して、魚体11の頭部が両ばね材1
0a,10bにより挾持される。この場合、第4
図に示すように、魚体11の体長が大きいとき
は、魚体11が勢いよく滑り落ちて魚体11の頭
部が両ばね材10a,10b間に深く進入するこ
ととなり、逆に、第5図に示すように、魚体11
の体長が小さいときは、魚体11の滑り落ちる勢
いが弱いために魚体11の頭部が両ばね材10
a,10b間に浅く進入することとなる。したが
つて、予めばね材10a,10bのばね力を適切
に定めておけば、魚体11の大小にかかわらず、
魚体11の尾部を常に回転軸8からほぼ一定の距
離(回転軸8から半形Rの位置)に揃えることが
可能となり、本実施例ではばね力をそのように定
めている。
する。第1図に示すように、魚体背腹揃え機によ
り腹部を下向きに揃えられた魚体11は、シユー
ト1により頭部を斜め下方へ向けた姿勢で両円盤
9a,9bの間の空隙へ向けて加速されながら滑
り落ち、滑り落ちるときの勢いで、魚体11の頭
部が両円盤9a,9bの各ばね材10a,10b
を両外側方へ押し広げながら両ばね材10a,1
0b間に進入して、魚体11の頭部が両ばね材1
0a,10bにより挾持される。この場合、第4
図に示すように、魚体11の体長が大きいとき
は、魚体11が勢いよく滑り落ちて魚体11の頭
部が両ばね材10a,10b間に深く進入するこ
ととなり、逆に、第5図に示すように、魚体11
の体長が小さいときは、魚体11の滑り落ちる勢
いが弱いために魚体11の頭部が両ばね材10
a,10b間に浅く進入することとなる。したが
つて、予めばね材10a,10bのばね力を適切
に定めておけば、魚体11の大小にかかわらず、
魚体11の尾部を常に回転軸8からほぼ一定の距
離(回転軸8から半形Rの位置)に揃えることが
可能となり、本実施例ではばね力をそのように定
めている。
こうして、両ばね材10a,10bにより尾部
位置をほぼ揃えて挾持された魚体11は、左右円
盤9a,9bの第1図に示す矢印A方向への回転
により、ガイド板3にガイドされながら、左右一
対のピンチヤーベルト4a,4bの始端側へ移送
される。
位置をほぼ揃えて挾持された魚体11は、左右円
盤9a,9bの第1図に示す矢印A方向への回転
により、ガイド板3にガイドされながら、左右一
対のピンチヤーベルト4a,4bの始端側へ移送
される。
魚体11の尾部が、ピンチヤーベルト4a,4
bの始端間まで移送されると、両ピンチヤーベル
ト4a,4bが魚体11の尾部を左右両側から揺
動自在に挾持して針状突起15a,15bを魚体
11の尾部に食い込ませ、このピンチヤーベルト
4a,4bの矢印C方向への走行により、魚体1
1の頭部が両ばね材10a,10b間から引き抜
かれる。この場合、魚体11の体長が異なつて
も、魚体尾部揃え装置2により魚体11の尾部が
ほぼ揃えられて両ピンチヤーベルト4a,4bの
始端間へ供給されるため、体長の異なる種々の魚
体11の尾部を両ピンチヤーベルト4a,4bに
より確実に挾持することができる。
bの始端間まで移送されると、両ピンチヤーベル
ト4a,4bが魚体11の尾部を左右両側から揺
動自在に挾持して針状突起15a,15bを魚体
11の尾部に食い込ませ、このピンチヤーベルト
4a,4bの矢印C方向への走行により、魚体1
1の頭部が両ばね材10a,10b間から引き抜
かれる。この場合、魚体11の体長が異なつて
も、魚体尾部揃え装置2により魚体11の尾部が
ほぼ揃えられて両ピンチヤーベルト4a,4bの
始端間へ供給されるため、体長の異なる種々の魚
体11の尾部を両ピンチヤーベルト4a,4bに
より確実に挾持することができる。
こうして、両ピンチヤーベルト4a,4bによ
り、両ばね材10a,10bから引き抜かれた魚
体11は、その体長が大きいときは、第1図に示
すようにその頭部が搬送ベルト18上に乗り、頭
部と尾部がピンチヤーベルト4a,4bと搬送ベ
ルト18とによりそれぞれ保持されながら矢印
C,D方向へ移送される。この場合、搬送ベルト
18の走行速度V2がピンチヤーベルト4a,4
bの走行速度V1よりも大きいため、魚体11の
頭部が尾部よりも速く前方に送られて魚体11は
徐々に傾斜角度を増していき、魚体胴部挾圧ベル
ト5a,5bにより魚体11の胴部がさらに挾持
されたのち、第6,7図の実線で示すようにヘツ
ドカツタ7a,7bにより魚体11の頭部が水平
方向に切断除去される。このように魚体11の体
長が大きいときは、魚体11を傾斜姿勢に保つた
状態で魚体11の頭部がヘツドカツタ7a,7b
により水平方向に切断されるため、魚体11の後
頭部の肉質の良い肉11aを一切切断除去せずに
すみ、歩留りを高めることができる(尚、魚体1
1の腹部は従来よりも多く切断除去されることと
なるが、腹部の肉厚は薄くて肉質も悪いために腹
部を除去しても問題はない)。
り、両ばね材10a,10bから引き抜かれた魚
体11は、その体長が大きいときは、第1図に示
すようにその頭部が搬送ベルト18上に乗り、頭
部と尾部がピンチヤーベルト4a,4bと搬送ベ
ルト18とによりそれぞれ保持されながら矢印
C,D方向へ移送される。この場合、搬送ベルト
18の走行速度V2がピンチヤーベルト4a,4
bの走行速度V1よりも大きいため、魚体11の
頭部が尾部よりも速く前方に送られて魚体11は
徐々に傾斜角度を増していき、魚体胴部挾圧ベル
ト5a,5bにより魚体11の胴部がさらに挾持
されたのち、第6,7図の実線で示すようにヘツ
ドカツタ7a,7bにより魚体11の頭部が水平
方向に切断除去される。このように魚体11の体
長が大きいときは、魚体11を傾斜姿勢に保つた
状態で魚体11の頭部がヘツドカツタ7a,7b
により水平方向に切断されるため、魚体11の後
頭部の肉質の良い肉11aを一切切断除去せずに
すみ、歩留りを高めることができる(尚、魚体1
1の腹部は従来よりも多く切断除去されることと
なるが、腹部の肉厚は薄くて肉質も悪いために腹
部を除去しても問題はない)。
一方、体長の小さな魚体11がピンチヤーベル
ト4a,4bにより両ばね材10a,10bから
引き抜かれたときは、魚体11が倒立姿勢でピン
チヤーベルト4a,4bにより保持されても、魚
体11の頭部が搬送ベルト18にとどかないた
め、魚体11はピンチヤーベルト4a,4bによ
り倒立姿勢のまま保持されて第1図の矢印C方向
へ移送されることとなり、その倒立姿勢のまま魚
体胴部挾圧ベルト5a,5bにより魚体11の胴
部が更に挾持されて、魚体11の頭部がヘツドカ
ツタ7a,7bにより水平方向へ切断除去され
る。このように魚体11の体長が小さいときは、
第6図想像線で示すように、魚体11を倒立姿勢
に保つた状態で、魚体11の頭部がヘツドカツタ
7a,7bにより水平方向に切断されるため、魚
体11の頭部のみが適切な位置で切断除去される
こととなる。この場合、魚体11の頭部は、魚体
11の体長方向に対し直角方向に切断されて魚体
11の後頭部の肉も一部切断除去されることとな
るが、魚体11の体長が小さいために、歩留りの
低下はさほど問題とならない。
ト4a,4bにより両ばね材10a,10bから
引き抜かれたときは、魚体11が倒立姿勢でピン
チヤーベルト4a,4bにより保持されても、魚
体11の頭部が搬送ベルト18にとどかないた
め、魚体11はピンチヤーベルト4a,4bによ
り倒立姿勢のまま保持されて第1図の矢印C方向
へ移送されることとなり、その倒立姿勢のまま魚
体胴部挾圧ベルト5a,5bにより魚体11の胴
部が更に挾持されて、魚体11の頭部がヘツドカ
ツタ7a,7bにより水平方向へ切断除去され
る。このように魚体11の体長が小さいときは、
第6図想像線で示すように、魚体11を倒立姿勢
に保つた状態で、魚体11の頭部がヘツドカツタ
7a,7bにより水平方向に切断されるため、魚
体11の頭部のみが適切な位置で切断除去される
こととなる。この場合、魚体11の頭部は、魚体
11の体長方向に対し直角方向に切断されて魚体
11の後頭部の肉も一部切断除去されることとな
るが、魚体11の体長が小さいために、歩留りの
低下はさほど問題とならない。
なお、頭部を切断除去された魚体11は、ピン
チヤーベルト4a,4bによる魚体11の尾部の
保持が解除されて、魚体胴部挾圧ベルト5a,5
bのみにより第1図の矢印E方向へ搬送されたの
ち、たとえば、ベリーナイフにより開腹処理がな
され、ガツテイングプーリにより内臓除去がなさ
れ、フイレーナイフにより開きや3枚おろし等の
処理がなされる。
チヤーベルト4a,4bによる魚体11の尾部の
保持が解除されて、魚体胴部挾圧ベルト5a,5
bのみにより第1図の矢印E方向へ搬送されたの
ち、たとえば、ベリーナイフにより開腹処理がな
され、ガツテイングプーリにより内臓除去がなさ
れ、フイレーナイフにより開きや3枚おろし等の
処理がなされる。
このように、魚体11の大小に応じ魚体11を
斜めまたは垂直姿勢に保持して、魚体11の頭部
を水平方向へ切断するようにしたため、魚体11
の大小に応じて魚体11の頭部を歩留り良く切断
除去することができる。しかも、シユート1から
体長の同一または異なる複数の魚体11を連続的
に供給して、各魚体11の頭部を連続的に切断除
去処理できるため、魚体処理作業の省力化と迅速
化を図ることができる。
斜めまたは垂直姿勢に保持して、魚体11の頭部
を水平方向へ切断するようにしたため、魚体11
の大小に応じて魚体11の頭部を歩留り良く切断
除去することができる。しかも、シユート1から
体長の同一または異なる複数の魚体11を連続的
に供給して、各魚体11の頭部を連続的に切断除
去処理できるため、魚体処理作業の省力化と迅速
化を図ることができる。
(発明の効果)
以上説明したように、この発明の魚体処理装置
によれば、魚体の大小に応じて魚体の頭部を歩留
り良く切断除去することができるという効果が得
られる。
によれば、魚体の大小に応じて魚体の頭部を歩留
り良く切断除去することができるという効果が得
られる。
第1図はこの発明の一実施例の手前側のピンチ
ヤーベルトおよび魚体胴部挾圧ベルトを省略した
側面図、第2図は第1図の魚体ガイド板を省略し
た平面図、第3図は魚体尾部揃え装置の一方側の
円盤とばね材を示した斜視図、第4図は体長の大
きな魚体が魚体尾部揃え装置に供給された状態を
示す一部切欠側面図、第5図は体長の小さな魚体
が魚体尾部揃え装置に供給された状態を示す一部
切欠側面図、第6図は魚体の頭部切断除去処理途
中を示す側面図、第7図はその正面断面図であ
る。 1…シユート、2…魚体尾部揃え装置、4a,
4b…ピンチヤーベルト、5a,5b…魚体胴部
挾圧ベルト、6…魚体頭部搬送装置、7a,7b
…ヘツドカツタ、9a,9b…円盤、10a,1
0b…ばね材、11…魚体。
ヤーベルトおよび魚体胴部挾圧ベルトを省略した
側面図、第2図は第1図の魚体ガイド板を省略し
た平面図、第3図は魚体尾部揃え装置の一方側の
円盤とばね材を示した斜視図、第4図は体長の大
きな魚体が魚体尾部揃え装置に供給された状態を
示す一部切欠側面図、第5図は体長の小さな魚体
が魚体尾部揃え装置に供給された状態を示す一部
切欠側面図、第6図は魚体の頭部切断除去処理途
中を示す側面図、第7図はその正面断面図であ
る。 1…シユート、2…魚体尾部揃え装置、4a,
4b…ピンチヤーベルト、5a,5b…魚体胴部
挾圧ベルト、6…魚体頭部搬送装置、7a,7b
…ヘツドカツタ、9a,9b…円盤、10a,1
0b…ばね材、11…魚体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 同軸に結合されて一方向へ回転する左右一対
の円盤の対向面に、魚体頭部挾持用ばね材を付設
した魚体尾部揃え装置と、 腹部を下にして頭部を斜め下方へ向けた姿勢で
魚体を加速してその頭部から前記両円盤のばね材
間へ魚体を供給する魚体供給手段と、 前記魚体尾部揃え装置の回転により移送される
魚体の尾部を揺動自在に挾持することにより、魚
体の頭部を前記両ばね材から引き抜いて、魚体の
背部を前向きにした倒立姿勢で魚体を前方へ搬送
する第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段の下方にそれと一定間隔を
保つて配設され、魚体の頭部を第1の搬送手段よ
りも速い速度で前方へ搬送する第2の搬送手段
と、 前記第1の搬送手段および第2の搬送手段の間
に配設され、魚体の胴部を挾持して前方へ搬送す
る第3の搬送手段と、 前記第2の搬送手段および第3の搬送手段の間
に配設され、前記各搬送手段により搬送される魚
体の頭部を水平方向に切断するヘツドカツタとを
備えた魚体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8890084A JPS60232045A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 魚体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8890084A JPS60232045A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 魚体処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60232045A JPS60232045A (ja) | 1985-11-18 |
JPS6362172B2 true JPS6362172B2 (ja) | 1988-12-01 |
Family
ID=13955829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8890084A Granted JPS60232045A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 魚体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60232045A (ja) |
-
1984
- 1984-05-02 JP JP8890084A patent/JPS60232045A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60232045A (ja) | 1985-11-18 |
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