JPS6362170B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ソーセージ充填機用のソーセージの
皮貯蔵供給装置に関し、構成として複数層のソー
セージの皮をその長手方向にじやばら状に折りた
たんで貯蔵する為の貯蔵容器と、個々のソーセー
ジの皮を小出しするデイスペンサー装置と、こま
切れ肉、チーズ等の塑性変形自在の材料を供給す
る充填バレル上にソーセージの皮を一枚ずつ自動
的に置く装着装置とを有する。

西独特許公開公報第1432560号がこの形成の装
置を記載しており、この装置においては、複数枚
の折りたたんだソーセージの皮、いわゆる「腸管
のキヤタピラ（ガツトキヤタピラー）」が横方向
に制限され下方に傾斜する斜路をこの斜路の底に
配置した取出口に向つて重力によつてころがり、
一度にほんの一枚のソーセージの皮が押し出し部
材と係合してその長手軸線に対して横方向に別の
ばね付勢された押し出し部材によつて画成される
装着位置に押されるようになつており、充填バレ
ルが２つの押し出し部材間に保持されたソーセー
ジの皮内に進入する。

次に、ソーセージの皮をつかんでいるこれら押
し出し部材は解放されて、充填材料の計量した充
填（詰物）部分を順次供給し、ソーセージの皮を
断続的にねじることによつて一続きのソーセージ
が形成される。

次に、別のソーセージの皮を装着位置に位置ず
ける前に充填バレルをその全長だけ退避させなけ
ればならない。

この公知の貯蔵供給装置は比較的硬い合成ソー
セージの皮を用いて作動速度が比較的遅い場合に
限り良く作動する。

然しながら、この装置は比較的複雑な構造を持
ち、より柔らかいソーセージの皮を用いた場合は
しばしば故障を生じた。機械の生産量を増大させ
たいが頻繁な補給も避けたい場合には、より多数
のソーセージの皮を貯蔵しなければならない。供
給斜路を長くすれば、必らず機能欠陥をまねくこ
とになる。

幾重にも折り重ねた層としてソーセージの皮を
収容する貯蔵容器を得ることが試みられたがいず
れも成功しなかつた。この理由は、いわゆる「ガ
ツトキヤタピラー」が密着させて折りたたんだと
しても互いを分離しやすい絶対剛構造とはならな
いからであつた。柔い材料のガツトキヤタピラー
を傾斜路にころがしてしかもその間上方の層を保
持しようとする場合、簡単な保持装置だけを使用
しては不充分である。この場合、下方のまだ「不
安定な」ソーセージの皮体の重量が大きいのでソ
ーセージの皮に変形を生じ、好ましくないこれは
取出位置付近のジヤミングを生じ作業を停滞させ
ることになる。

本発明の目的は、コラーゲンのようなより柔い
腸管材料でつくつたソーセージの皮をより大きな
貯蔵容器から確実に引出すことができかつ個々に
充填バレルに装着することができるように前記形
式の貯蔵供給装置を簡略化しかつ改良することに
ある。

本発明によればこの目的は次のようにして達成
される。すなわち、貯蔵容器の底部にある最下層
のソーセージの皮をその軸線方向に対して横方向
に取出位置に向つてソーセージの皮の直径の整数
倍に相当する距離にわたつて確実かつゆつくりと
前進させる動力駆動式コンベヤ装置と、最下層の
ソーセージの皮にのつている別のソーセージの皮
を後方に移送するもどし装置とを設けることによ
つて達成される。

まず、数層のソーセージの皮が斜面を滑り下
り、保持装置と機械的に係合して変形することが
防止される。次に、最下層のソーセージの皮は軸
線方向に対して横方向に比較的長い距離にわたつ
て確実に案内され正確に平行に位置決めされる。
この位置決めはソーセージの皮が取出位置の上流
にあるもどし装置によつて解放された後でも乱さ
れることはない。また、上方層に対してソーセー
ジの皮をその変形を最少限に押えながら後方に移
送することが上方層の主機能であるが、上方層を
前もつて位置決めすることもできる。その結果、
最下層のソーセージの皮にかかる重量は少なくと
も取出位置付近では最少限になる。これは原則と
して、機械的手段によつて達成され得るが、低圧
で作動する大径ブロアノズルを用いる空気式もど
しコンベヤ装置を用いるとより好適である。

本発明の特に簡単で確実性のある実施例によれ
ば、貯蔵容器の底部は動力駆動式コンベヤ装置の
移送方向に関して上方層のソーセージの皮をそれ
自体の重量によつて下向きにころがらせる角度に
少なくとも等しい角度で上向きに傾斜している。
動力駆動式コンベヤ装置が任意の傾斜角で上向き
に移送を行なうような構造をもつているので、上
方層のソーセージの皮は独力で下方にもどること
になる。この場合、ソーセージの皮の積重ね高さ
は移送方向に徐々に減少し、それに併せて最下方
ソーセージの皮に加わる位置決めの力を増大させ
ることになる。

好適実施例では、下向きに傾斜した案内シユー
トが貯蔵容器の底部と取出位置との間に設けてあ
り、この案内シユートの底部が充填バレルに最下
方のソーセージの皮を装着するための装着案内体
を構成している。特に、前記案内シユートがかな
り急な角度で、すなわちソーセージの皮が一様に
つまるように垂直に配置された場合でさえ、ソー
セージの皮の平行な位置決めがその入口と出口と
の間で維持されるといつてもさしつかえない。ソ
ーセージの皮の送りが取出しよりも早い速度で進
行する場合、最下層のソーセージの皮をそれぞれ
上向きにそらせ、そらされたソーセージの皮を自
重で下方にころがさせる。そらせ板及び類似の案
内部材をシユートの入口端に設けてもよい。

動力駆動式コンベヤ装置は連続的に駆動される
無端コンベヤループを包含しても良く、このコン
ベヤループは、好ましくはソーセージの皮の直径
の半分よりもかつ貯蔵容器の底よりも高いレベル
のところで貯蔵容器の底の上方を案内される駆動
部材を備えており、一方で最下層のソーセージの
皮が容器の底から持ち上るのを防ぐと共に、他方
で上方層のソーセージの皮と係合することも防ぐ
ことができる。

貯蔵容器の片側に１つずつ併せて２つのコンベ
ヤループを設け、容器の底の上方の所定のレベル
で貯蔵容器の側壁の下方を案内されるコンベヤ羽
根板によつてこれらのコンベヤループを相互連結
するのが望ましい。コンベヤ底の上方のこの間隔
によつて羽根板の厚みを減じることができ、例え
ばソーセージの皮の直径の0.15乃至0.35倍とする
ことができる。コンベヤ羽根板の厚みを減じたこ
とによりソーセージの皮はその前進を妨げられず
にコンベヤ路の端で比較的狭いスロツトを下方に
通り抜けてもどることができる。

貯蔵空間の側方限界を定めている２つの壁の１
つは容器の底に固着してもよくあるいは貯蔵容器
の他の部分に固着しても良い。他方の壁その平面
に対して直角方向に調節できるように装着しなけ
ればならない。この後者の壁は容器の側壁でもよ
くまたはそこに装着した仕切り壁でも良い。こう
して貯蔵空間の幅は貯蔵すべきソーセージの皮の
長さに合せて調節することができ、この調節に動
力駆動式コンベヤ装置を使うことはない。

ソーセージの皮の側方案内を同一にすることも
案内シユートで要求されるので貯蔵空間の調節自
在の壁にシユート内に突入しその一端を画成して
いる延長部を備えると良い。これによつて、容器
および案内シユートの両方の調節を一回の操作で
行うことができる。

処理しようとしているソーセージの皮の直径が
変ることもあり、充填バレルに装着しようとする
ソーセージの皮は充填バレルと同芯のシユートの
案内部材間でバレル外周と一致しなければならな
いので、本発明では、案内シユートの側部を画成
している壁は貯蔵容器を支えている容器ハウジン
グに対して中央平面に関してつりあうように調節
できるようになつており、案内シユートの下端す
なわち下流端は移送方向において調節することの
できる制限止めによつて限定されている。この場
合、少くとも貯蔵容器のコンベヤ装置を支えてい
る底部が隣接したシユート壁に連結してあつてそ
れと一緒に調節できるようになつていなければな
らない。貯蔵容器は細長い開口内に摺動自在に装
着したコンベヤループのもどり軸を設けることに
よつて容器ハウジングに対してことごとく調節で
きるのが望ましい。同様に、案内シユートの底部
すなわち制限止めはそれ相応のやり方で調節でき
るように装着してなければならない。

ソーセージの皮の特殊な性質、特にその端部の
形状を更に調節する為に、貯蔵供給装置は少なく
とも一方向に調整できるアプライアンス・キヤリ
アによつてソーセージ充填機に連結してもよい。
本発明の好適実施例では、このアプライアンス・
キヤリアはキヤリアチユーブを包含し、このキヤ
リアチユーブの一端はソーセージ充填機に固着し
てあり、装着位置にある充填バレルに対して平行
に片持ち支持されている。この場合に必要となる
ソーセージ充填機の変形例としてはキヤリアチユ
ーブの留め手段を設けることがあげられる。

容器ハウジングはソーセージの皮の異つた端部
形状に合せて少なくとも長手方向に調節できるよ
うにキヤリアチユーブに装着しているのがよい。
容器ハウジングはまた、案内シユートの出口端が
充填バレルと整合する作業位置と充填バレルの前
方の空間に自由に近ずくことができる非作業位置
との間でキヤリアチユーブのまわりに回動できる
のが望ましい。これはただ１つの固着した充填バ
レルを有する充填機の場合には重要なことである
が、回転式の充填機の場合にでも、ほんの少しの
ソーセージの皮を装着する場合に手で装着するに
は便利なこともある。

案内シユートの底部が端部止めそれぞれの上方
に接近して最下方のソーセージの皮を押し出す為
の排出口を設けるのがよい。これによつて、垂直
シユート内に収容した10枚までのソーセージの皮
の積層体の最下方ソーセージの皮を作業中の何の
支障もなく軸線方向に押し出すことが容易とな
る。

ソーセージの皮は案内シユートに平行に往復動
するように装着した押出し体によつてシユートか
ら押し出しても良い。この押出し体はシユートに
設けた長手方向スロツトを貫いて突出し、最下方
ソーセージの皮の後端と係合するフインガを有す
る。この場合、充填バレルは充填機上の固定位置
に保持される。

押出し体のフインガはもどり行程中に案内シユ
ートから自動的に引出されるようにつめとして設
計されていることが好ましい。フインガの自動引
出を行うには最下方のソーセージの皮を押し出し
ながらその上のソーセージの皮をシユートの底に
下降させる。その結果、もどり行程中に下降した
ソーセージの皮によつてフインガが案内シユート
の外に押出される。

充填バレルの端に近接して装着したワイパ部材
の動作を制御して押出し体を作動させそれらの間
に連結したコンバータ・トランスミツシヨン（押
出し体のローラとこのローラを案内する溝より成
る）によつて相対的横方向運動を行わせても良
い。多少流動気味のソーセージ材料は細かい気泡
を含有しているためある程度まで弾性的に圧縮で
きるので、先に装着したソーセージの皮を使い切
つたのちは一定量の材料が充填バレルの開放端か
ら常に押し出されていることになる。充填バレル
に次のソーセージの皮を装着した際、このように
押し出されている材料はソーセージの皮を柔らか
くする傾向があり、ソーセージの皮の柔らかくな
つた部分は充填作業中に生じる圧力により破れる
可能性がある。各ソーセージの皮を装着する前に
ワイパ部材を作動することによつてこのような破
れが防止される。

好適実施例において非回転式押出し部材がカム
装置の中間部を介して回転自在の案内軸上に摺動
可能に案内されており、この案内軸は前記ワイパ
部材に回転しないように連結してある。押出し部
材の往復動毎に、ワイパ部材は充填バレルの端に
極近接して前後に回動する。これを行う為に、前
記カム装置のカム構造体は案内軸の各端に隣接し
て設置するのが望ましい。

ワイパ部材の前方回動、好ましくは下向き回動
は充填バレルにソーセージの皮を装着する前に行
われる。押出し部材はソーセージの皮を装着した
充填バレルが装着位置の通過を指示した後に限つ
て退避される。それによつてワイパ部材は押出し
部材のもどり行程の終りでその静止位置にもどさ
れる。この場合、第２の充填バレルがすでに装着
位置に整合しているが、ワイパ部材はこの第２充
填バレルが装着位置にくる前にその静止位置にも
どされるのが好ましく、そうすればもどる行程で
前記第２充填バレルの端と接触するようなことは
ない。然しながら、いずれの場合でも、ワイパ部
材は装着したソーセージの皮を横切つて動かない
ようにされているからソーセージの皮に損傷を与
えることはない。

案内軸の長手方向において、ワイパ部材はソー
セージ充填機にできるだけ近接して設置すると良
く、キヤリアチユーブと係合させながら保持して
キヤリアチユーブに対する貯蔵供給装置の調整に
よつてなんら影響を受けず、充填バレルの端に対
するその調整を維持するのが好ましい。

押出し部材はキヤリアチユーブ内の流体シリン
ダの可動部分に連結されるのが好ましい。逆の配
置も可能であるがこの可動部分は通常はピストン
ロツドである。このようにして、機械ハウジング
内のキヤリアチユーブの固定端に隣接して流体シ
リンダの制御端を設置することができる。

以下添付図面を参照しながら本発明の好適実施
例について説明する。

特に第１図および第６図に示す従来のソーセー
ジ充填機のハウジング７０は円板状回転ヘツド７
２を備えている。このヘツドは回転軸線７１のま
わりに回転できるように装着してあり、２つの充
填バレル１７，１７ａを支えている。これらの充
填バレルは互いに直径方向に対向しており、回転
軸線７１に平行に延びている。これらの図におい
て、充填バレル１７は装着位置にあり、他方のバ
レル１７ａは（第１図にのみ示す）充填位置にあ
る。この充填位置において、充填バレルは充填プ
レスの出口と連通する。充填バレル１７ａに装着
したソーセージの皮１０は長手方向にじやばらの
ように折りたたまれており、充填作業中充填バレ
ルから間欠的または連続的に引離されるガツトキ
ヤタピラの形状をしている。この作業中、別のソ
ーセージの皮が他方の充填バレル１７に装着され
回転ヘツド７２の回転によつて作業位置に運ばれ
る。充填機全体の特定の性能は連続的な充填作業
の間隔によつてかなりの程度まで影響を受ける。
充填機の出力は回転ヘツドを割出すのに必要な時
間にできるだけ近い間隔を維持することによつて
最適状態に保たれる。

本発明に係る貯蔵供給装置はほぼ円筒形の装着
用キヤリア７３を包含し、このキヤリアの一端は
ハウジング７０に固着してあつて充填バレル１７
に平行に突出している。装着用キヤリア７３の自
由端によつて支えられる貯蔵供給装置７４の寸法
は、貯蔵容器１、それに連動したコンベア装置２
３およびびそれに連結した案内シユート１２（そ
れぞれ第１，２図および第１，５，６図を参照）
を含む貯蔵ハウジング７５によつて主に決定され
る。案内シユート１２の下端付近には押出し体７
６が設置してある（第３，４図）。

貯蔵容器１は漏斗形をしており、２つの側壁７
８，７９を連結する後壁７７と後述する方法で山
形ブラケツト５４乃至５７によつて側壁７８，７
９から吊り下げられた容器の底２とを有する。仕
切壁６９が貯蔵容器１内に貯蔵空間を画成してい
る。この仕切壁６９はその平面に対して直角に調
節できるように装着してあり締付装置または止め
装置によつて後壁７７に対して位置決めしてあつ
て貯蔵空間８１の幅を異つた長さのソーセージの
皮１０に合せ得るようになつている。

容器の底２の各側にコンベヤループが設置して
あり、このコンベヤループはベルト４とプーリ６
〜８によつて構成してある。上方のプーリ８は山
形ブラケツト５６，５７内で回転できるように装
着した共通軸８２および容器の底２に付して固定
した一対の軸受隅板５３に固着してある。

プーリ７は容器の底２に固着した軸受８３によ
つて支えられている軸５９上に回転自在に装着し
たもどりプーリとして作用する。軸５９の反対端
部はナツトによつて山形ブラケツト５５に取付け
てあり、第２のハウジング壁３３およびハウジン
グの底３４と共に貯蔵ハウジング７５を画成して
いる。ハウジング壁３２の細長い開口６４内に摺
動自在に案内される突出スピゴツト６２を支えて
いる。第２ハウジング壁３３には細長い開口６４
が設けてあり、山形ブラケツト５４に熔接したブ
ツシングから突出するスピゴツト６３を受けるよ
うになつている。このブツシング内に回転自在に
駆動軸５８の一端が装着してあり、この駆動軸は
従動プーリ６を支え、容器の底２の下側に固着し
たモータ５によつて回転されるようになつてい
る。モータ５の駆動力はこうして第１ベルト４を
経て軸８２上に装着したプーリ８に伝えられ、そ
して第２ベルト４を経てプーリ７に伝えられる。

容器の底２とその側壁との連結はこうしてコン
ベヤループの軸５８，５９および８２によつて行
われ、その結果、ベルト４を連結する３つのコン
ベヤ羽根板３が容器の底のまわりの閉じた経路に
沿つて何ら妨げられることなく移動することがで
きる。これらの羽根板３は容器の底２の上方のレ
ベルａ＝約ｄ／６のところで案内され、厚さｂ＝ｄ／６ を持つ。ここで、ｄは折りたたんだ状態にあるソ
ーセージの皮１０の最大外径に相当する。ソーセ
ージの皮の実際の直径によつて羽根板３は容器の
底上方、ソーセージの皮の直径の約1/3乃至2/3だ
け突出し水平面に対して約40度の角度で上向きに
なつている。このようにして、ソーセージの皮は
上向きに運ばれ、その結果、これらのソーセージ
の皮は少なくともコンベヤ径路の端に向つて単一
層９として配置され、コンベヤ径路を横切つて互
いに平行に正確に位置決めされる。

コンベヤ装置２３の排出端からやや隔つて２つ
のシユート壁１３，１４によつて画成されるほぼ
垂直の案内シユート１２のじようご状入口１１が
設けてある。シユート壁１３には軸受隅板５３が
固着してありシユート１２と容器の底２とを連結
している。

第５，６図において、ハウジング壁３２に固着
した棒２１がシユート１２のほぼ中央平面に突出
して案内シユート内に収容されたソーセージの皮
１０の第１の長手方向止めとなつている。反対側
の長手方向止めは調節自在の仕切壁６９の延長部
６９ａによつて構成してある。この延長部６９ａ
を越えて、別の止め棒６１が止め棒２１によつて
画成される中央平面に沿つてハウジング壁３３に
取付けてある。

これらの止め棒２１，６１は歯付ベルト５２に
よつて相互連結される２つのねじ付きスピンドル
４９，５０を位置決めしてノブ５１によつて同時
に調節できるようになつている。スピンドル４
９，５０のねじ付き対向端部はシユート壁１３，
１４とねじ係合しており、その結果、ノブ５１を
まわすと、シユート壁１３，１４をシユート１２
の垂直中央平面に対してつりあいよく調節し、充
填バレル１７の軸線と整合するようにさせること
ができる。

案内シユート１２内の最下方ソーセージの皮を
充填バレル１７の軸線と整合させる為に案内シユ
ート１２の下端を閉じている棒状のシユート底１
５が調節自在であることも必要である。これを行
う為に、第１，５図に示すように、ねじ付スピン
ドル６５が設けてあり、このスピンドルの下端が
シユート底１５に連結してありかつねじ付きの上
端がシユート壁１４に固着した軸受ブラケツト８
５内で回転できるように装着したねじ付きブツシ
ング８４と係合している。シユート底１５は、ス
ピンドル６５の下部を受けるスライド軸受６０と
その両端付近に設けた一対の案内ピン６６とによ
つて正確に案内される。

シユート壁１３の上端は容器底２に向つてやや
湾曲していてコンベヤ羽根板３の通過するスロツ
ト１６を画成している。スロツト１６の幅は羽根
板３の厚さｂよりほんの少し大きい。従つて、層
９を成すソーセージの皮１０は容器底２からシユ
ート１２に容易に運ぶことができる。

容器底２の水平面に対する傾斜角ｃは最下層の
上方に配置したソーセージの皮をそのために別に
手段を設けずとも下方にころがすことのできる流
動角よりも約10乃至20％だけ大きい。貯蔵容器１
がその上縁までいつぱいにならない限り、案内シ
ユート１２の入口１１に隣接して層９としてソー
セージの皮を積み重ねる必要はない。

実験によれば、層を成すソーセージの皮の特に
正確な整列は約１cm／秒の速度でコンベヤ羽根板
をほぼ均一に移動させることによつて達成される
ことがわかつた。ソーセージの皮が案内シユート
から間欠的に引出されるにつれて、別のソーセー
ジの皮がほぼ一定の速度で連続的に供給される。
更にこの供給速度は平均取出し速度よりいくらか
大きくなければならない。これは、個々のソーセ
ージの皮を容器の後部にもどす為にはソーセージ
の皮が案内シユートに入る前に層９から取出され
なければならないことを意味する。これは、案内
シユート１２の上方に突出し、余分なソーセージ
の皮を持ち上げるように作用するシユート壁１４
の上方延長部１４ａによつて行われ、その結果ソ
ーセージの皮は先に述べたように後方にころがる
ことができる。最下方のソーセージの皮を動力で
上向きに移送すると共に上方のすなわち余分のソ
ーセージの皮を最下層の上をころがして傾斜面に
沿つてもどすことによつてソーセージの皮に余分
の力がかかることを確実に妨ぐことができる。一
度定めた平行な整列状態はもどり運動中もわけも
なく乱されることはなく、その結果、引続いた移
送行程中の整列力が低く保たれることがわかつて
もいる。ソーセージの皮を注意深く取扱うには、
コンベヤ羽根板をその全長にわたつて滑らかな形
状とすると良い。

キヤリア組立体７３のキヤリアチユーブ３９の
後端は、機械ハウジング７０の孔に嵌合してお
り、そしてキヤリアチユーブ３９はボルト８７に
よつて機械ハウジング７０に固着してある。キヤ
リアチユーブの前端は、ハウジング側壁の孔を貫
いて突出し、長手方向に摺動できるフランジ付き
スリーブ４０を支えている。このスリーブ４０の
フランジ４１はボルト９２によつてハウジング側
壁３２に固着してある。スリーブ４０はキヤリア
チユーブ３９の長手方向溝６８と係合するばね付
勢された止めピン６７を支えている。キヤリアチ
ユーブ３９には溝６８に対して約60度のオフセツ
ト角で別の長手方向溝が設けてあり、この溝によ
つて充填供給装置が第１図の反時計方向に、充填
バレル１７の自由端に手を延ばしてソーセージの
皮を手作業で装着できる位置まで全体的に回転さ
せることができるようになる。

フランジ付きスリーブ４０とキヤリアチユーブ
３９との連結はキヤリアチユーブ３９のねじ山４
４と係合し、スリーブ４０の環状溝４２内に入る
内向きに突出したフランジを有するナツト４３に
よつて行われる。ナツト４３を回転させると充填
供給装置とキヤリアチユーブ３９の長手方向、従
つて充填バレル１７の長手方向において全体的に
調節することが可能となる。この調整は後に詳し
く説明するようにソーセージの皮の一端に設けた
閉鎖体４７の種々の長さに合せて行なわれるので
ある。

キヤリアチユーブ３９内には複動式空気シリン
ダ２０が設置してあり、このシリンダの端部８８
は流体ダクトに連結する為に機械ハウジング７０
内の後部に配置してある。軸線方向において、こ
のシリンダ２０はいくつかのボルト９２によつて
ハウジング壁３２に固着された取付用ブロツク４
６内に２つの止め輪によつて保持されている。

空気シリンダ２０のピストンロツド１９の自由
端は押出し体７６の押出し部材２７に連結してい
る。押出し部材２７は軸２８およびロツド２９上
を案内される。このロツド２９はハウジング側壁
３２，３３の間でキヤリアチユーブ３９に平行に
延びている。押出し部材２７上には、ピボツトピ
ン２４まわりに回動できる押しつめ８９が装着し
てある。このつめ８９から突出する止めピン２２
は、押出し部材２７の一端面と係合してつめ８９
を第４図に実線で示す作動位置に支える。つめ８
９のこの位置において、それに連結したフインガ
１８がシユート壁１３の下を案内シユート１２内
に第１図に示すようにシユート底１５の上方やや
距離をおいて突入している。ピストンロツド１９
を引込めると、フインガ１８はシユート１２内の
最下方ソーセージの皮１０の後端と係合し、止め
棒２１の下方に形成した出口開口９０を通して水
平方向に充填バレル１７に向つて押出す。

この動作中、シユート１２内の残りのソーセー
ジの皮１０は１段ずつ下降する。押出し部材２７
がその後もどり運動をすると、フインガ１８は最
下方位置にあるソーセージの皮１０によつて第４
図に示す１点鎖線位置まで下方に押される。つめ
８９は、その後端位置に到達する直前に、ストツ
パーピン２５に衝接しその作動位置に向つて時計
方向に回転をしてもどる。

押出し部材２７内に回転自在に装着されたロー
ラ３１が軸２８に形成した溝３０内を案内され
る。押出し部材の作動径路に沿つて、溝３０はこ
の軸の軸線に平行に延びている。軸２８の機械か
ら離れる方に向いた端部には、溝３０の一部３０
ａがあり、この部分はらせん径路に沿つて延びて
おり、軸２８を約60度の角度だけ回転させるよう
になつている。機械に向いた端部では軸２８はブ
ツシング３５を支えており、このブツシング３５
はピン・スロツト連結部３６，３７によつて軸２
８に回転はしないが摺動できるように連結してあ
る。ブツシング３５はワイパ部材２６を支えてお
り、キヤリアチユーブ３９に形成した環状溝と係
合している。その結果、ワイパ部材２６は貯蔵供
給装置の軸線方向を調節するのとは関係なく充填
バレル１７の自由端から軸線方向にやや離れた位
置に安全に保持されている。押出し部材２７がそ
の後端位置から動き始めると、ワイパ部材２６は
第１図に示す位置Ｘから同図の位置Ｙまで下向き
に回転させられる。このようにして、弾性膨張に
より充填バレルの自由端から押出された充填材料
はそこにソーセージの皮を装着する前に下向きに
取り除かれる。

この貯蔵供給装置の動作は処理しようとしてい
るソーセージの皮の長さに仕切壁６９を合せるこ
とによつて開始される。この時、貯蔵容器１には
案内シユート１２の入口１１の直ぐ下のレベルま
でソーセージの皮１０が充填してある。ナツト４
３を回転させることによつて、貯蔵供給装置はつ
いにソーセージの皮の閉鎖体４７の長さに合せて
調整され、かつシユート壁１３，１４および底１
５がノブ５１および８４をそれぞれ回転させるこ
とによつてソーセージの皮の外径に合せて調整さ
れる。

ソーセージ充填機の作業準備が整つた後、コン
ベヤ装置２３が機械からの信号によつて始動され
る。案内シユート１２がいまだ空である限り、押
出し体７６の作動は不図示のセンサスイツチによ
つて禁止される。このセンサスイツチはシユート
底１５に最初のソーセージの皮１０が到達するこ
とに応答するようにしてもよい。空気シリンダ２
０のピストンロツド１９はその延びた位置にあ
り、押出し部材２７のフインガ１８は最下方のソ
ーセージの皮１０の後端に対して隔つた状態で案
内シユート１２内に突出している。

充填機は回転ヘツド７２を割出す直前に押出し
体を作動する信号を発生する。ソーセージの皮を
充填バレルに装着する直前に充填バレルから押出
された充填材料をこうして除くことによつて、充
填バレルを充填位置に割出す前により多くの材料
を押出す可能性のある長い間隔を短くすることが
できる。ソーセージの皮の充填は充填バレルが作
業位置に割出された直後に開始される。機械から
発生した作動信号はピストンロツド１９を退避さ
せ、押出し部材２７のローラ３１を溝３０のらせ
ん部材３０ａに係合させ、従つてワイパ部材２６
がその水平位置Ｘからその下向きに傾斜した位置
Ｙまで回転させられ、充填バレル１７の端から押
出し充填材料を除去する。除去された材料はワイ
パ部材２６の下方にある不図示の容器内に落下す
る。

ワイパ部材２６がその下方位置Ｙに達した後に
のみ、インガ１８は最下方ソーセージの皮１０の
後端と係合し開口９０を通して充填バレル１７に
向つてそれを押出す。フインガ１８がまだ前方端
位置にある間に回転ヘツド７２の割出しが初めら
れる。ヘツド７２が約40度の角度だけ割出された
後、シリンダ２０が再び作動させられてピストン
ロツド１９を突出させる。押出し部材２７がその
後端位置に到達する直前に、ローラ３１が溝部分
３０ａと係合してワイパ部材２６をその始動位置
Ｘに回転させる。この時、他方の充填バレル１７
ａはその装着位置に到達している。

これに関連して後から到達した充填バレル１７
ａはワイパ部材がＹからＸまで回転する間ワイパ
部材によつて拭われることがないのは重要であ
る。したがつて、水平位置に保持されたワイパ部
材はほぼ乾いた状態にあり、充填バレルは除去し
た材料で汚染されることもない。

新しいソーセージの皮を装着した充填バレルが
作業位置に割出された直後に充填すなわち計量押
出機が始動される。対応した充填バレル上に装着
したソーセージの皮がいつぱいになると直ちに押
出機は再度停止される。これは次の装着、割出し
作業を開始するのに有効なセンサを用いることに
よつて自体公知の方法で決定することができる。
最後のソーセージの皮が案内シユート１２から取
出された後、それと連動したセンサスイツチが信
号を発して機械を停止させる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る貯蔵供給装置で第６図の
矢視線―に沿つた縦断面図、第２図は駆動装
置およびコンベヤ装置の装着を示す第１図の矢視
線―に沿つた断面図、第３図は押出し体とキ
ヤリアチユーブ上への装着を示す第１図の矢視線
―に沿つた断面図、第４図は押出し体の第１
図の矢視線―に沿つた断面図、第５図は第１
図の矢視の方向からみた正面図、第６図は第１
図、５図に示す全体装置の部分断面頂面図であ
る。 主要部分の符号の説明、１…貯蔵容器、７…ベ
ルトプーリ、１０…ソーセージの皮、１２…案内
シユート、１７，１７ａ…充填バレル、２１，６
１…止め棒、２３…コンベヤ装置、３９…キヤリ
アチユーブ、４０…スリーブ、６９…仕切り、７
０…ハウジング、７２…回転ヘツド、７３…キヤ
リア、７５…貯蔵ハウジング、７６…押出し組立
体、８１…貯蔵空間。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数層のソーセージの皮を長手方向にじやば
   ら状に折りたたんで貯蔵するための貯蔵容器と、
   個々のソーセージの皮を小出しするデイスペンサ
   ー装置と、こま切れ肉、チーズ等の塑性変形自在
   の材料を供給する充填バレル上にソーセージの皮
   を１枚ずつ自動的に置く装着装置とを有する、ソ
   ーセージ充填機用のソーセージの皮貯蔵供給装置
   において、最下層のソーセージの皮１０を横方向
   に前記貯蔵容器１の底２に沿つて取出位置１５，
   ９０に向つてソーセージの皮の直径の整数倍に相
   当する距離にわたつてゆつくりと前進させる為の
   動力駆動式コンベヤ装置２３と、前記最下層９の
   ソーセージの皮の上にあるソーセージの皮１０を
   後方に移送する為のもどし装置とを有し、該もど
   し装置は上に重なつたソーセージの皮１０を自重
   によつて独力で後方に転がらせる流れ角度に少な
   くとも等しい、水平面に対する傾斜角で前記コン
   ベヤ装置２３の移送方向に上向きに傾斜している
   前記底２から成つていることを特徴とするソーセ
   ージの皮貯蔵供給装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載のソーセージの
   皮貯蔵供給装置において、貯蔵容器の底２の傾斜
   は一定で約40゜であることを特徴とするソーセー
   ジの皮貯蔵供給装置。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   ソーセージの皮貯蔵供給装置において、貯蔵容器
   １の底２と取出位置との間に下向きに傾斜した案
   内シユート１２が設けてあり、該案内シユートの
   底が最下層のソーセージの皮１０を充填バレル１
   ７に押す為の案内装置を構成していることを特徴
   としているソーセージの皮貯蔵供給装置。 ４ 特許請求の範囲第１項、第２項または第３項
   に記載のソーセージの皮貯蔵供給装置において、
   動力駆動式コンベヤ装置２３がほぼ連続的に駆動
   される無端コンベヤループ４を有し、該コンベヤ
   ループが容器の底の上方に案内される移送部材３
   を備えていることを特徴とするソーセージの皮貯
   蔵供給装置。 ５ 特許請求の範囲第４項記載のソーセージの皮
   貯蔵供給装置において、貯蔵空間８１の片側に１
   つずつ合計２つのコンベヤループ４が設けてあ
   り、該コンベヤループが貯蔵空間の底２の上方の
   レベルで貯蔵空間８１の側壁７８，７９の下方に
   案内されるコンベヤ羽根板３によつて相互連結し
   ていることを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給
   装置。 ６ 特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第
   ４項または第５項に記載のソーセージの皮貯蔵供
   給装置において、貯蔵空間８１の側部を画成して
   いる２つの壁７８，６９のうちの１つの７８が貯
   蔵空間の底２に対して静止しており、他方の壁６
   ９がその平面に対して直角方向に調節できるよう
   になつていることを特徴とするソーセージの皮貯
   蔵供給装置。 ７ 特許請求の範囲第３項、第４項、第５項また
   は第６項に記載のソーセージの皮貯蔵供給装置に
   おいて、少なくとも貯蔵空間の調節自在の壁６９
   が案内シユート１２内に突入し、その一端を画成
   している延長部６９ａを有することを特徴とする
   ソーセージの皮貯蔵供給装置。 ８ 特許請求の範囲第３項、第４項、第５項、第
   ６項または第７項に記載の装置において、案内シ
   ユート１２の側部を画成している２つのシユート
   壁１３，１４が貯蔵ハウジング７５に連結し該貯
   蔵ハウジングは貯蔵容器を中央平面に対してつり
   あうように調節できるように支えており前記案内
   シユート１２の移送方向における端部が前記移送
   方向において調節できるように装着した端止め１
   ５によつて画成されることを特徴とするソーセー
   ジの皮貯蔵供給装置。 ９ 特許請求の範囲第８項記載のソーセージの皮
   貯蔵供給装置において、動力駆動式コンベヤ装置
   ２３を支えている貯蔵容器１の少なくとも底２が
   それと一緒に調節できるように隣接したシユート
   壁１３に連結してあることを特徴とするソーセー
   ジの皮貯蔵供給装置。 １０ 特許請求の範囲第９項記載のソーセージの
   皮貯蔵供給装置において、貯蔵容器１全体がコン
   ベヤループ４のもどり軸に隣接してスロツト・ス
   ピゴツト式案内６４によつて貯蔵ハウジング７５
   に対して調節できるように装着していることを特
   徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。 １１ 特許請求の範囲第１項から第１０項のいず
   れかに記載のソーセージの皮貯蔵供給装置におい
   て、装置７４が少なくとも１方向において調節で
   きるようにキヤリア７３によつてソーセージ充填
   機７０上に装着してあることを特徴とするソーセ
   ージの皮貯蔵供給装置。 １２ 特許請求の範囲第１１項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、キヤリア７３がソー
   セージ充填機７０に固着した片持ちキヤリアチユ
   ーブ３９を有し、その一端が装着位置に整合した
   充填バレル１７に対して平行に突出していること
   を特徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。 １３ 特許請求の範囲第１２項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、貯蔵ハウジング７５
   がキヤリアチユーブ３９の長手方向に調節自在で
   あり、案内シユートの取出部９０が充填バレル１
   ７と整合する作動位置と充填バレルの前方の空間
   に自由に近づくことのできる休止位置との間を軸
   線まわりに回転できるようになつていることを特
   徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。 １４ 特許請求の範囲第３項から第１３項のいず
   れかに記載のソーセージの皮貯蔵供給装置におい
   て、端止め上方に近接して設けてあり、ソーセー
   ジの皮１０を最下方位置で押し出す為の排出口９
   ０を案内シユート１２が備えていることを特徴と
   するソーセージの皮貯蔵供給装置。 １５ 特許請求の範囲第１４項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、案内シユート１２に
   平行に往復動する押し出し体２７が装着してあ
   り、該押し出し体が前記シユートの長手方向スロ
   ツトを貫いて突出するフインガを有し、該フイン
   ガが最下方ソーセージの皮１０の後端に係合する
   ことを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。 １６ 特許請求の範囲第１５項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、押出し体２７がもど
   り運動中案内シユート１２からフインガ１８を自
   動的に回動させる回動自在のつめ部材８９を有し
   ていることを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給
   装置。 １７ 特許請求の範囲第１５項または第１６項記
   載のソーセージの皮貯蔵供給装置において、押出
   し体２７のローラ３１と、該ローラを案内する溝
   ３０より成るコンバータ・トランスミツシヨンを
   介して前記押出し体がワイパ部材２６に連結して
   あり、充填バレル１７の端に近接した位置に横方
   向に変位するのを制御されるようになつているこ
   とを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。 １８ 特許請求の範囲第１７項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、ローラ３１と、該ロ
   ーラを案内するらせん経路に沿つて延びた溝３０
   の一部３０ａとから成るカムトランスミツシヨン
   装置を介して非回転押出し体２７が連結してあ
   り、かつ周縁をワイパ部材２６に連結した回転自
   在の案内軸２９上で長手方向に摺動できるように
   装着してあることを特徴とするソーセージの皮貯
   蔵供給装置。 １９ 特許請求の範囲第１８項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、ワイパ部材２６が特
   に片持ちキヤリアチユーブ３９と係合することに
   よつて充填機７０に対して静止位置で案内軸２９
   の長手方向に保持されていることを特徴とするソ
   ーセージの皮貯蔵供給装置。 ２０ 特許請求の範囲第１５項から第１９項のい
   ずれかに記載のソーセージの皮貯蔵供給装置にお
   いて、押出し体２７がキヤリヤチユーブ３９内に
   配置した流体シリンダ２０の可動部分に連結して
   あることを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給装
   置。 ２１ 特許請求の範囲第２０項記載のソーセージ
   の皮貯蔵供給装置において、流体シリンダ２０の
   制御端がソーセージ充填機７０のハウジング内で
   キヤリアチユーブ３９の後端付近に配置してある
   ことを特徴とするソーセージの皮貯蔵供給装置。