JPS6361839A - 瞬間湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野］ 本発明は、瞬間湯沸器、特に、熱交換器への入水温に応
じてこの熱交換器への流入水量を調節するとともに出湯
温度を出湯量が変動しても設定温度に維持するようにし
た形式の瞬間湯沸器に関するものであり、入水温が低温
度の場合でしかも出湯温度が低温度に設定（低温出湯）
された場合、流入水量調節用のａ！、温作動弁の弁体を
介さないバイパス回路を介して熱交換器に給水するよう
にして、冬期に低温度の湯か大量に得られるようにする
ものである。

［従来技術及びその問題点］ 比例制御弁を具備する形式の瞬間湯沸器では、第３図の
ような構成が採用され、出湯温度を設定温度に維持し得
るようにしている。

すなわち、熱交換器（１）の出湯管（１１）内の湯温を
センサー（１０）によって検知し、このセンサー（１０
）からの出力を比較器（２０）内に入力させ、他方、温
度設定器（２１）からの出力をも前記比較器（２０）に
入力させて、この比較器（２０）からの出力をバーナ（
Ｂ）へのガス回路に挿入した比例制御弁（２）の駆動部
に入力させるようにしている。

この構成により、出湯温度が一定の温度に設定されると
、出湯量が変動しても、この変動による出湯温度変化を
センサー（１０）が検知し、比較器（２０）からの出力
によってバーナ（Ｂ）への供給ガス量が増減せしめられ
て、出湯温度が設定温度に維持されるのである。

ところが、バーナ（Ｂ）の最大燃焼量及び最小燃焼量に
は、バーナ（Ｂ）の燃焼性能の点及び熱効率等を考慮す
る必要があり、例えば、４号〜１６号の能力を有する瞬
間湯沸器では、その燃焼量は８５００ｋｃａｌ　〜３０
００ｋｃａｌに設定されティる。

他方、比例制御弁（２）と温度設定器（２１）による温
度設定範囲も実用上一定の温度範囲で調節可能となって
おり、例えば、上記の湯沸器では、３５℃〜７５℃の範
囲で温度調節できるようになっている。

ところが、熱交換器（１）への入水温に変動があり、冬
期にこの入水温が低温になると、上記したバーナ（Ｂ）
の燃焼量の制約から、前記温度域での温度調節ができな
いこととなる。言い換えれば、冬期には、前記温調域の
最高温度の湯が得られないこととなる。

そこで、この不都合を解消するため、この従来のもので
は、熱交換器（１）への入口側の水回路に、入水温が低
下するに従って、流入量を絞るように動作する感温作動
弁（３）を挿入して、冬期における俄水温時に熱交換器
（１）への流入量を一定以下に絞るようにしている。

これにより、冬期における最大通水量が一定以下になる
ことから、比例制御弁（２）と温度設定器（２１）によ
る上記温調域での出湯温度調節が可能となる。

しかしながら、上記従来のものでは、冬期等で入水温が
低温度になると、バーナ（Ｂ）の燃焼能力が十分である
にもかかわらず、温調範囲の低温域（低温出湯域）での
出湯量が、異常に少量となるという不都合があった。

これは、出湯温度の調節状態のいかんにかかわらず、高
温出湯を可能にするため、入水温が低温の場合、熱交換
器（１）への流入水量が、−定水玉以下に固定されてい
るからである。

［技術的課題］ 本発明は、このような、「流入水量が低温になると流入
水量を絞るべく動作する形式の感温作動弁（３）を、熱
交換器（１）への水回路の入口側に挿入するとともに、
出？％量が変化しても出湯温度を設定温度に維持する比
例制御装置を具備させた形式の瞬間湯沸器」において、
冬期等、流入水量が低温度の場合の低温出湯量を多くで
きるようにするため、比例制御装置の温度設定器（２１
）による設定温度が低温に設定された場合には、感温作
動弁（３）の絞り状態のいかんにかかわらず、一定量以
上の流入水量を確保できるようにすることをその技術的
課題とする。

［技術的手段］ 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段はｒ感温作動弁（３）の挿入部に出力弁（３１）を
迂回するバイパス回ｉｉ　（４）を設け、このバイパス
回路（４）に開閉弁（４０）を挿入し、温度設定器（２
１）の設定温度が一定以下に設定されたときに前記開閉
弁（４０）を閉弁させるようにした」ことである。

［作用コ 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。

熱交換器（１）への入水温が低温度になると、感温作動
弁（３）の出力弁（３１）が絞り状態となる。これによ
り熱交換器（１）への流入水量か一定以下に設定される
から、温度設定器（２１）の設定温度範囲の全域で出？
Ｍｓ温度を調節できる。

次いで、出湯温度が一定温度以下の低温域に設定される
（低温出湯状態になる）と、出力弁（３１）を迂回する
バイパス回路（４）の開閉弁（４０）が開弁せしめられ
、バイパス回路（４）か連通状態となる。従って、この
低温出湯時には高温出温時に比べて多量の流入量が確保
される。

［効果コ 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。

感温作動弁（３）が最小絞り状態になった場合において
、温度設定器（２１）の設定温度が一定温度以下の低温
域に設定されたとき、流入水玉が増大せしめられるから
、バーナ（Ｂ）の燃焼量の範囲内で、前記低温出湯時に
おける出湯量を多くすることができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図から第２図に基いて説明
する。

この実施例のものでは、感温作動弁（３）として、感温
ベレットを用いた公知の形式のものを採用しており、そ
の出力弁（３１）は水ガバナ（５）のダイヤフラム（５
１）に設けた弁口（５０）に対向している。前記感温作
動弁（３）では、主体部（３０）から突出する出力軸（
３２）の動作に応じてこの主体部（３０）が進退し、こ
の主体部（３Ｃ）と一体の出力弁（３１）の弁口（５０
）への侵入度合が変化する。

すなわち、流入水温が低温側に径行すると、出力弁（３
１）の前記侵入度合が深くなり、弁口（５０）から下流
側への流量が絞られる構成である。前記ダイヤフラム（
５１）の上流側と下流側とを継ぐバイパス回路（４）が
ケース（Ａ）に形成されており、このバイパス回路（４
）の中程に弁座（４１）に対向させた弁体（ｖ）とこの
弁体を駆動するソレノイド（Ｍ）　とからなる電磁弁（
Ｓｖ）が挿入され、この電磁弁（ＳＶ）が既述の開閉弁
（４０）として機能することとなる。

前記電磁弁（ＳＶ）は温度設定器（２Ｘ）の操作つまみ
と連動し、設定温度が例えば、４３℃に設定されたとき
、ソレノイド（Ｍ）への回路に押入された常開出力スイ
ッチ（Ｓ）が閉成されて電ＬＡ弁（ＳＶ）が開弁状態と
なり、バイパス回路（４）か連通せしめられる。

尚、この実施例では、弁座（４１）を迂回する補助バイ
パス回路（６）が形成され、この補助バイパス回路（６
）に回動式の絞り弁（６１）が挿入されている。この絞
り弁（６１）はその操作軸部はケース（Ａ）の外部に突
出しており、この絞り弁（６１）の回動により補助バイ
パス回路（６）を介する流量が微調整できる。この補助
バイパス回路（６）及び絞り弁（６１）の組み合わせは
、感温作動弁（３）の動作による最小絞り量（最小流量
状態）を微調整するもので、主体部（３０）の取付位置
を固定したままで、この調整が可能となる。すなわち、
従来のものでは、主体部（３０）の取付位置の調節によ
り前記最小絞り量を調節していたが、この場合には、主
体部（３０）の取付位置調節のための手段が不要となる
。

次に、水ガバナ（５）は、ダイヤフラム（５１）とこれ
に連接した応動弁（５２）との組み合わせからなるもの
で、実開昭６０−１９６０６７号に開示される如く、公
知の構成であり、−次水圧が変動しても二次側への供給
水量が大きく変化しないようにするものである。

尚、この実施例では、電磁弁（ＳＶ）の制御機構として
、温度設定器（２１）の操作つまみ（２２）とソレノイ
ド（Ｍ）の回路に挿入した常開出力スイッチ（Ｓ）　と
を機械的に連動させる構成を採用したが、温度設定器（
２１）からの出力値を検知してこの出力値が設定値にな
った時点でｉＫ　ＥＦＩ弁（ＳＶ）を開弁動作させるよ
うな電気回路を採用してもよい。このためには、比較器
やスイッチングトランジスタ等が採用できることは言う
までもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す説明図、第２図は本発明実
施例の説明図、第３図は従来例の説明図であり、図中。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 流入水量が低温になると流入水量を絞るべく動作する形
   式の感温作動弁（３）を、熱交換器（１）への水回路の
   入口側に挿入するとともに、出湯量が変化しても出湯温
   度を設定温度に維持する比例制御装置を具備させた形式
   の瞬間湯沸器において、感温作動弁（３）の挿入部に出
   力弁（３１）を迂回するバイパス回路（４）を設け、こ
   のバイパス回路（４）に開閉弁（４０）を挿入し、温度
   設定器（２１）の設定温度が一定以下に設定されたとき
   に前記開閉弁（４０）を閉弁させるようにした瞬間湯沸
   器。