JPS6361421B2 - - Google Patents

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JPS6361421B2
JPS6361421B2 JP11478683A JP11478683A JPS6361421B2 JP S6361421 B2 JPS6361421 B2 JP S6361421B2 JP 11478683 A JP11478683 A JP 11478683A JP 11478683 A JP11478683 A JP 11478683A JP S6361421 B2 JPS6361421 B2 JP S6361421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
sheet material
nonwoven fabric
artificial leather
peeled
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Expired
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JP11478683A
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English (en)
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JPS609965A (ja
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Publication date
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Publication of JPS609965A publication Critical patent/JPS609965A/ja
Publication of JPS6361421B2 publication Critical patent/JPS6361421B2/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立毛人工皮革ならびに短毛移植生地の
製造方法に関する。
人工皮革は不織布を基材とし天然皮革に性質と
外観が類似し水蒸気をある程度透過しうる材料と
して各種用途に広く用いられているが、天然皮革
より製したスエードのように起毛せしめたものは
その性質上、その製造がむずかしかつた。
本発明は上述の点に鑑み、人工皮革の原材料で
ある不織布より天然皮革製スエードにきわめて近
似した立毛人工皮革ならびに短毛移植生地を提供
しようというものである。
以下、本発明の構成について説明する。
すなわち、本発明の構成要旨とするところは不
織布にポリウレタン樹脂を含浸処理せしめたシー
ト材料を得る第1工程と、前記シート材料をアル
カリ処理せしめる第2工程と、アルカリ処理せし
められたシート材料面に生地を仮接着せしめる第
3工程と、仮接着せしめられたシート材料と生地
を剥離せしめることによりシート材料面を立毛せ
しめる第4工程とから成る。
ここで第1工程において使用する不織布として
はたとえばポリアミド繊維、ポリエステル繊維な
どポリウレタンに比べ耐アルカリ性の優れた繊維
からなるものを用いる。
第2工程におけるアルカリ処理に用いるアルカ
リ類としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水硫化ナトリウム等で好ましくはこれらの5
〜50%水溶液を常温〜100℃に加温して、第1工
程により得られる不織布にポリウレタン樹脂が含
浸乾燥せしめられたシート材料に対して塗布(も
しくは同水溶液中に不織布を浸漬)してアルカリ
処理したのち、洗浄、中和し乾燥せしめる。この
第2工程で不織布に含浸されバインダーとして働
いているポリウレタン樹脂の一部が脆化され立毛
が容易となる。
又、第3工程のシート材料と生地の接着手段と
してはホツトメルト型接着、エマルジヨン型接
着、溶剤型接着等であり第2工程でアルカリ処理
した不織布と生地とを仮接着せしめる。
ついで第4工程での前記シート材料と生地の剥
離は剥離機により適当な剥離力(シート材料と生
地との仮接着力に相当)でおこなうがシート材料
と生地はそれぞれ、別個に巻取る。
こうして剥離されたシート材料の剥離面は不織
布の構成材であるポリアミド繊維等の短繊維が全
体的に均一厚で剥ぎとられかつ表面層で前記短繊
維の交絡が解除されて毛羽立つた状態となり、一
見スエード様の本発明、立毛人工皮革が得られ
る。一方、剥離された生地の剥離面にも上記シー
ト材料の表面から全体的に約一厚で剥ぎとられた
シート材料の使用繊維(不織布の構成繊維)の短
毛が生地の接着層にあたかも植毛されたごとく、
移植され、本発明立毛人工皮革と同様、スエード
用途に使える材料を得ることができる。
ところで任意の色彩に着色された立毛人工皮革
を得たい場合には第2工程の前もしくは後で不織
布を任意の色彩に染色しておけばよく、より一層
興趣に富む立毛人工皮革を得ることができる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 ポリエステル繊維よりなる不織布をジメチルホ
ルムアミド(DMF)を溶剤とするポリウレタン
エラストマー溶液に浸漬して、不織布にポリウレ
タンを含浸凝固、乾燥せしめた。ついで20%
NaOH水溶液中に前記ポリウレタン含浸不織布
を5分間浸漬してポリウレタンを脆化せしめた。
一方、綿布にホツトメルト接着剤としてエチレン
−酢酸ビニルコポリマー(EVA)をコーテイン
グし、この綿布の接着剤コーテイング面を
NaOH処理した不織布面に当て、100℃、20Kg/
cm2の条件下、熱プレスして相互を仮接着した。
しばらくしてから不織布と綿布を剥離した。
剥離後の不織布の剥離面はスエード様で、ポリ
エステルの短繊維が毛羽立つており、所望の立毛
人工皮革が得られた。一方、綿布の剥離面にも上
記不織布の表面から全体的に均一厚で剥ぎとられ
たポリエステルの短繊維がEVA層に植毛された
ごとく移植され、やはりスエード様の風合を呈し
ていた。
このように本発明によれば、人工皮革の製造に
用いられる不織布を利用して所定の処理を加える
だけでスエード様の風合を有する立毛人工皮革な
らびに短毛移植生地が製造されるものである。
また、従来天然皮革よりスエードを製する場合
になめし面にサンドペーパーで以てバフイングし
ていたのに比べて本発明では前述のごとくポリウ
レタンを含浸した不織布をアルカリ溶液で処理し
てポリウレタンを脆化させたのちにその表面に生
地を接着し再び剥離するだけでスエード様の立毛
人工皮革が得られるので作業性、生産性がきわめ
て良いのみならず、全体的に均一に立毛できる効
果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 不織布にポリウレタン樹脂を含浸処理せしめ
    たシート材料を得る工程と、前記シート材料をア
    ルカリ処理せしめる工程と、アルカリ処理せしめ
    られたシート材料面に生地を仮接着せしめる工程
    と、仮接着せしめられたシート材料と生地を剥離
    せしめることによりシート材料面を立毛せしめる
    工程とから成ることを特徴とする立毛人工皮革な
    らびに短毛移植生地の製造方法。
JP11478683A 1983-06-24 1983-06-24 立毛人工皮革ならびに短毛移植生地の製造方法 Granted JPS609965A (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS609965A JPS609965A (ja) 1985-01-19
JPS6361421B2 true JPS6361421B2 (ja) 1988-11-29

Family

ID=14646644

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JP11478683A Granted JPS609965A (ja) 1983-06-24 1983-06-24 立毛人工皮革ならびに短毛移植生地の製造方法

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JP (1) JPS609965A (ja)

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JPS609965A (ja) 1985-01-19

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