JPS6360880B2 - - Google Patents
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- JPS6360880B2 JPS6360880B2 JP16049982A JP16049982A JPS6360880B2 JP S6360880 B2 JPS6360880 B2 JP S6360880B2 JP 16049982 A JP16049982 A JP 16049982A JP 16049982 A JP16049982 A JP 16049982A JP S6360880 B2 JPS6360880 B2 JP S6360880B2
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- Japan
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- concrete
- melting
- microwaves
- crucible
- melted
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- Expired
Links
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は放射性物質で汚染されたコンクリー
トをマイクロ波を利用して溶融固化処理する方法
に関するものである。
トをマイクロ波を利用して溶融固化処理する方法
に関するものである。
放射性物質を扱う施設では、コンクリートの床
面あるいは建物の壁が放射性物質で汚染された場
合、これらの床面あるいは壁面を破砕機で破砕
し、除染を行なう。この作業工程で発生する直径
150mm以下の角形あるいは丸形の塊状のコンクリ
ートをマイクロ波で溶融固化処理するばあい、金
属るつぼへコンクリート塊を直接供給して溶融さ
せると供給されたコンクリート塊の一部に未溶融
のコンクリートがそのまま残存することが多い。
すなわち、最初に金属るつぼへコンクリート塊を
一定量入れ、マイクロ波を照射して溶融させるば
あい、マイクロ波の浸透深さの関係から金属るつ
ぼ内のコンクリートの上面の部分でマイクロ波が
吸収される結果、上部の部分が良く溶融し、下面
の部分にあるコンクリート塊はマイクロ波が到達
せずに未溶融のまま残存することになる。この状
態でコンクリート塊を連続的に供給しながら溶融
させると、るつぼの底に近い部分はいつまでも未
溶融の状態で存在することになる。溶融させるこ
とによつて放射性物質を閉じこめるという目的達
成上、この様な未溶融部が存在することは好まし
くない。この発明はこのような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、簡単な方法で完
全な溶融がなされるようにしたものである。すな
わち、この発明はマイクロ波溶融炉のるつぼ底部
に焼却灰、ガラス粉末、ホウ酸ソーダまたはホウ
酸を供給し、これを溶かすことによつて予め溶融
帯を生成させ、ついで塊状のコンクリートを連続
的に供給しつつマイクロ波で上記コンクリート塊
を順次溶融させるようにしたものである。
面あるいは建物の壁が放射性物質で汚染された場
合、これらの床面あるいは壁面を破砕機で破砕
し、除染を行なう。この作業工程で発生する直径
150mm以下の角形あるいは丸形の塊状のコンクリ
ートをマイクロ波で溶融固化処理するばあい、金
属るつぼへコンクリート塊を直接供給して溶融さ
せると供給されたコンクリート塊の一部に未溶融
のコンクリートがそのまま残存することが多い。
すなわち、最初に金属るつぼへコンクリート塊を
一定量入れ、マイクロ波を照射して溶融させるば
あい、マイクロ波の浸透深さの関係から金属るつ
ぼ内のコンクリートの上面の部分でマイクロ波が
吸収される結果、上部の部分が良く溶融し、下面
の部分にあるコンクリート塊はマイクロ波が到達
せずに未溶融のまま残存することになる。この状
態でコンクリート塊を連続的に供給しながら溶融
させると、るつぼの底に近い部分はいつまでも未
溶融の状態で存在することになる。溶融させるこ
とによつて放射性物質を閉じこめるという目的達
成上、この様な未溶融部が存在することは好まし
くない。この発明はこのような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、簡単な方法で完
全な溶融がなされるようにしたものである。すな
わち、この発明はマイクロ波溶融炉のるつぼ底部
に焼却灰、ガラス粉末、ホウ酸ソーダまたはホウ
酸を供給し、これを溶かすことによつて予め溶融
帯を生成させ、ついで塊状のコンクリートを連続
的に供給しつつマイクロ波で上記コンクリート塊
を順次溶融させるようにしたものである。
以下、この発明の実施例を図面によつて説明す
る。マイクロ波溶融炉1はその上部にマイクロ波
を導入する導波管2を有し、下方側部には被処理
物を炉内に供給する振動フイーダ3を有してい
る。処理すべきコンクリート塊は破砕機5を通す
ことによつて直径150mm以下の角形あるいは丸形
の塊状物として振動フイーダ3に送り、ここから
炉内に供給してマイクロ波で溶融させ、金属るつ
ぼ6の底部で溶融帯7を生成させるようにしてい
る。
る。マイクロ波溶融炉1はその上部にマイクロ波
を導入する導波管2を有し、下方側部には被処理
物を炉内に供給する振動フイーダ3を有してい
る。処理すべきコンクリート塊は破砕機5を通す
ことによつて直径150mm以下の角形あるいは丸形
の塊状物として振動フイーダ3に送り、ここから
炉内に供給してマイクロ波で溶融させ、金属るつ
ぼ6の底部で溶融帯7を生成させるようにしてい
る。
上記構成において、運転開始の際は、まず焼却
灰、ガラス粉末、ホウ酸ソーダなどのマイクロ波
で溶けやすい物質を振動フイーダ3を通して炉内
に供給し、溶融帯7を生成させる。焼却灰は
SiO2,AlO3,CaO,およびFe2O3を主成分とし
ており、ここではその含有量が少なくとも50〜60
重量%以上含んでいるものを用いることが好まし
い。また、ガラス粉末としては一般的にガラスと
称される物質であればほとんどが溶融帯を生成さ
せるのに支障はないが、400〜800℃程度の軟化点
の低いもので溶融時の粘度の低いものを用いるこ
とが好ましい。これに適するガラスとしては
Na2O―CaO―SiO2系およびNa2O―Al2O3―SiO2
系、あるいはホウ酸ガラス等がある。これらの物
質を供給することによつて未溶融部のない溶融帯
が生成できる。溶融帯7の深さは50mm程度に設定
すればよい。つぎに、処理すべきコンクリート塊
4を破砕機5を通すことによつて150mm以下の塊
に破砕し、好ましくは30mm程度にし、またそれ以
下のサイズのものは破砕機5を通さずに振動フイ
ーダ3から溶融帯7中に供給する。この際、マイ
クロ波を周波数915MHz、印加電力20KWにし、
金属るつぼを直径200mmに設定すればよい。また
コンクリート塊とともにホウ酸ソーダ等の融点降
下剤を添加してもよい。
灰、ガラス粉末、ホウ酸ソーダなどのマイクロ波
で溶けやすい物質を振動フイーダ3を通して炉内
に供給し、溶融帯7を生成させる。焼却灰は
SiO2,AlO3,CaO,およびFe2O3を主成分とし
ており、ここではその含有量が少なくとも50〜60
重量%以上含んでいるものを用いることが好まし
い。また、ガラス粉末としては一般的にガラスと
称される物質であればほとんどが溶融帯を生成さ
せるのに支障はないが、400〜800℃程度の軟化点
の低いもので溶融時の粘度の低いものを用いるこ
とが好ましい。これに適するガラスとしては
Na2O―CaO―SiO2系およびNa2O―Al2O3―SiO2
系、あるいはホウ酸ガラス等がある。これらの物
質を供給することによつて未溶融部のない溶融帯
が生成できる。溶融帯7の深さは50mm程度に設定
すればよい。つぎに、処理すべきコンクリート塊
4を破砕機5を通すことによつて150mm以下の塊
に破砕し、好ましくは30mm程度にし、またそれ以
下のサイズのものは破砕機5を通さずに振動フイ
ーダ3から溶融帯7中に供給する。この際、マイ
クロ波を周波数915MHz、印加電力20KWにし、
金属るつぼを直径200mmに設定すればよい。また
コンクリート塊とともにホウ酸ソーダ等の融点降
下剤を添加してもよい。
このようにすると、炉内に供給されたコンクリ
ート塊は溶融帯からも熱が与えられる結果未溶融
物が残存することなく完全に溶かされ、このため
連続してコンクリート塊の供給、溶融物の炉から
の排出を行なうことができる。
ート塊は溶融帯からも熱が与えられる結果未溶融
物が残存することなく完全に溶かされ、このため
連続してコンクリート塊の供給、溶融物の炉から
の排出を行なうことができる。
以上説明したように、この発明はるつぼ中に予
め溶融帯を生成させておき、そこにコンクリート
塊を順次供給して完全な溶融を行なわせるように
したものであり、連続運転において未溶融物が生
じることを確実に防止し、放射性物質で汚染され
たコンクリートを安定して溶融固化処理できるよ
うにしたものである。
め溶融帯を生成させておき、そこにコンクリート
塊を順次供給して完全な溶融を行なわせるように
したものであり、連続運転において未溶融物が生
じることを確実に防止し、放射性物質で汚染され
たコンクリートを安定して溶融固化処理できるよ
うにしたものである。
図面はこの発明を実施する装置の一例を示す概
略説明図である。 1…マイクロ波溶融炉、2…導波管、4…コン
クリート塊、7…溶融帯。
略説明図である。 1…マイクロ波溶融炉、2…導波管、4…コン
クリート塊、7…溶融帯。
Claims (1)
- 1 マイクロ波溶融炉のるつぼ底部に焼却灰、ガ
ラス粉末、、ホウ酸ソーダまたはホウ酸を供給し
これを溶かすことによつて予め溶融帯を生成さ
せ、ついで塊状のコンクリートを連続的に供給し
つつマイクロ波で上記コンクリート塊を順次溶融
させることを特徴とする放射性物質で汚染された
コンクリートの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16049982A JPS5948699A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 放射性物質で汚染されたコンクリ−トの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16049982A JPS5948699A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 放射性物質で汚染されたコンクリ−トの処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5948699A JPS5948699A (ja) | 1984-03-19 |
JPS6360880B2 true JPS6360880B2 (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=15716253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16049982A Granted JPS5948699A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 放射性物質で汚染されたコンクリ−トの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948699A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036999A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-26 | 株式会社荏原製作所 | 放射性ほう酸ナトリウム廃液の減容固化物、減容固化方法及びその装置 |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP16049982A patent/JPS5948699A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5948699A (ja) | 1984-03-19 |
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