JPS6360369A - 壁面開口部形成用型枠組付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、鉄骨鉄筋コンクリート造りや鉄筋コンクリ
ート造りの建造物における側壁面に窓枠などの内外に貫
通する開口部を形成するように側壁作製用の型枠を組付
ける方法に関する。

（従来の技術） 第３図及び第４図は従来の壁面開口部形成用型枠組付は
方法を示す。同図において、（１）は側壁（Ｗ）の肉厚
に相当する幅をもった開口部形成枠であって、相対向す
る型枠（２）、（２）の内面に所定大きさの開口部を墨
出しし、その開口墨に合わせて上記開口部形成枠（１）
を釘止めしたのち、その釘止めした開口部形成枠（１）
の内面に、コンクリート打設荷重に耐応する補強のため
に側壁（Ｗ）の内外両方向に突出する長さの四つの角材
（３）を当付けた上で、対向する角材（３）、（３）間
に亘ってジセッキ（４ａ）付きの切梁サポート（４）を
縦横両方向に適当本数、介在させていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したような従来の壁面開口部形成用型枠組付は方法
によるときは、開口部形成枠（１）を開口墨に合わせて
釘止めることがむずかしく、その釘止め時に位置ずれが
生じる恐れがあるばかりでなく、切梁サポート（４）の
介在に多大な作業手間を要し、しかも、この切梁サポー
ト（４）の緩みによって、開口部形成枠（１）にたわみ
や脹れなどといった変形、変位を生じて所定どおりの開
口部を形成することが技術的に非常に困難であった。そ
の上、対向型枠（２）、（２）のうち、開口部周辺の型
枠（２Ａ）　、　（２Ａ）としては、開口部分で分断さ
れたものや切りこみ部を有するものなど、標準型枠に対
して異形の型枠が必要で、かつ、その異形型枠自身も開
口部の大きさや壁面への形成位置によって種々区々なも
のが必要であって、つまり、汎用性のない異形型枠を用
いねばならないので、型枠費用が高く付く欠点があった
。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、対向型枠としては全て標準のものを使用し、
しかも補強用の切梁サポートの使用を省きながらも、変
形、変位のない状態で所定どおりの開口部を確実に形成
することができる壁面開口部形成用型枠組付は方法を提
供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、この発明に係る壁面開口
部形成用型枠組付は方法は、側壁形成用の対向型枠のう
ち、一方の型枠の内面に所定大きざの開口部を墨出しす
る第１工程と、その開口部に沿わせて四枚の板状体を取
付ける第２工程と、上記四枚の板状体の外周に、側壁の
肉厚に相当する幅をもった四枚の開口部形成枠と上記の
板状体と同様な四枚の板状体とを打ち止める第３工程と
、その四枚の板状体の外面側において互いに直角姿勢で
相隣る板状体同士を固定連結する補強用ガゼツト板を打
ち止める第５工程ならびに、そのガぜット板の外面に当
接させて他方の型枠を前者型枠に対向状態で起立固定さ
せる第５工程とからなることを特徴とする。

（作用） この発明方法によれば、型枠内面に施した開口部に沿わ
せて四枚の板状体を先付けし、これに開口部形成枠を打
ち止めることによって、この開口部形成枠の水平方向及
び垂直方向の位置決め精度が非常に良好なものになると
ともに、上記開口部形成枠の外面側に四枚の板状体の相
隣るもの同士を固定連結するガゼツト板を打止めること
によって、開口部形成枠を十分に補強してコンクリート
打設時の変形、変位が防止される。

また、上記の各資材が対向型枠間に挟みこまれる状態で
組付は固定されるものであるから、開口部形成箇所の型
枠としても開口部形成箇所以外で使用される型枠と全く
同一仕様の標準型枠をそのまま使用することができる。

（実施例） 以下、この発明方法の実施例を図面に基づいて説明する
。

第１図（イ）〜（ニ）及び第２図は、この発明方法の工
程を顕示したものであり、これを順を追って列記する。

［工］第１図くイ）で示すように、側壁形成用の対向型
枠のうち、一方の型枠（２）の内面に仮想線（ａ）で示
すような所定大きさの開口部と点線（ｂ）で示すような
先付は板状体合せ用の墨出しをする。

（第１工程） ［ｎ］第１図（ロ）で示すように、四枚のベニヤなどの
板状体（５）を、それらの外辺が上記の先付は板状体合
せ墨（ｂ）に沿う状態で、上記型枠（２）の内面に釘打
ちや接着手段等で固定する。（第２工程） ［Ｉ１１］第１図（ハ）で示すように、上記四枚の板状
体（５）の外周に、側壁（−）の肉厚に相当する幅（１
）をもち、かつ、内面側に補強桟（ｌａ）、　（ｌａ）
を有する四枚の開口部形成枠（１）と、上記先付は板状
体（５）と同様な四枚の板状体（６）とを釘（図示省略
）を介して打ち止める。（第３工程）［ＩＶ］第１図（
ニ）で示すように、上記四枚の板状体（６）の外面側に
おいて、互いに直角姿勢で相隣る板状体（６）、（６）
同士を夫々固定連結するように四枚の直角三角形状の補
強用ガゼツト板（７）を打ち止める。（第４工程） ［Ｖ］第２図で示すように、上記補強用ガゼツト板（７
）の外面に当接させて他方の型枠（２）を曲者型枠（２
）に対向状態で起立固定させる。（第５工程） 以上の［Ｉ］〜［Ｖ］で示した第１工程〜第５工程を経
て壁面開口部形成用型枠の組付けを完了する。その後、
対向型枠（２）、（２）間にコンクリートを打設して側
壁を作製し、コンクリートの硬化後に解体することによ
り、上記の開口部形成枠（１）にて囲まれた箇所に壁内
外方向に貫通する開口部を形成するのである。

（発明の効果） 以上説明した通り、この発明によるときは、開口部形成
枠の位置決め精度を向上できるとともに、切梁サポート
を使用しなくともコンクリート打設荷重による変形、変
位を確実に防止できるから、既記した従来方法に比べて
、型枠組付は作業性に優れながら、所定どおりの開口部
を確実に形成することができる。その上、型枠としては
異形のものが全く不要で、全て汎用性、転用性のある標
準型枠を使用することができるから、全体として型枠費
用も低減化することができるといった効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）〜（ニ）はこの発明の工程順序を示す要部
の説明図、第２図は型枠組付は完了状態ならびにその後
のコンクリート打設状態を示す要部の縦断側面図、第３
図と第４図は従来方法を説明する要部の縦断正面図と要
部の縦断側面図である。 （符号の説明） （１）は開口部形成枠、（２）、　（２）は型枠、（５
）、（６）は板状体、（７）はガゼツト板、（ａ）は開
口部平。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 側壁形成用の対向型枠のうち、一方の型枠の内面に所定
   大きさの開口部を墨出しする第１工程と、その開口墨に
   沿わせて四枚の板状体を取付ける第２工程と、上記四枚
   の板状体の外周に、側壁の肉厚に相当する幅をもった四
   枚の開口部形成枠と上記の板状体と同様な四枚の板状体
   とを打つ止める第３工程と、その四枚の板状体の外面側
   において互いに直角姿勢で相隣る板状体同士を固定連結
   する補強用ガゼット板を打ち止める第５工程ならびに、
   そのガゼット板の外面に当接させて他方の型枠を前者型
   枠に対向状態で起立固定させる第５工程とからなること
   を特徴とする壁面開口部形成用型枠組付け方法。