JPS6360335B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6360335B2
JPS6360335B2 JP7857379A JP7857379A JPS6360335B2 JP S6360335 B2 JPS6360335 B2 JP S6360335B2 JP 7857379 A JP7857379 A JP 7857379A JP 7857379 A JP7857379 A JP 7857379A JP S6360335 B2 JPS6360335 B2 JP S6360335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chart
mtf
signal
solid
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7857379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS562518A (en
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7857379A priority Critical patent/JPS562518A/ja
Publication of JPS562518A publication Critical patent/JPS562518A/ja
Publication of JPS6360335B2 publication Critical patent/JPS6360335B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/02Testing optical properties
    • G01M11/0292Testing optical properties of objectives by measuring the optical modulation transfer function

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は引伸レンズやマイクロレンズ等の光学
素子のMTF(Modulation Transfer Function:
伝達関数)を測定するMTF測定装置に関する。
〔従来の技術〕
レンズ等の光学素子のMTFを測定する方法と
しては格子チヤートを走査する光学的フーリエ変
換法、エツジ又はスリツトを走査してその電気信
号を電気的にフーリエ解析する電気的フーリエ変
換法、又干渉を利用する自己相関法等が知られて
おり、その測定器が市販されている。
しかし、この市販の測定器では格子チヤート、
エツジ、スリツト等の機械的走査を必要とし、そ
れが回転であるにしろ併進であるにしろ高精度な
メカニズムの走査機構が要求される。したがつて
この走査機構は高価で比較的大きなものになりや
すい為、各像高やチヤートの方向角(所謂
Azimuth)等に対応した個数を設置することが
難しい。この為、1組の走査機構や光源、受光部
等を必要な各位置、方向角に設定して測定を行わ
なければならないので、光軸と軸外2点について
MTFを測定するだけでも少くとも5回の設定変
更を行わなければならない。その上、レンズは一
般に偏心と呼ばれる製作誤差を持つている為、同
じ像高について少くとも対角4方向のMTF測定
を必要とするから、これだけでも17回の設定を行
うことになる。又、Defocusと呼ばれるピントは
ずれ状態の測定を加えれば前述の回数にDefocu
の回数を掛けただけの測定が必要になる。この様
な理由から、レンズの特性判定へのMTF測定の
重要性が呼ばれているにもかかわらず、検査レベ
ルでのMTF普及が遅れている。
次に従来のMTF測定装置の一例を挙げて説明
する。この例は複写レンズ、マイクロレンズ、引
伸レンズ等の様に物体距離有限で使用されるレン
ズやフアイバー等の光学素子のMTFを測定する
ものであり、第1図に示す。図中、1は光源部で
あり、光源とスリツトが主な構成要素であるが、
必要に応じて集光レンズ、拡散板、波長選択フイ
ルタ等を取り付けることができる。この光源部1
のスリツトは測定したい方向角に回転できる様に
構成され、光源部1全体は副ベンチ2の上を摺動
し必要な物体高に設置できる様になつている。3
は被検レンズホルダーであり、被検レンズ4を取
り付ける装置とこれを任意の角度回転できる装置
とからなる。5は受光部であり、走査チヤートと
受光器が主な構成要素であるが、チヤートの走査
機構、空間周波波数変換機構の他、必要に応じて
リレーレンズ、フアインダー等が付加される。こ
の受光部5は光源部1のスリツト方向に対応した
方向角に設置できる様に回転が可能であり、受光
部5全体はもう一つの副ベンチ6の上を摺動し、
設置した物体高に対応した像高が設置できる様に
なつている。副ベンチ2,6及びレンズホルダー
3は主ベンチ7の上を摺動し必要な物体距離と像
距離が設定できる様になつている。
この様なMTF測定装置は多機種少量のレンズ
に対して種々の設定条件でMTFを測定したりレ
ンズ以外の光学素子のMTFを測定する等いわゆ
る万能性には優れているが、大量のレンズの良否
を能率良く判定する必要のあるいわゆる検査機と
してはほとんど使い物にならないのが現状であ
る。つまり、この装置では光源部1と受光部5が
比較的大きい上、特に受光部5は高精度のメカニ
ズムが要求され高価なものとなり易い為、必要な
物体高(像高)に対応する数だけ設置することが
難しい。従つて被検レンズが同機種であつても
個々のレンズのMTF測定を行う度に必要な物体
高に対応した光源部1と受光部5の移動が必要と
なる。そのうえ、軸上以外においては動径方向
(いわゆるRadial)と接線方向(いわゆる
Tangential)の二方向の方向角に従つて光源部
1と受光部5を各物体高(像高)毎に回転させて
設置しなければならない。
そこで、電荷結像素子いわゆるCCDまたはフ
オトダイオードアレイ等で代表される固体走査素
子を用いた、操作性と迅速性に優れているMTF
測定装置が考えられている。このMTF測定装置
ではチヤートの像を被検光学素子を介して固体走
査素子で受光し、この固体走査素子の出力信号に
おける上記チヤートの必要空間周波数の透明部と
不透明部に対応した極大値aと極小値b、基準の
(チヤートの零に近い空間周波数の)最大値Aと
最小値Bから例えば(a−b)/(A−B)×100
なる演算で被検光学素子のMTFを算出する。
従来の光学的フーリエ変換法によるMTF測定
装置では第2図aに示すように光源8の前にスリ
ツト9を置き、被検レンズ4によつて投影された
スリツト9の像9aを正弦波チヤート10で走査
しその時間的明暗を受光器11によつて捕えてオ
ツシロスコープ12で表示し、又は第2図bに示
すようにスリツト9と正弦波チヤート10を入れ
換えて物体側の正弦波チヤート10を走査して時
間的正弦波を発生させている。なお、MTFを得
るには受光器11で捕えた正弦波のピーク値と谷
部の値との差をその和で割るという演算を行う。
また第2図cに示すように固体走査素子を用いる
MTF測定装置は第2図bの装置と同様に光源8
の前に正弦波チヤート10を置くが、第2図bの
装置とは異なり正弦波チヤート10は固定したま
まであり、被検レンズ4による正弦波チヤート1
0の投影像10aを固体走査素子13で受光す
る。固体走査素子13は自己走査機能を有してお
り、静止した空間的正弦波10bを時間的正弦波
に変換し、オツシロスコープ12は第2図a,b
の装置と同様に波形を表示する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の固体走査素子を用いたMTF測
定装置ではチヤートの空間周波数が或る程度高く
なると、チヤートが白黒の矩形波状パターンであ
つても固体走査素子13からの時系列的信号が正
弦波状になり、極大値aと極小値bの明確な区別
がしにくくなつてMTF計算が困難になる。
また固体走査素子13は非常に多数のフオトエ
レメントを有するので、局部的な半導体の欠陥に
よつて他のフオトエレメントより異常に高い感度
を持つたり逆に低すぎる感度を持つたりするフオ
トエレメントが生ずる事がある。このような異常
感度のフオトエレメントを皆無にしようとする
と、製品の歩留りが悪くなるので、少数のフオト
エレメントの欠陥は一般に許容するようにしてい
る。従つて異常感度のフオトエレメントによる異
常出力の影響を受けてMTF計算が不正確になる。
そこで上記MTF測定装置において固体走査素
子13の出力信号が特定のシユレツシユホールド
レベルVthより大きくなるチヤートの必要空間周
波数の透明部に対応する範囲Lの中の最大値a
と、シユレツシユホールドレベルVthより小さく
なるチヤートの必要空間周波数の不透明部に対応
する範囲Lの中の極小値bとを用いてMTF計算
を行う方式が考えられている。この方式によれば
チヤートの空間周波数が高くなつても極大値aと
極小値bを区別することができる。しかし第9図
のような固体走査素子13の出力信号(多数のフ
オトエレメントの出力信号を時系列で出力したも
の)における異常感度ビツト(異常感度のフオト
エレメント)による異常値ao、boを極大値a、
極小値bの代りにMTF計算に用いてしまう確率
が高い。なぜなら感度の高すぎる異常感度ビツト
になる信号aoは領域L3の中のどこにあつても極
大値となつてMTF計算を誤らせる結果となり、
感度の低すぎる異常感度ビツトによる信号boも
領域L4において同様の問題を引きおこす。
また上記方式と類似な方式であつてそれぞれの
領域L3、L4における両端側の所定数の信号を捨
てて残りの信号の平均値をとつてa、bとする方
式も考えられる。しかし、この方式では各領域
L3、L4の両端側の信号を捨てるため、異常感度
ビツトによる異常信号を拾う確率は少し下がる
が、まだかなり高い。しかも残りの信号の平均値
をとるため別の問題が生ずる。即ち、固体走査素
子13の出力信号は正弦波に近いにも拘らず原理
的に大小関係の有る筈の残りの信号を平均化して
しまうため、極大値、極小値が得られず正しい
MTF計算が行われなくなつてしまう。
本発明は異常信号を拾う確率を極力下げ正しい
MTF計算を行うことができる上に任意のチヤー
ト空間周波数に対し自動的に適応することができ
るMTF測定装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は透明部と不透明部を有するチヤート
と、このチヤートを照明する照明手段と、被検素
子により投影された上記チヤートの像を光電変換
する多数のフオトエレメントを有しこれらのフオ
トエレメントの出力信号を時系列で出力する固体
走査素子とを備え、この固体走査素子の出力信号
の極大値と極小値を求めて被検素子のMTFを算
出するMTF測定装置において、上記固体走査素
子の出力信号を所定のレベルと比較して白側の複
数の連続したフオトエレメントの出力信号を含む
白レベル領域と、黒側の複数の連続したフオトエ
レメントの出力信号を含む黒レベル領域に区分す
る第1の手段と、この第1の手段で区分けされた
白レベル領域と黒レベル領域における各フオトエ
レメント出力信号数を計数して白レベル領域と黒
レベル領域における各中央のフオトエレメント出
力信号もしくは各中央に最も近いフオトエレメン
ト出力信号を一個ずつ前記極小値及び前記極大値
として採用し、これらの値に基づいてMTFを算
出する第2の手段とを有する。
〔作用〕
チヤートが照明手段により照明されて被検素子
によりチヤートの像が固体走査素子に投影され、
固体走査素子がチヤートの像を多数のフオトエレ
メントで光電変換してその出力信号を時系列で出
力する。第1の手段は上記固体走査素子の出力信
号を所定のレベルと比較して白側の複数の連続し
たフオトエレメントの出力信号を含む白レベル領
域と、黒側の複数の連続したフオトエレメントの
出力信号を含む黒レベル領域に区分する。そして
第2の手段は第1の手段で区分けされた白レベル
領域と黒レベル領域における各フオトエレメント
出力信号数を計数して白レベル領域と黒レベル領
域における各中央のフオトエレメント出力信号も
しくは各中央に最も近いフオトエレメント出力信
号を一個ずつ前記極小値及び前記極大値として採
用し、これらの値に基づいてMTFを算出する。
〔実施例〕
第3図は本発明の実施例を示すもので、引伸レ
ンズやマイクロレンズの検査、調整を目的とした
ものである。図中、8は光源であり、ここでは螢
光灯を示してあるが、ハロゲンランプに集光照明
系を組合せたものでもよい。14は拡散板であ
り、全画面における照度分布のむらを取り除く為
と照明光のコヒーレンシイを減少させる目的で挿
入される。10はチヤート板で、第4図に示す様
に必要な物体高又は像高に対応する位置全てに同
様なチヤート素子101,102…が配置されてい
る。このチヤート素子101,102…は全て動径
方向のチヤートを示しているが、第5図に示す様
に同一チヤート板10に接線方向も同時に配置で
きることはもちろんである。又各チヤート素子1
1,102…は必要な単一周波数のチヤートであ
れ、選定された複数の周波数のチヤートであれ任
意であるが、必ず規格化用の比較的幅の広い透明
部と不透明部を有しており、各物体高又は像高に
おいて近似的に零空間周波数のMTF1に規格化
できるように構成されている。被検レンズ4はレ
ンズホルダー3に取り付けられ、被検レンズ4自
体のピント合わせ機構もしくはレンズホルダー3
のピント合わせ機構により上下に移動されピント
合わせが行われる。15は固体走査素子13を一
平面上に設置する板であり、この例では9個の固
体走査素子131〜139がチヤート板10の各チ
ヤート素子101,102…の配列に対応して設置
されている。
このような装置では各像高や方向角につき一度
に全ての情報が得られる為、後はその電気的演算
処理により短時間に被検レンズの良否の判定が可
能になる。
第6図は固体走査素子13として用いられる光
電変換素子CCDの内部構成を示し、第7図はそ
のタイミングチヤートである。ここでは1728個の
フオトエレメントからなる光電変換法16が13μ
mのピツチで並んでいて入射した結像光を光電変
換し、その光電変換信号が転送クロツクにより転
送ゲート17,18を通つてアナログシフトレジ
スタ19,20に入りシフトロツクφ1,φ2によ
り出力ゲート21を通して時系列に出力される。
この実施例においては光源8から出た光が拡散板
14で拡散されて均一光となり、チヤート板10
を照明する。チヤート板10のチヤート素子10
,102…を透過した光は被検レンズ4を介して
CCD131〜139上に白黒のパターンとして結像
され、CCD131〜139から出力信号が時系列に
出力される。この時のCCD13の出力信号から
基準の最大値A、基準の最小値B、チヤートの必
要空間周波数の透明部と不透明部に対応した極大
値a、極小値bを求めてこれらより(a−b)/
(A−B)×100なる演算で被検レンズ4のMTFを
算出する。
第8図はこの実施例の電気回路を示す。CCD
131〜139は各チヤート素子101,102…か
らの結像光をそれぞれ光電変換して時系列に出力
するが、アナログマルチプレクサ22でCCD1
1〜139が1つづつ順に選択される。その選択
されたCCDの出力信号はA/D変換回路23で
デイジタルに変換され、演算回路24で上記A、
B、a、bが求められて(a−b)/(A−B)
×100なる演算によりMTFの計算が行われる。制
御回路25はアナログマルチプレクサ22、A/
D変換回路23、演算回路24、デイジタルマル
チプレクサ26を制御し、表示器271〜279
CCD131〜139の選択に対応して選択してその
表示器に演算回路24の演算結果を表示させる。
このような動作がCCD131〜139の出力信号に
対して全て終了した時に測定終了となる。又第8
図には示していないが、上記演算結果と設定数値
より合否を判定する判定回路を設けて被検レンズ
の合否を判定することが可能である。
第10図は或る空間周波数のチヤートに対応す
るCCD13の出力信号の例を示している。この
ように空間周波数が或る程度高くなると、元のチ
ヤートが白黒の矩形波状のパターンであつても出
力信号の包絡線は正弦波状になる。従つてチヤー
トの白部に対する信号と黒部に対する信号は明確
な区別がしにくくなる。そこで通常の方法でシユ
レツシユホールドレベルVthを定めてCCD13の
出力信号をシユレツシユホールドレベルVthに対
する大小関係でチヤートの必要空間周波数の透明
部に対応した白側の白レベル領域L3と、チヤー
トの必要空間周波数の不透明部に対応した黒側の
黒レベル領域L4を区分する。本実施例において
MTF演算用の出力値a、bとしてチヤートの必
要空間周波数の透明部と不透明部に対応した領域
L3、L4の中央に位置する1個のフオトエレメン
トによる信号を用いる点に特徴がある。領域中の
奇数個の信号がある場合中央にある信号は必然的
に1個定まるが、領域中に偶数個の信号が含まれ
る場合は領域の中央に最も近い2個の信号のうち
1個の信号をあらかじめ指定しておいて条件によ
つて一方的に採用するか或いは次のような方法を
採る。即ち、領域L3においては中央に最も近い
2個の信号のうち大きい方の信号を採用し、領域
L4においては逆に小さい方の信号を採用する。
或いは信号の大小を判断する煩わしさを避けるた
め領域の中央に最も近くて原理的にレベル差があ
まりない2個の信号の平均値を採用してもよい。
このようにすれば採用した信号がCCDの異常感
度エレメントからの信号である確率は前記従来方
式よりはるかに小さくなる。又前記従来方式のよ
うに領域の両端側を捨てて残りの連続した3個以
上の信号を平均してa、bを得ると、aは極大値
よりも小さくbは極小値よりも大きくなるので、
MTFの計算値が小さい値になるが、本実施例で
は上記方式によりその危険性が殆んどない。
第10図において、シユレツシユホールドレベ
ルVthより信号の方が大きい領域L3には10個の信
号が含まれている。この領域L3の信号を右から
S1…S10とすれば領域L3の丁度中央に位置する信
号は存在しないので、中央をはさんで両側の信号
S5,S6に着目する。信号の包絡線は正弦波状であ
るので、領域L3内の信号の包絡線は中央位置で
最大になる山形の対称曲線に近くなる。従つて信
号S5とS6はほぼ同レベルである。そこでS5=a1
S6=a2とし、MTF計算に用いる最大値aとして
次に示すいくつかの方法〜のいずれかの回路
で定める。
時系列的に先に出てくる信号を用いる。
a=a1 時系列的に後で出てくる信号を用いる。
a=a2 a1とa2を比較して大きい方を用いる。
a=max(a1、a2) a1とa2がほぼ同レベルであるから両者の平均
をとる。
a=1/2(a1+a2) 第10図において、シユレツシユホールドレベ
ルVthより信号の方が小さい領域L4には9個の信
号が含まれているので、中央に位置する信号は1
個だけ確定し、これをbとする。CCD13の各
フオトエレメント(光電変換部)には微小な感度
の差異があるので、このbが領域L4の中の最小
値であるという保証はないが、極小値である確率
が最も高く、もし極小値でない場合でも極小値に
非常に近いことは保証できる。領域L4に含まれ
る信号数が偶数であれば前述のaの定め方と類似
の方法でbを定めればよい。但し、上記の代り
に 3a b1とb2を比較して小さい方を用いる。
b=min(b1、b2) とする。
次に具体的回路の構成例とともに本実施例を説
明する。なお、この例は信号をすべてアナログ処
理する例であるが、固体走査素子の出力信号を増
幅した後A/D変換し、以後デイジタル処理して
もよい。
本実施例ではCCD13を用いたMTF測定装置
において各CCD毎にその出力信号における白レ
ベル領域L3及び黒レベル領域L4の各中央の信号
(時間でL3/2、L4/2)をそれぞれサンプリン
グしてa、bとしてMTF計算を行うが、その処
理を行う部分(演算回路24の一部)の回路構成
を第11図に示し、第12図にそのタイムチヤー
トを示す。まずCCD13を駆動するCCDクロツ
クがCCD13に入力されると同時に1/2分周回路
28にも入力される。CCD13からの出力信号
は増幅器29で増幅され、アナログシフトレジス
タ30に入力されて32ビツト分が記憶される。又
増幅器29の出力信号はコンパレーター31に入
力されてシユレツシユホールドレベルVthを基準
にして二値化され、リセツト回路32によりシユ
レツシユホールドレベルVthを基準に切換つたビ
ツトの最初にリセツト信号が出力される。CCD
クロツクは1/2分周回路28で1/2に分周されてバ
イナリーカウンター33でカウントされ、このバ
イナリーカウンター33はリセツト回路32から
のリセツト信号によりリセツトされる。すなわち
バイナリーカウンター33はアナログシフトレジ
スタ30の進み量に対してカウント量が1/2で時
間的に1/2になる。以上の動作でシユレツシユホ
ールドレベルVthを基準にして各領域L3、L4の信
号数がバイナリーカウンター33でカウントされ
ることになり、そのカウント数はリセツト信号の
手前では領域内の信号数が奇数の場合には領域の
中央のビツトを示し、領域内の信号数が偶数の場
合には領域の中央に最も近い2ビツトのうちの手
前のビツトを示す。領域内の信号数が偶数の場合
バイナリーカウンター33をリセツト信号でリセ
ツトしないで1つカウントさせればそのカウント
数は領域の中央の次のビツトを示すことになる。
アナログマルチプレクサー34はバイナリーカウ
ンター33のカウント量でコントロールされてア
ナログシフトレジスタ30の出力信号S1…S32
うちの1つの信号を指定して出力し、第10図の
領域L3では信号S6、領域L4では信号S5を出力す
る。この様子を第13図に示す。MTF計算はこ
のアナログマルチプレクサー34の出力信号a、
bと、従来と同様にCCD13の出力信号より求
めたA、Bとにより(a−b)/(A−B)×100
なる演算で図示しない回路により行われる。
上記実施例ではCCDクロツクを1/2に分周して
カウントしているが、アナログマルチプレクサー
の入力で1/2に分周されていれば良いので、他の
デイジタル回路例えばバイナリーカウンターで
CCDクロツクをカウントしそのカウント数を1/2
に割算してもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば透明部と不透明部
を有するチヤートと、このチヤートを照明する照
明手段と、被検素子により投影された上記チヤー
トの像を光電変換する多数のフオトエレメントを
有しこれらのフオトエレメントの出力信号を時系
列で出力する固体走査素子とを備え、この固体走
査素子の出力信号の極大値と極小値を求めて被検
素子のMTFを算出するMTF測定装置において、
上記固体走査素子の出力信号を所定のレベルと比
較して白側の複数の連続したフオトエレメントの
出力信号を含む白レベル領域と、黒側の複数の連
続したフオトエレメントの出力信号を含む黒レベ
ル領域に区分する手段と、この手段で区分けされ
た白レベル領域と黒レベル領域における各フオト
エレメント出力信号数を計数して白レベル領域と
黒レベル領域における各中央のフオトエレメント
出力信号もしくは各中央に最も近いフオトエレメ
ント出力信号を一個ずつ前記極小値及び前記極大
値として採用し、これらの値に基づいてMTFを
算出する手段とを備えたので、異常信号を拾う確
率を大幅に下げることができて正しいMTF計算
を行うことができるばかりでなく、任意の空間周
波数に対してもあるいは一方の端の低空間周波数
から他方の端の高空間周波数までを連続的に含む
チヤートに対しても自動的に適応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のMTF測定装置の一例を示す斜
視図、第2図はMTF測定原理を説明するための
図、第3図は本発明の実施例を示す斜視図、第4
図及び第5図はチヤート板の各例を示す平面図、
第6図はCCDの内部構成を示すブロツク図、第
7図はCCDの動作を示すタイミングチヤート、
第8図は上記実施例の電気回路を示すブロツク
図、第9図は従来装置を説明するための波形図、
第10図は上記実施例のCCDの出力信号を示す
波形図、第11図は上記電気回路の一部を示すブ
ロツク図、第12図は同電気回路の動作を示すタ
イムチヤート、第13図は同電気回器を説明する
ための図である。 28……1/2分周回路、30……アナログシフ
トレジスタ、31……コンパレーター、32……
リセツト回路、33……バイナリーカウンター、
34……アナログマルチプレクサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 透明部と不透明部を有するチヤートと、この
    チヤートを照明する照明手段と、被検素子により
    投影された上記チヤートの像を光電変換する多数
    のフオトエレメントを有しこれらのフオトエレメ
    ントの出力信号を時系列で出力する固体走査素子
    とを備え、この固体走査素子の出力信号の極大値
    と極小値を求めて被検素子のMTFを算出する
    MTF測定装置において、上記固体走査素子の出
    力信号を所定のレベルと比較して白側の複数の連
    続したフオトエレメントの出力信号を含む白レベ
    ル領域と、黒側の複数の連続したフオトエレメン
    トの出力信号を含む黒レベル領域に区分する手段
    と、この手段で区分けされた白レベル領域と黒レ
    ベル領域における各フオトエレメント出力信号数
    を計数して白レベル領域と黒レベル領域における
    各中央のフオトエレメント出力信号もしくは各中
    央に最も近いフオトエレメント出力信号を一個ず
    つ前記極小値及び前記極大値として採用し、これ
    らの値に基づいてMTFを算出する手段とを備え
    たことを特徴とするMTF測定装置。
JP7857379A 1979-06-21 1979-06-21 Signal processing method of mtf measuring instrument Granted JPS562518A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7857379A JPS562518A (en) 1979-06-21 1979-06-21 Signal processing method of mtf measuring instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7857379A JPS562518A (en) 1979-06-21 1979-06-21 Signal processing method of mtf measuring instrument

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS562518A JPS562518A (en) 1981-01-12
JPS6360335B2 true JPS6360335B2 (ja) 1988-11-24

Family

ID=13665634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7857379A Granted JPS562518A (en) 1979-06-21 1979-06-21 Signal processing method of mtf measuring instrument

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS562518A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890143A (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 Ricoh Co Ltd ビデオ信号の増幅回路
JPS5962536U (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 株式会社リコー Mtf測定機におけるビデオ信号読込み制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS562518A (en) 1981-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11211439A (ja) 表面形状計測装置
JP2955017B2 (ja) 同時および共焦点式の像形成装置
US4641964A (en) Apparatus for measuring optical characteristics of optical systems
JPH0311443B2 (ja)
EP0123982A2 (en) Continuous alignment target pattern and signal processing
US3678192A (en) Method and apparatus for digital measurement with an industrial television
JPS6360335B2 (ja)
JPS6336450B2 (ja)
JPH0915151A (ja) 拡散特性測定装置
JPS6235052B2 (ja)
JPS649855B2 (ja)
US4580043A (en) Apparatus for detecting focus condition of imaging lens having a circular detecting array
JPS6357726B2 (ja)
JPS6411887B2 (ja)
JP2001166202A (ja) 焦点検出方法及び焦点検出装置
JPS597240A (ja) Mtf測定機
JPS5977828A (ja) 角膜形状測定装置
JP3006853B2 (ja) Mtf測定装置
JPH0219709Y2 (ja)
JPS5885132A (ja) レンズのmtf測定装置
SU1130747A2 (ru) Растровый спектрометр с селективной модул цией
SU464796A1 (ru) Оптико-электронное устройство дл анализа положени плоскости изображени
JPH0545132B2 (ja)
JPS6331632A (ja) ケラトメ−タ
JP2000009423A (ja) 光学機器のピント調整装置