JPS6360012A - 被圧延材の上下反り制御方法 - Google Patents

被圧延材の上下反り制御方法

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Publication number
JPS6360012A
JPS6360012A JP61205540A JP20554086A JPS6360012A JP S6360012 A JPS6360012 A JP S6360012A JP 61205540 A JP61205540 A JP 61205540A JP 20554086 A JP20554086 A JP 20554086A JP S6360012 A JPS6360012 A JP S6360012A
Authority
JP
Japan
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warping
warpage
difference
rolled
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP61205540A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yoshii
誠 吉井
Tsuneo Seto
瀬戸 恒雄
Kazuo Omori
大森 和郎
Takanori Miyake
三宅 孝則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP61205540A priority Critical patent/JPS6360012A/ja
Publication of JPS6360012A publication Critical patent/JPS6360012A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、被圧延材の上下反り制御方法の改良に関する
【従来の技術】
厚板圧延における被圧延材の先後端での上下反りは、圧
延機噛み込み不能による圧延効率の低下、設備破損、残
留歪みの増大、不均一冷却による品質劣化等の原因とな
り、非常に大きな実害をもたらしている。 被圧延材の上下反りは、(1)材料の上下面の温度差、
(2)材料の上下面の京擦状態の差、(3)上下のワー
クロールの径差、(4)板厚、圧下率、(5)下ワーク
ロールピックアップ、(6)被圧延材噛み込み時の上下
のインパクトドロップ量及び差、等の多くの要因が絡ん
で発生しているため、これらの要因が被圧延材の上下反
りに与える影響を定量的に解明することが難しく、上下
反り制御を困難としている。又、上下反りの発生が被圧
延材の先後端の非定常圧延域に限られていることも上下
反り要因の定量的把握、制御を難しくしている一因とな
っている。 従来の被圧延材の上下反り防止技術としては、例えば特
開昭57−88909号公報や、特開昭59−1012
号公報によって開示されたものがある。前記特開昭57
−88909号公報における技術は、被圧延材の長手方
向の温度分布ならびに上下反り址を検出して、この検出
値に基づき、被圧延材の長手方向の温度を制御して上下
反りを防止するものである。又、前記特開昭59−10
12号報に3ける技術は、被圧延材の上下面の温度差に
基づき、上下ロールの回転速度を制御して上下反りを防
止するものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、被圧延材の上下反りは、単に板長手方向
の温度分布のみに依存して発生ずるものではなく、主と
して板上下面の温度差や周速度差、摩擦係数の差等に起
因するものであるため、前記特開昭57−88909号
公報におけるように、板長手方向の温度分布を制御して
も、上下反りを十分防止することができないという間与
が残されていた。同様に、特開昭59−1012号公報
におけるように、上下面の温度差のみに基いて上下ロー
ルの回転速度を制御したとしても、上下反りを十分に防
止することはできなかった。
【発明の目的】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、比較的制御がしやすく、且つ、上下反りの原
因となる種々の要因の如何にかかわらず、結果として上
下反りの発生を極めて小さく抑えることのできる被圧延
材の上下反り制御方法を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、圧延機の前後の少くとも一方の側に設置され
た反りセンサにより、被圧延材の少なくとも先端での上
下反り量を検出する手順と、該上下反り量を零とするた
めの上下ワークロールの回転速度差を算出する手順と、
該回転速度差に基づいて以降の板端部での圧延を行う手
順と、を含むことにより、上記目的を達成したものであ
る。
【作用】
本発明者等は、まず各種板反りの発生原因が機先後端で
の上下反りに与える影響を定量的に解明した。その結果
、材料の上下面の温度差、材料上下面の摩擦状態、更に
は板厚、圧下率が仮の上下反りに及ぼす定量的な影響を
知ることができた。 又、上下ワークロール回転速度差を変化させな場合の板
の上下反りに及ぼす定量的な影響を把握することもでき
た。その結果、これらの板反り発生要因に基づく非対称
性は、上下ワークロール回転速度差を変化させることに
よって有効に打消されることが判明した。 本発明は、このような知見に基づき、上下ワークロール
回転速度差を上下反り防止のために積極的に制御するこ
とによって種々の要因で発生する上下反りを解消するよ
うにしたものである。 以下本発明の作用を図面を用いて詳細に説明する。 第2図、第3図は、それぞれ板先端力r下反り、下反り
を呈した場合を示している。この反り状態の曲率半径を
ρとし、上反りの場合を正、下反りの場合を負とする。 被圧延材の上下の摩擦係数差によって板が反った場合に
は、第5図のような傾向を示し、被圧延材上下面の温度
差によって板が反った場合には第6図のような傾向を示
し、更に、上下ワークロールの回転速度差によって板が
反った場合には、第7図のような傾向を示す、なお、第
4図に示されるように、第5図におけるμmは上面の摩
擦係数、μ2は下面の摩擦係数を示し、第6図における
T1は上面の温度、′「2は下面の温度を示し、第7図
における■1は上ワークロールの回転速度、V2は下ワ
ークロールの回転速度をそれぞれ示している。又、第5
図においては、横軸に上下摩擦係数差(μm−μz)、
第6図においては、横軸に上下面温度差(T2T+)、
第7図においては、横軸に真速率((VI V2)/V
IX1001をとり、縦軸には第5図から第7図まで全
て反り曲率(k=1/ρ)をとっている。 第5図から、上下摩擦係数差(μm−μ2)と反り曲率
に1との関係は次式で示される。 k、=α1・〈μm−μ2) ・・・・・・(1)α1
 = f+ (j2d /hll)、f!d :接触弧
長、 h+a:平均板厚同様に、第6図、第7図から、
上下面温度差(TI  T2)と反り曲率に2どの関係
、真速率((V+  V2)/V+X100)と反り曲
率に3との関係は、それぞれ(2)式、(3)式のよう
に示される。 L=α2・ (T2Tl)     ・・・・・・(2
)α2−f2(J2d/hIl) k3=α3・ f31 (V1V2 )/Vt X10
0 )・・・・・・(3) α3 =  r<  (ffld /hi1)今、材料
の上下摩擦係数差、あるいは上下面温度差によってに+
、あるいはに2なる反り曲率で板先端が反ったとすると
、板後端及び(又は)次バスでその反り曲率が零となる
上下ワークロールの昇速率は、  k+=に3、あるい
は−L=に3から求めることができる。この場合、上下
反りの発生要因として上下摩擦係数差、上下面温度差等
が独立に作用していてもよいし、種々の板反り発生要因
が相互に作用して板反りが発生していても圧延機出側で
の反り曲率にさえ検出できれば、−k = k3なる関
係から板反り現象が発生しない上下ワークロールの昇速
率を求めることができ、従って、種々の発生要因の如何
にかかわらず正確な板反り制御を実行することが可能と
なる。
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明
する。 第1図は、本発明の実施例が採用された板反り制御シス
テムの概略図である0図において、1.4はバックアッ
プロール、2.3はワークロール、5.6は電動機、7
は反りセンサ、9はマイクロコンピュータ、10はデー
タギヤザー、11はデータウェイ、12はプロセスコン
ピュータ、13は主機制御盤、14は被圧延材を示して
いる。 前記反りセンサ7としては、例えば被圧延材14の側方
から光学的手段により測定するもの、あるいは被圧延材
14の上方から測定する距離計を使用するもの等を採用
することができる。 この板反り制御システムは、まず板先端の反り曲率を反
りセンサ7で測定し、次にマイクロコンピュータでデー
タ処理したのち、データギヤザー10、データウェイ1
1を通してプロセスコンピュータ12へと惜報を送る。 プロセスコンピュータ12には、反り曲率が零となるよ
うな上下ワークロールの昇速率を求める制御モデルが組
込まれており、このプロセスコンピュータ12から指示
された上下ワークロールの昇速率で主機制御盤13を介
して上下ワークロールの回転速度を制御する。 第8図、第9図に本発明により板反り制御を行った結果
を示す、第8図から明らかなように、被圧延材の上下摩
擦係数差によって反りが発生した場合、上下ワークロー
ルの昇速率を制御することによって、曲率を0.0IX
IO〜3以下に抑えることができた。又第9図から明ら
かなように、被圧延材の上下面温度差によって反りが発
生した場合、同じく上下ワークロールの昇速率を制御す
ることによって、曲率を0.02:Xl0−3以下に抑
えることができた。このように、上下ワークロールの昇
速率を制御することによって、反りの発生原因の如何に
かかわらず上下反りを極めて小さな曲率に抑えることが
できた。 なお、本発明を実施するにあたっては、例えば被圧延材
の先端部における板反り結果に基づいて後端部における
上下ワークロールの回転速度を制御するようにすること
ができる。又、例えばリノく−ス圧延等においては、所
定方向の圧延時に板の先後端における上下反りを検出し
、これと逆方向における圧延の際にこの先後端の反りの
結果に基づいてそれぞれ独自に上下ワークロールの回転
速度を制御するようにすることもできる。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、圧延条件の種々の
要因から発生する被圧延材の上下反りを、その要因の如
何にかかわらず比較的制御容易なワークロールの回転速
度差に基づいて定量的に制御することか可能となり、正
確な上下反り制御ができるようになるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例か採用された被圧延材の板反
り制御システムの!l!!略ブロック図、第2図は、被
圧延材が上反りした状態を示す側面図、第3図は、同じ
く下反つした状態を示す側面図、第4図は、圧延中の物
性値を示した側面図、第5図は、被圧延材の上下摩擦係
数差と反り曲率との関係を示した線図、第6図は、被圧
延材の上下面温度差と反り曲率との関係を示した線図、
第7図は、上下ワークロール真速率と被圧延材の反り曲
率との関係を示した線図、第8図は、被圧延材の上下摩
擦係数差によって被圧延材が上反りした場合における上
記実施例の効果を示した線図、第9図は、被圧延材の上
下面温度差によって被圧延材が上反りした場合における
上記実施例の効果を示した線図である。 2・・・上ワークロール、 3・・・下ワークロール、 7・・・反りセンサ、 12・・・プロセスコンピュータ、 13・・・主機制御盤、 14・・・被圧延材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延機の前後の少くとも一方の側に設置された反
    りセンサにより、被圧延材の少なくとも先端での上下反
    り量を検出する手順と、 該上下反り量を零とするための上下ワークロールの回転
    速度差を算出する手順と、 該回転速度差に基づいて以降の板端部での圧延を行う手
    順と、 を含むことを特徴とする被圧延材の上下反り制御方法。
JP61205540A 1986-09-01 1986-09-01 被圧延材の上下反り制御方法 Pending JPS6360012A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02228356A (ja) * 1989-03-01 1990-09-11 Daihachi Chem Ind Co Ltd 難燃性樹脂組成物
JP2010188384A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nisshin Steel Co Ltd ホットバー先端の反り制御方法
CN103537486A (zh) * 2013-10-29 2014-01-29 首钢总公司 热轧开平板翘曲变形的控制方法
JP2017018983A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 東芝三菱電機産業システム株式会社 圧延システム、圧延方法および制御装置
CN111656118A (zh) * 2018-01-11 2020-09-11 日本碍子株式会社 热处理炉及其制造方法

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CN111656118B (zh) * 2018-01-11 2022-05-03 日本碍子株式会社 热处理炉及其制造方法

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