JPS6359939A - ２次元ドプライメ−ジング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、Ｂモード表示画面に、運動物体からの反射波
によるドプライメージを重畳して表示する２次元ドプラ
イメージング装置に関するものである。

（従来の技術） 超音波パルスを被検体に放射すると反射体からエコーが
戻ってくるが、この反射体が運動していると、受信され
るエコーの周波数は送信周波数と異なり、反射体が探触
子の方に向かって動いているときは受信周波数は送信周
波数より高く、逆に遠ざかるときは低くなる。そして、
その周波数偏移は反射体の運動速度に比例する。このド
プラ効果を利用して、例えば心臓や血管内を流れる白液
の方向と速さを知ることができる。

ところで、超音波パルスの反射には固定物体によるもの
と運動物体によるものとがあり、特に運動物体に注目す
るときは固定物体による反射信号を消去して運動物体の
反射信号のみを表示した方が分り易いので、その目的の
ために、運動物体の反射信号のみを取出すＭ　Ｔ　Ｉ　
（Ｍｏｖｉｎｇ　Ｔａｒｇｅｔｒ　ｎｄｉｃａｔｏｒ）
が用いられている。

しかしながら、固定した反射物体に関する情報も又医用
超音波診断装置では重要な意味を持っている。何故なら
ば、上記の情報が無いと表示画面中のどこが何を表わす
のか同定できないし、又、単に移動中の物体を表示した
だけではそれが何であるかを判別することが困難である
。従って、固定物体の表示と運動物体の表示とを同一画
面上に共通に行って、画面上で相互に識別するために運
動物体の表示にはカラーフローマツピング機能によりカ
ラー表示を行い、固定物体の表示と識別している。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、カラー表示は分り易く美しくてよいとい
う利点があるにしても、目まぐるしい印象を避けること
はできず、更にカラー表示をするために、カラーフロー
マツピング！！１ｌｌｌ、カラー信号のためのメモリ及
びカラーモニタ等が必要となって装置が高価なものにな
っている。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、イの目的は
、カラー表示に頼ることなく、白黒表示のみで固定物体
の表示と運動物体の表示とを識別することのできる安価
な２次元ドプライメージング装置を実現することにある
。

（問題点を解決するための手段） 上記の問題点を解決する本発明は、Ｂモード表示画面に
、運動物体からの反射波によるドプライメージを重畳し
て表示する２次元ドプライメージング装置において、Ｂ
モード信号を処理して画像表示をさぜる第１の画像処理
回路と、ドプラ信号を処理して画像表示をさせる１個以
上の第２の画像処理回路を設け、前記第１．第２の画像
処理回路の出力による各表示画像は直視した場合相互に
伯と識別し得る如くに表示スタイルを異ならしめたこと
を特徴とするものである。

（作用） 固定物体の８モ一ド表示を第１画像処理回路において画
像処理を行い、運動物体のドプライメージを第２画像処
理回路において、第１画像処理回路における画像処理と
は異なる画像処理を行って、両者の画像を色表示を用い
ることなく識別させる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例の要部を示した概略構成ブロ
ック図である。図において、１は超音波を被検体に照射
し、その反射波を受波する超音波探触子、２は超音波探
触子１が受波した被検体からの反射波を増幅する受信機
、３は受信ｌｌＩ２からの信号を増幅し、検波する増幅
検波回路で、Ｂモードビデオ信号を出力する。４は該Ｂ
モードビデオ信号を処理して所望の画像表示を行わせる
ための信号を出力する第１画像処理回路で、その出力は
ＡＤ変換器５でディジタル信号に変換される。

６は受信信号の中、固定物体の反射による信号を消去し
、運動物体の反射信号のみを抽出するＭＴｌフィルタで
、出力はドプラ処理回路７でドプラ処理される。８は該
ドプラ処理回路の出力のドプラ信号を処理して所望の画
像表示を行わせるための信号を出力する第２画像処理回
路で、その出力はＡＤ変換器９でディジタル信号に変換
される。

１０１ま前記ＡＤ変換器５，９がらの出力のニー１−１
＝　、＝　：ｔ　ｆ＄　’３　（’）　−７４−マット
を標準方式プレビジ１ンのラスタ走査に適合したノオー
マッ１〜に変換する！、＝めのゲイジタルスキャン１ン
バータ（以下ＤＳ　Ｃという）で、２人力１出力構成に
なっている。

１１はＤＳＣＩＯの出力を画像表示するための白黒表示
のＣＲ丁（陰極線管）［ニタである。

次に１−記の、１うに構成された本実施例の動作を説明
する。

被検体からの反射さねた超音波は超音波探触子１で受波
され、受信機２において増幅される。この受信信号には
固定物体からの反射波と運動物体からの反射波とが含ま
れていｃ１受信機の出力は次の２経路に並列に導入され
る。第１は増幅検波回路３において、増幅検波されてＢ
モードビデオ信号となり、第１画像処理回路４に人力さ
れる。

第１画像処理回路４においては第２図に示すようｈ処理
を行う。即ち、 （１）２次元微分処理、空間周波数に対重るバンドパス
処理又は線画化処理にＪ、って輪郭のみを描画させる。

（２）２値化又は振幅制限増幅により明度を減縮させる
。

（３）反射波入力に対し振幅を逆転させて反射波が大き
い程出Ｊ）電圧を口に１ｊる。

（４）単に増幅する。

以上の何れかの処理を受けた［３−Ｉ’−ドビデオ信号
はＡＤ変換器５でディジタル信号に変換され、ＤＳＣｌ
ｏにおいてメモリに格納される。

第２の経路で番、未受信信号はＭｌ−ｆフィルタ６（入
る。ＭＴ’ｌフィルタ６においては固定物体からの反射
を消去し、運動物体からの反射のみを出力１−る。この
出力信号はドプラ処理回路７においてドプラ処理され、
第１画像処理回路８に入力される。第２画像処理回路８
においては、第２図のようｔ２処理を第１画像処理回路
４の処理との相合せにおいて行う。

この組合＋ｉ【こよる画像表示の一例庖第３図に示す。

図は心臓の所層像ひあり、図におい−で、５１は心臓、
５２は血管壁、５５Ｈ１は心臓の周囲の部分である９、
又、５４は心臓内の、５５は血管内の血流である。図に
明らかなように、５１．５２．５３はＢモード表示で通
常の白黒表示であり、５４゜５５の血流はクロスハツチ
ングをして輝がしく表示されていて、血流のある状態が
明瞭になっている。

第４図は本発明の他の実施例を示す要部の概略構成ブ［
Ｊツク図で・ある。図において、第１図と同等の部分に
は同一の符号を付しである。図中、１２は受信信号中固
定物体の反射による信号を消去し、運動物体の反射信号
のみを抽出し、同相信号（以下１信号という）と直交信
号（以下（１信乃という）に分離するＭＴＩフィルタで
、１３は周波数偏移の正負即ち運動物体の運動方向が超
音波探触子１に近付く方向である場合（以下順流という
）と、遠ざかる場合（以下逆流という）とに分離する方
向分離回路である。この回路において、増幅検波回路３
の出力のＢモードビデオ信号は、第１画像処理回路４に
Ｊ５いて画像処理を受け、ＡＤ変換器５を経てＤＳＣｌ
ｏに格納される過程は第１−〇− 図の実施例と全く同じである１゜ 一方、ＭＴＩフィルタ１２に入力された受信信号は、Ｍ
ＴＩフィルタ１２において１１９１５号のみが取出され
、ｉ信号とｑ信号に分離されて方向分離回路１３に入力
される７、方向分離回路１３では入力のｉ信号とｑ信号
によりｊａｎ　’　　（ｉ　／Ｑ　）を求め、その回転
角度の正負から運動物体の超音波探触子に対する運動方
向を（ｑることができる。

回転角度の正の信号即ち順流ドプラ信号は第２八画像処
理回路８ａに送られる。この順流ドプラ信号は例えばク
ロスハツチングの画像処理をされ、ＡＤ変換器９ａを経
てＤＳＣｌｏに格納される。

又、回転角度の負の信号即ち逆流ドプラ信号は第２Ｂ画
像処即回路８１〕に入り、例えば一方向斜線のみのハツ
チング処理を受けて同様にＤＳＣｌｏに格納される。Ｄ
ＳＣＩＯは３人力１出力構成であって、Ｂモード信号、
順流ドプラ信号、逆流ドプラ信号の３人力を格納して７
１ノビジ・１ンのラスタ信号どして出力し、ＣＲ王［ニ
タ１１に′で画像表示をする。

この処理による画像表示の一例を第５図に示す。

図は血管の断層像であって、図において、１０１は血管
壁、１０２は血管の周囲の部分１０３．１０４は矢印の
方向に流れる血流である。１０１゜１０２はＢモード像
で血管及び周囲の状態をそのまま示している。１０３は
順流の血流でクロスハツチングで示されており、１０４
は逆流で斜線のハツチングで示され、血流の流れる方向
が明らかにされている。

上記２実施例で示したように、ドプラ信号に対して画像
処理回路においてＢモードビデオ信号に対するのとは異
なる画像処理を行うことにより、白黒表示のみで固定物
体と運動物体からの反射の識別をカラー表示の場合と同
様に行うことができるようになった。更にカラー表示の
場合に比しＢモード表示の画像の画質低下を１じさせな
いという利点があり、又、ＶＴＲや写真撮影の感光材料
に関して白黒専用の安価で高品位のものが従来同様に使
用できる利点もある。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば処理回路の処理画像はその他の如何なる画像を用い
ても差支えない。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明によれば、白黒表示の
みで固定物体の表示と、運動物体の表示とを識別でき、
高価なカラー表示の必要はなく、安価な装置を得ること
ができ、実用」：の効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部の概略構成ブロック図
、第２図はＢモードビデオ信号とドプラ信号に対する画
像処理の組合せを示す図、第３図は画像表示の一例を示
す図、第４図は本発明の他の実施例の要部の概略構成ブ
ロック図、第５図は画像表示の他の実施例による一例を
示す図である。 １・・・超音波探触子　　　２・・・受信機３・・・増
幅検波回路　　　４・・・第１画像処理回路５．９．９
ａ　、９ｔ＋−ＡＤ変換器 ６．１２・・・ＭＴｒフィルタ ７・・・ドプラ処理回路　　８・・・第２画像処理回路
８ａ・・・第２八画像処理回路 ８ｂ・・・第２Ｂｉｉ！ｉ像処理回路 １０・・・ＤＳＣ１１・・・ＣＲＴモニタ１３・・・方
向分離回路　　５１・・・心臓５２．１０１・・・血管
　　５３・・・周辺部５４・・・心臓内血流　　　５５
・・・血管内面流１０２・・・血管周辺部　　１０３・
・・順流血流１０４・・・逆流血流

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｂモード表示画面に、運動物体からの反射波によ
   るドプライメージを重畳して表示する２次元ドプライメ
   ージング装置において、Ｂモード信号を処理して画像表
   示をさせる第１の画像処理回路と、ドプラ信号を処理し
   て画像表示をさせる１個以上の第２の画像処理回路を設
   け、前記第１、第２の画像処理回路の出力による各表示
   画像は直視した場合相互に他と識別し得る如くに表示ス
   タイルを異ならしめたことを特徴とする２次元ドプライ
   メージング装置。
2. （２）第１の画像処理回路として、線画化処理回路を用
   い、第２の画像処理回路として、増幅回路を用いたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の２次元ドプラ
   イメージング装置。
3. （３）第１の画像処理回路として、増幅回路を用い、第
   ２の画像処理回路として、画像に模様を付加する回路を
   用いたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の２
   次元ドプライメージング装置。
4. （４）第１の画像処理回路として、振幅抑制回路を用い
   、第２の画像処理回路として、増幅回路を用いたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の２次元ドプライ
   メージング装置。
5. （５）第１の画像処理回路と、第２の画像処理回路の出
   力信号の位相を逆転せしめたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の２次元ドプライメージング装置。
6. （６）第２の画像処理回路を２個設け、順、逆両方向の
   運動方向に対し異なる画像処理を用いたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の２次元ドプライメージン
   グ装置。