JPS635935Y2 - - Google Patents

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JPS635935Y2
JPS635935Y2 JP1983078606U JP7860683U JPS635935Y2 JP S635935 Y2 JPS635935 Y2 JP S635935Y2 JP 1983078606 U JP1983078606 U JP 1983078606U JP 7860683 U JP7860683 U JP 7860683U JP S635935 Y2 JPS635935 Y2 JP S635935Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
insulating member
bell housing
engine
noise
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983078606U
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English (en)
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JPS59182429U (ja
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Publication date
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Priority to JP7860683U priority Critical patent/JPS59182429U/ja
Publication of JPS59182429U publication Critical patent/JPS59182429U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS635935Y2 publication Critical patent/JPS635935Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用パワーユニツトの騒音低減装
置、特にエンジンと連結されたトランスミツシヨ
ン側から発生する騒音の低減技術に関する。
現在、自動車用パワーユニツトについては、エ
ンジンからの騒音規制があり、エンジン自体につ
いては、様々の角度から騒音低減の技術研究が進
められている。
しかし、エンジンからの騒音を低減させるため
には、エンジンと連結しているトランスミツシヨ
ン側からの騒音も見逃がすことができなく、実際
の測定によれば、エンジンからの騒音のうち約25
%はトランスミツシヨン側の騒音であるという結
果が出ている。
つまり、エンジンとトランスミツシヨンとは、
ケース及びシヤフトで連結されているためにエン
ジンからの振動がトランスミツシヨンに伝達され
るし、また、エンジンとトランスミツシヨンとは
実車架装状態でパワーユニツトとして一体のもの
であるために、エンジンから騒音といえどトラン
スミツシヨンで遮断されることはほとんどないこ
とが、トランスミツシヨン側からの騒音発生原因
ということができる。
そこで、従来は、トランスミツシヨンケースの
うち剛性が低く騒音発生の大きなベルハウジング
部に着目し、少なくともこのベルハウジング部を
吸遮音部材で被覆してエンジンの騒音を低減する
ことが行なわれていた。
しかしながら、従来の方法では、時間の経過と
共にエンジンの振動等により吸遮音部材が回転し
たり、ずれてしまい、騒音低減効果が小さくなつ
てしまうという問題があつた。
本考案は、上述のような問題点に着目してなさ
れたもので、ベルハウジング部の補強リブに対応
した係合部を吸遮音部材に形成すると共に、ベル
ハウジング部と吸遮音部材との間に間隙を形成す
ることにより上記問題点を解決した車両用パワー
ユニツトの騒音低減装置を提供することを目的と
している。
従つて、かかる本考案の騒音低減装置にあつて
は、ベルハウジング部の補強リブと吸遮音部材に
形成された係合部とを当接するようにしたため、
エンジンの振動等により吸遮音部材が回転した
り、ずれたりするのを防止し得ると共に吸遮音部
材の取付け位置決めを容易にし得る効果を奏す
る。また、ベルハウジング部と吸遮音部材との間
に間隙を形成しているため、ベルハウジング部か
ら出る騒音が何度も反射して高い騒音減衰効果を
図ることができる。
以下、本考案の一実施例を図により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて自動車用パワ
ーユニツトの騒音低減装置を例にとり説明する。
第1図〜第6図は、本考案の一実施例を示すも
ので、その構成を説明すると、第1図において、
Tはトランスミツシヨンケースであつて、このケ
ースはベルハウジング部1、ギヤケース部2及び
エクステンシヨンハウジング部3から構成され、
前記ベルハウジング部1には、マニユアルトラン
スミツシヨンであればクラツチ機構が、オートマ
チツクトランスミツシヨンであればトルクコンバ
ータが内部に配置されている。また、4は吸遮音
部材であつて、前記ベルハウジング部1の外周面
に被覆されているもので、吸遮音部材4の素材及
び成形方法の例としては、合成樹脂に架橋剤を配
合し、熱加圧成形により架橋反応を起させて所要
形状に成形したものや、さらに繊維質材料を前述
の合成樹脂に加えて加圧成形したものや、発泡合
成樹脂を型成形したもの等であり、耐熱性等を特
に考慮しない、いわゆる一般的な吸遮音材を用い
たものでもよい。
吸遮音部材4には、第2図〜第4図に示すよう
に、ベルハウジング部1の補強リブ1aと周方向
に係合可能な係合凹溝4aを形成しているし、ま
た、ベルハウジング部1に突起部1bや穴部1c
がある場合は、必要に応じて吸遮音部材4に透孔
4bを形成している。
さらに、第5図に示すように、ベルハウジング
部1と吸遮音部材4とは、該吸遮音部材4の端部
4c,4cのみで接触させることにより、若干の
間隙tを形成させているし、第6図に示すよう
に、吸遮音部材4は、3分割した分割部材41,
42,43により構成し、これらの部材を連結部
材5により、第3図に示すように、連結孔4dを
挿通して折曲げ連結できるようにしているもの
で、連結部材5としては、折曲可能な金属板等を
用いているものである。
尚、図中4eで示すものは、エンジンとの連結
ボルト6位置に応じて形成した切欠部である。
吸遮音部材4には係合凹溝4aを形成している
ものであるために、エンジンからの伝達振動によ
り吸遮音部材4が回転するのを防止できると共に
吸遮音部材4を取付ける際に前記係合凹溝4aが
位置決め構造の機能をなし、取付けを容易に行な
うこともできる。
また、ベルハウジング部1と吸遮音部材4との
間に間隙tを形成しているものであるために、ベ
ルハウジング部1から出る騒音が何度も反射して
高い騒音減衰効果を図ることができるし、この間
隙tによりベルハウジング部1からの熱を放熱さ
せることもできる。
その上、実施例の吸遮音部材4は、連結部材5
で連結する3分割構造であるために、エンジンと
トランスミツシヨンとが既に組付けられてユニツ
ト化した後でも、外部から取付けることができ、
きわめて取付けが容易であるし、既存の車両にも
取付けることが可能である。
以上、本考案の一実施例を図により詳述してき
たが、具体的な構成は実施例に限られるものでは
なく、例えば、吸遮音部材はベルハウジング部の
外周面に密着一体的に被覆してもよく、また、吸
遮音部材の表面に部分的または全体的に金属板を
被覆し、車両走行時の飛び石対策あるいは排気管
からの輻射熱防止対策を行なうことも有効なこと
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の騒音低減装置の実施例を示す
斜視図、第2図は実施例装置の縦断面図、第3図
は第2図A部拡大図、第4図は第2図B部拡大
図、第5図は実施例装置の縦断側面図、第6図は
実施例装置に用いた吸遮音部材を示す展開図であ
る。 T……トランスミツシヨンケース、1……ベル
ハウジング部、2……ギヤケース部、4……吸遮
音部材、1a……補強リブ、4a……係合凹溝
(係合構造)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンと、外表面に補強リブが形成されたベ
    ルハウジング部やギヤケース部を有するトランス
    ミツシヨンケースとを連結してなる車両用パワー
    ユニツトにおいて、 前記補強リブに対応して係合部を形成した吸遮
    音部材を前記ベルハウジング部に被覆し、前記補
    強リブと前記吸遮音部材に形成された係合部を当
    接することにより、前記吸遮音部材の回り止めと
    位置決めを可能とすると共に、前記ベルハウジン
    グ部と前記吸遮音部材との間に間隙を形成したこ
    とを特徴とする車両用パワーユニツトの騒音低減
    装置。
JP7860683U 1983-05-25 1983-05-25 車両用パワ−ユニツトの騒音低減装置 Granted JPS59182429U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7860683U JPS59182429U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 車両用パワ−ユニツトの騒音低減装置

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JP7860683U JPS59182429U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 車両用パワ−ユニツトの騒音低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59182429U JPS59182429U (ja) 1984-12-05
JPS635935Y2 true JPS635935Y2 (ja) 1988-02-19

Family

ID=30208610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7860683U Granted JPS59182429U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 車両用パワ−ユニツトの騒音低減装置

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Families Citing this family (4)

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JP2008038931A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 振動低減体、電気掃除機及び電気機器
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Family Cites Families (2)

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Publication number Publication date
JPS59182429U (ja) 1984-12-05

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