JPS6359230A - 空間伝搬光通信における中継方法 - Google Patents

空間伝搬光通信における中継方法

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JPS6359230A
JPS6359230A JP61203118A JP20311886A JPS6359230A JP S6359230 A JPS6359230 A JP S6359230A JP 61203118 A JP61203118 A JP 61203118A JP 20311886 A JP20311886 A JP 20311886A JP S6359230 A JPS6359230 A JP S6359230A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は光を搬送波として空間的な光伝搬により通信
を行なうための中継方法に関し、特に下向での空間伝搬
光通信に最適な中継方法に関するものである。
従来の技術 近年、光を搬送波として情報データを空間的に送受信す
る空間伝搬光通信方式が開発され、特に下向に配置され
た子局としての各種(・諾米機器例えばファクシミリや
プリンタあるいはキャッシュレジスタ等と、同じ空白に
配置された親局としての機器例えばホストコンピュータ
との間の通信を空間光伝搬によって行なうシステムが実
用化されつつある。
従来このような空白における空間伝搬光通信システムに
おいては、第7図に示すように空白の上部例えば天井1
に中継器2を取付けておき、空白の各端末機38〜3C
と中継器2との間で空間伝搬光による送受信を行ない、
一方中継器2とホストコンピュータ等の親局4との間は
、光ファイバあるいは通常の電線ケーブルなどのワイヤ
5によって結線しておいてそのワイヤ5を介して非空間
伝送により送受信を行なうのが通常であった。しかしな
がらこのようなシステムを実際に適用するにあたっては
、中継器2と親局4どの間をワイヤ5で結ぶための配線
工事を必要とし、また親局4を移動させる際には改めて
配線替えの工事を行なわなければならないという不便が
ある。
そこで最近では、第8図に示すように、端末機3a〜3
Cと中継器2どの間のみならず、中継器2とホストコン
ピュータ等の親局4との間も空間伝搬光による光信号に
よって送受信するシステムが開発されつつある。このよ
うなシステムによれば、配線工事が不要となって親局も
空白の状況や配置換えなどに応じて任意に移動すること
が可能となる。
ところで上述の第8図に示すようなシステムに使用され
る中継器は、基本的には空白のいずれの箇所からの光信
号も受信できかつ空白のいずれの箇所へも光信号を送信
し得るように、受信側(受光側)、送信側(発光側)の
いずれも無指向性とすることが望ましい。ところがこの
種の通信に使用される発光素子、例えば発光ダイオード
は、その指面性が強く、通常は15〜20°程度の角度
の範囲しか有効ではないから、送信く発光)を無指向的
に行なわせるためには少なくとも40〜50個程度の多
数の発光素子を用いて空白の全領域をカバーざぜる必要
がある。そしてこのように多数の発光素子を用いれば、
発光素子1個当りの消費電流はわずかであっても、中継
器全体としては消費電流が著しく大きくなってしまう問
題が生じる。
また第8図に示すようなシステムにおいて受信側(受光
側)、送信側(発光側)をともに無指向性とした場合、
中継器の受光素子には、本来の端末機器からの空間伝搬
光が入射されるほか、中継器自体の発光素子から発せら
れた空間伝搬光が空白での多重反射、乱反射によって入
射してしまうことがあり、このような場合は本来の伝搬
光による受信信号が反射による信号によって妨害を受け
て、正確な信号中継を行ない得なくなることがある。こ
のような妨害は、無線通信におけるマルチパス妨害と類
似したものであり、したがってこの明細占でも以下マル
チパス妨害と呼ぶこととする。
上述のような2種の問題のうち前者の問題、すなわち多
数の発光素子を用いることによる消費電流の問題につい
ては、既に特開昭59−133744号において一つの
解決策が提案されている。この提案の中継器では、ある
範囲内の方向のみに対して受光、発光を行なうユニット
を複@個用意しておき、かつ中継器の取付ホルダにはそ
れらのユニットをすべての方向に対して着脱可能として
、端末波や親局の配置方向に応じてその方向にのみユニ
ットを取付けることによって実際に使用する発光素子、
受光素子の数を減じ、消費電流を小さくするようにして
いる。
発明が解決すべき問題点 前記提案の中継器においては、消費電流の問題はめる程
度解決できるものの、マルチパス妨害については依然と
して解決されていない。すなわち、前記提案の中継器で
も、その中継器の発光素子から発した光信号が多重反射
、乱反射によって同じ中幕器の受光素子に入射してしま
うことは避は得なかったのである。
また前記提案の中継器においては、消費電流を減少する
効果がおるとは言えとも、場合によっては消費電流が大
きくなってしまうこともあった。
すなわち、端末機の故が多くかつその端末機がそれぞれ
離れて配置されている場合には、中継器に取付けておく
べきユニットの数も増加し、その場合には消費電流もめ
る程度大ぎくならざるを得なかった。
このほか前記の提案の中継器では、端末数や親局の配置
に応じてユニットの取付は取外しを行なわなけばならず
、そのための手間が煩雑であるという問題もあった。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、空
間伝搬光通信における中継方法、特に中継器と他の機器
との間の送受信をすべて空間伝搬光による光信号によっ
て行なう方式の中継方法において、基本的には無指向性
とし、しかも消費電流を著しく小ざくなし得ると同時に
、マルチパス妨害の如き妨害が生じないようにしてデー
タ伝送の確実性を高め得るようにし、またその他の煩雑
な手間なども必要ないようにした中継方法を提供するこ
とを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明は、機器から送信された空間伝搬光による光信
号を中継器の受光素子により受信し、これを中継器内で
増幅して中継器の発光素子により空間伝搬光による光信
号として他の機器へ送信する空間伝搬光通信の中継方法
において、前記中継器は、垂直な軸線の周囲に、その中
心軸線に対して傾斜する傾斜外周面部を備えた構成とさ
れ、その傾斜外周面部は、周方向に複数の領域に区分さ
れて、各領域に各々受光素子および発光素子が配設され
てあり、信号中継時の初期においては、すべての領域の
受光素子が受光可能状態となるようにし、いずれかの領
域の受光素子により光信号が受信されたことが確認され
た時に、受信がN認された領域以外の領域の受光素子を
受光不能状態となるよう制御して、受信が確認された領
域の受光素子のみを受信可能状態とし、続いて発光素子
を各領域ごとに送信可能状態となるように走査させ、し
かもその発光素子の走査過程において、送信可能状態に
ある発光素子の領域が前記受信が確認された受光素子の
領域およびそれに隣接する領域にある時に、その受光素
子を一旦受信不能状態に制御し、送信可能状態にある発
光素子の領域が前記受信が確認された受光素子の領域か
ら離隔した時に、前記受信がl認された受光素子の受信
不能状態を解除することを特徴とするものである。
作   用 この発明の中継方法においては、中継器は例えば室内の
天井等に配設される。端末機などの機器から送信された
光信号としての空間伝搬光は、中継器の傾斜外周面部の
各領域のうち、その機器の方向を向いた領域(もしくは
それに隣接する領vA)に入射される。中継開始時の初
期においては、受光系子は全領域のものか受信可能状態
となるようにする。すなわち全領域の受光素子を同時に
受信可能状態とするか、またはある期間内において任意
の領賊順で各領域の受光素子が順次受信可能状態となる
ように走査制御する。そして機器からの光イ君号がいず
れかの領域の受光素子に入射した時点で光信号がその領
域の受光素子により電気信号に変換されて中幕器内に取
込まれる。このようにして信号が取込まれて、いずれか
の領域における光信号の受信が確認された時点で、その
光信号の受信が確認された領域を除いた領域の受光素子
は受信不能状態となる。すなわち、光信号の受信が確認
された領域の受光素子のみが受信可能状態を継続する(
以下その領域を選択的受信可能領域と記す)。
続いて発光素子が各領域ごとに順次送信可能状態となる
ように走査され、中継された信号が各領域の発光素子か
ら順次空間伝搬光による光信号として送信される。すな
わち前記選択的受信可能領域内の受光素子により受信さ
れて電気信号に変換されたデータ信号は中継器内におい
て信号の変調方式に応じて復調、変調や信号の補間、お
るいは増幅や波形整形などが行なわれた後、各領域の発
光素子から空間伝搬光による光信号として順次送信され
る。
ここで、送信可能状態にある発光素子が各領域ごとに走
査されて光信号の送信が行なわれる過程においては、選
択的受信可能領域自体は固定されているが、送信可能状
態にある領域がその選択的受信可能領域およびそれに隣
接する領域にある時には、その選択的受信可能領域内の
受光素子は受信不能状態に制御される。すなわち、送信
可能状態にある領域が走査によって選択的受信可能領域
に近接した時に、その選択的受信可能領域内の受光素子
が一旦受信不能状態となるように制御され、送信可能状
態にある領域がその選択的受信可能領域から離隔した時
に、再び上)本の選択的受信可能領域内の受光素子の受
信不能状態が解除されて、その受光素子が受信可能状態
に戻る。したがって送信可能領域が、位置固定されてい
る選択的受信可能領域から離れている期間のみ、その選
択的受信可能領域が実際に光信号の受信を行なうことに
なる。このことは、現に中継器から光信号が送信されつ
つある発光素子の属する領域やその近辺の領域の受光素
子は常に受信不能状態となっていることを意味するから
、その発光素子から発せられた光信号が下向での多重反
射、乱反射によって受信可能状態にある受光素子に入射
してしまうおそれが少なく、したがってマルチパス妨害
により信号伝送精度が低下するおそれが著しく少なくな
る。
またホストコンピュータ等の受信側の機器が中継器に対
していずれの方向に位置していても、上述のように各領
域の発光素子が順次走査されることにより、いずれかの
領域の発光素子から送信された光信号か必ず受信側のは
器の受光部により受信されることになる。
また前)ホのところから明らかなように、発光素子は全
てのものを同時に送信可能状態とせず、各領域ごとに順
次送信可能状態となるように走査させるから、ある時刻
において同時に動作している発光素子は全発光素子のう
ちのわずかな一部に過ぎず、したがって消費電流は全発
光素子を同時に駆動する場合と比較して格段に少なくて
済む。
実施例 以下第1図〜第6図を参照してこの発明の中継方法の実
施例について説明する。
第1図および第2図は、中継器2の外観の一例を示すも
のであって、この例において中継器2の垂直な中心軸線
Oに対し所定角度θだけ傾斜する傾斜外周面部6は、周
方向に等間隔で8個の領1謔P1〜P8に区分されてい
る。各領域P1〜P8には、それぞれ発光素子として3
個の発光ダイオード(以下” L E D ”と記す>
78,7b、7Gおよび受光素子として1個のフォトダ
イオード(以下” p Q ”と記す)8が配設されて
いる。ここで各領域P1〜P8内の3個のLED7a〜
7Cは、互いに若干角度か異なるように取付けられてい
る。
このような中継器2を用いて空間伝搬光による光信号の
中継を行なうにあたっての各領域P1〜P8に属するP
D、LEDの作動状態の一例を第3図(A)〜(H>に
示す。第3図(A)〜(H)において、実線で囲った白
扱きの領域はLEDが送信可能状態にある領域を示し、
以下このようにLEDが送信可能状態すなわち発光可能
状態にある領域を発光面と称することとする。また第3
図(A)〜(G)において交叉斜線を施した領域はPD
が受信可能状態にある領域を示し、以下このようにPD
が受信可能状態すなわち光信号を受光してその信号を取
り入れ可能な状態にある領域を受光面と称することとす
る。
中継開始の初期においては、第3図(A)に示すように
、全領域P1〜P8がすべて受光面となるように制御さ
れる。なおこの状態では発光素子はいずれの領域のもの
も送信可能状態とはならない、すなわちいずれの領域も
発光面とならない。
上述のようにしてすべての領域P1〜P8が受光面とな
っている間に、いずれかの領域、例えば領域P5=に機
器からの光信号が入射されて、その領域P5で光信号が
受信されたことが確8*されれば、第3図(B)に示す
ようにその領域P5を除いた領ifx P 1〜P4 
、Pa〜P8での受信が停止され、受信が確認された領
1.i P 5のみが受光面とされる。すなわち領域P
5が前述の選択的受信可能領域となってその領tri 
P s内の受光素子のみが機器からの光信号の受信を行
ない1qる状態となる。
続いて第3図(C)に示すように、いずれかの領域、例
えば領域P1が発光面となり、それに引続いて発光面か
、第3図(C)〜(H)に示すように周方向に各領域を
移動し、Pl−P2→P3→P4→P5→P6→P7→
P8の順に各領域が順次発光面となる。このように発光
面が各領域を走査される過程で、発光面となっている領
域が選択的受信可能領域P5から離れている期間、すな
わち例えば発光面がP7→P8→P1→P2→P3の各
領域を走査されている期間では、第3図(C)〜(D>
に示すように選択的受信可能領域P5が寅際に受信状態
を維持するが、発光面となっている領域が選択的受信可
重鎮viPsに近接した時には、その選択的受信可能領
域P5が受信不能状態となるように制」される。すなわ
ち例えば第3図(E)に示すように選択的受信可能領域
P5に隣接する領域P4が発光面となる時に選択的受信
可能領域P5が受信不能状態(受光面ではない状態)と
なる。その選択的受信可能@域P5の受信不能状態は、
続いて第3図(F)に示すように選択的受信可能領域P
5が発光面となっている期間、およびそれに続いて第3
図(G)に示すように選択的受信可能領域P5の次の領
域P6が発光面となっている期間まで維持される。そし
て第3図(H>に示すように選択的受信可能領域P5か
ら離れた領域P7か発光面となった時点で選択的受信可
重鎮10.P sの受信不能状態が解除され、その選択
的受信可能領域P5が再び受光面、すなわち受信可能状
態となる。以下順次発光面が各領域を移動する間に前記
同様の過程が繰り返される。したがって図示の例では、
発光面が全領域を一巡する間に、その期間の5/8の期
間で受信が行なわれ、残りの3/8の期間は受信されな
いことになる。
なお第3図の例では、中継開始初期において全領域P1
〜P8を同時に受光面としているが、必ずしも同時に受
光面とする必要はなく、P1〜P8を任意の領域順に受
光面となるように制御しても良い。また第3図の例では
、ある時刻で同時に発光面となっている領域が1領域と
されているが、場合によっては隣接する複数の領域が同
時に発光面、どなっても良い。同時に2つの領域が発光
面となる場合の例について、受光面が例えば領域P5に
固定された後の状況を、第3図(C)〜(H)に準じて
第4図(A)〜(F)に示す。との場合も二つの発光面
の少なくとも一方が選択的受信可能領域P5に近接した
時点でその選択的受信可重鎮IfiPsが受信不能とな
るように制御され、二つの発光面のいずれもかが選択的
受信可能領域P5から離れた時点で選択的受信可重鎮1
fflPsの受信不能状態が解除される。
第5図には、この発明の方法に使用される中継器の回路
構成の一例をブロック図で示す。
第5図において、8個の受信回路ユニット91〜98は
それぞれ番頭M1.P1〜P8のPDに対応するもので
市って、これらの各受信回路ユニット91〜98からは
、それぞれのユニットに対応するPDに機器からの光信
号、例えば伝送すべき情報データをCMI変調した光信
号が入射された時に、その光信号を電気信号に変換して
得られたデータ信号と、光信号が入射されたことを表わ
す受1言倹知信号とが出力される。受信検知信号は、受
信ユニット判別回路10に送られ、いずれの受信回路ユ
ニット91〜98において受信されたか、換言づれはい
ずれの領域P1〜P8に光信号が入射されたかが判別さ
れて、その結果がシステムコントローラ11に与えられ
る。一方いずれかの受信回路ユニット91〜98から出
力されたデータ信号は、スイッチ回路121〜128を
経て復調器13へ送られる。スイッチ回路121〜12
8は、直接的にはスイッチ制御回路14によってオンオ
フ制御され、またそのスイッチ制御回路14は前記シス
テムコントローラ11からの情報によっていずれのスイ
ッチ回路121〜128をオンもしくはオフとするか指
示される。前記復調器13は、単にCMI変調されてい
るデータ信号を復調するのみならず、信号の補間ヤエラ
ーコレクトをも行なうものであって、前記システムコン
トローラ11からの信号によってその動作が制御される
。復調器13の復調出力信号は、変調器15に入力され
、再びCMI変調される。変調された1言号は送信回路
ユニット161〜168に与えられる。これらの送信回
路ユニット161〜168は、それぞれ前記各領域P1
〜P8のLED7a〜7Cを変調器15からのデータ信
号に応じて発光さセ、審問伝搬光として光信号を送信す
るためのもので必って、これらの送信回路ユニット16
1〜168は、送信ユニット制御回路17からの制御信
号により指定されたユニットのみが送信可能状態(発光
状態)となるように制御される。
以上のような第5図の回路構成において、先ず中継開始
の初期状態では、すべての受信回路ユニット91〜98
の出力系路のスイッチ回路121〜128がオン状態と
なっていて、すべての受信回路ユニット91〜98が信
号を取込み得る状態となっている。この状態が、既に述
べたようなすべての領域P1〜P8が受信可能状態とな
っている状態第3図(A))に相当する。なおこの状態
では、送信回路ユニット161〜168は送信ユニット
制御回路17によってすべて送信不能状態に制御されて
いる。
上述の状態で必る領域、たとえば領ll1Psに光1g
号が入射されれば、その領域P5に対応する受信回路ユ
ニット95から受信検知信号が出力されて、受信ユニッ
ト判別回路10がその領域P5での受信を検出し、その
情報をシステムコントローラ11に送る。これによって
システムコントローラ11は、仝スイッチ回路121〜
128のうち領域P5に対応するスイッチ回路125の
みをオン状態としてその他のスイッチ回路121〜12
4.126〜128がオフ状態となるようにスイッチ制
建0回路14を制御する。したがって領LX P sに
対応する受信回路ユニット95の出力データ信号のみが
復調器13に入力されることになる。この状態が既に述
べたような領域P5のみが選択的受信可能領域となって
いる状態第3図(B)に相当する。
続いて各送信回路ユニット161〜168が順次送信可
能状態となるように、システムコントローラ11からの
情報により送信ユニット制御回路17が各送信回路ユニ
ット161〜168を走査制御する。これによって前記
受信回路ユニット95により受信した信号の復調、変調
後の信号(信号補間やエラーコレクトなどを行なった信
号)が各送信回路ユニット161〜168のLED、す
なわち各領域P1〜P8のLEDから順次送信される。
上述のように各送信回路ユニット161〜168のLE
Dから順次信号が送信される過程において、前記受信回
路ユニット95の出力系路のスイッチ回路125は、そ
の受信回路ユニット95に対応する領域(選択的受信可
能領域)P5およびその近辺の領域の送信回路ユニット
が送信可能状態にある期間はオフ状態となるようにスイ
ッチ制御回路14によって制御される。すなわち第3図
(C)〜(H)の例にしたがえば、送信回路ユニット1
61〜163.167.16aのいずれかのユニットが
送信可能状態にある期間ではスイッチ回路125がオン
状態に保たれて、領域P5の受信回路ユニット95によ
る受信信号が取込まれ、一方送倍回路ユニット164〜
166のいずれかのユニットが送信可能状態にある期間
ではスイッチ回路125がオフ状態に制御されて、領域
P5の受信回路ユニット95による受信信号の取込みが
一時的に中断される。
以上のようにして第5図の回路構成によれば、第3図に
示したような方式で光信号の受信および送信、すなわち
光信号の中継を行なうことができる。
なお上述の第5図についての説明では同時に送信可能状
態となる領域の数が1である場合、すなわち同時に発光
面となる領域の数が1となる場合について説明したが、
同じ第5図の回路構成のままで、システムコントローラ
11での設定により、同時に発光面となる領域の数を任
意に変更することができ、したがって第4図で示したよ
うな方式も第5図の回路構成により実現できる。
また送信についての走査速度についても、システムコン
トローラ11での設定により任意に変更することができ
るが、一般に任意の位置の領域から全領域が走査される
までの間に1つの信号(1ビツトの信号)を確実に送信
するためには、元になる信号ビットの周波数に対し、区
分した領域の故の数倍、例えば2〜3倍を乗じた周波数
以上で走査させることが望ましい。すなわち、前述のよ
うに8領域に区分されている場合、8個の領域が丁ぺて
走査されることによって1つの信号が送信されることに
なるから、元の信号の1ビツトの間に少なくとも8領域
が走査されることが必要であり、しかもデータの送信の
確実性、信頼性を増すためにはさらにその数倍以上の走
査周波数が必要となり、結局元のビット周波数に対し領
域区分数×2〜3倍程度以上の走査周波数が必要となる
なおまた、第1図〜第4図の例では中継器2の傾斜外周
面部6が8個の領vAPt〜P8に区分されている例を
示したが、領域区分数は8に限らないことは勿論であり
、例えば第6図に示すように16個の領1j5.Pt〜
P+aに区分しても良い。この場合も同時に発光面とな
る領域の数は1に限らず、2〜4程度とすることかでき
る。
さらに、第6図に示されるように領域区分数が多い場合
、すなわち一つの領域の範囲が狭い場合において、より
確実にマルチパス妨害の発生を防止するためには、選択
的受信可能領域が固定されて各領域の送信走査が行なわ
れている期間中において選択的受信可能領域の受信状態
を中lfrさせる期間を、選択的受信可能領域およびそ
の両側の各々二つのfRMの合計5領域、おるいはそれ
以上の数の領域が送信可能状態にある期間とすることが
望ましい。
なおまた、前述の例では、送信可能状態に轟る領域を走
査させる過程において、順次隣り合う領域が送信可能状
態となるように走査するものとしたが、いくつかの領域
をとばしながら走査させても良い。例えば第2図に示す
ように領域区分数が8の場合において、2つの領域をと
ばしながら走査しても良い。この場合第2図においてP
lの領域から時a」方向へ走査されるとすれば、送信可
能状態となる領域はP1→P4−P7→P2→P5→P
8→P3→P6→P1の順に走査されることになる。な
おこの過程でも送信可能領域が受信可能領域に近接した
場合にその領域が受信不能状態に制御されることは勿論
である。
また第1図、第2図の例では1つの領域に3個のLEl
)78〜7Cを設けているが、1つの領1或に配設する
LEDの数は必要に応じて任意に定めることができる。
ざらに、第1図、第2図の例では傾斜外周面部6を区分
した番頭l1iiP s〜P8をそれぞれ傾斜した平面
としているが、場合によっては曲面としても良く、その
場合傾斜外周面部6の全体を連続する球面の一部として
も良い。このように傾斜外周面部6を連続する球面の一
部とした場合、それを周方向に区分した各領1或P1〜
P81:)それぞれ同じ球面の一部となるから外観上は
待に各領域の境界があられれないことになる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明の中継方法によ
れば、機器から送信された空間伝搬光による光信号を中
継器の受光素子により受信し、これを中年V器内で増幅
して中継器の発光素子により全問伝搬光による光信号と
して他の機器へ送信するにあたり、送信側の機器および
受信側の機器がいずれの位置にあっても基本的に無指向
性で受信、送信を行なうことができるにもかかわらず、
同時−に送信状態(発光状態)となる発光素子の数が全
発光素子の数と比較して著しく少ないため、潤費電力が
極めて少なくて済み、しかも中継器の発光素子から送信
された光信号か下向での多重反射や乱反射によって同じ
中継器の受光系子に受信されてしまうおそれが少なく、
したがってその反射による信号によって本来の受信信号
が妨害を受けるおそれが極めて少ない。したがってこの
発明の中継方法によれば、ワイヤを用いない全空間光伝
搬方式の無指向性の中継を、低いランニングコストで、
しかも高い信号伝送精度で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の中継方法に使用される中継器の外観
の一例を示す正面図、第2図は第1図の中継器の底面図
、第3図は第1図、第2図に示される中継器の走査状況
の一例を示す略解図、第4図は第1図、第2図に示され
る中継器の走査状況の他の例を示す略解図、第5図はこ
の発明の中継方法に使用される中継器の電気的回路1溝
成を示すブロック図、第6図はこの発明の中継方法に使
用される中継器の他の例を示す底面図、第7図は従来の
中継方法の一例を示す説明図、第8図はこの発明の前々
となる従来の中継方法を示す説明図でめる。 2・・・中継器、 6・・・傾斜外周面部、 P1〜P
8・・・領域、 7a、7b、7C・・・発光系子とし
ての発光ダイオード(LED)、 8・・・受光素子と
してのフォトダイオード(PD)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 機器から送信された空間伝搬光による光信号を中継器の
    受光素子により受信し、これを中継器内で増幅して中継
    器の発光素子により空間伝搬光による光信号として他の
    機器へ送信する空間伝搬光通信の中継方法において、 前記中継器は、垂直な軸線の周囲に、その中心軸線に対
    して傾斜する傾斜外周面部を備えた構成とされ、その傾
    斜外周面部は、周方向に複数の領域に区分されて、各領
    域に各々受光素子および発光素子が配設されており、信
    号中継時の初期においては、すべての領域の受光素子が
    受光可能状態となるようにし、いずれかの領域の受光素
    子により光信号が受信されたことが確認された時に、受
    信が確認された領域以外の領域の受光素子を受光不能状
    態となるよう制御して、受信が確認された領域の受光素
    子のみを受信可能状態とし、続いて発光素子を各領域ご
    とに送信可能状態となるように走査させ、しかもその発
    光索子の走査過程において、送信可能状態にある発光素
    子の領域が前記受信が確認された受光素子の領域および
    それに隣接する領域にある時に、その受光素子を一旦受
    信不能状態に制御し、送信可能状態にある発光素子の領
    域が前記受信が確認された受光素子の領域から離隔した
    時に、前記受信が確認された受光素子の受信不能状態を
    解除することを特徴とする空間伝搬光通信における中継
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH021941U (ja) * 1988-06-17 1990-01-09
JPH0338947U (ja) * 1989-08-25 1991-04-15
US6607057B2 (en) 2000-04-06 2003-08-19 Avid Llc Fixed disc brake caliper with pad wear compensator

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