JPH0837496A - 光空間伝送システム - Google Patents
光空間伝送システムInfo
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- JPH0837496A JPH0837496A JP6173903A JP17390394A JPH0837496A JP H0837496 A JPH0837496 A JP H0837496A JP 6173903 A JP6173903 A JP 6173903A JP 17390394 A JP17390394 A JP 17390394A JP H0837496 A JPH0837496 A JP H0837496A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送受信装置の小型化、低消費電力化を図ると
ともに、光軸合わせを容易に行い、さらには、複数のエ
リア間の干渉を防止することのできる光空間伝送システ
ムを提供する。 【構成】 パーティションP1、P2に設けられた中継
器Cと、パーティションP1、P2により分割された各
空間エリアZ1〜Z4内に設置され、データ端末D1〜
D4と接続された送受信装置T1〜T4との間で光信号
により送受信を行うことにより、異なった空間エリア内
のデータ端末D1〜D4間のデータ伝送ができるのであ
る。
ともに、光軸合わせを容易に行い、さらには、複数のエ
リア間の干渉を防止することのできる光空間伝送システ
ムを提供する。 【構成】 パーティションP1、P2に設けられた中継
器Cと、パーティションP1、P2により分割された各
空間エリアZ1〜Z4内に設置され、データ端末D1〜
D4と接続された送受信装置T1〜T4との間で光信号
により送受信を行うことにより、異なった空間エリア内
のデータ端末D1〜D4間のデータ伝送ができるのであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭やオフィス等のよ
うな室内空間において、光信号を用いて家電機器やパー
ソナルコンピュータ等の各データ端末間でデータ伝送を
行う光空間伝送システムに関するものである。
うな室内空間において、光信号を用いて家電機器やパー
ソナルコンピュータ等の各データ端末間でデータ伝送を
行う光空間伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内空間におけるデータ伝送は、
通信用のケーブルを用いた有線伝送方式が一般的であっ
たが、省配線、省施工ニーズの高まりにより光空間伝送
技術を用いたシステムも考えられている。このようなシ
ステムにおいては、図9に示すように、パソコンやプリ
ンタ等のデータ端末D1〜D6に、送信部、受信部を有
してなる送受信装置T1〜T6を接続し、天井や壁等の
造営面には広範囲の伝送が行えるように多数の受発光素
子を備えたサテライト装置S1、S2を設置するように
なっている。サテライト装置S1、S2間は伝送線Lに
より接続されている。データ端末D1〜D6等からの送
信データは、送受信装置T1〜T6の発光素子により光
信号に変換され、空間伝送により一旦サテライト装置S
1、S2で受信された後、サテライトS1、S2装置の
複数の発光素子から室内全体に拡散され、直接送受信装
置T1〜T6に送られる。また、サテライト装置S1、
S2間のデータ伝送は伝送線Lを介して行われる。サテ
ライト装置S1、S2は、室内の適当な位置に設置され
た送受信装置T1〜T6との光信号の送受信を行うた
め、広い指向特性が必要となる。そのために、発光素子
および受光素子が放射状に配列されている。また、送受
信装置T1〜T6は伝送距離を十分に確保するために送
信の際の指向角を絞るとともに、多くの発光素子を使用
し、送信パワーを大きくするようにしている。このた
め、本システムでは大容量のバッテリーが必要となり、
その結果、回路、装置の大型化につながり、小型化は困
難であった。また、送受信装置T1〜T6とサテライト
装置S1、S2間の伝送路を設定するための光軸合わせ
が必要であり、伝送路が長いとその調整に手間がかか
り、光軸のずれも発生しやすい。また、各サテライト装
置S1、S2が伝送エリアを複数のエリアに分割するよ
うなシステムを考えると、分割した各エリア間での光信
号の干渉が問題となる。
通信用のケーブルを用いた有線伝送方式が一般的であっ
たが、省配線、省施工ニーズの高まりにより光空間伝送
技術を用いたシステムも考えられている。このようなシ
ステムにおいては、図9に示すように、パソコンやプリ
ンタ等のデータ端末D1〜D6に、送信部、受信部を有
してなる送受信装置T1〜T6を接続し、天井や壁等の
造営面には広範囲の伝送が行えるように多数の受発光素
子を備えたサテライト装置S1、S2を設置するように
なっている。サテライト装置S1、S2間は伝送線Lに
より接続されている。データ端末D1〜D6等からの送
信データは、送受信装置T1〜T6の発光素子により光
信号に変換され、空間伝送により一旦サテライト装置S
1、S2で受信された後、サテライトS1、S2装置の
複数の発光素子から室内全体に拡散され、直接送受信装
置T1〜T6に送られる。また、サテライト装置S1、
S2間のデータ伝送は伝送線Lを介して行われる。サテ
ライト装置S1、S2は、室内の適当な位置に設置され
た送受信装置T1〜T6との光信号の送受信を行うた
め、広い指向特性が必要となる。そのために、発光素子
および受光素子が放射状に配列されている。また、送受
信装置T1〜T6は伝送距離を十分に確保するために送
信の際の指向角を絞るとともに、多くの発光素子を使用
し、送信パワーを大きくするようにしている。このた
め、本システムでは大容量のバッテリーが必要となり、
その結果、回路、装置の大型化につながり、小型化は困
難であった。また、送受信装置T1〜T6とサテライト
装置S1、S2間の伝送路を設定するための光軸合わせ
が必要であり、伝送路が長いとその調整に手間がかか
り、光軸のずれも発生しやすい。また、各サテライト装
置S1、S2が伝送エリアを複数のエリアに分割するよ
うなシステムを考えると、分割した各エリア間での光信
号の干渉が問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】送受信装置T1〜T6
の大型化や消費電力の増大に対しては、発光素子の個数
を減らし、そのための送信パワーの減少分を補うため
に、サテライト装置S1、S2の受光素子としてアバラ
ンシェフォトダイオードを用いて受信光ゲインを大きく
する方法があるが、コスト高となる問題がある。光軸合
わせの問題に対しては、送受信装置T1〜T6にレーザ
ポインタを取り付け、レーザポインタにより光軸合わせ
を行うという方法があるが、この場合でも、ユーザはや
はり光軸のずれや遮光等の伝送路の確保に注意を払わな
ければならないという問題があった。また、エリア間の
干渉に関しては、送受信装置T1〜T6の位置やサテラ
イト装置S1、S2への角度を調節して、他のエリアの
信号を受信しないようにする方法があるが、反射等の影
響もあり、完全に他のエリアの影響を除くことは困難で
あった。
の大型化や消費電力の増大に対しては、発光素子の個数
を減らし、そのための送信パワーの減少分を補うため
に、サテライト装置S1、S2の受光素子としてアバラ
ンシェフォトダイオードを用いて受信光ゲインを大きく
する方法があるが、コスト高となる問題がある。光軸合
わせの問題に対しては、送受信装置T1〜T6にレーザ
ポインタを取り付け、レーザポインタにより光軸合わせ
を行うという方法があるが、この場合でも、ユーザはや
はり光軸のずれや遮光等の伝送路の確保に注意を払わな
ければならないという問題があった。また、エリア間の
干渉に関しては、送受信装置T1〜T6の位置やサテラ
イト装置S1、S2への角度を調節して、他のエリアの
信号を受信しないようにする方法があるが、反射等の影
響もあり、完全に他のエリアの影響を除くことは困難で
あった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、送受信装置の小型化、
低消費電力化を図るとともに、光軸合わせを容易に行
い、さらには、複数のエリア間の干渉を防止することの
できる光空間伝送システムを提供することにある。
あり、その目的とするところは、送受信装置の小型化、
低消費電力化を図るとともに、光軸合わせを容易に行
い、さらには、複数のエリア間の干渉を防止することの
できる光空間伝送システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、同一空間に存在するデータ端末間のデータ伝送を光
信号を用いて行う光空間伝送システムであって、パーテ
ィションにより区切られた各空間エリア内に送受信装置
を設け、該送受信装置でデータ端末からのデータを受
け、受信データを光信号に変換して送信するとともに、
前記空間を介して光信号で伝送されるデータを受信して
データ端末に送るようにしてなる光空間伝送システムに
おいて、前記パーティションに、前記各空間エリアに対
応した複数の送受信部を有した中継器を設け、該中継器
を介して前記送受信装置間で光信号の送受信を行うよう
にしたことを特徴とする。
は、同一空間に存在するデータ端末間のデータ伝送を光
信号を用いて行う光空間伝送システムであって、パーテ
ィションにより区切られた各空間エリア内に送受信装置
を設け、該送受信装置でデータ端末からのデータを受
け、受信データを光信号に変換して送信するとともに、
前記空間を介して光信号で伝送されるデータを受信して
データ端末に送るようにしてなる光空間伝送システムに
おいて、前記パーティションに、前記各空間エリアに対
応した複数の送受信部を有した中継器を設け、該中継器
を介して前記送受信装置間で光信号の送受信を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、他のネットワークと接続されたサテライ
ト装置を天井等の造営面に設置し、前記送受信装置とサ
テライト装置間で光信号の送受信をすることにより他の
ネットワークのデータ端末とのデータ伝送を行うように
したことを特徴とする。テム。
発明において、他のネットワークと接続されたサテライ
ト装置を天井等の造営面に設置し、前記送受信装置とサ
テライト装置間で光信号の送受信をすることにより他の
ネットワークのデータ端末とのデータ伝送を行うように
したことを特徴とする。テム。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を伝送線で接続することにより信号の送受信を行うよ
うにしたことを特徴とする。
発明において、前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を伝送線で接続することにより信号の送受信を行うよ
うにしたことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を光空間伝送により信号の送受信を行うようにしたこ
とを特徴とする。
発明において、前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を光空間伝送により信号の送受信を行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明は、パーティションに設け
られた中継器と、パーティションにより分割された各空
間エリア内に設置され、データ端末と接続された送受信
装置との間で光信号により送受信を行うことにより、異
なった空間エリア内のデータ端末間のデータ伝送ができ
るのである。
られた中継器と、パーティションにより分割された各空
間エリア内に設置され、データ端末と接続された送受信
装置との間で光信号により送受信を行うことにより、異
なった空間エリア内のデータ端末間のデータ伝送ができ
るのである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記中継器と、天井等の造営面に設置され
たサテライト装置との間で光信号により送受信を行うこ
とにより、異なるネットワークのデータ端末間でデータ
の送受信が行えるのである。
明において、前記中継器と、天井等の造営面に設置され
たサテライト装置との間で光信号により送受信を行うこ
とにより、異なるネットワークのデータ端末間でデータ
の送受信が行えるのである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、パーティションに設置した複数の中継器間
で伝送線を介してデータ伝送を行うことにより、より広
い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
明において、パーティションに設置した複数の中継器間
で伝送線を介してデータ伝送を行うことにより、より広
い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、パーティションに設置した複数の中継器間
で光信号によりデータ伝送を行うことにより、より広い
空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
明において、パーティションに設置した複数の中継器間
で光信号によりデータ伝送を行うことにより、より広い
空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の光空間伝送システムの一実施例を示
すシステム構成図である。オフィス等の室内において、
パーティションP1、P2で区切られた4つのエリアZ
0〜Z4内に、データ端末D1〜D4と送受信装置T1
〜T4が図1に示すように配置される。データ端末D1
〜D4と送受信装置T1〜T4間は各々伝送線により接
続され、両者間でデータ伝送される。パーティションP
1、P2が交差する箇所には中継器Cが設置されてい
る。送受信装置T1〜T4は、図2に示すように、送信
部1と受信部2を有してなる。送信部1は、マイクロプ
ロセッサよりなる信号処理部11と赤外光を放射するL
ED等からなる発光素子12と発光素子12を駆動する
駆動回路13と光学レンズ14を有してなり、データ端
末D1〜D4からの送信データは光学レンズ14により
狭い幅の光信号に変換され中継器Cに向け放射される。
受信部2は、中継器Cからの光信号を電気信号に変換す
るPINフォトダイオード等の受光素子21と受光素子
21に接続された受光回路22と復調・検波等の機能を
有する信号処理部23を有してなり、信号処理部23で
処理したデータ信号がデータ端末D1〜D4に送信され
る。
る。図1は本発明の光空間伝送システムの一実施例を示
すシステム構成図である。オフィス等の室内において、
パーティションP1、P2で区切られた4つのエリアZ
0〜Z4内に、データ端末D1〜D4と送受信装置T1
〜T4が図1に示すように配置される。データ端末D1
〜D4と送受信装置T1〜T4間は各々伝送線により接
続され、両者間でデータ伝送される。パーティションP
1、P2が交差する箇所には中継器Cが設置されてい
る。送受信装置T1〜T4は、図2に示すように、送信
部1と受信部2を有してなる。送信部1は、マイクロプ
ロセッサよりなる信号処理部11と赤外光を放射するL
ED等からなる発光素子12と発光素子12を駆動する
駆動回路13と光学レンズ14を有してなり、データ端
末D1〜D4からの送信データは光学レンズ14により
狭い幅の光信号に変換され中継器Cに向け放射される。
受信部2は、中継器Cからの光信号を電気信号に変換す
るPINフォトダイオード等の受光素子21と受光素子
21に接続された受光回路22と復調・検波等の機能を
有する信号処理部23を有してなり、信号処理部23で
処理したデータ信号がデータ端末D1〜D4に送信され
る。
【0014】中継器Cは、図3に示すように、パーティ
ションP1、P2の交差する箇所に設置され、パーティ
ションP1、P2によって仕切られた各エリアZ1〜Z
4に対応して、各々、送受信装置T1〜T4と同様の受
光素子3、受光回路4、発光素子5、駆動回路6を有
し、さらに、各々の受光回路4と駆動回路6に接続され
各種信号処理を行う信号処理部7を有してなる。中継器
Cでは、送受信装置T1〜T4から光信号として送出さ
れたデータ端末D1〜D4からのデータ信号を受光素子
3で受けて、受光回路4で増幅し、信号処理部7で信号
処理した後、駆動回路6で発光素子5を駆動することに
より、各エリアZ1〜Z4のデータ端末D1〜D4に対
して光信号を放射する。なお、本実施例では、中継器C
の各送受信部に対し、1つの送受信装置T1〜T4が対
応しているが、複数の送受信装置T1〜T4が対応する
ようにしてもよい。
ションP1、P2の交差する箇所に設置され、パーティ
ションP1、P2によって仕切られた各エリアZ1〜Z
4に対応して、各々、送受信装置T1〜T4と同様の受
光素子3、受光回路4、発光素子5、駆動回路6を有
し、さらに、各々の受光回路4と駆動回路6に接続され
各種信号処理を行う信号処理部7を有してなる。中継器
Cでは、送受信装置T1〜T4から光信号として送出さ
れたデータ端末D1〜D4からのデータ信号を受光素子
3で受けて、受光回路4で増幅し、信号処理部7で信号
処理した後、駆動回路6で発光素子5を駆動することに
より、各エリアZ1〜Z4のデータ端末D1〜D4に対
して光信号を放射する。なお、本実施例では、中継器C
の各送受信部に対し、1つの送受信装置T1〜T4が対
応しているが、複数の送受信装置T1〜T4が対応する
ようにしてもよい。
【0015】本実施例によれば、送受信装置T1〜T4
と中継器Cとの間の光信号による送受信が近距離で行わ
れるので、送受信装置T1〜T4の送信部の送信パワー
を小さくすることができ、送受信装置T1〜T4の小型
化、低消費電力化が可能となる。また、送受信装置が内
蔵された携帯用端末のネットワークへの接続が可能とな
り、据え置き端末と携帯用端末間のデータ伝送や、携帯
用端末間どうしのデータのやりとりが行える。
と中継器Cとの間の光信号による送受信が近距離で行わ
れるので、送受信装置T1〜T4の送信部の送信パワー
を小さくすることができ、送受信装置T1〜T4の小型
化、低消費電力化が可能となる。また、送受信装置が内
蔵された携帯用端末のネットワークへの接続が可能とな
り、据え置き端末と携帯用端末間のデータ伝送や、携帯
用端末間どうしのデータのやりとりが行える。
【0016】図4は本発明の他の実施例を示すシステム
構成図である。本実施例は、前述の実施例の中継器C
に、天井面CEに取り付けられたサテライト装置Sとの
空間伝送のための送受信機能を付加したものである。つ
まり、図5に示すように、図3で示した中継器Cに、サ
テライト装置伝送用送受信部8を付加したものである。
サテライト装置伝送用送受信部8は、発光素子81、駆
動回路82、受光素子83および受光回路84とからな
る。サテライト装置Sには、中継器Cとの間で空間伝送
するための送受信部および信号処理部(図示せず)を有
してなり、さらに、上位層のネットワークや他のサテラ
イト装置に接続されている。
構成図である。本実施例は、前述の実施例の中継器C
に、天井面CEに取り付けられたサテライト装置Sとの
空間伝送のための送受信機能を付加したものである。つ
まり、図5に示すように、図3で示した中継器Cに、サ
テライト装置伝送用送受信部8を付加したものである。
サテライト装置伝送用送受信部8は、発光素子81、駆
動回路82、受光素子83および受光回路84とからな
る。サテライト装置Sには、中継器Cとの間で空間伝送
するための送受信部および信号処理部(図示せず)を有
してなり、さらに、上位層のネットワークや他のサテラ
イト装置に接続されている。
【0017】本実施例では、中継器Cとサテライト装置
Sとの間で光信号により空間伝送を行うことにより、上
位層のネットワークや他のネットワークに接続する等の
システムの拡張が可能となる。
Sとの間で光信号により空間伝送を行うことにより、上
位層のネットワークや他のネットワークに接続する等の
システムの拡張が可能となる。
【0018】図6は本発明の他の実施例を示すシステム
構成図である。本実施例は、図1に示したシステムにお
いて、室内にさらにパーティションP3により別のエリ
アが形成され、パーティションP1、P2、P3の2か
所の交差箇所に中継器C1および中継器C2を設け、こ
の中継器C1、C2間をケーブルCAにより接続してい
る。中継器C1は送受信装置T1〜T4と光信号により
空間伝送を行い、中継器C2は送受信装置T5〜T8と
光信号により空間伝送を行うようになっている。中継器
C1、C2間はケーブルCAを介して信号伝送が行われ
るので、データ端末D1〜D4とデータ端末D5〜D8
間は中継器C1、C2を介して相互にデータ伝送を行う
ことができるのである。
構成図である。本実施例は、図1に示したシステムにお
いて、室内にさらにパーティションP3により別のエリ
アが形成され、パーティションP1、P2、P3の2か
所の交差箇所に中継器C1および中継器C2を設け、こ
の中継器C1、C2間をケーブルCAにより接続してい
る。中継器C1は送受信装置T1〜T4と光信号により
空間伝送を行い、中継器C2は送受信装置T5〜T8と
光信号により空間伝送を行うようになっている。中継器
C1、C2間はケーブルCAを介して信号伝送が行われ
るので、データ端末D1〜D4とデータ端末D5〜D8
間は中継器C1、C2を介して相互にデータ伝送を行う
ことができるのである。
【0019】図7は本発明の他の実施例を示すシステム
構成図である。本実施例は、図6に示した実施例におい
て、中継器C1、C2間の信号伝送を光空間伝送により
行ったものである。本実施例の中継器C1、C2は、図
8に示すように、図5で示した中継器において、中継器
間伝送用送受信部9を付加したものである。中継器間伝
送用送受信部9は、光学レンズ91、発光素子92、駆
動回路93、受光素子94および受光回路95とからな
る。中継器C1、C2の中継器間伝送用送受信部9間で
光空間伝送を行うことにより、データ端末D1〜D4と
データ端末D5〜D8間で中継器C1、C2を介して相
互にデータ伝送を行うことができるのである。本実施例
のように光学レンズ91を補助的に用いることにより、
狭指向角が実現できる。中継器C1、C2間の伝送路が
パーティションP2に沿っているので、人間等による遮
光がほとんどなく、信頼性の高いデータ伝送が行える。
構成図である。本実施例は、図6に示した実施例におい
て、中継器C1、C2間の信号伝送を光空間伝送により
行ったものである。本実施例の中継器C1、C2は、図
8に示すように、図5で示した中継器において、中継器
間伝送用送受信部9を付加したものである。中継器間伝
送用送受信部9は、光学レンズ91、発光素子92、駆
動回路93、受光素子94および受光回路95とからな
る。中継器C1、C2の中継器間伝送用送受信部9間で
光空間伝送を行うことにより、データ端末D1〜D4と
データ端末D5〜D8間で中継器C1、C2を介して相
互にデータ伝送を行うことができるのである。本実施例
のように光学レンズ91を補助的に用いることにより、
狭指向角が実現できる。中継器C1、C2間の伝送路が
パーティションP2に沿っているので、人間等による遮
光がほとんどなく、信頼性の高いデータ伝送が行える。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、パーティションに設けられた中継器と、パーティ
ションにより分割された各空間エリア内に設置され、デ
ータ端末と接続された送受信装置との間で光信号により
送受信を行うことにより、異なった空間エリア内のデー
タ端末間のデータ伝送を行うようにしたので、中継器と
送受信装置間の光空間伝送が近距離で行えるようにな
り、送受信装置の小型化、低消費電力化が図れるととも
に、光軸合わせが容易に行え、さらには、複数のエリア
間の干渉を防止することのできる光空間伝送システムが
提供できた。
れば、パーティションに設けられた中継器と、パーティ
ションにより分割された各空間エリア内に設置され、デ
ータ端末と接続された送受信装置との間で光信号により
送受信を行うことにより、異なった空間エリア内のデー
タ端末間のデータ伝送を行うようにしたので、中継器と
送受信装置間の光空間伝送が近距離で行えるようにな
り、送受信装置の小型化、低消費電力化が図れるととも
に、光軸合わせが容易に行え、さらには、複数のエリア
間の干渉を防止することのできる光空間伝送システムが
提供できた。
【0021】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記中継器と、天井等の造営面に設
置されたサテライト装置との間で光信号により送受信を
行うようにしたので、異なるネットワークのデータ端末
間でデータの送受信が行えるのである。
載の発明において、前記中継器と、天井等の造営面に設
置されたサテライト装置との間で光信号により送受信を
行うようにしたので、異なるネットワークのデータ端末
間でデータの送受信が行えるのである。
【0022】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、パーティションに設置した複数の中
継器間で伝送線を介してデータ伝送を行うようにしたの
で、簡単にネットワークの拡張が行えるとともに、より
広い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
また、前記伝送線をパーティション内部に埋設させるよ
うにすることにより、配線をすっきりさせることができ
る。
載の発明において、パーティションに設置した複数の中
継器間で伝送線を介してデータ伝送を行うようにしたの
で、簡単にネットワークの拡張が行えるとともに、より
広い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
また、前記伝送線をパーティション内部に埋設させるよ
うにすることにより、配線をすっきりさせることができ
る。
【0023】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、パーティションに設置した複数の中
継器間で光信号によりデータ伝送を行うようにしたの
で、簡単にネットワークの拡張が行えるとともに、より
広い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
また、中継器をパーティションにはめ込むようにすれ
ば、光軸の自動調整がなされ省施工化が図れる。
載の発明において、パーティションに設置した複数の中
継器間で光信号によりデータ伝送を行うようにしたの
で、簡単にネットワークの拡張が行えるとともに、より
広い空間内のデータ端末間のデータ伝送が可能となる。
また、中継器をパーティションにはめ込むようにすれ
ば、光軸の自動調整がなされ省施工化が図れる。
【図1】本発明の一実施例を示す光空間伝送システムの
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】同上に係る送受信装置のブロック図である。
【図3】同上に係る中継器のブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す光空間伝送システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図5】同上に係る中継器のブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す光空間伝送システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す光空間伝送システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図8】同上に係る中継器のブロック図である。
【図9】従来例を示す光空間伝送システムの概略構成図
である。
である。
D1〜D8 データ端末 T1〜T8 送受信装置 C、C1、C2 中継器 Z1〜Z4 エリア P1〜P3 パーティション S サテライト装置 1 送信部 2 受信部 3 受光素子 4 受光回路 5 発光素子 6 駆動回路 7 信号処理部 8 サテライト装置伝送用送受信部 9 中継器間伝送用送受信部 11 信号処理部 12 発光素子 13 駆動回路 14 光学レンズ 21 受光素子 22 受光回路 23 信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02 10/18
Claims (4)
- 【請求項1】 同一空間に存在するデータ端末間のデー
タ伝送を光信号を用いて行う光空間伝送システムであっ
て、パーティションにより区切られた各空間エリア内に
送受信装置を設け、該送受信装置でデータ端末からのデ
ータを受け、受信データを光信号に変換して送信すると
ともに、前記空間を介して光信号で伝送されるデータを
受信してデータ端末に送るようにしてなる光空間伝送シ
ステムにおいて、前記パーティションに、前記各空間エ
リアに対応した複数の送受信部を有した中継器を設け、
該中継器を介して前記送受信装置間で光信号の送受信を
行うようにしたことを特徴とする光空間伝送システム。 - 【請求項2】 他のネットワークと接続されたサテライ
ト装置を天井等の造営面に設置し、前記送受信装置とサ
テライト装置間で光信号の送受信をすることにより他の
ネットワークのデータ端末とのデータ伝送を行うように
したことを特徴とする請求項1記載の光空間伝送システ
ム。 - 【請求項3】 前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を伝送線で接続することにより信号の送受信を行うよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の光空間伝送シ
ステム。 - 【請求項4】 前記中継器を複数配置し、複数の中継器
間を光空間伝送により信号の送受信を行うようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の光空間伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173903A JPH0837496A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 光空間伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173903A JPH0837496A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 光空間伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0837496A true JPH0837496A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15969226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6173903A Withdrawn JPH0837496A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 光空間伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0837496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10209972A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-07 | Toshiba Corp | 中継装置、通信機器、これらの通信システム及び中継方法 |
KR102323124B1 (ko) * | 2021-04-29 | 2021-11-12 | 최규섭 | 옥내 통신케이블 커넥팅 전용 통신함의 연결커넥터 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6173903A patent/JPH0837496A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10209972A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-07 | Toshiba Corp | 中継装置、通信機器、これらの通信システム及び中継方法 |
US6480313B1 (en) | 1997-01-27 | 2002-11-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus and method of repeating for infrared communication devices |
US7079779B2 (en) | 1997-01-27 | 2006-07-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Repeater apparatus, communication equipment, communication system thereof and repeating method |
KR102323124B1 (ko) * | 2021-04-29 | 2021-11-12 | 최규섭 | 옥내 통신케이블 커넥팅 전용 통신함의 연결커넥터 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |