JPS6359111A - コンパレ−タとd/a変換器 - Google Patents

コンパレ−タとd/a変換器

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JPS6359111A
JPS6359111A JP20146986A JP20146986A JPS6359111A JP S6359111 A JPS6359111 A JP S6359111A JP 20146986 A JP20146986 A JP 20146986A JP 20146986 A JP20146986 A JP 20146986A JP S6359111 A JPS6359111 A JP S6359111A
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JP
Japan
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current
comparator
transistor
circuit
converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP20146986A
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English (en)
Inventor
Toshiro Tsukada
敏郎 塚田
Toru Umaji
馬路 徹
Tatsuji Matsuura
達治 松浦
Yuichi Nakatani
裕一 中谷
Shigeki Imaizumi
栄亀 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
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Publication of JPS6359111A publication Critical patent/JPS6359111A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はコンパレータに係り、特に高精度で高集積化に
好適なMOSコンパレータに関する。 〔従来の技術〕 従来、高集積化に適したMOSコンパレータとして、差
動増幅器とフリップフロップで構成されるコンパレータ
があり、例えばエレクトロニクスレターズ(ELECT
RONIC3LETTER5) VoL、 19 、 
Na9 (1983年4月)の第348頁から第349
頁の論文、昭和59年度電子通信学会通信部門全国大会
での発表論文94(第1−94頁)等で論じられている
。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術はコンパレータの入力オフセット電圧の低
減に対しては回路的な手段が用いられていない。このた
めIC素子のバラツキがそのまま入力オフセット電圧の
要因となり、高精度のコンパレータをIC化していくに
は設計が困難になるという問題があった。 本発明の目的は入力オフセット電圧を低減し、高精度化
を容易に図れ、高集積化に適したMOSコンパレータを
提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、コンパレータの入力部にサンプルホールド
機能を設け、サンプリングした入力信号を用いて差動増
幅段のオフセット電圧を予め校正する手段を用いること
により、達成される。
【作用】
差動増幅段の入力端のMOSゲート電極は接地インピー
ダンスが非常に高いため、入力信号Vxをサンプルホー
ルドすることができる。同一人力信号Vxを差動増幅段
の両入力端に予めサンプルホールドし、差動増幅段を動
作させるとIC素子のバラツキによりオフセット電圧が
生じるが、このオフセット電圧は差動増幅段と次段の増
幅段あるいはフリップフロップとの間を交流結合するた
めのキャパシタに蓄積させることができる。すなわちオ
フセット電圧の生じた差動増幅段と、後段の増幅段ある
いはフリップフロップは直流的に分離されているため、
後段はこのとき平衡状態あるいは零点に自動調整するこ
とが可能である。この校正手段で同一人力信号Vxに対
し、コンパレータの入力オフセット電圧が零に調整され
るので、次に差動増幅段の一方の入力端に比較信号Vv
をサンプルホールドしてコンパレータを動作させること
により、入力信号Vxと比較信号VYを正確に比較する
ことが可能となる。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。 第1図は本発明のコンパレータの回路構成を示す図であ
る。 差動入力段10.増幅段11.フリップフロップ12と
バイアス回路13で構成され、差動入力段10と増幅段
11はキャパシタCx、Ctを介して結合される。差動
入力段10はスイッチSWi +SWzにより、入力信
号Vx、あるいは比較信号Vyを入力端ao1. a0
2に入力する。差動入力段10のバイアス電圧VBBI
は外部から与えられる。 またバイアス電圧VBBzはバイアス回路13から供給
されるeVeszはクロックφooによってパルス制御
され、2f!の電圧が選択的に出力されるようになって
いる。差動入力段10の出力all。 allはクロックφ^でオンオフ制御される各nチャネ
ルMOSトランジスタM1. Mzで選択的に接地され
る。増幅段11の入力端box、 boxと出力段1)
11yt)1!はクロックφBでオンオフ制御される各
pチャネルMOSトランジスタMa 、 Maで選択的
に短絡される。フリップフロップ12はクロックφC1
φCで制御されるクロックインバータ14.15と、ク
ロックφD、φ0で制御されるMOSトランジスタMa
 、MeおよびM? 。 M8からなるトランスミッションゲートを用いて構成し
たラッチ回路16とからなる。 第2図は第1図のコンパレータのタイムチャートである
。これを用いてコンパレータの動作を説明する。第2図
(a)においてTIの前半サイクルでスイッチSWxを
オン、SWv をオフして、差動入力段10の入力ライ
ン17に入力信号Vxを供給する。同時にスイッチSW
I t SW2をオンして、入力信号VXを入力端ao
tt aozに印加する。またクロックφooを低レベ
ルにするとバイアス回路のMOSトランジスタMaz、
 Ma2は各々オフ、オンとなり、Vaaは電源電圧V
ooになる。 これにより差動入力段10および増幅段11のPMOS
トランジスタMs 、MloおよびM 11 。 Mzzはオフとなる。クロックφ^は高レベルであり、
nMo5トランジスタMl y Mzによって差動入力
段10の出力端all+alKは接地される。 クロックφBは高レベルでPMOSトランジスタMa 
、M4はオフとなる。さらにクロックφC2φ0は各々
低レベル、高レベルであり、フリップフロップ12は前
の状態を保持し、入力信号の取込みが行なわれないよう
になっている。以上により、Txの前半サイクルでは差
動入力段10.増幅段11の電源電流は定常状態で零で
あり、差動入力段10の差動対n M OS トランジ
スタM&1゜M a xの共通ソース端ao、  ドレ
イン端a工1,012は各々すべて接地される。この状
態で入力信号Vxが入力端キャパシタCa x y C
a 2にサンプリングされる。 T1の後半サイクルでは、φ1.φ2が低レベルとなり
、スイッチSW1 、SWzはオフとなってサンプリン
グされた入力信号VχはキャパシタCa t 、 Ca
 zにホールドされる。このときφooを高レベルにす
ると差動入力段10.増幅段11には所定のバイアス電
圧VaBzが供給され、通常の差動増幅動作が行なわれ
る。φ^は低レベルでトランジスタMt 、Mxはオフ
状態となり、出力端a 11. a 12には増幅出力
電圧が得られる。差動入力段10が理想的であれば、2
つの出力電圧all。 allは等しいが、実際には素子の加工バラツキ。 ICプロセスのバラツキ等の原因により、電圧差が生じ
る。しかし、φBが低レベルでトランジスタMa 、M
aはオンとなるので、増幅段11の入力端bo1.bo
2.と出力端bxx、 b14は各々短絡され、増幅段
11の差動増幅回路は平衡状態、あるいは零に自動調整
される。この結果、同一の入力信号Vxに対し、増幅段
11の出力電圧は同一し□ベルに自動調整されたことに
なり、入力換算オフセット電圧は零となる。 Tzの前半サイクルではスイッチSWxをオフSWvを
オンして、差動入力段10の入力ライン17に比較信号
Vyを供給する。同時にスイッチSWIをオンして、比
較信号VYを一方の入力端a01に印加する。スイッチ
SWzはオフ状態のままであるから、他方の入力端ao
zはT1の前半サイクルで印加された入力信号Vxが保
持されている。このときVssazは電源電圧Vooに
固定され、差動入力段10と増幅段11の電源電流は零
となっている。またMOSトランジスタMl 、M2は
オンで差動対MoSトランジスタMJII、 Mn2の
ソース、ドレイン端は接地される。また増幅段11のM
s 、Maはオフ状態にする。以上の状態で比較信号V
Yが新たにキャパシタCa tにサンプリングされる。 T2の後半サイクルではスイッチSW1 をオフして比
較信号VYをキャパシタCatに保持し、同時にMOS
トランジスタM!、M2をオフし、所定のバイアス電圧
VBB4を供給し、差動入力段10、増幅段1↓を通常
の動作状態にする。この結果、入力信号Vxと比較信号
Vvの差が増幅され、増幅段11の出力がbL1tb1
2に出力される。 フリップフロップ12はクロックφCを高レベルにして
、クロックドインバータ14.15を活性状態とし、ク
ロックφDを低レベルにしてラッチ回路16を非活性状
態とする。これにより、フリップフロップ12は入力信
号Vxと比較信号VYの比較出力を取込める状態となる
。 T8の前半サイクルではφCを低レベル、φDを高レベ
ルに変化させ、取込んだ比較出力をフリップフロップ1
2で保持するとともに、出力Q。 ζに出力する。このときクロックドインバータ14.1
5は非活性状態であるから、差動入力段10、増幅段1
1とは分離される。したがってTlの前半サイクルと同
様に次の入力信号Vxを新たにサンプリングすることが
可能である。 以上述べたように第1図のコンパレータは入力信号Vx
のサンプリング(T Iの前半サイクル)、オフセット
電圧の自動零調整(T1の後半サイクル)、比較信号V
Yのサンプリング(T zの前半サイクル)、比較結果
の出力(Tzの後半サイク “ル)をこの順に実行して
比較動作を行なう。比較結果は基本クロック(例えばφ
oo)の2サイクル毎に出力することができるが、第2
図(b)のタイムチャートのようにT1サイクルで入力
信号Vxのサンプリングを行ない、自動零調整を実行し
た後、T2サイクルはVBstを電源電圧vDDに固定
して、差動入力段10.増幅段11の電源電圧を零とし
て回路を非活性状態にしておく。その後のTISサイク
ルで比較信号VYをサンプリングし。 回路を活性状態にして比較動作を行ない、比較出力を得
るようにすることもできる。この場合比較出力はT8サ
イクルの後半に出力され、′r4サイクルに入ってフリ
ッププロップ12に保持される。 第1図のコンパレータは回路構成が簡単で、IC素子の
加工バラツキ、プロセスバラツキがあっても入力オフセ
ット電圧を零に自動調整することができる。入力信号V
xあるいは比較信号VYのサンプリングはキャパシタC
a 1 、 Ca xを構成するMOSトランジスタM
azy Mazのソース、ドレイン端を接地して行なわ
れるので、回路各部の電圧変化の影響を受けず正確なサ
ンプリングが行なわれる。これにより高集積化に適した
高精度コンパレータが実現可能となる。 なお第1図のコンパレータにおいて差動入力段1oある
いは増幅段11の定電流回路を構成するnMOsトラン
ジスタMBBIは削除し、差動入力対トランジスタMa
1. MazあるいはMbty Mbzの共通ソース端
an を直接接地することができる。 また差動入力段10のソース端aoにクロックφ^でオ
ンオフ制御されるnMOsトランジスタを接続して、ソ
ース端aOをφ^に応じて接地できるようにしてもよい
。 第3図は本発明のコンパレータの他の回路構成を示す図
である。第1図のコンパレータにおいて差動入力段10
と増幅段11を各々差動入力段32と増幅段33で構成
する。差動入力段32の電流ミラー回路を構成するpM
oSトランジスタMe 、Mhoのゲート電極61はn
 M OS hランジスタM El、 P M OS 
トランジスタMexで出力端altに接続されたり、P
MOSトランジスタMt、sで電源電圧vr)I)に接
続されるようになっている。 すなわちクロックφ^が高レベル、φ^が低レベルのと
きはM E ! 、 M F! 1がオフ、MF、sが
オンとなり、ゲート電極G1は電源電気Vooへ接続さ
れる。クロックφ^が低レベル、φ^が高lノベlマノ
のときは各トランジスタはオン、オフが逆になり、ゲー
に電極G】は出力端a12へ接続されろにの場合出力端
allに接続するようにしてもよい。増幅段33のゲー
ト電極G2も同様にクロックφ^、φΔに同期して電源
電気Vnn−市たけ出力端bllに接続されるようにな
っている。この場合出力b12に接続するようにしても
よい0以上により第1図のコンパレータのバイアス回路
13は不要になる。 第3図のコンパレータの動作は第2図のタイムチャート
に従い第1図のコンパレータと同様に動作する。ただし
クロックφooは不要である。 第4図は本発明のコンパレータの他の回路構成を示す図
である。縦続接続された差動入力段10、フリップフロ
ップ回路18とクロツクドインバータ対19からなり、
バイアス回路は第1図のVBazのバイアス電圧発生回
路13のほかにViSasを発生させるバイアス回路2
0が必要となる。バイアス回路2oはバイアス回路13
と同一の回路構成であるが、クロックφOXで制御され
、フリップフロップ回路18のバイアス電圧Vaaaを
制御する。差動入力段10でサンプリングされた入力信
号Vxと比較信号Vyは差動増幅され、次段のフリップ
フロップ回路18に取込まれ、比較結果が保持される。 フリップフロップ回路18の出力はクロックドインバー
タ対19を介して、出力Q、?:5に出力される。 第5図のタイムチャートで第4図のコンパレータの動作
を説明する。Tlサイクルでは第1図のコンパレータと
同様に入力信号Vxがサンプリングされた後、オフセッ
ト電圧の自動零[!が行なわれる。自動零調整はクロッ
クφBを低レベルとしてフリップフロップ回路18の入
力端をpとOSトランジスタM 1 g 、 M 14
をオンして電源電圧Vooに設定することにより行なわ
れる。このときバイアス電圧Vaaは電源電圧Vnoレ
ベルになるように、バイアス回路20でクロックφo1
により制御されている。従ってツーリップフロップ回路
20の電源電流は零である。T2サイクルでは前半サイ
クルで比較信号VYをサンプリングした後、後半サイク
ルで入力信号Vxと比較信号VYの差を差動入力段10
で増幅する。このときフリップフロップ回路18の入力
端のpMOSトランジスタM13゜Mi+はオフしてお
く6次のTaサイクルではフリップフロップ回路18に
所定のバイアス電圧VBaaを供給し、差動入力段10
の比較出力を保持する。同時にクロックφEを高レベル
にしてクロックドインバータ対し9を活性状態とし、フ
リップフロップ回路18の出力をで、Qに反転出力する
。ζ、QはT8サイクルの終了時にクロックφεの立下
りでキャパシタCL 1 t Ct、 zに保持される
。入力信号Vxが比較信号VYより大きいならば、出力
奇は高レベル、VxがVyより小さいならば、出力Qは
低レベルとなる。 第6図は本発明のコンパレータの他の回路構成を示す図
である。差動入力段10とシングルエンド回路21とク
ロックドインバータ22で構成され、その動作タイミン
グは第1図のコンパレータと同じく、第2図のタイムチ
ャートで表わされる。 ンド回路21はクロック動作ではなく常に動作状態にあ
り、自動零調整はクロックφBにより。 pMOSトランジスタMa 、Ma をオン、オフする
ことにより実行される。詳細な動作は第1図のコンパレ
ータと同様に行なわれる。 第7図は本発明のコンパレータの他の回路構成を示す図
である。差動人力段10とシングルエンド回路24とイ
ンバータ23とクロックドインバータ22の縦続接続に
よって回路が構成される。 シングルエンド回路24は第6図のシングルエンド回路
21でトランジスタMs 、Ma を除いた回路となっ
ている。また差動人力段10とシングルエンド回路24
はキャパシタを介さず直結さn、シングルエンド回路2
4とインバータ23の間がキャパシタC8を介して結合
されている。インバータ23の入出力はクロックφB、
φBでオン。 オフ制御されるMOSトランジスタM s s 、 M
 I Bで短絡あるいは開放されるようになっている。 入力信号Vχを差動入力段10でサンプリングした後。 自動零調整はインバータ23の人出力を短絡することに
よって行なわれる。自動零調整の後、入力信号Vxと比
較信号VYの差が増幅されると、この増幅電圧はインバ
ータ23からクロックドインバータ22を通して出力Q
に出力され、キャパシタCLに比較結果が保持される。 このコンパレータの動作は第2図のタイムチャートに従
って行なわれる。但し、クロックφDは除外する。 第8図は第1図の本発明のコンパレータの差動入力段1
oと増幅段11を他のトランジスタ回路で構成した例を
示す図である。差動入力段25と増幅段26は第1図の
それに対してn M OSとpMOSトランジスタを入
れ換え、Vooと接地を入れ換えた構成と、なっている
。ただしスイッチSWs 、SWzはそのままである。 またバイアス回路13も同様にn M OSと9MO8
を入れ換え。 V BB&を印加して、VBBIBを出力できるように
構成される。Vaaaはクロックφ00で制御され、φ
ooが低レベルのとき通常のバイアス電圧Vans、φ
ooが高レベルのとき接地レベルになる。コンパレータ
動作は第2図のタイムチャートに従い、第1図のコンパ
レータと同様に実行される。入力信号Vxあるいは比較
信号VYのサンプリング期間においては差動入力段25
の出力端aait aazはpMOSトランジスタM1
?、 MlMがオンとなるので、電源電圧vDDに設定
される。自動零調整の期間ではクロックφBが高レベル
となりn M OSトランジス5M19. M12Gが
オンして増幅段26は自動的に平衡状態あるいは零状態
となる。くれにより、差動入力段25における入力オフ
セット電圧はキャパシタC1,C2に吸収でき高精度の
コンパレータを実現できる。また、キャパシタC1゜C
2はバラツキや経年変動があっても実質的に入力オフセ
ット電圧を発生させない、したがって容易に集積回路で
実現できる。 バイアス電圧Vaaaは第1図のバイアス回路13のV
aazを代りに用いることができる。この場合VBB4
はクロックφ00で制御され、φ00が高レベルのとき
通常のバイアス電圧Vaazが供給され、低レベルのと
きは電源電圧vDDに設定される。 第9図は多入力信号を比較する本発明のコンパレータの
回路構成を示す図である。差動入力段10とシングルエ
ンド回路21とブリップフロップからなり、差動入力段
10のスイッチSW1には、入力信号Xxの他に複数の
比較信号VyteVY2.−−e VYNがスイッチS
Wx 、5Wyz、−・・・、SYNを介して各々入力
されるようになっている。 第10図のタイムチャートに従って第9図のコンパレー
タはVxとV v x 、・・・・・・、VYNの比較
を行なうことができる。T1の前半サイクルで入力信号
Vxをサンプリングした後、後半サイクルで自動零調整
を行なう。この後T2サイクルでは比較信号V v 1
をサンプリングし、Vxと比較し、T8サイクルではV
Y2をサンプリングして、Vxと比較する。同様にV 
v a *・・・・・・、VYNを順次サンプリングし
てVxとの比較を行なう、比較結果は比較信号VYI 
(i=1.2.−、N)をサンプリングしてから1サイ
クル後にQYI (i=1.2.・・・・・・N)とし
て得られる。 第11図は本発明のコンパレータを逐次比較形A/D変
換器に用いた例である。基準電圧VretHとVrex
Lの間を抵抗Rx 、 Rz 、・・・・・・Rtsで
分割して15個の参照電圧VrexIt Vrezzt
・・・・・・V r s 11 Bを発生させる。これ
らの参照電圧Vretiはスイッチコントロール信号S
すC0NTR0Lによってオンオフ制御されるスイッチ
群29によって1つが選択され、本発明のコンパレータ
28の比較信号VYの入力端に入力される。入力信号V
 t nは逐次参照電圧Vrex、と比較され、比較結
果は逐次レジスタ(SAR)30に格納されていく。第
11図では簡単のため4ビツトのA/D変換器を例示し
た。逐次比較の動作は通常の場合と同じく、まずvi、
lとVrexaC−の分圧点)を比較し、この結果に基
づいてVraffia(−の分圧点)あるいはVrex
12  (−の分圧点)の一つを選択しV i nを次
に比較する。この動作を繰り返して、上位ビット(MS
B)から順次ディジタル値を得る。得られたディジタル
値Doutの各ビットd IHd z *号Vxに最も
近い電圧を示している。 第12図は本発明のコンパレータを並列形A/D変換器
に用いた例である。簡単のため4ビツトを例示した。基
準電圧VteiHとVreルの間を16個の抵抗Rz 
、 Rz 、・・・・・・Rzsで分割された各参照電
圧Vrazx* Vrezzt・・・・・・Vrsfx
+%は15個のコンパレータ28で入力電圧vInと同
時に比較される。この結果はエンコーダ(ENCODE
R) 31で4ビツトのディジタルデータD o u 
t に符号化される。 入力信号vItlはディジタル値D o u tに変換
される。 15個のコンパレータは入力オフセット電圧が低減され
ているので多数集積しても精度上の問題は生じない−0
8ビツト以上の汎用並列形A/D変換器に用いることが
可能で、高集積化に適した高精度コンパレータが本コン
パレータにより実現される。 次に、本発明はD/A変換器に係り、特に集積回路化に
好適なマトリックスセル型D/A変換器に関する。 マトリックスセル型D/A変換器は、単調増加特性が原
理的に優れ、グリッジ(スイッチングの際のひげ状ノイ
ズ)が原理的に少なく、集積回路技術で製造するに適す
るなどの優れた特長を有している。 第16図は特開昭56−153832号公報で開示され
たマトリックスセル型D/A変換器の単位電流セルであ
る。マトリックスセル型D/A変換器は単位電流セルを
XYマトリックス状にならべ、入力ディジタルデータに
応じて対応する数の単位電流セルの電流を加算して出力
するD/A変換器である。このように、重みの等しい単
位電流セルを分解細分用意し、(例えば8ビットであれ
ば256個)、ディジタルデータに応じて必要数のセル
からの電流を加算して出力する方式は並列展開型D/A
変換器(特許第61118081号;公告昭47−40
978 )と呼ばれ、マトリックスセル型D/A変換器
もこの一種である。並列展開型D/A変換器は単位電流
を加算してゆく方式のため、単調増加性が原理的に保ち
やすく、また入力データが変化する時点で発生するひげ
状ノイズすなわちグリッジも、重み付き電流源を用いる
D/A変換器に比べて原理的に少ない。 マトリックスセル型D/A変換器は単位電流セルをXY
マトリックス状にならべることにより電流セルの制御を
容易にしたものである。第16図でわかるように、制御
信号B+ が高レベルにあるとき、または、制御信号A
1が高レベルにありかつ制御信号Ci が高レベルにあ
るときに、この単位電流セルでは一7側へ出力電流が流
れ、その他の時にIout側へ出力電流が流れる。 (このセルは、電流出力経路をIout側とIout側
へ切り換えるので、カレントスチアリング方式の電流セ
ルと呼ぶことができる。)この単位電流セルをxYマト
リックス状に並べ、X方向の制御信号Ai、Btおよび
Y方向の制御信号Cs をそれぞれ第17図に示すよう
なレベルで与えると、左側斜線部の単位電流セルはIo
ut側へ電流を出力し、右側斜線部のセルはIout側
へ電流を出力する。そこで入力ディジタルデータに応じ
て次のように制御信号A11Bi、C1を発生すると。 ■。、側へ加算される単位電流セルの数が入力ディジタ
ルデータの示す値に一致し、D/A変換が実現できる。 つまり第17図に示す制御信号BoBxBz+・・・・
・・Bz”−xは、入力データのト位mビット(図では
m=3)に1を加えて温度計符号(特開昭48−462
62 )へ展開し #QI、111を反転したものであ
り、制御信号AnΔIA2.・・・・・・Ax”−tは
上位mビットをデコードしたものである。また制御信号
Co CI Cz 、・・・・・・Cz”−sは入力デ
ータの下位nビット(図ではn=3)を温度計符号へ展
開し、#Ql 、′lj を反転したものである。ここ
で温度計符号とは、Lビットの2進符号を2″個の“0
″、‘1’符号に展開したもので、展開した符号中の′
1″の個数が、入力2進データの示す値と等しいもので
ある。たとえば3 ゛ビットの2進符号’100’ が
示す値は4であるから対応する温度計符号は’1111
0000’である。 以下第17図を用いて制御信号を具体的に説明する。第
17図は6ビツトのD/A変換器であり64個の単位電
流セルが並んでいる。入力ディジタルデータは’011
110’すなわち30であるから30個の単位電流セル
がl0ut側へ電流を出力すればよい、まず上位3ビツ
ト’011’ に1を加えて温度計符号へ展開し #Q
j、Jl を反転すると、’00001111’ とな
りBoBIBzv −−B7のコードになる。またA 
o A s A z s・・・・・・A7は’011’
 をデコードして、’00010000’である。 またC o CI Cx +・・・・・・C7は、入力
ディジタルデータの下位3ピツド110′を温度計符号
へ展開し1Qj、′ll を反転して、“000000
11’ となる、したがって第5図に示される制御!l
信号が得られ、30個の単位電流セルが1 out側へ
電流を出力することになる。 ところで上記の従来型マトリックスセル型D/A変換器
は、単位電流セル内に、アンド・ノア論理回路が必要で
あった。そのため(1)単位電流セルの面積が大きい、
(2)単位電流セル内に電源配線(Voo)が必要であ
る。(3)論理回路のスイッチングによって電源雑音が
発生し、出力電流にブリッヂが発生する、(4)ゲート
遅延時間分動作速度が長い、(5)論理回路に必要な分
だけ消*電力が大きい、等の問題があった。 そこで本発明の目的は、単位電流セル内に論理回路を必
要としないマトリックスセル型oiA俊換器を提供する
ことにある。 上記目的は、単位電流セルの電流出力経路の制御を、従
来のように論理回路で行なうのではなく、複合差動形式
のアナログ回路で直接おこなわせることにより達成され
る。 一般にカレントステアリング方式の単位電流セルは、電
流源と、電流出力経路を決めるカレントステアリング回
路と、2つの出力端子IouteT−7からできている
。そこで本発明では、カレントステアリング回路を3つ
の電流経路を持つカレントスイッチの組で構成し、1つ
の電流経路をI outへ接続し、他の2の電流経路を
I outへ接続する。そしてI outへ接続する電
流経路のトランジスタのゲート電圧は(適切な中間電圧
に)固定し、Lπへ接続するうちの一方の電流経路のト
ランジスタは(OVから電源電圧まで撮れる)行方向の
制御信号Y2で制御し、もう一方の電流経路は2つのト
ランジスタを縦続に接続することによって行方向の制御
信号Ys と列方向の制御信号Xとの論理和が取れたと
きに出力端子Iouiへ電流を流すようにする。 それによって、制御信号Y2.が高レベルにあるとき、
または、制御信号Y1が高レベルにありかつ制御信号X
が高レベルにあるときに−「=τ側へ電流が流れ、その
他の時にIoui側へ出力電流が流れる。つまりアナロ
グ回路によってアンドオア論理が実現できるのでマトリ
ックス型D/A変換器が実現できる。 以下、本発明の一実施例を第13図、第14図。 第15図で説明する。 第13図は本発明による単位電流セルの回路構成図であ
る。Ioutは電流出力配線、vBυはバッファトラン
ジスタ302のゲートバイアスを与えるバイアス配線、
i outは剰余電流出力配線、Ylは行方向の第1の
制御トランジスタ305のゲートを制御する制御信号配
線、Ylは行方向の第2の制御トランジスタ303のゲ
ートを制御する制御信号配線、VBLは電流源1−ラン
ジスタ301のゲートバイアスを与えるバイアス配線、
GNDはグランド配線である。またXは列方向の制御ト
ランジスタ304のゲートを制御する列方向の制御信号
配線である。以上の配線はすべて、単位電流セルをマト
リックス状にならべたとき、隣接する単位電流セルの対
応する配線と自動的に結線される。電流源1−ランジス
タ301の出力すなわちドレインは、3つの経路でI 
oui又はIoutへ接続される。第1は中間電圧にゲ
ートがバイアスされたバッファトランジスタ302を通
してIoutへ接続される経路である。第2は制御信号
Y2によって制御されるトランジスタ303を通して−
「=7へ接続される経路である。第3は制御信号Y1に
よって制御されるトランジスタ305と制御信号Xによ
って制御されるトランジスタ304を通して−「=τへ
接続される経路である。 つぎにこの単位電流セルの動作について説明する。ここ
で電流を各経路へ流し分ける原理は、定電流源にソース
が共通に接続された差動対カレントスイッチの動作原理
と同じであり、本発明ではこの原理を多数のトランジス
タが共通に接続された複合差動回路に拡張したものであ
る。簡単のため、電流出力配線IoutおよびIout
の電位は各スイッチトランジスタのゲート電圧からしき
い電圧を引いた電圧よりも高く、トランジスタ302゜
303.305は全て飽和領域にバイアスされているも
のとする、またトランジスタ302,303゜304,
305のトランジスタサイズW/L、およびしきい電圧
V丁は全て等しいものとする。さらに電流源の電流値を
Iとし、トランジスタの単位面積当りのゲート容量をC
O、チャネル内のキャリア移動度をμとする。 まず制御信号X、またはYlは低レベルにあってトラン
ジスタ304または305はカットオフしているものと
する。トランジスタ303の制御信号Yzの電圧が、バ
ッファトランジスタ302以上高いとすると、トランジ
スタ302,303゜304の共通接続されたソースの
電位は、トランジスタ303の働きにより引き上げられ
、1−ランジスタ302のゲート・ソース間電圧がしき
い電圧Vtよりも小さくなるため、このトランジスタは
カットオフする。したがってこの時電流Iはトランジス
タ303を通ってT;λ側へ流れる。 つぎに制御電圧Y2が高レベルにあって、さらに制御信
号XおよびYLがともに高レベルにあるものとすると、
電流はトランジスタ303以外にも、304,305を
通って流れるが、いずれにせよIoui側へ流れること
になる。 さらに制御信号Y2が低レベルにあってトランジスタ3
03がカットオフしている時を考える。 制御信号又とYlの電圧が同じ電圧で高レベルにあり、
−「−τ側の電圧も充分高く、トランジスタ305が飽
和しているものとする。トランジスタ304は非飽和領
域にバイアスされるが、このとき制御信号又とYlの電
圧がバツフア!−ランジス以上高いとすると、トランジ
スタ302,303゜304の共通接続されたソースの
電位は、トランジスタ304,305の働きにより引き
上げられ。 トランジスタ302のゲート・ソース間電圧がしきい電
圧VTよりも小さくなるため、この1−ランジスタ30
2はカットオフする。この時電流Iはトランジスタ30
4,305を通って−「=τ側へ流れる。 以上まとめると、制御信号X、Yr 、Yzの最高電圧
より、バッファトランジスタ302のゲートバイアス電
圧VauをΔ2だけ低く設定しておくと、制御信号Y2
が高レベルにあるとき、または制御信号Y1が高レベル
にありかつ制御信号Xが高レベルにあるときにππ側へ
電流が梳れ、その他の時にIout側へ出力電流が流れ
ることになる。つまりアナログ回路によりアンドオア論
理が実現できる。 fSl 4図は第1:3図の本位電流セルをマトリック
ス状にならべてD / A変換器を構成する方法を示す
図である。103は入力信号の上位ビット111.11
2,113から#Qj、J1反転した温度計符号を発生
する回路、181はこの符号を一時ラッチする回路、1
04は入力信号の下位ビット114,115,116か
ら“Op。 ゛1′反転した温度計符号を発生する回路、182はこ
の符号を一時ラッチする回路である。第1ラッチ回路1
81の出力は、単位電流セルの第2の行方向制御信号Y
zと、そのセルの片側に隣接する単位電流セルの第1の
行方向制御信号Y1とに結線される。第2ラッチ回路1
82の出力は単位電流セルの列方向制御信号Xに結線さ
れる。また電流出力端子Ioutと、剰余電流出力端子
了;5はそれぞれマトリックス外で共通に接続され外部
への出力となる。なお第1.第2のラッチ回路は、信号
の変化時点をそろえてマトリックスに信号を供給しブリ
ッヂの発生を押えるために設けており、ブリッヂが問題
にならない場合には省略できる。 本D/A変換器の動作は第15図で説明する。 本図は6ビツトのD/A変換器の例であり、入力データ
は従来例と同様’011110″すなわち30である。 上位3ビツト’011’ を′a度計符号に展開し、a
□p、g1+ を反転すると’00001111’とな
り’YzoYzzYzz・・・・・・Y27′のコード
になる。 ’Y1oYtzYza−−Yz7’ は上記コードを1
ビツトシフトすればよい、下位3ビツト’110’ を
温度計符号に展開し′O″、゛1′を反転すれば’00
000011’ となり ’XoXzXz−−=Xt’
 +7)=1−ドとなる。単位電流セルは、制御信号Y
2が高レベルにあるとき、または、制御信号Y1および
Xが高レベルにあるときに電流を工◎ut側へ流し、そ
の他の時にIoui側へ電流を流すので、図示のように
30個の単位電流セルからIoutへ出力電流が流れ、
D/A変換器が実現できる。 なお第13図の回路図において制御信号XとYz を逆
にして、トランジスタ304のゲートに’llを供給し
、305のゲートにXを供給してもよい。 第18図は単位電流セルに本発明を適用した第2の実施
例である。すなわち制御信号Y1で制御されるトランジ
スタ305をn M OSから9MO3に変更したもの
で、従って制御信号の極性を反転してYlを供給したも
のである。この回路の場合、トランジスタ305のW/
Lを充分大きく設計すれば、トランジスタ304のドレ
イン電圧が高くなるため、このトランジスタは飽和領域
にバイアスされる。そのためバイアス電圧Vavを制御
信号Xs Xt t X2の最高電圧よりΔlたけ低く
設定しておけば第1の実施例と全く同様な動作をする。 なお第18図の実施例においても、制御信号XとYlを
逆にして、トランジスタ304のゲートにYlを供給し
、305のゲートにYを供給してもよい。 第19図および第20図は本発明の第3の実施例である
。すなわち、第2の実施例において、制御信号Yzはマ
トリックスの同一行内において共通である。そこでマト
リックスの各行毎に共通のpMOsスイッチを設けて制
御するようにした。 すなわち第19図に示すように、トランジスタ305を
省略し、そのかねりトランジスタ304のドレインを共
通配線R,COMに接続する。マトリックスの外部では
、第20図に示すように、各行毎に共通のトランジスタ
305−1,305−2.・・・・・・、305−7を
設けて各行毎の共通配線R,COM を制御するように
した。このようにして、単位電流セル内のトランジスタ
をn M OSだけに小することができ、セル面積を小
さくすることができる。 なお各行毎の共通のトランジスタは9MO8でなくnM
O8でもよい、この場合は制御信号はYlである。 第21図は、各行毎の共通のトランジスタの代わりにイ
ンバータを使用したものである。共通配線R、COMの
配線寄生容量が大きくとも、放電を速めることができる
ので、高速なり/A変換を実現できる。 第22図は1本発明の第5の実施例である。本実施例で
は電流セルに制御信号X、Yl 、Yzの他、相補信号
X、Yz 、−Ylを供給して、完全差動形式で電流を
I ouzとI outへ振り分けている。 第23図は、本発明の第6の実施例であり、上記第5の
実施例を変形し、相補信号を供給する代わりにpチャン
ネルMO8を混用したものである。 この例では制御信号X、Yx 、Yxを用いたが。 X、Yt 、YzとかXp Y 11 r”など種々の
組み合わせが可能で、これに対応してそれぞれの単位電
流セルを構成することが可能である。 以上1本発明を実施例により説明した。説明はn M 
OS トランジスタの電流源を用いて行なったが、n 
M OSの代わりに9MO8を、9MO8の代わりにn
 M OSを用いて全て極性を反転しても同様の機能が
実現できることは明らかである。 また電流源も、単一トランジスタの電流源でなく、カス
コード型の電流源を用いれば出力抵抗が高いD/A変換
器が得られることは明らかである。 さらに電流出力端子I outとIouiの役割りを交
換して、Iout側を本来の出力電流と見なすことも可
能である。 さらには以上の説明はMOSトランジスタを用いて行な
ったが、バイポーラトランジスタを用いても同様な回路
が構成できる。 なお、温度計符号変換回路は必ずしも片側から1を並べ
なくともよい、たとえば第24図の示すように、入力デ
ータが増加するにつれて符号のうち′1′の立つ場所が
両側へ広がるように設定すると、電流源の電流値の場所
によるばらつき(特にテーパー状の電流値の変化)の影
響を@減し、直線性のよい変換結果を得ることができる
。 〔発明の効果〕 本発明によれば、ICm子バラツキがあっても入力オフ
セット電圧を抑えることができ、高精度で高集積化に適
したMOSコンパレータを提供することができるので、
高集積化が必要な8ビット以上の並列形A/D変換器等
を容易にIC化できる。また高精度化等性能の向上のみ
ならず、設計条件をゆるやかにできることからICの開
発費用の低減化等経済性でも効果がある。 又、本発明によれば、単位電流セルの電流出力経路の制
御を、論理回路でなく、複合差動形式のアナログ回路で
直接おこなわせることができる。 そのため(1)単位電流セルの面積が小さい、(2)単
位電流セル内の電源配線(Voo)が不用になる、(3
)論理回路のスイッチングがセル内にないのでブリッヂ
雑音が小さい、(4)出力電流はゲート電圧が固定のバ
ッファトランジスタを通して出力されるので、ブリッヂ
雑音が小さい。 (5)セル内に論理回路がないのでゲート遅延がなく、
動作速度が速い、(6)セル内に論理回路がないので消
費電力を小さくできる、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンパレータの回路構成図、第2図は
第1図のコンパレータのタイムチャートを示す図、第3
図、第4図は本発明のコンパレータの他の回路構成図、
第5図は第4図のコンパレータのタイムチャートを示す
図、第6図、第7図。 第8図は本発明のコンパレータの他の回路構成図、第9
図は多入力信号を比較する本発明のコンパレータの回路
構成図、第10図は第9図のコンパレータのタイムチャ
ートを示す図、第11図は本発明のコンパレータを用い
て逐次比較形A/D変換器を構成した図、第12図は同
じく並列形A/D変換器を構成した例を示す図、第13
図は本発明の一実施例の単位電流セル回路構成図、第1
4図は第13図の単位電流セルを用いたマトリックス型
D/A変換器の全体構成図、第1′5図は本D/A変換
器の動作を説明する図、第16図は従来の単位電流セル
の回路構成図、第17図は第16図の単位電流セルを用
いたマトリックス型D/A変換器の全体構成図、第18
図は本発明の別の実施例の単位電流セル回路構成図、第
19図は他の実施例の単位電流セル回路構成図、第20
図は第19図の単位電流セルを用いたマトリックス型D
/A変換器の構成を示す図、第21図、第22図。 第23図、第24図は第19図の単位電流セルを用いた
マトリックス型D/A変換器の別の構成を示す図である
。 10・・・差動入力段、11・・・増幅段、12・・・
フリップフロップ、13・・・バイアス回路、14.1
5・・・クロックドインバータ、16・・・ラッチ回路
、17・・・入力ライン、18・・・フリップフロップ
回路、゛ 19・・・クロックドインバータ対、20・
・・バイアス回路、21・・・シングルエンド回路、2
2・・・クロックドインバータ、23・・・インバータ
、25・・・差動入力段、26・・・増幅段、27・・
・バイアス回路。 28・・・コンパレータ、29・・・スイッチ群、30
・・・逐次比較レジスタ、31・・・エンコーダ、30
1・・・定電流源、302・・・バッファトランジスタ
、303゜304.305・・・制御トランジスタ、1
00・・・電流セル群、103,104・・・温度計符
号変換回路、181.182・・・ラッチ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、差動トランジスタ対と定電流回路と電流ミラー回路
    より成る差動増幅回路を少なくとも複数個縦続接続して
    成るコンパレータにおいて、該差動トランジスタ対の入
    力端に直列に各々1個のスイッチを接続し、出力端には
    各々少なくとも1個のスイッチを接続したことを特徴と
    するコンパレータ。 2、特許請求の範囲第1項記載のコンパレータにおいて
    、前記差動トランジスタ対の入力端に直列に各々接続し
    た1対のスイッチの地端を互いに接続して共通端とし、
    該共通端に少なくとも2つの信号を供給する手段を設け
    たことを特徴とするコンパレータ。 3、特許請求の範囲第1項記載のコンパレータにおいて
    前記電流ミラー回路に少なくとも2種のバイアス電圧を
    選択的に供給する手段を設けたことを特徴とするコンパ
    レータ。 4、特許請求の範囲第1項記載のコンパレータにおいて
    縦続接続された前記差動増幅回路と差動増幅回路の間を
    キャパシタを介して結合したことを特徴とするコンパレ
    ータ。 5、特許請求の範囲第1項記載のコンパレータにおいて
    前記定電流回路に少なくとも2種のバイアス電圧を選択
    的に供給する手段を設けたことを特徴とするコンパレー
    タ。 6、単位電流セルを用いたD/A変換器において、電流
    セルにおける電流出力端子および剰余電流出力端子の選
    択を、トランジスタを縦続又は並列に接続した3つ以上
    の経路を持つカレントスイッチの組でおこなうように構
    成したことを特徴とするD/A変換器。 7、前記D/A変換器において、電流セルにおける電流
    出力端子および剰余電流出力端子の選択を、ソースが共
    通に接続された3つ以上のトランジスタによりおこなう
    ように構成したことを特徴とする第6項記載のD/A変
    換器。 8、前記D/A変換器において、単位電流セルを、ソー
    スが共通に接続された3つのトランジスタを通して電流
    が電流出力端子又は剰余電流出力端子へ出力されるよう
    構成し、特に電流出力端子へ接続するトランジスタのゲ
    ート電圧は中間電圧へ固定し、剰余電流出力端子へ接続
    する2つの電流経路のうち一方の経路ではトランジスタ
    のゲートに行方向制御信号を印加し、他方の経路では2
    つのトランジスタを縦続に接続し、一方のトランジスタ
    のゲートには行方向制御信号を印加し、他方のトランジ
    スタのゲートには列方向制御信号を印加するように構成
    したことを特徴とする第6項記載のD/A変換器。 9、単位電流セルを用いたD/A変換器において、2進
    符号を2進符号が示す値に変換する温度計符号変換回路
    に、2進符号が示す値が大きくなるにつれて符号並びの
    中央から‘1’が両側に広がるように設定された変換回
    路を用いたことを特徴とする第6項記載のD/A変換器
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