JPS6357926B2 - - Google Patents
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- JPS6357926B2 JPS6357926B2 JP57066800A JP6680082A JPS6357926B2 JP S6357926 B2 JPS6357926 B2 JP S6357926B2 JP 57066800 A JP57066800 A JP 57066800A JP 6680082 A JP6680082 A JP 6680082A JP S6357926 B2 JPS6357926 B2 JP S6357926B2
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- Japan
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- coil
- electromagnet
- iron core
- hard
- copper plate
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- Expired
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電磁石に関するものであり、とり
わけ、粒子加速器等において荷電粒子の偏向、位
置調整のため、高真空中に設置して使用される電
磁石に関するものである。
わけ、粒子加速器等において荷電粒子の偏向、位
置調整のため、高真空中に設置して使用される電
磁石に関するものである。
従来、この種の電磁石として第1図、第2図に
示すものがあつた。図において、コイル素線導体
1に素線絶縁体2、さらに主絶縁(大地絶縁)体
3を施したものを鉄心4に結合し、フイールドク
ランプ5を鉄心4の外周に設けてコイルを保持し
てなるものである。
示すものがあつた。図において、コイル素線導体
1に素線絶縁体2、さらに主絶縁(大地絶縁)体
3を施したものを鉄心4に結合し、フイールドク
ランプ5を鉄心4の外周に設けてコイルを保持し
てなるものである。
かような電磁石は、粒子加速器等において、高
直空中に設置して使用されるセプタム形電磁石の
例である。粒子加速器等では、荷電粒子が真空中
の残留気体によつて散乱するのを防止するため、
真空容器内は高真空に保持される。それ故、この
種の電磁石は、その構成部品から放出される放出
ガス量を少なくし真空容器内の真空度の低下を防
止するように配慮する必要がある。そこで、前記
の構成になる従来の電磁石においては、放出ガス
量のもつとも多い部分は、素線絶縁体2および主
絶縁体3であり、上記の理由からこれらの絶縁体
の材料として、放出ガス量の少ないガラステープ
が用いられ、素線絶縁体2、主絶縁体3ともにガ
ラステープを重ね巻きした構成になつていた。
又、素線絶縁2の代りにセラミツクコーテイング
を施し、主絶縁3にカプトン等の薄葉絶縁材を用
いたものもある。
直空中に設置して使用されるセプタム形電磁石の
例である。粒子加速器等では、荷電粒子が真空中
の残留気体によつて散乱するのを防止するため、
真空容器内は高真空に保持される。それ故、この
種の電磁石は、その構成部品から放出される放出
ガス量を少なくし真空容器内の真空度の低下を防
止するように配慮する必要がある。そこで、前記
の構成になる従来の電磁石においては、放出ガス
量のもつとも多い部分は、素線絶縁体2および主
絶縁体3であり、上記の理由からこれらの絶縁体
の材料として、放出ガス量の少ないガラステープ
が用いられ、素線絶縁体2、主絶縁体3ともにガ
ラステープを重ね巻きした構成になつていた。
又、素線絶縁2の代りにセラミツクコーテイング
を施し、主絶縁3にカプトン等の薄葉絶縁材を用
いたものもある。
従来の電磁石は、以上のようにコイル全面に絶
縁体が巻回されていたため、絶縁材料の使用量が
多く、それに伴つて絶縁材料からの全放出ガス量
が多くなり、真空容器の真空度の低下を招くとい
う欠点があつた。また、コイルを成形してから素
線絶縁を施すため作業性が悪いという問題があつ
た。又、セラミツクコーテイング絶縁もコイル通
電に伴う電磁力や熱サイクルに対し剥離等の損傷
が生じ絶縁低下を起す事故が生じ易すかつた。
縁体が巻回されていたため、絶縁材料の使用量が
多く、それに伴つて絶縁材料からの全放出ガス量
が多くなり、真空容器の真空度の低下を招くとい
う欠点があつた。また、コイルを成形してから素
線絶縁を施すため作業性が悪いという問題があつ
た。又、セラミツクコーテイング絶縁もコイル通
電に伴う電磁力や熱サイクルに対し剥離等の損傷
が生じ絶縁低下を起す事故が生じ易すかつた。
この発明は、以上のような従来の電磁石の問題
を解消しようとするもので、コイル導体に無機質
絶縁電線を用いることにより、放出ガス量を微小
にした電磁石を提供することを目的とするもので
ある。
を解消しようとするもので、コイル導体に無機質
絶縁電線を用いることにより、放出ガス量を微小
にした電磁石を提供することを目的とするもので
ある。
また、この発明の目的は、無機質絶縁電線を鉄
心に固着された銅板およびフイールドクランプに
硬ロウ付け保持することにより、コイル冷却効果
を増大した電磁石を提供することである。
心に固着された銅板およびフイールドクランプに
硬ロウ付け保持することにより、コイル冷却効果
を増大した電磁石を提供することである。
以下、この発明を第3図に示す一実施例につい
て説明する。図において、コイル導体6は、Cu
でなる中心導電部6aにSUSまたはCuでなる外
被6bを施し、中心導電部6aと外被6bの間に
無機質絶縁粉体6cを充填して無機質絶縁電線
(以下MIケーブルという)である、コイル導体6
の内周と鉄心4との間には冷却用の銅板7を、鉄
心4の外周にはフイールドクランプ5を設け、コ
イル導体6は銅板7およびフイールドクランプ5
に硬ロウ付けする。8はこの硬ロウ付け部分を示
している。フイルドクランプ5および銅板7は鉄
心4にボルト(図示せず)等で適宜に取付けられ
ている。
て説明する。図において、コイル導体6は、Cu
でなる中心導電部6aにSUSまたはCuでなる外
被6bを施し、中心導電部6aと外被6bの間に
無機質絶縁粉体6cを充填して無機質絶縁電線
(以下MIケーブルという)である、コイル導体6
の内周と鉄心4との間には冷却用の銅板7を、鉄
心4の外周にはフイールドクランプ5を設け、コ
イル導体6は銅板7およびフイールドクランプ5
に硬ロウ付けする。8はこの硬ロウ付け部分を示
している。フイルドクランプ5および銅板7は鉄
心4にボルト(図示せず)等で適宜に取付けられ
ている。
以上の構成により、コイル導体6はMIケーブ
ルでなるため、従来のように放出ガス量の大きい
絶縁物が高真空にさらされていないことから、放
出ガス量を極小に制限することができる。さら
に、コイル導体6がフイールドクランプ5および
銅板7に硬ロウ付けされているため、コイル導体
6に発生する熱の伝導、放散が、従来のガラステ
ープ絶縁材の場合に比べて格段と改善される。
ルでなるため、従来のように放出ガス量の大きい
絶縁物が高真空にさらされていないことから、放
出ガス量を極小に制限することができる。さら
に、コイル導体6がフイールドクランプ5および
銅板7に硬ロウ付けされているため、コイル導体
6に発生する熱の伝導、放散が、従来のガラステ
ープ絶縁材の場合に比べて格段と改善される。
また、コイル導体6を剛性の高いフイールドク
ランプ5および銅板7に硬ロウ付けしていること
から、コイル巻線の精度およびコイル位置を保持
する精度が高く、さらに、電磁石の操作ミス等に
よる荷電粒子軌道のズレに起因するコイルの放射
損傷に対しても、コイル導体6の外被6bは、従
来の絶縁物に比べ格段の耐力を有する効果を奏す
る。
ランプ5および銅板7に硬ロウ付けしていること
から、コイル巻線の精度およびコイル位置を保持
する精度が高く、さらに、電磁石の操作ミス等に
よる荷電粒子軌道のズレに起因するコイルの放射
損傷に対しても、コイル導体6の外被6bは、従
来の絶縁物に比べ格段の耐力を有する効果を奏す
る。
なお、上記実施例ではコイル導体6をフイール
ドクランプ5および銅板7に硬ロウ付けしたが、
第4図に示すように、コイル導体6をその内、外
周の部分で鉄心4に硬ロウ付け8して保持する構
成にしてもよい。
ドクランプ5および銅板7に硬ロウ付けしたが、
第4図に示すように、コイル導体6をその内、外
周の部分で鉄心4に硬ロウ付け8して保持する構
成にしてもよい。
以上述べたように、この発明によれば、真空中
電磁石のコイルがMIケーブルでなるため放出ガ
スが極小となり、また、コイル導体を銅板および
フイールドクランプに硬ロウ付け保持したので冷
却効果が著しく改善され、さらに、コイルの放射
線損傷を防止できる等、多くの効果が具現され
る。
電磁石のコイルがMIケーブルでなるため放出ガ
スが極小となり、また、コイル導体を銅板および
フイールドクランプに硬ロウ付け保持したので冷
却効果が著しく改善され、さらに、コイルの放射
線損傷を防止できる等、多くの効果が具現され
る。
第1図は従来のものの要部断面図、第2図は同
じく一部側面図、第3図はこの発明の一実施例の
要部断面図、第4図は同じく他の実施例の要部断
面図である。 4……鉄心、5……フイールドクランプ、6…
…コイル導体、6a……中心導電部、6b……外
被、6c……無機質絶縁粉体、7……銅板、8…
…硬ロウ付け部。なお、各図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。
じく一部側面図、第3図はこの発明の一実施例の
要部断面図、第4図は同じく他の実施例の要部断
面図である。 4……鉄心、5……フイールドクランプ、6…
…コイル導体、6a……中心導電部、6b……外
被、6c……無機質絶縁粉体、7……銅板、8…
…硬ロウ付け部。なお、各図中、同一符号は同一
または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高真空中に設置される電磁石において、中心
導電部と導体外被との間に無機質絶縁粉体を充填
した無機質絶縁電線でなるコイルを備えてなるこ
とを特徴とする電磁石。 2 コイルの内、外周部が鉄心に硬ロウ付けされ
た特許請求の範囲第1項記載の電磁石。 3 コイルの内、外周部がそれぞれ鉄心に固着さ
れた銅板とフイールドクランプに硬ロウ付けされ
た特許請求の範囲第1項記載の電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57066800A JPS58182211A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57066800A JPS58182211A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58182211A JPS58182211A (ja) | 1983-10-25 |
JPS6357926B2 true JPS6357926B2 (ja) | 1988-11-14 |
Family
ID=13326301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57066800A Granted JPS58182211A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58182211A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642417B2 (ja) * | 1986-10-16 | 1994-06-01 | 株式会社トーキン | 耐放射線電磁コイル装置 |
JPH0831358B2 (ja) * | 1988-10-25 | 1996-03-27 | 三菱電機株式会社 | パルス電磁石 |
JPH0795479B2 (ja) * | 1989-07-04 | 1995-10-11 | 三菱電機株式会社 | セプタム形電磁石 |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP57066800A patent/JPS58182211A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58182211A (ja) | 1983-10-25 |
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